人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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【人】 夜の一族 チャンドラ

>>@38 シトゥラ

一緒に食べたい人。
幸せを手に入れるチャンスを与えたい人。

その言葉にわたしは思い浮かぶ顔を上げる。
お礼を伝えたい人。優しくしてくれた人。
あなただって、その輪の中にいる。

「呼べるような人……いるわ。
 でもシトゥラ。せっかくなら、わたし​──」

食べたい人みんなで、このお菓子を食べたいわ!


わたしは両手の前で手を打った。
自然と笑顔がこぼれ落ちる。

「でも作るの、大変よね。手伝うわ。
 手伝わせて頂戴。シトゥラ」

わたしが料理をしたことがないのは、あなたには伝えたことがある。
でもこどもにだってできるお手伝いもあるはずだ。
(72) 2021/10/26(Tue) 21:14:46

【人】 悪食 キエ

>>63 ミズガネ

叱りつける様な貴方を嘆息混じりに見下ろした。
ちなみに第一子の名前はゲイザーである。


うるさっ
……人間ではないのだから休む必要なんかあるかい?
 僕ァあんな軟弱では無いけど
初産は流石に堪えた
ってだけだよ」

性別が可変である事を伝える必要も無いと思った為に、キエは何も言わなかった。館に滞在するならいつか耳にする話だろう。

「君ァ暫く居るんだろう?
 食欲が戻ったら貰いに行くから、其の時は損な役回りをした僕へとびきりの労い悪夢を頼むよ」

そう言うとすい、と時計塔を見やる。次の行き先は其方であるらしい。
貴方が何を言っても聞き流して立ち去りそうな気配であるし、実際に其の通りだろう。
(73) 2021/10/26(Tue) 21:18:32

【人】 金烏 キンウ

少女がふたたびその姿を現すのは、
隠されていたものらが戻ってきてしばしの時が経ってのこと。

ある日ひと知れず忽然と姿を隠した少女は、ある日、ふいに窓辺へと現れる。
食堂の中でもいっとう日当たりの良い、あたたかな席だった。
(74) 2021/10/26(Tue) 21:30:14

【人】 金烏 キンウ

「おしゅうさまよ、ちいとお戯れが過ぎんか〜〜〜???
 われ、まだひとでありたいのだが〜〜〜〜〜?????」

ちょこんと椅子に腰掛けている、半ベソの少女。
つんと嘴を天へ向けた、テーブルの上の烏。
(75) 2021/10/26(Tue) 21:31:40

【見】 役者 トラヴィス

>>64 >>65 >>66 ミズガネ

「吟遊詩人。
 各地の伝承、歴史的事件、
 史実を詩曲として後世へ語り継ぐ、
 知見し広げた経験こそがモノを言う肩書きだ。」

返品されたそれへ視線も送らず、
そのままぱさりと音を立て床に沈む。

「出しゃ張るのは自由だけど、
 姿形すら見えぬ存在の為に
 君の、限られた、貴重な時間を使うのは、
 悪手だと言っているのだけどね?」

にこり。
男は笑顔を歪ませない。
けれども圧を込め、代わりに、地に伏すマントを
踏み付けて見せた




「───君は本当に仕方のない人だ。」

瞳を細めて、貴方を瞳の中に映す。
(@41) 2021/10/26(Tue) 22:00:50

【見】 役者 トラヴィス

>>64 >>65 >>66 ミズガネ

「けれど………それが君の性格なのだろう。
 
大いに結構だ!

