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【人】 氷炎の剣士 フリーレ[足元を焼く火は────服の端を僅か焼くだけで 皮膚が焼かれた気配は無かった。 地面に降りる。 余り並び立つことがない、ピエロの格好をした悪魔。 火の粉 が舞う。狭間に舞う火が目の奥で焼き付いた。 悪魔は何も言わない。 ただ、こちらの血が滲むような声を聞いているだけ。 静かに、聞いているだけ。] (12) 2019/04/19(Fri) 20:33:01 |
【念】 氷炎の剣士 フリーレ ──────………。 [沈黙が痛かった。 望んだとしたら、”殺して欲しい”とそればかり。 碌なことを望んじゃいなかったことだって わかってる。 何を望むか。 探ろうとしていたことも知らないけれど。 ”俺は、” と三音。悪魔の服を強く握り締めた。] (!1) 2019/04/19(Fri) 20:33:04 |
【念】 氷炎の剣士 フリーレだったら、 [強固な魂の繋がりを解けばどうなるのだろうか? 確か。時間が無くて無理に繋げた────。 絡まった魂は、解けるのかすら、フリーレは知らない。 心中する気がないのなら 的確なのは、魂の繋がりを解くべきじゃないのか。 疑問は、つきない。] (!2) 2019/04/19(Fri) 20:33:08 |
【人】 氷炎の剣士 フリーレ……バカ悪魔 [ぐしゃりと顔を歪めた。 これはきっと火の粉が熱くて、手も頬も目頭も熱いせい。 ─実際は、どうしてか。 火はフリーレを灼きはしない。 バカ悪魔 もう一言だけ呟いて足蹴にしようとした。] (13) 2019/04/19(Fri) 20:33:12 |
【秘】 氷炎の剣士 フリーレ → 青星 ロキ[どうして生かしたのか。どうして魂を繋げたか。 フリーレは一切知られていない。 ”気紛れ” ”同情” そんなものでも構いやしなかったけど。 同情は優しい感情であっても長くは続かない。 どこかの知らない国で、 戦争が起きて大勢が死んだと聞いて 痛ましくは感じても、すぐに忘れるように。] (-24) 2019/04/19(Fri) 20:33:18 |
【人】 氷炎の剣士 フリーレ ひとつだけ”頼み”がある。 聞かないならこのまま火にくべるか、氷の像にする。 [強く握り締めていた悪魔の服を更に強く握って 脅迫めいた台詞を吐く姿は、どちらかと言えば無頼漢。 どうしたって素行は良くならない”元勇者”] (15) 2019/04/19(Fri) 20:33:23 |
【人】 氷炎の剣士 フリーレ ぼくがぼくで無くなったと おまえが”感じたら” …殺してくれ [勇者であれ少女であれ、 半ば人間では無くなったものであれ 一番大事な根幹は、己が己であるということ。 ……それを、見極めるのは自分だけでは難しい。 こんな頼みごとしか、しない。] (16) 2019/04/19(Fri) 20:33:26 |
【人】 氷炎の剣士 フリーレ[仮面を外せば思いの他幼い>>98 ─結局のところ”少年”が何歳だったかなど、聞く気はないわけだが 破くのではないかと思うほど強く強く握る。 まるで見えない繋がりを、引っ張るように。 呆れたような声音で告げられても それは、どうしたって ”譲れない ”のだ。 ( ────…だってさ…) ] (104) 2019/04/20(Sat) 22:10:23 |
【念】 氷炎の剣士 フリーレ[親代わりのあの人も ──この怠惰で気まぐれな悪魔も 人間であるフリーレと、共にいる 変じてしまえば、裏切りに等しい だから。人でありたいと強く強く望む。] ( だから、奇跡なんて望まない ) [神様なんて大っ嫌いだよ。 魂を売ってでも人間でいたいぐらいには] (!8) 2019/04/20(Sat) 22:10:25 |
【念】 氷炎の剣士 フリーレ[少年が悪魔になった。 それは時折、繋がりから夢を見る。 その激しくも凍結した憎悪。 ―――…きっと己自身すら赦せなかったのだろう。] ( 似ていて正反対のぼくたち 碌な知識もないくせに ああ、ろくに文字も読めないくせに! こっそり星図表なんか買ったりしてさ この世界にも星はある。 さがしている星は、きっとない。 似ている星なら、見つけたよ (!9) 2019/04/20(Sat) 22:10:28 |
