人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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【独】 新人看守 ダビー

うにアマノ、めちゃくちゃかわいい
(-471) 2021/10/05(Tue) 16:32:38

【独】 知情意 アマノ

男は端末を操作し、とある一室のロック開錠申請を行う。

開錠時刻は深夜、処刑を終え皆が寝静まった頃。
その部屋が割り当てられているのは、己と同じ主人に飼われる叛逆者。
……オリオンがチャンドラ様を殺るというのならば、自分は自分が生きているうちに彼の手を引き舞台から降ろそう。

もう目覚めたくないだろう。もう殺されたくないだろう。

そう、思っていたいだけなのかもしれない。

「……慣れていないことを。慣れないことを、願うよ」


死ぬことに。
死なせることに。
殺されることに。
殺すことに。
奪われることに。
奪うことに。

アスカ
(-472) 2021/10/05(Tue) 16:36:38

【独】 知情意 アマノ

/*ところで私、実は秘話の内容次第で作業用BGMを変えていて……いやまあ皆結構やってることだと思うんですけど……
ナフとのセックスに打ち返す時は梅とらさんの威風堂々にしています。えっち。
(-473) 2021/10/05(Tue) 16:48:21

【魂】 新人看守 ダビー

 何してんのコイツな視線に気づかないお酒初心者一年生、アルコール度数をふ〜んみたいな気持ちで眺めている。強かったんだ、アレ……。
 貴方の話に律儀に頷きつつ、差し出されたカルーアミルクを一口。

「………………あまい」

 それだけを呟いて、くぴくぴと飲み始めた。悪くなかったらしい。

「ああ、今思えば確かに説明していなかったかもしれない。
 チャンドラ様やトラヴィス様、アンタレス様は許してくださるだろうか……。怒るような方々ではなさそうだし、……。
 …………進言してみる」

 ありがとうと呟いて、更にもう一口カルーアミルクを飲み進めた。

「……アマノは酒はどうなんだ?好みなのか?そもそも貴様、ふわふわしてるから何が好きなのかよく分からないな……」

 実年齢132歳にふわふわという形容詞を使っていいのか分からないが、今は平和な時間帯なのでふわふわしているように見えた。
(_38) 2021/10/05(Tue) 16:49:52

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

頬を撫でるあなたの手指が優しいものだから、何か大きな感情を伝えられているような心地になる。
誘うほどに待ち侘びた口付けを受けると熱に蕩け切った瞳を悦びに細めて。舌はあなたのより深い侵入を誘うように奥へと逃げたがやがて絡められ、互いの唾液と熱が混ぜ込まれた雫を舌に染み込ませるように塗りたくる。くぐもった声があなたの咥内を震わせ、鼻から抜ける甘い吐息を漏らす男は一度は近づいた柘榴色に見入る。

震える背になにか、おおきなかんじょうを抱いたはずなのだが、言葉にできないので。他の言葉など発しようもないくらい、あなたの名前以外の言葉が頭から抜け落ちてしまっているので。男もまた、快楽に跳ね続ける身体に半ば抗うような形で、己よりも小さく若いあなたに己の全てを手中に収めてほしいと願い強く抱き締め返した。
こんなに満たされることなんて、知らない。


色の異なる肌がぶつかり合う音、律動に合わせ悶える男が生み出すシーツの衣擦れ、どろどろに溶け合った交接がかき混ぜられる水音。そういったもので満たされた室内の熱に終わりが近いことはきっと言葉にせずとも互いに理解していたのだろう、男もまたその啄みに応えて、更に舌をあなたの咥内に這わせようとする。奥にほしい、ともに至る絶頂をも分かち合いたい、私という女の奥にあなたを教えて、どうか。
(-474) 2021/10/05(Tue) 17:24:40

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 新人看守 ダビー

シャツのボタンを留めている途中だった、だろうか。
あなたの諦念を含んだ色の声に、奥底に溜まった本心に、そして恐らくこの囚人に対し初めて見せたであろう感情に、彼は手を止めて。

「……あは」

あなたに向けて振り返った表情は、嗤っていた。

「なぁんだ。てめえも、ちゃんと
『人間』
なんじゃん。
 しかも、何だ。多数が善で、少数が悪だって?あはっ、そりゃあ滑稽だ。滑稽だけど、本当に世の中はそういう風にできてる。はは、まさかてめえの意見に、同意できる部分があるだなんて思わなかったよ」

