人狼物語 三日月国


119 【身内RP】夜空を駆ける年越し汽車【R15】

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視点:


【人】 石鹸商 ニコ

─幕間・オトヒメ様とのすれ違いショートコント─



[私がデッキやら
展望車両に向かっていたちょうどその折。
まさかオトヒメ様が私と会えぬことを
ボヤいていたなどとは露知らぬ商人でありました。>>2:361


いやはや、私共本当すれ違いショートコントのように
入れ違っては会えぬを繰り返していた気がいたします。>>2:362

個室に籠っていた時期は見抜かれておりましたね
流石慧眼の主にございます。


石鹸の整理や梱包で有るならともかく
作るのは難しいのでは??
噫でもコールド製法であれば或いは……?
星空を眺めながら石鹸作るのは楽しそうですが
温度管理もまた難しそうですねえ。


仕事人間には返す言葉もございません、
今後もう少し休暇でも取って見ましょうか……
>>0:45]
(31) 2022/01/02(Sun) 22:03:49

【人】 石鹸商 ニコ

[私に渡すためだけにわざわざ
お魚さん塩クッキーを手に>>1:68>>0:244
車内を回っていたこともし
私が知れるので有るならば


それこそ大変な御手間を取らせたことを
それはそれは丁重にお詫びし
嬉しそうにクッキーを受け取ったことでありましょうね。


こうしてクッキーを持参してくださったこと、
こちらも勿論嬉しいのでありますが、
何より……まるで私が大好物だとお話ししたこと。
覚えてくださっていたかのようなそのお心遣いに
何よりも私は喜びを──噛み締めていたことでしょう。
>>0:169>>0:324]
(32) 2022/01/02(Sun) 22:04:09

【人】 石鹸商 ニコ

  (そういえば、オトヒメ様には
   商談時より色々とお世話になってりますね。
   今度どこかでお礼をせねば。)


[すれ違う前、偶然にもデッキで考えていたこと。
かの海国をお得意様にしてくださっただけでなく、
水の民の心も陸の民の心も同じだと気付かせてくださったのは
彼の方の存在があったからに他ならない。


当初水妖>>1:247>>1:248との取引に
僅かですが恐れを抱いた従業員もおりました。
主に海に面した国を故郷とするものです。


ですが、それが誤りだとオトヒメ様や
王族の貴き方々、彼の地に生きる水の民の皆様方を見て
ハッキリと確信していた私はむしろ
そんな彼らを取引の付添人として連れて行きました。
百聞は一見に如かず、と申しますものね。]
(33) 2022/01/02(Sun) 22:04:26

【人】 石鹸商 ニコ

[ええ、効果は絶大でした。


最初は隠しながらも僅かに
怯えの色が隠せていなかった者も、
民の方々が暮らす姿を見て、
オトヒメ様と私のお話を側で見て、
貴き方々との謁見を経て、
実際に石鹸を使った民の方々の声を聞いて


心配など無用だと言った意味をようやく悟ると、
むしろ積極的に関わってくれるようになりました。
ほら、言ったでしょう?
水妖も火曜も木曜もありますか、と。>>1:200]
(34) 2022/01/02(Sun) 22:04:48

【人】 石鹸商 ニコ

[オトヒメ様がいらっしゃらなかったら
不安を覚えた僅かの従業員達含めた
海の民の方々に関する誤解も
こんなに早くは解けなかったかもしれない。


だからこそ私はご本人を“自ら輝きを放つ方”
“近くにいるだけで周りを幸せにしそうなお方”>>2:22


この幸せには、陸の民と水の民のすれ違いによる
悲しみが私の知る限り生み出されることなく
分け隔てのない御付き合いとなった喜ばしさ、
双方が平和に仲良く過ごせる“幸せ”もあるのです。



隠れた陸と水の民の平和の功労者に、
今度誰にも教えてはいなかった
デザートのフルコース店か
オトヒメ様の好物が美味な場所を
こっそり探してお教えしましょうか。


命や血が失われることなく
涙も叫びも憎しみも慟哭も戦も起こらない、
人々の楽しそうな笑顔と幸せそうな表情に
従業員やこちらへ仕事にいらっしゃった方々の
それぞれの経験を生き生きと楽しそうに語る、
そんな姿に比べたらこの礼は]
(35) 2022/01/02(Sun) 22:05:35

【人】 石鹸商 ニコ





    
[…………この礼は、余りにも────
安すぎる。
]
(36) 2022/01/02(Sun) 22:06:14

【人】 石鹸商 ニコ

─現在・展望車両─
  


[展望車両に入れば
旅人殿は視線だけを寄越し>>2:394
少し休憩中なだけだと仰いました。]


  ええ、どれくらい振りでありましょうねえ。


[そうにこやかに返しましたが]
(37) 2022/01/02(Sun) 22:06:51

【人】 石鹸商 ニコ

[しかし、気にしなくて良いとのお言葉に]


  ……宜しいので?


