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【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜そう、と僕は呟く。 紙の音は些か心地良い。 「……──意地の悪いこと、聞きますね。 希望なんてあるはず、ないでしょう」 「先輩の忠告を聞かなかった結果がこのザマですよ。 叱るなら、今です。 どんな言葉だって、聞き入れますよ」 ゆっくりと僕は身体を起こす。 叱られようとしているのに、横になったままではいくらなんでも誠意が足りない。 (-146) 2021/11/01(Mon) 10:12:31 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜/* PL事務連絡です。 守屋先輩と話すまでにここに来たのは、鏡沼くんとシオンくん、現時点で2人となっています。 鏡沼くんは飼い主≠ゥらの『俺が呼んでる』という伝言を伝えてくれました。 シオンくんはまだ訪れたところで会話内容は不明です。 そして青じそは本日労働ですのでレスポンスが限りなく遅くなります。 お昼にはまた応答しますので、よろしくお願いします〜。 (-147) 2021/11/01(Mon) 10:21:06 |
【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ「……2-Dの朝日。 やっぱりさっき、なんか使ったのか。 お陰で助かったけど……」 前髪の隙間から僕はシオンを見る。 あまり見られると居心地は良くないけど、どうやら何かしらの心配をしているらしいと知れば無下にもできない。 「変に、って。 変になりかねないような作用なの、あんたの異能」 態度としては凪そのものだろう。 暴れていた姿がまるで嘘のようだ。 でも学年も同じなことだし、普段の僕を知っていてもおかしくはない。 その場合、僕の態度が普段と変わりないことを確信できるかもしれない。 (-150) 2021/11/01(Mon) 13:44:28 |
【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ「…………」 「感情がないって、そんなさらっと言うこと? ああ、いやでも。感情がないならそれを嘆くこともないのか。 楽しそうに人と話してるように見えてたけど、そういうんじゃないんだ」 少なくとも窓際で読書に耽ける僕よりは有意義な学生生活を送っていそうだと思っていた。 僕は異能の都合、目立ちたくないだけだったけど。 「そういう意味なら安心していいけどさ。 …でも、そう。共感か。 アレ≠ェあんたの感情なんだな」 全てに興味がなくなったような凪の感覚は覚えている。 あの時ばかりは助かったが、常にああだと思うと気分のいいものではなかった。 (-168) 2021/11/01(Mon) 19:39:08 |
【秘】 朝日元親 → 家庭科部 勢喜光樹「……………なに」 勢喜に近付かれても、前日に比べて僕は大人しかったと思う。 継続し続けていた怒りとかそういう負の感情が、少し落ち着きを見せていた。 まるで凪いだ後の海みたいだ。 撫でようとすれば、撫でるのは簡単な事だ。 「今はそういう気分でもないよ。 1人になりたい気分なのに、どっかの誰かに呼び出されたのは不幸だと思ってるけど」 部屋を見ると、私物が大半整えられていた。 嘆息した僕は、それでも静かに大人しくしているように見えるだろう。 本当は落ち込んでいるだけだけど。 (-170) 2021/11/01(Mon) 19:53:25 |
【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ激情と言われても、僕には直ぐにピンと来なかった。 僕が抱いたこの気持ちが激情である自覚は、僕にはない。 「嫌いなやつくらいはいるよ。 変な薬に手を出して、見返してやりたいって思うくらいにはね。 ……まあその結果がこれだけどさ。 バカバカしいよね、本当」 シオンから視線を離す。 前を向き俯いた僕は、無意識に溜息をついていた。 (-174) 2021/11/01(Mon) 20:25:38 |
【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ「……いいわけないだろ。 人を嫌って喜ぶやつがそういるかよ」 視界の中にまたシオンが入る。 僕は顔を上げて、前髪の隙間からその顔を見た。 「そこまで言うほど知りたいの。 僕は精神干渉系の異能には詳しくないけどさ。 自分に共感させられても、人には共感できないもん?」 (-182) 2021/11/01(Mon) 21:06:45 |
【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ前髪に触れられても、僕は拒絶をしなかった。 「……好きにすれば」 自暴自棄なところもあったと思う。 あんなに誰にもバレないように静かに過ごしていたのに、今朝のあの騒ぎだ。 もうこの大嫌いな異能のことを、かなりの人間が知ってしまった。 前髪の奥の黒い目は、シオンに視線をくれている。 触れたまま3秒を経るのは、とても容易い。 (-184) 2021/11/01(Mon) 21:48:25 |