(-475) 2021/10/05(Tue) 17:25:51

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 新人看守 ダビー

叛逆者は、嗤っている。毒の様にどろりと濁った目で嗤っている。
嗤いながらあなたに振り向いて、はだけた衣服のまま、一歩ずつ、一歩ずつ近寄ってくる。

「けどな?多数を陣取って善人ぶってる奴だって、本性は対して変わんねえぜ?
 僕が爆破した船に乗ってたの、政治家や貴族やらのお偉いサンばっかりだったってのは知ってるよな。その中に僕を雇ってたヤツが何人か居るってのも。
 そいつもさあ、表向きには皆に慕われる『いい人』だったよ。けど、本性はそりゃあもう酷かったね!!生命の正しい記録だかなんだかって言って、能力を持たない僕みたいなのを好き放題!刺殺陵辱毒殺焼殺絞殺屍姦捕食溺殺撲殺輪姦笑殺、大体そのぐらいはやられたっけな!どうだ?てめえの言う"楽しい事"や"綺麗なもの"や"見たい事"や"惹かれるもの"、この中に一つぐらいはあるんじゃねえのか?
 ああ、僕だって同じだ!!好き放題してくれたクソ共に僕がやられた事を何倍にも返して、その悲鳴や断末魔を聞きたくて仕方ねえ!!二度と起き上がれなかったヤツらにはむしろ感謝して貰いたいぐらいだよ!!!」

(-476) 2021/10/05(Tue) 17:27:24

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 新人看守 ダビー

声が掠れるのも厭わず、叛逆者はとても『たのしそうに』『憎らしそうに』『狂ったように』わらいながら、話す。

「──だからさあ、ねえ、ダビーサマ?

 安心しろ。あんただけじゃねえよ、イカれてんのは。
 どいつもこいつも、この世界には狂った奴ばっかりだ。」


そういって、あなたに顔を近付けて。
囚人は、罪人は、悪と断じられた青年は、その緑青色を三日月の形に細めた。
(-477) 2021/10/05(Tue) 17:29:05

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 気分屋 ルヴァ

「無礼講はアレだ、酒やらヤニやら目的。……死ぬのは慣れてるし、それだけで色々楽しめるならってな」

蘇生時にうっかりミスをして戻れなくなる、そういう事を望まなかった訳ではないが。少なくとも彼は自身の周囲でそうした事例を見た事がない。

「…………。ふうん?」

その次に発せられたあなたの提案には、幾ばくか思案する。

「無礼講で拘束が解ける事は向こうも承知の上。だから、このゲーム専用のエリアは普段の牢獄以上に対策がしてある筈だ。耐久性はもちろん、何か罠を仕込むだとかハッキングだとか、そういう面でも。
 ……その辺、何か策あんのか。」
(-478) 2021/10/05(Tue) 17:50:17

【独】 叛逆者 ミズガネ

/*
という訳でやっぱ当初の予定通りダビーにしちゃいます♡投票♡♡
(-479) 2021/10/05(Tue) 17:52:56

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

抱き締められることが気持ちいいことだと言うことは元より知っていた。だが、こんな情交の最中にこれほどきつく抱きしめあって、互いの汗と体温に溺れることの快楽と言ったら。
快楽だけには止まらぬ、胸の内に広がる何かはある気がするが、それを追求することは今はない。

男は貪欲だ。もっと、もっともっと欲しい。
欲しがるこの心境すら、焦らすように、いつまでも続けばいいと思っている。

脳味噌が空気の熱や音や雰囲気で色に浸かり淫蕩に溶け。啄んだ口から、更に快楽が送り込まれる。侵入してきた舌を、柔く歯で押さえ、舐り、吸い上げて愛撫する。腰がより一層震えて、腕に力が籠る。

「……ッ、う、ーーーーーッ、!」

合わせた口の間、くぐもる呻き声。あなたの最奥に押し付けるようにして、熱が爆ぜる。びく、びく、と数度身体を震わせてあなたの奥へ精を吐き出すと、大きく息を吐いて余韻に浸り。
(-480) 2021/10/05(Tue) 17:59:37

