人狼物語 三日月国


82 【身内】裏切りと駆け引きのカッサンドラ【R18G】

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【秘】 ディーラー サダル → オーバーワーク ラサルハグ

──ああ。

悟る。
私と貴方は、きっとずっと平行線。どうあっても交わることがないのだと、『エンヴィー』は確信する。

「…………そうだね。それでいいと思う」

人の手を取って引き上げられるような人間だったなら、貴方に何かしてあげられたのかな。
私は人を騙し、裏切り、傷つけることしかできないから。貴方に対して切れるカードがない。

ここまできても女の胸から嫉妬が消えることなどない。
それでも、"寂しい"が確かに奥底で顔をのぞかせていた。

己の目的の為なら味方を、貴方を切り捨てることだって考えているのだから、こんな感情を抱く資格などないのだけれど。

……だから。

(-284) 2021/07/05(Mon) 14:52:12

【秘】 ディーラー サダル → オーバーワーク ラサルハグ

「……二人とも納得しちゃったし、この話はおわり」

持っていたグラスをとん、とテーブルの端に置いた。ぐらぐらと揺れたまま水面を尻目に女は懐からトランプを取り出す。

「スロウス。言った通りカードゲーム教えてあげる。
もしかしたらこれからカジノに行って情報収集したり人脈を広げたりする可能性だってあるだろう?覚えておいて損はないよ」

あっけらかんとそう言い放ち、慣れた手つきでカードをシャッフルしていく。貴方の返答さえも待たずに。それで決定だと言わんばかりに。

自分は貴方の手を取って別の場所に引っ張ることなんてできない。でも、何も残せないのも悔しいし腹立たしい。
だから私に持っているささやかな知識を押し付けてしまおう。この経験が今後活きても活きなくてもどちらでも構わない。

悲しくて、寂しくて、妬ましいから。

澄んだ水のような貴方に私という『傷』を、つけたいだけ。
(-285) 2021/07/05(Mon) 14:53:02
自称催眠術師 キエは、メモを貼った。
(a104) 2021/07/05(Mon) 15:06:19

テンガンは、”慣れていなさそうな客”は『標的』なのか、と考察する。
(a105) 2021/07/05(Mon) 15:08:37

【独】 ディーラー サダル

き、キエ!!!!!!!!
(-286) 2021/07/05(Mon) 15:09:39

【独】 ディーラー サダル

えっキエしろたえさんだと思うんですけどしろたえさんこういうキャラ作るんですか?マジ?

いやしろたえさん胡乱のイメージ強いから……予想できてなくて……オオオ……キエ……
(-287) 2021/07/05(Mon) 15:10:39

【独】 ディーラー サダル

えーーーーんグラトニーーーースロウスーーーーキエとゲイザーとハマルは優しくしようよーーーーえーーーーーーーーん
(-288) 2021/07/05(Mon) 15:12:31

【秘】 翠眼の ダビー → 陶酔飛行 バーナード

あなたを「悦ばせることができた」のだと捉えるほどに蕩けてしまった思考は、その笑いの後に浮かんだ性質の異なる表情を見てかこれからの悦楽を予感してか一度ほんの僅かだけ快楽の海から残った理性の一欠片を表出させる。あなたを形作るもののほとんどを知らない青年はその後吐息と唾液の内に言葉を奪われて気を失うまで啼き続けることになるのだが、
それでも意識の端、理性の一欠片にその言葉と『答え』を抱えることになるだろう。


内壁をかき乱す昂りを締め付ける肉では明確な意志表示になりようもなく、突き上げられる度にガクガク震える足腰ではあなたを落ち着いて見つめることすら困難で、だから腕ばかりが強くあなたの背に縋り抱き寄せて爪痕を残す。快楽の熱で滲んだ涙と互いの汗や白濁が混ざり合う時間は
例え間違っていたのだとしても
幸福に満たされていた。



──…次に意識が浮上したのは煙草の匂い故かもしれない。

状況を理解できず暫く天井を見上げていた青年が身体を起こそうとして腰の痛みに呻いて、あなたからの問いに分かりやすく抗議の視線を向ける。
これは痛みに対してであって抱かれたこと自体に文句はないらしい。


「…
お…っ、
起き、た。バーナード、」

喉が若干枯れていたことに話そうとしてやっと気付き、一度軽く咳払いをしてからあなたを見遣る。おはよう、ありがとう、最低だ…それらすべてが自分の心情をどれも完全には表現できないような気がして、それきり黙ってあなたに向けて手招きした。
(-289) 2021/07/05(Mon) 15:23:38