 舞台は生き物、思い通りにならない事の方が多いさ。」

一度は座長の肩書を背負った身だ。
アクシデントもトラブルも、
想定外の何をも演出に組み込んでみせる。


私が君の為に怒ると思ったかい?なんて態度を覆し、
くつくつ笑って、ほのかに温かい紅茶を飲み下した。

「長い夢の退屈凌ぎに、気長に待ってあげるよ。
 君に似合いの琴だと褒められる日をね。
 その頃にでも考えるとしよう、共演オファーの話はね。」

喜色は滲ませる程度に。
流す視線は余裕をたっぷり含んで。

「君の顔を見るたびに悪態アドバイスを吐いてあげる。
 耐えられなくなったら去ると良い。」

それはとっても素直じゃない、
これからもよろしく頼むとの言葉だった。
(@42) 2021/10/26(Tue) 22:04:19

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>72 チャンドラ

「食べたい人居なかったらどうすんだ…?
 パイを何等分にするか数えないと意味が無い。
 だからちゃんと聞いてるんだが……まあいいか」

脳みそが花畑と入ってやらないが、随分とお気楽な思考をしている。

普通のアップルパイと、ガレット・デ・ロワ。
別々出作ってやろうじゃないか。
目の前の彼女が食べたい人と食べればいい。

「……そこまで難しいことはさせないからな、指示はする。
 急げと言ったら気持ち早く、ゆっくりといったらきもちゆっくり。
 はじめてのことは自分の感覚を信じず慎重になるぐらいがいい、覚えておけ」

さっそく行こうか? と声をかけて、使用人たちに話を通す。
あなたに服のようなフリルの着いたダブリエエプロンを用意させた。
いざ料理を作る、準備のために待機するそんなほんの短い時間。頭によぎる余計なことがシトゥラの動きを止めた。

(@43) 2021/10/26(Tue) 22:18:47

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@43 >>72 チャンドラ

「なあ……チャンドラ」

ああ駄目だな、聞きたくないのに。
ただ集中もしていないのに美味しいデザートが作れる気がしない。

「これを食べたら、お前はどこにいくんだ」

漠然と答えにくい質問をしてやった。
意味がわからなければそれでいい。
とんちんかんな答えでもいい。
ただきいておければそれでいいから。
(@44) 2021/10/26(Tue) 22:19:29

