人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【秘】 不覊奔放 ナフ → 魅月守 チャンドラ

/* エリアイベントの件、予定より早く確認できましたのでチェックしました!わくわく!
(-442) 2021/10/07(Thu) 16:29:23

【秘】 気分屋 ルヴァ → 知情意 アマノ

目的のためとはいえ、少年は男と話すのを然程苦痛に感じていない。だからこそここまで喋り続ける事ができる。
それ程までに同調できる思想を持っている。着地点は違うのに、貴方は人間であるのに。

「これは能力だからね。悟られること自体は難しいのではないかな。とはいえ制限も多い。細工したからと言ってうまく扱えるかはどうかな……遠隔操作を可能にした、程度の物だと思ってくれれば。封鎖と同時に扱えるかは実際の状況によるのだから。」

実際、操作するには操作する以上の集中力が必要で、騒動中にシステムの封鎖と共に操作し続けられない可能性も出てくる。

「ああ、邪魔な物を処理するにはうってつけの能力だなと見ていたよ。少なくともダビー様とも対等以上だった上に、アンタレス様やトラヴィス様は見る限り近接攻撃。チャンドラ様以外とは分が良いとも思ってね。」

処刑の1幕をじっと見ていた理由。模擬戦闘を見ていた理由。

「とはいえ一人では大変だろう。実は君以外にも声自体はかけていてね。君程までに計画を話したのは初めてだけど。
今の所、ある程度は『楽しそうにする』のが一人、保留が一人。メサが入っていないのが不安要素だが……。慎重に話しているつもりだから、漏れる危険性は少ないと思っていい。君が漏らさなければね。」

メサが入っていないのが不安要素だが……。
(-443) 2021/10/07(Thu) 16:30:16

【秘】 気分屋 ルヴァ → 知情意 アマノ

「そう、完璧なAIだった。誇らしく、全てが完成されていて、美しかった。」

男は目を閉じて、暫くその面影をはっきりと思い出している。

「……失敗してしまう可能性はあるだろう。それを否定するのはアンフェアだ。その場合は責任を取っても構わない。この頭脳を失わせるのは腹立たしいが、個人的な話になるならば、この愛ごと『墓』と成るのならただ白痴として抑制されている今よりマシかもしれない。」

勿論思考を失うのは恐ろしい。貴方はどうだろうか。きっとこの少年は貴方と近い考えを持っていることだろう。少なくとも目の前の少年はそう推測している。

だから彼は白痴となって悪夢の中を生きるのを更に良しとしない。未来があるからその苦痛は耐えられるが、反逆という目的があったからこそ全ての苦痛を笑顔にできるが。

それが失敗するというのならば、死んだままでいさせてほしい、墓と言われた遺跡に捨てられた方がずっとマシだろうと。だからこそ行動を起こすのだ。

「とはいえ……私が求めるのは待遇改善。君の待遇も勿論改善を要求できるだろう。同時に、先程の君の疑問の提供に力をつけられる。少なくともこの船全体には疑問を提起できるのではないかな。」

そして貴方にメリットを。あなたの待遇を彼は知らないが、囚人の待遇は知っている。

「発言には力が必要だと私は思っている。喋っているだけではただの信号でしかない。権力と共にあるからこそメッセージは役に立つ。どうかな。これは君の利益足り得るか?」

真剣な表情を作り、問う。これに真に答えたら戻れないだろう。


/*ご覧の通りGMに問いました所アンケートとなりましたのでこのロールは保留になるかと思われます……!お手数おかけします。乗りたいと言ってくれてサンキュー……!愛……
(-444) 2021/10/07(Thu) 16:31:41

【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレス

「わた、しは。」

暫しの沈黙。
喉奥につかえた、大きな。これは、なんだろう。

「……アンタレス。救ってくれとは言わない。なぜなら、救いがたいから。けれど、…………私の醜さを、聞いてはくれないか。私は愚かだから、すぐ、揺らぐんだ。すぐ、わからなくなってしまう」

