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【秘】 運び屋 バーナード → ひとのこ ヌンキあなたの身体が、声が、快楽を滲ませる姿を見てぞくぞくと腹の底から更なる熱が沸き起こる。跳ねる身体が快楽を逃そうとしながらも自分の指をしっかり咥え込んでいることが気持ちいい。悪友と呼ぶ相手の甘い声が吐息の合間に己の名を呼び震えることが心地いい。 そうして、あなたがどちらでも達したことに気付くと喉奥がくつりと鳴った。手に付いた白濁を舐め取りながら指を引き抜いたその秘所の入り口に自身を添え、投げかけられた言葉には少しだけ首を傾げた。 「歪とは思わないけどな。多くの人とは違うってだけじゃん、お前はお前だろ。……信じられなくてもいい――今から"それ"を分からせる」 自分はあなたを歪だと思っていない、あなたとの性行為に興奮している、あなたを抱きたいと思い行動する。 その証明ともなり得る反り返った熱で、あなたの内壁を擦り奥まで貫いていく。 (-403) 2021/09/08(Wed) 11:49:02 |
【秘】 磁気嵐 テレベルム → ひとのこ ヌンキ「わかって……いるのだ。理性では。 そう、こんな心境になって、初めて。あなたの選択を、怒りでもって受け止めた私の、その、愚かさを知った。あなたも、あれは、決断の一つで、……私は」 首を振る。 わかっているのだ。……わかっている。 「……すまない。私は貴方の話を聞くためにここにいるのに、いつのまにか、聞かせていた。余裕が……なくなっている、のだろうな」 痛みに声を上げることもなく、自らペンを引き抜いた。返しにも似たペン先の尖りが手袋の糸を、肉の繊維を、筋を、神経を絡ませてもなお、彼の声は上がらない。 聴かせる悲鳴など無い。そのように育った。 流れ落ちる赤を灼いてようやく、眉が顰められる程度だ。 手袋越しに、肉の焼ける匂いがする。 それは化学繊維を熱したときのような、あまり生命らしい匂いではなかった。 ──無事である方の手で、あなたの指先をふにふにと摘む。 命の在り方を確かめている、畏れを知る弱さだった。 (-405) 2021/09/08(Wed) 12:22:10 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 防衛部所属 テンガン貴方の返答に、ゆるりと地へ伸びていた金が揺らめいた。静かに持ち上がった顔にはいつものような飄々とした笑顔はなく。無機質な人形のようでいて、それでいて困ったようにかすかに眉根を寄せていた。 「そうだね。シトゥラの望みだ。望まれたからそうした。その時の俺は、どのような命令でも絶対に従う道具であるべきと思っていたから。 でも君はシトゥラが大事なんだろう?可愛い子が預かり知らぬところで誰かに抱かれていたなんて、保護者の立場としては許せないことだと思っていたけれど。 ああ……手を出してしまったけど、もう抱くつもりはないからそこは安心して……と言っていいのかな。俺はもう道具にならない……ように努力することにしたから」 (-421) 2021/09/08(Wed) 13:55:57 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 運び屋 バーナード「……フフ」 ──信じているよ、悪友。 口には出さなかった。下腹部に触れる貴方の熱が既に痛いほどに証明してくれているのだから。 期待に腰が揺らめいた。 「バーニィ、バーニィ。 ……………………きて」 内側が擦られるたびに、頭からつま先まで震えるような刺激が駆けていく。言葉にならない音をこぼしながら、昂りを受け入れる者の口元は嬉しそうに柔らかく弧を描いていた。 拓かれ、穿たれ、満たされる。 迎え入れた熱を女の胎が喜びながら包み込む。与えられる悦楽が伝播し、その上に並ぶ男の兆しも果てたばかりだというのに既に硬さを取り戻しつつあった。 (-424) 2021/09/08(Wed) 14:11:40 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 情報屋 ムルイジ「通達が来るなんて君のお偉いさんもなかなかどうして鬼だなあ」 人形めいた無機質さを見せていた使用人だったが、そうコメントする時だけ労うような色を声に乗せていた。 「鈍い、か。 …………通達はまあ、どうしようもないけれど。 