人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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【人】 浮遊想 テラ

 

「 
ああ、なんだ、今は──の声を聞いてくれるのかい?
 」
 
(64) 2021/10/23(Sat) 19:03:09

【人】 浮遊想 テラ


ナニカ は、抱き着かれてそのまま 
あなたを抱き返して浮いています。

「 
抱き着くならやっぱり女の子の方がいいよなぁ
 」


燃えるようだなんて、そんなものはただのあなたの錯覚で。
ナニカ が与えているのは寒さ冷たさ 
分子が振動する熱量を奪って、
音も眠るような絶対零度へ連れる概念。


それもまた、此処この夢で、今だから起きていること。


「 
目をつむりましたよ、できそう?
 」

ナニカ は、
目を閉じました

あなたは ナニカ に夢を見せられません。

「 
君の発言通りの結果に辿り着けそう?
 」

ナニカ は、あなたの思い通りになりません。
ナニカ は、
あなたに期待をしていません。

「 
ど う か な  
 」

あなたのその期待は、
空振りに終わることが決まっています。


ナニカ に対して、あなたは捕食者ではありませんでした 

この夢では、どうもそうらしいですね
 
(65) 2021/10/23(Sat) 19:04:11

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザー

たとえあなたの口から語られるキエがわたしの知らないキエだったとして。
わたしはわたしの知っているキエを知っている。

彼の道徳と私の道徳は違う。
でも、彼の言葉はいくつか、わたしにも理解できるものがある。

「意識がないと、それだけなら。
 死んだなんて言ってはいけないわ。
 まだ生きている。ただあなたが支配しているだけ。
 そうでしょう?」

彼は彼の道徳に則って、差し出されたゲイザーに何かをしたのでしょう。
腹の中と言ったからには、食べてしまったの?
そんな推測くらいしか、わたしには許されていない。

これが本題じゃないのなら、詮無い話なのだけど。

「どこが? ……どこかしら。
 ねえ、あなたはお友達を作るのに、『ここが好きだから』ってわざわざ選ぶの?」

「わたしはね、なりたいから友達になったわ。
 ゲイザーとはお友達になれると思ったの。
 お友達になったらきっと楽しいって、そう思ったの」

あなたは違うのかしら。重ねてわたしは問うた。
誰かの友達だから苛立たしい、嫌い。
誰かに取られるようで、腹立たしい。

その気持ちはまるで、夜が昼間の私たちの行動を、制限するときのもののよう。
(-269) 2021/10/23(Sat) 19:08:08

【秘】 悪食 キエ → 逃亡者 ポルクス

嗚呼、君のお陰で今見えた。

からから、からから。

頭蓋骨がぐるりと動きポルクスの視線を追った。骨の間を桜の花弁が通り抜けても山羊は音を鳴らし続ける。

そうか、教えて貰えたか。そして君はどう思った?

からから、からから、からから。

兄君の到達点からは何が見える?

からから、からから。

案内人キエは只思考を促すだけで助言らしい事は言わなかった。不要だという事はポルクスの表情を見れば判るからだ。
(-270) 2021/10/23(Sat) 19:09:41
シトゥラは、契約内容ねえ。へえ。そう。っていう気持ち。
(t14) 2021/10/23(Sat) 19:10:22

チャンドラは、簡単には絶望をしない。
(c34) 2021/10/23(Sat) 19:24:15

チャンドラは、
賢者
に似て、非なるもの。
(c35) 2021/10/23(Sat) 19:24:58

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス

>>@20 プルー

少しだけ不安そうに見送ったが、それは取り越し苦労になった。

「うん、嗜む程度には。惚れなおしたかい?」

正面に腰を下ろす貴方を見る事はない。
真剣な視線は、琴だけに向けられている。

──ぱちん。
既に張られた弦を切り、小さな紙袋から新しいものを取り出す。

手に取った弦の先を小さく結んで、
胴側からピンに引っ掛け通す。

上部を指先でちまちま触って、引く。
それの繰り返しだ。

これが錆びていても、そうでなくても。
男はこれを42度繰り返すつもりだ。


「……あまりこの辺りの物には触れないようにね。
 混ざってしまうから。」

切る、通す、引く。

「丁度、話し相手が欲しかったんだ。
 どうだい、プルー。この数日は楽しかったかい?」
(@21) 2021/10/23(Sat) 19:28:49

【秘】 浮遊想 テラ → よいが来ない ミズガネ

伸びてきた手の意図が読み切れなかったので 
あなたは ナニカ の頭に触れられました。
今は、冷たくありませんでした 
あたたかいというわけでもなく、温度がないだけですが。
髪はあるみたいです 長いか短いかで言えば
短いのですが、さらさらとしている、
と思う程度の長さはありました。