【魂】 知情意 アマノ

「甘いだろう? しかしそれも酒だ、飲み過ぎたら当然酔うから気を付けたまえ」

喉を焼く度合いは低めではあるが、それでも身体が温まるのは否定できないはずだ。塵も積もれば山となるとも言うし、酒も積もれば酔いとなるのだろう。多分。

「アンタレス様が看守様方にどう接するのかは知らないが……チャンドラ様やトラヴィス様は笑って許してくださる方だろう。ああ、ぜひ進言するといい」

それから、実年齢132歳のふわふわした男はあなたの問いかけに首を傾げる。

「私は元研究員だからな、君と同様思考が鈍るからという理由であまり飲まなかった。投獄されてからも飲みたくなったことはないが……ミズガネとゲーム期間中に酒盛りしようという約束はした」

同じ主人に飼われているとはいえど二人の会話自体は極めて少なく事務的だったことをあなたは知っているかもしれない。
(_39) 2021/10/05(Tue) 18:13:43

【秘】 模範囚 メサ → 叛逆者 ミズガネ

「そうなのですね」そうなんだよ。

/*そういう星に生まれたのでしょう。正確にはPLの設計ミスによるドインフレの犠牲です。*/

「ああ、なるほど…ダビー殿とかを見ているとわかる気がします。
 いえしかし、トラヴィス殿を見ているとこれ以上なく…そう、元気がよろしかったですが」
看守も色々である、それも面白いところだ。

「無礼講…そうでした、難しいですね。
 いえ、施設や食事などは楽しんでいるつもりなのですが」
もう少し羽目を外したほうがいいだろうか。
そも、その方法がよくわかっていないのだが。
(-481) 2021/10/05(Tue) 18:19:20

【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ

 真正面から受け止める。

 慟哭悲哀憤怒絶望狂気それからそれから。

 全てを受け止めて、飲み干して。

 男の手から機械が滑り落ちた。生命で無きそれは地へと転がり落ちて瞬く間に温度を失っていく。
 片手で咄嗟に覆った口元からこぼれ落ちる吐息は、機械などでは決して生み出せない熱が確かに込められていて。

「…………っは、ぁ…………」

 甘い痺れが背筋を駆ける。体を巡る血が熱を帯びていく。
 心の隅に芽生え始めた仄暗い悦びを更に引き摺り出そうと、手を伸ばす。
 当時の貴方を、夢想する。

 貴方はどれだけ絶望しただろう。
 貴方はどれだけ悲憤を得ただろう。
 貴方はどれだけ世界に苦しめられただろう。

 非生産的な、考えてもどうしようもないものに溺れ、そして──

(-482) 2021/10/05(Tue) 18:19:59

【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ

ああ、可愛い。

可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い。

全てをぶち撒け剥き出しの感情を見せる貴方が愛しくて仕方がない。
世界に苦しめられ魂ごと悲鳴をあげる貴方が哀れで可愛らしい。

どうしてこれを愛せずにいられよう。
取り繕った綺麗な世界よりも、整えられた美しい上辺よりも、醜く傷つき歪んでしまった剥き出しのもののほうがずっとずっと愛おしい。

ああ、可哀想なミズガネ。
お前は──


「……ミズガネ。愛しいね」


 男は、確かに微笑んだ。



(-483) 2021/10/05(Tue) 18:20:36

【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ

 顔が近づく。緑青がこちらを射抜く。
 笑みの形に歪んだ翠色は、毒に侵されたようにとろりと蕩けていた。

「……"ヒトには二面性がある"。あの人の言う通りだったんだな。
 お前の言う"イカれた"側面を持っているのに、大半の者は『いい人』になれる。汚くて、反吐が出る」

 隠しきれずにいた口元に添えられていた手を、一瞬浮かせ、貴方へ伸ばしかけて──静かに下そうとする。

「……それで。報復がしたくて脱獄を企てているのか?」

 聞けなかった問いを、もう一度だけ投げかけた。
(-484) 2021/10/05(Tue) 18:21:17

【魂】 新人看守 ダビー

 「わかった、気をつける」などと軽く返してカルーアミルクをちびちび舐めながら貴方の話を聞いている。

「ああ、確かに思考が鈍るのは研究員としては致命的だな。やっぱり酒ってよくない代物なんじゃないか?
 ……で、ええと。M-701と酒盛り?そうか、誰と誰がどう仲良くしようと俺の知ったことではないが……酒を教えてくれた貴様が楽しく飲めることは祈ってる」

 とか言いながら「これは餞別だ」とぐいぐい酒瓶たちを押しやった。押し付けたいだけでは?