それはさておき鈍いものは鈍いものとしてそのままにしていてもよかったんじゃないの?それはそれで、一つの長所として俺は見れるけどな。 感じにくい心が悲鳴をあげるほどに傷ついて、苦しんで、そうまでしてこのゲームで何か……得られるものはあった?」 決して人形ではない使用人の顔がほんのかすかに曇る。 「……俺は、心配だよ。君が、辛い思いをしたのに何一つ得るものがなかったらどうしようって」 皆の背を優しく押し、見守ってきた貴方がただ傷つくだけなんて。 そんなの、嫌なのだ。 (-426) 2021/09/08(Wed) 14:23:31 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 平凡 シェルタン「んぁ〜〜〜ん」 それは使用人というより友人のよう。そんな気さくさで、貴方が運んでくれたサンドイッチを喜んでぱくりと口に収めた。 「……、うん!我ながらなかなか良くできてる! フフ、ありがとうシェルタン殿!はいあーんなんて使用人の立場であるが故にね、殆どやった事ないからちょっと楽しかったよ!」 目を細めてからりと笑うのだった。 死とは無縁の穏やかな食事風景。その中心にいる穏やかな貴方の様子を、使用人は自分のことのように嬉しそうにしながら見守るだろう。 (-428) 2021/09/08(Wed) 14:30:09 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 生真面目 レグルス(4日目) 「あ〜、なるほどね。いやあてっきり二人で約束していたのかと思ったよ。だからそれ見て俺も教わりた〜い!って思っちゃったんだよね」 俺焼く前のパンもらった>>2:a275だけだからさあ〜なんてよく分からないことを言いつつ。 「やったね!いやあでも、それでもパンを焼いてくれているところを見るのはいいものだよ。周りの人たちにとってね。いがみ合い騙し合い殺し合いを見るよりよほど楽しくて可愛らしいだろうさ」 そう言って使用人もまたエプロン三角巾を装備したのだった。 レッツクッキング〜!! (-429) 2021/09/08(Wed) 14:37:13 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 観測者 サルガス(4日目) 「おっ!?サルガス殿やる気あるね〜!勿論さ!心ゆくまで楽しもうじゃないか! ダーツをもう一度やるでもいいし、あっそうだ!さっきね〜宇宙ゾンビをひたすらに銃で倒していく全宇宙が泣いたVRシューティングホラーゲームなるものを見つけたからそれでも〜……」 こちらもドリンクをぐいと呷り、飲み終えてから貴方に次々と提案をしていくだろう。 ゲームも中盤、4日目のこと。 折り返し地点にきて更に議論は白熱するだろうが、今この時だけは友人のように共に騒ごうと使用人は決めたのだった。 ──例えその後、貴方に殺されることになったとしても。 それでも、自分は貴方へ祈る。 (-430) 2021/09/08(Wed) 14:46:50 |
【秘】 生真面目 レグルス → ひとのこ ヌンキ「さて、普通のパンに比べてスコーンは簡単だ。 予め材料は冷蔵庫に入れて冷やしておいた。 ざっくり20個分用意していたから、半分ずつにしよう」 冷蔵庫から牛乳以外を出して半分こだ。 「薄力粉、ベーキングパウダー、グラニュー糖を 混ぜ合わせて、軽くふるいにかける。 これと1cm角ほどに分けておいたバターを混ぜる。 指で混ぜてパン粉のような感じにするらしい」 シャカシャカと粉を混ぜ合わせて、バターを加える。 エプロン着用レグルスは手際が良い。 なぜならそこに手順書があるから。 (-431) 2021/09/08(Wed) 14:51:18 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 観測者 サルガス(5日目) 努力するという返答をただ微笑んで受け止めた。 自分自身で納得がいかない限り、その揺らぎは落ち着くことがないのだろう。 恐らく自分では貴方のそれを止めることができない。拭い去ることができるのは、きっと別の者だ。 「そうそう!今の俺はフリーのさすらい使用人ってわけ! ちょっと昔大怪我しちゃってね。その際に実は既に死の恐怖を学んだのだけど、少し狼狽えちゃってさあ。 