人狼物語 三日月国


83 【R18】ラブリーナイト・りたーんず!【ペアRP】

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視点:


【人】 大学生 廣岡 珠莉




   ……おなか、すいたけど、
   くっついてたくて、それに、ねむくて
   ……抱きしめて朝まで、眠って?


[終わりが見えるまではどうか、
 わたしの未来からは目を逸らして。
 わからないの。どうしてこんな気持ちに
 なってしまうのか。お父様は正しいはずなのに。

 だからね、もう少し、目を背けさせて。]


   ───………


[決まりきった結論を享受する前に
 もうすこしだけ、この気持ちを。]*

 
(109) 2021/07/17(Sat) 22:38:30

【人】 がーるふれんど 真白 千由里

[――出会いは突然だった。
 それが偶然か運命かは知らないけれど、
 恋に落ちるには一瞬で、愛してしまえば消せはしなくて。

 「お嫁さん」じゃない、「彼女」と呼んでいいのかどうか
 一つだけ確かなのは「恋人」とかいう肩書きだったか、
 そんな曖昧なものを背負って彼に会い続けた。

 彼の家を訪れることは滅多になかった。
 あの夜に宣言してしまった通り、
 彼と血を分かつ小さな少女が受け入れ難かったから。

 でも、それでもね
 何度か遭遇する機会はあったかもしれない。
 そんな折に彼はあたしをなんと呼んだか、
 何でも良かった。幼い少女に物心が付く頃は
 少しは大人になれていたと思うから。]
(110) 2021/07/17(Sat) 22:53:38

【人】 がーるふれんど 真白 千由里

[「ちゆりおばさん」なんて迷わず口にしたものだから
 名前を覚えられた最初にはむっとしてしまったけれど
 無垢で無邪気な子どもは躊躇いもなく笑う。
 彼によく似た目元で、彼と同じ笑い方で。
 あたしの胸の内なんて知らずに、笑ってみせるものだから。

 お菓子を買った。女の子向けの玩具を買った。
 タイガさんが悩んでいたのなら、
 七五三や卒園式の衣装選びに付いていった。

 「ママ」という呼び名だけは否定して
 彼女が好きかと聞かれたら――
 「わからない」、と答えただろうけど
 いつかの感覚すら麻痺してしまったのか。

 
彼女の成長の様を見守るのはいつしか
彼女が自立したその先への期待ばかりでもなくて。
(111) 2021/07/17(Sat) 22:55:57

【人】 がーるふれんど 真白 千由里

[「普通の恋」がしたいと言った。
 彼と過ごしたその時が普通だったかどうかは知らない。
 ただ、ただあたしは彼を愛していて
 タイガさんの隣に居られることが幸せだった。

 けれど一つだけ未練があるとすれば
 空っぽの左手が目につく時がある。
 形ばかりでもそこに証が欲しいと願うのは
 困った欲張りさんになるかしら。

 でも――――、]
(112) 2021/07/17(Sat) 22:57:01

【人】 木峰 夏生

***
─── いつかのはなし ───


[ 相変わらず仲の良い両親は不在。
件の先輩に頼まれた仕事をやりかけて、
リビングのソファでタブレットを操作していた。

空気に混ざる匂いにはすぐ気付く。
バレないようににやりと唇を歪ませていれば、
視界を遮るのは愛しい弟。

俺の腿に跨って、首に回されて絡める腕に、
かたんと音を立てて仕事を強制終了する。 ]



   ……いくら親がいないからって、
   リビングのソファで盛るのはお兄ちゃん
   ちょっと、

   背徳感でぞくぞくしちゃうんだけど。



[ 耳を食んでくる唇の温もりにぞくりとしながら
くすくす笑ってするりと衣服の下へ手を滑らせる。]
 
(113) 2021/07/17(Sat) 23:25:05

【人】 木峰 夏生


[ いつもの合図が鼓膜を揺する。 ]


   家族の共有スペースで、
   いつからこんな淫乱になったの
   俺のかわいい弟は。


[ その時は、気ままな王子様は
どのようなご気分でいらしたのか。

多少態度のデカくなった忠実なしもべは、
耳朶を食んで返し、硬い歯を当てて、
背の窪みに爪を立てて下半身へ滑らせて。 ]


   ─── 抱いてくれんの?
   
