ドゥーガルは、今日はいつも通りだ。昨日のように憤った気配は微塵もない。 (c12) 2021/10/09(Sat) 1:38:11 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 愛玩用 エマ「言い伏せるつもりはなかったけれど、君が言うならそうかも。 君はどうして耳打ちしてくるような輩に出逢った事があるのに 此処の同胞たちはそうでないと判断しようとするのだろう? 根っからの善人なのかなあエマは。何だかそれって不思議だ。 ――…まあ一旦この話は気難しくなりそうだからさて置いて。 無意味だと証明すると言われても、思い付かないなぁ…。」 直接的な方法しか思いつかないぼんやりさんは目を閉じ、 悪癖こそ出ないものの、口許をまた手で覆うのだろう。 自分が思い出しているのは、主人がやっていた躾の図。 悪戯ばかりする犬に対しての躾の光景、或いは。略。 君の誠実な言葉はきちんと伝わっているよ。 基本的に不出来はあまり他人を疑わない。人間も、同胞も。 だからこそもうお手上げなんだ。頭痛がしてきた。 結局犯人が見付かりそうにないのならば。 手当たり次第に殺すのが良いものではないのならば。 「……再度犯人が部屋に様子を見に来ることを見越して、 部屋の綺麗なものを、全て処分する。とか。 触られるぐらいなら自分で処分する方がマシかも、」 思い切りの良すぎる行動ぐらいしか、思い付かなかった。 (-40) 2021/10/09(Sat) 5:08:20 |
【墓】 愛玩用 ドゥーガルトーストや他。それらを一旦ユーとの対話から抜け出し、 一人分配膳しようと思ったところで、温泉云々の声を拾って。 >>5 ふと見た先に探偵用の子が居たから。 折角だし不出来な愛玩用は我侭に甘えておこうかな。 「ここでの朝食が美味しいのは他者がいるからかも。 …温泉に行くのなら、帰って来たら土産話を聞かせてよ。 きっと君から聞く土産話は、明るくて楽しい筈だから。」 頼んだぞ、ジョシュア兄ちゃん。 そんな言葉と普段通りの微笑みを添えて、手をひらひら。 周囲を意識の外に追いやっている君に届いたかは不明だが、 まあ声を掛けるだけはタダだろう。返答はしなくてもいい。 (+9) 2021/10/09(Sat) 6:32:56 |
【墓】 愛玩用 ドゥーガル>>6 不完全で綺麗な宝物の金貨を受け取るのは後回し。 君にしてもらったように、医者らしく甘やかす為に配膳を。 君の分の朝食を君が運んでいないならば、のろのろと運び―― その途中でブラックの声と、別れが聞こえる事となったな。 君の長い言葉に返答はしない。横槍も挟まない。 ただ、サラダをまずは一口分フォークで刺して、 「友よ、…或いはシロ。考えるのは後回しでいいだろ? 何たって不出来な医者が世話を焼こうとしている。 ――ほら、口を開けないと間抜けな事になるからねぇ。 口の開け方は分かるか?分からないなら手で開けるよ」 君が思考をしたいのならば止めるつもりはない、が。 相容れない訳ではない友の口へ野菜を捻じ込むつもりだ。 君がちゃんと口を開けてくれるのならば失敗はなし。 口をぎゅっと閉じるか喋るのならば、頬に直撃するだろうな。 (+10) 2021/10/09(Sat) 6:40:48 |
【独】 愛玩用 ドゥーガル/*そりゃあなたそんなクソデカ立ち回りしてたら疲れるわよ… ゆっくり休んでね 無理せんでね いやここで言っても伝わらんけどもよ (-41) 2021/10/09(Sat) 6:46:58 |
【独】 愛玩用 ドゥーガル/*ところでドゥーガル邪魔になってへんかな?大丈夫? 常に不安です… もしも邪魔になってたら村エピ入りのタイミングで ごめんなさいしにいこかせやね ごめんね… (-43) 2021/10/09(Sat) 6:48:26 |
