人狼物語 三日月国


185 【半突発R-18】La Costa in inverno【飛び入り募集】

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【人】 踊子 リリー

 

  ────そう。
  ……貴方の殻は、ちゃんと破れたの?


[ 最早、最初に出会った時のように
  敬語で語ることはなかった。
  君と同じだと言う彼の言葉へ、少しだけ瞳を細め
  小首を傾いでそう尋ねる。

  どうして私に? とは訊かなかった。
  それこそ無粋≠セろうと思っていたし、
  奇妙な同族意識のような──
  そんなものだろうと自己完結してしまったから。

  問われれば>>45
  ふ、と頬を緩めて ]

 
(50) 2022/11/24(Thu) 21:47:27

【人】 踊子 リリー

 

  楽しかったわ。とても、ね。
  ──私、誰かの望むように踊るよりも、
  やっぱり自分の為に踊りたいんだわ。


[ 彼の正体も過去も知らない自分には、
  内に秘められた想いまでもは悟れはしないが。
  差し出された手を見つめ
  名前を呼ぶ声に応じるように、肩を揺らした。 ]


  ……貴方って。
  いえ、──なんでもない。


[ 何者なの、とは口に出せなかった。
  そんなことは些末な問題であるようにも思えたし、
  ……聞かない方がいいこともこの世にはある。

  細い指先が、彼の手を取った。 ]

 
(51) 2022/11/24(Thu) 21:47:31

【人】 踊子 リリー

 

  この大舞台は、まだ私には不相応だわ。
  元の場所までエスコートしてくださる?


[ 告げて、微笑む。* ]


 
(52) 2022/11/24(Thu) 21:47:36

【人】 踊子 リリー

 

  ……寄り道?
  まあ、今更だし。それは良いけど──


[ その肝心の行き先がどこなのか。>>61
  さっきといい今といい、
  せめて教えてくれれば良いのに、と思いはしても
  実際そうなることを既に諦めてもいるわけで。

  マントで再び視界が覆われ、
  足場を失ったような浮遊感に目を閉じた後。
  女が恐る恐る双眸を開けば
  そこは見慣れた小さなバーの中だった。 ]


  ……それはね。
  気にならないと言えば当然嘘だわ。


[ 問いかけに頷く。>>62
  気にならない方が変だろうという思いも込めて。 ]
 
(64) 2022/11/25(Fri) 0:01:35

【人】 踊子 リリー

 

[ 開店まで時間があるということはつまり、
  マスターの姿も今は見えない。
  勝手に入って怒られやしないか、
  いや、そもそもどうやってここに……?なんて。

  疑問は幾らでも湧いてくるけれど
  言葉になる前に、青年から返ってきたものは。>>63 ]


  ────何も足りてなかった、私の踊りに?
  ……変わった人ね、貴方。
  皆、未完成には興味なんてないものなのに。


[ 頬に宛がわれた指先に導かれるがまま、
  顔を彼の方へ向け直す。
  まじまじと己の瞳を見つめる様子が何だか面白くて、
  じい、と視線は彼から逸らさずに。

  ──それから。
  外された仮面が床に打ち付けられる高い音と、
  露になった、彼の傷を見れば。 ]

 
(65) 2022/11/25(Fri) 0:01:42

【人】 踊子 リリー

 


  随分な信頼ね?
  私が逃げ出すかもしれないのに。


[ 紡ぐ言葉とは対照的に、
  顔に浮かぶのは嫌悪ではなく、楽しげな微笑み。
  受け入れてくれるかと問う声を聴けば
  微かな笑い声を零し、青年の首へ手を回した。 ]


  ──貴方をどう呼べばいいのか、
  私に教えてくれるならね。


[ 囁くように告げて。
  重ねられた唇を、受け入れる。** ]

 
(66) 2022/11/25(Fri) 0:01:52
踊子 リリーは、メモを貼った。
(a32) 2022/11/25(Fri) 0:03:23

【人】 踊子 リリー

 

