人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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【見】 カストル と ポルクス

>>@4
「よし、シトゥラに施してやろうか」
『え〜……』


『恵むぅ?だったらルヴァ団長とか、ブラキウムとか』

「戦果報告、か……スピカに見せたら驚くかな?」

「……人間、飼いたそうにしてたじゃん?」
『ルヘナ呼ぶ?』

『「う〜ん、獲物……」』
(@6) 2021/06/02(Wed) 16:34:02
ラサルハグは、捕獲された。狩猟完了です。
(t9) 2021/06/02(Wed) 16:47:47

【見】 わるいおとなの ラサルハグ

>>@5 >>@6 元気な双子たち

「とられたー」

ネットにかけられ、布をかけて繋がれました。
捕獲された大人は暴れることも怒ることもなく、楽しそうに微笑んでいる。

「この落とし穴を作ったのは貴方たちかな。随分良くできているね。
飼う……にしても、人間とはいえ私は大人だよ。貴方たち、大人は怖くないの?」

面白そうにまじまじと観察しつつ、声をかける。面白そうなので。
(@7) 2021/06/02(Wed) 16:48:03

【人】 褐炭 レヴァティ

「ほいほほ〜い
 まだ食事もらっとらん子は居らんですかいね〜?
 今からもらう子はサァビスで
俺ん皿の
イチゴつけちゃるよ〜」

 食堂の騒ぎが落ち着き、日常が始まった頃。
 レヴァティは今日も、適当な誰かに何かプレゼントし、
 マイペースに朝食を取り始めた。

 
今日のサラダは枝豆入り。

 
レヴァティは最後の一皿になるまで手をつけないでいる。
(4) 2021/06/02(Wed) 16:49:01

【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ

>>1 ルヘナ

「……ぁ」

 ルヘナ、と口だけ動かせば
 ボロボロとこぼれた涙を拭い切ることができないまま
 あなたのことを前髪越しに見やる。

 包帯を巻いているが滲んでいる赤はわずかで、
 それさえなければ無事な様子が見れるだろう。

「も、う来たの……? おはよう、ルヘナ。
 一日いるつもりだったけど驚いた、
 朝から読みたい本でもあったぁ?」

 盗み聞きをしていたあの部屋でだしていた甘い声。
 子供らしさを隠さず懐っこく口元だけ笑っているが、
 涙はいつまでも止まらない

「ごめんねぇ、ちょっと嫌なことがあってさー
 ……泣き止むまで待ってねぇ」
(-7) 2021/06/02(Wed) 17:08:26

【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ

>>-7 シトゥラ

 膝を抱える貴方のそば、ざっと身体の様子を伺って
 ……頭の包帯に滲む血以外の分かりやすい負傷がない、と
 気付いてすぐに膝をついて視線の高さをあなたに近づける。
 前髪で隠れていても流れ続ける涙は見えたから、
 恐る恐るあなたの両頬に手を添えて、
 親指であなたの目尻に溜まっては流れる涙を拭う。

「お前が描いてくれた絵、
 ここに置き忘れてたから取りに来たんだ。
 すぐに泣き止まなくていいさ、寧ろ泣ける時に泣いておけ。

 ……なあ、夢じゃないんだよな。
 ここにいるの、シトゥラなんだよな……?」
(-8) 2021/06/02(Wed) 17:17:33

【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ

>>-8
 涙を拭われながら不思議そうに首を傾げる、
 何度か鼻をすすればだんだんと落ち着いてくるが
 かなりの時間泣いていたのが見受けられる
 
「だからなんで。幽霊でも見たような言い方をして。
 食堂に行けないだけだって言っただろ」

 どうして夢のようだと言われなければいけないのかわからない、
 確かに暴力沙汰になるとして死ぬ可能性はどこかにあったかもしれないが、自分は約束は守ると言い続け無事に戻ってくることは説明はしたと思いこんでいた。

 『大人に頼んで怪我を治してもらう』なんて、
 狼のような真似をしていた自分達でないとできない褒美ではあったと思うけど

「頼んでくれたら、いつでも……ぁー……そういえば。
 本当に早く来ちゃったね、みんなが『見』える日。
 変なの、コロコロ指示変えてさぁ、
 ここの大人は何をしたいのかわからないなぁ〜…」