【墓】 愛玩用 ドゥーガル>>10 外の景色を見る事はしない。が。 何となしにまあ、終わりが近いのだろうという事は、 鈍い愛玩用だとしても先程のブラックの言葉で知った。 知ろうとしなくても知ってしまう。だから、フォーク片手に、 「録音したデータって元の場所へ持ち込めるのかな? 此処に居る僕達は結局電気信号の羅列でしかない。 人間様からすると夢か架空のものでしかないけれど……。 仮に持っていけるのならば、良い夢を見る良い薬になるね。 ……君とインタビューごっこもしていないだろ? また後で、不出来な僕達が必ず会いに行くから。 それまでに土産話をいい感じに見繕っておいてね」 ひょっとしたらユーの口にサラダを捻じ込むか、 あーと口を開けるように強要、または差し出しながら甘えた。 あんまり未来に期待はしてないけれど。 穏やかな終わり方やハッピーエンドの方が気分はいいものな。 (+11) 2021/10/09(Sat) 7:07:14 |
【墓】 愛玩用 ドゥーガル>>11 君が口を開けるのを拒むならこの場でメスを出していたかも。 だからこそ開けてくれて一安心。先ずはサラダを捻じ込む。 感謝の言葉を聞いた後に、ふーふーと少し冷ましたスープを。 不慣れな手付き、おたおたとした手付きで君に食事を与えて、 「君が考えたいのならば付き合うけれど、 どうせもう終わるのならば楽しい方が良いのではないかな。 ……メンテナンスされて記憶が失われる訳ではないだろ。 いいや、僕はされた事がないから分からないけれどね?」 トースト、他。君が言葉と思考を挟めないように手を動かし、 拒まれない限りは捻じ込み続けるぞ。覚悟しろ。 何たって今の不出来は医者を気取っている。 君は食事をしたがらない患者。 捻じ込むのも当然だろ。 君が殆どを食べ終えた後か捻じ込まれた頃。 はたまた拒否の姿勢を示した頃に、君の友は一歩離れる。 「僕達へ返すのは考えが纏まってからでいいから。 僕、食後で眠いからお暇。君は存分に他者と対話すべきだ。 ……僕達のような不出来が邪魔をしては困るだろうからね。 ところで君、昨日食事ってちゃんとしたの?」 食べてないならおかわりすべきじゃない? そんな言葉を残して、返されるべきものを受け取らずに 愛玩用は身勝手に食堂を後にした、筈。心底眠いんだ。許せ。 (+12) 2021/10/09(Sat) 8:06:16 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 救済者 ユー離れる間際に耳打ちが、すこし。 「君がメンテナンスで今の君と違う状態になってしまっても、 それでも僕が3/4オンスを譲ったという事実は変わらない。 ……なあに、仮に記憶が失われるのであれば、… 心配はいらないよ。僕は君の友なのだからね。 君が思い出すまで、或いはそう思うまで。 根気よく君をシロと呼び続けてやるから」 「だから。花冠の作り方を教えさせて。 ……全て済んでからで、構わないから。」 (-46) 2021/10/09(Sat) 8:12:59 |
ドゥーガルは、うとうとしながら自室へ戻って行った。途中で転んだかも。 (c13) 2021/10/09(Sat) 8:13:19 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 愛玩用 エマ君が何を言おうとしたのかはさっぱり察せず理解もせず、 ただ、戸棚へ向かう君の背中 ――よりは、戸棚へ視線が。 自分が気に入る綺麗な重さのものはあるだろうか。 切り分けられそうなものはないだろうか、と。 最早癖のように思考が傾いていたのだけれども、 「……そんな、子供の癖を直すみたいなことをしなくても。 だが綺麗な君が塗ってくれるのならば折角だし甘えよう。 憤っていたり考え込むとついついね、癖でさ。 醜いからすべきではないんだけどねぇ…。」 右手の親指の先。表皮は浅く切れている場所もあるだろう。 整えられていた筈の爪の先端も何度も噛まれてまあ醜い。 けれども、君の誘いは断らない。 そのまま手を託して、 ああ 託す前に絆創膏は一応外して その後は君のなすがまま。左手で頬杖しながら、視線は下。 クリームを塗られていく手を観察しているんだろうね。 