屋敷の人はその様子を『精神崩壊』なんて物凄く大袈裟に報告書に記してしまったし、なんやかんやあってその記述が原因で記憶操作を受けたけど…… ……だから俺は本当に大丈夫!本当に壊れているわけじゃないもの。大丈夫じゃなかったらこのゲームに参加出来ていないし、今もカウンセリング室でずっとメンタルチェック受け続けながらカウンセリング行っていただろうさ。 心配かけてごめんね、サルガス殿!」 にこやかに答えた。けろりとしている。本当に大丈夫そうだ。 「……ただまあ、その時から抱いた疑問や、死の恐怖を再び獲得してから生まれた"君たちへの問いかけ"は燻り続けているけどね」 (-433) 2021/09/08(Wed) 15:01:46 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 磁気嵐 テレベルム「……。君は否定するかもしれない。でも、今の君、優しいね」 これは正確に言えば貴方へ当てた言葉ではなく、独り言のつもりだった。声量は調整していないので拾われるかもしれないが。誰かの為に動けず、何も出来ないと無力さを感じている。他人を想わなければ至ることができない感情だと思った。 「いいのいいの。俺は元気だからさ。むしろ君が元気じゃない方が俺にとっては問題だ。だから、もっと話してくれていいんだよ。だって俺たち友だろ?友でいてくれる事を君は許してくれただろう? 俺は寄りかかって欲しいって思ってる。何でも受け入れて命令を聞く道具ではなく、君の友として」 血がちゃんと満ちて巡るあたたかな指先をふにふにと摘ませている。空いた片方の手は、先程負傷した手にそっと触れようと其方へ伸びるだろう。 (-439) 2021/09/08(Wed) 15:20:02 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 生真面目 レグルス「うわ凄いな。用意がいい。プロか?」 準備の良さに舌を巻く。でもプロなのかは知らない。 「う〜ん流石パン屋……と言うのも不思議な話だけど。 手際がいいねえ。君、経験積めば料理人もいけるんじゃない?」 なんて感心しつつ同じように進めていく。料理は慣れっこなのでこちらもサクサク進む。 (-440) 2021/09/08(Wed) 15:23:07 |
【秘】 運び屋 バーナード → ひとのこ ヌンキ求めるその二文字にほうと熱い息を吐いて、自らに穿たれるあなたを見下ろし自らの唇を舐める。奥に進む度に鳴く様子を見て、あなたの浮かべる笑みに気付いて、自然と獣欲が零れ落ちて。 「――……あ、はァ……ヌンキ、……俺あんま、余裕ないかも……ッ」 先程一度白濁を吐いている分敏感になっている下腹には、あなたの胎のもてなしは刺激が強すぎる。律動とて最初こそ緩やかな腰の動きだったものの、徐々に腰を掴み最奥を抉ろうとするような激しいものへと変化した。 あなたに自らの影を落とし、あなたへどちらともの性の悦楽を与える男は熱く荒い呼吸をあなたの耳朶へ落としていく。 色んな液がもたらす水音、肌とシーツが奏でる衣擦れ。吐息と精が混ざり合うような時間は、互いが満足したあたりでようやく終わりを迎える事だろう。 /*アタイよ。更新時間も近づいてきたから一応このあたりで暗転もとい秘話を終えられるような文章を送っておくわ。ここで区切りでもいいしアナタのほうで何か付け足したいことがあれば付け足してくださっても構わないわよ! アナタとのセックスバトル最高にドロドロで楽しいわ。楽しかったわ。ヌンキ最高の悪友ですわ、愛を込めて! (-443) 2021/09/08(Wed) 15:32:06 |
【独】 ひとのこ ヌンキ(「私はかわい子ちゃんたちと話がしたすぎてあちこちに手を出しロール速度が下がり返信沢山遅くなりました」の看板を下げて土下座している (-442) 2021/09/08(Wed) 15:34:07 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → ひとのこ ヌンキ貴方の言葉を、暫く黙って聞いていた。 労う色も、曇る顔も。ちゃんとわかる。 わざとらしく元気に明るく振る舞う皆の前の貴方より、中々どうして、ムルイジにとってはこちらの方が好ましいと感じてしまう程度には心配を受け取れている。 「……考えることは人間の特権よ。鈍いままでいるほうが、アタシにとって死ぬことより怖かったのよ。 アタシいつか、肉体より先に精神が凍りついて死んでしまうんじゃないかって」 質の違う恐怖がふたつ。