 へらへらと笑う姿は少しだけ痛々しくて、
 とぼけるようないつもの様子ではなく
 無理をしているのがわかりやすい

「……大好きだったのに…勝手で、
 ずっと……信じてて、甘えてたボクが馬鹿だった。
 構ってあげられなくてごめんねぇ?」
(-9) 2021/06/02(Wed) 17:37:58

【見】 カストル と ポルクス

>>@7

「大人かなたぶんそうだと思うんだけど」

『ちょこっとみえた、赤いよ』


「あ、やっぱり子供は飼っていいのかも」
『シトゥラは喜ばないかな……』

「でもクマじゃなかったね」『残念』

『怖いかも、なんかひどいし』

「ここ虐待多いもんな」

『「 人間じゃないかも 』」


『喜んでくれるか……な……?』

「なんかブラキウムっぽくていいな」

埋める?
埋めるのが安全か……?


『あっちゃんと閉めなよ。音が出すぎる』


「点検した」
『凄い』


『……あっ生餌』

天才


もうだめかもしれない。
(@8) 2021/06/02(Wed) 17:53:29

【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ

>>-9 シトゥラ

「あれを本当のことだと受け取るのは無理があるだろ。
 俺は、お前が殺されるだろうって、思って……
 殺されなくても、ひどいことになるだろうって、
 
……五体満足で戻ってくると、思えなかったんだよ……


 段々手の震えと目頭の熱さが生じるも、あえて見ない振り。
 何があってもどうなっても許すとは言ったが、
 それは心痛まず受け入れられると同義ではなくて。

 それからあなたの言葉を聞いて、そこに滲むものを見て。
 ……『味』を見るまででもない無理を知って、
 あなたの涙を拭った手をするりと動かし背中側に回す。

 ここにあなたが存在することを確かめるように滑らせた手に、
 その後あなたの輪郭に縋るように力がこもる。
 あなたが痛くないよう気を遣いながら、
 それでいて少し痛くてもいいだろうと判断した程度の力。

「大人のことも子供のことも俺はよく分からないけど。
 お前が何か黙っていることは分かるよ、シトゥラ。
 無理してまでするような隠し事か? 必要なことなのか?
 それは、俺には言えないことなのか?
 どうせ俺達しかいないし誰にも言わない、だから
吐け
(-10) 2021/06/02(Wed) 18:01:37

【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ

「何を黙ってるかわからない」

 ぽつりとつぶやいてあなたを見上げる、
 潤んだ瞳がかち合い、また揺れた

「ボクは何を言っていない?
 ボクは何を隠そうとしていた?
 ルヘナに食べきってほしくないからああ言ったけどさぁ。
 何が残ってるんだよ」

 不安そうに確かめる手が求めているものがわからない。
 あなたが知りたい自分がわからない。
 震える手を好きにさせながら、力が籠もった手にすり寄った

「伝えていないことってなに?
 知りたいことってなに?
 言われたことしかやらなかったからわかんないし
 嘘もついてないし、やりたいことしか見せてない。

 わかったのは言われたことしかできない子は
 愚かで馬鹿だったことだけ。

 みんなを見ないのも大人に言われたからだけじゃない、
 本当にみんなを見たくなかったから。
 でも見たくなかった理由はすべて勘違いだった」

 これが黙っていたことになるのか、シトゥラはわからない。
 自分の感情や感想を知りたがっている気持ちがわからない
 なぜならもう、事実は知られきってると思っている
 
致命的に説明不足なのを理解していない
(-11) 2021/06/02(Wed) 20:10:38

【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ

>>-10 >>-11
「大人のためにやってきたことは誰のためにもならなくて、
 やってきたことは求められてもいなくて、
 悲しませたり苦しませることしかしてこなかった。
 間違いだらけだった。

 ボクは…これを隠しているの?
 みんなボクが何もしていないことなんて
 すぐに暴いて知っていた思う。
 何もしてない、何もないよ。
 隠そうとも隠せるものもなかったんだから」

 ただ唯一話していないとするならば、
 それについて
嬉しい悲しい苦しい
を告げたことがないだけ。
 事実が皆知りたいのだろう、
 そこにシトゥラ自身の感情を必要だと一切考えていないのだ

「……なにか言っていないことはある?
 ルヘナにいったことも、結構勘違いがあっただろう。
 まともな大人になりたい内容は、少し変わったぐらいかな。
 まだわからないから勉強するけどぉ」
(-12) 2021/06/02(Wed) 20:15:46
ポルクスは、スピカの部屋を訪問した。(時刻前後不明)
(t10) 2021/06/02(Wed) 21:15:11

【秘】 『一番星』 スピカ → カストル と ポルクス

ノックに返事をしてから、暫くかかる。
頭では応対しなければ、と思っても、
体が動かなかった。

這うように床を移動して、ようやくドアを開ける。

「あら……カストルさん……どうしたの?」

スピカは、あなたに起こった異変をまだ知らないし、
この施設がいい方向に向かいつつあることも、
記憶や治療に対する"処理"が任意で選べる事も知らない。
頭の中は、彼の死に支配されていた。
(-13) 2021/06/02(Wed) 21:18:12

【秘】 カストル と ポルクス → 『一番星』 スピカ

あれ、スピカ死んでない?