「 
やめろよ〜〜一緒だとか気持ちが分かるとか、

  
そういうこと言うなよ〜、うれしくって涙が出そう〜〜〜
 」


「 
それは冗談だけども。うれしいな、これは本当
 」

「 
──は歌になんてされたことはないからなあ。

  
誰かの歌を歌うことがあるくらい?
 」


「 
とうめいにんげんの歌は 透明だ・か・ら
♪      
 

 
何を歌ったのかだぁれに〜も わからな〜いんだ
♪ 」

「 
……なんてね。嫌いとも嫌とも思わないよ
 」

「 
だから、君がそうしたいと思ったのならしていいし、そうしてくれたなら、

  
それをどこかで聞けたなら
それを聞くことがなくっても、

  
その気持ちがそこにあった、その事実が、──はうれしい
 」


「 
ありがとうね、ミズガネちゃん
 」

ナニカ は頭の手に自分の手を重ねて、
それで、
笑っています
(-271) 2021/10/23(Sat) 19:35:22

【独】 夜の一族 チャンドラ

/*
なんか久し振りに、ガチめの脆弱性突かれてる気がするな
むねがくるしい 許さねぇベル記
(-272) 2021/10/23(Sat) 19:37:39

【墓】 逃亡者 ポルクス

>>+28 チャンドラ

「俺達は死んだのかな。
 神隠しに遭った者が帰ってくることはあるようだから、生きてるのかな。
 これが死後の世界だというのなら、悪くない」

痛みも苦しみもなく死ねたというのなら、これ以上の死に方はきっとないだろう。

「けど……俺だけじゃなくて君もここにいるというのは良くないね。
 思い出してもらえたのは嬉しいけど……君は、もっと生きるべきだ」

底冷えする寒さがあるわけではないが、今、自分には一欠片の
ぬくもり
も存在していはいない。
自分の魂は兄のものだけど、
ぬくもり
だけはあなたに遺して行こうと思ったことは後悔もしていない。

そこに取引も駆け引きも欲望も、ひとつもありはしない。
ただただ一方通行の感情でしかなかった。
(+29) 2021/10/23(Sat) 19:40:22

【独】 浮遊想 テラ

>>+29 ポル……
(-273) 2021/10/23(Sat) 19:42:14

【独】 浮遊想 テラ

この身体の
寒さ
はなくなった。
だけど、
ぬくもり
に包まれても忘れられない
冷たさ
がある。

・・・・・・・・・・・・・・・・。

オア
(-274) 2021/10/23(Sat) 19:44:24

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@20 >>@21 見学席達

足音が二人の席の傍で響いた。
持ってきたスコーンを
プルー、トラヴィスの順に
だす。

ジャムは、5つほどカラフルな色合いを準備した。
料理好きの男でも流石にここまでは作っていないだろう。きっと。


隣の席から椅子を持ってくれば、プルーの真隣に置き席に着く。
そのまま彼女の肩に頭をもたれかけ、いまにも眠りそうな姿勢。
そんなシトゥラは持ってきたカップに怠惰に紅茶を入れ、
表情がわからないままあなた達の修理の作業と会話を眺めている。
(@22) 2021/10/23(Sat) 19:44:45