[思わずこう聞き返してしまったのでありますが、
商人としての経験上、この手の人物は
必要以上に心配や構いをしてしまうと
煩わしさより相手を閉め出す可能性がある。
そう、踏んだ私は。]
(38) 2022/01/02(Sun) 22:07:08

【人】 石鹸商 ニコ

  ──分かりました。
  でも、何かの折には
  私を使ってくださって良いのですからね?


[そう、口にしてソファ席へと移動し
ぽすんと腰を落ち着けたのでございました。]
(39) 2022/01/02(Sun) 22:07:27

【人】 石鹸商 ニコ

[ですが、その刹那。
保存容器らしきものと
手紙のようなものが視界に入れば>>2:354>>2:393>>2:L0
表情には出さずとも己の心の中で
複雑な言語化未満の思いが疼きます。]



  (……嘘仰い。
   本当はお加減、
   余りにも宜しく無いのでしょう?)




[保存容器に手をつけたような痕跡は無く、
そもそも頼めばペンギンが料理を
いつでも好きな時に運んでくれるこの特別便で
保存容器が活躍する理由は限られて来ます。


持ち帰り?帰りの時間には早すぎる。>>1:133
元々保存容器から食すのを好んでいた?
いえ、以前お会いした時は
そのようなことは無かったような……。


だとすれば、結論など一つしか浮かびません。]
(40) 2022/01/02(Sun) 22:07:55

【人】 石鹸商 ニコ

[まさか猫舌とまでは知りませんもの。>>2:393]




  (ですが、これも貴方の“らしさ”なのでしょうかね。)



[ならば自分はその“らしさ”に付き合いましょう。
貴方が自ら私に頼る気になるか、追い出すか。
はたまた回復の時が訪れるか
そうも言ってられぬ事態が来るまでは。


旅人殿空の君
ルキアス王子殿下大地の君
も知る
数少ない身として、私は私なりに気を配りましょう。


今必要なのは、不要な時は気にも留まらぬよう、
必要であれば迅速に手を差し伸べられる
適度な距離感と関わり様です。]
(41) 2022/01/02(Sun) 22:08:35

【人】 石鹸商 ニコ

  (あのような保存容器は初めて見ましたが……)



[手紙のようなものがあるということは>>2:L0
ご自身で頼まれたものでは無いのかもしれません。
車掌さんか、それとも他の乗客の方々か。]




  (いずれにせよ、
   私の他にもこの方を気遣い、
   心配する方々がいらっしゃる。
   ──それは、喜ばしいことです。)



[その気遣いを向けた“誰か”さんに>>2:354
そっと心の中で 感謝の念を送りながら

ふ、と優しく旅人殿に微笑み>>2:394
沈めた体へ一度目を向けると


まるで──展望車両の空気と同化するかのように、
静かに、ゆっくり、何も発することなく
ただただソファに座って佇んでいたのでありました。]**
(42) 2022/01/02(Sun) 22:09:16

【人】 石鹸商 ニコ

─現在・展望車両─



[果たして、もしかすれば
私が見た光景など>>40>>41>>42
夢幻であったのかもしれませんが。]
(43) 2022/01/02(Sun) 22:38:42

【人】 石鹸商 ニコ

[ですが、どれほどの時が過ぎたのか。
元気になったのかどうかは定かではありませんが
帰り際に告げられた言葉、>>30
初めて告げられた“もう一人の貴方様の名前”
]


  ルキさん……素敵なお名前ですね、旅人殿。


[前には聞けなかった貴方の名。
告げるに足ると思ってくださったのか、
そう思うと口には出せませんがなかなかに嬉しいもの。]
(44) 2022/01/02(Sun) 22:38:58

【人】 石鹸商 ニコ

  ええ、御達者で──
“ルキさん”我が友よ




[“ニコ”でも“アリアニコ”でも構いませんよ?>>30
意地悪そうに笑う貴方へ私からも
悪戯めいた笑みでお返しします。


噫、再びお目見え出来て本当に良かった。

既に切符を購入済みとまでは存じ上げていませんが
存外にお手紙のことを示してくださったのだと分かると、
自然と頬も緩みます。]



  次お会いしたら、
飲み比べでもしましょうね?



