人狼物語 三日月国


260 【身内】Secret

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月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
大槻登志郎が無残な姿で発見された。

伝承は真実だった。異形の刃を持つ魔物“人狼”は、確かに存在するのだ。

もはや村人たちに猶予は無い。早く人狼を見つけ出し、処刑しなければ。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ない……。

現在の生存者は、"ている"、雷恩、ルミの3名

【独】 従業員 ルミ

/*
お、オタクくん…!
(-0) 2024/05/11(Sat) 0:01:37

【赤】 会社員 雷恩

[物語には悲劇も存在する。

たとえば王子を助ける為にその身を犠牲にし
泡となった人魚姫。
彼女の死を持って閉じた物語の外で、
王子は別の女と結ばれる。

王子はきっと人魚姫の犠牲を悼んで苦しむことはない。
その死を美しいと称えるのは当事者ではない
外部の読者だけだ。

犠牲を払ってでも傍にいることを望んだのに
報われず死んだ彼女の人生は何だったのか。

死で終わる物語なんてくそくらえだという感覚は
幼い頃からある。]
(*0) 2024/05/11(Sat) 1:14:35

【赤】 会社員 雷恩

[そんな変わらない価値観もある中、
成長で変わった部分も勿論ある。

ルミと会った頃には知らなかった恋の味。
深い場所の体温。
別離の痛みと――それもいつか薄れるという経験。

過去だけを望むなら、身体を繋げようとするのは
矛盾している。
過去を持ったまま大人になっている自分だって
心のどこかで受け入れてもらえていると自惚れた。]
(*1) 2024/05/11(Sat) 1:15:11

【赤】 会社員 雷恩

[起き上がるには十分回復していたが、
急な姿勢の変化は少し眩暈を引き起こして
僅か顔を歪めた。
窘める声に「はは」と苦笑する。

まだ瞳が困っている。
冷静になって言葉の意味を反芻される前に顔を寄せ。]
(*2) 2024/05/11(Sat) 1:17:14

【赤】 会社員 雷恩


 ……未来も?
 はは、食いしん坊。


[同じおまじないが返ってくる。
昔の約束通り、大きくなった彼女が
嬉しそうに顔を綻ばせて。]


 縛られて痛いって思ったら、それもルミが
 食べてくれるんだろ?


[あの頃よりも低くなった声が笑う。
脅すように向けられた執着を微塵も厭わない響きで。]
(*3) 2024/05/11(Sat) 1:17:44

【赤】 会社員 雷恩


 ……ところで、続き、する?


[下肢は晒されたままだ。
摩擦がなくなり萎れたそこが纏っていた水分も乾くだけの
時間が経ったが。]


 俺のことが好きでセックスしようとしてた割に、
 最初は濡れてなかったけど。
 本当は好きじゃない?


[痛かっただろ、と強引に陰茎を飲み込んだ媚肉の傷を
確かめるように、背を支えた手で退路を断ちつつ
反対の手を下方に滑らせた。**]
(*4) 2024/05/11(Sat) 1:18:44

【赤】 従業員 ルミ

 

[ 覗き込んだ彼の顔が僅かに歪んでいたから、
  尚のこと声には窘める色が増した。
  そもそも元凶は自分が盛った薬なのだけれど。

  過去を搦めとることを望みながら、
  いま大人になった彼を体を繋げようとしたのは
  目的だけを考えればおかしな話だ。
  ──閉じ込めて脅して洗脳でもする方が確実なのに。

  心が駄目なら体だけでも、なんて有名で陳腐なフレーズ。
  結局わたしは、過去だけ欲しかったんじゃなくて
 今の自分の恋すら叶えてしまいたかった。 ]

 
(*5) 2024/05/11(Sat) 8:40:39

【赤】 従業員 ルミ

 

  ……だって、そうでしょ
  ずっと傷を抉って、死ぬまで覚えててくれるなら
  未来も一緒にいられるんでしょう?


