人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【人】 黒眼鏡

>>48 エルヴィーノ

「珈琲をきちんと飲んでくれるやつは、皆上客だ」

自動車修理業のほうと喫茶店、店の内装はそれを半々につなぎ合わせたようで妙なものだ。
なんともハードルが低いことを口にしながら、代金を受け取る。
ついでに、と包みに入ったものをいくつか、一緒に渡す。

「ついでにこれとこれ。
 あー、正真正銘ただの菓子だ。
 そっちは飴で、そっちが焼き菓子だったかな」

ここで買い物をすると、たまにこうして何かを押し付けられることがある。
別に断っても、「そう?」と引き下がるだけだ。

「ちゃんと寝るのは大事だからな。
 体には気を付けろよ」

ついでに、お節介もひとつ。

#Mazzetto
(49) 2023/09/12(Tue) 12:45:15

【独】 黒眼鏡

/*娼婦はニンナ・ナンナを唄う定めなんですかね
(-52) 2023/09/12(Tue) 15:32:39

【人】 黒眼鏡

>>57 エルヴィーノ

「幸い、そういう客に恵まれているよ。
 まったく、いい商売だ」

暢気なことをいいながら、自分の分の珈琲もいれてカップを傾けている。

「余ってたからな。
 まぁ貰ってくれ。

 まったく、客に倒れられたら俺が困る。
 あんたの体のことだ、良い感じにやってくれよな」

特に余計なことを聞くでもない。
それでもそういうことを口に出すのは性分だろうか。

「帰りも車に気ーつけなよ。この辺、海辺で開けてるから皆スピード出しやがる」

#Mazzetto
(59) 2023/09/12(Tue) 17:05:37

【人】 黒眼鏡

>>65 エルヴィーノ

「そうだろうそうだろ、
 持ちつ持たれつというやつ」

なんとも楽しそうに笑う。
若者と話すと楽しい、などと前にこぼしたことがあるが、
本気だったのだろうか。

「万が一俺がいなくなっても、
 引き継げるようにはするがね。
 そこは…アフターサービスだ」

物騒なことを口に出しつつ、
無害をアピールするように両手を挙げて。
店の扉をからん、と空ける。

「そうしてくれ。
 情報もうちの商いだが、これはいつ入るかわからない。
 気長に待っていてくれ」

よほど暇なのか、店の外まで出てあなたの車を見送る。
手を振るでもなく声をかけるでもなく、
あなたの姿が見えなくなるまで見送っていた。

#Mazzetto
(71) 2023/09/12(Tue) 21:44:21

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

/*
ご連絡ありがとうございます!
こちらとしては問題ありません(エルヴィーノさんがOKでしたら!)ので、
ジャンジャンやっていただければ!
(-65) 2023/09/12(Tue) 21:45:25

【人】 黒眼鏡

カウンターで暇そうにタブレットを叩いている。
すると、メールが一通ポン、と鳴った。

「ん。おー……」

かたかた。返信を打ち込むと、立ち上がる。
壁際に張ったボードにかけてあった車のキーを手に取って、
ガレージへと向かった。
ついでに、カウンターに一枚のボードをかける。

『ちょっとドライブ』

……営業中なのにドライブに行く男だ。

/*来客の方は気にせずいらしてください あなたが来る頃には戻ります
(76) 2023/09/12(Tue) 22:36:16

【秘】 黒眼鏡 → 日差しにまどろむ ダニエラ

時間の指定が飛んできた。
割とすぐだ。
『今から向かう』と添えてあった。
(-75) 2023/09/12(Tue) 22:38:49

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

/*はい、よろしくおねがいします!

そして直接調べても、今、共同墓地自体で得られることはなさそうな…気がします!