どちらを取るか、という選択で、ムルイジは心を軋ませてでも『生きるための』恐怖を取っただけの話。 「折角死なずに済むようになって、それでもそれは肉体だけ。……精神のことって、まだまだみんな知らないんじゃないかしら? 物理的な部分だけ先走って終点に辿り着いちゃったのよ、人間は、きっと。 馬鹿よね、愚かだわ、そう思う」 酒をまた一口、もう一口。 胃がキリと痛む音のような感覚を、体内に感じる。 「痛みこそが、アタシにとって得るものだったわ、ヌンキ」 微笑む。心の底から穏やかに。無理して作ったいつも通りではなく。 ただ、ほんの僅かに眉を下げ、寂しそうな雰囲気も感じ取れたかもしれないが。 (-444) 2021/09/08(Wed) 15:41:27 |
【秘】 生真面目 レグルス → ひとのこ ヌンキ「ふふ、そう思うか。しかしダメなんだ。 アドリブが効かないからな。 失敗が許されるならそれで問題はないんだが、客商売はな。 ま、総じて私の美点であり、欠点だ」 後は牛乳入れて混ぜるらしい、とスプーンと牛乳を渡す。 「経験を積んでも、どうにも対応ができん。 次にどうすればいいかを延々と考えてしまうんだ。 その点手順書はいいぞ。 次に何をすればいいかすぐわかる。 手順書が間違ってることもあるがな」 スプーンでぐにぐにぐにぐに。 手で混ぜてもいいのに、レシピにはスプーンと書いてあるのでスプーンを使うのだ。 (-449) 2021/09/08(Wed) 16:21:09 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 情報屋 ムルイジ「精神が凍りつく……。 ……それが技術を得た結果なら、進化の一つとしてそれでもいいじゃないかと思っていた。今更古い人間らしく死の恐怖を得ることなど、退化にも等しいと。 ああ、でも。君の話を聞いてなんとなく思い至ったよ。 人間を人間たらしめているのは、思考という概念なのかな」 船に来た直後まで道具であろうとした、思考を停止していた人間は貴方の言葉を丁寧に拾い上げる。 「心を死なせないようにする為に、死にそうなくらい傷を受けなければいけないなんて。 冗談にもならないよ。本当に人間は馬鹿だ」 悲しさと、寂しさと、やるせなさがないまぜになった乾いた笑い声がこぼれ落ちる。 「……それでも、君に得られるものがあってよかった。それは、俺という愚かな人間にとっての救いにあるから」 ▽ (-452) 2021/09/08(Wed) 16:31:37 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 情報屋 ムルイジ「……ムルイジ殿」 一つ、前置きと共に使用人はグラスを置いた。 立ち上がり、テーブルを迂回して。 ソファに座る貴方の前へ。 「嫌なら、冗談めかして断るなり力づくで突き飛ばすなりしてほしいのだけどね?」 そう言って、使用人は貴方へそっと腕を伸ばすだろう。柔らかく抱きしめようとするために。 断られるなら、「冗談だよ」と笑っていつも通りの調子で席に着く。 (-453) 2021/09/08(Wed) 16:31:56 |
【秘】 観測者 サルガス → ひとのこ ヌンキ(4日目) 「宇宙ゾンビ。そうだな、再びダーツもいいが……諸々あってちゃんとホラーしてるホラーは気になる所だ、其方も興味がある。」 そんな風に答えながら、娯楽室を回り貴方の提案に質問したり乗ったりしつつ、娯楽船と言われる故の施設を色々と楽しむ事だろう。 ――この後どういった結果に転がったとしても。 今は、使命も議論も、忘れて。 /* という訳で四日目はこの辺りで〆にしようかなと思いますわ!ありがとうございますわ!!! 五日目の方も対戦よろしくお願いしますわね……愛してるわ、kiss…… (-455) 2021/09/08(Wed) 16:32:25 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 生真面目 レグルス「ふ〜む、成る程ね……」 なんだか自分よりも命令に忠実な使用人に向いているな、と思った。 牛乳とスプーンを受け取って一緒にぐにぐにぐにぐに。 「……ねえレグルス殿。 もし従うべき指示が自分にとって嫌なことだったとしても、指示を出した人間にとって明らかに間違った選択肢だったと自分目線分かっていたとしても。 それでも、君は従うかい?」 (-456) 2021/09/08(Wed) 16:37:26 |