[ だから全部、わたしのものだ。
  過去も今も未来も貴方の全てを食べてしまって、
  わたしに依存して一緒にいようよ。

  二人でハッピーエンドの幕が閉じるまで。 ]


  うん! わたしが食べる!
  だからずっと痛がってね、お兄さん。
  ────他の人で痛くなくなったりしないでね。


[ あの頃よりも低い声。
  もっと聞きたい、と欲が顔を覗かせる。 ]

 
(*6) 2024/05/11(Sat) 8:40:44

【赤】 従業員 ルミ

 

  ────約束だから、ね。


[ 本当は誰かと飲みに行くのも許したくないし、
  何だったら仕事を辞めて貰いたいくらいなのだが。
  朝から働く一般的な社会人の彼と、
  会社員の退勤後から働く自分のすれ違いを思えば。

  幸いなことに客はたくさんついているし
  ここに住んでもらえば生活に不自由はさせない。

  考えれば考える程名案のような気がしてきて、
  思考を割いている間に。
  「ところで」と変わった話題へ一瞬ついていけず
  ぱちぱちと目を瞬かせる。 ]

 
(*7) 2024/05/11(Sat) 8:40:50

【赤】 従業員 ルミ

 

  続き?


[ 実際に腕を切る実演でも…?
  などとあらぬ誤解をしそうになったけれども、
  その意味はすぐに理解出来た。 ]


  す、好きだもん! 好き、大好き、
  嘘じゃない……ッ


[ 本当は好きじゃない?という言葉に首を横へ振り、
  縋りつくように彼の服を握り締める。
  とんでもないあらぬ誤解だ。
  女は好きな人とセックスさえ出来れば
  無条件に興奮して濡れるタイプの性格ではない。

  それ以前に、 ]

 
(*8) 2024/05/11(Sat) 8:40:59

【赤】 従業員 ルミ

 

  ……セックスって、濡れないのが普通じゃないの?
  いきなり挿れたがる人以外は
  確かにローションとか使って慣らしてたけど……。


[ でもこの家には用意がない。
  即物的なセックスなら無くてもいい、と思って。

  けれど、今の彼と自分は、こいびとというやつで
  ──後ろ暗さも無くなった今
  続きをしたい気持ちはあるのだけれども。 ]

 
(*9) 2024/05/11(Sat) 8:41:13

【赤】 従業員 ルミ

 

  ちょっと痛かったけど……今はもう痛くないよ。
  慣れてるから平気。
  お兄さん、は?


[ 背を支える手は、自分が不意に倒れないようにと
  気遣ってくれているだけだと信じている。
  もう片方の手が下肢へ滑らされる感覚に、
  少しくすぐったいような、そわそわするような。

  視線を彷徨わせて息を吐く。
  ローションがないから、痛かったなら今日は出来ないと
  あくまで彼を気遣うトーンで。** ]

 
(*10) 2024/05/11(Sat) 8:45:43

【赤】 会社員 雷恩


[過去の恋心には存在しなかっただろう身体の繋がり。

会わない間もルミは自分をどこかから見ていた。
恋心はルミに知識がつき身体が変化するにつれ
過去のものとは変質していたのだ。

男としてはそれで良かったと思う。

少女の初恋の形のままを望まれたら、
大人の自分には決して返してやれないから。]
(*11) 2024/05/11(Sat) 21:20:59

【赤】 会社員 雷恩

[窘める視線に「ごめん」と許される前提の謝罪を。
間近で見るルミの顔は、表情こそ面影があるが、
綺麗に化粧が施され大人の色香を放っている。]


 おー。
 痛くすんのも痛くなくすんのもルミにだけ
 やらせてやるよ。


[とはいえどんな痛みになるのか
想像出来ていない部分もあるのだろうが。

自分の住処を変えようとしていることとか
仕事のこととか。

このあたりはこの後話すことになるだろう。
男にだって、彼女が夜に他の男にチヤホヤされる仕事を
良しとしない感覚はあるのだ。]
(*12) 2024/05/11(Sat) 21:21:49

【赤】 会社員 雷恩

[目的語を抜かしていたことに、必死なルミの様子を見て
初めて気づく。]


 ?あー、「セックスが」って言わなかったか俺。
 俺への気持ちは疑ってなかったけど……
 くく、慌てて「好きだもん」って、かっわいーの、


[目的語を補完してからの予想は
当たっていたと言うべきか。
処女ではないことは挿入した段階でわかっていたが]