・思ったよりキレイ。何かどこかから寄付金とか出ているのかも。
・たくさん墓標が並んでおり、中には名前が分らなかった無縁仏のようなものもあったりします。
・この国のものではない名前もあり、観光客なども埋葬先に困ったらここに埋葬されていたりするようです。
・墓参りに来る人は結構多いようです。

みたいな感じです! 後日別ルートで突っ込んでもらったら何か分かるかも……!?!?
よろしくお願いいたします!
(-77) 2023/09/12(Tue) 22:55:19

【秘】 黒眼鏡 → 日差しにまどろむ ダニエラ

「よう、お嬢さん」

滑るように入ってきた車があなたを乗せる。
黒眼鏡のお気に入り、赤のフィアット500チンクェチェント――
日本では某怪盗の三世の愛車として有名だが、
今乗るには多分に趣味的だ。
丸みのあるユーモラスなフォルムはしかし、かなり窮屈でもある。

「なあに、うちのお客さんなら分かってくれるさ」

運転席越しに振り向いて、笑う。

「このままドライブでも行くか? ダニエラ。
 海辺とかいいぞ」
(-83) 2023/09/12(Tue) 23:37:57

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

/*
ありがとうございます……!
黒眼鏡に聞いたら教えてもらえるかも…(教えてもらえないかも……)

そして警官の墓もあって大丈夫です!!!
(-93) 2023/09/13(Wed) 0:25:28

【秘】 黒眼鏡 → 日差しにまどろむ ダニエラ

「それは困るなあ、またダニエラに飲んでもらわないといけないのに」

ノンキに笑いながら、パチンとハンドルの裏についたトグルスイッチを弾く。
メーターを照らす照明がパッと点灯し、古ぼけた計器を照らし出す。
そのままを慣れた仕草でガチリと音を立て、キーが回る。
表示や案内の何もない不親切極まる工業機械を、
物に執着しないこの男が使い続けているのは…なぜだろうか。

少なくともあなたと違って、かなり大柄な男にとって
その運転席は随分窮屈なはずだけど。

喜んでCon piacere.、お嬢さん」

気取った様子で答えてから、するりと車が動き出す。

「飯はもう食ったか?
 ジェラートはいくらでも食えるらしいから、そこは気にしないぞ」

地下駐車場から顔を出して、左右を確認しながらハンドルを回す。
建物の間から、ちらりと水平線が見えた。
(-101) 2023/09/13(Wed) 1:56:13

【秘】 黒眼鏡 → 日差しにまどろむ ダニエラ

「そりゃあ頑張らないとな〜」

狭い車内で、慣れた様子で首を巡らせて周囲を確認。
エンジン音を響かせながら、するすると車の流れに乗っていく。
堅実で真面目で、リスクを取らない。
今のアレッサンドロの仕事のような運転。

後部座席にはちらりと目を向けながら、
特に秘めた疑問には気が付いた様子はない。
それよりも、対向車の動きにじっと注意を向けながら。

「じゃあどこかで買って食うか。
 俺もまだだ」

家に帰れば、ホットドッグ…用のパンがある。
そのうち食べようと思っていたが忘れていたので、
まだ食べていない。

「仕事に穴をあけるようなことはしないさ」
「お前もな。
 大変じゃないか、仕事・・

仕事。
こっち・・・の仕事とか、
あっち・・・の仕事とか、
色々な意味だ。

車はすでに、海辺に続く広い道へと合流していた。
(-116) 2023/09/13(Wed) 9:07:35

【秘】 黒眼鏡 → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

菓子。電化製品。装飾品。酒。
高価なものから安価なものまで。共通点はない。
あえていうなら、必要とされていない、そのくらいだ。

当時から、飾り気や色気には興味のない男だった。
けれどそれは、先を焦り、目を向ける余裕がないだけだった。今は。

「税金は払えてるさ。…ンまあ、そうだな、長く続くとは思えない。せいぜい、身をかがめてドアをくぐるさ」

額をぶつけないようにな、と身をかがめる仕草。
ばり、と口の周りが汚れるのも気にせずに生地を噛んで、
少し溢れたバニラクリームが唇にしがみつく。
それをぺろりと舌先でなめとりながら、
ほんの3口程で食べ歩きの林檎のようにビニエを平らげてしまった。
味わう、という言葉とは程遠い。