[なんて冗談を、冗談だとわかるように告げて
去るお姿に向かい見送りをしたのでありました。
キュリア様が訪れたタイミングは果たして
この時か、それともこの後なのか。>>25]**
(45) 2022/01/02(Sun) 22:39:25

【人】 石鹸商 ニコ

─回想・展望車両─



  ──今日のような感覚、ですか。


[ええ、ええ、私もある意味で忘れられない
あの初めまして。


潰れた時もええ、本当にヒヤヒヤしましたよ。
受けた癖して起き上がらなかったらどうしましょうと
もしもを考えてヒヤヒヤしましたとも、ええ、ええ。


結果的に私は「酔いとは?」どころか
食前酒も何もという状態でしたが
……そうですね、貴方がそう仰るのであれば
私も口を閉ざしましょう。>>1:219>2:377>>57


互いに口にしなければ
名誉も不名誉(?)も案外バレぬものですものね。]
(217) 2022/01/04(Tue) 22:33:50

【人】 石鹸商 ニコ

[貴方が経験豊富と思われるなら。>>58
それは私の生き様がそうさせたのでしょう。
お考えはまさにご名答。
相手に必要なこと、求めること
どこまでが許容範囲なのかの見極めを誤れば
こちらが喰われることもございますから。

おやおや、猫舌は黙秘とあらば
私が知る機会は無さそうですねえ。これは残念。

沈黙すら会話になるこの“間”と
適度に保たれた付かず離れずの距離感。
同じ時と景色を共有し、佇む。
……これはまた、贅沢なひと時ですね。
ええ、こんな時間も私は堪らなく好きですよ?旅人殿。


しかしまあ、見守るのは会頭として
生きてきた癖3割、貴方らしいなあの和み3割、
貴方を気遣う方がいる事実へのほんのりとした
喜び4割なので許してくださいな。
眉間の皺に気づいて私が苦笑したなら、
さらに皺を深める自体になりかねないかもしれませんけど。]
(218) 2022/01/04(Tue) 22:34:09

【人】 石鹸商 ニコ

[ですからね、
仄かに漂うミルク粥の香り。>>26
それを口にした時は見て見ぬ振りをしながらも
……ほぅ、と少しばかり安堵の笑みを浮かべました。
>>59]


  (──食欲はあるようで何より)


[メニューには無いはずのミルク粥の香りに
それを選んだ“誰か”がいるのはペンギンさんとの
メモの押し付けからも伺えて。>>26
それが何より微笑ましいものでしたからねえ。


ですからね、
ロゼ
を注文して
煽るかのように一気に口に入れた姿を見ても
何一つ苦言は申しませんでしたよ。>>27
僅か片眉は上げてしまいましたけど
それぐらいはお許しくださいな。


だって、今までの今ですよ?
貴方調子よろしくなかったはずでしょう?
デセールじゃあるまいし今はお酒はおやめないとか、
合わせるなら甘口か極甘口の白にしたほうが
合うでしょうにとか、私が申し上げても……


貴方様は決して聞き入れないでしょう?(多分)]
(219) 2022/01/04(Tue) 22:35:09

【人】 石鹸商 ニコ

[それでも、>>60その心の内を知れたなら。
────いいえ、今知れなくて良かったのかも知れません。
冗談ではありませんよ、と
少しばかり悲しげに笑ったでしょうから。
酒を交えた方が確かに本音で話せますが
……素面であろうとも、嘘偽りなく話せるというのに。]




  ──ふふ、私も幾らそこまでいたしませんよ。
  今度は趣向を変えてどちらがより
  多くの種類の酒を楽しめるかにいたしません?

  シェリーだけでなくカヴァにマデラ・ワイン。
  アイスワインにコラッティン・ウォッカ。
  トロッケンレーベンアウスレーゼに
  東国の焼酎や米と麹の東酒なんかもよろしいですね。

  噫、カクテルがよろしければ
  バーテンダーもお招きしましょう。
  ウイスキーも当たりのものが幾つかあったはずです。
  

[「いずれにせよ、次は無理することなく
 もっと楽しい飲み方で遊びましょうか。」
了承
の意を感じた私は>>60
唇に弧を描いて嬉しそうに呟いたのでありました。

おや、それはお優しい。
そして嬉しいことですねえ。]
(220) 2022/01/04(Tue) 22:36:12

【人】 石鹸商 ニコ

[あと、私は知らぬことではありますが。
のちの貴方のお考えを知れて居たならば。
>>92>>93>>94>>95>>96


  “会頭”では無い、
  “友”として慮ることもない
  只の
“アリアニコ”
であったなら。
  例え不敬であろうと
  その頬引っ叩いていたでしょうね!!