 うんわかった、そっからか。
 そーだよな、好きな相手と気持ちいいセックスっての
 知ってたら、俺に執着するこたなかったよな。


[下方に向かった手は秘所を解すに至らないまま止まった。
もう一度上に向かい、両手で背を抱き締める。]
(*13) 2024/05/11(Sat) 21:22:25

【赤】 会社員 雷恩



 アソコが痛いのに慣れてるなんて
 もう絶対言わせない。

 痛い内は俺も痛いから挿れない。

 つまり、ルミが気持ちいいってなったら
 挿れたいってこと。


[ルミの肩に顎を乗せた。
首筋に軽く口接けを落とす。

背をゆっくりと撫でながら、痕がつかない位の弱さで
何度も首筋や耳を啄んだ。

剥き出しの性器は再び兆していたが、それを殊更
誇示したりはしない。*]
(*14) 2024/05/11(Sat) 21:24:19

【赤】 従業員 ルミ

 

[ 痛みも傷も他人には決して見えない。
  どれほど交わってもどんなに近付いても、
  言葉にし難いものだってあるのだろう。

  経験していないことを警戒出来ないように
  得たことのないものは想像出来ない。 ]


  …うん、わたしだけ。


[ 満足げにふにゃ、と頬を緩めて頷いた。
  後は住居や仕事のことを決められれば完璧だ。

  ──この後今後について話し合うことになれば、
  必然的に自分の" 夜のカフェ "も話すことになるか。
  さすがに恋人には胸を張って言える気はしないので
  店の詳細がバレないことを祈るのみである。 ]

 
(*15) 2024/05/11(Sat) 22:14:51

【赤】 従業員 ルミ

 

[ ここにきて好意を疑われているのかと思ったけれど、
  自分の思い違いだったらしい。
  縋りついていた指先から力を抜いて、息を吐く。 ]


  よ、よかった……
  セックスは別に、好きじゃない。
  でもお兄さんとならしたいって思うよ。


[ 処女ならあんな凶行には流石に及べなかっただろう。
  客とは決してそんな関係になったことはないが
  それ以外の男とは何度かしたこともある。

  内臓を押し上げられるような、妙な感覚だった。
  ああそういえばシフト載せてないなあとか
  次の自撮りどうしよう、と考える余裕があるほどに。

  " 好きな人とするもの "だという知識はあった。
  自分には適用されなかった言説だが。 ]

 
(*16) 2024/05/11(Sat) 22:14:56

【赤】 従業員 ルミ

 

[ ところで今、彼はかわいいと言ったか。
  今まで飽きる程に聞いてきたその言葉が鮮明に聞こえて
  なにも言えず、聞こえなかったふりをする。
  頬がじわりと熱を持った。

  平常を保とうとして、今度は両腕で背を抱き締められ
  否が応でも体がぴしりと固まる。

  なんだこれは。夢を見ているのかもしれない。
  毎日見ていた叶う筈もない夢が現実になって
  雨のように降っている。 ]


  ……お兄さんもさっき、痛かった?
  ご、ごめんね……。

  でも今までわたし、気持ちいいってなったことないし
  たぶん、不感症……とか……


[ しかしそれでは彼が一生セックスをしてくれないのか。
  自分が気持ちよくなったら挿れたいと言われても、
  そんな経験は一度も──── ]

 
(*17) 2024/05/11(Sat) 22:15:01

【赤】 従業員 ルミ

 


  ッひゃぅ、


[ 肩に心地いい重みが乗っかって、
  次に首筋へ彼の唇が軽く触れ、くすぐったさに声を零す。

  背中を撫でられるのは好きだ。
  けれど、何にも守られていない首筋や耳を啄まれると
  なんだか背筋や体がそわそわする。 ]


  ん、ふふ、 
  くすぐったいよ、お兄さん…


[ 大型犬が甘えているように見えて、
  思わずやわい皮膚を啄む彼の頭をふわりと撫でた。
  えっちなことが出来ないから甘えているのかと
  勘違いをしたまま、こそばゆさに身体が跳ねる。

  少し身じろいで、目が瞬いた。 ]

 
(*18) 2024/05/11(Sat) 22:15:05

【赤】 従業員 ルミ

 