「いつも警察の皆さんには、お世話になってます。ははは、そう、イレネオくん。
 "表"の仕事してるときにまで、港に張り込みに来てたらしいよ。
 国税局に転職したほうがいいんじゃないか、あの真面目さは」

言葉の内容ほどにはあざける様子はなく、むしろ好ましそうな語り口。
頑張っている若者。この男が明確に好意を示す、数少ないものだ。

「……で?」

そこでぱた、と笑顔を止めて。

「忠告は分かったけど。旦那はどうすんだい」

#Mazzetto
(-117) 2023/09/13(Wed) 9:17:10

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「おう、来るなら来ると連絡しろよ」

自分だって、あんまりアポをとる性質ではない。
黒眼鏡のお気に入り、赤のフィアット500チンクェチェントがガレージに滑り込む。
丸みのあるどこかユーモラスなフォルムは、黒眼鏡が乗るには小さすぎるようにも思える。
窮屈そうに車体から降りて、ばたんと扉を締めて、指先でちゃりちゃりとキーをまわしながらあなたに歩み寄る。

「いいや、仕事はいつも通り。
 つまりは珈琲をいれる時間はあるってことだ。
 お前も飲むだろ? まあ、入れよ」

そのままあなたの前亜を通り過ぎて、店の正面…カウンターの方へと向かう。
そこは自動車修理工と喫茶店を適当に混ぜ合わせたような、妙な内装だ。
壁際のボードに車のキーをかけながら、テキバキと手際よく珈琲の準備を始める。

「面倒ってことは、女だな。
 まったく、女に手を出すのは気を付けな」

サイフォンに火をかけながら、にやにやと笑っている。
(-120) 2023/09/13(Wed) 9:25:27

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ

大きなスチール・ガレージに張り付くように建てられた店舗部分――カウンターが拵えられた店の正面側は、自動車修理工と喫茶店を適当に混ぜ合わせたような、妙な内装になっている。
気分で開店中だったり閉店中だったりして、黒眼鏡自身もいたりいなかったり。
けれど古びたガレージの中、年代物から最新のものまで自動車が押し込まれたそこは、文字通り黒眼鏡の城だった。

「おう」

今いじっているのは、彼の愛車である赤のフィアット500チンクェチェント――某怪盗の三世が乗る、レトロな車だ。
肩にタオルをひっかけて、上半身は腕まくりした柄もののシャツ。
下半身だけをツナギに突っ込んだ作業着にしてもラフな姿で、黒眼鏡だけはいつものまま。
頬に油汚れをつけたまま、軍手をつけた手を一度挙げた。

「このとおり、いるが趣味の時間だ。
 珈琲くらいなら出すが、ご注文はなんだね」

車いじりは、仕事ではないらしい。
(-122) 2023/09/13(Wed) 9:34:17

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ

「いや、珈琲もまた趣味だ。
 今淹れるから、カウンターの方に来なさい」

わはは、なんて笑いながら軍手を外して、タオルをガレージの隅の作業机に放る。
気遣いなんていらない、という押し付けがましい振る舞いは、
この男の性分でもあり――つまりは直らない。
隙があればものを押し付けてくる、ノッテファミリーの聖・黒眼鏡だ。

「車もサイフォンも、いじりながら話を聞けるという点では平等だ。
 それで?」

君の言葉も聞かずに狭いカウンターに入り、珈琲の準備をはじめながら話を促す。
(-129) 2023/09/13(Wed) 10:56:07

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

「女ってのはそうして、男の生き方を要約する天才だと思うよ」

降参だ、なんていって笑う。

「勘弁してくれ、この年で若者と殴り合ってられるか……っと」

見上げてくる瞳と、自分の瞳を繋いだまま、ベッドにどさり、と倒れ込む。
シーツのしわがふたりのからだの形に伸ばされて、
ブラインドの隙間から差し込む外の灯りが体のラインにをぼんやりと、まばらに照らし出した。

