人狼物語 三日月国


5 光と闇の幻影月蝕〜Phantom lunar eclipse〜

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【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

 
 そう、かしら…?

[何か物騒な願い《心の声》が聞こえた気がするけど
それはさておき。
彼女の言葉が、耳朶に胸に、心に染みる。
どこか間の抜けた顔できょとんと返す、
その表情は、きっと本気でわかっていない。]

 …。

[きらきらした、銀河の浮かぶ瞳に。
戸惑ったような照れたような、そんな顔をして]
(1) 2018/12/13(Thu) 23:10:36

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 ヒーロー、か。

[それはきっとわたしを倒す誰かの役目。
そんなふうに、思う。]

 ……。
(2) 2018/12/13(Thu) 23:11:09

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[わたしにとって願いとは。
誰かの想いをわたしが力を使って叶える行為そのもの。
わたしが何かを願うことは、
ましてや願いが叶うなんてことは、
許されてはいないのだけど。

……でも、もし。
わたしがあの人のこと以外で、
何かを願い、叶えることができるなら。]

 …ミルフィーユ、は。
 もし願いがかなうなら、何を願うの?
(3) 2018/12/13(Thu) 23:11:40

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[誰かの願いを叶えたい。
自分から、あの人以外でそんなふうに思ったのは
長い長い時の中で、彼女が初めてだったかもしれない。

そもそも、彼女のことをわたしは何も知らなくて。
わたしにわかるのは、彼女が只人ではないということと
彼女には何か目的があって、それは恐らく
あの委員たちの襲撃にも関係すること]

 ぱいなっぷるけーき?
 ぴさんごれん……?

[>>0:274どちらも、聞いたことのないお菓子の名前。
だけど、彼女が案内してくれるのなら、
きっとおいしいのだと、思う。
味もそうだけど、誰かと同じ時間を共有する。

それは、何年ぶりのことだったろう?
幾世紀の時を越えるくらいには、久しぶりだったと思う。]
(4) 2018/12/13(Thu) 23:12:04

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[生まれて初めて食べる揚げたバナナの味は、
とても熱くて甘くて、美味しいもの。]

 ぴさんごれん……ばなな。

[大昔、ニンゲンは。

神様が差し出した石とバナナを見て
食べられない石よりも、
食べられるバナナを選んだのだっけ。
その日からニンゲンは石のような不老不変の存在ではなく
バナナのように、代替わりによって
短い命を繋ぐ存在になったのだと、そう神話には伝えられている。

でも、バナナというものがこれだけ美味しいものならば、
ニンゲンが選んでしまったのも少しわかる気がする。
何より、こうしてバナナは分かち合うことができるから。
時間も、美味しいものを食べる思い出も幸福も。]
(5) 2018/12/13(Thu) 23:13:32

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[もっきゅもっきゅとバナナを食べていれば
彼女が歌を、口ずさむ>>0:275]

 ……歌。

[温かくて、でも、どこかさびしい。
そんなふうに思ってしまって。
叶うなら彼女の手をとって、ぎゅと握りしめる。
包帯代わりの薄衣が巻かれた右手でうっかりとってしまったのはご愛敬。]

 あいどる?

[わたしには、データベースというものは存在しない。
わたしの知っている知識は、教団の皆が持っているそれに依存する。
もしかしたら、信者の中にはそんな『スピカ』というアイドルや
『アイドル』が大好きな誰かがいたかもしれない。]
(6) 2018/12/13(Thu) 23:17:53

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 ……わたしは、よくわからないけれど。
 でも、その歌がとても綺麗で
 あたたかなものだということは、わかるわ。

 でも偶像《アイドル》ではないわね。
 この歌に込められた輝きは、
 さながら星《スター》のようだから。

[いつか……そう、もしかしたら。
この綺羅星には近いうちに会えるかもしれない。
そんな予感がする。]*
(7) 2018/12/13(Thu) 23:18:23

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

 ……。

[それから、もう一つの予感。
これは、あまり良くないモノ。

彼女に触れた刹那、感じた冷たさ。
気づかぬふりをしていたけれど、
触れていればいるだけ、その凍るような冷たさが
伝わってくるようで。]
(8) 2018/12/13(Thu) 23:21:12

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

 
 ……ミルフィーユ?