「善意からの執着なら兎も角、悪意からだとなあ……。 扉に罠でもと思ったけれど、それは僕に出来る事じゃない。 隠し場所、…… ベッドの下?」 安直すぎるか?安直かもしれんなあ。 指を気侭にぱたぱたと動かして遊びながら 溜息をついた。 「主人に片付けられたくないものはベッドの下に入れてたな。 なあ、隠し場所は……君だったらどうする?エマ。」 (-53) 2021/10/09(Sat) 16:34:06 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 復讐者 スオ先日の憤りと機嫌は緩やかに普段通りのものに戻り、 今は食堂で朝食を済ませた後に、いつも通りベッドで寝ていた。 だからこそ、反応が不出来にも少々遅れ ―― 「?」 縫い包み二つ。花束二つ。玩具が一つ。 それらが並べられていたベッドからのろのろ脱して、 数十秒たっぷり掛けて扉へ寄り付き、開けた。 開けたらまあ呆気に取られた表情をするだろうね。 君が来るとは思ってなかったんだ。あんな別れ方だったしね。 「……おはよう?スオ。何か用事だろうか? 縫い包みを返すつもりはないと予め言っておくよ」 (-59) 2021/10/09(Sat) 17:29:41 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 復讐者 スオ君が言葉を囀るまでは黙って見ている。 廊下で立ち話もなんだろう、と。扉をきちんと開けもするさ。 だが部屋は荒れ気味。3/4オンスに整えられたがらくたが あちらこちらに積み上げられているような部屋ではあるから。 棚もテーブルも全てそうしてしまったから、…… 一応、何かを謝ろうとしている君の手を引いて。 唯一マトモな家具として存在しているベッドへ招こう。 勿論不健全な事をする為じゃない。座らせる為だ。安心して。 「…………。」 正気と狂気を行き来する愛玩用が言葉を作り始めるのは 君が部屋に立ち入るのを拒むか、隣に座るかしてからだ。 いずれにしても先日と同じく自身の口許に手を添えて、 「若しかすると君は盛大に色々と勘違いをしているのでは? 僕は一通り今の君の言葉を聞いてそう感じた。よって、だ。 僕視点から見えるものや感じるものを共有する義務がある。 今から一気に喋るけれど 全てに返事をする必要は無い。 不出来な愛玩用は囀る事と考える事、甘える事が仕事でね。 ここから続く饒舌は僕のあり方の問題だ、 …で、何だ?」 昨日のように爪を噛むことはしない。目を閉じるだけ。 「僕が変わったように見えるなら、この前提がまず違う。 僕は元からこう。昨日は面倒さが露出しただけに過ぎない。 仮初の死も部屋の件も、僕を変えたりなんかしていない。 ―― だから君に一切責任はないんだよ、スオ。 踏み止まったとしてもそうじゃなくても、何も変わらない。」 (-68) 2021/10/09(Sat) 19:16:25 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 復讐者 スオ「僕が憤るのも誰かを甘やかすのも、長く言葉を紡ぐのも 全部丸ごと、自分の気分で好き勝手にしている産物だ。 よって、君が他人へ寄り添うのを重要視するのであれば、 まずは自分ではなく目の前の僕を責めるべきだろうね。」 「君が僕の事を責めるのなら、正当性が生まれる。 そうでないなら不公平そのもの。卑屈な贔屓に程近いぞ。 寄り添うべき、適していない、それらを言うのであれば まずは目の前の不出来な愛玩用を責めてからにしてくれ。」 要約するなら、君は何も悪くない。そういう事。 仮初の死に関しては自ら進んで証明の為に選んだ事だ。 一度人間様のように息を深く吸い、主とやらに思いを馳せる。 馳せるだけ。深く聞く事はしない。今は、まだ。 「そして、そうか。君がそういう経歴を持っているのならば 僕の昨日のあの言動は無神経なものだったに違いない。 だから、それに関しても僕に非があるだろう。謝らないで。 ……別に人間らしく振る舞うのが悪い訳じゃないだろう。 それに思い返してもみろよ、あの日の僕は憤っていた。 憤ってるものと議論なんかしてみろ、そりゃあまあ、…… …………。」 途中で、溜息。囀るのを中断した。 枕元から昨日貰ったぬいぐるみを取って、君に押し付けよう。 昨日あの時、君がしてくれたみたいに。落ち着けばいいな、と。 (-70) 2021/10/09(Sat) 19:18:05 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 復讐者 スオ「一気に囀り過ぎて不出来な喉がやられそう。 ……休憩がてら、君がどうして急にそんな事を言いだしたか それとなく教えてもらってもいい?メンテナンスの影響?」 いまいちその、全体図が見えてこないから。 愛玩用は心底不思議でたまらない。 此方が謝るべきことは山積みだとしても、 君が謝るべきことってないのでは? そう言いたげに頬杖しつつ、首を傾いだぞ。 「それとも何か気晴らしの方がいいなら、別の事をしよう。 だってスオ。 君ってば妙に滅入ってる。」 (-71) 2021/10/09(Sat) 19:21:43 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 鑑賞用 リヤ食堂で見かけた君の様子がどうにも気になってしまって。 何処かから何処かへ行く途中、ふらっと部屋の前まで寄り付き、 「…………。」 言葉は掛けないけれど、扉の前に物を置く。 扉の前に置いたのは スケッチブックとクレヨン だ。 何の変哲もない、意図の分かりにくいものではあるが 仮に囀れないのであれば、意思疎通の為の何かが必要なのでは。 そう考えた末の身勝手押し付け極まる行動である。 不出来な愛玩用は物を置くだけ置いたら、 何も言わないまま、そーっとこの場を去って行った …―― (-79) 2021/10/09(Sat) 20:30:18 |
ドゥーガルは、何処にも行かない。誰かの部屋の前でじっと座り込んでいる。帰りを待っている。 (c31) 2021/10/10(Sun) 13:28:30 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 愛玩用 エマ「生まれた時から大人で、大きくなっても子供のままならば…… 落ち着いたように見える綺麗な君にも子供らしい部分がある? 僕達はそう解釈するけれど、君はどうなんだろうなあ。 君のそういう一面が見れたらもっと親しくなれそうだけど。」 でも、たった今自分の指を綺麗にしてくれる綺麗な君が 隙やら他を晒す状況が想像つかないというのはあるから。 だからこそ不出来な愛玩用は君に甘やかされ続けるままだ。 塗りこまれるクリームを見下ろして、君の指先を眺めている。 整えられていく爪の先を見下ろしているばかりであった。 それも罠や隠し場所の話になれば逸れてしまうのだけれども。 「自分だけの場所となれば食べてしまう……とか? あまりにも幼稚で簡単過ぎる考えかもしれないけどねぇ。 僕にはそれぐらいしか、…… あ。すごい、」 きちんと整えられた爪に、柔らかな香りの手。 主人にもされた覚えがないことだったから、思わず手を広げて 自分の視線の高さまで手を持ち上げしげしげ眺める事になった。 確かめるように優しい匂いを漂わせる自分の手を開いて、閉じ 「……ありがとう。エマ。 本当に君は優しくて綺麗な子だ。 最初疑いながらここに来たのが馬鹿らしくなってきたよ。 君に甘やかされた手を台無しにしてしまう前に、…… そろそろお暇しておこうかな。迷惑をかけてしまってごめん」 疑う事を止め、君に微笑みを向けてから立ち上がろう。 君が手入れをしてくれた手を何度か撫でて 一歩離れ ―― 去る前。間際に。 (-118) 2021/10/10(Sun) 14:21:25 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 愛玩用 エマ「事は理解したが犯人は見つけたい。