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ノアベルトは、レイに、妖精の羽を89枚届けた。 (a3) 2021/12/19(Sun) 1:16:50 |
ノアベルトは、持ってこれる分だけ持ってきました。 (a5) 2021/12/19(Sun) 1:19:53 |
【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト返り血は流しきった。香りもまた消した。 昨夜一暴れして、重役を殺してきた結果は比較的思い通りに。 次の御布令は出されず、誰かが打たれる声も聞こえてこない。 そこには男の望んだいつもどおりの時間が戻っていた。 「あ〜とうとう終わりましたか。 スカリオーネの旦那も連れていかれなくてよかったですね〜。 あたくしも目立つ怪我は治りましたが……休んだ分の補填は帰ってこないんですよね。本当損をした期間でした」 ミズチに、首をレイから貰ってくるように言った男。 酒場で貼られていたスカリオーネの名を破り捨て、 いつか譲られたチキン頼んで、いつも通りの席に座っている。 「とんだ災難でしたよ、まったく」 そうやって不満を吐く男の表情は明るく、ご機嫌そうだった。 (6) 2021/12/19(Sun) 2:26:40 |
【秘】 灯屋 レイ → 迷彩掃除屋 ノアベルト>>a5 ノアベルト 「いや持てる分だけって。 なに?こんなにあったんですか?もっとある? ……あの業突張り共、妖精をなんだと思っているんですか?」 袋の中身を見て、眉を潜める。 死んだんですか?と言葉少なに貴方へ問うた。 (-15) 2021/12/19(Sun) 3:08:45 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 灯屋 レイ>>-15 レイ 「金のなる木だとでも思っているんじゃないですか〜? 一種のコレクターのように思えましたが……っ、と。 ……集めているだけで始末も珍しい依頼ですよ」 はい、面倒なのでやりました、と。 珍しいものを盗んだ分、金目当てに思われ、自分に罪状が届くこともかんたんにはないだろうとも告げる。 「スッキリしました? それとも謝らせたかったですか? 気が利かなくてすみませんね〜、……あたくしもことを急いで焦っていたもので」 (-21) 2021/12/19(Sun) 11:42:40 |
【秘】 灯屋 レイ → 迷彩掃除屋 ノアベルト>>-21 ノアベルト 「悪趣味だ。 ……もし、またこのような事が起きた時。 今回のように便乗したら面倒でしょう」 悪態をつくように吐き出す。 「そういう輩は心から悔いる事なんてありませんから。謝罪も命乞いも、必要ありません。 ……このような仕事を受けてくださり、ありがとうございます」 恙無く事が済んだであろう事は聞かずともわかる。 お疲れ様でしたとねぎらいの言葉も向けて。 「首輪はもうお返ししますか? 箱はミズチが引取りにきたため、本人に返却しました。 ……なんで『アレ』が入ってたかは聞きません」 聞かないです。 言わなかったからにはなんらかの事情があったと思うので。 (-22) 2021/12/19(Sun) 12:37:51 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 灯屋 レイ>>-22レイ 「いいええ、やりたくてやったことですから。 もう一つ理由があるなら、あの行動を主は咎めないので。 ミズチのあれですか〜? ああ、驚かせましたねぇ。 驚かせるつもりと、取れるからですが……」 答えてしまった。 ついでに、ちょっと悪ふざけも入っていたのをバラす。 首輪はいやいや受け取って後でわざわざつけるのだろう。 「あーなるほど、そうですね。 後悔なんてしないでしょう。よおくわかります。 ねえ、レイ。 誰かに悪いことが起きてるとするじゃないですか。 本人は構わないって言っていても、具合が悪くなっていく。 その原因を潰して解決したくなるのは一体なぜでしょう? 相手の意思を尊重してやってるわけでもない。 これって身勝手なことなんでしょうかねえ」 (-23) 2021/12/19(Sun) 15:37:43 |