国にとって大したことでなかろうと>>94
私にとっては大したことです!!と
立場も何も無ければ怒りで説教かましてましたでしょうに!!
>>2:323>>2:324>>2:325>>2:326
ええ、ええ。“旅人”であるならば
御国のことなど一時忘れて楽しんでしまえばよろしいのに。
]
(221) 2022/01/04(Tue) 22:37:06

【人】 石鹸商 ニコ

[あの時
『至高の香り』
を認めてくださったのも。
>>2:364>>2:365>>2:366>>2:367>>2:368>>2:369


リアクションは少なかろうと>>2:369
お気に召していただけたであろうこと。
石鹸への理解。>>2:365>>2:366>>2:367
無理難題に応えたのも、その信用があったからこそ
私はお引き受けしたのです。>>2:364
貴方が私共を信用してくださったように。>>2:367>>2:368


予想以上の出来だと仰った時、
どれほど嬉しかったか!!>>2:370]
(222) 2022/01/04(Tue) 22:37:28

【人】 石鹸商 ニコ

[とはいえ、未だ終着点能わず。
未来のことは未来にしか
決して分からぬのではありますが。


携えるのが
ではなく
が良いと
例え思い知ろうと
“友”
としては
何にせよ貴方の選択を受け入れ、
例えどんなものでも飲み込むのでしょうね。
]
(223) 2022/01/04(Tue) 22:38:35

【人】 石鹸商 ニコ

─夜明け前から夜明けの回想〜現在・個室─



[こうして友を見送り、
しばらくは再び星に魅入っていたものの。
一人広い室内も虚しくて
降りる支度をするために、一人個室へ向かいました。


──それは、奇跡的にも
貴方が訪れる直前のこと。>>2:349]
(224) 2022/01/04(Tue) 22:38:55

【人】 石鹸商 ニコ

[荷物を整理しようとトランクに手をかけ、
開けようとした丁度その時。
扉が開く気配に振り返れば、タカノさんの姿が。>>2:349]


  おお、タカノさん。
  いかがいたしましたか?
  そんな場所に居るのも何ですし、
  どうぞお入りに……


[ですが、続く言葉は]
(225) 2022/01/04(Tue) 22:39:08

【人】 石鹸商 ニコ

[静かな爆弾に、掻き消されました。>>2:-183]
(226) 2022/01/04(Tue) 22:39:26

【人】 石鹸商 ニコ

─日の出後・個室─
 



  ……結局眠れなかったではありませんか……。



[個室のベッドにぼすんと沈んで独りごち、
寝返りを打っても目は冴え妙に頭が痛みます。


思わぬ先生との再会、>>2:239>>2:346>>2:348
告げられた“友”の名と約束。>>30
タカノさんの
夜話。
>>2:349>>2:-183


ですからドイル先生、
年末生前追走黒歴史大決算一

まさかの新春まで繰り広げられました折、>>110
私の方も年末年始衝撃展開大売り出し開催と
相成りましたので、共犯関係につきましては
何卒無罪としていただけませんでしょうか?
]
(227) 2022/01/04(Tue) 22:44:49

【人】 石鹸商 ニコ

  (こうも、衝撃的なことが続くと
   人は眠れぬものなのですね……。)


[そんなの、『至高の香り』石鹸の時と
会頭を継いだ日の夜。
兄上が自身の居た痕跡を全て消して
紹介から去った時以来だと言うのに。]
(228) 2022/01/04(Tue) 22:45:16

【人】 石鹸商 ニコ

[ですから私が部屋で眠れず休んで居た頃、
該当者3人衆が揃いに揃って
バーで語り合って居たことなど露も知りません。



知ってたら「混ぜてくださいよ!」くらい
言えたかもしれませんのに。]
(229) 2022/01/04(Tue) 22:46:04

【人】 石鹸商 ニコ

[────私は、貴方がたがほんの少しばかり羨ましい。



  タカノさん、>>2:48>>106>>108
  ドイル先生、>>101>>111>>113
  我が友“ルキ”さん……。>>61>>166>>197
  酒に溺れられるであろう、そんな貴方がたが。




私は
体質
のせいで
酔えません
からね。>>1:58>>1:59
せいぜい他の方々が酒で陽気になるか
思わぬ一面を見せるのを微笑みながら眺め、
人を潰さぬ程度に嗜むだけ。]
(230) 2022/01/04(Tue) 22:47:18

【人】 石鹸商 ニコ

[言えぬ言葉や感情を酒とともに流し込み、
喉に熱さや熱を覚えても
決して酩酊は私の元に訪れてはくれませんもの。





だから記憶を飛ばし、気を紛らわせ
“潰れる”
ことが出来る貴方がたが。




私は心底
「羨ましい」
のですよ。]
(231) 2022/01/04(Tue) 22:48:33

【人】 石鹸商 ニコ

  (──もう、夜明けですか。)