  …………お、お兄さん、って
  わたしで勃ってくれるんだ……。


[ 決して押し付けられたりしたわけではないが
  当たってしまえばさすがに気付く。

  動揺を露にして、反射的にそう零した。
  てっきり刺激しなければ兆さないと思っていたのに、
  触れなくても固くなっていることに驚いて。* ]

 
(*19) 2024/05/11(Sat) 22:16:13

【赤】 会社員 雷恩

[物語なら、一区切りがついた後の会話や
諸々の手続きは飛ばしてしまえるが、現実にいる二人が
約束通り「ずっと一緒」にいる為には
様々な条件をクリアする必要がある。

たとえば「道端で偶然ルミが転ぶのに居合わせて
自宅まで送っていくことになった」というメールの続報。
そのまま実家に連絡がなければ異変が起きたと
すぐに動くのが笹倉の家族だ。

たとえば住居の問題。
関連して服や生活用品、通勤の扱い。

たとえば踏み込まずにいたルミ自身のこと。
――その性を商品とする仕事に就いているなら
正直抵抗があると伝えざるを得ない。

それから、それから。]
(*20) 2024/05/11(Sat) 23:04:00

【赤】 会社員 雷恩

[監禁して薬を盛るまで思い詰めたルミが
少なくとも今晩この部屋でひとりでいられるとは
思えない。

そうした話し合いが必要であるということは
頭で計算済みではあるが、今ここには
上等なソファの上でセックスを中断して性器を晒した
ままの男女がいる訳で。]
(*21) 2024/05/11(Sat) 23:04:48

【赤】 会社員 雷恩


 好きじゃないなら無理するなって思うけど、
 俺とならしたいって思ってくれてんのは嬉しい。


[好きじゃないと評するまでに一体何度誰かのものを
受け容れてきたのだろう。
大切に扱われた経験に乏しいことは口ぶりからわかる。

経験していないことへの当事者意識が薄く、
経験したことがスタンダードだと思い込みがちなのが人間だから、

セックスによってその相手のもの扱いをされた場合、
セックスによって相手を所有することを求めても可笑しくない。]


 つまり、「したい」って思ったのは俺が初めてって
 ことで合ってる?


[好きじゃなくても自傷目的でしたいと思う場合もあるかも
しれないが、男にはその価値観は頭にない。]
(*22) 2024/05/11(Sat) 23:05:20

【赤】 会社員 雷恩


 痛くしたかったんだろ?
 そういう意味の「痛い」を狙ったんじゃなきゃ、
 さっきのやり方は痛いって知らなかったってことで、
 謝ったらルミが長いこと頑張って今日をつくったのも
 否定することになるから謝んな。


[これだけの容姿で「かわいい」が言われ慣れていないことは
ありえないだろうが、少々バグっているようなぎこちなさが
現れる。

そこもまた可愛いと思った。
口に出ていたかもしれない。]


 気持ち好さを知らないんなら好都合かな。
 俺の為に取っといたって思っとけ。


[くすぐったがる様子に目を細める。
不感症が身体機能から来るものならこんな軽い触れ合いで
反応することはないだろう。
今までの相手がロクに愛撫をしなかったのもあるだろうが
精神的な理由で感じなかったというのもありそうだ。]
(*23) 2024/05/11(Sat) 23:06:36

【赤】 会社員 雷恩



 右はくすぐったい、と。
 左は?

 ……首よりやっぱ耳の方が好さそう。


[顔を収める頭を反対の肩に置いて、ちゅ、と音を立て始める。
耳にその音が届くように。

そうやって身動ぎをしていると、図らずも
又坐の変化に気づかれたようで。]
(*24) 2024/05/11(Sat) 23:07:13

【赤】 会社員 雷恩



 さっきは擦られたから充血して
 俺の意思関係なく勃起したけど、
 今のは純粋にルミに反応してる。


[ばつが悪そうに一瞬目を逸らしたが、
指摘を受けても萎むどころか質量を増していく。

首と耳を啄むことで分泌された唾液が、
喋る時に興奮で粘性の糸を引いたのは、
ルミに見えているだろうか。

背を撫でている手は感情の赴くままに動いているのではなく
ルミのツボを探している。
肩甲骨の内側から、尾骶骨、脇腹と動く手は
最早支える目的を果たせていない。**]
(*25) 2024/05/11(Sat) 23:08:29