【秘】 ディーラー サダル → 翠眼の ダビー

女は貴方の全てを受け入れます。
頬に手を添えられ、顎を持ち上げられ。

緑色
の視線が絡み合う。

「……あは。
かわいそう。

そんなこと言われたの、初めてです」
だめだよ、それじゃあ。

女は笑う。
いつもの勝負師としての厚い仮面ではありません。
力が抜けて、眉が下がり。恐る恐る野生動物が相手を確かめるような、そんな雰囲気の。

「……嫉妬ですか。貴方がそんなものを抱えているとは思わなかった。
そのような事を仰るならね、ダビー様……」

私だって、貴方に嫉妬しています。


「思慮深く、器の大きな方。でも、時にここ一番の大勝負に出られるほどの勇気も持った方。
沢山沢山、私にないものを持っている。

たまらなく眩しくて、羨ましくて、妬ましい」

(-290) 2021/07/05(Mon) 15:43:38

【秘】 "嫉妬"の サダル → 翠眼の ダビー

「……本当に、よろしいのですか?」
これが最終通達だ。

女は不安そうな声をこぼします。
判断を見誤らないでよ、ダビー。

「私は醜い嫉妬のために人を底に引きずり込む共犯者となり、それでも真相に怯んで逃げ出した関係者……純粋な客人も関係者も裏切った、正真正銘蝙蝠の如き身勝手な裏切り者です」
私は味方をも騙す裏切り者。

実際、女は今ここで貴方の味方ですと差し出せる確かな証明がありません。
だから、貴方はやはり"賭け"を迫られているのです。
チップはお前自身。

この女を信じるか、信じないか。
負けたら全てを没収しよう。

「……さあ、お賭けください」
降りることは許されない。

女は今以上に体の力を抜きました。
それはまるで審判を待つ罪人のようで。どのような判決も受け止める事でしょう。
さあ、勝負だ。

濁り切った女の眼。嫉妬の緑色が、貴方を見つめています。
(-291) 2021/07/05(Mon) 15:44:31

【秘】 陶酔飛行 バーナード → 翠眼の ダビー

「おう。なんだ、まだ抱かれ足りなかったってか?」

抗議の視線に知らんぷり。
抱かれれば痛い。当然の節理である。
そう言いたげ──でもないのだが、すぐこう言う憎たらしい発言が口をつくのもこの男だ。

貴方が表現に困惑している事なんてつゆ知らず、ただ手招きされれば煙草を灰皿に押し付けて、手の届く距離に寄ってきた。
ビンタや拳はちゃっかりガードする気で考えている。
(-292) 2021/07/05(Mon) 16:08:55

【独】 自称催眠術師 キエ

「嫌だ、違う。そんなことはなかった。
 今までに一度もありませんでしたよね。
 だって僕には"そんな記憶はない"ですから。
 精々我慢できるボディタッチくらい。
 それだけでたくさんのお金がもらえるんです。
 きっと僕は優秀な催眠術師で、
 だからあんなにお金を払ってくれているんだ。
 そうに違いない。んです」
(-293) 2021/07/05(Mon) 16:11:11
キエは、嫌な記憶を思い出さないよう、何ごとかつぶやき続けている。髪の毛は元気に光っている。
(a106) 2021/07/05(Mon) 16:11:24

【人】 凄腕占い師 キファ

>>2:202 ハマル

「……なるほど。
 ハマルの故郷では夜の王と言うのか、みんなは選ばれるために鎬を削る、と」

異なる民族の文化に興味を示しながら、今までの彼らの歴史に想いを馳せています。

「そうだね……」

あれこれと興味が移ろうハマルに対して、キファはいつも通りに周囲をぼんやりと見渡します。
色とりどりのギャンブルがあれど、その中でふたりで遊べるギャンブルとなれば──

「これがいいかな。これなら、ふたりでも遊べそう……大丈夫?」

ポーカーを遊ぶためのテーブルに近付いて、あなたに問い掛けます。
(76) 2021/07/05(Mon) 16:12:10

【独】 ディーラー サダル

じいや〜〜〜♡♡♡
(-294) 2021/07/05(Mon) 16:14:03
サダルは、子供化中のことを覚えていました。
(a107) 2021/07/05(Mon) 16:15:52