[日の出と言うには多少登りすぎた太陽を
窓から眺めれば、
焼けるような眩しさに思わず目を逸らし
気怠い体を無理やり叩き起こします。]



  噫、ペンギンさんペンギンさん。
  ブランケットありがとうございました。



[忘れぬうちにブランケットを返却し
荷物を纏め始めれば
後は降りるまで個室で過ごそうか考えながら
深く、息を吐いたのでありました。]
(232) 2022/01/04(Tue) 22:49:08

【人】 石鹸商 ニコ

[今回の旅は“私”が色々と
心揺さぶられる旅でありましたねえ。]**
(233) 2022/01/04(Tue) 22:49:27

【人】 石鹸商 ニコ

─現在・自室─



[寝付けずに居た己の顔は>>227>>228>>232
何かに苛まれたかのような有様。
……このまま公衆の面前には行けませんね。



顔を洗い、服を着替えて
人前にようやく出れる顔になった折、
やってきたのは1羽のペンギンさんでした。]
(285) 2022/01/05(Wed) 17:07:50

【人】 石鹸商 ニコ

[はて、食事は頼んで無いはずですが……。
そう不思議に思いつつもよく見ると
何やら手紙らしきもの>>L3と紙袋>>259を携え
私に差し出してきたのでございました。]


  ……これを、私に?


[紙袋と手紙を受け取り、
手紙を開いて──思わず喜色の笑みを浮かべました]


  (オトヒメ様、いらしてくださったのですね)



[手紙からも特別便をお楽しみいただけてる様子は
明確に伝わってきて。>>L3
それ以前にこのお心遣いが
私にとっては今、何よりも嬉しすぎたのです。]
(286) 2022/01/05(Wed) 17:08:14

【人】 石鹸商 ニコ

[そして中身を拝見して>>257
さらに驚愕と喜びに思わず
ペンギンさんを抱きしめてしまいました。
急に抱きしめてごめんなさいね。]


  これはこれは!
  お魚さん塩クッキーではありませんか!!
  わざわざ持参してくださったのですか!?



[紙袋の中の大好物、その量を見て
お裾分けがあったことは露知らず

無邪気に喜んでおりましたが、
ペンギンさんがじぃーっと見つめてらっしゃるような、
そんな気配に思わずコホンと咳払いをしたのち。]
(287) 2022/01/05(Wed) 17:08:34

【人】 石鹸商 ニコ

  ……貴方は何も見なかった、よろしいですね。

  噫、ペンギンさん。少々お待ちくださいな。
  このお手紙と紙袋を渡してくださった方に
  お渡ししたいものがありまして。


[トランクから取り出したのは
携帯用の羽ペン、インクと羊皮紙の束。
速乾性のインクで
手早くだが丁寧に認めた後、羊皮紙を細く丸め
紅白に紡がれたリボンで鶴の形に結びました。]


  あとはこれも頼みますよ。


[そう言って手渡したのは小型の自鳴琴オルゴール
お試しサイズの蜂蜜レモン石鹸、
赤い箱に放送した小分け入り6個。
手のひら大のハニカム型石鹸は
1つ1つ小包装な為、お裾分けも可能な形のものを。]
(288) 2022/01/05(Wed) 17:08:56

【人】 石鹸商 ニコ

 (……タカノさんには
  1ミリも相談しておりませんが。
  まあお仕事が御忙しくなるようであれば
  それはそれです。)



[昨晩驚かされた意趣返し。>>2:-138
実現するかどうかは定かではありませんが、
少しばかり忙しさに目を回しておしまいなさい、と
誰にともなく呟いて。



ええ、タカノさん。
私は貴方を信頼していたのですよ?
そうでなければ信用第一のこの世界で、
大事な仕事先でありお得意様である
キュリア様や>>0:147オトヒメ様に>>0:323
御紹介などするものですか。]
(289) 2022/01/05(Wed) 17:11:40

【人】 石鹸商 ニコ

  ではペンギンさん、お願いしますよ。
  お渡しするのはいつでも構いませんから。


[そう託けて、現在特別便のどこかにいらっしゃる
オトヒメ様宛のお手紙とお品物を
託し向かわせたのでありました。]**
(290) 2022/01/05(Wed) 17:11:55

【人】 石鹸商 ニコ

─回想・個室(タカノさんとの邂逅)─




[タカノさんの張り付くような笑みに>>258
違和感を覚えたのは刹那。



  声を立てて笑う姿を見ていたものだから
  それは余計に印象付いたものでした。
  >>0:178>>0:206



まさか虚ろに感じた声が緊張を隠した為だとは、>>-274
脳内で何度も添削をしていたことなど
この時の私は知る由も────なく。]
(300) 2022/01/05(Wed) 20:02:47