「……そういや二人はチャンドラ様と主従関係でいたな。M-701が進み出たことには驚いたが……それはともかく。貴様は何故彼と主従関係を?」

 酒の飲み方も一通り聞いたので切り上げ始めた方がいいと思っているが、最後に一つ気になったので問いを投げた。
(_40) 2021/10/05(Tue) 18:33:48

【独】 新人看守 ダビー

ミズガネお前愛しいね♡
(-485) 2021/10/05(Tue) 18:42:13

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

あなたの咥内に忍び込ませた舌が迎えられ、求められ、抱擁されるのがたまらない。互いの触れられる限界まで触れ合い達した瞬間の視界を白ませるほどの快楽と弾ける熱に、男もまたあなたを咥え込んだ下腹を幾度となく収縮させ、男としての熱も何度目か分からぬ熱を吐いて己とあなたの腹を濡らすことだろう。

「んぁ……ふ、は……」

奥の奥があなたの精を蓄える。内襞のひとつひとつまでもがあなたに染まっていくような心地がする。肩を上下させながらどうにか息を整える最中、許されるのならばあなたに再度啄むようなキスを行うだろう。許されようが許されまいが、男の腕の力が弱まるのは暫くしてからにはなるだろうが。

「……ナフ、」
(-486) 2021/10/05(Tue) 18:51:13

【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ

男は、貴族めいた凛とした空気を捨て去り、娼婦のように囚人の膝へ跨った。

「……貴様らに、近いというなら、それが理由だよ」

瞳は揺れている。そうだ。わかっている。自分が為したことだ。自分は『許されているだけ』の罪を犯した。時代が変われば、国が変われば正義となったものではない。あれはどの時代でも、どの国でも唾棄すべき行いとされていて、だから、だから誰もが恐れている。
ここで許されているだけだ。
それは罪ではないのか?

「……他の。貴様らでなければまだ良かった。まだ私は怒りを保っていられた。共にあれを楽しむ素振りを見せたなら。あるいは下劣に己だけは逃れようとするなら。私は憎悪と嫌悪を抱いて演じ抜くことができた。苦痛こそが贖罪だと、絶望を捧げよと嗤うことができた。
だがお前たちは嫌悪した!


両手を広げた。
どちらが正義か?
────正義は人に宿るものではなく、行いに宿るもの。トラヴィスはそう認識しているからこそ、

まだ2日だ。
まだ2日なのだよ、ヴィオラ弾き。私が舞台を降りることはあり得ない。ゲームを降ろされても、舞台は続く。炎が足りない。私の頭が灼けつくほどの怒りが足りない。故に殺せ。私を舞台に繋ぎ止めろ。この宴を踊りきるために」
(-487) 2021/10/05(Tue) 18:51:25

【赤】 墓守 トラヴィス

「許可する!好きにしてやれ、っ……セファー!」

芝居がかったついでに名前呼び間違えかけた!
あぶねっ!のポーズ。すなわち顔を逸らして天を仰ぐ格好いい私。
(*29) 2021/10/05(Tue) 18:53:29

【秘】 気分屋 ルヴァ → 叛逆者 ミズガネ

「それでも無礼講でやるしかないんだ。僕の頭は今しか使えないから。」
初日に話したときと随分雰囲気が変わっている。否、変えている。

「セキュリティ以外、どれぐらい厳重か、はまだ見てないけれども、この無礼講のエリアを乗っ取るのなら難しくないと思ってる。今はその協力者探しの途中だけどね。」
一人ではできないと思っているから、声をかけた。策は完全ではない。