怒りだ。
自分への、強い、怒り。失望。憎悪。
私は何も出来ない。
(-445) 2021/10/07(Thu) 16:32:46

【魂】 知情意 アマノ

……"セファー"の名が台無しだな……


男は今、自らのコードネームに恥じる行いをしたという自覚を持っていた。
セファー・ラジエール。大天使であるラジエルがその豊富な知識で宇宙創世に関わる全ての秘密を書き記した『ラジエルの書』。男が名乗っていたのはそんな名前だ。

「殺したい者はいない。殺す者を選ばなければいけない。ここにいる者の半分は、処刑で、見世物のように殺されることになる。……そうなった時に私は考えたのだよ。
処刑ではなく、
襲撃で死なせてやりたい者を選ぼう
と。死の過程を他者に共有したくない、見世物にしたくない者を選ぼうと、ね。
 私以外の者も、概ね同意してくれた。私の好きにしろとね」

自分が処刑で殺されることについては。あえて何も言わなかった。それが恐らく
今日になる
、今日じゃなかったとしてもそう遠くない話なのだとよくよく理解しているにも関わらず、男はただ瞳を閉じるのみだ。
端末が置かれる大きな音を聞いても、感情が滲むであろうターコイズをひた隠しにして。

「……席を外した方がいいかね?」
(_8) 2021/10/07(Thu) 16:39:00

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

数日前は、…数日前も確かに自分からくっつきには行ったりしていたものの、規律の中での話だ。尤も、男にとって規律はあってないようなものであるから、それがなくなったからといって何かが変わるとは思っていなかった。
あなたがこんなに受け入れてくれるとも、考えたことすらなかった。

「なンなら、一番最初床で寝たしな俺ェ」

しれっと暴露。自由だ。
抱き締められれば積極的に抱き締め返し、あなたの腕の中へと収まりにいく。なんとも機嫌良さそうに。

「寝床みてーに、なンかが変わってもなンも変わンねーと思ってた。けど、……考えることは増えたなァ。ずゥッと、頭ン中と胸ン中が忙しい」
(-446) 2021/10/07(Thu) 16:40:25
ナフは、今日のおやつ。シャトクッキーvilをもらいにいく。
(a111) 2021/10/07(Thu) 16:41:36

ナフは、アイシングを歯でこそげ取っている。
(a112) 2021/10/07(Thu) 16:42:18

【秘】 気分屋 ルヴァ → 環境破壊 イクリール

「君程ではないけど、愛する者に会いたいなあとは。」
「出ても暮らす宛はないけどね。」

男の興味は物理的なものよりも仮想的な物にある。とはいえ、出たくないものではない。勿論。

「ただ、外に出るよりも自由がほしいよ。抑制されず、本来の僕……俺……私……として思考する自由が。。不満はあるに決まってるさ。この囚人は大体あると思うぐらい。」

力のない少年は鬱憤や八つ当たりで殺される側の人間だ。それについて従順にされ、思考する術すら持たない人間だ。そこからの開放を求めている。
(-447) 2021/10/07(Thu) 16:50:56

【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ

男は黙って聞いていた。
自分が口を挟むような世界ではないな、と、微かに思った。ただ、そこには多くの有能な人物がいて、【アマノが生き残った】のは、間違いない。

「そうか。では貴様は数々の頭脳を欺いて殺し通し、見事生き残ったわけだ。……でも、彼らがなぜ完璧を目指さなかったのか、私はわかる気がするよ」

もちろん。完璧にはわかるわけではない。
だがそのメカニズムはトラヴィスが慣れ親しんだものだ。

「貴様よりも見えているものが狭かった。貴様は最も有能だったから、完璧というものをなんだか朧げに見ることができる。だが全ての人類がそういった視点を持てるわけではない。一人は己の欲望を満たした世界を完璧と呼び、一人は完全に管理下に置いた世界を完璧と呼ぶ。そうしてその世界の実現のために、貴様の同僚を唆す。あるいは自ら計画を主導する。……ふふ。」

トラヴィスは笑った。
子供のように朗らかに笑った。

「貴様の考える完璧に、着いていけなくて、嫉妬して、だから貴様の反対する計画に賛同したものもいるだろうな。目に見えるようだ……ふふ、貴様はその全てを殺した。
おめでとう!優勝者だ!
(-448) 2021/10/07(Thu) 16:50:58
ナフは、そういえば、と昨夜貰った輸血パックをゴソゴソ取り出しーーー……
(a113) 2021/10/07(Thu) 16:52:10