【見】 役者 トラヴィス

>>@39 >>@40


舞台を一歩降りれば──携わるものから離れれば、
去勢を張らねば、他人の台詞を借りなければ、
こんなにも弱々しい本性であるのに。

強引でキザで誰にでも甘い言葉を吐く、
何にも怯まない、堂々とした煌びやかな自分理想

「自分を、」

……過去。いつかそうなりたいと願って、
そうして振る舞って長く過ごしてきて
いつしかそれは、確かな『自分』になっていた。

「信じる………、」

その努力ぐらいは、
そうして信じようとしてくれる貴方達の前ならば、
素直に『自分』を認めてやれる気がした。

(@45) 2021/10/26(Tue) 23:16:10

【見】 座長 トラヴィス

>>@39 >>@40

瞳を閉じて、また開く。

「───分かったさ。
 君達は何もしなくて良い。
 審美眼を持つ私が二人を、存分に持て成そうじゃないか。
 楽しみにしていてくれて構わない。」

ふ、と、不敵に笑う。
私は偽りなく、この館の
『座長・トラヴィス』
だ。


「すぐにでも愛の言葉を引き出してみせるよ。
 それが叶ってからも、永遠に、何度もさ。
 だから心の準備だけはしておいてくれ、
 如何なる時であろうともね?」

心の根の部分は、夢に真っ直ぐで、素直な男なのだ。
少し雲が陰てしまっているだけ。

「……ずっと、二人を見ているから。」

すぐにとは言えないけれど
今宵の空のように、いつか、
晴れやかな星空になると良い。


自分を、貴方達を信じて……
するりと抱き締めていた腕を離した。
(@46) 2021/10/26(Tue) 23:18:03

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>@43 >>@44 シトゥラ

いつものベールを畳んで片すと、ダブリエエプロンに袖を通した。
いつでもやる気と意気込んでいると、あなたの手が止まった。
わたしも手を止める。

「……? どこ、って……」

問われた意味が一瞬理解出来なくて、首を傾げた。
けれど直ぐに思い至る。
扉が開く、とあなたは言っていたわね。

「ここを出ていくかどうかというお話ね?
 そうね……本当は、帰らないといけないのでしょうけど」

わたしは一族の長のひとりむすめ。
帰らないと心配をしている人もいる。確信がある。

「……もう少し、ここに居るつもりよ。
 だって、まだここで、学ぶことはたくさんありそうだもの」

次いつ帰れるかなんて分からない。
危機感がないと言われてもおかしくはない。
そんなことは、分かっているけど。

でもここでしか学べないことがたくさんあるというのも、事実のはず。
(76) 2021/10/26(Tue) 23:27:25

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>@43 >>@44 シトゥラ

「​──​─それに」

言いかけたわたしは、浮かんだ言葉に思わず笑みをこぼす。

「一緒にいたい人がいるの。
 それだけあれば、残る理由としては十分でしょう?」

そう思えることはきっと幸せなことだもの。
だってこんなに、胸があたたかい。
(77) 2021/10/26(Tue) 23:29:59

【見】 トレジャーハンター プルー

>>修羅場

女はされるがままだっただろう。
腕に力が篭ろうと、抜け出そうとはせずに静かに―――

「痛い痛いトラヴィスちょっと物理的に胸が苦しいし潰れる」


いつも通り煩かった。
なんでこんなに修羅場なのよぅ……の顔。
でも、シトゥラの言う事もわかりはするのだ。
いやごめん人殺したってのはちょっとよくわからないし聞き間違えたのかもしれない。なんて??

……まぁ、その辺りはひとまず横に置いておく。
詳しく聞いていたら折角の夜が再び明けてしまいそうだったから。

(@47) 2021/10/27(Wed) 0:27:33

【見】 トレジャーハンター プルー

「……アタシの結論はもう出しているけど、説明、後でちゃんと聞くわ。シトゥラの話も合わせてね。
今聞かなくても、この状況でシトゥラが許せない気持ちになる事は……アタシはこうするけど、理解はできるもの」

シトゥラが一度手を離すのなら……いや、そうでなくても。
プルーはトラヴィスを掴んでいる。
今、目を離したら消えてしまいそうなのはこちらだと判断した。

落ち着いたと判断すれば、女はシトゥラへ話を聞きに行くだろう。
説明と、貴方の話を聞きに。
貴方の気持ちと感情を整理するために。

(@48) 2021/10/27(Wed) 0:28:10

【見】 トレジャーハンター プルー

言葉 と、離された腕に。
大丈夫かしら?と一度だけ見上げて、一歩下がる。

「あらあら?そんな事言っちゃって大丈夫?アタシ、とびっきりのを期待しちゃうわよ?
いつもみたいにクローバーで誤魔化されたりはしないんだからねっ!」
ヒント:されたら誤魔化される


ふふんと笑う喧しい女はいつも通りだ。
三人の間に流れる空気はまだいつも通りじゃないけれど。
たぶん、話してぶつかって、吐き出せば新しいいつも通りができるのだと、女は思う。
ならなければ?
……頑張って作るしかないわね!

「食事はトラヴィスが用意してくれるんでしょ?
なら、アタシは飲み物でも貰ってこようかしら。

シトゥラは……ストレスが大丈夫になったら言ってちょうだい!できれば夜の内に!」

無茶を言う程度に、離れようとすれば手を掴みに行く程度に。
女は貴方達に甘えている。我儘を言えると思っている。

肯定の言葉がひとつでも返ってくれば、女はバビュンっと調達に行くだろう。
時間はたくさんあるけれど、夜はそう長くはないから。
(@49) 2021/10/27(Wed) 0:43:17

【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ

>>73 キエ

「出産直後の母親は休む必要あるだろうが!しかも初産なんて!更にはお前自身堪えたって言ってるじゃないかそういう時は大人しく寝ていろ!」


貴方が煩わしそうにしてもお構いなしだ。
性別可変である事を聞いても態度は然程変わらないが、女性の体の時くらいは肉体のみ労る日が来るだろう。肉体のみ。精神はちょっと知ったこっちゃないですね……

「はあ?いやお前がどんな役回りだったとしても俺に関係ないが?
 まあ、それはそれとして出産祝いとか、産後の肉体を労るべきか……あ、おい!お前どこへ行く!まさかまたどこか出かけるんじゃないだろうな!」

案の定男はずっと何かを喋っていたのだった。きっと、しばらく貴方の背中には神経質そうな男の声がぶつけられていたことだろう。

第一子の名前がゲイザーだとか、出産などの話の詳細を聞けばまた態度や話すことが変わってくるだろうが……それはまた別のおはなし。
(78) 2021/10/27(Wed) 3:50:26

【人】 巫女 ユピテル

>>67 >>68 >>69 ミズガネ

「ほら、また下がった。コトハの癖ね。可愛いけど私以外に見せるのは少しヤキモチ焼いちゃうわ。……でも、ここまでコトハが言ってくれてるのにヤキモチ焼いちゃうのは、凄く贅沢で強欲な女になった気分。ふふ、罪な人ね?