【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ激情というのが長続きするかはきっと人それぞれだ。 熱しやすく冷めやすいという言葉もある。 僕は確かに熱しやすい方かもしれない。 そしてしつこいハイエナだから、決して冷めやすい方ではない。 でもどんなに熱しても、冷たい凪に晒されればその瞬間は凪は凪。 僕のものではないとはいえ一瞬凪に上書きされた感情は、当人を前にせずまた分かりやすい熱を持つものではない。 今度は僕は、シオンの異能がどんなものか知っている。 その凪を心地良いと思う時間は僕にはない。 だけど、 自分とは違う物 はとてもいいものだと、その羨望はまるで自分のもののように感じることができた。「……触りすぎ」 誰がむにむにしていいとまで言った。 僕は嘆息する。そして。 「変な異能だよな。……ただ、嫌いじゃないよ」 激情も何も抱かない、素直な感情を告げた。 (-192) 2021/11/01(Mon) 22:46:34 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜「反省は、そりゃ、しましたよ。 ……しています」 僕は獣じゃない。僕は人間だ。 その証明の過程とはいえ、一時的に獣の僕≠ノ好き勝手させてしまった。 突然強くなった獣の本能に僕は逆らえなかった。 「後悔は────」 続く言葉は直ぐには出なかった。 後悔をしたと頷くのを憚られるくらいには、色んなことがあったように思う。 「……まだ、分かりません。 僕はあんな異能のこと嫌いと思いますけど。 でも、隠していたら知ることはなかったことを、いくつか教えてもらったように思いますから」 かっこいい、だなんて。 その言葉が聞こえたのは、耳の良すぎる僕だけなんだろう。 「──それでも」 「 こんな異能はクソ喰らえって思いますけどね 」 (-195) 2021/11/01(Mon) 23:00:35 |
【秘】 朝日元親 → 風紀委員 普川 尚久「そうですか。なら──」 今ここで。 そう言おうとした僕の脳裏に、勢喜の言葉が蘇る。 暫く俺の部屋の番犬になってくれよ。 それは使役の命令ではない。 でもその言葉を聞かなければと逸る気持ちも生じていた。 きっと、その前に交わされた命令が、僕をそうさせている。 「────今は、やめておきます。 後日お話に伺いますよ。寮暮らしですっけ?先輩は」 「こんなこと言って逃げたりはしないからご安心を。 先程言った言葉は、嘘じゃありませんから」 ただ逆らえない相手がいるだけだ。 告げられたばかりの言葉を、蹴飛ばすこともできない程度に。 (-196) 2021/11/01(Mon) 23:14:14 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜「そうですか。なら──」 今ここで。 そう言おうとした僕の脳裏に、勢喜の言葉が蘇る。 暫く俺の部屋の番犬になってくれよ。 それは使役の命令ではない。 でもその言葉を聞かなければと逸る気持ちも生じていた。 きっと、その前に交わされた命令が、僕をそうさせている。 「────今は、やめておきます。 後日お話に伺いますよ。寮暮らしですっけ?先輩は」 「こんなこと言って逃げたりはしないからご安心を。 先程言った言葉は、嘘じゃありませんから」 ただ逆らえない相手がいるだけだ。 告げられたばかりの言葉を、蹴飛ばすこともできない程度に。 /* ログがわちゃわちゃになりますわね? ですが普川くんとの続きも並行してお送りさせていただきますわ! (-198) 2021/11/01(Mon) 23:15:29 |
【秘】 朝日元親 → 家庭科部 勢喜光樹「………うるさいな。誰が恋だよ」 一切図星じゃないけど堪に障った。 何かの作用で凪いでいたとしても、僕は熱しやすい。 一度またフツフツと怒りを抱けば、こいつの前で落ち込んでいたのも馬鹿らしく思えてきた。 僕はシャワーでいいよとぞんざいに言う。 雪の降った寒い日だろうと勢喜の浸かった風呂に浸かるのは御免だった。 「犬じゃないって言ってるだろうが。 馬鹿にしてるだろお前マジで」 腹立つな。人の気も知らないで。 聞かれたとしても答えてなんかやるつもりは僕には毛頭なかったけど。 (-201) 2021/11/01(Mon) 23:23:10 |
【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ「そう? ……僕は」 僕は。 「嫌われてるんじゃないなら、そっちの方がいいかな。 でもそろそろ鬱陶しいからやめてくんない?」 凪から少し離れると、僕はシオンの手を振り払う。 「触られるのは嫌いだよ、僕は。本当は。 異能を使うのに触ったのに、恋も何もあるわけないし。 そういう人の反応見て楽しいのかな、あんたは」 (-203) 2021/11/01(Mon) 23:28:19 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜/* あらお手数おかけしますわ。 ではその隙に、シオンくんとのやり取りを少しだけ。 まだ当人に許可を頂いてませんから、本当に少しだけですけど。 行った会話は、シオンくんの異能について。 暴走中の朝日くんを止めた異能ですわね。 その前後で朝日くんは『嫌いな奴がいる』とシオンくんに断言しています。 それ以上の情報が必要でしたら、沈み沈み狩られシオンくんに情報の横流しの許可を貰いますわ。 ただ、再度朝日くんにシオンくんは異能を使いました。 こんな異能だよ、と説明するためのようなものですけど。 如何いたしましょう? (-205) 2021/11/01(Mon) 23:35:53 |
