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【秘】 命灯癒光 リーディエ → 包帯 タンジー過去の話として語る姿に、何も言えなかった。 僅かながらでも、リディもそれを理解していたから。 貴方を否定することなど、出来るはずもなかった。 首を横に振り、寂しげに笑みを浮かべる。 「時間を下さりありがとうございます、タンジー。 ……どうか、無理はなさらないで」 心から笑うことはきっと難しい。 それでもまたいつか、貴方の笑顔を見ることが出来ると。 信じていたかった……もう叶うことのない夢を。 その夢が見続けることが出来たなら、どれほど幸せだったか。 壊れたものはもう、戻らないのだと。そう知るのは少し後のお話。 /* お気になさらず 〆で大丈夫ですわ〜 (-101) 2022/07/21(Thu) 22:20:38 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 骨頭 クローディオ差し出された手に、こちらからも手を伸ばす。 輝く赤はきっと見えた。追求は、せずにいたけど。 拭わなくても良かったのに、とは思うものの口にはしない。 病人のように白い両手は、貴方の右手を覆うように重ねられて。 途端に。リディと、貴方の周りを舞う煌めきが現れるだろう。 それは癒しの光。気力や体力のみならず、怪我や病も治せるだけの。 …正しくは制御不可能で、その効果はとき様々だが。 今、貴方の手を綺麗に癒すだけの力は……もしかすると。 「……………ありがとう、ございます」 笑みの浮かぶ顔は多分、少しだけ色を変えた。 僅かに滲む冷や汗に、唇を噛み締めた。 (-102) 2022/07/21(Thu) 22:29:56 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → ガラクタ モノオキ平穏な日々は、生きる上で希望だった。 代わり映えしなくたって、幸せだった。 どうしてこうなってしまったの……? 考えれば考えるほど、苦しさが増していく。 守りたいものを守る力が欲しかった。 近づく貴方に手を伸ばし、バケツの上から緩やかに撫でる。 でもそれだけで、リディの力は零れてしまうから。 だから──キラキラと舞うように光が現れて。 貴方に僅かな癒しの効果を。気力や体力の回復、とか。 (-111) 2022/07/22(Fri) 0:28:27 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 無線通信 ユングフラウ「…許されることと許されないこと、どちらが残酷なんでしょうね」 答えは求めていない。それでも口にするのは、貴方だから。 分かっているのに謝るばかりの貴方が、 憎い。 「止められるのは、"貴方"だったのに」 だけど、ひとつ口にするとぽろぽろとほかの言葉も溢れて。 口にする度に心にヒビが入り、 死にたくなるのに。 何かに耐えるように口の端を結び直し、スコップを引き摺る。 カラ、……カラカランッ。 先が砂を滑る音と、金属の軽快な音が響いていた。 眠りを妨げるものがない場所を探し、視線を動かす。 そんなことをした事がないから、適当な場所をとも言えるけど。 (-115) 2022/07/22(Fri) 0:52:34 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 骨頭 クローディオ貴方の問いかけに、僅かに両手に力が込められた。 まだ。もう少しだけ、あと少しだけ。 好きな人達に触れることが出来ず。触れられることも出来ず。 ずっとそう過ごすのは、嫌だった。 少しして──ゆっくりと、貴方の手を離し。 「……、……ふふ、」 ようやく触れられた。本当はもっと、もっと。 それが出来ればよかったのに。 微笑みの後、 痛みに耐えるように 目を閉じた。足を動かせばふらつきそうで、動くこともままならないけど。 それでも満足そうにしているのは、きっと貴方にも分かる。 (-118) 2022/07/22(Fri) 1:07:20 |
リーディエは、皆が寝静まるであろう時間に部屋を抜け出し、庭へ。 (a32) 2022/07/22(Fri) 1:11:57 |
