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【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親「ふっ、クソ食らえ、か……言葉使いが悪いなぁ ……そうだよなぁ、異能は持って生まれたものだ 気に食わないなら生き辛いだろうさ」 そっと頭に手を遣り、ぽんぽんと。 「……それでも、向き合っていくしかないんだなぁ」 ぽつりと。 腕で隠れて、表情は見えない。 「────今の君はあの経験を経て、変わったはずだ 異能が強化された先のことを知ったはずだ その時の気持ちは、君たちにしかわからないはずだから ……後悔しているかわからないんだったら、 後悔しようがないほど便利に使ってやれ」 /* お待たせしました! 表の方は大変になってますでしょうがね! こっちは昨日の午前中のことなのでね! 関係なく進行していきますわ!!! (-14) 2021/11/02(Tue) 21:44:09 |
【独】 朧げな陽光 守屋陽菜夜、寮室にて。誰もいない一人部屋。 学園から配慮されてのことだろう。 もっとも配慮されるのは、私ではなくいない同室のもの。 それも、この異能のせい。 透明人間がいるようなものだ。 姿が見えないと、誰も落ち着けない。 いなくてもいるかもしれない。 そう思うと気が休まらないのだ。 ……家族でさえそうなのだから。 それも、この異能のせい。 窓の外の世界を眺める。夜は、危険だ。 暗いと、人の認識は弱くなるもので。 私への意識はことさらに離れていく。 それも、この異能のせい。 さて。今日あったことを思い出す。 朝日が薬を飲み、それを……みんなが収めようと協力する。 異能を積極的に使う者もいたように思う。 鏡沼クンも、シオンクンも、世良も……その他のみんなも、 誰かの為に異能を使える者たちだ。 私とは、違うな。 ……鏡沼クンとの約束がある。 もしかしたら、という期待を持って。 (-24) 2021/11/02(Tue) 22:11:10 |
【独】 朧げな陽光 守屋陽菜異能が強化された先、か……。 保健室で贈った言葉を思い出す。 ……あぁ、わかっている。 自身の異能の強化。それがどんな状態を指すのか。 世界がぼやけて、虚ろな世界。 誰もみんな、私に見向きもしない、そんな世界。 あの先があるのだとするなら……それは白紙の世界。 ────白痴の世界。 ……なに、誰かの為になれるなら。 喜んでその世界に入ってやろうじゃないか。 手を震わせながら、薬を鞄に仕舞った。 (-25) 2021/11/02(Tue) 22:11:34 |
【独】 朧げな陽光 守屋陽菜朝。いつも以上に早起きをして、登校する。 ……いや、早起きではなく、眠れなかったのだ。 遠足を待ちわびるような、子供みたいな興奮ではない。 不安で、怖くて、仕方ないといった心細さ。 大して眠れもしなかったが、学校には行かなければ。 授業でも準備でもなく。 ここにいると報せることができるのは、ここだけだから。 教室にも赴かず、放送室へとまっすぐ進んでいく。 鍵はすでに手の中だ。 いつものことだから気にすることはないだろう。 部屋に入り、スマホを操作。ある男にメッセージを送り。 鞄から薬を取り出す。 適当なペットボトルの水に溶かして、一気に飲み切る。 ──ぐらり、視界が揺れてぼやけて混ざり合う──。 まるでダリの絵画のように、全てが不確かになっていく。 それもだんだんと大きく。 ……吐き気がする。 (-29) 2021/11/02(Tue) 22:30:52 |
【独】 朧げな陽光 守屋陽菜時間に合わせて、放送の準備。 スイッチを切り替え、ランプが光る。それが合図。 マイクに自分の声を入れる。 『おはようございます 朝の放送です 昨日は雪が降りましたが、急な天候の悪化はあるもので 万一のための防寒の準備は万全でしょうか? さて、体育祭も刻一刻と迫っており 放送の内容もそればかりになってしまい味気ないですね その分、当日では精一杯、頑張らせていただきます それでは朝のHRに遅刻しないように 今日も一日頑張りましょう』 ……なんとかやり切った。 これで、学校に居る。それは証明できたはず。 真っ白になっていく世界の中。ゆるりと目を閉じた。 (-30) 2021/11/02(Tue) 22:31:11 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親「……そうか」 口元が弧を描く。 良かった、とはとても言えないが。 悪くはなかったと、そう思おう。 「────よし、意識は問題なさそうだね 副作用はあるかもしれないから、 もう少し安静にしているように」 鞄を抱えて、眼鏡に手をかける。 どうやら様子を見終わったという判断のようだ。 「……明日こそはよろしく頼むよ?」 くくくと、喉で笑いながら眼鏡に手をかける。 (-31) 2021/11/02(Tue) 22:39:20 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創/* ここでお先に質問なのですが……。 鏡沼くんの異能は、鏡沼くん本人から常時、異能パワーを受けて脳が影響されているのでしょうか? それとも、一度異能の影響下になれば自立してかかり続けるタイプなのでしょうか? それによって反応が変わりそうだなと。 (-35) 2021/11/02(Tue) 22:58:26 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創/* なるほど……。 ちなみにそれは、当たり判定のない相手には効果があると思いますか……? ぶっちゃけてしまえば、今の守屋はこの世界に存在しているかどうかの境界線にいます。 お薬の効果ってすごいです。 (-37) 2021/11/02(Tue) 23:16:34 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創/* あれは薬を飲んだ直後にかけました。 まだ効き目が薄かったというわけですね。 ……といっても完全にいなくなってるわけじゃなくて波があります。 たまに浮上して、また沈んでいく……そんな様子かもしれません。 今までのご相談からすると、消えたりしつつも当たりはつくといったところでしょうか? ……という落としどころは、いかがでしょうか!? (-41) 2021/11/02(Tue) 23:52:12 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 風紀委員 普川 尚久朝の放送が鳴り響く直前。 