【人】 凄腕占い師 キファ

>>2:200 ニア

「どういたしまして」

お礼の言葉に対して、気安くオッケーマークを作って返しました。
相変わらずのポーカーフェイスのままではありましたが。

「青か。ありがとう、憶えておくよ……」

言われたからには、意識しておこうかなと青いものをいくつか思い浮かべました。

「……さて、これで水晶占いも終わり。
 私が力になれたかはわからないけど、良いことあることを祈ってるよ……」
(77) 2021/07/05(Mon) 16:16:36

【神】 ディーラー サダル

「……はっ」

ふと、我にかえります。

「…………。
…………$○*々〆=%#〜〜〜ッッッ!!!」


ぱし、と自分の手で自分の口を隠します。
ばっちり覚えていました。自分が何を口走っていたのか、全部。
本当は雄叫びあげて部屋を飛び出しそのまま海に身投げしようかとも思いましたが、自分はディーラー。常にクールでいなければなりません。

固まっただけでなんとか済みました。
そう、クールに。クールに……
(G69) 2021/07/05(Mon) 16:20:33
サダルは、1680万色に輝く髪の毛を握っていることに気づきました。
(a108) 2021/07/05(Mon) 16:20:59

サダルは、キュウリにびっくりした時の猫みたいになりました。
(a109) 2021/07/05(Mon) 16:21:19

【赤】 ディーラー サダル

「…………あーあーテステス。グラトニー。スロウス。聞こえますか。
ああ、いえ。些細な連絡なので聞かなくてもいいんですけど。

私が薬飲んでる間に喋ったことは忘れてください。

忘れてくださいお願いします。

切実に!!!


……以上です。それでは、また」

通信はそれきり切られた。動揺しすぎて口調が表向きのままだった。
(*74) 2021/07/05(Mon) 16:27:32
テンガンは、サダルのことをとても温かい目で見た。(通りすがり)
(a110) 2021/07/05(Mon) 16:32:49

サダルは、大人なのでテンガンにクールな笑顔で返しました。ニコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(a111) 2021/07/05(Mon) 16:38:01

【人】 オーバーワーク ラサルハグ

>>69 テンガン

「そっか」

殆ど独り言のように、ぽつりと呟いて
同じく視線を水面に落とし、考えるような間。

「……そうだね」

もう一度そちらを見て、短く肯定した。

「逃げ場が無い、のは…謎も、私達も、同じ事だ
きみは……きっと、私よりずっと、強い、し…真実に近い、
或いは、その…より確かに、近付く意思があるのだと、思う。」

「でも…だからこそ、気を付けて」

もう一度、憚るようにやや眉を下げて
それから、来た時と同じように、ふらりと腰を上げた。

この船は、興味本位で関わるには
少々腹に抱えたものが大きすぎるのかもしれない。
そしてこの日の夜、予感は確信へと変わる事になる。
(78) 2021/07/05(Mon) 16:50:00

【独】 オーバーワーク ラサルハグ

もちろん、この船の事などではなく。

あなたの事を言っているんだ、テンガン。
(-295) 2021/07/05(Mon) 16:50:38

【独】 魔眼の テンガン

/*
ナフ音水、バーナードダビームルイジの辺りにポルねき、もちちゃん、うにさん辺りが紛れてそう
サダルは……難しいな……櫻さんの辺りな気はするんだけど……
(-296) 2021/07/05(Mon) 16:51:47

【赤】 ワーカーホリック ラサルハグ

────そして、消灯時間を疾うに過ぎた頃。
簡素な連絡が共犯者の元へ届く。

「──『スロウス』より業務連絡です
取引、及び次の"標的"の身柄は無事完了しました。
これより研修の為の準備が始まるでしょう。
研修に関しては、できるならあなた達二人に任せたい。
僕は彼に随分と嫌われてしまったようなので。ただ…」

調べによれば、彼は一部記憶処理を受けています。

要点はこちらで纏めておきました。必要であれば参照する事。
それを再び顕在化させるような行為はよく考えて行うように。
せっかくこうして修復され、戻ってきた玩弄物を
またすぐに壊してしまっては芸が無いですから」

連絡事項を簡潔に伝えて、報せは一度打ち切られるだろう。
この船の夜は深く、そしてこれからだ。
(*75) 2021/07/05(Mon) 16:58:05

【秘】 ワーカーホリック ラサルハグ → 食人嗜好者 アルレシャ

/*

以下、バーナードPLさんより頂いた情報開示からの引用です
お二方が何処まで把握されているかわからないので念の為回しておきますわ。

「半年前に潜入任務を行ったが、失敗して従業員になったものの抵抗の意志が強くやり過ぎた結果壊れた為、直す&愉悦提供として船側に一度記憶処理をされ、半年前と同じ諜報員だった頃に戻されている(本人に自覚はない)状態」