結局僕は憤ったまま。 だから優しいエマ。君に一つだけわがままを言わせておくれ。 ―― もしも君が犯人らしき輩を見つけた場合、伝言を頼む。 僕達は無断で部屋に踏み入り荒らした輩を許しはしない。 そして憤っていて殺意を抱いている。必ず殺しに行く予定だ。 … 伝言、おねがいね。それでは。いずれ、食堂で会おう」 そんな物騒を添えて、手をひらひら。 別れの為に揺らすのは君に手入れをしてもらった側だ。 優しい匂いを仄かに漂わせつつ不出来はこの部屋を後にした―― さよなら、優しくて綺麗なエマ。侵入者の不届きもの。 今後どうなるかは分からないけどまた穏やかに話せますように。 それではまたね。 (-120) 2021/10/10(Sun) 14:23:07 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 復讐者 スオ部屋に無断で立ち入られ、自分の目が届かないところで 何かをされるのが嫌で堪らないだけ。人を招くのは平気。 何故なら自分が居るなら何をされるかちゃんと見れるから。 君の手を強めに引いてベッドへ落ち着けさせたならば、 均等に整えられたものが並べられた部屋の中、 幾つかの均等が失われた部屋の中、君に饒舌に囀る。 そして、最終的に君の腕の中か膝にぬいぐるみを置いた。 流れとしてはそんな所になるか。 足を組んで頬杖をしていた不出来な愛玩用は君を見て、 「最初からおかしかったのかもしれない。 最初から妙ならば、それは問題が表面に浮上しただけで おかしくなった訳じゃない。そうではないのかなあ。 部屋の件はさて置いて僕は死んだ事に関して何も思わない。 ただ、綺麗なものを証明する為に、仮初の死へ自ら進んだ。 綺麗な子に綺麗なものを与える為に、仮初の死を選んだ。 シロとのそれは実に幸福な事で、満たされるものだったよ。 ―― 君が他人の事情をさて置き、生きるのを願うように、 僕もまた他人の事情を置き去りに最終的に死を選んだ。 それって悪い事かな?結局状態は復元されるのだし…… 幸福の形もそれぞれ。人間らしく寄り添うのを善しとするなら また、その類の気持ちにも寄り添うべき、だ、と、… あ。」 言葉を紡いでいたので。君の涙に気付くのが遅れてしまった。 は と息を呑んで言葉を中断。 どうしたものかと迷った指先が、君の目許へ伸びる。 (-121) 2021/10/10(Sun) 14:52:41 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 復讐者 スオ「…………。」 誰かに手入れしてもらった指先で、君の涙を拭ってしまいたい。 拒否されたならそれで。嫌がられる事を強行するつもりはない。 悲しさを覚えた子を出来る限りで甘やかす為に、 不出来な指をぎこちなく動かして、眉を下げただろう。 「少なくとも、僕は。……僕達は。カンマとドゥーガルは。 魂の存在を証明しただけに過ぎないから、不幸ではない。 仮初の死が証明の為のものならば、躊躇わなかっただけ。 それを不幸な事だ、幸せな事ではないと君が断ずるならば 僕は心底救われない存在になってしまうんだよ。 だからせめて、僕の、幸福な願いを抱えて生きる為の行動を 君の中で否定しないでくれ。…綺麗な幸福を奪わないでくれ。 おねがいスオ。そうでなくちゃ僕達は救われなかったんだ。」 (-122) 2021/10/10(Sun) 14:53:37 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 虐殺者 ユーこれは今君が居る場所と違う場所。 君は塔に居て、不出来な存在は君の部屋の前に居る。 君の部屋の前でじっと座り込んで、背中を壁に預けた状態で ―― ただ、じっと君の帰りを。シロを。ユーを。私と僕を。 相容れないものではない君を、大事な友達を、待っている。 待っているだけだ。 昼食も食べず、夕食も食べず、きっとじっと待っていた。 この行動はただの独り善がり。 