ナフは、徐に、吸ってみた。
ぢゅっ。
(a114) 2021/10/07(Thu) 16:52:47

ナフは、咽せた。
(a115) 2021/10/07(Thu) 16:53:04

ルヴァは、おやつのシナモンロールvilを貰っ……あれ何してるんだろう。
(a116) 2021/10/07(Thu) 16:55:44

ルヴァは、ナフが咽せているのを心配の顔で眺めている。
(a117) 2021/10/07(Thu) 16:56:17

【人】 不覊奔放 ナフ

「マッズ怪我した時の味する」


血だから、そりゃそう。
(115) 2021/10/07(Thu) 16:56:51

【秘】 新人看守 ダビー → 不覊奔放 ナフ

「……兎角。考え続ける事をやめるなという話だ」

 貴方にも伝わるようにするにはどうしたらいいか、と考えてそのような言葉が飛び出した。随分と乱暴な結論だが、貴方との対話を放棄したいという意思は欠片もない。

「…………」

 先程と打って変わって大人のような顔を見せる囚人。自分よりも遥かに生きて、遥かに監獄を知る先達を、新兵はただ静かに見つめ耳を傾けていた。

「……そうか。………………」

 口元を覆う。沈黙を纏う。
 長いようで短いような静寂を破ったのは、何かを押し殺すような男の低い声音だった。

「…………悪は人々に求められているとトラヴィス様が教えてくださった。
 そして、貴様の言う通り、これが囚人達の為にあるものだとしたら。

 悪を生かす為の場なのだとしたら。

 ……、…………」

(-449) 2021/10/07(Thu) 16:57:16

【秘】 新人看守 ダビー → 不覊奔放 ナフ


「…………ふ、ふふ。ぁは、は」


 手袋の下で、唇が微笑みに歪む。


(-450) 2021/10/07(Thu) 16:57:43

【秘】 新人看守 ダビー → 不覊奔放 ナフ

 男はそれきり何も言わない。貴方から何か言葉がない限り。
 何かを考え込むように、口元を覆い続けている。
(-451) 2021/10/07(Thu) 16:58:15
ミズガネは、ナフに何やってんだあいつという目を向けつつ、キャンディvilを貰った。
(c26) 2021/10/07(Thu) 17:05:06

【魂】 新人看守 ダビー

「いいや。離席しなくていい」

 静かに返した。

「……なあ、アマノ。以前も疑問に思っていたが。人のどこが好きなんだ?
 貴様のそれはまるで己を犠牲にしているようなものだ。進んで傷つきたくないとは思っているが、必要があれば躊躇わない。

 利益以外で動くのであれば、貴様が言ったように『人が好きだから』という理由しかないのだろうが……」

 いっそ慈悲とも呼べる犯行動機。男は理解できないと言わんばかりの声で貴方に問いを投げる。
(_9) 2021/10/07(Thu) 17:06:46

【秘】 不覊奔放 ナフ → 新人看守 ダビー

「……ここに来て枷外されてから、ずーッと頭ァ忙しいぜ、俺ァ」

やめるつもりはない、と言葉を返す。
あなたが会話を放棄しているとは考えもしない。それは、あなたが黙り込んだって変わらない。
あなたが会話を止めるときは、自分を捨て置くときは、何よりまず踵を返すだろうと思っている。

「………、」

悪は求められている。その言葉を、囚人の立場でありながら否定はしなかった。
絶えず見つめる柘榴色が、その、微かとはいえ微笑みを、笑う声を、見逃すはずはなく。

「楽しい?」

何も変わる様子なく、続けてきた会話と大差もなく。ただ聞いた。
(-452) 2021/10/07(Thu) 17:06:50

【人】 不覊奔放 ナフ

「おやつくださいつったら出てきたからァ……もしかしたら俺が知らンだけでおやつとして補給する文化とかあるかもと思ってェ……せっかくだからァ……」

せっかくだから吸ったらこうなりました。もう二度と吸わない。大人しくクッキー食べる。
(116) 2021/10/07(Thu) 17:09:40

【人】 気分屋 ルヴァ

「そうだろうね……」
殴られたときとかの味だろうなあ。それは他人の血だけど。

「気をつけてね……。」
輸血パックなら怪我でもないし安全性は保証されているのだろうし、大丈夫だと思うけど。万一のこともあるから。などと思った。
(117) 2021/10/07(Thu) 17:10:28
ナフは、気をつけるけど、もし鮮血貰ったりしても飲んでみるだろうなとは思う。
(a118) 2021/10/07(Thu) 17:14:58

