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【秘】 骨頭 クローディオ → ガラクタ モノオキ扉は開いている。部屋にクローディオ本人がいる時以外は鍵はかけていなかった。 部屋の中は図鑑や標本でいっぱいだ。 自然に関するものが多く、標本は鉱石やら虫やら小動物の骨格やら。 机はあるものの、そんな調子でそこそこゴチャついている。ベッドの方がスペースはあるだろう。 勿論、結晶が組み立てられるはずはない。 組み立てようとしても、どの形が正しい姿なのかすら判別は難しいだろう。 (-72) 2022/07/21(Thu) 3:42:29 |
【独】 骨頭 クローディオ/* ……フィラメントが骨噛みだったらどうしよう? いや人犬だからいいんだけど……いいんだけどロール面白そうな役職だからなぁ……見たいな生き延びちゃうロール…… (-73) 2022/07/21(Thu) 4:17:30 |
【秘】 骨頭 クローディオ → ガラクタ モノオキ死んだクローディオには何を止めることもできない。 でも、もしかしたら生前でも、このくらいは怒りそうにないと思うかもしれない。 生前に君を部屋に入れたことはなかったけど、掃除も。 自分からしてとお願いする質ではないから、喋れない君が自ら掃除しにきたことがない、それだけかもしれない。 結晶は流れ落ちたもの。零れ落ちたもの。 だから人の形に治すことは到底不可能だ。 ともあれ、君が寝かせた結晶は、当たり前だけど、寝返りも身じろぎもせずに布団をかけられて。 おやすみ。 返す言葉も、勿論ないけど。 (-82) 2022/07/21(Thu) 17:24:42 |
【秘】 骨頭 クローディオ → 命灯癒光 リーディエ君がちゃんと微笑んだことに少し安心した。 肩の力が抜けたようにも見えたかもしれない。 クローディオはあんまり自分のことを気にしてない。 だから、他人にどう見えようが素っ気なかったし、みんながいいならそれでいいかなって思ってる。 思ってた。 「お願い?何」 だから、滅多に我儘言わない君のお願いにも、二つ返事。 出来ることしか自分には出来ないから、一旦は確認する姿勢ではあるけど。 (-88) 2022/07/21(Thu) 19:46:01 |
【墓】 骨頭 クローディオーーー気が付いたら、庭にいた。 いつもいた、畑の前にいた。 ……サクッとあっさり逝けないくらい未練があったのか。笑えてしまう。 割れてしまったはずの骨の頭も戻っているから、表情なんて見えやしないけど。 どうせ誰も見ないだろうけど。 そんなに未練があったのに、抵抗もせず一言以外何も言わなかったのは。無意味としたのもあったけど。 「……アイツら、気に病んでないかなぁ……」 加害者二人が、先に害意を示してしまったから。 クローディオを殴ってしまったから。 何か言って、彼らがその場で間違いに気付いたら? 殴った事実も狂気も、消えやしないのに? だから最後に間違いを指摘して咎めて、その中に俺は許すよって気持ちだけ込めて。 それだけが精一杯だった。 (+4) 2022/07/21(Thu) 19:53:28 |
【墓】 骨頭 クローディオ青々と、野菜が育っている。 葉が、茎が、風にそよいでいる。 でもそれに触れることもできない。 「なんにもなくなっちゃったな」 (+5) 2022/07/21(Thu) 19:54:36 |
【秘】 骨頭 クローディオ → 命灯癒光 リーディエそう、もう何も。 この時にはそんなこと、……いや、心のどこかではもう覚悟もあったかもしれない。 「……いいよ」 僅かに空いた間は、珍しいなって。それ以上も以下もない。 両手が土で汚れていたから、服で雑に払い拭ってから右手を君に差し出した。 畑仕事や森の探索で、ゴツゴツした荒れ気味の手だ。 お世辞にも綺麗と言えないような。 もしかしたら、ささくれた指先に、キラキラと輝く赤色が見えたかもしれないけど。どうだろう。 君がどこまで見てるかによる。 (-99) 2022/07/21(Thu) 21:33:51 |