……でも、だからこそ好きよ。そう思うくらい好き。私に嫉妬という感情を教えてくれたコトハ。大好きよ。ずっとあなたのそばにいるわ。そして、……非情とも言える私の国への選択を受け入れてくれてありがとう」

恥ずかしげに眉を下げたのを見て、背伸びして指で押さえて上げようとしています。甘えるようなスキンシップです。言った内容通りの。

特等席にいつも座る娘でした。でもそれは用意された席で、何一つ望むものも見れない、触れられないし与えられない場。

でも、今は違います。それが全部得られるのです。なんて素晴らしいことで、ユピテルは初めて、これが本当の特等席なのをようやく知ることができました。

(79) 2021/10/27(Wed) 4:54:02

【人】 貴方と分かち合う、ただの ユピテル

>>67 >>68 >>69 ミズガネ

あなたの答えを静かに聴き終えて、その熱と輝きが灯る翠の瞳に吸い寄せられるかのように、あなたの頬に手を添えて、柔らかく啄むような温かさのの口付けを、瞼から頬、そして唇に落とします。

言葉で返すよりも、咄嗟にそうしたいと体が動いてしまったから。その証拠に、自分で触れた癖に、随分気恥ずかしそうに俯き出しましたから。耳まで真っ赤な上で、消え入りそうな声で伝えます。

「……うん。WただのユピテルWは、WただのコトハWと最後までそばにいるわ。おはようもおやすみも、ただいまもおかえりも全部聞きたいの。そんな関係が、憧れで言いたかったの。

……私の初めての家族になってくれて、初めての気持ちを教えてくれてありがとう。世界で一番あなたを愛してるわ、コトハ」

「……ところで、その。これって、お付き合い、の告白、なのかしら……?私そういう事があると思わなくて、疎くて……」


これは最早プロポーズの類なのですが、距離感がおかしな上に好意を互いに伝え合っていたので、その辺りが曖昧です。
(80) 2021/10/27(Wed) 4:59:32

【見】 座長 トラヴィス

>>ユピテル

カーテンコールの夜。
きっと貴方が一人で居る頃。


「───やあ、ユピテル。」

男はW宴の終わりWを明確に理解していた。
そうして貴方が、確かに約束を守ってくれた事も深く。
けれども、山のように賛辞を述べ騒ぎ立てて、
貴方の時間を奪うのも無粋というものでしょう。

だから、男が告げるべき言葉はひとつだけ。


「WまたW会えたね。」


貴方がくれた、一歩を踏み出す勇気。
それが齎したものを、
作り物ではない穏やかな笑みに携えて、
貴方の前で膝をつき、あの日叩き落とした手を取る。

……そうして、手の甲へ唇を付けた。
敬愛、尊敬。そんな思いを込めて。

「宴は楽しめたかい?
 愛しい君よ。」
(@50) 2021/10/27(Wed) 10:21:11

【人】 ただの ユピテル

>>@50 トラヴィス

「ええ、Wまた明日W、ちゃんと来たでしょう?」

手の甲への口付けを大人しく受け取る。
あの時は本当に動揺していたけれど、
今は穏やかにその親愛を受け取る微笑みで見守る。

「W終わりWって、案外早かったのね。
終わってしまえば、少し寂しい気がするけど……
でも種明かしがない時は毎日必死だったわ!
皆、本当に死んじゃったかと思ったし……」