ただ約束を尊重する為に勝手に待っているだけに過ぎない。 だから君は何も気にしなくていい。 ただ、そういう状態であるとだけ伝えておこう。 (-124) 2021/10/10(Sun) 14:58:05 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタン不出来な愛玩用が居るのは、友であるユーの部屋の前。 部屋の前、扉の傍で座り込んで、じっと俯いていた。 何かを考えて頭を働かせていたものだから、きっと 君が来たのに気付くのも随分と遅れてしまったんだろうな。 気付けば顔を覗き込まれていた。そんな所になるのだろう。 「……あ。シェルタン、…じゃないな。騎士様じゃないか。 大丈夫だよ。痛めたとしても僕には痛覚がないからね。 ……医務室に用事なのだろうか?」 「残念ながら部屋の主は居ないようだけど…。 何処か怪我をしているなら、僕が見ようか?」 (-127) 2021/10/10(Sun) 15:01:07 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタン「クッションなんてそんな気を遣わなくても。 ……でも、まあ、甘やかしてもらえるのは嬉しい事だからね。 僕を探していたなんてそんな、何か用事って約束以外に、…」 あったかな。なかったかな。どうかなあ。 曖昧に濁して君の動きが止まるまで、ぼんやりとしていた。 隠し持たれたものが何なのか知るのはぼんやりが明けた頃。 そう、君の言葉を聞き届けた後の事になっただろう。 ―― 概念としては知っているが、実物を見た事はないもの。 真白で、もしかするとひんやりしているかもしれない、兎。 子供がするみたいに顔を寄せ、じって兎を不出来は観察しよう。 「…………。 すぐに此処が駄目になる訳でもないだろうに。 これは君が教えてくれた可愛いの概念に近いものだが、 だからこそ好ましく映るね。…片方は君の分?」 言葉の区切りに手を、指を伸ばし、叶うなら。 ……叶うのならば、兎を一匹此方へ寄せたい。 「溶けたりする?それとも溶けない? もしも溶けてしまうなら食べてしまおうかな?」 (-137) 2021/10/10(Sun) 16:13:30 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 復讐者 スオ君から貰った縫い包みを君に託すというのも妙な状態ではあるが それでも、君が少しだけ落ち着く動機になれば、なんて。 そんな風に思っている不出来な存在は、微笑んだまま目を伏せ 「だって妙な事やら大変な事情を抱えている子達が 確か、…ゲームに。この場に集められているのだろう? だからイレギュラーは起きるものだし、ままならない事も多い。 遅すぎるというよりもどうしようもない問題が多かった。 よって、君は別に負担に思う事はないんだ。泣かないでよ。 綺麗な顔が台無しだし、瞼が腫れたらそれこそ…… 心優しい誰かに心配されてしまうだろう。スオ。違うかい?」 別に泣きたければ泣けばいい。 けれども愛玩用は君を慰める事しか出来ないから、 手元は変わらず目元を撫でて愛でて、何度も拭うだけ。 君が手を拒まないならば、そろっと手やらを伸ばし ―― 叶うならば、そのまま抱き締めようとするだろうな。 驚いたり怯む様子があれば止める予定だ。無理はしないでくれ。 その場限りの愛玩用は、抱き締める以外思い付かなかっただけ。 「だって此処はただのデータの群れの集積場だろう? ならば僕は生き返るし、僕達はずっとそのままだ。 君は少々悲観的過ぎるのではないかな。…ほら、大丈夫。 安心して?今の僕は確かに体温があるし、生きているでしょう。」 いずれにしても有難う云々には首を横に振る。気にしなくていい。 結局この世の全ては独善的なものに過ぎず、身勝手なものだ。 不出来な愛玩用は普段通り笑んだまま、君の傍に居る。 (-142) 2021/10/10(Sun) 16:42:38 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 復讐者 スオ「わあわあ子供みたいに泣きたい気分なら、胸を貸そう。 ……それとね、シロを、…ユーを、責めないでやってくれ。 あの子は僕の友であり、救ってくれた子なんだ。頼むよ。」 (-143) 2021/10/10(Sun) 16:43:11 |