【人】 石鹸商 ニコ

[そのまま抱き寄せようと、
タカノさんの背中へと伸ばしました。]




  タカノさん、
  そのままで宜しいですからお聞きください。
  私の腕も嫌であれば払いのけて構いません。



[拒まれなければ
そのまま引き寄せるように力強く抱きしめ、
あやすように背中をぽん、ぽん、と叩きました。
拒まれたら腕を己が元に下ろしてそのまま語ります。]



  ……全く、貴方も私も口下手ですね。
  商売のこととなれば滞りなく話せるのに、
  己がこととなるとてんで駄目です。
  ええ、ええ、今、思い知りました。



[「全くですよ」と呆れて呟く言葉は
己が思いが伝わってないことによる不甲斐なさで
溜息とともに強く吐き出してしまいました。]
(301) 2022/01/05(Wed) 20:06:52

【人】 石鹸商 ニコ

  まず1つ、貴方は誤解しております。


  少なくとも私は貴方のことを
  気楽に話せる同年代の商売仲間と思い
  今まで接しておりましたが……





      ────同時に、
“友”
とも思っておりました。
(302) 2022/01/05(Wed) 20:07:10

【人】 石鹸商 ニコ

[これは、紛うことなき私の本音。
「言わぬことは聞こえぬ」とはよく言ったものです。>>0:-121
何と言うすれ違いなのか。]




  ──世界各地に支部を持つ
  ベルジュラック商会会頭として。


  25でこの地位を継ぎ、私より遥か手練れな商人達と
  時に腹の探り合いをし、時に問題に対処し。
  “会頭”としての私に
  ほんの少しだけ、疲れることも多々ありました。




[「ですが」と、一度言葉を切り上げゆっくりと告げます。]
(303) 2022/01/05(Wed) 20:07:31

【人】 石鹸商 ニコ

  貴方と話している時は、違いました。
  商人でありながらもまるで職人のように
  真面目に仕事へ励むお姿を拝見し、
  舌を巻く宝石に関わる知識と商売熱心な営業姿勢。



  物静かで心地良い距離感を保ってくださる貴方は、
  私にとって気楽に話せる
  数少ない相手だったのです。
  それこそ、5本の指で数えても余る程
  数少ないうちの1人なのですよ?



[むしろここまで伝わってないことに内心驚愕したものの、
ここまでタカノさんが抱え込んでいたであろうことを
今の今まで知らなかった私は、この瞬間。
今まで言葉を口にしなかったことを大いに後悔しました。>>-324]
(304) 2022/01/05(Wed) 20:08:07

【人】 石鹸商 ニコ

  貴方が仰った
“愛”のろい
ですが、
  私の母は私が7つの時に身罷ったため、
  貴方の言うそれを理解することは出来ませんが────



[左手の痕と確かな
殺意
>>2:-183
そこから凡そのことは察することが出来た。]



  貴方が手袋を嵌めていた理由、
  どこか笑みが余所行きばかりで
  本心からの笑いが少ないように思えた理由。


  貴方の心に巣食う“根”が、
  想像以上に深いことは理解出来ました。
  貴方はこんなにも大きな感情を、苦しみを。
  たった1人自分のかいなで抱えていたのですね……。
(305) 2022/01/05(Wed) 20:08:29

【人】 石鹸商 ニコ

  例え其の方のお命までは奪わずとも。
  法が貴方を裁かずとも、
  犯したこと自体は消えない。
  貴方も、ご自身の記憶があるからこそ
  それが枷となり、今に至った。


  ─────違いますか?



[私の答えは見当外れかもしれない。
だが、法のことは私の範疇ではない。
しかし辛うじて範疇に入れられるとするならば────]




  事実自体は変えられませんが、
  事実に対し己の生き方を変えることは出来ます。
  具体的に何をすれば、と問われれば
  答えに窮してしまいますがね。



[今は伏せる言葉も、婉曲な装飾も要らない。
嘘偽りなく己が考えを述べるだけ。]
(306) 2022/01/05(Wed) 20:08:52

【人】 石鹸商 ニコ

  ……しかし、貴方がこれから何をすべきなのか。
  其の言葉は最早不要でしょう。


  貴方はご自身の意思で其の手袋を外し、
  自ら私に心の内を打ち明けてくださったのですから。



[「まあ、大分驚かされましたけどね」と悪戯めいて笑い、
このお転婆さんめ、と少しばかり怒りを全く含まない
慈しむような声でそっと囁いたのでありました。]  
(307) 2022/01/05(Wed) 20:09:46