【赤】 死神 ゲイザー

定義がキエを形作るとするならば、
この鰐もまた、キエの一部分なのだろうか。

ゲイザーは悍ましいアトラクションのような景色を進む。

「ま、魔力……? あたしっ、魔法使いじゃありませんし。
 よくわからないですけど……。
 わ、悪いことしないならいいですよっ!」

きっとあなたは、
”悪いことなんて滅相もない”なんて返してしまうのだろう、
そも善悪基準が人間とは違うのだから。

拍子抜けするほど簡単な脱出に、
”もっと早く声をあげればよかった”なんて思いながら。

(*25) 2021/10/23(Sat) 19:47:07

【墓】 夜の一族 チャンドラ

>>+29 ポルクス

「言われてみれば。
 死んだっていう発想は、しなかったわね」

死後の世界なんてものを信じていない。
夜でないなら、わたしたちにはその権利すらない。
わたしたちは夜にしか生きられないの。

「……ポルクス。
 それはあなたは死んでもいいと、そう言っているの?」

常昼のこの館で死後の世界を信じないわたしは、自分が生きていることを疑わない。
もちろん、あなたも。

あなたの望みは知っている。
それは叶っていないと思っている。

同じくらい、叶わない方がいいとも思っている。
あなたの言葉を借りるなら、わたしはあなたに生きてほしいと思っている。
(+30) 2021/10/23(Sat) 19:51:17
ゲイザーは、胎の中で夢を見ていた。頭の中にお友達がいた頃の夢。生きづらいけれど幸福で、安寧のあった日々。
(a54) 2021/10/23(Sat) 19:51:37

【赤】 死神 ゲイザー



「何処にって、勿論──リーパーの中に!」


 
(*26) 2021/10/23(Sat) 19:52:49

【人】 悪食 キエ

>>
???

>>64 >>65

キエの柔らかい肩が、腕が、胸が、腹が、腿が、冷えていく。錯覚はまだ止まない。

「……此れでも口説いてるんだけど?可愛い子猫ちゃんが誘ってると言うのに冷たいねェ。
 君さえ決めてくれればきっとできるのに…残念だ、とても」

真っ白な指先で頬
があるかもしれない
場所を撫でると抱き締める力を強めた。実際にできるかどうかなど知らないしそうであれば良いと願っているだけだ。
熱で潤む瞳を歪ませ口から冷たい吐息を漏らす。キエは寒くても死ぬ事が無いからこそ何の危機感も持たず其の儘笑っている。

「嗚呼、夢を見ないMr.ホワイトWhy to。僕は君が夢を見ないからこそ此の想いを思い出した。ずるいなァ、口惜しいなァ…目の前に在るのに食べられないなんて。
 
きっと人は此れを夢物語のようだと言うのかな


キエは此の想いもいつか飽きて忘れてしまう。夢を見ない
???
の事は覚えていても、感情の起伏が少ないからきっと此の歓喜を忘れてしまう。
???
が期待していないからこそ此の想いは直ぐ冷える。
音の眠るような静けさの中、目を閉じて目蓋越しに何かを見たと思う。

「もう少しこうしていても? 多分僕、君から離れたら冷たいのを失くしちゃう気がするから」

自分の理を持つキエは誰かに支配された事など無かったから其の時間を強請る。
そんな時間を過ごすのか、それとも直ぐに身体を離してしまうのかは
???
次第だ。
(66) 2021/10/23(Sat) 19:55:11

【秘】 逃亡者 ポルクス → 悪食 キエ

「兄さんはずるいな、と」

そう思ったよと話す。
俺の前には姿を表さず、何も言わず、やりたいことをやって
そして手を取り合える人を手にしてしまった。

そこにもう俺という半身は必要ないらしい。

俺の行き場は、どこにあるんだろう。

「俺の到達点はどこにあるんだろうなと……考えている」
(-275) 2021/10/23(Sat) 20:01:49

【見】 トレジャーハンター プルー

>>@21 >>@22 袖裏のお茶会

「こーゆーの、昔から触ってて慣れてんのよ。驚いた?
心配しなくても邪魔はしないわ」

アタシはいつでも惚れ直してるわよと返して、竪琴の上を忙しく動き回る指先を眺めていた。

「ここ数日?久しぶりに賑やかで、慌ただしかったわ。
……使用人手伝いに駆り出されるとは思ってなかったけど、あれはあれで楽しかったからヨシって事で!」

プルーにとっては、ここ数日もいつも通りの範囲内だ。
……周囲は、そうではなかったようだけれど。

「トラヴィスは、楽しかった?」

差し出されたスコーンにありがと、シトゥラと返し……珍しく此方にもたれかかってきた頭をぽんぽんと優しく撫でて。

女はそう尋ねた。
(@23) 2021/10/23(Sat) 20:09:03

【墓】 逃亡者 ポルクス

>>+30 チャンドラ

「わからない。
 この花弁が教えてくれたから……兄もこの館に来ていたこと、館であったこと、兄が得たもの、兄が捨てたもの」

今更捨てたものを欲しなどしないだろう。
ならば俺の行き場はどこにあるのだろうか。

「でも……一度捨てようとした命だから、あまり惜しくはないかな」
(+31) 2021/10/23(Sat) 20:10:23

【赤】 悪食 キエ

「…ん、見えた」

目的地リーパーを意識に捉えると迷う事なく速度を上げた。
キエは人を導かないし救いもしないし愛していない。されど人を大切にせざるを得ない曖昧模糊な存在だ。
人によってキエは善にも悪にも成ってしまうし、キエ自身も自ら其の在り方を選んだ。其れはキエの嫌う面倒が多く在る筈なのに選んだ道だ。
赤ん坊の泣き声が遠くなっていく。