  ──ふふ。
  貴方、案外素直な人ね。


[ 諦めると言ったくせに、続けて言葉を紡ぐ姿に>>67
  くすくす揶揄うような笑みを零す。
  好き放題人を連れ回す大胆さを持つわりには、
  中々どうして、可愛いところがあるらしい。

  好きに呼べと言う声は聞こえていたけれど、
  返事をするよりも先に重ねられた唇を受け入れれば
  それ以上、何を返すことも出来ないまま。


  ───そう。
  キスを交わすだけなら、女も構わないのだけど。 ]

 
(77) 2022/11/25(Fri) 11:39:44

【人】 踊子 リリー

 


  ────……っ、


[ 抱き寄せられた腰と、深くなる口付けに
  焦りで女の双眸がちかちかと瞬いた。
  いつマスターが準備をしに来るかも分からないうえ、
  フェス中なら従業員だって早々来てもおかしくない。

  ──どうにか声を抑え切った女は、
  衣装の結び目を引っ張る不埒な指先を感じ取り
  「だめ」と言うように、青年の腕へ触れた。 ]


  …………っあ、当たり前、でしょ…
  誰か来たらどうするの……!


[ 実際気まずいどころの話ではない。
  …分かってくれるでしょう、と訴えるように、
  青年の瞳をじいと見つめて。** ]
 
(78) 2022/11/25(Fri) 11:39:55
踊子 リリーは、メモを貼った。
(a44) 2022/11/25(Fri) 11:42:06

【人】 踊子 リリー

 

  ……ほんと、に?


[ 青年の様子を伺うように、小さく首を傾げる。>>90
  触れるだけ、──触れるだけ?
  互いに認識の差が大きそうなその言葉に、
  深入りせず、ひとつ頷いて。

  別に、そういうことをするのが嫌いだとか
  そんなことを言うつもりはないけれども。
  日頃お世話になっているバーという背徳感と、
  ……人がいつ来るとも知れない緊張感のせいだ。

  だって、こんなところで熱を分け合ってしまえば、
  これから先ずっと──思い出してしまうのだし。 ]

 
(93) 2022/11/25(Fri) 17:14:06

【人】 踊子 リリー

 

[ 場所を変えてくれればいい、と言わなかったのは
  ──…緊張で頭が回らなかった、だけ。 ]


  え、っな、なに……っ


[ 首元のリボンがしゅるりと解かれる音がして、
  そのまま両手首をリボンで結ばれれば
  女は慌てて、きつくはない結い目を解こうと
  腕を動かそうとしたけれど。

  先手を打つようにバランスを崩されてしまえば
  小さな声を上げ、拘束を解けずに彼へ寄り掛かる。
  下手に動けばもっと体勢が悪くなりそうで、
  腰へ回った手が衣装の結び目へ伸ばされても>>92
  それを止めることは出来ないまま。 ]

 
(94) 2022/11/25(Fri) 17:14:10

【人】 踊子 リリー

 

  っぬ、脱がさないって、言った……!


[ 確かにこれは全部ではないけれど。
  彼は口にした約束を、違えてもいないけれど。

  優しくする振りをして、
  なんだか着実に逃げ道を奪われた気がする。
  添えられた一言が耳に入れば
  「…知らない」と少し顔を背けて。 ]

 
(95) 2022/11/25(Fri) 17:14:13

【赤】 踊子 リリー

 

[ 踊り子の衣装というものは、
  その名の通り、舞いを美しく魅せる為だけに誂えるもの。
  ──つまり機能性などは二の次で
  纏う下着も、衣装を損なわないようにと
  肌が透けるような薄いレースのもの。

  片足を上げさせられているせいで、
  せめて隠したい場所も彼には見えているのだろう。
  羞恥心が女の頬を赤く染め、体温さえ上がっていく。 ]


  …………誰か来たら、責任取ってよね……。


[ そう、これは単に恥ずかしいだけ。
  まるで何か期待するように熱くなる下腹部も、
  本当は気のせいだって、言い聞かせて。** ]

 
(*75) 2022/11/25(Fri) 17:14:44
踊子 リリーは、メモを貼った。
(a52) 2022/11/25(Fri) 17:17:24

【赤】 踊子 リリー

 