「まず協力者が看守の一人は『落として』くれる約束はつけた。彼の働き次第だが、上手くいくだろう。」
すでに動いている筈。推測に過ぎないが。

「そいつが後どこまで動いてくれるかは知らないが……目下は残り看守。僕には戦闘能力はないから、そういう協力者は欲しい。」

「……セキュリティは僕に任せて。端末から大体の構造は分かった。流石にこの端末からはシステムには触れないけど、システム盤にすら触れてしまえば僕が操作できる。
それも僕自身がずっと触れている必要はない。一回触って細工してくれれば操作できる。……ちょっとした能力でね。」

罪状のハッキングにあるぐらいの腕はあり、そしてその自信があると宣言した。能力の詳細は伏せたまま。

「看守は僕達の資料の全てを読み込んでいるとは限らない。当たり前だ、過去の人生全てを知っているわけではない。能力についても僕は結構伏せていてね。……成功すると思うよ。」

策が固まっているわけでもないが、それでも自信を持って答えた。それしか道がないからかもしれないし、ハッタリかもしれないが。
(-488) 2021/10/05(Tue) 19:00:22

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

「はッ……ん、ァ、」

ぱちぱちと煌めくような視界で、柘榴色はずっとターコイズから目を離したがらなかった。唇触れ合う距離で、上手く焦点が合わなかろうと、視界をあなたの色で塗りつぶしたがった。
それだというのに達した直後はあなたの様子に気を配ることも忘れ、収縮する内壁に一滴残らず白を塗りつけることにのみ気を取られていた。染まればいい。塗りつぶされて、俺の色になってしまえ。 口にはしない、言葉にはならなかった。

唇を啄まれてやっと、意識があなたに向く。返事をするように啄み返し、あなたの力が緩まるまでは、頬を擦り合わせたり額やら唇やら鼻先やらに口付けを落としたがる。あなたがどれだけ受け取るかは自由だ。

「……はー、ァ、……なァに、アマノ」

まだ甘さの残った声を、小さく紡ぐ。
(-489) 2021/10/05(Tue) 19:04:16

【魂】 知情意 アマノ

「酒は記憶力の良いものにこそ必要不可欠だと聞いたことがある。思考を鈍らせたい時、忘れたいことがある時に用いると良い、と。
 ありがとう、楽しく飲めるように私も頑張……ミズガネが酒に強いことを祈っていてくれ」

酒瓶は大人しく押し付けられます。あるに越したことはないので。

「……私もミズガネも、積極的消極的の度合いやその結論に至った理由は異なれど……ご主人様に飼われている理由は単純明快だよ」

日本酒とウォッカのちゃんぽんというとんでもないそれを飲み、喉を焼いてから。掠れた声で言う。

「――
庇護を受けるため。
強力な看守という後ろ盾を得ることで理不尽な暴力から逃れ、人間として在るため。
 ……ミズガネは恵まれているよ。最初の主人がチャンドラ様なのだから」

後天的な両性である男はそう、囁くように言った。
(_41) 2021/10/05(Tue) 19:04:19

【秘】 死兎 ニア → 中堅看守 アンタレス

「…………、成程、な」

首元に触れられる。力まれる。
それをされる際にも、抵抗する様子や、怯える様子はない。
ただ従順に、それを受け入れるだけだ。

「確かに…………、人を死に至らしめるモノならともかく
 …………、生き返らせるモノも、作れる訳だな」

元より興味があるのなら、上機嫌な理由も理解できる。

「……、それならば兎は、キミに票を入れる事を、避けようか」

「なに、襲撃は免れないだろうけれど、
 少しは、死ぬまでの時間を…………、遅らせられるだろう?」
(-490) 2021/10/05(Tue) 19:11:38

【秘】 墓守 トラヴィス → 不覊奔放 ナフ

「……そういうことを説明する人間が居なかった、というのも、要項に入るな。上司が居らずとも、これを前提に貴様が自ら、己の能力を『人類に都合よく』活かす場所を探そうとしても良かった。貴様の暇はある程度潰せたことだろう。指向性をもって、世界中に散る興味深いことを探せば良かった」

こんな、簡単なことを。人類は過ったのだ。
無力感に苛まれる。凡才である己にすら可能な影響を、誰一人与えることなく巨大な嵐を作り上げる社会。一人が足掻いたとて何になろう。