【秘】 墓守 トラヴィス → 新人看守 ダビー

「……もちろん、責任感だよ、ダビー。
 私はこのくらいしか出来ないもの……ただびとを理解し、その欲求を知っている。平穏は破られるべきではない……
 ならば、平穏でないものが、ここに立てばいい。既に憎悪に穢れた、社会ではまともに生きていけないような……亡霊を置けば、誰が損なわれることもない」

それが私だと、トラヴィスは告げた。
私は亡霊だ。墓を彷徨う、微かな霧の幻。

「『犯罪は仕方なく起こされた』」

しかし、あなたの意見の一端を掴んだ声は、硬い。

「結構。……外に出て被害の関係者にそれを告げられるのなら、その思想に自信を持って生き続けたまえ。
 君も、誰かに自身の殺害を要求してみては?堕ちかけた糸の上の肉体を綺麗に焼き尽くせば、寝言を言うほど微睡んでいた目も醒めるだろう」

カウチの上で寝転がっている男は、ダビーに視線を寄越さない。
天井を眺め、床に散った蕾の一つを拾い上げて握りつぶす。
自身を支配する憎悪を押さえ付けている。あなたの言葉で引きずり出されかけたものを、深い息で押し戻そうとしていた。
(-453) 2021/10/07(Thu) 17:15:12

【独】 気分屋 ルヴァ

(血液の能力者が目の前に二人はいるというのに軽率としか言いようがない。私の血ではないし、私の血はそれ程では人体には影響できないけどね。)
(-454) 2021/10/07(Thu) 17:17:00

【墓】 叛逆者 ミズガネ

「吸血鬼じゃねえんだから……」

事情を知らない人が今のナフを見れば人でも喰ったかと勘違いしそう。叛逆者はそう思ったとか思わなかったとか。
ちなみに彼の知る星にもそんな文化は無いです。
(+12) 2021/10/07(Thu) 17:18:44

【人】 不覊奔放 ナフ

「吸血鬼でもイクリールでもねェしな……ン?イクリールこれいるかなァ?」

残飯処理みたいな扱いをするんじゃありません。

一応その場にいる人を見渡す。いる?
飲みかけでよければだけど……一口飲んだだけだから……
(118) 2021/10/07(Thu) 17:23:32
ミズガネは、キャンディを口の中で転がしながら、ソファに座っている。……そういえば、あいつの姿を見ていない。
(c27) 2021/10/07(Thu) 17:23:55

ナフは、口直しでくるみパンfoodを頼んでみた。
(a119) 2021/10/07(Thu) 17:24:23

ミズガネは、ナフに首を横に振った。いらねえ。
(c28) 2021/10/07(Thu) 17:26:33

【人】 気分屋 ルヴァ

「いらない」

要らないな……。他人の血怖いしな……。
(119) 2021/10/07(Thu) 17:26:47

【独】 叛逆者 ミズガネ

/*
あれとかそれが出たらイクリールに押し付けようとしてたの私だけじゃなかったーーー!!!(?
(-455) 2021/10/07(Thu) 17:27:29

【独】 叛逆者 ミズガネ

/*
更新かけた時にちらっと赤窓アマノが映るたびに限界になる オア……
(-456) 2021/10/07(Thu) 17:31:46
ナフは、これどうしよう……
(a120) 2021/10/07(Thu) 17:33:24

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

己があなたと触れ合いたいと願うようになったきっかけは何だっただろうか。そう考えた男がたどり着いた結論は、あなたというものの内面を知ったことだった。得体のしれない怪物、いつ喉笛を掻き切ってくるかも分からない獣、そういうものだと思っていたが故に警戒をしていたあなたが、まっさらで無垢な青年であったことに安堵したからだ。
それだけではないが、今は言わなくていい。