『ひどい顔色、不味いんじゃないかな』

「どうしようか……オレお茶いれてくる〜」

パタパタと駆けていく長男。
一見なにも問題なさそうな、弟のほうが
ぬいぐるみを抱えて見上げる。

『分かった。どうも、
死んで……

 じゃなくて大分拗らせてたり?』
(-14) 2021/06/02(Wed) 21:34:31

【赤】 一人の少年 ルヴァ

あの部屋に、来る。

この日が来たのを知って。
最初に訪れたのは食堂でも森でもなく、
――ここだった。

大人からの指示を受け、
そして動く子供たちが居た、部屋。
ボードも、何もかも、綺麗に元の位置に戻っていて。
これも、何事もなかったかのようで、少しだけ、震える。

いつも座っていた場所に座り、
裏切者は、静かに、待ち人を待つ。
(*0) 2021/06/02(Wed) 21:37:42

【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ

>>-11 >>-12 シトゥラ

「……なんだ、俺達。お互いにそういうことだったんだ」

 すとん、と胸に落ちるものがある。
 当たり前のことすぎてすっかり忘れていた、
 表現されないことには出てこないものの存在。

 たっぷりあなたの言葉を聞いてから、背を数度優しく叩いて、
 小さくくすくす笑う。
 俺達、これだけのことを理解していなかったのかもしれない。

「なあ、まともな大人になりたい内容が変わったのは何故だ?
 何かがあって、何かを感じて、何かを考えて、
 そうしてその考えに至ったはずだ。
 俺はそこの『感じたこと』と『考えたこと』が知りたい。
 変わった理由が嬉しいことなのか悲しいことなのか、
 そういう
『人間らしい』部分を知りたかった
んだ、ずっと」

 何かを経験し、それによって変化する。
 それは知識の吸収以外でも当然生じるものなのだから。

「俺は、お前が喧嘩しに行くと聞いて、怖くなったよ。
 喧嘩ということは暴力だ、痛いことは苦しいし悲しい。
 どうしてお前が苦しい、悲しい、痛いと感じるようなことを
 しに行くのかが全く分からなかった」
(-15) 2021/06/02(Wed) 21:39:22

【秘】 『一番星』 スピカ → カストル と ポルクス

「半分死んでるといっても過言じゃないかも」


今の精神状態におけるスピカにとっては、
あなたたち二人は救いだっただろう。
想い人にはかえって弱い所を見せられず、
それ以外の人間ならば、
彼女は風紀委員スピカのペルソナを引っ張り出すことになったはずだ。

「食堂の話、聞いていないの?それでちょっとね……」
自分は大人が集まる前に逃げてしまった。
だから、彼がどのように扱われているかも把握できていない。
ただ、騒ぎになっていないことはないだろう、と考えて、言った。
(-16) 2021/06/02(Wed) 21:43:26

【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ

>>-12 >>-15 シトゥラ

「……頭の怪我で血が滲んで、ってことは殴られたんだよな。
 その上で今生きているってことはきっと前準備があったんだろ。
 でも、俺はそれを知らなかった、
俺には見えなかった……!


 お前の言葉の『味』が違ってさ。
 生きる気がない返答なのに、お前は未来の展望を語っていて。
 だから……やること、やりたいことしか分からなくて。
 どういう感情で、どういう思いでいたのかが分からなくて。
 
それがすごく苦しくて、苦しくて、怖かったんだよ……


 意識して吐き出そうにも難しい。
 自分だって、感情表現というものに慣れていないのだ。
 苦しい、つらいを吐き出せるようになったのもつい最近で。
 意識しながら、伝わるように、話していく。

「シトゥラ。俺がお前を『食いきる』日なんてきっと来ないよ。
 俺達には毎日色んなことがあって、毎日色んなことを思って、
 そんなことを馬鹿みたいに繰り返していく。
 