[ 彼がその言葉を飲み込んだのは賢明だろう。>>*76
  口にしていれば間違いなく女はそっぽを向いたし、
  余裕もすっかり無くしてしまう自信があった。

  使い魔、──という凡そ普通の人からは聞かない単語に
  ぱちぱち瞬いて、それからこくんと頷いた。
  少なくとも、誰かと鉢合わせる危険はないらしい。
  ……だからといって、緊張が消える訳でもないが ]


  ……、ん…… 


[ 受け入れる余裕を持たせようとしてくれるだけ、
  十分に優しいひとでは、あるのだ。
  ──微かな相槌を返して、人よりも少し大きな胸へ
  ゆるやかに触れる体温にふるりと震えた。 ]

 
(*85) 2022/11/25(Fri) 20:03:28

【赤】 踊子 リリー

 

  っふ、……ぁ、ぅ……っ


[ ここで欲のままに扱われたならきっと、
  体に熱なんて燻らなかったのに。
  大きな掌がゆっくりと胸に指を沈めては、
  すっかり反応してしまった頂きを弾くたびに
  抑えられない甘い吐息が口から零れた。

  ──顔を上げてと紡ぐ声が上から降り注ぐ。>>*78
  既に茹るような頭では、何を考えるよりも先
  言う通りにかんばせを彼へ向けて。 ]


  んむ、……は、 ふ…っ


[ 重ねられた唇と、熱を帯びた舌。
  抵抗することなく受け入れるように唇を薄く開けば、
  いっそ混乱するほど丁寧な慎重さをもって
  彼の舌がもどかしい快感を与えてくる、けれど ]
 
(*86) 2022/11/25(Fri) 20:03:32

【赤】 踊子 リリー

 

  ──── ゃ、……


[ 深くまで絡め取ろうとせず、
  差し入れられないまま抜けていく彼の舌を追うように、
  咄嗟に寂し気な声があふれて。
  触るよと断りを入れてから彼が触れる場所も>>*79
  熱がぐるぐる回るばかりの下腹部だけ。 ]


  ぁ、う … なん、で……っ?


[ 丁寧で穏やかな触れ方は、
  確かに緊張や恐怖なんてものとは無縁だけれども
  ──撫でられる度に燻る熱だけが重なっていく。
  もっと、強い刺激を与えられるものだと思っていたのに。

  結わえられた手首を解こうとしないまま、
  縋るようにただ、彼の服を掴んだ。 ]

 
(*87) 2022/11/25(Fri) 20:03:35

【赤】 踊子 リリー

 

[ まるで壊れ物を扱うみたい、と思った。
  この髪でも瞳でもなくて
  自分自身を大切にするような、触れ方。

  ……そんなの、全然、慣れていないから。 ]


  ねえ、……そればっかり、やだ…。
  おなか、熱くなる……から……


[ もっと触って、…なんてねだるのは
  都合のいい我儘に聞こえるかも、しれないけど。* ]

 
(*88) 2022/11/25(Fri) 20:03:38
踊子 リリーは、メモを貼った。
(a56) 2022/11/25(Fri) 20:05:12

【人】 踊子 リリー

 ― 追想 ―

 


[ 「その髪と瞳がなければ貴女じゃない」と、
  いつか遠い日、母は言った。


     ──姉の美が損なわれ、
       姉が海へ身を投げた日の夜だった。 ]


 
(96) 2022/11/25(Fri) 20:55:55

【人】 踊子 リリー

 

[ 父の姿は記憶の中には存在しない。
  私が生まれてすぐに、美を失った母を捨てて
  どこか違うところへ行ったのだと聞いた。
  それでも母の手元には
  異なる毛色の、けれど美を備えた娘二人が残った。

  この街では、美≠ヘ多様な概念を擁するけれど
  母が執着したのは、一目でわかる見目の方。
  ひとつも欠けないよう、丁寧に籠の中へ入れ
  娘の栄誉が己の道になると信じ、投影を重ね。