[そっと、声をかければ。
彼女はどんな顔で私を見るのだろう?]*
(9) 2018/12/13(Thu) 23:21:57
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。
(a3) 2018/12/13(Thu) 23:26:16

【独】 まつろわぬ白の神子 マシロ

/*
みんなレスポンス早くてすごいなぁ(こなみかん(圧倒的遅筆勢
(-10) 2018/12/13(Thu) 23:31:01

【独】 まつろわぬ白の神子 マシロ

/*
そしてわたしすごいずるいことしてると思う(ごめんなさい
(-11) 2018/12/13(Thu) 23:31:33

【独】 まつろわぬ白の神子 マシロ

/*
あ、ミルフィーユさん狩人なんだ(そしてわたしは霊能者)

霊能、ガチ村でもRP村でもあまりご縁がないのでなんだか新鮮。
がんばろ。うん。
(-14) 2018/12/13(Thu) 23:49:30
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。
(a6) 2018/12/14(Fri) 0:44:42

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[冷たかったその“感触”は、
だけどあたたかい言の葉に相殺される。>>12]

 ……。

[ーー…大丈夫。
それは、確固たる根拠あってのものというより、
どちらかと言えば信じたいという
心情のほうが勝っていたけど。

彼女の奥底にある『誰か』より、
『友達が、ほしい>>10』とわたしに“願った”
目の前の彼女を、わたしは大切にしたいと思った。
今は、それがわたしにできる最善であるとも。]
(37) 2018/12/14(Fri) 12:47:08

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[ふと、頭上を見やれば。
空の向こうに見えたのは無数の光輝く星。
それらが一斉に地上に降り注ぐのを。>>35]

 ……あれは……。

[どこの誰かは知らないが、厄介なことをしてくれたものだ。
小さくため息を零す。
せっかく、彼女に『いいもの』を見せてあげようと思ったのに。]

 ミルフィーユ、ごめんね。
 わたしは大丈夫だから。
 ただ、少しだけ力を貸してね。

[そう声をかければ、ぎゅっと彼女の手を握って。
もう片方の手を空に翳せば]
(38) 2018/12/14(Fri) 12:54:47

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

 ーー凍結《こお》れ!!

[街へ降り注ぐ無数のヒカリを、
空中で凍てつかせた。]**
(39) 2018/12/14(Fri) 12:55:05

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

―ちいさなむかしばなし―

[あの日のことは、よく覚えている。

月の神に捧げる生贄。
星継ぎ《ネクステラリア》のため、
あの人――コーネリアスのために捧げられた黒い山羊。

忘れられるはずもない。
彼女の、先代の黒山羊《ニグラス》の亡骸を焼いたのは、
他でもない富嶽の山の頂だったのだから。]
(77) 2018/12/14(Fri) 21:01:59

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[日の本に伝わる、昔話。
天上より降り立った女が愛する男に渡した
不老不死の霊薬を焼いたその霊峰。

その伝承の基になったのは、此の地で世界の礎に。
世界のための犠牲になった黒山羊と、
その亡骸を焼いた煙から二羽の鳥が生まれ出でたこと。

白と黒、光と闇、永遠なる生命と深淵なる智慧。
世界の礎の骸から生まれた、一対の鳳雛たち。]
(78) 2018/12/14(Fri) 21:07:05

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[白と黒の不死鳥のうち、黒の不死鳥はやがて何処かへと
飛び去ってしまった。
追うことなど、あの頃のわたしには到底かなわなかった。
今、あの不死鳥は何処に存在しているのだろう。

それから長い長い年月を、わたしは白の不死鳥と共に過ごした。
彼を天より降り立った神の使者――神子であると、
そう信じたニンゲンたちは彼を崇め、そして彼らは
わたしの存在にすら気づくことなくいっそ無邪気に
白の不死鳥を崇め奉ったまま、わたしの力を行使した。
人の子の願いを叶える、ただの願望機であるわたしに
それを拒めるわけもなく。
神の鳥によって風穴へ封じられたバケモノとして、
ただ、わたしはそこに在った。]*
(79) 2018/12/14(Fri) 21:07:19
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。
(a15) 2018/12/14(Fri) 21:09:51

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 だいじょうぶ。
 むずかしいことではないの。

 ただ、手を握っていてほしい。

[その温もりが、あの人《コーネリアス》に似た
だけどあの人とは違う温かさが
"わたし"に力を与えてくれる。

何者でもないわたしに、
神の落とし仔で、ただの願望機でしかないわたしに、
わたし自身の願いを叶える力を与えてくれる。]
(80) 2018/12/14(Fri) 21:33:33

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[ヒカリがセカイに一斉に襲いかかる
それ自体が一瞬のことだった。
咄嗟に手を翳してヒカリを阻めども、
それはこの街全体を覆いヒカリを防ぐことで精一杯。
ましてや世界の全てを庇うなんてことは叶わず。]

 …っ。

[凍ったヒカリの重みに歯を食いしばれば
傍らの彼女に声をかけられる>>42]
(81) 2018/12/14(Fri) 21:33:51

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 唄……あの『あいどる』という子?