死ぬまでずっと、思考も感情も尽きることはない
んだから。

 だから俺にお前を『食わせて』。
 苦しくなかった? 辛くなかった?
 怖くなかった? ……悲しくなかった?」
(-17) 2021/06/02(Wed) 21:43:47

【人】 一人の少女 ブラキウム

早朝の食堂

「……悪い大人はもう居なくなったんだってさ。
明日はもう、やってきたのに」

大人の元から戻ってきたブラキウムは、昨日と同じまま。
――けれど、二度と元には戻らない明日をこれから歩むことになる。
行きつく先は地獄かもしれない。

「僕は君が祈った明日のために大切なものを守るよ」

だからそれがどうしたと言ってやろう。
それくらいで負けるなんてあり得ないと確信できる。
懐の銀がいつまでも錆びないようにきっとあなたも色あせない。
だからあなたがいつギムナジウムを見ても『ありがとう』と言えるようにしよう。
明日も明後日も僕はここに居る。
ここでみんなと生きていく。
今度はもう大事なものの手をずっと離さないように。
愚かな子どもはもう焦らない。
遅々とした歩みでも毎日おとなになっていく。

「おやすみなさいサルガス。いい夢を」

もうすぐ今日のおはようが訪れる。
ブラキウムの空色の瞳の中にはっきりと
あかい金魚
が泳いでいた。
(5) 2021/06/02(Wed) 21:54:56

【赤】 徒然 シトゥラ

 いつの時間だっただろう、
 シトゥラがここにたどり着いたとき
 彼の頭には包帯が巻かれており、血がわずかににじんでいる。

 少しぼうっとした表情だったが
 誰かがいるとわかるとしゃんと身を引き締めた。

 朝であったのなら泣くのはまだ早い
 昼以降であったのならもう泣かせてもらった
 
(/*正直時空歪ませるから語らずにいこう。)


「あ、裏切者だぁ〜♡
 ブラキウムとは仲良くやれたかな?
 突然大人の言うことが変わったから大変だったでしょ。
 あの子が確かシェンを呼び戻したんだったっけ、
 ……大人から聞けること断片的すぎて詳しくわかってないや。
 少なくとも今は"裏切らなくて"すむようになっちゃったわけだ」

「浮かない表情は、なくなった? 
裏切者じゃなくなるルヴァ


 セキレイのシトゥラは静かに、そして穏やかに告げる。

 自分を加害者だとも、被害者だとも思っている姿は
 本当にただの子供でしかないのだけれど。
 それをもうすべて知ることができたから、
 気分は複雑で、どことなく晴れている。
(*1) 2021/06/02(Wed) 22:15:32

【見】 カストル と ポルクス

>>-16

あ、やっぱり死んでるんだね

    ボクの勝ち。そういうことで、
はい


賭けている、最低。何がはい、なのか

それは
金貨の形のチョコレート、一つ。


やつれたスピカに渡される。
 ……つまりポルクスは死んでいる方に賭けたのだろう

ひどい。

『それはボクらじゃ、わかr
「おちゃいれてきたぞ〜〜!」


『ここ最近ちょっと寝込んで?それくらい、だったし』

「あ〜あ、オレの負け」

カストルも渡してきたので、二つになりました!

よかったね。

決して馬鹿にはしていない。していなくてこれだ。

「お茶セットの展開、ここでいいか?」

ドアの前だけれど……廊下でお茶会を開くのか……?
(@9) 2021/06/02(Wed) 22:16:33

【置】 徒然 シトゥラ

 食堂の死体は、見ることはなかった。
 だが大人たちから知らされた。

 サルガスという少年は、忘れなさい。
 口に出すのもやめなさい。
 考えることもやめなさい。


 『いい子』をしていた自分なら何も考えずうなずいた。

 だが今の自分は問を口に出した。
 怪訝そうな顔をされて真実を言われた。

「わかりました」
(本当に知ろうとしないだけだったな自分は)


 
大人にとって『いい子』を演じて、

 大人にとっての『愚者』を演じて、その場をあとにした。

 『いい子』だと思っていた今までは
 真実によって間違いだと明らかにされた。
 知ったとき虚しさよりも悔しさのほうがやっぱり強かった。

 もうすっかり大人にすでに依存しきっている心が痛む、
 少しずつ変わりたい。治したい。
 最初から全ては無理だけど、かわれるはずだ。
 このみんなのいる学校に戻れるように、
 大人になるためにやらなくちゃいけない。