【秘】 骨頭 クローディオ → 命灯癒光 リーディエ煌めく光。初めて見た。君に触れるのは初めてだ。 今治すものといえば、普段気にも留めない、ただの小さなささくれだったけれど。 自分のものとは全く違う、白く細く柔らかな手に包まれた途端、どこかふっと手元が楽になった、ような。 手に視線を下ろし。 そして君の顔に向け直す。 「……具合悪い?リディ。大丈夫?」 自分の手とか、どうでもいい。ただ苦しそうな君が気にかかる。 (-110) 2022/07/22(Fri) 0:17:02 |
【墓】 骨頭 クローディオ畑のそばにずっといた。だから、庭から音がするのはすぐにわかった。 歩くのが少し難しい。ふわふわと浮いてしまいそうで。 そして向かった先、自分の死体と二人の姿を見る。 あぁ、そのスコップ、リディには大きいって。 指、痛めちゃうよ。折角綺麗な手なのに。 ユングだって、いいのに、俺重いだろ。 あぁでも、邪魔になるか、そんな身体でもきっと皮膚と肉は腐るものなぁ。 届かないと思っている。だから、思うだけ。離れた位置から二人を見て。 「……別に、いーのに」 君の発した謝罪の言葉に、思わずぽつりと声が出た。 (+7) 2022/07/22(Fri) 0:23:23 |
【墓】 骨頭 クローディオ自分のそれを見る前か後か。 分からないけど、随分呑気な声が聞こえて、勢いよくそっちを向いた。 「フィラー!?」 なんで。 ……なんでって、そりゃ、答えは一つしかないんだろうが。 (+9) 2022/07/22(Fri) 1:06:44 |
【秘】 骨頭 クローディオ → 命灯癒光 リーディエ手は、君の手の中のまま。 振り払おうともしないし、離せとも言わない。ただよく君の様子を窺っているだけ。 そして離れて、満足そうな様子を見て、どうしてもそれを咎めようとは思えなかった。 君が間違ったことをしたとも、思えなかった。 ふらふらの君を見るのは、あまりいい気分ではないけれど。 「……日陰で休んで、それから戻った方がいいよ。危ないから」 連れて行くよって言えないのが、歯痒い。とても。 (-121) 2022/07/22(Fri) 1:27:30 |
【墓】 骨頭 クローディオ>>+16 ユングフラウ リーディエには聞こえないらしい。きっとそれが当たり前だ。 けれど、リーディエにだけは聞こえない方がいいだろう。きっともう一度辛い思いをさせる。 「そうだな」 一言。君の溢れる思いに、まず返したのはたった一言。 「死んだ人のために出来ることなんて何もないよ。 だから俺も、生きてるみんなのために動いたつもりだったよ」 少し長めに喋って、休む。長く沢山話すのは苦手だから。 「まぁ、そう。ユングのことはずるいなぁって思ったけど。 嘘はつくなよ、誰のためにもならないから。ワルゴがすごく怒ってたから、ちゃんと説明しろよ、手遅れになる前に」 君のためにも、家族のためにも。 生きていても死んでいても、あんまり変わらないかもしれない。だってほとんど動きも表情も分かりにくいクローディオだから。 「生きてる人のために、死んだ人ができることも、ないよ」 「でも、生きて。生きろ、ちゃんと前見て生きろ、俺が違うよってことだけユングには教えてあげるから」 はー、と息を吐く。こんなに喋ることなんてなかった。 死んでからの方が喋ることが多いとか、笑い話にもならない。そこでちょっと黙った。 (+17) 2022/07/22(Fri) 2:08:54 |