あなたの端末に、メッセージが届く。 『あの薬、飲むよ』 それだけの簡潔な内容。 ────いつもの時間、いつもとは違う朝の放送が流れた。 (-42) 2021/11/02(Tue) 23:54:58 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親「…………あぁ、また明日」 たっぷりの間を置いて。 かちゃり。 眼鏡を外した音。 そうすれば、女の姿はぼやけていき。 しばらく後に、ひとりでに扉が閉まった。 匂いは遠くに行っただろう。 (-44) 2021/11/03(Wed) 0:02:46 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創「────…………ぅあ……」 フラッシュが焚かれるように、 真っ白な世界に見慣れた世界が明滅する。 口の中に広がる独特な苦み、 頭が情報を処理しようと稼働し続ける。 全ての感覚が気持ちが悪い。 放送室の壁に背を預けて、項垂れる。 「────…………っはぁ……?」 不意に、誰かの足が映った。 それもただの足じゃない。 半透明で覚束ない、ノイズの走ったような人の足。 この格好は、男子生徒だろうか? ぐらぐらと揺れる頭で、 顔を見上げようとしても眩しくて認識できない。 影が、現れては消える。繰り返す残響。 (-45) 2021/11/03(Wed) 0:14:49 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 何処にでも居る 鏡沼 創「────………… っ 」何かを喋っている音が聞こえる。 言葉までははっきりとしない。 何かを受け取るたびに、脳が軋み、かき回される。 ぐらぐらと現実と虚無を行き来し、頭が犯される。 「────………… 君、は ……?」見えない、伝わらない相手を前にもがいて。 なんとか届く音を頼りに、指を差した。 机の上に置かれたマイク。放送中のランプは消えていた。 (-50) 2021/11/03(Wed) 0:59:30 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 何処にでも居る 鏡沼 創/* 事務連絡です! 来た順番をわかりやすくするために、鏡沼くんの異能体の方の描写を二番目に来た方に秘話で伝えても良いでしょうか? 最初だけ、守屋の認識なのでぶれた姿として描写しようかと思ったのですが、 それとはわからない身体の方がよろしいでしょうか? それらが終わったのちに、白に移りたいと思っております……! (-54) 2021/11/03(Wed) 1:21:37 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 何処にでも居る 鏡沼 創/* あ、入れ違いになってしまった! 本体の方がいらっしゃるのですね!?光栄ですわ!! 白でお待ちくださいませ!!! (-55) 2021/11/03(Wed) 1:23:20 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親扉を開けば、放送室には女の姿はなかった。 あるものは、密閉された奥のブースの中に鞄がひとつ。 それは女のものである。 鼻のいいあなたならわかるだろうか。 薄らとではあるが、女の匂いが残っていることに。 それを辿っていけば、鞄の横に小瓶とペットボトルが。 ……あなたなら、見覚えはあるはずだ。 風紀委員に渡されたものと瓜二つなのだから。 (-59) 2021/11/03(Wed) 1:27:28 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親/* と、ここで白に移ろうかと思うのですが……いかがでしょうか? 先にやりたいアクションがあるというのなら、お好きに扱ってくれて構いませんわよ! (-60) 2021/11/03(Wed) 1:30:16 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親ブースの中に何かの影。 その影は、文字通り揺れて立っていたが、 あなたがひとたび認識すれば、人の形を作り上げた。 ……その形はあなたの望むものではなかったが。 人の形は、鏡沼創であった。 /* ごめんなさい!追加の情報ですわ! (-63) 2021/11/03(Wed) 1:37:08 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創/* 実は順番的には鏡沼くん(異能体)→朝日くん(秘話)→楢崎くんかなぁと。 本人が来るまで、異能体もいらっしゃるということでいいですよね? はい!お待ちしております! (-64) 2021/11/03(Wed) 1:41:49 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜>>11 放送室 しんと静まり返ったその場に、人が集まっていく。 楢崎大地が訪れた頃には、 鏡沼創、朝日元親の両名の姿があった。 そう、その二名しかいない。 ブースの奥、女物らしい鞄。 脇には空の小瓶とペットボトル。 それだけだった。 (+7) 2021/11/03(Wed) 1:49:58 |
【独】 朧げな遮光 守屋陽菜/* 今気づいたが、集めたもののほとんど何もできないな? ははは、みんなが心配してくれてる〜! 仲良くしてくれるといいなぁ。 (-68) 2021/11/03(Wed) 2:10:11 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜>>放送室 その言葉の通りに、ペットボトルは揺れることもなければ、 持ち上がることもない。 中の水面が凪いでいるだけだ。 (+9) 2021/11/03(Wed) 2:12:41 |