  間違ってるよ、とは言えなかった。
  けれど、どんなに嫌われても言った方が良かったと、
  ──そのことに気付いたのは、
  姉の背へ「出来損ない」と罵る母の顔を見てからだ。 ]

 
(97) 2022/11/25(Fri) 20:56:02

【人】 踊子 リリー

 


  ( 永遠≠フ美にしか価値がないと、
     そう言って蹲る母の背を遠くに見ていた )


 
(98) 2022/11/25(Fri) 20:56:06

【人】 踊子 リリー

 

[ だから私は母の望むままに踊った。
  私が何を考えて、何を思っているかも知らずに、
  この道が自分の栄誉に近付いていると信じ切って
  疑いもせず歩む母の手を引いた。

  ──ねえ。心のまま、自由に踊るなんて未来
  本当は、踏み出すつもりもなかったの。
  誰の手も入らない、母が望んだ踊りで、
  母の乞うままの私で、女神様に認められれば。


 「 望むものを手に入れられる 」のでしょう?
  私、女神様にこう願うつもりで、ここに来たの。 ]

 
(99) 2022/11/25(Fri) 20:56:09

【人】 踊子 リリー

 


   「 それじゃあ、私と母を殺してくれる? 」
 



[ 大きな舞台も要らない。夢もいらない。
  それが母への復讐だと思ったから。

  ──この、荒唐無稽な街でなら。 ]

 
(100) 2022/11/25(Fri) 20:56:14

【人】 踊子 リリー

 

[ …だから、女が呑気に自由を手にしている間
  流布された真実は、女にとって些か都合が悪かった。>>70

  美≠ヨの飽くなき執着心。
  この街で名を馳せる有力者のそれを、女は少しばかり
  見誤っていたことになる。


  自分が敷いた一本道。
  歩むためには、彼の妨害はひどく邪魔だった。
  彼の掌中に収まらない美≠ヨの不興。
  それを耳にした女は、苦味を飲み込むことになる。* ]

 
(101) 2022/11/25(Fri) 20:56:18
踊子 リリーは、メモを貼った。
(a59) 2022/11/25(Fri) 20:57:47

踊子 リリーは、メモを貼った。
(a61) 2022/11/25(Fri) 21:02:32

【赤】 踊子 リリー

 

  ……私を、大切に?
  ────ふふ。……変な人ね、貴方。
  そんなこと、……


[ ──母にも言われたことのないことだ。
  思い出して、途端に心を刺した破片を無視するように、
  彼の方へと体を寄せる。
  じゃれ合いのような、分け合った熱で溶ける錯覚さえ
  心の内で覚えるほどの穏やかさ。

  ……少しなら、憶えてしまってもいいか、なんて
  いつもなら考えないようなこと。
  この思考はきっと、要らないこと≠ネのに
  どうしてか頭の中で反芻して離れない。 ]
 
(*115) 2022/11/25(Fri) 22:32:06

【赤】 踊子 リリー

 

  ────ッ、な……っ
  そもそも誰のせいだと……!


[ かぁ、と頬が赤く染まっては熱を帯びた。
  寄り道と称してここへ連れて来たのも、
  ぐずぐずに蕩かそうとしてくるのも、全部彼なのに。
  ──受け入れた時点で同じと言われてしまえば
  反論は、…出来ないけど。 ]


  ひ、ぁっ!?


[ やわく触れられていただけの胸が外気に晒され、
  咄嗟に手で隠そうとしては
  リボンで結われていることを思い出して。 ]
 
(*116) 2022/11/25(Fri) 22:32:10

【赤】 踊子 リリー

 

  ふぁ、っ ……ぁ、んん…っ
  ゃ、だ……かむの、だめ、だからぁ……っ


[ そんな少しの間のうちに、彼の舌が胸の頂を食み、
  やわく噛み痕をつけていく。
  少しの刺激でさえ腰が跳ねては息が零れ、
  堪えられなかった高い喘ぎ声が宙に溶ける。

  だめ、ではない、のだけれど。
  そう言わないとおかしくなってしまう気がして、
  だから、…溶け切ってしまわないよう、予防線だ。


  戯れのような時間でお腹に溜まった熱は、
  増えるばかりで消えてはくれない。 ]