[わたしたちのいる地上に降りしきったヒカリは
先ほどミルフィーユが聴かせてくれた唄とは
似ているようで全く別の代物だった。

だけど、ミルフィーユが嘘をついているとも、
思えなくて。]

 …。
(82) 2018/12/14(Fri) 21:34:14

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[なんにせよ、このままでは危ない。
先程はミルフィーユの協力を得ることで
なんとか街にあのヒカリの害を及ぼさずにすんだ。
だけど、次は上手くいくとも限らない。

このままではミルフィーユにも街にも
新たな被害が及ぶ可能性がある。
それだけではない。……この世界そのものが、
今、あのアイドルによって危機を迎えている。

あの人が長い長い時間、守り続けた世界が。
わたし以外の誰かの手によって壊される。

それは、あってはならない。
許すことなど、できはしない。]
(83) 2018/12/14(Fri) 21:35:45

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 ミルフィーユ。
 その人の居る場所を教えてもらえる?

[まずは動くとしよう。

あの頃のわたしと違って、今のわたしは自由に動ける。
自分の手で誰かに触れ、自分の意志で歩き、
自分の言葉を口にすることができる。]

 ただ、ごめんね。
 その前に少し寄りたいところがあるの。

[ぽつり、呟きを零して。
手遅れになる前に、少し手をつけておかなければならないことがある。
……間に合えば、いいのだけれど。]*
(84) 2018/12/14(Fri) 21:36:15

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 東ね。わかった。

[座標という言い方には馴染みがなかったけれど>>86
とにかく日出づる方角へ向かえばいいのだと
そう、頷いたところで]

 ……また、厄介な子たちが来たわね。

[東の方角からやってきたのは
さながら朝焼けのような赫《アカ》緋《アカ》朱《アカ》>>28
焔を吐き出すそれらの鳥の群れをまずは退けなければならない]
(95) 2018/12/14(Fri) 22:53:01

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 ミルフィーユ。
 ここはわたしが引き受けるから。
 あなたは、どうか先に。

 あとで必ず、合流するから。
 だから、わたしはだいじょうぶ。

[彼女と、向かい来る不死鳥の群れのあいだに立ち塞がって。
彼女を目的の場所へ向かわせようとする。
その前に]
(96) 2018/12/14(Fri) 22:53:17

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 これを持っていって。
 これを持っていてくれれば、貴女のこと
 必ず見つけてみせるから。

[そう言って差し出したのは先程右手に巻き付けた
薄衣の残りの切れ端。
あまり見た目の良いものではないけれど、
わたしに触れて、力のこもったそれは、
既に望めば宙を飛べる程度の魔力が籠められている。]
(97) 2018/12/14(Fri) 22:54:11

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[彼女に切れ端を差し出した直後だった。]

 …っ。

[紅い鳥の群れが一斉に此方に群がってくる。]

 ミルフィーユ、早く……!
 わたしはだいじょうぶ。
 あの人を置いて消滅《きえたり》なんてしないわ!
 だから……!

[そう言い終わるか終わらないかのタイミングで
鳥たちの群れに囲まれて、彼女の姿を見失った。]*
(98) 2018/12/14(Fri) 22:59:58
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。
(a21) 2018/12/14(Fri) 23:02:03

【独】 まつろわぬ白の神子 マシロ

/*
時間が圧倒的に足りぬ(´・ω・`)

言ってても仕方ないので鳩からぽちぽち打つのだ(、、
(-68) 2018/12/15(Sat) 12:23:41

【独】 まつろわぬ白の神子 マシロ

/*
というかみんなすごいなぁ(こなみかん
(-69) 2018/12/15(Sat) 12:24:39

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 ――…!

[赫い鳥の群れの対峙する、
その刹那、何処からか視線を感じた>>106
此方を値踏みするような、、
だがどこか懐かしい気配のする視線《それ》。]

 この気配は……あの子の……?

[目の前の紛い物のそれではない。
先程わたしが飲み込んだマシロ……白の不死鳥と
対を為す存在《黒》の気配。]
(141) 2018/12/15(Sat) 20:29:24