【人】 石鹸商 ニコ

  いなければ、これから作れば良いではありませんか。
  晒すことで傷つくこともありましょう。
  抱えたことを思い出し、苦しむときもありましょう。
  歩める時に歩み、休める時に休めば宜しい。



  それでも辛ければ私の元へおいでなさい。
  大事な友のことです、力にならずして
  一体何が友でありましょう。
(308) 2022/01/05(Wed) 20:10:05

【人】 石鹸商 ニコ

[ですが、タカノさん。
まだ貴方にはきちんと伝えておりませんでしたね。]




  ならば、改めまして。
  僭越ながら私がタカノさんの御友人第一号に
  自ら立候補を宣言いたしましょう。



[抱きしめていたようであれば其の腕を離し、
そうでなければそのままずっと
タカノさんの目を見つめ]



  ベルジュラック商会会頭、
  アリアニコ・ベルジュラック。

  
  同じ志を持った商売仲間として、
  同年代の気楽に話せる間柄として。
  そして────貴方の
“友”
 として。 
(309) 2022/01/05(Wed) 20:10:23

【人】 石鹸商 ニコ





   
       いつか私を──
“友”
と呼んでいただけませんか?
(310) 2022/01/05(Wed) 20:10:55

【人】 石鹸商 ニコ

─現在日の出・個室─




  (ああああああ
   そんなこともありましたねえええええ
   よくあんな臭い台詞吐けましたね私
   あああ恥ずかしいいいいいいいいい)




[赤面ものの台詞を思い出し、
ベッドにぼすんと沈む着替え前の出来事。


あの後「これ、他の方に同じことやってませんよね?」
「私だからまだ良かったものの
 他の方だったら何が起きたか分かりませんよ!?
 他の方にもお話しするのであればアプローチ変えましょう!
 ね?」などと
焦って話をしたことまでは覚えているのですが
タカノさんのお返事までは覚えておらず……


ああああああああああああああ]
(311) 2022/01/05(Wed) 20:11:27

【人】 石鹸商 ニコ

[ですが、いつの日か
貴方からそんな言葉を告げられていたならば>>261



      にっこり笑ってこうお答えしたことでしょうね。
      「それはそれは、嬉しい意味合いですね」と────



まさか“せんせい”と呼ばれる日が
来るとは思いませんでしたよ、と
苦笑しながらもどこか嬉しそうに
貴方へ笑いかけながら…………。]**
(312) 2022/01/05(Wed) 20:11:51

【人】 石鹸商 ニコ

─やがて下車の時が来て─



[自室で過ごしていくうちに、
やがて訪れるは降車の時間。
名残惜しい、別れの時。>>n0>n1


乗車時と同じ扉から降りるのは>>n0>>n1
経験から知っていたので
降りるために向かうは歓談車両。
其処には既に何人が集まっていたでしょうか。


己で最後かもしれませんね。
それにしても商人として失格なぐらい、
人と会わなかった旅でした。
キュリア様が裏腹に全員と邂逅していたとは
もし知ったなら驚き桃の木何とやらでありますが。>>324]
(332) 2022/01/05(Wed) 21:47:49

【人】 石鹸商 ニコ

─下車・歓談車両→駅─



  車掌さん、今回もお世話になりました。
  どうもありがとうございました。


[歓談車両の扉から降りる前に
脱帽し、一礼すれば
特別きゅー!きゅー!と鳴くペンギンさんや
見目変わらぬ車掌さんに別れを告げるのでありました。
>>315>>n0>>n1>>0>>1


車掌さんからもしお言葉があったなら、
私はじっとそれを聞いていたことでしょう。>>315]
(333) 2022/01/05(Wed) 21:48:09

【人】 石鹸商 ニコ

[ホームの後方で降りる方々を眺め、
時折挨拶や会話を交わした後



  車掌さんが1人になることを見計らい、
  タイミングを待つのでありましたが
  果たしてそれは叶ったことでしょうか?




もしも実現したのであれば
車掌さんの方へそっと向かい、小声で]
(334) 2022/01/05(Wed) 21:48:29

【人】 石鹸商 ニコ

[オトヒメ様からいただいた>>257>>L3>>259
お魚さん塩クッキーの袋を携えながら
車掌さんへ差し出すは1本のハンドクリーム。


小さな丸い黒の容器に入れられた
香りはしない透明のそれだが、
保湿効果と保温効果は抜群。]



  こちら、無香料のハンドクリームですが
  リップクリームとしてもお使いいただける
  蜜蝋配合の最高級品です。
  宜しければお使いくださいな。



[受け取られなければ、また懐に仕舞いましょう。]
(335) 2022/01/05(Wed) 21:49:25

【人】 石鹸商 ニコ

[さて、ホームでは誰かと語りはしたでしょうか。
それとも私一人帰路に向かうことになったでしょうか?