 
(*118) 2022/11/25(Fri) 22:32:13

【赤】 踊子 リリー

 

[ 足を動かせば、嫌でも分かってしまう。
  きっとそこは触れられるのを待ち望むみたいに、
  蜜を零してしまっているから。
  こんなの、──こんなのはしたないと思っているのに
  胸へ与えられる刺激が、思考回路を鈍くさせる。 ]


  ……っね、ぇ …おねが、ぃ、


[ 愛撫を続ける彼へと、喘ぎ声を抑えながら
  微かな声で話し掛けた。

  こんな場所でねだるなんて、どうかしてるはずなのに
  ……そもそも幾らこれがフェスとはいえど
  誰かと淫靡に耽るなんてこと、
  今まで一度もしてこなかった のに。 ]

 
(*119) 2022/11/25(Fri) 22:32:16

【赤】 踊子 リリー

 

[ 顔を真っ赤に染め、
  快楽と羞恥で潤んだ星屑の双眸で彼を見つめながら
  そ…っと彼の腕を取り、熱の燻る下腹部へと導いて。 ]


  ……ここ、さみしぃ、から……
  …………さわって、……だめ……?


[ 断られたらきっと、
  逃げ出したいくらい恥ずかしいような、誘い。
  紡いでは、反応を見るのが怖くて、俯いた。* ]

 
(*120) 2022/11/25(Fri) 22:33:27
踊子 リリーは、メモを貼った。
(a66) 2022/11/25(Fri) 22:34:34

【赤】 踊子 リリー

 

  ……っな、に……?


[ ぱち、と瞳が瞬いた。
  分かったと言ったから、与えて貰えるはずなのに
  どうやらお預け≠轤オい。
  渦巻いて燻る熱は今更どこにも逃せやしなくて、
  いっそ涙さえ流れてしまいそうになった、ところで ]


  ──────……っぃ、あ ……っ


[ 噛み痕が残るくらいに強く首筋を噛まれれば、
  ぎゅうと掌に爪が食い込むくらい、強く手を握る。
  喉元を食われる獲物の気持ちというものを
  否が応でも教え込まれるような、そんな気持ちで
  滲む視界に彼を収めた。
  ……痛いだけのはずなのに、どうしてか、
  噛まれた痕から妙な痺れが奔っている。 ]
 
(*137) 2022/11/26(Sat) 0:12:09

【赤】 踊子 リリー

 

  パトロン、……貴方が、私の……?
  ──…悪いこと、言わないから
  やめておいた方がいい、わ。

  貴方と会う前に、
  この街の有力者の誘いをフって怒らせてるの…


[ 奇しくもこの時は未だ、あの男の所業を知らないが
  しかしその事実は明かすべきカードではある。
  自分だけならまだ何が起こっても良いけれど
  彼を巻き込むのは夢見が悪い。 ]


  …………貴方のお誘い自体は、嬉しいわ。
  支配下?…も、貴方なら……
  変なこと、しなさそうだし……良いけど。


[ 魔術なんてものに馴染みがない身では、
  与えられた説明を全て理解することは難しいが。
  嫌悪や拒絶ではなく、彼を慮る一心で
  苦く笑ってそう言った。 ]
 
(*138) 2022/11/26(Sat) 0:12:34

【赤】 踊子 リリー

 

[ ──断ってしまったら、彼はもう、
  これ以上手を出してはくれなくなるだろうか。
  女の望み≠ェ叶うにせよ 叶わないにせよ、
  …………初めて肌を重ねるなら彼が良いと
  そう、思ったのだけれど。 ]


  ────…… 、これ……解いて。


[ 両腕を差し出し、
  本当なら自分で容易く解けるはずのリボンを
  彼へ解いてくれ、と乞う。

  首筋の片翼のカラスは、──消えてはいない。* ]

 
(*139) 2022/11/26(Sat) 0:12:39
踊子 リリーは、メモを貼った。
(a71) 2022/11/26(Sat) 0:18:55