【秘】 灯屋 レイ → 迷彩掃除屋 ノアベルト>>-23 ノアベルト 「……貴方もなかなか、悪趣味ですね」 少しばかりじとっとした視線になってしまったのは、無理もないと思う。 「見えるところを怪我しているのに、大丈夫だと言い張っているからじゃないですか? 目の前の相手が大怪我していたら、心配のひとつふたつはするでしょう。 傷薬を渡せば治るなら、持っているなら渡してやろうと思うでしょう。 それと同じですよ。 親切と呼ばれても偽善と呼ばれても。 そうした方が治りが早いと判断しただけです」 それだけだったか。 負い目や引け目だってある事は否定できない。 八つ当たりに近いものだったかもしれない。 ―――それでも。 この先の道行がただ明るいものであってほしいと思うのだ。 「……親切というのは皆、身勝手なものですよ。 相手がそれをどう受け取るかで、名が変わるだけです」 (-34) 2021/12/19(Sun) 21:07:27 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ酒場で少し話を交わし、男はあなたがいる部屋へとやってくる。 あんな話の中で告げた言葉、スカリオーネという人間は律儀に守ってくれるのだ。 さてその主人、自分の仕える者ではあるが……肝が座っているというか、ずぼらというか。 正直解雇されてもおかしくはないことを告げたのだが、発言以外は変わらないあの表情。 一体どんな心情でいるのかが気になって仕方がない。 主人失格だぁ? 全く……何を気にしているのだろうか。 自分も、普段と変わらず、同じようにやればいい、それだけだ。 「今参りました」 「主、生還おめでとうございます。 私も傷薬のおかげでこの通り、ミズチは騒動に巻き込まれて首が取れましたが、他に目立つ傷は受けていませんでした」 よかったですね、と。その瞳を、サックスブルーが覗き込んだ。 「…私、これでもハラハラしていたんですからね。 生きた心地がしていませんでした。これでようやくいつもどおりに戻れます」 (-73) 2021/12/20(Mon) 0:46:54 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト>>-73 男はいつもの通り過ごしている。 違いはと言えば、ローテーブルにグラスが2つ。 幾らかのロックアイスが入ったアイスペールと、 それからそうそう持ち込まない酒、それもかなりの高級酒が置いてある事くらい。 大きなソファに腰を下ろし、あなたを待っていた。 「待たせるのが得意になったものだ」 無論、冗談。あなたが席に着けば、コルクを抜くのだろう。 席は対面のシングルソファか、でなければ隣だ。 「生還も何も、連れていかれすらしていない。 ……ミズチは首が取れても問題はないんだったか。まあ、共々無事なら構わん」 言いながら、からんころんとロックアイスを放り込み。 グラスのひとつに酒を注ぎ。 当然のようにもうひとつにも酒を注ぎ。 「お前がそこまで言うなら、余程だったのだろうな。 ああ、変わらない日々だ。前と同じ――いや」 グラスを差し出す。 覗き込む瞳を真っ直ぐ見返す、沼のような色。 濁った瞳は、変わりなく。 「お前の本心が知れただけ、 前とは少々変わったと言うべきか。……乾杯」 言って、琥珀色の液体が揺れるグラスを軽く掲げて見せた。 (-86) 2021/12/20(Mon) 1:22:59 |
【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト/* >>-94 酒耐性カス!?!?!?!? 自分より先に酔う旦那を見られなかったのか!?!? 自分から推しの解釈違いを見ないように生態系を変える化け物かよお前は。主人殺しもう名乗れねえよ普通に。殺せないよこんなんじゃ(本編でも吊りを見たくなかったから反乱を起こす馬鹿野郎) (-95) 2021/12/20(Mon) 2:08:15 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ「自覚し始めているんです、やめてくださいすみませんでした。 案外ミズチは、相当何しても平気ですよ。 お酒をたくさん飲ませる以外は、です。 さて、そうですね……先日も言いましたが。 これでも私本気で、」 「……本気でこの騒動を機にあなたを殺そうとしていたんです」 背後にいるのが慣れすぎたせいか即座に選べず、なんだか顔が見れないという理由で隣に座った。 主人ではあるが今は仕事をしていないから平等な関係。 おかしくはないはずだが……平等ってなんですか? 頭に疑問符は離れない。 渡されるグラス、乾杯の言葉のあとカランとぶつけた音。 そのあとに、喉が動く音がいやに響いた。 ……一応相手よりは先に飲みはしなかった。 「主、戯言なんですけどねえ? ―――この国に来る前のこの体を持った"別人"は。 それはもう主人を好いていたらしいです。 一生を誓ってもいいと思うほどに。 しかし、その主人は……婚約をきに従者から距離をとりました。 従者にとって酷い裏切りでしてね。 家族同然としていた主人が信じられなくなり、結果殺してしまったんです。 そして従者は死にました、彼は、彼女の隣にいた男は死にました」 おかしいな、酒は弱くないはずだ。 妙に血の巡りが良い気がする、まあ、いいか。今日ぐらい。 