きっと貴方は夜が来るとこうなるのを知っていたのでは。
そんなジト目をしつつ、少ししておかしそうに笑った。

許されるなら、そっと背伸びをして貴方の両頬に手を。
顔がよく見えるように軽く引き寄せます。

「……トラヴィスこそ、宴はW楽しかったW?
もう大丈夫、って思えるような良い顔になってるわ。
褒められたのかしら、怒られたのかしら。
トラヴィスの周りにはそうさせてくれる人が沢山いるのね」
(81) 2021/10/27(Wed) 14:04:18
テラは、この腕の中の君だけが自分の太陽。テラだけの君。
(a3) 2021/10/27(Wed) 14:53:15

テラは、月のすぐ隣。距離だけは太陽じゃないのがいい。
(a4) 2021/10/27(Wed) 14:53:33

テラは、笑った。
結局なみだは零れました
。それはもう、うれしかったので。
(a5) 2021/10/27(Wed) 14:55:19

【人】 不眠症 アマノ

>>62 ユピテル

「……そう、かもしれないな」

物事を難しく考えすぎるのはよくないのかもしれない。
そう思いなおした直後に差し出されるものを反射的に受け取ってしまった。

「んだよそのチートアイテムは……」

重さも材質も、どう見てもただの木製のブレスレットにしか見えない。
このタイミングで冗談をかますようにも思えなかったが、さすがに訝しげな視線を向けてしまった。

「お前の世界では、こんなもんまで作れんのか……」

もっと専門的な話をしておくべきだったなと少々後悔した。
ブレスレットを装着し、ユピテルの頭をがっしと掴んだ。

「お前でテストさせろ」

効果の有無や使い方がわからなければ意味がない。
(82) 2021/10/27(Wed) 15:14:26

【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ

>>@41 トラヴィス

「悪手だと思わない。これは詩人以前に、人としての問題だ。
 透明な俺は透明な者たちに干渉できる奴らに救われた。今度は俺の番だ。俺は似た思いをする奴らを放っておけない」

誰にも見てもらえない痛みは、不透明な時からよく知っている。それに、──をはじめとした者たちと関わる事を悪手の一言で切り捨てたくなかった。

踏みつけられたマントを憐れむように見下ろす。
きっとこれが、彼との差なのだろう。一流の彼は必要なもの以外をきっぱりと切り捨てることが出来る。自分は目指したいもの以外も捨てることが出来ない。
故に、きっと高みへ至るには彼以上に時間がかかることだろう。

それでも、捨てられなかった。自分は人形になりきれない。
きっとこれは、自分と自分の歩む道を形作るのに必要なものだから。

(83) 2021/10/27(Wed) 15:53:44

【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ

>>@42 トラヴィス

「……本当に、素直じゃない奴。
 一流の人間ってのはどいつもこいつも高みから余裕そうにこちらを見下ろしてるのか?腹立たしいな」

そうこぼす男は、それでも楽しそうに口元を笑みの形に歪ませる。

「クレーム、ダメ出し、受けてたってやる。
 だから……これからもよろしくな、先輩トラヴィス?」

とっても素直じゃない言葉に、あえて素直に返した。

悪態をつく先輩役者と、頻繁につまずく吟遊詩人。
きっと暫くはこの館を賑わせることになるのだろうと予感を抱きながら。
(84) 2021/10/27(Wed) 15:54:05

【見】 座長 トラヴィス

>>81 ユピテル

「そうだね、君の言った通りだ。
 ……ごめんね、有難う。」

貴方を見上げて、今度は困ったように微笑んだ。
貴方が分け与えてくれた『人を信じる気持ち』は、確かに男を変えたのだから。

「はは、そういう事が起こる場所なんだよ、ここは。
 誰かの為の、箱庭。不思議な夢の世界。
 私だって、詳しい事は知らないさ。時々こうして宴を始めることくらい。」

じとりと責めるような視線を受け流し、結局は貴方と同じようにおかしそうに笑い始めた。


手を離し、立ち上がれば───自らの頬へ貴方が触れる。
引き寄せられれば、その通りに。

「……楽しかったよ、君にも出会えたしね。
 うん、もう苦しいだけじゃないよ。」

貴方の手へ頬を擦り寄せ、
瞳を伏せればこの数日間へ思いを馳せる。

「……ね、君、早くここから去ると良い。
 きっとまた夜が訪れるのは
 遠い先の話になってしまうから……」

貴方はこの先の未来をどう過ごすつもりなのだろうか。そういえば、自室へ招く約束もした気がする。
そっと瞼を開いて、貴方の瞳を見据えて言葉を待つ。
(@51) 2021/10/27(Wed) 16:02:28