愛玩用 ドゥーガルは、メモを貼った。 (c34) 2021/10/10(Sun) 17:54:04 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタン「ああ、カンマの分か。それはとても助かるね。 ……きっと綺麗なものも可愛いものもどちらも気に入るよ。 今はこの場に居ないから後で必ずと言いたいところだけど…」 どうにも、自分の手の体温で緩やかに形を失くしてしまいそう。 ひんやりとした温度の兎の形を崩したくなくて、 不出来なりに気を遣った結果、上着の裾にちょんと乗せてさ 布越しに兎をちゃんと捕まえる事になったんだろう。 どうしたものかな。 悩んで、此方に視線を合わせているであろう君に一度、 視線を移して、首を傾いだ。 「それなら……カンマに内緒で一緒に食べようよ。 苺のジャムを乗せて、二人で兎を隠してしまおう。 丁度二つあるし、いい思い出になるだろうし… 何より、食べてしまえばきっとこっちのものだ。 騎士様が嫌がらないなら、不出来な姫はそうしたいなあ」 (-164) 2021/10/10(Sun) 18:18:39 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 復讐者 スオ抱き締めるのは拒まれなかったようなので、 そのまま、腕を回して。抱き返されなくとも好きにしている。 身勝手に背中を撫で擦り、君の表情を見ないようにすべく 不出来な肩に君の額を寄せさせて、只管宥めるだけ。 君に何か饒舌に囀ったところで、何も変わらない。 君が動かなくても状況がこうなっていたのと同じ。 不出来は必ず不出来であるというのと、同じだ。 だから、 「残念な事に愛玩用は他人を罵倒するようには出来てない。 それこそ昨日のように憤っていたら別かもしれなかったな。 でも、今はそんな事はないし …君は泣いているし。 そうしたら不出来なりに出来ることはひとつだけ。 君が泣き止むまで、満足するまで宥めるだけなんだよ。 ―― 出来なかったというのがあってはならないなんて! 何も出来ない僕の前で言うのは少々面白いものだね。」 「君は何も出来ないなんて事はないよ。 現に僕に縫い包みを縫ってくれた。絆創膏を貼ってくれた。 食事の支度の時に世話を焼き、お粥のことを教えてくれた。 ほら、後悔と謝罪以外も君は上出来にこなせるじゃないか。」 責めない、抵抗しない。それならそれで良い。 君をだらだらと無責任に宥め、愛玩用は目を閉じる。 別に眠い訳じゃないよ。泣き顔を見られるのは嫌だろうと そう思ってからの行動だ。君は謝る事なんて何一つないのにね。 (-171) 2021/10/10(Sun) 18:46:46 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 復讐者 スオ「勝手に出てきた涙とやらが止まるまで、ここに居たらいいよ。 不出来な愛玩用の僕に出来るのはその場限りの甘やかし。 今日の僕は役目を果たす気分だから、……ほら。 君が満足するまで、ああ、勿論嫌だったら離すけどさ、 僕の事は気にせずそうしていたらいいよ。スオ。…大丈夫。 よしよし。……偉いよ、頑張ってるし、君はとても優しい。」 上っ面だけの言葉にも聞こえるかもしれない。 軽薄な言葉の群れかもしれない。だが、少なくとも今は本心。 そんな調子で君に拒まれないならば延々と甘やかし、 時折涙を拭い、髪を撫で、縫い包みであやして、背を愛で、 どうにも泣いてばかりで元気のない君を 無責任に宥めて 暫く一緒に時間を過ごす事になったのだろう。 君が拒んで帰るのならば、はたまた。 