今日は、自分もおかしいのだから。 (-120) 2021/12/20(Mon) 11:55:54 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ「……私死にたがりじゃありませんが、今ならいいですよ? 笛の音がふざけた夢を見せたからでしょうか。 もうずっと踊っていましてね、頭がおかしくなりました。 機嫌がいいんです、――主のこと裏切れる気がするほど。 始末しませんか、ノアベルトという男。 憂いなく伸び伸びできますよ。 ……ああ殺したいですが、今は殺されてもいいほどあなたの事好きですから」 貴方の肩にとすっとのったのは酔ったことのなど見たことがない男の姿だ。 酒の席の冗談、サラリと告げるにはあまりにも軽くない会話。 そして、皆の前見せるよりも憂いを帯びた満足そうな顔。 これほど機嫌が良さそうなのはあなたの無事が本当に嬉しかったから。 そして、 「わかってるんです、もう、従者失格だって」 それを言わせた、自分への罰は平等ではないだろうか。 と、頭の回らない思考ははじき出していた。 (-121) 2021/12/20(Mon) 11:59:43 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルトどうせ、距離感なんて普段から変わらない。 後ろか横か、この男にはそれだけ。 潰れるまでと言ったが、一気に潰れる気は毛頭なく、 だからちびちびとやりながら、語る従者の言葉を肴に。 「そうか」 あれやこれやと、流すには大きすぎる言葉を前に、 たった3文字。いつもと変わらず――とは、今日はいかない。 「――なら、俺の戯言も聞け。 ずっと昔に、死んだ間抜けな男がいた。 戦争の最中、警備部隊の指揮を執り、 民衆の避難をさせて、街を守っていた男だ。 だが、街の警備員と戦争屋じゃあ練度が違う。 あれやこれやと手を回している間に、 間抜けにも見ていなかったせいで、男の家が焼かれていた。 男が戻った時、現場から逃げていく死霊術師の姿が見えた。 そして、男の妻は死体になって娘を貪り食い、 男はその両方をその手で殺し、自分も煙の中で死んだ。 ……だが、その男は恨みを忘れられなかった。 今でも、どこかで仇を取ろうとしているらしい。 そいつの怨念が、あの日の煙を纏ってな」 グラスを傾ける。 (-122) 2021/12/20(Mon) 12:28:05 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト「――ノア。お前の仕える主が、その怨念だと知ったら、 お前は俺をこの場で殺すか?お前は、《骸狩り》になるか? お前が従者失格なら、恨みと煙だけ抱えて生きている男は 主人失格どころの騒ぎではあるまい。 ……俺も、散々な目にあう悪夢を見た。 そのせいで生憎機嫌がいい。だから選ばせてやる」 コートから代紋を外し、目前のテーブルに置く。 銀色に鈍く輝く、骸狩りの証。 「骸を眠らせ、代わりに骸を操る者を狩るか。 それとも、主人失格の男に仕え続けるか。 俺はお前を殺すつもりはないが、 お前の忠誠を捨てるつもりもない」 そうして、乗った頭ごと身体を抱き寄せた。 今なら、容易く心臓を貫ける。脈動する音からして―― 男は、死にぞこないだった。 (-123) 2021/12/20(Mon) 12:31:30 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ「酷いですね」 「私の仕えたい主の命より、優先する者があるなんて。 それを、私に選ばせるなんて」 彼ならば主人 [骸狩りスカリオーネ] としての道を違えないと思った。いつか終わりは訪れるとわかっていても、盲目の片目はその瞳に惹かれた。 「骸狩りになれと命じるのなら、何なりと。 強い恨みを抱いたことは――この生ではありません。 悔いたこともなく、故人の想いも私には関係がない。 今この命も全て、捧げているのは主にです」 煙の香りが一層強くなる。 知らない体温が体を包み込んできて。 知らない言葉が頭から降りかかった。 夢なのだろうか、ならば。 男[ノアベルト]は、夢うつつに口を開いた。 「でも選べると言うのなら、」 (-140) 2021/12/20(Mon) 16:56:44 |
