人狼物語 三日月国


51 【完全RP】ポムペッシュ・フェーリンコロニー【R15】

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【見】 3-A 矢川 誠壱



[ 散策の時間、と言われてなんとなく、
いつも通り雨宮と巡るような気がしていた。
約束はしてないけれど、共に拷問を受けている
ような気持ちを理解しあった仲だし、
クラスも、部屋も、グループも同じだったのだ。
なんもなく、そんな気が、していた。

この身長の唯一便利なところは、
周りの人の頭に邪魔されず、見渡せることだ。
だから、見えた。雨宮が近藤さんと一緒に
散策へ出かける様子が。

声はかけなかった。
追いかけることももちろんしない。
付き合い始めた、とか、あるかな、
なんて考えながらくるりと踵を返して。]

 
(@18) 2020/11/28(Sat) 0:43:54

【見】 3-A 矢川 誠壱




  なんか、何人かいねーけど
  とりあえず俺、このグループ以外に
  知り合いいそうにないから
  入江さんたちと回ってい?



[ とへにゃ、と笑って行動を共にするだろう。

枝集めに行った森で、比較的太めの枝を
なるべく選びつつ拾う。

話題という話題も浮かばず、
うまく話をすることもできなくて、
我ながらひどいコミュニティ能力だなと
頭を抱えたくなってしまうけれど。]


  あ、そういえば入江さんさ、
  裏生徒会長って…いってたけど…
  裏生徒会って…普段なにすんの…?


[ と、自己紹介時から気になっていた
質問を投げたりはしただろう。]
 
(@19) 2020/11/28(Sat) 0:44:09

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 雨宮のことが全く気にならない訳ではない。
部屋も同じだったし、友人なのだから、
付き合いはじめた、とかなら正直教えて
欲しかったというのが本音だ。

だからといって何かいうつもりはないし
祝福の言葉を述べるくらいのことだけれど。

もや、としたものが心に広がって、
ふ、と短く息を吐く。]


   そういえば、ほかのメンバーは?
   みんな結構ばらけてんのかな。


[ そんなわざとらしい言葉が口から出た。
素直に教えてくれる入江さんに>>130
なんとなく罪悪感があった。

知ってた、のに。]

 
(@20) 2020/11/28(Sat) 0:44:26

【見】 3-A 矢川 誠壱



   ───そっか。
   んぁーちょっと様子見てくる。
   飯とかも別に食うのか、とか。


[ ついでに置いてくるわ、と
彼女らの持っていた枝も預かって、
一度キャンプに戻って置けば、もう一度
森へと足を進めていく。

たぶん、こっちの方だな、と辺りをつけて
ゆっくり歩いていれば、人影に立ち止まり、
そっと木陰に隠れて覗き見た。

その後ろ姿は、よく知っているものだった。
そしてその向こう側、すぐ近くにある
もう一つの人影も、誰だかくらいわかる。

眉根が寄った。
気まずいな、と目を逸らして
踵を返そうと足を動かした。
近くにあった茂みがかすかに音を立てる。
気づかれないのならそのまま、
その場を後にしただろう。]*

 
(@21) 2020/11/28(Sat) 0:44:50
3-A 矢川 誠壱は、メモを貼った。
(t1) 2020/11/28(Sat) 0:48:38

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ かすかな音だった。
気づかれるかどうかも曖昧なほど。
だから、返した踵。

たぶん、邪魔しちゃいけないやつだ。

そう、思ったのに、あっけらかんとした
声が背中にかかるから、動かした足を止めて、
ゆっくり振り返った。

髪で頬を覆うようなポーズで呼びかけた
昨日知り合ったばかりの後輩は、
髪を離して、ぶんぶん手を振った。>>145
はらりと髪が落ちる。
彼女の頬が赤らんでいるのがわかった。

気まずげに振り返った友人に、>>156
表情そのまま視線を向けて、逸らして。
後輩の方を見ながら困ったように眉尻を下げ、
「あーー」と小さく唸ってから、
誤魔化し笑いを浮かべる。]
 
(@24) 2020/11/28(Sat) 8:53:10

【見】 3-A 矢川 誠壱



   いや、なんか、人影が見えて


[ 半分本当だけれど、半分は嘘だ。
人影は見えたけれど、ここにいるのは、
彼らを探していたから。

だが、本当にそういう関係ならば、
邪魔をするのは野暮というものだろう。]