「流石に床で寝るのはやめたまえ。せっかくの寝具があるのだから」

腕に収まるあなたにそっと甘える男が、今この時どれだけ癒され慰められていることか。

「そうか。このゲームの舞台は君にとって何かいい刺激になったということかな。頭の中と胸の中、……何を思っているのか、私にも聞かせてくれないか」
(-457) 2021/10/07(Thu) 18:12:57

【赤】 知情意 アマノ

「……セファーは叶わない夢物語に思いを馳せるのは望まない。望まない、はずだった。
 けれど今、セファーはそんな戯れを行おうと思っている」

流石に最期の発言がファミチキを求めるものではあってほしくないので。


「明日ももし生きていたら、そうだな……マフィンvilを申請してここに持ってこようか。相談中、ずっとここで食べていよう」

あ!最悪!
(*8) 2021/10/07(Thu) 18:18:18

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

「だってよォ、木兎が、木兎、アイツさァ、横になれねーんだ、添い寝できねーからァ、座ってもらってェ、近くで寝た」

あなたにはなんのことを言っているのかわからないだろう。わからないだろうという前提を話し忘れて、それでも理由を告げた。

そうして、そんなことはもう次の瞬間にはどうでも良くなった。
聞かせてくれないかと言われた途端、男は跳ね起きるように顔を上げた。
あなたの顔を見下ろす柘榴色は、あなたが危惧した、喉笛食い千切る獣のようではないか。
そこから窺える内情は違うかもしれないが。


「俺ァ、なァ、アマノ」
「お前に、独占欲を含む感情を覚えてるみてェだ」


「その大元がなンなのか、今探してる」
(-459) 2021/10/07(Thu) 18:35:50

【独】 叛逆者 ミズガネ

Famichiki please.
(-458) 2021/10/07(Thu) 18:37:10

【独】 叛逆者 ミズガネ

/*
内容ファミチキなのに、このフォントにするとめっちゃ意味深に見えて草だな
(-460) 2021/10/07(Thu) 18:38:18

【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス

「知性のみでは武力に勝てない。武力のみでは知性に勝てない。どちらもなければ完璧足りえない。……それだけのことすら分からなかった、ただそれだけを忘れてしまった、そんな者達に後れを取るほど弱くはなかっただけです」

直接的に殺した相手もいれば、所内の設備を利用して殺した相手もいる。半ば衝動的にでもそれだけのことを成してしまえたのが男が常軌を逸している証左なのかもしれないが。
あなたがその『そんな者達』にいくらかの理解を得ている様子を聞き語る言葉を耳を傾けると、男はかつて自分が所属していた研究所の内情を朧気ながら記憶に呼び戻していた。実際、あなたの言う通りなのだろう。ある者は強大な力を付与されたことに喜び、ある者はその力によって得られる富を夢想した。彼らに賛同した者達が己の言葉に耳を傾けることがなかったのはそういうことだ。

あなたの笑みが常のものと離れているように思えて、次の言葉を待った男は。
その言葉を聞いてただ、すっと。すっと、ターコイズの双眸を細めただけで。

「……ありがとうございます。賞品としてこの監獄での生活と凶悪犯の肩書きを賜り、こうして貴方様と言葉を交わす機会をいただいております」

と、常と変わらぬ声音で告げるだけだった。
(-461) 2021/10/07(Thu) 18:40:14

【魂】 知情意 アマノ

「私が人間を好む理由はいくつかあるが……一番は、不完全さに由来する『人間らしさ』があるからだと認識している」

あなたの問いに一度それだけをはっきり告げた男は言葉を続ける。

「『知情意』という言葉がある。人間の精神活動の根本である、三つの心の動きのことだ。

 私は、人が人として考えるがために存在する
知性
を。
 人が人であるが故に抱き揺れる不安定な
感情
を。
 人が人であるが故に願い進むために用いる
意志
を。

その全てに人間らしさを感じ、知性がなければ感情も意志も生まれないと思っているからこそ……知性というものを、好んでいるのだよ。
 ……不完全が好ましいとは、思っていないがね」

仮面纏う看守に知性の犯罪者と呼ばれた男は、最後にそう付け足した。
(_10) 2021/10/07(Thu) 18:52:57