【独】 朧げな遮光 守屋陽菜薬が回り始めてきたのがわかる。 頭の中はノイズだらけ。チカチカする視界に、感覚は狂う。 胸の苦しみが、押しあがってきては息を詰まらせる。 「────…… くぁっは ……」ついには吐き出した。 白の世界に、滲んだ土色が塗られる。 吐瀉物が、唯一の色彩になった。 「────………… ぁ、あぁ ……」束の間の安心。 やがてそれは、絶望へと変わる。 自らを離れたそれは白に塗れて、世界から消えてしまう。 …………また、独りになった。 (-76) 2021/11/03(Wed) 3:06:04 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親/* まずはペットボトルの方から。 よく気がつきましたわね!その通りでございます……! 可能性なら、十分にあると思われますわ。 そして、その結果ですけれども。 確率はもちろんございます。 今は残り香程度ですが、無から急に現れるように匂いは漂うこともありそうです。 これだけ場所が限定されているので、その変化には気づけるかと。 と、その前に描写だけ白に落とすのでお待ちいただけるでしょうか……? (-77) 2021/11/03(Wed) 3:06:52 |
【独】 朧げな遮光 守屋陽菜「──── ぁ、あぁあっ、ぁあああ…………!!! 」声を絞って、絞って、絞って……踞る。 額がごんと音を立てて、白い床に擦りつけられる。 内側からの鈍く重い痛みとは別に、 額から鋭く熱いものが流れる。 ……それは、白を紅く彩り、広がっていく。 やがて白に染まるそれを横目に、涙が、嗚咽が、溢れる。 わかっていた! わかっていたとも! あの薬が。ただの出力の向上ならば、こうなるということも。 反省はない。後悔もない。 過負荷にしかならない異能でも、誰かの手助けになるならと。 ちっぽけな勇気を振り絞った結果だ! ……だけど、ここでなら。誰も見ることがないから。 少しくらい情けなく、泣いたって、弱音を吐いたって。 ────いいだろう? 「──── っふ、……ひ、ぐっ…………うぅ…… 」不確かな女は。ただの強がりの女は。 独り、静かに悲哀を受け入れて、咽ぶ。 (-79) 2021/11/03(Wed) 3:18:16 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜────ぴちゃり。 水音がする。 机の上のペットボトルからではない。壁際の床。 見ればそこには滲んだ土色。 酸い臭いのする、水溜り。 なんだと見れば。 ────ごん。 鈍い音。 そこから紅が染まっていく。広がっていく。 (+12) 2021/11/03(Wed) 3:23:02 |
守屋陽菜は、まだ見えない。 (c2) 2021/11/03(Wed) 3:29:12 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜ペットボトルの中身はただの水のように見えた。 透明な液体。ラベル。緑のキャップ。 市販の水のようにしか見えない。 だが、口にしたあなたならわかるだろう。 この味には、感覚には覚えがあると。 傍らに置かれたままになっている小瓶も、 同じ人物から受け取ったものであるのだから。 (+15) 2021/11/03(Wed) 4:04:03 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親あなたがペットボトルを、薬をまた飲んだ姿もわからない。 あなたからこちらが見えないように、 こちらも見えていないのだから。 だから、今のあなたの態度も、表情も、 全ては謎のまま。 ……誰かが見つけてくれるといいな、なんて。 そんなことを考えるのは我儘だろうか。 独りの世界で、真っ白の世界で、 不確かな女は。強がりな女は。咽びながら想う。 /* これで、大丈夫でしょうか……? 明確に薬だと表現した方がよかったかしら……? (-81) 2021/11/03(Wed) 4:11:55 |
守屋陽菜は、白い世界で、手を伸ばす。そこに誰かがいるかもしれない。誰かが握ってくれるかもしれないと。 (c4) 2021/11/03(Wed) 4:34:23 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創真っ白な世界。 もはや、現実とのちらつきもなくなってきて。 ただただ白い世界に独り。 ────割り込むノイズ。 世界に墨が入ったように、黒く塗りつぶされていく。 ……それは人型を形作り、白い世界に黒く顕現する。 背格好も、表情も、何もわからないが。 誰かが、そこに居る。 ────あなたは、独りの世界に入り込んできた。 今なら、何かを伝えられるかもしれない。──── (-87) 2021/11/03(Wed) 4:52:04 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親色に溢れる世界。 彼女は影も形もなくて、まるで居なかったようで。 ぽっかりと無の痕跡だけが残る。 ────鋭敏になる感覚。 世界から空間が抉られたように。 何もないはずの方向から、漂う匂い。 先ほどの痕跡も考えれば、見つけることはたやすく。 彼女は、そこに在る。 ────あなたは、現実の世界から見つけられた。 今なら、彼女に触れられるかもしれない。──── (-89) 2021/11/03(Wed) 4:52:11 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親/* 時間が時間ですから、無理はなさらないでくださいね……! なんというか、みんな駆けつけてくれて嬉しい限りですわ……。 どうぞ、どうぞ……片手ずつでも、両手でも何でも持っていって下され……! (-90) 2021/11/03(Wed) 4:54:01 |
【独】 朧げな遮光 守屋陽菜/* あー!!! 向こうの世界、全部白文字にすればよかった!!! 今気づくなあほー!!!ばかー!!! おたんこなすー!!! (-91) 2021/11/03(Wed) 4:56:18 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜「────…… ぁ …………」気付けば手が目の前に見える。 誰の手かは、わからない。 それでも……こちらに差し伸べられた手を。 ────掴んだ。 「────────」 ────瞬間、白と黒の世界に彩が溢れる。 赤が、青が、緑が、黄が。 あらゆる色が、ちかちかと瞬いて。 あなたたちの前に。 涙と汗と涎と紅に塗れた、不細工な顔がそこにはあった。 (+20) 2021/11/03(Wed) 5:24:32 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創/* PL連絡網です! いい雰囲気ですけども、さらに落としていいですか!? これは、手を掴んだ、とされる二人に送っているものです! (-96) 2021/11/03(Wed) 5:25:41 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親/* PL連絡網です! いい雰囲気ですけども、さらに落としていいですか!? これは、手を掴んだ、とされる二人に送っているものです! (-97) 2021/11/03(Wed) 5:25:55 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜「──── ぁ 」安心したのも束の間、現実の世界が塗りつぶされていく。 白く白く、色彩を奪って。 だけど、違うのは手をつないだあなたを、 あなたたちを引き込んで。 また白に沈んでいく。 とぷんと。 孤独な世界は三人を飲み込んだ。 あとに残ったのは、ただの静かな放送室と、保健委員。 (+21) 2021/11/03(Wed) 5:44:44 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創ぐらりと、脳を揺らされて、 引き込まれた先は真っ白な世界。 天井も壁もなく、かろうじて足の感覚から地がつく世界。 いるのは女が一人と、男が二人。それだけ。 掴んだ手が、この世界への架け橋となってしまった。 「──── ぁ、ぁあ…… 」引き込んでしまったと、顔が曇る。 見れば、眼鏡を……異能の抑制装置をかけたまま。 つまりは、抑制してなおこの影響があるのだと。 咄嗟に、手を振り払おうと引く。 /* ようこそ……? 薬の効果中は守屋はこの世界にいます。 かなり変則的になりますけれど、どうかお付き合いをお願いします……! システム的に面倒をおかけします……! (-105) 2021/11/03(Wed) 6:10:33 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親ぐらりと、脳を揺らされて、 引き込まれた先は真っ白な世界。 天井も壁もなく、かろうじて足の感覚から地がつく世界。 いるのは女が一人と、男が二人。それだけ。 掴んだ手が、この世界への架け橋となってしまった。 「──── ぁ、ぁあ…… 」引き込んでしまったと、顔が曇る。 見れば、眼鏡を……異能の抑制装置をかけたまま。 つまりは、抑制してなおこの影響があるのだと。 咄嗟に、手を振り払おうと引く。 /* ようこそ……? 薬の効果中は守屋はこの世界にいます。 かなり変則的になりますけれど、どうかお付き合いをお願いします……! システム的に面倒をおかけします……! (-106) 2021/11/03(Wed) 6:10:47 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親「────…… っ …………」両手を掴まれ、逃れられなくなった。 当然顔を覆うこともできないわけで。 「──── なんだよ、君たちは ……はぁ 、…………カッコ悪いなぁ ……」ぼろぼろの、みっともない酷い顔を引き攣らせて、 それでも、笑って。 こんな世界でも、誰かがいると思うと、少し嬉しくなった。 伸ばした手の先に、誰かの温度がある。独りじゃない。 現実から断絶されたわけでも、否定されたわけでも、 拒絶されたわけでもない。 クソ食らえな異能で、ようやく思えた。……“悪くない”。 それは決して、マイナスがプラスになることではないが。 「────………… なんつーか 、その ……ありがとな ……………… こんなとこまで 、付き合わせちまって ……私は幸せもんだよ ……」どうせみっともないのなら、最後まで言葉に出してやろう。 見つけてくれた二人に、照れ臭そうに感謝を述べる。 ひひ、二人の顔がまともに見れねぇや。頬も熱い。 ……どうせ逃げ場なんてないんだから、 無様を晒してやるとするかよ。 薬を全て飲み切ってなかったことが幸いか。 きっとこの騒動は、お昼までには終わっているだろう。 (-124) 2021/11/03(Wed) 10:37:45 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創「────…… っ …………」両手を掴まれ、逃れられなくなった。 当然顔を覆うこともできないわけで。 「──── なんだよ、君たちは ……はぁ 、…………カッコ悪いなぁ ……」ぼろぼろの、みっともない酷い顔を引き攣らせて、 それでも、笑って。 こんな世界でも、誰かがいると思うと、少し嬉しくなった。 伸ばした手の先に、誰かの温度がある。独りじゃない。 現実から断絶されたわけでも、否定されたわけでも、 拒絶されたわけでもない。 クソ食らえな異能で、ようやく思えた。……“悪くない”。 それは決して、マイナスがプラスになることではないが。 「────………… なんつーか 、その ……ありがとな ……………… こんなとこまで 、付き合わせちまって ……私は幸せもんだよ ……」どうせみっともないのなら、最後まで言葉に出してやろう。 見つけてくれた二人に、照れ臭そうに感謝を述べる。 ひひ、二人の顔がまともに見れねぇや。頬も熱い。 ……どうせ逃げ場なんてないんだから、 無様を晒してやるとするかよ。 薬を全て飲み切ってなかったことが幸いか。 きっとこの騒動は、お昼までには終わっているだろう。 (-125) 2021/11/03(Wed) 10:38:04 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親「────………… は 、お手柔らかに頼むよ? 」昨日とは反対になってしまったなと、唇が弧を描く。 ……なに、なんでも受け入れようじゃないか。 「──── なんだい 、“飼い主”? …… ふ 、知らないうちに寂しいじゃないか 」それは余裕か、ただの意地か。 ぐちゃぐちゃながらも、軽口を叩く。 (-156) 2021/11/03(Wed) 13:17:20 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創「────………… は 、お手柔らかに頼むよ? 」昨日とは反対になってしまったなと、唇が弧を描く。 ……なに、なんでも受け入れようじゃないか。 「──── なんだい 、“飼い主”? …… ふ 、知らないうちに寂しいじゃないか 」それは余裕か、ただの意地か。 ぐちゃぐちゃながらも、軽口を叩く。 (-157) 2021/11/03(Wed) 13:17:59 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親「────………… いやぁ、残念だなぁ …… せっかく 、なら ……根掘り葉掘り聴きたいところなんだが ……」ぐらぐらと。 頭はいまだに揺れている。 精神が安定したとして、 異能が負担をかけ続けているのは変わらないのだから。 「────……………… はは 、実は少し眠くてね ……………… 後は任せて 、いいだろうか ……? 」悪戯はよしてくれよと、減らず口。 昨夜の、睡眠不足も祟ってか。 ゆっくりと、意識を手放しそうになって。堪えて。 うつらうつらと、頭が揺れる。 ……やがて、時間とともに眠りには落ちるだろうが。 その時もまた、白い世界が彩ることはない。 /* この後、守屋は眠りますが、睡眠中でも異能は発動しています。 昼前くらいには薬も落ち着くと思いますので、その後等は好きに運んでいただいて構いませんわ! 白い世界の中で動こうとしたら、危ないのでそれだけはお気をつけを! (-177) 2021/11/03(Wed) 15:54:30 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創「────………… いやぁ、残念だなぁ …… せっかく 、なら ……根掘り葉掘り聴きたいところなんだが ……」ぐらぐらと。 頭はいまだに揺れている。 精神が安定したとして、 異能が負担をかけ続けているのは変わらないのだから。 「────……………… はは 、実は少し眠くてね ……………… 後は任せて 、いいだろうか ……? 」悪戯はよしてくれよと、減らず口。 昨夜の、睡眠不足も祟ってか。 ゆっくりと、意識を手放しそうになって。堪えて。 うつらうつらと、頭が揺れる。 ……やがて、時間とともに眠りには落ちるだろうが。 その時もまた、白い世界が彩ることはない。 /* この後、守屋は眠りますが、睡眠中でも異能は発動しています。 昼前くらいには薬も落ち着くと思いますので、その後等は好きに運んでいただいて構いませんわ! 白い世界の中で動こうとしたら、危ないのでそれだけはお気をつけを! (-178) 2021/11/03(Wed) 15:54:50 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親薬を呑まされ、嚥下する。 意識のない身体では難しかっただろうが、 ここまで丁重に扱われたならそれは成し得るだろう。 次第に、真っ白な世界も薄く途切れていくだろう。 異能が暴走したのなら、鎮静されれば元通り。 単純な話なのだから。 あなたたちは、元の放送室へと戻ってきた。 ……三限目が終わるチャイムが鳴る。 /* すごいことになってる……!? とにもかくにもお付き合いいただきありがとうございます! お陰で、予定より早く戻ってきたと思います。お疲れさまでした! (-225) 2021/11/03(Wed) 21:29:44 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創薬を呑まされ、嚥下する。 意識のない身体では難しかっただろうが、 ここまで丁重に扱われたならそれは成し得るだろう。 次第に、真っ白な世界も薄く途切れていくだろう。 異能が暴走したのなら、鎮静されれば元通り。 単純な話なのだから。 あなたたちは、元の放送室へと戻ってきた。 ……三限目が終わるチャイムが鳴る。 /* すごいことになってる……!? とにもかくにもお付き合いいただきありがとうございます! お陰で、予定より早く戻ってきたと思います。お疲れさまでした! (-226) 2021/11/03(Wed) 21:29:57 |
守屋陽菜は、まだ目を覚まさない。だけど放送室に居る。 (c11) 2021/11/03(Wed) 21:31:20 |
守屋陽菜は、普川たちに運ばれて、保健室へと。思ってたより大変だったかもしれない。 (c15) 2021/11/04(Thu) 1:38:49 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜「────……ぅ、…………ん……」 見慣れない天井。 まだ怠い頭で、そんなふざけたことを思いつく。 どうやら、良くなってはきてるらしい。 上体を起こし、辺りを確認……しようとしてずきりと軋む。 頭を押さえるとガーゼ。 切れた額を、処置してくれたらしい。 「……あぁ〜…………」 視線だけで、部屋を確認する。 場所は、わかる。保健室だろう。 誰が居る? (+41) 2021/11/04(Thu) 1:47:45 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜まず考えたのは例の二人。 それぞれベッドに横になっていて、休んでいる? あ、鏡沼クンは起きてるみたいだ。 それから、もう一人。 僅かな時間ではあったが、誰かがいたような気がする。 ……とても確認できるような状態ではなかったが。 多分、男子生徒。 (+42) 2021/11/04(Thu) 1:58:53 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親「…………一言で言えば、最悪だね」 特に気分が。 横になったまま、顔だけをそちらに向けて答える。 「……身体の具合そのものは、決して悪くはないよ そういう異能じゃないからね 気持ち悪さに、頭痛、吐き気、眩暈といったものは、 今尚、尾を引いているが……」 我慢出来ない程じゃないと。 短時間の暴走、かつ抑制剤の早期投与のお陰だろう。 負担は少なくすんだのだ。 もっとも、私には覚えのないことだが。 「…………さぁて、何か言いたいのなら、聞くよ?」 ふらふらとしながら、上体を起こす。 いつかの逆の構図。 (-325) 2021/11/04(Thu) 2:09:41 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜 (+43) 2021/11/04(Thu) 2:19:57 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜>>62 鏡沼 「気分、かい……? ……よろしくないね、最悪と言っていい」 わざとらしく、大きく溜息。 薬なんて使うもんじゃないなと。 ごろりと、寝返りを打つ。 横ではあるものの、あなたを真正面に捉えて。 「…………鏡、か…… うん、だらしない女の顔でも見てやろう ……こうなるのだと、無様な姿を焼き付けてやろうか ついでに、写真でも撮っておくかい?」 