・従業員の面子はこの情報を知っていても知らなくても構わない(ただし狼レベルの者なら調べれば容易に閲覧できる/共有もして頂いて構いません)
・肉体的には壊れた時から表立った傷を消した以外の大きな変更はない
・前回壊れた為、今度は壊れ辛いように精神強度の引き下げ、感度、本人の個人的なトラウマ(過去の恋人関係)を引き上げ調整し直されている
・(ここは役職に関するものなので一応伏せておきます)
・記憶が完全に戻る予定は未定(やるなら墓落ち後後半と想定してました)
・フラッシュバック自体は割と起こります(写真見て固まってたのもそれ)
(-297) 2021/07/05(Mon) 17:00:23

【秘】 ワーカーホリック ラサルハグ → ディーラー サダル

/*

以下、バーナードPLさんより頂いた情報開示からの引用です
お二方が何処まで把握されているかわからないので念の為回しておきますわ。

「半年前に潜入任務を行ったが、失敗して従業員になったものの抵抗の意志が強くやり過ぎた結果壊れた為、直す&愉悦提供として船側に一度記憶処理をされ、半年前と同じ諜報員だった頃に戻されている(本人に自覚はない)状態」


・従業員の面子はこの情報を知っていても知らなくても構わない(ただし狼レベルの者なら調べれば容易に閲覧できる/共有もして頂いて構いません)
・肉体的には壊れた時から表立った傷を消した以外の大きな変更はない
・前回壊れた為、今度は壊れ辛いように精神強度の引き下げ、感度、本人の個人的なトラウマ(過去の恋人関係)を引き上げ調整し直されている
・(ここは役職に関するものなので一応伏せておきます)
・記憶が完全に戻る予定は未定(やるなら墓落ち後後半と想定してました)
・フラッシュバック自体は割と起こります(写真見て固まってたのもそれ)
(-298) 2021/07/05(Mon) 17:01:17

【赤】 ディーラー サダル

「うん、わかった。ありがとうスロウス、お疲れ様」

淡々と返す。

「すぐ壊さないようにか……難しいね。少し考えておくよ。公開抽選で連れてこられた人を見てからでもいいだろうし。夜はまだまだ長いのだから」

自分は激情のままに、そして欲望のために動いている。
どれだけ相手を傷つけて心を折るかを主に考えているから、今回は加減に気をつけなくては。
共犯者のまとめてくれたデータを見ながら悩み、一旦置いてスロウスを労った。
(*76) 2021/07/05(Mon) 17:12:38

【秘】 ディーラー サダル → ワーカーホリック ラサルハグ

/*
あらーーーーーあらーーーーーーーーーーーーーーー
愉悦ですわね

丁寧なまとめありがとうございますわ!とっても楽しくなってきましたわね〜〜〜
(-299) 2021/07/05(Mon) 17:15:09
キエは、そろそろ治るといいね。
(a112) 2021/07/05(Mon) 17:17:51

【赤】 食人嗜好者 アルレシャ

「本当に薬にどっぷりかかっていたのだなあ」
自分も決して影響を受けていなかったわけではないが、気軽にお気楽に、少し前の通信を受けてにこにこ。

そして、大事な連絡を受けて通信機に応答した。

「嫌われた? ふふ、だれにでもかの人はアイロニカルな反応をしめすのじゃないかい。
 時が来るまで、それにVIPのリクエストがあるまでそれは少し置いておこう。
 我々の誰が上の不興を買うのか、いつどうなるかはわからないのだしね」

送付された資料をもとに、しばし考え込んでいるような間があった。
少しばかり思いつきはあったようで、続けられた声はそう困ったふうでもない。

「あたらしいことでもしてみればいいのかもね。過去の心傷を引出さぬよう……。
 VIPが再び壊れゆく様子を見たいと言い出さないことでも願おうか。
 お疲れ様、『スロウス』。きみにしばしの休息のあるように」