「技術の進歩とは、いいもんだなあ」
「んー」

なんでもないよ、といいたげに。
男のそれに比べれば豊かな、腰回りの肉を掌で包むように揉んで。

「スラムのガキはそういうところ、律儀だよなあ」

自分だって、スラムのガキな癖に。
賢しらに大人ぶった口調は、わかっていておどけているのだろう。


「いやあ、それがな、最近どうにも生え際が気になる」
「禿げ上がったらショックだよ、シブい白髪じゃないと嫌だね…」

言葉にまで及ばない合図が、肌と肌の間にこもる。
服の上から触れていた指がするりとその下にもぐりこみ、
脇腹から背中をするすると撫でていって。

(1/2)
(-130) 2023/09/13(Wed) 11:11:30

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

「ん」


そうして、会話の途中、言葉の途中、その息ごと抱きしめるよう。
促すような吐息と同時に、唇を重ねる。

熱で湿った音が交じり合うほどに近づきながら、
自分から押し付けるのではなく、
最後の1cmだけはあなたに唇を寄せさせて・・・

(2/2)
(-131) 2023/09/13(Wed) 11:12:38

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ

「素直なやつは出世するぞ〜」

しゅんしゅんと湯が沸く音に、能天気な声が交じり合う。
カウンターに片手を突き、もたれかかつようにしながら
珈琲の準備を続ける。
どこかけだるげながら、手際は良い。

「そりゃあ、裏切るために決まっているだろう。
 だから警察より、マフィアを摘発することを重視してほしいのさ。
 法案自体の維持のため、警察を摘発するのも必要だとは思うがね。
 俺にとっては自分の目的の方が大事だから、
 ああして直接接触もした」

湯気とコーヒーの香りがふわりと広がる。
真っ黒な液体が、カップに注がれていく。

「そうとも、マフィアにとって仲間というのは家族で、血だ。
 生きる存在そのものだ。
 若いうちにファミリーに入ったものにとって、
 それは人生に等しいものだ」

かちゃりと音がして、皿に乗せられたカップがカウンターの上にトン、と置かれて。


「――つまり、俺は人生を殺そうとしてるわけだな」

どうぞ? と。笑って、珈琲を促した。
(-136) 2023/09/13(Wed) 11:55:51

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ

「してみればそんな悪いものじゃないさ。
 ……いやどうかな…」

思わず首をひねりながら、自分の分の珈琲を注ぐ。
カップに指を引っ掛けるようにして持ち上げながら、

「マフィアってやつが嫌いなのさ。
 何も救えない、何も残せない。

 だって犯罪者だぞ?
 そんなに不思議なものかね」

なにかおかしいか? とばかりに肩をすくめる。
おかしくはない。彼が言うのでなければ。

「悪党と悪党が潰し合うなんて、警察からしたら渡りに船だと思うがね」
(-138) 2023/09/13(Wed) 12:10:41

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ

今になって・・・・・?」


ふ、と。

息が漏れて。

「おいおい」

(1/2)
(-141) 2023/09/13(Wed) 13:05:39

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ




「─俺がカポになったのが、
 何年前だと思ってる?・・・・・・・・・・




─アレッサンドロがカポ・レジームになったのは、
当時の上司が死んだ十年前だ。

(2/2)
(-142) 2023/09/13(Wed) 13:08:55

【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ

「なんだお前、来てたのか」

がたん。
突然カウンターの奥の扉が開いたと思えば、
この店の主──アレッサンドロがいた。
短パンにサンダル、柄シャツと、外出していたとは思えないような恰好だ。
手元ではちゃりちゃりと車のキーを回している。
きっと彼の愛車である、赤のフィアット500──日本では某"怪盗"の三世の愛車として有名な──のキーだろう。
いつの間に帰ってきたのだろうか。