【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ「つくづく厄介な性格してるな、あんた。 激情を抱かれるより、抱く方に目を向ければいいのに。 まあそれがすぐ出来るなら、そんなことにはなってないんだろうけど」 また嘆息した僕は、立ち去ろうとする背中に最後に声をかける。 「────『羨ましい』って気持ちから始まる激情も、あると思うよ。僕は」 「まあとりあえず、今日はありがとう。 僕が言うのもなんだけど、変なことにはあんまり首突っ込むなよ。 それじゃ、また」 (-208) 2021/11/01(Mon) 23:42:15 |
【独】 朝日元親色んなことが一気にあると今朝日くんがどうなってるかよく分からなくなってくるわね? とりあえずシオンくんの凪で勢喜くんへの憎しみが嫌いくらいまでクールダウンしてる。 また嫌な事で異能使われたらすぐ発火すると思う。 夢助くんの言葉を聞けたのは良かったと思ってる。 でもそれで自分の異能を好きになれるってわけでもない。 朝日くんの異能は強化というより変化してる 弱化も強化も一緒にしている感じ 野生のハイエナの本能が強くなっている感じ あと実は嗅覚とか諸々の感覚・前腕の力とかその辺の異能由来の個性が強くなってる ロールで出すことになるかは不明 (-210) 2021/11/02(Tue) 0:14:41 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜/* 了解致しましてよ。 許可が出た際にはこちらの発言もお渡ししますわ〜! 大したこと話していない気もしますけど…… (-213) 2021/11/02(Tue) 0:38:07 |
【秘】 朝日元親 → 家庭科部 勢喜光樹機嫌よくしろ? 無茶言うな。 ただでさえ昨日から散々な目に遭ってばかりなんだ。 勢喜の言葉には当てられるし。 隠していた異能は暴走して色んな人達に知られるし。 後者は自業自得だ。精々無限に落ち込む程度でいい。 でも僕にとっては人災でしかない前者については、ただ落ち込むなんて状態ではいられない。 それでもあんな事さえなかったら、親しい方の友人だったのは違いない。 ただその言葉を今は信用できないだけだ。 勢喜が静かになったのをいいことに、パソコンを開くとマインスイーパーを起動する。 100×100の馬鹿みたいな広さは頭を空にするのに丁度いい。 トラックボールがカチカチと音を立てる。 運ゲー要素に何回か負けた。 はぁ、と短く溜息をつくと、画面から離れて勢喜の方を見た。 「食事、もらうよ」 返事も聞かずにキッチンに向かった。 箸と、皿と……置き場が自分と違うから、探すのに少し苦労する。 (-238) 2021/11/02(Tue) 8:33:50 |
【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ/* お疲れ様です!遅くなりすみません〜! こちらは全面無問題です!お気になさらず! ありがとうございました、お手数お掛けしました〜! (-288) 2021/11/02(Tue) 19:25:39 |
【秘】 朝日元親 → 鏡沼 創/* ありがとうございます! 状況諸々把握しましたわ! まあ当たらずとも遠からずというか、無関係なお話ではありませんので…… お気遣い、本当にありがとうございます! (-289) 2021/11/02(Tue) 19:32:05 |
【秘】 朝日元親 → 風紀委員 普川 尚久「ああ、そうですか。 分かりました、そのうちレポートでも訪問でも」 僕は頷いて、先輩を見送る。 言うか言うまいか悩んだが、業務の妨害になってはならないと、去り行く背中に一言だけ告げた。 「僕、近日中にこの部屋からいなくなると思います。 勢喜と同室になることになりますから」 その言葉通り、翌日にはこの部屋はもぬけの殻となる。 寮長にでも聞けば、僕の言った言葉が真実だったと分かるだろう。 先輩が去った後、僕は小瓶を見下ろして、 「…………」 溜息をひとつ零すと、着替えとカップヌードルを回収して、部屋を立ち去った。 (-295) 2021/11/02(Tue) 19:48:05 |
【秘】 朝日元親 → 風紀委員 普川 尚久/* ありがとうございました! この調子なので翌日には勢喜くんの部屋にいます。 余裕があれば報告ロールも行いたいところですが難しいかな…。 余裕があれば!に留めて頑張りたいと思います。 この度は本当にありがとうございました〜! (-296) 2021/11/02(Tue) 19:50:01 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜「ああ、そうですか。 分かりました、そのうちレポートでも訪問でも」 僕は頷いて、先輩を見送る。 言うか言うまいか悩んだが、業務の妨害になってはならないと、去り行く背中に一言だけ告げた。 「僕、近日中にこの部屋からいなくなると思います。 勢喜と同室になることになりますから」 その言葉通り、翌日にはこの部屋はもぬけの殻となる。 寮長にでも聞けば、僕の言った言葉が真実だったと分かるだろう。 先輩が去った後、僕は小瓶を見下ろして、 「…………」 溜息をひとつ零すと、着替えとカップヌードルを回収して、部屋を立ち去った。 /* 以上で襲撃ロールは終わりかと思います。 そして、シオンくんから状況伺いましたわ。 ログ読みの手間をお掛けして申し訳ありませんが、宜しくお願いしますわね〜! (-297) 2021/11/02(Tue) 19:51:27 |
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