二人に続いて、やはり『グラトニー』の通信も切れた。
(*77) 2021/07/05(Mon) 17:28:23

【秘】 陶酔飛行 バーナード → 檻の中の華 ナフ

「そりゃあ律儀にどうも。ずっと毒でも飲み続けて生きてでもきたかい?その調子で他の事も喋ってくれるといいんだがね?」

さすがに現時点で全てを答えるなんて思っていない。むしろ毒以外の耐性がない、と言う時点で一瞬眉を顰めた。それだけ舐められているのか、考えなしなのか、根がお人好しなのか。──考えた所で、やるかやられるかの世界だから覚悟を決める場面だが。

無駄に暴力を振るった所で、自分へも毒が回る。我慢比べ、と例えたのもあながち的外れじゃないどころか、下手するとそのままだ。とにかく、今飲ませた薬の効果で反応を見て、効果的な方を、と試行していた際、唐突に手を掴まれて、唇を奪われる。
(-301) 2021/07/05(Mon) 17:28:25

【独】 陶酔飛行 バーナード

ホンマこのダイス バカタレ
(-300) 2021/07/05(Mon) 17:28:46

【秘】 食人嗜好者 アルレシャ → ワーカーホリック ラサルハグ

/*
情報ありがとうございます!
他の墓下者と同じくVIPを通してPLさんの意向聞きは再度やりつつ、
いただいた情報を元に組んでいきましょうか。
ランダム吊りで誰がシュッて消えるかわからないのでアイデアだけ温めつつ……。
やりとりお疲れ様ですわよ!
(-302) 2021/07/05(Mon) 17:31:19

【秘】 陶酔飛行 バーナード → 檻の中の華 ナフ

「……んっぐ、っあ!?」

余りに品のない罵声が飛んだ。先程からする頭痛のせいか、ガキ扱いしていた相手のせいか。とにかく調子が悪いにしたって、余りにも隙があり過ぎた。

貴方に半分自分に半分、と言った盛大な舌打ちをしつつ、苦々しい顔をする。相手が毒に耐性があるように、己だって一切耐性がない訳ではない──が、麻痺毒まで入ってる状態だと、既に催淫薬の効果が今飲んだ己にすら出ているのに気付き、劣勢になりかねないのも理解した。

「ガキ扱いしてた奴相手にこうするとは思わなかったがな。ったくよ……大人しく鳴かされとけ。正解は“両方入ってる”だ。今の俺の言うと信憑性が違うだろ?」

仕方ない、と押し倒して貴方の腕を取って、頭上にひとまとめにして縫い付けながら馬乗りになろうと試みる。
(-303) 2021/07/05(Mon) 17:34:12

【人】 食人嗜好者 アルレシャ

十本目の薬が飲み干されたのを確認すると、女はどこか意気を失ったように地下を離れた。
ひとたびの騒動を終え、ころりと元のサロンへと戻る。
乗客たちはまだ踊り明かし、音楽を楽しみ、優雅な時間を送っている。
どうしてもそれに混じり切ることは、できない気分だった。

「……私はこれからどうすべきなのかしら。
 見ていないふりをするのは耐えられないけれど、何が出来るのか、なんて……」

事実を知り、真相を識りはしたけれど。それに対抗するすべがあるというのだろうか。
誰に、どのように、どうやって?
落ち込んだ心を鼓舞するように、火を付けるようにキールsakeに手を伸ばす。
(79) 2021/07/05(Mon) 17:34:44

【秘】 翠眼の ダビー → 陶酔飛行 バーナード

「は?逆だ馬鹿、盛りのついた獣でももう少し節度がある。配慮と自制と常識をもう少し学んでみたらどうだ?あなたが知っているかは分からないが、商人は基本的に軍人並の体力を持っていないものなんだ。」

こちらも売り言葉に買い言葉、相も変わらず減らず口を叩いているが声は全体的に掠れ気味だ。あなたが届く距離に寄ってきたのであれば寝転がったままで手を伸ばす。許されるのなら指を絡めるだろうし、許されないのならしわ一つ分の距離を前に止まる。いずれにしてもふっと鼻で笑ってあなたを見上げているだろう。

「肉弾戦も勝てない、体力的にも難しい…置いていく方法なんて考えるだけ無駄だな。何をどう押し付けるか考えたほうがよっぽど有意義だ。そうは思わないか、バーナード?」

置いて行かれたくないならついてくればいい、今みたいにお前の足で寄って来い。その代わりついてくるのであれば色々押し付けるから覚悟しろ。

置いて行かないなんて誓うような仲でも環境でもない今、投げかけられるのはこの程度の言葉だけだ。それでもあの情事の中で伝えられなかった答えの一端であることに変わりはない。
(-304) 2021/07/05(Mon) 17:35:13