あなたの手元にあったスマホを見つけて。 (+44) 2021/11/04(Thu) 3:01:26 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜>>63 鏡沼 「薬は、まぁ…… 異能の強化とか、そういうつもりじゃなかったんだ ……ただの最後の踏ん切りだよ どこかで、セーブをかけてしまうかもと思ってね」 事実、あそこまでの孤独な世界は初めてだった。 その点で言えば、狙い通りの効果を得たということだろう。 言い訳のようなものを並べたてるが、幾分かは殊勝な態度。 屋上での一時と比べれば、とてもしおらしい。 咎めるような言葉に困ったように眉を寄せて、 控えめに笑う。 「身嗜みを整えたら意味がないだろう? かの家康公と、同じことだよ ……見苦しいものを撮らせるなというなら、 少しばかりは整えるが……」 焼け石に水くらいにしかならんよと。 あなたが気を遣ったというのに、 恥じらいなどという乙女なものは持ち合わせてなかった。 (+45) 2021/11/04(Thu) 3:57:45 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜>>64 >>65 鏡沼普川 「ひっどい顔」 けらけらとスマホに送られてきた写真を見て笑う。 自分のことだからこそ、遠慮はない。 ……ん、他にも通知があるな? メッセージを確認して、苦笑。 さらに、扉からの声。 「────ぶふっ……!」 噴き出した。そのままくつくつと、喉で笑う。 風紀委員様に対して、生意気な態度だ。 「ひぃ〜…………後で、また話してやるよ ……いやいや、そこまで酷くはなかっただろ?」 精々、吐いて、流血して……うん、大丈夫だろ! 扉や機材を壊すより幾分かましだ。 (+46) 2021/11/04(Thu) 4:54:40 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜>>67 >>68 鏡沼普川 「……はいはい、また後でなぁ」 凄む風紀委員に、目をぱちくりとしながらも。 去っていく姿に手を振ろう。 割と、考えたつもりだったんだけどなぁ。 「さぁて、しばらくはこの画像を背景にしておきますか こう、自責の念を込めてね ……そういえば君たち二人がここに運んだのかい?」 重くなかった? そんな様子で、鏡沼創と、朝日元親を交互に見る。 (+47) 2021/11/04(Thu) 6:13:17 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 風紀委員 普川 尚久放課後。 女が目覚めて、しばらく経った後。 『無音の放送になっているとは思わなかったな』 『悪かったね』 『少しだけでも心配したかい?』 (-379) 2021/11/04(Thu) 6:18:31 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜>>74 鏡沼 「へぇ〜……ふ〜ん、はぁ〜…………」 既に去って行ったであろう扉を見やる。 また缶コーヒーでも押しつけてやろうか。 「私が言うのもなんだがねぇ、あんまり無理しちゃいかんよ 誰かに害が及ぶものでもなかったんだ どこに居るのかも明示したしね ……いや、音が入ってなかったとは思わなかったけど」 つい先ほど知った事実。 そりゃ不安にもなるわな! 私だって心配する! 笑い事ではないので、口には出さないが。 「…………よくもまぁ、見つけてくれたもんだ ……大した後輩だよ」 君と、寝ているのだろうか朝日と。 「……君は、今度は自分から探しにきてくれたんだろう? 何かお礼をしなくてはな」 私が出来るものなら、一つ、なんでもしてあげよう。 (+48) 2021/11/04(Thu) 6:46:09 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜>>75 鏡沼 「…………ま、そうだねぇ」 目を閉じ、焼き付いた白い世界を思い出す。 ぞわっと、肩が震える。 重くのしかかる空気を振り払うように、深く息を吐く。 「……無茶、か いや、そうだな……結果的にはそうなってしまった ……やはり、異能なんてものは手に負えるものではない 少なくとも、……私はそうだったみたい」 ふっと、小さく笑う。 寂しそうに、小さく小さく。 (+49) 2021/11/04(Thu) 7:43:15 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜>>76 鏡沼 「まぁね」 軽く肯定を。 こちらだってずっと感じてきたものだ。 「……少しくらい、抗ってみたかった ただそれだけだよ ……はぁ〜、ほんと……よくわからんもんだねぇ」 君たちも、私自身も。 「…………とりあえず、今日はもう出席出来そうにないな 大人しく、ここで待っているさ ……そういえば、鏡沼クンは大丈夫かい? わざわざ私が目覚めるのを、 待っていたわけじゃあないだろう?」 (+50) 2021/11/04(Thu) 8:28:28 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親「……色々あるんだろうさ」 もしかしたら教師たちの話を耳にしていたのかもしれない。 見て見ぬふりをすることは多々ある。 これもそれ。 「……ふふん、朝日のくせに生意気だねぇ 見てないうちに大人にでもなったのかな? ……ほんと、ね 私にだって色々あった、君と同じようにね」 可愛がっていた子供が、いつの間にか自分の背を越えた。 そんな寂しさを覚える。 こうして大きくなっていくんだろうなと。 年寄りみたいな感慨を感じながら。 「……ん? 別に構わないが……?」 (-396) 2021/11/04(Thu) 8:40:50 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜>>77 鏡沼 「…………まぁ、いいかぁ 色々あって、誰かの為に異能を使えると証明したかった 最後くらい、ね 全部自分の意地の為、だよ」 それで、他人を巻き込んでりゃ世話がないなと。 苦々しく思う。 「へぇへぇ……それは悪う…… …………私、以外にも薬を口にした?」 言い様に、何かが引っ掛かった。 (+51) 2021/11/04(Thu) 9:21:37 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 風紀委員 普川 尚久返信。 