   2人、付き合ってんの?しらなくて、
   あーー…邪魔してごめん、じゃあ、


[ ずく、と何かが痛む。
───教えてもらえなかったからか。
いや、友人にもプライベートはあるだろうし
なんならもしかしたら昨日とか、今朝とか、
この林間学校で付き合い始めたのかも
しれないし…だとか、頭をぐるぐる巡らせ
ぺこ、と高すぎる頭を下げて、一度その場を
あとにしようとするだろう。]*
 
(@25) 2020/11/28(Sat) 8:53:28

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 付き合ってないのか、と思うと
なぜか胸が撫で下ろされたけれど
その理由はいまいちよくわからないまま、
別段考えようともせず。

ちなみに、男女が一緒にいたら
「付き合っているのか」と探りを
入れられるのが不快だという意見には同意だ。
己にも覚えがあることもある。
だが、今回ばかりは2人の距離がかなり近く、
腕まで掴んでいたのだから正直、
睦み合っているところに邪魔を入れた、
と思ってしまったって仕方がないと思うのだ。
もし彼女に言われていればそう答えただろう。]


  ええと、少女漫画は…わかんねえけど…


[ ひとまず、揃って否定したのだ。
誤解した自分が悪いことは明らかであるから
「ごめん」と一言謝ろう。]

 
(@26) 2020/11/28(Sat) 18:16:47

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 雨宮がポケットを探るのを見ながら、止める
近藤さんと同意見だと言わんばかりに頷く。
それから彼らの方に少しだけ近づいた。]


   お願いしたこと?


[ 彼女の言葉に頭を捻る。
付き合っていない男女がなにやら
密接に体を寄せ合って、何をお願いしたのか。
なにやら苦しげに呻くように聞こえた
雨宮の言葉に余計、頭の中に
クエスチョンマークがひしめいていく。

大袈裟に顰められた顔が、下手くそに笑った。
なにかを誤魔化しているのはわかった。

踵を返して立ち去ろうとする雨宮に
状況が飲み込めていないままの己は、
またさらにクエスチョンマークを増やし。
がさがさ音を立てる落ち葉を見下ろして、
それを踏んでその背中を追う彼女を見る。

なんとなく、そのまま行かせてはいけないのは
わかったから、彼女の手が雨宮の首根っこに
届かなかったとしても、己が手を伸ばして
引っ掴んだことだろう。]
 
(@27) 2020/11/28(Sat) 18:17:26

【見】 3-A 矢川 誠壱



[ 続けられた近藤さんの言葉を聞く。
それからまた首を傾げて。]


   ええと、ごめん、わかんないんだけど、
   なんか、整理して良い?


[ と眉尻を下げた。]


   とりあえず、俺は、近藤さんと雨宮が
   付き合ってないってのはわかった。
   で、付き合ってないなら、友達に
   なんの報告もされなかったことへの
   もやもやがあったのはまあ、晴れました。
   だから2人で話し合うことはないんだけど…

   で、さっき2人がなんかすげえ
   距離近かったのは見えてたんだけど、
   それが、近藤さんのお願いに関係あって
   んでそれは、雨宮じゃなくて、
   俺でも聞くことができる、ってこと?


[ 一度整理して確認し、間違いが
ないことがわかるならば息を吐き。]
 
(@28) 2020/11/28(Sat) 18:17:46

【見】 3-A 矢川 誠壱



   とりあえず、ここから雨宮が立ち去るのも
   近藤さんが立ち去るのも変なので、
   俺が後から来たわけだし、で、
   ええと、お願い?ってのは、
   俺が協力できることならするけど
   …だから、聞いてもい?


[ そう彼女の方に向き直った。]*

 
(@29) 2020/11/28(Sat) 18:18:01

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ そのとき、彼女の表情が変わる。
ぐ、と身を乗り出すのが見えて、
手を伸ばすのが見えて、
向き直った体をくるりと翻し、]


   うぇ、雨宮!!?!?