【墓】 骨頭 クローディオ>>+22 フィラメント 「……それはそうなんだろうなぁ。だからこのザマだよ」 死んだって性質は変わりっこないみたいだ。お互い。 「夢なんてみても楽にはならないからね」 恐らく家族の中で最も現実的で夢がなくて、浪漫もないクローディオだ。 期待してないってことでもある。 「みんなそう思っただろうな。でも、殴りかかってくるくらいにはみんな夢見てられなかったんだ」 クローディオは、ずーっと、 「みんなこれからちゃんと生きられると思う? 解決して、ちゃんと寝て飯も食ってさ。ちゃんとおっきくなれるかな」 先の現実ばかりを見ている。 もう自分のこの先はなくとも。 (+23) 2022/07/22(Fri) 3:03:15 |
【秘】 骨頭 クローディオ → 命灯癒光 リーディエ「どういたしまして」 やっぱり言葉は素っ気なくて。 でも、君を置いて何処かになんていけなくて。 君が動けるようになるまで、日陰にいる君を見下ろしていただろう。 ーーー見守って、なんて言い換えてもいいかもしれなかった。 そうして、最初で最後の時は、ゆっくりと過ぎていった。 (-139) 2022/07/22(Fri) 16:26:44 |
【墓】 骨頭 クローディオ>>+24 ユングフラウ 「うん」 そうします、って素直に言うならそれ以上は言うことはない。 自分が死んだ引き金になったとか、そういうことを責めるつもりも咎めるつもりもなかった。 「さぁね。わかんない」 いるつもりだ。でも、ずっとかは分からない。 変な期待を持たせるわけにもいかない。だから先にすっぱりと。 「でも見届けるつもり」 そんなふうに付け足して。 あぁ、やっぱり重いよな、とか思いながら。 でも、しようと思ってここまで運んでくれたものを、やんなくていいよとはどうしても言えなくて。 ただ見送る。見送った。 離れた場所から、見ているだろう。 (+26) 2022/07/22(Fri) 16:33:10 |
【墓】 骨頭 クローディオ多分、フィラメントとの会話が一区切りついてから、のこと。 ふと、屋敷の窓を見上げた。そして、自分の部屋を見た。 「ちょっと、行ってくる」 この状態で、用事があることなんて滅多にないとは思うが。 言い残して自室へ向かう一幕があっただろう。 ドアに触れないもんだから、外から飛んで窓をすり抜けるしかなかっただろうが。 (+38) 2022/07/23(Sat) 2:22:57 |
【秘】 骨頭 クローディオ → 手探り ノルクローディオの部屋は、図鑑や標本で溢れている。 図鑑は自然に纏わるものが多く、標本は鉱石やら虫やら小動物の骨やら。 つい最近、なんならクローディオが死んだ後にでも掃除されたかのように、目立つ部分は綺麗だ。 ベッドの上に、結晶が並べられて、布団をかけられている。一際大きな結晶が頭に当たる部分に集中して並べてあり、まるで人の形に整えようとしたようにも見えるだろう。 クローディオは、君が部屋にやってきてから、窓をすり抜けて部屋にやってきた。 当然君には分からないだろう。 話す言葉を聞いて、納得した。何を言っても声も聞こえないだろう。 「許すも何もさ、怒ってないから、許すものがない」 「でも、そっか、タンジーは俺のこと悪いって思ってるんだな。 怒ってないけど……本当のこと知らないままも……無理だよなぁ、きっと」 騙された、と知るときは辛いだろうな、と思った。 だとしても、何もできない。できないままでいて欲しい。 自分に何かできるときは、君らがこっちに来るときだから。 「……嫌ってねーよ」 「ノルが、俺のこと嫌いなんじゃなくて、よかったよ」 君の頭でも撫でたいんだけど、手はすり抜けて、全然触れないんだ。 部屋で、窓も閉め切ってるのに、少しだけひんやりした風が吹いた、気がするかもしれない。隙間風でもおかしくないけど。 「みんなが危ないことするときは、怒るかもな」 そうして、部屋から去るのを見送った。 君がいつ来ても、拒むものも叱るものも、嫌う者もここにはいない。 (-177) 2022/07/23(Sat) 3:00:28 |
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