「待たせて悪かったな。
 珈琲飲むか?」

答えもきかずに、ちゃかちゃかと準備を始める。
どうせ、お茶菓子的なものも出てくるだろう。
(-143) 2023/09/13(Wed) 13:16:06

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ

「須らくどんな仕事にもプライベートは保ってしかるべき、というのは俺のモットーのようなものだが」

珈琲の湯気が揺れて、黒眼鏡の向こうの視線がけぶる。
見つめる瞳から目を逸らすことはない姿は、
恥じ入ることも臆するところもなにもないといわんばかりだ。

「今回の仕事は信頼が大事だ。
 だったら話しておいた方がリスクが少ないか」

かちゃり。
この店は海に面した、ひらけた道路の傍にある。
だから潮の音や車の音がときたま響き、
古びた空調もこぽこぽと沸くサイフォンの音も、
どれも賑々しく響くのに。

カップが皿を叩く音が、妙に大きく高鳴った。

「──と、言っても、単純な話だ。
 当時の上司…レオ・ルッカといったが。
 そういうカポ・レジームがいて、今でいう"港"を取り仕切っていた」

港。
それはひとつの施設を示すのではなく──施設が海運・港湾関係に多いのは確かだが──
ファミリーの物流関係、一連の業務の総称だ。
今ではアレッサンドロが取り仕切り、なんとも危なげない調子で運営している。

「あいつはあまり素行がよくなくてな。
 俺はあいつから、損害・・を被った」

(2/2)
(-146) 2023/09/13(Wed) 13:38:29

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ


──アレッサンドロは当時のレオの右腕だった。
ソルジャーでありながら、メイドマンをさしおいてさまざまな業務に関わっていたらしい。

「だからやりかえした・・・・・・
 ついでに、そんなことになった理由──つまりはマフィアを恨んだ」

ぱちん、と。
胸の前で手を打って。

「以上だ。シンプルだろう。
 疑問があるか?」

(2/2)
(-147) 2023/09/13(Wed) 13:39:39

【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ

「よくわかってるじゃないか」

言っている間にもカップには黒い液体が注がれて、
湯気と珈琲の香りが賑々しくも立ち込める。
古くレトロで、せまくるしい車内。
あまりものに執着しないアレッサンドロにしては珍しく長く乗っていて、あなたもその座席に何度も座ったことがあるだろう。

「俺がいないときに来る客だろ?
 俺の珈琲が飲めないということだ。
 じゃあべつに、びっくりしても問題ないな」

店主としては問題発言だ。

「で? 今日はどうしたんだ、お前」

今更そう訪ねながら、
すぐに珈琲のなみなみと注がれたカップが置かれて、
頼んでもいないメレンゲ菓子アマレッティも並んで出てくる。
さくさくとしたアーモンド生地が、ころりと皿の上で転がった。
(-149) 2023/09/13(Wed) 14:26:05

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「心配されて喜んでるのはな、老けた証拠だぞ〜」

軽口にほぼ等しい返答。
話している間にも手際よく作業は進み、
珈琲がカップに注がれていつもの席にことんと置かれる。
ついでとばかり、更に乱雑に広げられたビスコッティがいくつか。
狭いカウンターの中で、長い手足を器用に動かして珈琲を淹れるアレッサンドロの姿は、
確かに当時より手際がよくなったといえるだろう。

「ハァ、またかよ。
 まぁいいがね。
 そんなに今忙しいのか。
 例の法案の関係か?」

自分の分の珈琲を注いで、カウンターに肘をつく。
だらしない恰好で身を乗り出して、首を傾げた。
(-152) 2023/09/13(Wed) 14:49:56

【秘】 黒眼鏡 → 日差しにまどろむ ダニエラ

後部座席の人物が何を考えているか。
男でなくとも、それを悟ることは難しい。
だから少なくとも、鼻歌でも歌いそうな調子でハンドルを握るこの男が、口に出さず留められた想いを知ることはないだろう。