【秘】 観測者 サルガス → ひとのこ ヌンキ(5日目) 大怪我の後に死の恐怖を学んだという意味。つまり、彼は『本人が予期せぬ件で』『死んだ事がある』という事実。 彼曰く大袈裟とはいえ、主が精神崩壊と断定した程の案件。 それらを何でも無さげに話される様子に、少々唖然とする。 しかし、じっとその様子を見て、其処に何も違和が無いのであれば。 「それは……確かに、そうか。 精神への負荷が避けられない都合上、ゲームへの参加にはある程度の基準が求められていた。……記憶の巻き戻りも、想定が出来ていなかった訳ではない、か。そうでなければ、許可が下りる事は無い筈……」 等と言いながら、一先ず納得するだろう。 そうして、続けられる言葉に首を傾げる。 「……問いかけ、とは? その『君たち』には、我々も含まれているのだろうか」 (-457) 2021/09/08(Wed) 16:56:24 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 運び屋 バーナード「ふふ、アハ。……かわいい、ね……バーニィ……んぅッ」 嬌声の合間にそう零した。こんな事を言ってはもしかしたらまた意趣返しをどこかでされそうなものだが、それならそれで構わない。そうやっていじめられるのも、色んな反応を見せる貴方も、たまらなく愛おしく感じるのだから。 「ぁ、あっ……いい、よ……余裕なくて、いい、からっ……ふふ、ぁはっ……ぜんぶ、ちょうだい……っ!」 抽送が激しさを増すにつれ両性の喉からとめどなく高い鳴き声が上がり続ける。耳朶を舐める声さえも刺激として受け取って、肢体は従順に震え続けた。 腕を回して、足を絡めて、名前を呼んでは交わり続ける。 暫し続いた秘めやかな戯れ。その一幕でどれだけ熱と快楽に溺れてもベッドを降りれば悪友としての付き合いに戻るだろう。 その付き合いやすい関係は使用人にとって初めてのものだった。 だから、想い続ける。褥を共にしたこの時間より先の話。 悪友として、傷つく貴方が前に進めますようにと。この遊戯で得られるものがありますようにと。 人形ではなく、道具ではなく、使用人ではなく。 ただ一人の悪友として祈り続けるのだ。 (-459) 2021/09/08(Wed) 16:59:19 |
【秘】 生真面目 レグルス → ひとのこ ヌンキ「時と場合による……が、 相手が自分に対する命令権を持つ、 あるいはそれ相当の権限を持つ上位者であれば。 従うだろうな、私は。 なんせ行動に迷わない上、 こちらの行動の責任は命令者負担だ」 レグルスは、生真面目だ。ほんとに? (-460) 2021/09/08(Wed) 16:59:41 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 生真面目 レグルスきょとん。 そんな効果音がつく気の抜けた顔をした。 「なんか……仕える者に絶対遵守な俺の家と似ているね。 それも教育のたまものかい?」 生真面目だけだそうなったの?まさかあ。 ぐにぐにしながらなんとなく尋ねる。 (-463) 2021/09/08(Wed) 17:08:18 |
【秘】 ひとのこ ヌンキ → 観測者 サルガス何故貴方が唖然とするのか、使用人は理解できていない。 使用人の胸の内を占めるのは他者だ。他者のことを想い、他者の為に動き続ける。現状無事であるならば、自分の過去の苦難など瑣末な問題でしかないのだ。 「うん。サルガス殿も含まれるよ。俺は人間みんなに問いかけたいからね。 ──眠りについた生存本能を呼び起こしてまで、君たち人間は何をしたいのか。 ……人が死の恐怖を忘れてしまったのも、進化の一つと考えることはできないかい? 星を飛び出し、死を乗り越え、あらゆる不可能を可能としてきた人間たちの終着点。 そう考えると死の恐怖をはじめとした本能を呼び起こすことって退化しているんじゃないかとも思えるのだけど、君はどう考える?サルガス殿。 君は、揺らぎながらも何故人らしく生きようとする?」 それは責めているわけでも詰っているわけでもない。 純然たる疑問から、貴方に問いかける。 (-468) 2021/09/08(Wed) 17:33:17 |
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