【独】 命灯癒光 リーディエ屋敷の壁に、凭れるように座り込む。 息をするのも苦しい。痛い。 ただ弱るだけなら、まだ耐えることが出来たのに。 もっと強い体なら、この力を沢山使えて。 それで、もっと皆と触れ合えたのに。 「 ……………死にたい、 」久しぶりに零したその言葉は、闇の中に溶けた。 生きる希望が、崩れていく。 (-119) 2022/07/22(Fri) 1:17:05 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 無線通信 ユングフラウ「だからクロだと考えたのですか?」 そうして決めつけたのですか。貴方達は。 視線をそちらに向けぬまま、淡々と言葉を返す。 …ように聞こえるだけ。 声を荒げれば、また泣いてしまいそうで。 突然の声には一瞬、足を止めて。 「……ふふ、何が良くないんでしょう」 先程よりも冷えた声で返し、また足を動かす。 零れた笑い声さえも、酷く冷たい。 どうしよう、屋敷の裏手辺りがいいだろうか。 何処にしようか。…もう誰も、クロに触れないで。 (-122) 2022/07/22(Fri) 1:32:55 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 骨頭 クローディオ当たり前に触れ合うことが出来ないのは、呪いのようで。 ずっと、ずっと……我慢してきた。 痛みを伴うから?……そうじゃない。 今のクロのように、心配をさせてしまうから。 咎められなかったことに安心した。 間違いだと言われなかったことにも。 「……………えぇ、」 へたり込む前に、ふらふらと後退して。 それで日陰に入って、その場に。 一度座ると、地面にくっついたように動けなくなった。 「クロ……ありがとう、」 我儘を聞いてくれて、嬉しかったの。 貴方の温もりを感じる、最初で最後の時。 (-127) 2022/07/22(Fri) 6:34:33 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 無線通信 ユングフラウまだ、体は調子を取り戻せないのに。 それなのに、貴方との距離が出来ていく。 「……そうやって、殺すんですね。 責めない理由にはならないなんて、馬鹿みたい」 鈴の音が鳴るように、くすくすと柔らかい笑い声を零し。 「──…どうして私にはできないと、そう思うの?」 ザクリ。地面の具合を確かめるようにスコップを刺す。 「……あぁ、許されることが貴方には苦痛ですか? 私の感情よりも、……苦しんで欲しいわ」 生きて苦しむの。それが、償いというもの。 それから、呼吸ひとつ分間を置いて。 「ねぇ、そうして自分を責めると少しは楽になりますか? …きっかけは主様。間違えたのは皆。忘れないで、」 貴方だけじゃない。皆が、間違えた。 今更何を言ったところで、壊れたものは戻らないけど。 ザク、ザク。砂を掬い、穴を作る。 不慣れな作業は重い体には辛くて、それでも──止めない。 (-128) 2022/07/22(Fri) 6:52:59 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → ガラクタ モノオキ触れられず、触れてもらうことも出来ず。 ずっと我慢して、でも。…それが嫌だった。 差し伸べられた手を握ることが出来たら。 そしたらもっと、違った未来が見れた? …もしもを語ったところで、今は変わらない。 ほんの僅かな力の行使でさえ、やっぱり 体は痛むから。 少ししてから、撫でるのを止め。離れた。 心配させないように、できる限り笑顔を見せて。 「……モノ、ありがとうございます」 満足感。…他者へ触れられることは、幸せだ。 例え自身の力が牙を向こうとも。リディは今を後悔しない。 (-129) 2022/07/22(Fri) 7:00:59 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 鳥籠 ワルゴ離れる貴方を見て、こちらも手を離す。 ふらつく体は止められないから、壁に寄り手をついて。 「…言葉にするのは、きっと……簡単です」 問いかけに対し零すのはそんな言葉。 「救えなかった私を、ワルゴはどう見ますか。 ………見ているだけの人も、ひとごろし……なのか」 手を下す人。ただ見ているだけの人。止められない人。 悪いのは、誰だろう。 口の端から 僅かに苦しげに 吐息を零し。それでも貴方を見つめる視線は逸らさずに。 本当にしていないかどうかも、言葉だけでは分からない。 クロが振る舞いや見た目で判断されたように。 そうした疑心が、平穏を壊し。そして、破滅を導くのだろう。 (-130) 2022/07/22(Fri) 7:13:05 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 無線通信 ユングフラウ貴方の言葉で、再度動きを止める。 何を言ってるの?そんなことあるはずが。 「あ、なた………ッ」 この状況でよくも。…と吐き捨てようとしたのに。 続きの言葉は紡がれず、くしゃりと顔が歪む。 ユンならそれが出来るのかもって、そう思ってしまったから。 話が噛み合わない と、そう思っていたから。手にしていたスコップを滑らせ、地面に転がる音が鳴る。 それと同時に、表情を隠すように両手で顔を覆って。 でも、許せなかった。妄想の中に逃げること。 だから、噛み合わないなんて。