【人】 氷炎の剣士 フリーレ ──────…………。 [手を添えて引き剥がされて、不満顔>>99 その手にも足にも矢張り火に灼かれた気配はない。 服の端だけが僅かに灰になった不格好な姿] ……おまえさ [珍しく、そう少女にしては珍しく口をもごつかせて やっぱりなんでもないと、告げた。 藍色の濃密な夜の空気 もうそこには冷気も火気も消えていただろうか。] (105) 2019/04/20(Sat) 22:10:31 |
【秘】 氷炎の剣士 フリーレ → 青星 ロキ[ハッピーエンドだけな筈がない。 何を幸福とするかは、人の定義による。 だから、フリーレは言うのだ。 ”そんなことは知ったこっちゃない” ぼくはぼくのありのまま生きるって 生き抜こうって決めていたんだ。] (-103) 2019/04/20(Sat) 22:10:33 |
【念】 氷炎の剣士 フリーレ[ 世界の恩寵を見に受けて 悪魔との繋がりによって 目に見えて変じた部分はわからねど 内から変じた部分は自ら気づくことは出来ない。 自分が親しい人ばかり死んでいって 自分が親しみを憶えた相手ばかり 巻き込んでしまう運命を僅か呪って 少しだけ感謝してしまった────。 ひとりぼっちにならずに済んだって その浅ましさを見破られたく、なくて 殻で覆って、忌避してた。 (!10) 2019/04/20(Sat) 22:10:36 |
【人】 氷炎の剣士 フリーレ そのときはぼくも応戦するけどな 黙って殺されるわけないから 覚えてろよ、バカ悪魔! [大体おまえ、と先刻言い損ねたことを 矢張り言わずには置けずに 悪い顔をしているのを見て、ふっと口元を緩める]* (106) 2019/04/20(Sat) 22:10:38 |
【人】 氷炎の剣士 フリーレ あるか無いかで言われたら あるけど死なない時に抵抗しないか? するだろ [尋ねられたら当然だろ、と踏ん反り返った。 確かに殺せと頼んじゃいるが。 死にたいわけではないから───抵抗するだろう。 それは判断力が落ちたからこその”頼み”だ。 至って、普通の人間なのにこの扱いだ。] (149) 2019/04/21(Sun) 16:38:31 |
【念】 氷炎の剣士 フリーレ鼻を鳴らして目を逸らされる。 ふは、と笑い飛ばした。 だって、この悪魔。 結局のところ────甘い<やさしい>のだ。 ああ、だけど。] ( ぼくの心からの ”頼み”を聞かないはずもないのだ。 それぐらいは、信じている。 ああ、だけれども 悪魔が何を成そうとしているかわかっていたなら。 ) (!13) 2019/04/21(Sun) 16:38:37 |
【念】 氷炎の剣士 フリーレ[少年と悪魔は、同じで違えるのかもしれない。 それはフリーレに勇者であるのと人間であるのと同じように。 単なる多面性のように捉えていた。 それが果たして人間の部分かどうかはわからない。 もう溶けて混ざり合ったもの同士が 果たして再契約など可能だろうか? そこまでする必要が ────…一体どこにあるというのだろう? きっとその企み事をフリーレに零しはしなかった。 だから余計なお世話だと 告げる日がくるはさて───…案外早いのだろう ] (!14) 2019/04/21(Sun) 16:38:42 |
【人】 氷炎の剣士 フリーレ[勇者として世界の条理を 味方にしたフリーレが操っていたのは水と氷 対立存在である魔王は炎を操っていた。 だけど、今 ────フリーレの潜在しているのは 世界の救世した時の氷のチカラと 悪魔の炎のチカラが 内在している。 相反して、混濁して、その身を削る。] (151) 2019/04/21(Sun) 16:38:47 |
【人】 氷炎の剣士 フリーレ ──────…………んー ゲッ [掌を見つめる。凝らす じっと、見つめている内に 火 の玉が浮かび上がった。わっ、と驚いて悪魔に投げつける。] うわ! ビックリした!! さっきので無傷だからもしかしてと思ったけど [苦手な炎が現出するのだから、誰だって驚くだろう? 悪魔のほうは、まあ、どうせ無傷だろうけど あ、ごめん、と軽くだが謝っておいた。とても軽いが。 ふらりとする立ち眩み 意識が遠ざかるような、気がして。] (152) 2019/04/21(Sun) 16:38:50 |
【秘】 《憑依》 フリーレ → 青星 ロキ《 それでは困ります 》 [フリーレではない声が フリーレから発せられた。 いつか何処かで聞き覚えがあっただろう この世界の神と呼ぶべき────精霊の王。] (-155) 2019/04/21(Sun) 16:42:01 |
