［それはそれで良いのかもしれません。

　知らなければ彼の思い出の中の私は
　こんな怪物死人ではなく普通の人間でいられますから。］
　

　

　

　

　　　　　　
　

　　　　　


　　　　　


　　　　　
　　


　　　　　─……　　　）
　

─　展望車両　─


［　コツコツと足音が響けば>>400
　　目覚める一歩手前までの
　　もやのかかった思考で
　　寝てしまっていたのか、そんなことを
　　ぼんやりと考えていた時、
　　

　　聞こえたというワードに



　　その相手を確認すれば
　　見覚えはなかった

　　夕暮れに変わる黄昏時
　　足元だけが光り出す頃>>n4
　　日が沈みかけていたかは確かではない

　　顔をよく見ようと近付けて目を細める。　］
　

　

　

　

　

　全然いいよ〜。ぐいっと行っちゃって！


[薦めたものを遠慮なく飲んでくれる姿に>>401
わたしはニッコリして、感想にうんうんと頷いた。



　

　
[どこから来たのか答えを聞けば、>>403
海のコトに詳しいのも納得だった。]


　知ってる、の！


[でもわたしの口から出たのは、まずそっち。
王子様とお姫様の話は、わたしも聞いたコトあって。



　観光ツアーも有名だよね？
　わたし、行ってみたかったんだ〜！


[次に出した話題で、気分も盛り上がって。
一緒に楽しもうという言葉には大賛成だった。]
　

　
[カンパーイ！とこちらもカップを掲げ、]


　うん、そう。兎獣人なんだよね。
　リエブルっていうんだ！よろしくね。
　マジカルランドって知ってるカナ？
　あのテーマパークのある国から来たの。


[と、まずは自己紹介。
お返しの一口も遠慮なくいただいた。
わたしもお酒飲める年齢だからネ！]


　せっかくだから、もう少し話して行かない？
　食べ物も頼んでさ、
　出発までアフタヌーンティーでもしようよ。
　もっとタツミヤの話聞きたいな！



　

　
[どちらにせよ、わたしはここで
お昼ごはん代わりのアフタヌーンティーして。


そうこうしているうちに、日も暮れてきて
そろそろ、出発の時間が近付いてきたみたいだ。]**
　

　

[野生の猛獣のような反射神経に、なすすべもなく絡めとられて>>428]

　

[手首を掴まれて捲れ上がった手袋の様子にも気づかず]

　ちょっ、待って下さい！

[ソファに組み敷かれるような体制になってしまったか]
　
　見てません、僕は何も見てません！
　　……落とし物を拾っただけです。

美しい野獣は迫力がある
]**

　

［１，２カ月程前のことだったでしょうか。
　浮気調査や犬の捜索など、大きな事件ではないものの
　ささやかに依頼が来ていた時です。

　付き合いでハロウィンの手伝いをしたのが効きましたかね？
　素顔参加して
　クオリティの高さに驚かれたりしました。
　そして一部に『面白い探偵がいる』という噂が回ったとか。
　本当は仕事ぶりを見てから
　興味を持っていただきたいのですが。］

［それの影響で訪れた
　依頼目的の方だと思ったのですが――>>360］


　　………………左様でございます。


［結果は、古風な口調の少女の生存確認と
　若干釣られた私のやり取りでした。
　そして依頼目的で間違ってはいませんでした。

　
　
　］*
　

　
［いつの間にか部屋の中にランプがあると気付きました。
　此方にもペンギンのイラストがあります。
　やはりここでの記念にはペンギンの品を
　買って行きたくなりますね。
　
　そろそろ出発の時刻になりそうです。
　夜に辿り着く前の夕日を眺めるのも美しいでしょうね。］

　
［動き出したら車内を周ってみましょうか。
　もし誰かと遭遇したら素性は全て言うべきなのかは
　未だ迷っています。

　全てを伝えないと本当に親しくはなれないと思いますが、
　死人が苦手な方がいて悲鳴でもあげられようものなら
　迷惑がかかるかもしれませんしね。
　ペンギンさん達が困り眉で
　きゅーっとする姿を想像すると辛いです。

　］

　
　　……なんだか私、『狼』のようです。
　
［ふと思い出したのは以前友人とやった遊び。
　村人の中に紛れた人狼を探すものでした。
　推理が得意な私は、とりあえず厄介だし怪しいからと
　村人側でも人狼側でもすぐ吊られましたね。