【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ

>>79 ユピテル

嫉妬を抱いたと述べる貴方に愛おしさを感じて、思わずくつくつと喉が鳴る。あれだけ多くの者に心を砕いて寄り添った女の、人らしい感情。それを生み出したのが自分だという事実に、小さな優越感と大きな愛しさが浮かんでは心に広がっていく。

貴方が指で男の眉間に触れる頃には、穏やかな笑みへと変わっていることだろう。

(85) 2021/10/27(Wed) 16:27:49

【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ

>>80 ユピテル

貴方から口付けを受け取れば、頬に添えられた手を捕まえて返すようにこちらからもキスを贈る。
俯いたのなら、柔らかな栗色の髪をかき分けてその額に柔らかく口付ける。

「お前が送ってくれた言葉を、俺は全て返そう。

 WおはようWと、WおやすみWと、
 WいってきますWと、WいってらっしゃいWと、
 WただいまWと、WおかえりなさいWを。

 憧れを憧れで終わらせない。夢を夢で終わらせない。現実として、毎日積み重ねていきたい」

告白かどうかを問われれば、こくんと素直に頷いた。

「そうだな。恋人を通り越してプロポーズになってしまったが……何か問題でも?
 遊びではなく、本気でお前と寄り添い歩むなら早すぎるなんて事ないだろう」

段階を踏んで言葉とシチュエーションを楽しみたかった、と言うなら謝るがとも言葉を添えて。
けれど、その緑色の双眸はたしかに本気の眼差しで貴方を捉えていた。
(86) 2021/10/27(Wed) 16:28:06

【人】 夜明けの ゾズマ

>>71 ポルクス

少年のように振る舞っていた、否、少女はたしかに少年だった。
ただ、ひとり中庭のベンチに座っている。
なにをするわけでもなく、のぼった月を見ている。

館を探し歩くあなたの姿を見つけると、首を傾げて尋ねた。

「『わたし』に何か用ですか? それとも『オレ』?」

少女は、ゾズマの仮面をかぶることはやめた。
否、きづいてしまったから、やめざるをえなかった。
(87) 2021/10/27(Wed) 16:30:30

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>76 >>77 チャンドラ


「あ、っそう」


失恋でもない。
ただ祝福する気より、どこぞの奴にこの綺麗な人を奪われたという気持ち。
宝物のようにされて生きていた彼女を、その居場所から盗んだ奴は誰なのだろう。
そんな無駄なことを考えている。

俺はここに平穏で都合良く暮らしたいんだ。
俺が生きやすいように呼吸がしやすいように。
手つきになった輩はとうとう殺すのもしづらい。
ああまったく、誰も彼も煩わしい。これだから新しい人間が来ると困るんだ。

(@52) 2021/10/27(Wed) 17:38:14

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>76 >>77 >>@52


「ここで学ぶ事は少なくは無いと思うが―――。
 俺に断り無く消えてくれるなよ」


その笑みを向けられる誰かが羨ましくて、額に口づけを落とした。
これでおしまい、結局これしか触れずに終わってしまった。


(@53) 2021/10/27(Wed) 17:39:49

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>76 >>77 >>@52 >>@53


「卵を、」

だけど俺も教えることはできるだろう。

「卵を成功するまで、割っていい。頼めるか?」

此れからも綺麗に輝き続けられるように。
その輝きが奪われないように。
濁らす敵を排除できるように。



「それと、もう少しそのノートは預かってていい。
 だからまた」

「食べたいものを決めて、教わりに来い」


そう言って、オーブンを温め始めた。
喧しい騒ぎが起こるそんな少し前の話。
(@54) 2021/10/27(Wed) 17:41:56