「相も変わらずおかしな事を言うねェ君は」
(*27) 2021/10/23(Sat) 20:10:25

【赤】 悪食 キエ

 
 
「―――悪い事なんて滅相も無い。」

 
(*28) 2021/10/23(Sat) 20:11:17
キエは、ゲイザーと共に目的地へ至った。
(a55) 2021/10/23(Sat) 20:12:14

キエは、直ぐに其処へゲイザーを落とすとさっさと帰ってしまう。
(a56) 2021/10/23(Sat) 20:12:47

【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ

「 
え? ええと……自分で抑えきれない衝動で動いてはいたので 

  
目的?、は君を通り抜けることでした……?

  
よくは、わかっていなかったんだ。その結果が何になるかって。でも、
 」


「 
透明じゃない 何かを残せるとは思ったのさ
 」

それは、渦巻いていた寂しさの発露。
もうすぐ館に月がのぼるから、
その力と干渉して起こった何か。

「 
何もないよりは何かしら思ってもらえた方がいいから、

  
どちらかと言えばおばけみたいなムーブをしたと思います。

  
持ち物を取ったり、壁とかを叩いて音を出したり 

  
抱き締めて、動けなくして。君からは触らせないで。

  
君の唇に触ったなぁ、
唇で
そうしたくなったから。

  
それで、通り抜けて ……あとはベッドに寝かしたり?
 」


「 
したことと言えば、それくらい。かな?
 」

本人的には、抜けなく述べたつもりです。
そして半歩分くらい、離れられた気がします。
視線を向けられているような気がしません。

実際、
顔を向けていません
(-276) 2021/10/23(Sat) 20:12:52
キエは、ゲイザーが持ち込んだ魔力で2人を会わせた。
(a57) 2021/10/23(Sat) 20:14:32

キエは、ゲイザーが持ち込んだ魔力で崩れた自分を少し直した。
(a58) 2021/10/23(Sat) 20:14:56

キエは、残った魔力を身体の外に流した。こんな異物が在っては“キエ”ではなくなるから。
(a59) 2021/10/23(Sat) 20:16:20

【人】 死神 ゲイザー


「ぶえっ!」


リーパーは、その時思い切り転んだ。
(67) 2021/10/23(Sat) 20:17:59
ゲイザーは、虎視眈々と息をひそめている。その時が来るまで。
(a60) 2021/10/23(Sat) 20:18:41

【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラ

滔々と紡がれる思いの丈。
リーパーはそれを理解したくはないけれど。

”ねえ、あなたはお友達を作るのに、
 『ここが好きだから』ってわざわざ選ぶの?”

つい先ほどゾズマに『友達になって』と
言ってしまったばかりだから、頷くしかなくて。
この思いの丈をどうすればいいのか分からなくて。

「やだ……」

あなたの首元に両手を近付けながら、零した。
リーパーは利き手を怪我している。
締め殺すことは叶わない、けれど。

「オ、オレがゲイザーの最初の友達なんだよっ。
 あんな何もできないグズ女に友達なんてできる訳ないだろ!」

「オマエなんか、オレは知らない……っ!!」
(-277) 2021/10/23(Sat) 20:23:44

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス

>>@22 >>@23 舞台袖

「へえ、驚いたよ。
 プルーと言えば私の部屋を荒らす天才だからね───と、」

寄ってくる緑色。いつも通りの光景。
ささやかな反抗を感じつつ、
スコーンへありがとうと礼を述べる。

「私が彼の機嫌を損ねてしまったんだ。」

彼女へそう苦笑混じりに説明した。
琴から少しだけ手を離して、自らの衣服の首元を緩める。

……その喉元には切り傷があった。
これが、機嫌を損ねた結果。


「……そう、そう。
 楽しかったのなら何よりだ。
 やっぱり、たまには宴も悪くないね。」

貴方が楽しかったと笑えるなら、
それは男にとっても喜ばしいことだ。


続く問いに、男は─────
(@24) 2021/10/23(Sat) 20:26:41
トラヴィスは、咳払いをひとつ。
(t15) 2021/10/23(Sat) 20:26:52