【置】 迷彩掃除屋 ノアベルト「 は先生が向いているよ。 面倒見がよくて、主人である僕以上に手際がいい。 魔物討伐はからっきしだから、家のことは頼んだよ」 愛する病弱な奥さんはどうしましたか。 涙まで流して、 『こんなことをしたかったわけではない』? ストレスの発散先を望んでいたんですか。 性のはけ口が欲しかったのですか。 命令をすればいいでしょう、あなたが望んだことにすればなんだって。 私は言うことを聞いたのに。 どうしてそんなに、主は愚かな選択肢を取ってしまったのですか。 ―――――― ―――― ――― 「ねえ、 ! 私どこにもお嫁に行きたくない。 がいい、あなたのそばにいるわ」 花を抱えた少女は微笑んだ。 『あの従者が気に食わない? そうね、口うるさいし……あなたがそう言うのなら解雇しちゃうわ! ねえ、愛しい旦那様! 私に別荘をくれる約束は叶えてくれるのよねっ』 花はみすぼらしく枯れてゆく。 至福を肥やした貴族は、昔の優雅さも忘れ汚くなっていくばかりなんて悲しい物語だろう。 (L1) 2021/12/20(Mon) 16:59:18 公開: 2021/12/20(Mon) 17:00:00 |
【置】 迷彩掃除屋 ノアベルト私が守る主人は、 あなたたち ではなかった。全部、全部、別人だ。 私の主人でなくなってしまった。だから殺めた。 私の主人を殺したあなた達など、復讐相手にしか過ぎない。 変わらないものなどない、吟遊詩人に言われなくともわかっている。 不変なんて望むのは、頭の狂った処女主義だ。 ……だがはじめから壊れている男はどうだっただろう。 死んでいる男は、死に損なった男は。 ―――いつまで理想の自分を保てるのだろう。 (L2) 2021/12/20(Mon) 17:01:20 公開: 2021/12/20(Mon) 17:05:00 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネああ、知らない、こんな主人なんて見たことない。 だが、すんなりと入り込んできた骸狩りの情景は、 ノアベルトの見てきたものに違わぬ願いであった。 そうだとしてもまったく、こんな姿見ていられるか。 夢なんだろう、頼むから、これ以上裏切らせないでくれ。 自殺は嫌です 「主が、主を殺してどうするんですか」 「『また、置いていくんですか』」 「……」 「そんなことになるぐらいなら」 (-141) 2021/12/20(Mon) 17:02:51 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ「あなた[骸狩り]を殺して、 新しい主人[あなた]に仕えるぐらい、してみせます」 なんだ、こんなことでよかったのか 漠然とした不安を口に出したら霧散して消えていた。 理由を早くに聞くべきだった。 ――元より主に命じられなければ勝手に動く存在。 ――主人失格の男に仕えたのは従者失格の男だ。 偽善は、得意なようですから。 変わりゆく可能性と、揺らぐ原因があるのならば。 また一つ一つ、片付けて行けば良い。 (-142) 2021/12/20(Mon) 17:03:58 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ理想の主を生かすのは 「あなたを殺すのは、私です」 「無様な姿なんて晒させません。 ……ホットドッグのケチャップを溢したり、 私を甘やかしすぎたりしないで……」 ぽつりぽつりと、意識が混濁する中。 どうせだから、と、二度と言わない言葉を口に出す。 「静かにしますから……」 どうか、これからも。あなたの後ろにいさせてください。 そんな死に損ないの期待と命を祈った。 (-143) 2021/12/20(Mon) 17:04:38 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト「……。……それを潰れながら言う奴があるか。 まあ、いい。どんな状態で言い放ったにせよ、 自分の口から出た言葉に責任は取ってもらう」 言って、置いた代紋を指でつまみ上げる。 それを付け直す前に。 「……いつか、男[骸狩り]は復讐を果たすだろう。 或いは、最早叶わぬ復讐かもしれんがな。 その時は、お前の手でそいつ[骸狩り]を殺し、 新たな主人[俺]に仕えろ。 その時までは、せいぜい――」 代紋[骸狩り]を、身に纏う。 「変わらず俺と共にあるがいい、ノア。 俺[骸狩り]を殺す時まで、その刃を研ぎ続けろ」 お前以外に殺される事がないように。 いつか、お前が俺を殺す時の為。 背中はお前に任せたからな。 俺の後ろで、刃を構えて待っていろ。 あなたの主 骸狩りは、また一口。酒を飲んで、夜が更けていく――。 (-151) 2021/12/20(Mon) 19:33:07 |
ノアベルトは、花売りにもらった花を人知れず故人の主へと届けた、もう思い返すことはない。 (a56) 2021/12/20(Mon) 20:58:57 |
ノアベルトは、貰ったローダンセの花の言葉を裏切れない。これからもずっと。 (a59) 2021/12/20(Mon) 20:59:26 |
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