なら、さ……

 
(114) 2021/07/17(Sat) 23:26:15

【人】 木峰 夏生



   結腸、掘らしてやろーか。



[ くるりと体を入れ替えて、海斗の上に俺が跨って。

あの高級なホテルで踏みとどまった、
腸の行き止まりのその奥を、海斗に抉らせる
そんなことも、あった。


……ひとつ経験談として言うならば、
少なくとも布製のソファの上でやるもんじゃない。

ソファが新しい革張りのものにかわっていて、
何も知らずに帰宅した両親が喜んだ話は、

そうだな、またいずれ。 ]**
 
(115) 2021/07/17(Sat) 23:27:37

【人】 星条 一 → スタンリー

[目覚めた珠莉を男は優しく抱きしめた]



   風呂から上がったら、ベッドへ行こう。
   メインは使えないだろうからサブの方な。


[努めて柔らかくそう伝えるとシャワーを止めた。

 繋がりを離して浴室に入ったのと同じように横抱きに抱き上げる。
 脱衣所でタオルで拭いて、着替えるのも面倒だし今日はこのままで――。

 そこで男は思考を一度切るために首を横に振った]


   珠莉――。


[眠たそうにしている君を抱きしめて――]
(116) 2021/07/17(Sat) 23:41:16

【人】 東堂 唯織  

  


  リボンが結んだ線と線

  誰にも内緒で固く、強く結んで、
  もう二度と解けて飛んでいかないように、
  願いながら季節は巡っていったの。


   
(117) 2021/07/17(Sat) 23:53:47

【人】 東堂 唯織  

  
 

  あの日、言うことのなかった
  「おやすみ」と「おはよう」。

  たった四文字を口にできることが
  こんなにも満たされることなのって、
  私は今まで知らなかった。
  
 
  
(118) 2021/07/17(Sat) 23:53:53

【人】 東堂 唯織  

 
  
      
The Lapis

  全ては、あの場所 から始まった。
  

  貴方と出会い、貴方と過ごす日々が、
  私にとっての人生だって。
  過言に聞こえるかもしれないけれど、
  全然過言じゃないの。

  そしてこれから2人を繋ぐのは、
  リボンではなくて、新しい約束のリング。

  いいえ、心はきっと、
  もっと前からずっとずっと、繋がっていたのだけど、

   
   
(119) 2021/07/17(Sat) 23:55:41

【人】 大学生 廣岡 珠莉


[きっとわたしの瞳は揺れていた。
 知らぬ初恋が胸をときめかせる感覚に、
 とく、とく、と心臓の音がする。

 何も知らない生娘だから?
 始めてくれた男性だから?

 ええ、そうかもしれない。
 ただ、この熱を話すことが寂しいと思うのは
 きっとそう、間違いなく、わたしの意思で。
 
 乱された心に、うまく返事ができないまま、
 わたしはその胸に顔を埋めて眠ったのだ。]


 
(120) 2021/07/17(Sat) 23:58:06

【人】 大学生 廣岡 珠莉


[ねえ、先生。
 何もかも、不自由なく暮らしてきたわたしなのに、
 どうしていまこんなにも
 こんなにも、不自由を、───
 この身のままならなさを呪っているのだろう。

 ───答えは出せない。わたしには。
 まだ、なにも、わからない、触れられない、
 ただ、芽生えたこの気持ちだけは、
 わたしにとって大切なものだから

 ───だから。]

 
(121) 2021/07/17(Sat) 23:58:20

【人】 大学生 廣岡 珠莉


[わたしはなにも返事ができないまま
 きっとあなたに笑顔で別れを告げるでしょう。

 でもね、忘れてないの。だからきっと───]


   星条先生


[大学で会ったら、そう声をかけて。]


  ………はじめさん


[そう、耳打ちをして。]


   ………


[もう少し、まって。
 もうすこしだけ、誰かのものにはならないで。
 わたし─── わたしね]

 
(122) 2021/07/17(Sat) 23:58:50