【念】 《憑依》 フリーレ[ だから ] [ 恐らく油断しているだろう ] [ 悪魔を槍で突き刺した 透き通るような 槍 (!16) 2019/04/21(Sun) 16:42:05 |
【念】 《憑依》 フリーレ[例えその身が燃え尽きようとも 例え魂を奪われようとも ────その欠片が、心が世界を潤す ”それ”は世界にあらねばならない。 世界は少しずつ変化する。 それでも、まだ”それ”は必要だと。 ────フリーレの内に眠っていた精霊は、かく語る。]* (!17) 2019/04/21(Sun) 16:42:07 |
【独】 《憑依》 フリーレ/* それにしても、無茶するなあ、バカロキめ!!! こいつらの関係は恋愛感情はない、なさすぎる() だけど誰より多分近い、とフリーレは思ってる (-167) 2019/04/21(Sun) 21:15:25 |
【人】 氷炎の剣士 フリーレ[火は苦手だと幾度となく告げた>>172 ─怠惰なる劫火の悪魔と知りながら無遠慮に。 身の内に宿っていようが 今迄一度足りとて扱えなかったものが。 扱えるようになっている。 それだけ”馴染んだ”のは、心の在り方か。 食事をするのに火を使う。 それをキライだというのは矛盾だと思う。 だからいつか、火が嫌いだったって言う日が 訪れるまでは] (173) 2019/04/21(Sun) 22:34:45 |
【念】 《憑依》 フリーレ[ぐらり、傾いだ身体の奥で ああ、やっぱりまだ いた≠フか 唐突に消えた、魔王殺しの聖剣 あれは、フリーレの体内に入っていた。 精霊の王を宿した 聖剣 が。だけど。ほら。 何事もない振りをしていたかった。 まずい、意識が。 からだが乗っ取られる。 突き返す力もな 、気づけば意識は底深く 堕ちていく。 おちていく。 ] (!22) 2019/04/21(Sun) 22:42:46 |
【念】 《憑依》 フリーレ[深く背まで突き刺した槍に いつもすぐに変わる無表情の顔を晒して 眉一つ動かさずに流し込む────”理力” 例えこれでフリーレが亡くなろうと 精霊王は、意に介さない。 悪魔を追い払うか消滅させれば上々だ。] ……・・・・・いいえ? [透き通る槍が炎を纏う。 燃やす意志はなく、侵してくる”意識” じわり。手に持つ部分から黒ずんでいく。 ──── ”神” 成るものといっても少女の器に入りこんでいるが故に その力のすべては発揮出来ない。 無論、憑依した少女から抜け出せば世界の災害となりえる。 どちらがより分が悪いかは ────恐らく悪魔のほうであろうが。 ] (!23) 2019/04/21(Sun) 22:42:53 |
【念】 《憑依》 フリーレ 《 ……異界の悪魔 どちらにしろこの子はもう永くはない それでも貴方は諦めぬというなら 》 [笑みひとつ零さずに、己の優位性を知って ────目蓋を閉じる。 この娘を救おうとするその隙を狙って 互いに反撥する力を娘の内から生じさせようとして ] (!24) 2019/04/21(Sun) 22:42:55 |
【念】 《憑依》 フリーレ[すべての力が一瞬抜け落ちた。 悪魔にはその一瞬で充分な筈だ。 この悪魔なら、その一瞬で理解する筈だ 。( ────…ぼくが ぼくで無くなったと思ったら ) [そんなつもりで告げた訳でもないけれど。] (!25) 2019/04/21(Sun) 22:43:01 |
【念】 《憑依》 フリーレ ────……ロキ (シリウス) [産まれた時から巣くっていたものは 永くは抑えていられない。 頼む。 口の形だけで、告げた。ああ、でも。せめてあと1年ぐらい生きたかった。 人間でなくなったって 本当は、────なんて…言えなかったけど。 (!26) 2019/04/21(Sun) 22:43:03 |
【秘】 《憑依》 フリーレ → 青星 ロキ……………助けて (どうせ誰にも届かないって 一度も口にしたことがないことば) ロキ シリウス * (-190) 2019/04/21(Sun) 22:43:10 |
【独】 《憑依》 フリーレ/* しかし今回、相方以外たまに見落としとかあって本当すみませんしとこ ダンテさんとか、マスターとかな!!! しゅーーーさん!!!エピでもよろしく!!! (-196) 2019/04/21(Sun) 22:46:20 |
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