『誰が貞子だよ』 『人を悪霊の類みたいに言わないでくれ』 『ただでさえ七不思議のいくつかに心当たりがあるのだから』 『なるほど』 『君には悪いが、その言葉は素直に嬉しい ありがとう 良い友人を持った』 素っ気ないものだとしても、本心が別にあったとしても、 贈る言葉として見繕ってくれたもの。 それが純粋に有り難かった。 (-402) 2021/11/04(Thu) 9:33:01 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜>>78 鏡沼 誰に、とは言わない。 わかっている。 それよりも、だ。 「────本当かい?」 疑うような鋭い視線。(当社比) 自分が馬鹿を見て、それで終わりだと片付けた事件。 ……被害者じゃなくて、加害者なのだとしたら? 犯人からの取調べが行われそうになる。 「…………私が、意識を失った後、 何があったのか、聞いてもいいかな?」 瞳が揺れる。 (+53) 2021/11/04(Thu) 10:38:55 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 風紀委員 普川 尚久『黙殺されてるようなものだろうに何を今更』 端的にそれだけを。 所詮、私たちは子供なのだ。大人に保護されている、な。 『そうなのかな? 自分のことで精一杯で、分からなくてね』 そんな余裕はなかったよ。まぁ、だけど……。 『君が言うなら、そうなのか』 『ああ、薬の効果だが 折角のテスターだ、簡単にまとめてみたよ』 書類データが送られてくる。 体感と私見をふんだんに盛り込まれた感想が綴られていて。 気分の悪いものだったと何行にも渡って訴えてくる。 それらを除けば、 異能の本質は変質することもなく、 延長線上でしかなかったこと。 出力は大幅に上がったがその内訳は、 リミッターを超えての作用によるところだろうということ。 興奮状態、負荷の過処理、 それら副作用によって、心身の摩耗が著しいこと。 そういった旨の内容であった。 『最後に一つ』 『私の二の舞にはなるなよ?』 『何のためのテスターかわからんぞ』 (-412) 2021/11/04(Thu) 10:55:23 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 楢崎大地お昼も過ぎ、午後のどこかの時間。 「よっ」 ぱっと片手を掴まれる感触。 振り返れば、デコにガーゼを貼った眼鏡の女。 今朝の事件の中心。 守屋陽菜、その人がそこに居た。 「楢崎クン、だったよね? 私は歳で覚えてないんだが、お世話になったそうで……」 手を掴んだまま、よろよろとお辞儀。 この歳にして、お婆さんみたいだ。 「────助かった、君が待っていてくれて お陰で、今以上の大事にはならずに済んだ」 今度は大きく、深々と最敬礼を。 周りの視線も気にしない。 というよりは、誰も気にしていない。 ただ、あなたを除いて。 (-414) 2021/11/04(Thu) 11:04:50 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜>>79 鏡沼 「じゃあ、今ビンタされるのと 後でビンタされるのとどっちがいいかな?」 もっと大きな理不尽で返してきた。 何でもないのであれば、敢えて外すようなこともするまい。 乾いた笑いに対して、瞳は湿っていく。 「────お願いだ 鏡沼クン、教えておくれ ……それとも、言えないようなことがあったのかい? そうじゃないのなら、私を安心させて……?」 (+54) 2021/11/04(Thu) 11:35:24 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 風紀委員 普川 尚久『珍しさだけでAクラスでの入学をしたようなものだ 役に立ったのなら良かったよ』 文面だけでは、皮肉なのか本心なのか分からない。 『その時は一報くらいくれよ』 『じゃないとメリーさんになってるかもしれん』 向こうはどんな顔で見ているのだろうかと想像しながら、 ふざけた調子で会話を終わろうとして。 遅れてきた文面。 ────…………。 かたかたと何度か書いて消してを繰り返し。 『まずは訂正』 『鏡沼クンの影響もあるが、それだけではない』 それから。 『これでも頑張って取り繕ってるんだ』 『あんまり強く言わないでくれると嬉しいな』 『急に怖くなるだろう』 (-419) 2021/11/04(Thu) 11:47:13 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創「────────」 「────…………は?」 綴られた言葉に、呆けた声が出る。 はっとなって、横になっている彼を見る。 安らかに眠っているように見えるが……。 「…………誰が、何をしたのか…… 順を追って、教えてもらえるかな?」 落ち着いて、言葉のインパクトに流されないように。 原因の一端として。先輩として。 目に力を込める。 (-421) 2021/11/04(Thu) 12:27:27 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親「…………大袈裟じゃないか? 衝動に任せて、自分探しの旅に出る……よくある話さ」 事情があるのだと、納得しかけてなかったかな? 吐き出される言葉に、苦笑しつつ。 都合の良い自らの所感を述べる。 「…………ごめんね……」 反省はしている。後悔だって、ないとは言い切れない。 だけど、挑戦しなかったが故に閉じ籠るより、全然マシだ。 たまには、しおらしくしていよう。 なんだって受け入れる覚悟だ。 静かになった先でも、君の続きを窺おうか。 (-453) 2021/11/04(Thu) 19:06:54 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 楢崎大地「いいや……あそこから人を呼ばれたり、 無理に探そうとされなくて良かった そっちの方が危険だからね ……その点で、君の働きは大きかったと言おう」 出席日数が犠牲になっただろうけど。 「ううん……どっちも変わらない、私本来の異能だよ よく見てみると良い」 ちらりと周囲を促す。 確かに、気にされてはいない。 が、あなたを避けて歩く生徒たち。 そのついでで、女も避けられている程度だ。 