[ こちらも手を伸ばす。
彼が倒れるなら、あるいはふらつくなら、
支えになれる位置にまで届いたはずだ。
その肩が腕に収まったならば、
ほ、と息を吐いて。]


   え、大丈夫かよ、


[ と眉尻をまた下げるのだ。]*

 
(@30) 2020/11/28(Sat) 18:22:28
3-A 矢川 誠壱は、メモを貼った。
(t2) 2020/11/28(Sat) 18:25:17

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ だまって彼女の言葉を聞いていた。
失礼だとは思わなかった。
なるほど、恋話に耐性があるかどうか、
という点を除けば、ではあるが。

そして続いていく言葉に、全く驚かない
わけではない。一般的ではない考え、
なのだとはおもうけれど。
「自分を大事にしたほうがいいよ」だとか
「もっと違う方法はないの」だとか
そんな言葉はかけるつもりはなかった。

ふ、と一度瞼を伏せるようにして、
落ち葉を見つめて、もう一度、あげる。
言葉を発しようとしたそのとき、
ぐらりと傾いた雨宮を支えようと手を伸ばし。
腕にかかる重みに、ほ、と息を吐いた。]


   いや、うん、大丈夫だけど
   無理すんなよ。


[ 座らせてくれという彼に頷いて、
そっとその体を落ち葉の上に下ろす。]

 
(@31) 2020/11/28(Sat) 20:34:13

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ それから、彼女の方に向き直り。]


   事情はわかった。
   …俺で協力できるならするよ。
   近藤さんが、相手が俺で、
   嫌じゃないならってかんじだけど。


[ そう眉を下げる。
もう不要だと言われるなら、
それならそれで構わない。
雨宮の様子を見つつ、よくなるまで
ひとまずそこで待つだろう。]*
(@32) 2020/11/28(Sat) 20:35:02

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 恋愛は、あまりしてきてはない。
誰か特別な人を作ろうと思わなかった。
誰かの特別になろうともしなかった。

いついなくなるかもわからない場所で
新しくなにか深い関係を築くことは、
しないようにしてきたから。

それでも、どうしてもと押し切られて
付き合ったことくらいはあるし、
キスくらいはしたことがある。

特別な人を作らないようにしてきた、
それを、もうやめると決めた。
だが、決めたからといってできるわけじゃない。
告白されたことはあるけれど、断った。
だから今現在もまだ、浮いた話はないまま。]*

 
(@33) 2020/11/28(Sat) 20:35:15

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 世話を焼く彼女の様子をぼんやり見て、
少し思い立って羽織っていたパーカーを
脱いで、彼の膝にかける。
「羽織ってても良いから」と告げて。]



   ───安全性、ね。


[ 彼女の言葉を聞いて、困ったように笑う。
まあ、安全性は保証しよう。
何か変な気を起こす、なんてこと、
正直はっきりないと言える。

───場所も、場所だし。

そう思っていたのは近藤さんの方も同じ
だったのだろう。倣うようにして
雨宮の方を確認した。

気まずいか気まずくないかでいえば、
そりゃあもちろん気まずい、のではあるが。]

 
(@35) 2020/11/28(Sat) 21:24:51

【見】 3-A 矢川 誠壱




   …でも、かといって改めて
   別の場所で、なんていうのも
   変な話だろ。

   それに、近藤さんのこれからにとって
   必要な確認作業なんだから、まあ、
   うん、……俺は、いい、です。


[ そう肯定を示せば、彼女と向き合うだろう。
なんだか変な感じだ。
顔を上げて、目を閉じたその表情を見て。
そっと雨宮の方に視線だけを向ける。]


   雨宮、目閉じるか、顔伏せろ。
   さすがに見られんのは気まずい。


[ そう、眉を下げて笑って、
律儀に待ってくれる彼女に一歩、近づき。]

 
(@36) 2020/11/28(Sat) 21:25:07

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ ───昨日は、肩が触れるのも気をつけた。
体を折ると、かすかに香る甘い匂い。
変なかんじだな、と思いながら
ふ、と眉を下げて。

右手を彼女の口元を覆うように頬に添え。
左手で手首を緩く掴み。]


   ……バニラか。



[ その香りの答えを囁くように呟いて。
彼女が止めたり、雨宮が声を上げたり
しない限りは、そのまま、
少しかさついた唇が口づけを落とすだろう。]*
 
(@37) 2020/11/28(Sat) 21:26:48

【見】 3-A 矢川 誠壱

  ──裏生徒会とは?