　今は『吊られる』ような事態にならないように
　上手く立ち回りたいと思います。　

　そして私は扉に向かいました。
　
　　
　　］**

　
［現時点でのボクのグルメ堪能作戦はこうさ！］


　　ボクは夕食に年越し蕎麦を食べて、
　　余力次第で深夜に点心。

　　翌朝はお雑煮を食べる！
　　スイーツは適宜狙っていきたい。


［まぁボクはそこまでプロポーションの維持に
　励まなくてはいけない立場ではないし、
　年末年始に多少羽目を外しても挽回が効くと信じている！



　　成程、量を減らして貰うのは良い作戦だ。
　　お蕎麦は控えめにして貰えば、点心もいけそうだね！


　　　　　　　　　　　　［シェア作戦も視野に入れたい。
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　>>401］
　

　
［鍵を見せたら褒めて貰えたので嬉しい。>>387］


　　これは特注の魔道具なんだ。
　　15歳からの三年間、ボクはこのハルモアを出て
　　魔法修行をしていたのだけれどね。

　　修行が上手くいきますようにと願いを込めて、
　　オーダーした特注品。
　　


［これは魔法王国として名高い、
　シュナイゼン王国の一流の職人にお願いした自慢の一品さ。］
　

　
［本当に歌って貰えるようで、>>387
　これは……魔女として最大限支援をしようじゃないか。






　　　　　　　　　　　　［鍵型チャームは、ロッドに変わる。］
　

　



　　　　
　　　　　　　　

　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　

　　　
　　　


　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　

　
［福音gospelの名曲が、天使の声で響き渡る。
　拍手喝采を送る空気ですらなかったよ。
　タカノ殿がサインを求めている姿を見ても……>>392
　
　ボクはこの場でサインを貰おうとは思わなかった。

　キミの……それだけで十分さ。］


　　　　　　　　　　　　　　　　　　**
　
　

　
［暫し余韻に浸っていた所、
　食堂車にベルジュラック殿が。>>416
　>>404
　パエリアのお礼を言いたかったので丁度良い。］


　　あら、またお会い出来ましたわね。
　　早速こちらでパエリアを頂きましたわ。


　　ベルジュラック殿は何か、お召し上がりになりまして？


［Penguin Expressグルメ情報は、更新されただろうか。
　声をかけて良いものか迷って反応しそびれたが、
　>>384
　おかわりまでされてしまえば、
　その味のほどは十分以上に伺えた。
　
　

　─　展望車両　─


　　────落とし物？


　　傍に置かれるはずだったその紙は>>435
　　また下に落ちてしまっていたか
　　目線の先にそれを見つけて
　　彼の人の発言が間違いではないことを裏付ける。


　　理解が追いつくと同時に力が抜け手の力を緩め
　　顔を遠ざけて体を起こし「悪かったな」と
　　謝罪と同時に彼の頭を優しく撫でようと手で触れる。

　

　
　　　痛かった……よな
　　　も隠してたんだろ？　悪いな

［　捲れ上がった手袋を見て>>435
　　その下にある消えかかった痣が見えれば>>261
　　気を使うように”ソレ”と視線を向ける。


　

　
　
　　それにしても、勿体ないこと。
　　もう少し早くお見えになっていれば、
　　


［ベルジュラック殿ほど世界を駆け回っている人間なら、
　すでにアンジェの歌声を耳にしたこともあるかもしれないが、
　シークレットライブの付加価値は大きいからね。］


　　　　　　　　お腹も胸も満たされましたので、
　　　　　　　　わたくしは少し外の風に当たってこようかしら。

　　　　　　　　どうぞ、ごゆっくり。


　　　　　　［そう言って何もなければその場を後にして、
　　　　　　　一度コートを取りに個室へ戻り、
　　　　　　　ボクはデッキへと向かおう。**］
　

　
　　　気にしすぎるほど痕は消えにくくなる
　　　体は覚えていようとするからな

　　　隠さず、曝け出してみてもいいんじゃねぇの
　　　消えかけだろ、
　　　そこまで見苦しいとは思わないさ

　　　隠すから気になるんだ




［　知らないからこそ出た言葉とも言える。
　　その”事情”案外吐き出した方が
　　スッキリするかも知れないぜ。



　

　
　　　あー……
　　　俺はルキ。

　　　で、アンタは？

［　名前はしっかり教えてもらおうかと
　　まずは自分から名乗るのがマナーだよな。

　

　
［　話が一段落つけば
　　俺は展望車両から移動しようとする。


　　落ちていた紙を拾って

　　「またな」

　　と、手を軽く振りドアの前に足を進める。