「君に触れているのは、感謝を伝えたかったからだ 見えなかったり、聞こえなかったりしたら困るだろう? ……上手くは使えないんだよ、精々が抑えるが限度」 情けないことに、ね。 (-456) 2021/11/04(Thu) 19:19:59 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創「────……はぁー…… …………そう、か……」 全てを聞き届け、深い深い溜息。 私の責任だと、沈痛な面持ちで受け入れる。 君は、自らを加害者だと言ったけど。 それも全部、私のせい。 項垂れ、瞼を下ろす。零している暇などない。 「…………悲観、しなくていい…………」 「それは、……見栄じゃない? ……いくらでも詰ってくれて、構わない 私の為に、無理をしているのなら……」 紡ぎながら、大した自惚れだと思う。 けれども、そう伝えるしかなかったのだ。 こんな馬鹿な女に、それほどの価値がないことは、 ……自分が一番わかっている。 「…………それだけ、聞いておきたい その後は、何も言わんよ……」 (-459) 2021/11/04(Thu) 19:31:57 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親「あぁ、君が試して……という話なら聞いたよ ……その、………………いや、何でもない」 何かを言いかけてやめた。 ただ視線は雄弁で、君とは違う保健室の外へと向けられた。 もう一人の誰かへと。 大丈夫だと、納得し合ってのことなら、野暮なのだ。 「…………君は、三日連続で休み続けだな そこは心配だよ、私は」 けど、そうだな。 そっと控えめに、君の手に重ねる。 これで抑制剤が切れ、制御できなくなっても独りじゃない。 「君が居てくれるなら、心強いよ」 巻き込む形になるけど、と微笑んで。 (-463) 2021/11/04(Thu) 19:46:39 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 楢崎大地「要は、ただの影の薄い女だからな!」 がははと、豪快に笑う。いつもの調子で。 「そう、それなんだよな楢崎クン! どれだけ嫌だろうと、どれだけ辛かろうと 結局は私自身、切り離せないものなんだよねぇ……」 はぁ、態とらしく溜息。 無理をして明るく振る舞っている、というわけではない。 「まぁ、一生をかけて付き合っていくさぁ 変なお薬でも消したりはできなかったんだ きっとそういうものだろう」 少しは、その可能性も期待していた。 これは内緒の話な。 「……愚痴を聞く、ねぇ そんなこと言っていいのかね? 私はしつこいぞぉ?」 にやりと笑う。 付き合ってもらえるなら、とことんまで引っ張るつもりだ。 (-466) 2021/11/04(Thu) 19:57:05 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創「…………はぁ」 「……やらかして、感謝される……なんて 変な気分だね……」 頭にかかる手の感触を感じて。 暫くはそれを享受する。 力が抜けて、一滴、何かが流れた。 こういったことは、わざわざ望んでいない。 そうするだろうという認識も持ち合わせてない。 だとすると、君の心からの行動なのだろうか? 「……なんてな」 また自惚れかもしれない。 そんな想像をして、むず痒さを覚える。 「じゃあ、私からは何も言えないね…… もう、ありがとう……だけだ」 何かを掬い取り、君を見据える。 ぼやけることはないように。しっかりと。 「鏡沼クン、 私を救ってくれて……ありがとう 」 (-470) 2021/11/04(Thu) 20:14:02 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 楢崎大地「本当にね、私たちが持つには過ぎたる力だよ 人間の力だって、それだけじゃないだろうにさぁ 目立って異なるから、どうしたってそこに目がいっちまう これだから異能ってのは……」 あ、愚痴が始まりだした。 ところどころ年寄りの若者ディスに近い。 これだから守屋は……。 「……とまぁ、今する話でもないね 今度ゆっくりお茶でもしながら付き合ってもらうよ」 「君もね どういった異能でどう向き合ってきたのか私は知らない もちろん、これからどうするかも ……だから、異能だけに縛られるなよ 私みたいにはなるな、反面教師というやつだ」 それじゃあまたと、手を離す。 そのまま、女はぼやけて……瞬きもすると見失うだろう。 (-474) 2021/11/04(Thu) 20:26:36 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親「…………と、……言うねぇ」 握られて、ちょっとびっくり。 私よりも大きな君に、少し男の子を感じた。 ……そろそろ、上下関係もひっくり返されそうだ。 「良いのかな? 私は、誰でも構わない都合の良い女だぞぉ? ……寂しいから、いつまでも居てもらうかもな?」 こちらは揶揄うように、軽い調子で言う。 出来る範囲でにやけていよう。 わかりやすいだろう? ……君がどんな表情をしているのか、覗いてみる。 (-483) 2021/11/04(Thu) 20:45:23 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜 ピンポンパンポーン 『もうすぐ下校時間になります 校内に残っている生徒は作業を中止し、 速やかに下校の準備を始めてください』 『繰り返します』 『もうすぐ下校時間になります 校内に残っている生徒は作業を中止し、 速やかに下校の準備を始めてください』 ピンポンパンポーン (+55) 2021/11/04(Thu) 20:46:25 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創「……はは、あまり実感はないけどね それで良いと思うよ」 貰えるものは貰っておけと。 いや、要らないなら捨てて構わないのだが。 言いたいことは伝え、聞きたい不安も解消された。 となれば、自然と会話もなくなっていくわけで。 「……………………」 女は静かに、見ている。 いつもの減らず口も、閉じて。沈黙を保っている。 おそらくは、彼女本来の様子。 (-490) 2021/11/04(Thu) 20:56:54 |
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