[ 枝を拾い集めている時、
自己紹介の時から気になっていたことについて
つい尋ねてしまう。W裏Wなんてついているし、
なにか闇の組織的な要素があるのかとか
影の暗躍者的な感じがあるのかとか
いろいろ思うところはあるけれど。
堂々と自己紹介で名乗ること
そしてなにより、彼女自身の優しさや
気遣いの深さを考えるならば、
聞くこともまずそうな、関わってはいけない組織
とかではないのだろうと踏んでのことだった。

なにやらあらかじめ用意されていたかのような
セリフから始まった説明に手を止める。>>147

ちなみに問いかけには、「フルネームに
W同級生Wってつけて呼ばれたの初めてだな」
なんて全然関係ないことを考えていたから
答えることはしなかった。]

 
(@38) 2020/11/28(Sat) 21:57:16

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ そうして黙って話の続きを聞いていた。
───なるほど、全てをきちんと理解
できているかと問われれば微妙ではあるが。]


   つまり、こう、なんでも親切団、
   みたいなかんじなわけだ。


[ と頷いて見せた。
───それで、己がなんとなくであっても
理解していることが伝わったかどうかは
定かではないが。]


   すげえな、なかなかできないよ。
   人のためになにかするってさ。


  
(@39) 2020/11/28(Sat) 21:57:48

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 「入江さん、親切だしなあ」と
昨日のカレー製作時を思い出しながら
へらりと笑う。]


   「裏」とかいうからやばい組織かと
   思ってたけどあれみたいだな、
   忍者っぽいかんじすんな。


[ そんなことを落として。
また、枝拾いを再開するだろう。
「かっこいいな、入江さん」と呟いて。]
 
(@40) 2020/11/28(Sat) 21:57:54

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ それは本心だ。
だからもしも、「知っていたのに聞いた」
なんて話をして、その延長で、
彼女の意図を聞いたとしても。>>146

そうか、と返すだけだ。

その先にあるものを詮索はしない。
結局行くことを選択したのは己だ。
彼女が何かしら罪悪感を抱くのならば、
それはきっと己も共有しなければ
いけないものだ、と眉を下げて笑っただろう。]*

 
(@41) 2020/11/28(Sat) 21:58:06

【見】 3-A 矢川 誠壱

  ───昼間・森にて

[ 口づけを落とした。
ふに、と触れた唇に、全くどきどき
しないわけではない。…ときめき的な
意味とかではなく純粋に、久々すぎて
これで大丈夫かな、的な意味で。

嫌になるかもしれないしな、なんて
考えながらかすかに触れるだけにとどめていた
唇は、予想に反して彼女の方から
強めに押し付けられた上に、
首裏に回された腕によって引き寄せられるから、
ぐ、と前のめりになるようにして余計背を折った。
片膝を軽く曲げたそのとき、湿り気を帯びた
舌先がちろりと合わせをなぞるから。

驚きで軽く眉が寄り、思わず少し仰反る。
触れていた唇が離れて、瞼を薄く開いた。]

 
(@42) 2020/11/28(Sat) 22:08:27

【見】 3-A 矢川 誠壱



   あー…と


[ 一瞬迷って、視線を左右に動かして、
それからまた彼女の方を見つめて。]



   …続き、必要なら
   そのまま目閉じて、
   んで、薄く唇、開いて。

   必要ないなら、腕、解いて。


[ と眉尻を下げる。
どこまで必要なのか、それは彼女次第だ。
確認作業なのだから、結果がわかるのは
彼女しかいない。必要ならば続けるが。
雨宮の方は、なんとなく、見れなかった。]*

 
(@43) 2020/11/28(Sat) 22:08:43

【見】 3-A 矢川 誠壱

   ───おにぎり作り


 

   ───はあ。


[ おはぎっぽい、と口にしたのはなんとなく。
小豆を煮る、と言われても正直おはぎよりも
ぜんざいのほうが先に浮かぶのだけれど。
まるっところっとしたその姿が
一昨日食べたおはぎを思い出させたから。

で、目の前には突然語り出した下級生。>>157
しかもあんまり話したことのない女子。
悩ましげなため息まで付属していれば、
間抜けな返答しか出なくても許されたい。