そこに思い悩む様子もない。
彼が見せるのは道行く車たちとすれ違い、海辺の道に出て、
ぱあと開けた視界に、

「お」

声が漏れて。

「お嬢様、見えましたよ海」

ほらほら、とバックミラーで笑う、能天気な顔だけだ。


「確かあっちにフリットラ売ってる屋台があったはず…ん」

海辺の道をゆきながら、
あなたの言葉を聞いて、ほう、と応える。

「まぁそうだよな、警察の仕事内容までは良く知らんが」
「いじめられたりしてないよな〜?」

ハンドルをゆっくりと回す。
海岸線にそったゆるやかなカーブを、フィアット500が進んでいく。

そっち・・・についても、
 そのくらい分かればいい。リスクは少なく、な」
(-167) 2023/09/13(Wed) 19:54:34

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「あいつそんな暇あんのかよ」

もっと仕事押し付けてやろうかな。
ろくでもないことを呟きながら、カウンターの裏に置かれていたパンをてにとってがぶり、とかじる。
焼いたり、バターを塗ったり、そういう味付けをした様子が全くない…
つまりは味気のないホットドッグ用のパンだ。
ソーセージがはさまれている様子はないが。

「美人さんじゃしょうがない」
「あー……噂通りなら、かなり強引で…リスクまみれだ。
 俺の好みじゃないし」

10年前ならともかく、今の彼ならそういうだろう。
あなたの言葉を、ふうん、とばかり興味無さそうに、
珈琲のお供くらいに聞いて。

「まぁもし俺が関係者なら」
「もっと賢く・・やりな、って言うだろう」

黒眼鏡の奥で、ちら、と瞳が動いて、あなたの顔を見た。


(1/2)
(-168) 2023/09/13(Wed) 20:03:38

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「で」



「そりゃ、俺がファミリーを裏切ってるって意味か。
 ドラ猫」



――あなたなら、よくわかっている。

10年前にがらりと変わった男の中には、
その黒眼鏡の下には、
10年前と同じものがまだ、
赤熱した焔のようにとぐろ・・・を巻いて渦巻いている。

(2/2)
(-169) 2023/09/13(Wed) 20:07:29
 


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生存者 (4)

フィオレ
9回 残 たくさん

うそつき

エルヴィーノ
3回 残 たくさん

何処にも行けない

ペネロペ
7回 残 たくさん

何度でも見付けて

ロメオ
8回 残 たくさん

ひとのかたちは

犠牲者 (12)

ガイオ(2d)
0回 残 たくさん

 

エリカ(3d)
0回 残 たくさん

コバルト色を手に

黒眼鏡(3d)
47回 残 たくさん

Kovacs.

ニーノ(3d)
18回 残 たくさん

大丈夫だ

イレネオ(3d)
6回 残 たくさん

薄藍を想った

ニコロ(4d)
0回 残 たくさん

これからも一緒に

カンターミネ(4d)
1回 残 たくさん

いつでも傍に居る

ヴィンセンツィオ(4d)
20回 残 たくさん

白鳥は唄えない

アリーチェ(5d)
0回 残 たくさん

そうだ、わたしは

ルチアーノ(5d)
11回 残 たくさん

もう楽にしてくれ

リヴィオ(6d)
0回 残 たくさん

もうすこしだけ

ダニエラ(6d)
4回 残 たくさん

ほんとは、まだ

処刑者 (4)

ヴィットーレ(3d)
1回 残 たくさん

 

テオドロ(4d)
3回 残 たくさん

枯れない心を

ネロ(5d)
0回 残 たくさん

 

ダヴィード(6d)
4回 残 たくさん

また会いましょう

突然死者 (0)

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