「……貴様の無礼講は許される。好きにしろ。既に為されたことは良くも悪くも変わらない。貴様の為した罪も、宣言された宴の始まりも」

生まれたばかりの子供のような顔をする。
ならば手足を振り回してそれが我々に当たったとして、咎めることは、無意味なことだ。少なくとも、今は。

「……いやまあその辺は心情的なものだよ。いつか壊れるにせよ、代わりに他のものが壊れるにせよ、さっき買ったばかりのものを壊すのは財布と心臓に悪い、みたいな立場だからね、我々」

それはそれとして、ナフの処刑にはこちらもスナック感覚で解説した。自分の財布から出ないとは言え、後で決算書見て『あー』ってなるのはなんか嫌だ。
(-491) 2021/10/05(Tue) 19:23:21

【人】 墓守 トラヴィス

鏡に映る自分は今日も────美しい。

薔薇の香油はトラヴィスの身体に沁みるように香る。
目に見えない美しさまで兼ね備えているとは……

「我がことながら、賞賛せざるを得ない」

鏡の向こうの己と手を合わせた。賞賛、ありがとう。
(73) 2021/10/05(Tue) 19:26:46

【秘】 死兎 ニア → 叛逆者 ミズガネ

少なくとも、この少女の生きていた時代には。
蘇生装置、などというモノは"夢物語"で。
人は死んだら生き返らないのが"普通"だった。
その意味を含んだ音が、あなたに届いたかは分からない。

「…………、」

沈黙の時間を共にする。自己を語る事、聞きだす事は、
この少女から避けていた部分もあったのかもしれない。

バンを抱え直し、浮遊を始める。
目を伏せたまま、ふよふよと。あなたの正面へと向かって。

「…………、有難う」と小さく音にして。

片方の手を伸ばす。あなたが避けたり、振り解いたりしなければ。
少し屈んだ姿勢になって、震えるその右手で。
あなたの頬を一度だけ、優しく撫でるだろう。
(-492) 2021/10/05(Tue) 19:29:42

【魂】 新人看守 ダビー

「……………………そうか」

 掠れた声で紡がれた理由を、ただグラスを握りしめて聞いていた。彼はどれほどその体に暴力を刻まれたのだろう。囚人だけでなく、看守からも。

「アマノ」

 グラスを掲げる。

 "思考を鈍らせたい時、忘れたいことがある時に用いると良い"

「酒は、こうやって乾杯するという事は知っている。
 …………飲もう、アマノ。少し付き合ってくれ」

 相変わらず、こういう時どうしたらいいのか分からない。掛ける言葉が見つからない。
 だから、言葉の代わりに示した。貴方の言葉を実践した。その内側にどんな本音を抱えているかは別として、何となくそうしたかった。

 それは、歪を抱えた男の拙い慰めの真似事だった。
(_42) 2021/10/05(Tue) 19:34:14
イクリールは、おやつにヌガーsweet
(a72) 2021/10/05(Tue) 19:41:16

【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス

己に跨るあなたの揺れる瞳を見遣る。仮面を捨てたあなたという個を捉える視線は、逸らされることがない。
男もまたあなたと同じ疑問を抱いていたのだ。人殺しが罪であるのならば、罪人を殺す者もまた人殺しとして罪に問われるのではないかと。それが法によって、規律によって許されているからこそ正しい行いになるのだと男は諦観していたが、あなたは違ったようだった。

あなたの仮面の裏にあった憎悪を、嫌悪を、男は今この時に初めて理解した。感情を踏み越えて『成し遂げて』しまった、境にいるあなたに対して男がはじめに取った行動は両手をあなたの太腿から腰へと回すことだ。普段であれば無礼な行為だと腕を焼かれるであろう行為をやってのけて。

「貴方様が舞台に立ち続けるのを願うのならば、舞台に彩りを添えるのがヴィオラ弾きの役目であると愚考いたします。……さて、どう殺せばあなたの怒りをより激しく燃え上がらせることができるでしょうか? 私の能力は雷ですから、落雷死で即座に殺して差し上げることも可能です。ですが、肉弾戦をも得意としていますから、」

腰に添えていた手をするりと滑らせて、あなたの首まで。

「――暴行による時間をかけた殺害、首の骨を折ることによる殺害等も可能かと」

選ぶがいい。あなたの死に方を。
(-493) 2021/10/05(Tue) 19:43:14