甘やかす時間の区切りに離れて帰る様子があれば、手を振り、 また泣きたくなったら撫でてあげるね。スオ。 普段通りの微笑みと共に柔い一言を添えて、君を見送った。 またね、優しい子。スオ。無理に頑張り過ぎないようにね。 元気が出た頃にでも、また僕にぬいぐるみを作ってくれ。 だって、返したくないものは多ければ多いだけ良いのだから。 (-174) 2021/10/10(Sun) 18:51:07 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタン「おやおや。形に残るものを用意してくれるのなら…… 僕がこのゲームが終わった頃に、現実で君の所に行くよ? この世が電気信号の群れだとしても、現実ならば少しは… 此処よりは上等なものだ。まあ、君さえ良ければだけどね。」 なんて、これも騎士と姫ごっこの延長線かも。 受け取り方は君に託すが、この場で姫の役割を振られた男は、 友を待たなければならない。だから、兎を持ったまま動かない。 「不出来な姫は騎士様に夢中らしいよ。今は。 ……だが、友を待たなければならないのは変わらない。 だからこそ不出来なまま騎士様に甘えるつもりらしい。 ジャムと匙と器、持ってきてくれるかい?」 君が頷き持ってきてくれるのであれば、不出来は宣言通り ここで君をじっと待っているし、君が戻って来てから 兎の片割れをそっと差し出すつもりだ。 …少しだけ溶けたかもしれないけど、まあ、問題はないだろう。 (-178) 2021/10/10(Sun) 19:01:39 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタン「それは助かるな。したらば後で場所を教えよう。 現実の僕達にはグレイの友人が存在しないが、…きっと。 優しい子と友達になれたのを主人は喜んでくれるに違いない」 君と主人の関係がどういうものかは分からないが、 不出来な愛玩用はいずれ現実で君が訪れるのを待つ事にした。 この結果は騎士と姫ごっこをするには上出来かもしれない。 さて。戻ってきた君に礼を言ってから硝子の器を受け取り、 中身を覗き込んで ―― …驚いた。可愛いものが増えている。 受け取って暫く無言の間が挟まり じいっ と 器の中身を見つめている。 いいや、見詰めていた。 「騎士様は可愛いものに詳しいんだろうな。羨ましい。 真白な雪の兎だから赤色はよく栄えるもの。 兎の目とお揃いの色。綺麗な色。 ―― 溶ける前に食べてしまいたい気分だけど、そうだ、」 「騎士様。どうせなら互いの兎を食べさせ合わない? 子供にするみたいに あーん なんてしてさ。どう?」 君に視線を戻し、匙も受け取っているのならばそいつを揺らし へにゃっと緩い笑みを浮かべた。甘やかしたいなあ。 (-187) 2021/10/10(Sun) 19:59:17 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタン「ふふ、やっぱり騎士様は口が上手いな。 ならば事実がどうであろうとこれが初めてなんだろう。 少なくとも、騎士様としては。…はい、あー、」 友の部屋の前で兎を匙に乗せ、 もしも、小さいのならばそのまま。 そうでないならば半分に崩して、君の口許に寄せよう。 うっかり引っ込める!なんて悪戯はしないからご安心だ。 「……きちんと隠せそうかな。おいしい?」 君に兎を隠してしまう間に、肩だって寄せてしまおうね。 叶うならば軽く体重を預けて だらだらと甘えたがる。 人の部屋の前で何やってんだと言われたらそりゃそうだが。 今の君は騎士で、自分は君曰く姫なのだから。 多少の横暴は許されたっていい筈だ。 (-195) 2021/10/10(Sun) 20:47:34 |
ドゥーガルは、昼食の時間も、夕食の時間も、食堂に現れなかった。 (c42) 2021/10/10(Sun) 20:51:30 |
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