その上、手をとられ、目を輝かせて
世界を目指そうと言われれば、
そのトンデモ発想に
なんだかおかしくなってきて。
「ふは」と破顔して笑ってしまうだろう。]

 
(@44) 2020/11/28(Sat) 22:24:03

【見】 3-A 矢川 誠壱



    日下部さんおはぎ好きなんだね


[ 「美味いよな」とくすくす肩を震わせて。]


    …飯盒で炊いたもち米は気になる。
   うまく炊けるかはわかんねーけど
   なんかやってみる価値ありそうだな。


[ うんうん、と頷き。
「いつかやってみてもいいな、
日下部さんの怪我が治ってから、だけど」
なんて冗談を交えた返答をして、
眉尻を下げてみるのだった。]*
 
(@45) 2020/11/28(Sat) 22:24:16

【見】 3-A 矢川 誠壱


 

   いや、嫌とかじゃない。
   ちょっとびっくりした。
   

[ そう素直に口にする。

これいっそ技能を問われてないか?
と思ったのは言わないけれど。
上手い下手を言われたことはないが、
つまりは可もなく不可もなく、だろうし。

こちらの問いかけに迷わず、
もう一度目を閉じて、薄く開かれた唇。]



   ───ん。わかった。


[ こくりと頷く。

雨宮と彼女がすでに口づけを交わしていた、
なんて事実を己は知らない。
それを知ることがあったなら、なにか
気づくこともあったかもしれないが。


結んだ唇を少し舌先で湿らす。]
(@47) 2020/11/28(Sat) 23:01:47

【見】 3-A 矢川 誠壱



    雨宮、耳、塞いで。


[ そうお願いを落とし。]


   無理だと思ったら突き飛ばして。


[ 呟くように伝えてから、
優しく彼女の唇を、頬を包んだ右手の
親指でゆっくりとなぞり。
優しく、すべきだよなと考えながら、
額に、目尻に、鼻先に、頬に、口角に
キスを落としていく。
薄く開いた己の唇を重ね、下唇を食んだ。
ちゅ、とかすかにリップ音が立つ。
風で木々が揺れる音しかしない森の中で、
体調の悪い友人がすぐ近くにいて、
いったい何をやっているんだ、と
冷静に問いかける自分もいたけれど、
無視をした。

───きっと、必要なことだと思う。
彼女の、これからに。]*
 
(@48) 2020/11/28(Sat) 23:02:31

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ そのまましばし続けた口づけ。]


   ───は、


[ 吐息をこぼし、唇を離す。]


   …あー…確認、できそう?


[ と不安げに問いかけて微笑み。
腕をとっていた左手の親指で口端に残った
唾液をかるく拭った。

技能不足ならば、申し訳ないなと思いつつ。]*

 
(@49) 2020/11/28(Sat) 23:04:24

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ おにぎりは、美味しかった。
空腹はかなりきついほどになっていたのも
きっとあるのだろうが、
佐藤さんにもらったおにぎりはとくに、
ほどよく粒立った米が残っており、
手に持っても崩れないのに、一口
噛むとほろりと解ける。
専門店のものにも勝るとも劣らない代物。
あのスピードでなんというクオリティだ…
とまじまじ見つめてしまった。

ちなみに己のおにぎりは、
見栄えはかなり良くできているが、
握りすぎで米の粒は潰れているし、
正直上手いとは言えなかった。
やはり米に関して発揮される能力は
幻だったらしい。]

 
(@50) 2020/11/28(Sat) 23:44:34

【見】 3-A 矢川 誠壱



[ なんだかんだありつつ、
なんとか終えた散策のあとは、
風呂に入る。サウナで我慢大会、
なんてものも開催されてはいたが、
この図体でもしぶっ倒れでもしたら
迷惑をかけるから、と遠慮しておいた。

風呂から出れば、次はバーベキューらしい。
「肉なにがあんだろー」なんてわいわい
いいながら向かっていく人の波に逆らって、
昼間来ていたパーカーを羽織ったまま、
ぼんやりと歩く。

辿り着いた先は自販機横のベンチ。
コーヒーを一本購入して、座る。

息を吐きつつ、プルタブに爪を引っ掛け、
かこん、かつん、と音を立てた。]*

 
(@51) 2020/11/28(Sat) 23:45:05