私がまず向かうは休憩所「ぶち猫亭」
ケター行きの船便情報を確かめるため、
暖を取り少しばかり酒やら飯やらを
お腹に入れておこうかと考えて]*
(336) 2022/01/05(Wed) 21:50:12

【人】 石鹸商 ニコ

─下車時─



[かの歌姫に脱帽し、一礼して>>337
私は列車を降りました。


お昼済ませれば良かったと
降車後に気付いたのですが後の祭り。
大食いの人は今回大人しかったので

今年だけで言えば大丈夫なのではないでしょうか……?

多分きっと、ええ、きっと。



車掌さんにご挨拶すれば>>334>>347
いつも通りのお返事が返ってきました。]
(362) 2022/01/05(Wed) 23:05:00

【人】 石鹸商 ニコ

  本当、欲の無い方ですねえ。


[いつも通りの返答に苦笑しつつも>>347
御一人の時に再び伺えば
商品は受け取っていただけました。]
(363) 2022/01/05(Wed) 23:05:14

【人】 石鹸商 ニコ

  ──ふふ、それは良かった。


[おかげさまでお客様に恵まれ
運行できました、ですか。>>348
確かにその通りかもしれませんねえ。]


  ええ、貴方も。


[よい一年を、の言葉に一度ピタリと立ち止まり
くるりと振り返って脱帽すれば、一礼。
その顔は終始穏やかな笑みを携えたものでした。
そして、そのまま私はその場を後にするのでした。>>348]
(365) 2022/01/05(Wed) 23:05:28

【人】 石鹸商 ニコ

─後日談─



  皆様、お疲れ様です。
  予想以上に売り上げが伸びましたねえ。


[此処はベルジュラック商会本部。


『至高の香り』石鹸の制作の影響で量販体制に乗り切れた
コールドプロセス製法石鹸は想像以上に売れて行きました。
高い保湿力とマイルドな使用感、
熱で酵素や成分が壊れてしまうものを用いた
コールドプロセス限定商品は特に人気でありました。


幾つか品切れと書かれた札を見て
量産体制に対する課題として会議にかけましょう、
そう考えながら自らも接客をこなします。]
(366) 2022/01/05(Wed) 23:05:41

【人】 石鹸商 ニコ

  いらっしゃいませ。
  どのような品をお求めでしょう?



[時に支部、時に本部へと世界から世界へ飛び回り。
時に大きな商談に赴いたり。


マジカルランドでは紙石鹸や
ハンドクリーム、シャボン液の提携。
蜂蜜を使ったキャラメルハニーポップコーンや
巣蜜チュロスなどをご提案し


タツミヤ王国では>>L5>>L6限定土産として
王国に纏わる音楽の自鳴琴の開発と
『ジュエリー・タカマガハラ』と連携した
オーダーメイドのメモリアル自鳴琴制作の提案。]
(367) 2022/01/05(Wed) 23:06:02

【人】 石鹸商 ニコ

[音楽の国某劇場および講演会スポンサーとしての
資金提供や楽屋・控室での商品提供。


(主には蜂蜜の飴や、楽器の手入れに使う加工松脂など。
 勿論旅や巡回公演の際は奏者・演者好みの石鹸も
 ご提供致しましたよ。)



シュナイゼン王国には──
今は語らないでおくとしましょうか。
でもね、もし>>357>>358を聞いていたならば
私は理解出来てしまうんです。

……かつて、兄がおりましたから。



『ジュエリー・タカマガハラ』や
リル様……キュリア様とも
変わらぬお付き合いを後日お願いしました。


ドイル先生に関する犯人の情報を集めては
先生に送る日々も、相変わらずなんら変わりません。]
(368) 2022/01/05(Wed) 23:06:24

【人】 石鹸商 ニコ

[こうしてめまぐるしい日々を送りながらも、
1日の仕事が終わり本部・もしくは支部の
執務室で椅子に座り、うーんと体を伸ばせば]


  それじゃあ、最後にやりますかねえ。


[日々の手紙に納品書、
鍵魔法の契約に関する前詰め段階。
各地の油脂生産量や石鹸の品質報告書。
各地からの注文や依頼傾向etc……


時折疲れはしますけど、
忙しくも充実した1日が
再び始まろうとしています。]**
(369) 2022/01/05(Wed) 23:06:45