【見】 舞台人 トラヴィス




「楽しかったよ。
   久しぶりに、生きた心地がしたから。」


演じることが何よりも好きな男は、
屈託のない、素直な笑顔を見せた。
(@25) 2021/10/23(Sat) 20:27:24

【秘】 悪食 キエ → 逃亡者 ポルクス

―――がしゃん。
骸骨が崩れ落ちる音がすると其処には見慣れた姿のキエがいる。山羊の頭蓋だけを持ったまま立っていた。

「なァんだ、一寸無理して幽霊船に成ったのに。しかも僕ァ“何処を到達点とするかは君が決めろ”と言ったんだがね。てっきり此処がそうだと思ってしまったじゃないか」

「此処に無いなら違う何処かだろうよ。君はどうやら外をあまり知らない様だし実際に自分の目で確かめて来たらどうだい。少なくとも此処が終いじゃあないんだろう?」


祭でそうしていた様にキエは頭蓋を頭に被ると、空いた手を未だ賢者に至らぬポルクスへ伸ばした。
そうしてキエは微睡みから覚める刻を定める。

「君には未だ、」

歩く脚が在るのだから。
(-278) 2021/10/23(Sat) 20:28:57

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス



「けれど、
 そんな時間ももうおしまい。
 演者達彼らには秘密で、月を待とう。

 二人と過ごす時間だって、
 同じくらいに大切で、楽しいと思っているよ。」



紅茶を一口。
それからスコーンへ手を伸ばして、どの色を纏わせるか思案。
貴方達へ、オススメはどれか、と視線を向けた。
(@26) 2021/10/23(Sat) 20:30:48

【人】 巫女 ユピテル

>>+23 >>+24 ミズガネ

「────」

「……
W『自分がこうしたい』と思ったことW
?」

言われた言葉が、何度も繰り返されます。
何度も、何度も。
ずっと言われたかった言葉。


 最愛の存在はいつも『いいよ』と言います。
 でもユピテルはそれは凄く嫌でした。
 最愛でない人は巫女の使命を果たすのを望みます。
 ユピテルは、いつしか『自分がこうしたい』を

 誰にも言えなくなりました。
 誰にも言わなくなりました。


 だって、黙って従順なフリをしていれば。最期のその日、したくない事を避けられる。
 使命を放棄し、全てを止められる。


気付けば大地の巫女の心は冷えて、氷の巫女になりました。

 
──でも、
それですら本当の『自分がしたいこと』ではありませんでした。


 ▼
(68) 2021/10/23(Sat) 20:33:41

【人】 巫女 ユピテル

>>+23 >>+24 ミズガネ

 違う道があるなら、見つけたかった。
 最愛の存在の望みを、平和に叶えたかった。
 最愛でない人を、無意味と切り捨てたかった。

 それを捨てきれず、毎日毎日迷い続けて。
 だから、こんな所まで迷ってしまったのか。

 もしかしたらこの時にはもう、
 ユピテルの『自分がこうしたい』事は、

 
死にたい
か、
逃げたい
に変わっていたのかもしれません。

ユピテルは一度も『自分がこうしたい』を、
ただしく他人に、誰かに応援された事がありませんでした。

 ▼
(69) 2021/10/23(Sat) 20:34:22

【墓】 夜の一族 チャンドラ

>>+31 ポルクス

「……お兄さんが?」

偶然か、双子の神秘がそうさせたのか。
でも偶然にしてはできすぎていて、わたしは驚いていた。

追うものと追われるもの。
あなたとお兄さんの関係は、聞いた話ではそんなもの。
それなのに、先にこの館に来たのはお兄さんの方。
そしてあなたが追うようにここを訪れた。

とんだ運命の悪戯ね。
それともこれも、館の主の意志かしら。

「惜しくはない……あなたはそう、思うのね」

ひとつ知る。
お兄さんの影がなくなって尚、あなたを蝕むもの。
わたしが思っていたとおり、そしてあなたの話していたとおり、あなたの中のお兄さんの存在はとても大きい。
(+32) 2021/10/23(Sat) 20:34:52