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【秘】 0043 榊 潤 → 4274 素崎 真斗「またな、素崎」 お前とは、またあと数度の別れをするが。 きっとお前は、傷付きはしない。 だが、またか。といい、"またか"と、落胆をして。 今日のことを思い出すのだろう。 それは、きっと、榊潤にとって心地よいいことになる。 「今日もいい夢が見れそうだ」 この日は眠らなかったか。 眠りたくて影によって眠らされた日だった。 「お前も風呂は入れよ。 補助してやるほど年寄りではないだろう?」 ひらりと手を振って、ご機嫌よう。 背を向けて、部屋を出ていくために歩き出した。 (-148) 2021/10/04(Mon) 18:45:08 |
【人】 0043 榊 潤目が覚めた、看守に頼んでキッチンを借りていた。 誰に食わすわけでもないのに、適当なパンを作っていた。 誰もいない食堂を見た。 誰もいない談話室を見た。 ひどく違和感を感じて、首を傾げて。 これは叔父に作ってあげたときの癖だろうか、と思い出す。 家事をすべてやっていたときの癖。 片付けも、食事も、外で買い物もさせてもらえなかったから。 家にあるもので何かを作らなければならなかったときの知恵。 (30) 2021/10/04(Mon) 20:57:15 |
【独】 0043 榊 潤『潤は優れている』 異能を自覚していないのに。 『潤は賢い』 お前のためにしか動いていないのに。 『『潤は』』 会いたい二人はもういないのに。 また彼らの声がリフレインして、 (-163) 2021/10/04(Mon) 20:58:33 |
【人】 0043 榊 潤「……」 足音がした、振り返った。 いつの間にか同室にされたやつだろうか。 この間適当に犯したやつだろうか。 やかましく笑いながら騒いでるやつだろうか。 笑って。真面目で。個性が強い。あいつ等だろうか。 「……食べるか?」 なんて、声をかけた。 なんだか、無性に美味いオムライスが食べたくなってきた。 (31) 2021/10/04(Mon) 20:59:20 |
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