そう思いたくなくて。 「……生きていたくないです…、クロ………」 疑心と争い。もう戻れない平穏を思い、震える声で呟いた。 (-132) 2022/07/22(Fri) 9:02:01 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメントゴリラ・ゴリラ・ゴリラ(遺伝子組み換えでない)様へ 7/21 2:53:15の秘話の追記ですわ〜!! もし宜しければ、部屋への訪問を追加で…… 軽く生存時と、死亡後のお話を希望したいわ! ただもし既に、他の方がメモを見た。 あるいは、貴方の死体を運び出した。 等あれば、こちらはお断りいただいても大丈夫よ 勿論前者も状況によってはそれで問題なし…! お手隙の際に合わせてご確認よろしくお願い致しますですわ〜 94本の麦仙翁flower (-133) 2022/07/22(Fri) 11:15:56 |
リーディエは、眠れない夜を過ごし、今は森の中。 (a33) 2022/07/22(Fri) 11:52:30 |
【独】 命灯癒光 リーディエ「こほっ……、」 スコップを引き摺りながら森の中を歩く1人の少女。 歩くペースは速くないし、時折木に手をついて休憩する。 ここ数日で、体の不自由さが続いている。 「………あと、何年」 生きることが出来るのだろうか。 本当はもう、生きていたくはないけれど。 戻らない時の中、生き続けるのは苦痛だけれど。 誰かに触れる度に理解する。 呪いのような力が、何を食らうのか。 だからこそ、思い出を抱いて 最期まで。 皆と一緒に。……いたかった、な。 (-134) 2022/07/22(Fri) 12:02:45 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント/* お返事感謝だわ〜! 問題なければ、 第一発見者→メモ発見(懐にしまって神窓開示)→死体移動(引き摺り)をしたいわ 生きてる時にお部屋に訪問したけどすれ違ってしまって 次に訪問した時には……が綺麗な流れかもしれないわね 勿論他に提案があれば遠慮なく! 次のお返事後に何やかんやをするわね!(予定) (-140) 2022/07/22(Fri) 16:43:01 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 鳥籠 ワルゴ問いへの反応があるまでは見つめ続けて。 首を振る様子に、笑みを浮かべた。 「…難しい問いかけをしてごめんなさい。 でもきっと、大事なこと」 焦りは思考を鈍らせてしまうから。 今考えることで、貴方は貴方自身の答えを選べているはずだ。 選択肢は2つだけではない。 今貴方が、こうして思考してくれることに安心した。 「…分かりません。一度起こってしまったことを、止められるのか」 不安げな貴方に不確かな大丈夫を与えることは出来なくて。 素直に、思うままに口にした。 「……何が確かな事なのかさえも、もう分からないんだわ。 誰も彼も。……でも、どうか……………」 貴方は、罪を背負うことなく生きて欲しい。 この先。どうなるか何も分からない中で、そんな願いをひとつ。 本当はもっと、皆で話すべきだったの。 それに気づいたのは、大切なものが壊れてから。 (-144) 2022/07/22(Fri) 20:49:25 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 浮遊する ハグベリー「……何に対してだと、お考えですか?」 問いへの答えは返さず、こちらからも問いかけて。 「…ベリー兄様が思うものを答えていただいて構いません」 じっと瞳を見つめ、再度答えを待つ。 もしも返せないようなら。 暫くしてから手を伸ばし、貴方に触れようとするだろう。 普段は拒むその行いを、自らで覆す。 (-145) 2022/07/22(Fri) 21:06:15 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 無線通信 ユングフラウ聞きたくない。…そう思うのに、耳を塞ぐことはせずにいた。 貴方の口からしか聞けない、今はいないクロの言葉。 許さないことは、酷く苦しいの。 きっと許されないことと同じくらい。 苦しいの。 顔を覆っていたから、拒むことは出来なくて。 ほんの一瞬、貴方の思いとともに──キラキラと、光が舞う。 それは、癒しの光。リディの力。 ビクリと身を揺らして、それで。 過ぎったものは、恐怖。 それと、触れられたことの喜び。 考えはごちゃごちゃしていて、正確に伝わるかどうか。 縫い付けられたように暫し。その場で固まって。 下ろされたクロに、覆う手を外し視線を向け。 そうして、ふらつきの残る足取りはそのまま彼の隣まで進められ。 「………貴方は、許すのでしょう」 崩れ落ちるようにその場に座り込み、彼の手を握りしめた。 ……光は、現れない。死者を蘇生する力は、持っていないから。 生きていれば。…私なら、救えたのに。 …この命を代償にしても。 穴を掘る音を聞きながら、冷たくなったクロの体に身を寄せた。 生きているうちに出来なかったことを、酷く後悔しながら。 (-146) 2022/07/22(Fri) 21:31:32 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメントこれは、クロと貴方の死が訪れる前のこと。 リディは皆と話がしたくて、それぞれ姿を探していた。 だから、貴方の部屋を訪れるのは随分遅くなって。 それで、きっとその日はすれ違ってしまったのだろう。 諦めるように踵を返し、自室へと戻るリディの姿があったはずだ。 そうして今また、リディは貴方の部屋の前。 コンコンコン、と3度のノックと。それから。 「リディです。……フィル、いますか?」 貴方を警戒させぬようにと、名乗りをあげる。 /* お返事ありがとうございますですわ〜!それではいざ! 参りますわよ!対戦よろしくお願い致しますですわ! 生きてるうちの話をし出すと更新が来そうだものね…… (-147) 2022/07/22(Fri) 21:42:11 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → ガラクタ モノオキやっぱり貴方は、思う以上にしっかりしていて。 言葉を紡げない代わりに、素敵な表現を有している。 だから、貴方の幸せはちゃんと伝わる。 そうして笑みを深くして、掃除に戻る貴方を見つめるのだろう。 ずっとこの時間が続けばいいのにと、願いながら。 いつもの部屋になれば、お礼をひとつ。 「いつも通り、綺麗ですね。…モノ、"ありがとうございます"」 人との縁の中で大切な言葉。伝えられるときに、伝えるべきこと。 あと何度、貴方に告げることが叶うだろうか。 (-149) 2022/07/22(Fri) 21:51:21 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント聞こえた声に、ほっと息を吐く。 誰かが死ぬのはもう、見たくない。 貴方達が生きていることが、リディの生きる希望だから。 扉の取っ手に手をかけ、ゆっくりと開いた。 自分一人が入れるくらいの、小さな幅を。 そこから覗くように身をその内側へと差し入れて。 「お邪魔します、ね………フィル」 もう一度貴方の名を呼んだ。 (-150) 2022/07/22(Fri) 22:12:53 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメントその姿を確認すれば、もう半身も内側へと。 開く時と同じようにゆっくりと閉めて、貴方の近くに足を進める。 「……大したことでは、」 ありませんが。と言おうとして。 それで。続いた言葉に目を丸くさせ、ぱちぱちと。 「寂しい……のは、そうかもしれません………が」 ロマンスとは?疑問とともに首が傾いた。 それでもその元気そうな様子が、リディの心を和らげるようにあるから。 だから無理をした笑みではなくて、心の底からの笑みを貴方に見せた。 (-152) 2022/07/22(Fri) 22:46:16 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント「あら……ふふ、ありがとうございます」 美人さんだなんて。 照れを隠すようにお礼を告げたけど、いつもの白い肌はほんのり赤らんでいて。 貴方にはきっと伝わるのだろうと、そう思った。 ずっとこうして居られたらいいのに、…ずっと。 「……………フィルは、……大丈夫ですか?」 それでも動き出してしまったものを止めることは出来ないから。 問いかけをひとつ。それから。 「……どう、思いますか」 またひとつ………。全くといって、いい話題とは言えないだろう。 (-154) 2022/07/22(Fri) 23:07:17 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント見た通り。そう見えても、本当にそうとは限らない。 だから問いかけた。 心配だったから。 「……そう、ですね。えぇ、取り乱さないわけが、無い」 冷静さが大事、というのもまた……同感だ。 見えるものも見えなくなり。答えを間違えてしまう。 それが破滅の道だと、そのときは気づけやしない。 「………………………どうして、」 変わらない口調で告げられた内容にはこの言葉だけが零されて──静かに俯いた。 皆の中の誰かが殺し、誰かが死ぬ。 そんな状況は見たくなくて、でも。 叶わない。 (-156) 2022/07/22(Fri) 23:41:45 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント「犯人を見つけて、殺すつもりがなくても………」 そうなってしまうのだろうか。 でも、誰かに相談する前に事を起こしてしまった人間は。 止まらない……止まれないのかもしれない。 冷静である貴方に、力のある貴方に、凶弾を向けるほど。 追い詰められ、冷静さを見失って。 俯くその表情に、もう笑みはない。 それが本当に起こり得るなら、起こり得てしまうなら。 狂気を持つ人間を止めるまで、終われない。 それは簡単なことではなくて、きっとその手を。 (-158) 2022/07/23(Sat) 0:06:27 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント考えたくはないことだ。 だけどこの後、貴方の言葉通りに事は起きてしまう。 壊れたものは直せない。欠けた歯車は戻らない。 どうか何も起きませんように、と……願う。 俯いた視界でも明滅は感じられて。 だから、顔を上げて笑ってみせた。 少しの無理も含む、不器用なもので。 「………お答えいただき、ありがとうございました」 ひとりひとり、考えていることは同じようで。 けれど違って。 だからこそ、こうして行動して良かったとそう思うの。 何も知らないままで疑い壊すのは、嫌だから。 (-160) 2022/07/23(Sat) 0:39:39 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメントこの先、笑顔を保てるかどうかは分からない。 でも今は、…今だけは。 「…誰かの言葉を聞くと、選択肢は広がるのですよ。 私だけでは見えないものも、見えることがあるのです」 悩んでしまった時も、道に光が差すかもしれない。 「………えぇ、」 貴方の言葉にひとつひとつ頷いて。 心に深く、深く……刻んでいくの。 許さないのは罪を抱えて生きて欲しいと願うから。 だからきっと、大丈夫。……大丈夫。 「ねぇ、フィル。また……お話しましょう」 いつもは触れようとしないリディは最後に、貴方に手を伸ばした。 叶うならその手に触れて、握手するみたいに。 刹那、貴方を癒す光がキラキラと瞬くことだろう。 満足気に。けれど僅かに顔を強ばらせるリディの姿も、一緒に。 それはリディの異能。気力や体力、怪我や病を癒す小さな煌めき。 (-162) 2022/07/23(Sat) 1:08:48 |
リーディエは、多分きっと、誰も気付かぬうちに森から屋敷近くへと。 (a35) 2022/07/23(Sat) 1:10:01 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント/* 前半戦ありがとうございましたわ〜!! このまま後半戦(死の第一発見)をお願いしようかしら 出だしは秘話で、その後にアクションと白を何かしら使って… メモもなんかうまくやりたいわね……出来るかはおいといて 何かいい提案があればお伺いできると嬉しいですわ 問題なければ……発見!行動!フィル〜!! (-164) 2022/07/23(Sat) 1:27:05 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント"また"の約束からそう時間も経たない数日後。 大広間で起きた狂気の先の悲劇と、埋葬の後。 生者の1人を訪問して。 翌日。森から帰り、屋敷の中を歩く頃。 クロの死を知らないであろう貴方に、伝えるべきだとそう考えて。 貴方の部屋へと訪れるリディの姿があるだろう。 ノックは三度、名乗ることも忘れずに。 以前と同じ方法で、貴方の声を待つ。 (-166) 2022/07/23(Sat) 1:45:47 |
リーディエは、軽い金属音を鳴らしながら屋敷内を歩く。 (a36) 2022/07/23(Sat) 1:47:26 |
リーディエは、一度自室により……それからは、鳴らすは足音のみ。 (a39) 2022/07/23(Sat) 1:53:04 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント待っても、待っても。貴方の声はない。 「……………フィル、」 不安げに名を呼んで、速くなる鼓動に胸を押さえた。 ここに来る前、スコップを手にしていた。 それは今はこの手にないから、金属音も止んでいて。 先日の会話が、脳裏に過ぎり。……。 漏れる吐息は震えている。それを理解するものはいないけど。 唇を噛み締めて、何かに耐えるように眉根を寄せて。 扉の取っ手に、手をかけた。鍵は……空いているのだろうか。 (-170) 2022/07/23(Sat) 1:58:44 |
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