 それは、本当に
 『誰かの為になる人』になれることだと思うから
(L3) 2021/06/02(Wed) 22:28:46
公開: 2021/06/02(Wed) 22:25:00

【人】 徒然 シトゥラ

 シトゥラはまだ食堂に顔を出していない。

 多分眠っているか用事があるか
 それか、何かあったんだろう。

 知っているのは数人だ
(6) 2021/06/02(Wed) 22:30:31

【人】 『一番星』 スピカ

>>@9
「バカ」


金貨二枚を受け取った。
食べる気にはならないが、
まあ、お茶会を断るのも、かわいそうだろう。

「おバカ!!」


ここで広げないで、といいたげに
(どうしてこんなことを言う必要があるのだろう?)
部屋に招いた。

幸いにも、この間ルヘナが来たときのまま、
テーブルと椅子はそこにあった。
椅子は二人分しかないが……。
(7) 2021/06/02(Wed) 22:40:22

【赤】 褐炭 レヴァティ

「あ、僕が最後ですかぁ〜?
 ……この喋りもうええかァ、肩が凝るんですよね」

 標準的なイントネーションの言葉から、
 普段通りの訛りのあるものへ。

「ご気分いかが? 俺はなんも変わりよらん〜」

 適当に腰掛けながら、手帳を開いた。

 今日のギムナジウムの変化は、
 彼に本当に何も影響を及ぼしていない。
(*2) 2021/06/02(Wed) 22:49:00

【赤】 一人の少年 ルヴァ

――待ち人は来た。
ブラキウム風にいえば、賭けでもあったわけだが。

「……やあ、セキレイ。
 つくづく、いい性格をしてるな。
 いや、何もかもを知っているような、
 まるで何も知らないような
 ……最初からそんな感じだったな。セキレイは」

小さく息を吐く。
思ったよりも、落ち着いている自分がいる。

「……どうだろう。
 ここで裏切者と呼ばれることがなくても、
 裏切者でなくなることを誰も許してくれないとも思う。
 でも、ただ少なくとも、
 ここが必要だったときよりは、少しだけ気分がいいよ。
 
 セキレイ、あのときキミや赤ずきんが聞いてくれた話に
 一つだけ、最近気づいたことがある」
(*3) 2021/06/02(Wed) 22:49:28

【赤】 一人の少年 ルヴァ

「こっちも、余り変わりはないかもしれない。
 ……ただ、聞いてもらうにはちょうどいい話はあるよ。
 少しだけ、暇は潰せるかもしれない」

赤ずきんの来訪と共に、
独り言のように、話し始める。

きっと、二人なら、
聞いてくれるだろうという信頼があった。
先を促されるまでもなく、
――訥々と話し始める。
(*4) 2021/06/02(Wed) 22:54:43

【赤】 一人の少年 ルヴァ

二人の顔を順番に見た。

「……ここのシステムについて知ったとき。
 何もされなかったのはなんでかって、ずっと思ってた。
 俺は、俺なりに考えて、俺に利用価値があるからだって、
 そう思っていた。……そう、思いたかったから。

 ……でも、違ったみたいだ。
 俺は多分……あの時大人に『何かをされている』んだ。
 でなければ、基本欺き、不意打ちを重ねてきた俺の両手に、
 こんなに、細かい傷痕がある理由にならない」

袖をめくり。シトゥラに見せた袖の下の細かい傷を晒す。
それは、数回の争いや抵抗なんかでは説明できないほど、
無数の疵だった。

「今も、そこで何をされたのか、分からないでいる。
 ……『おれさま』がずっと、俺には分からないように、
 そこの記憶だけをずっと隠し続けていたんだろう」
(*5) 2021/06/02(Wed) 22:58:55

【赤】 一人の少年 ルヴァ

遠くを見るような眼をする。

「『俺』は……ずっと、子供の『おれさま』を、
 手を汚せる『俺』が守ってやっていたんだと思ってた。
 でも、違ったんだ、俺はずっと前から。
 本当に傷つくことから、守られていた。
 ずっと……子供の、臆病な、あの日から泣いてるはずの、
 ……おれさまが守くれていたたんだ。
 そしてそれは、今も……」

今も、その記憶には、封が掛けられていて。
弱い、弱いはずだったルヴァが。
泣きそうな顔をして、でも自分は団長だと歪な棒を持ち。
必死に、こちらを遠ざけようとしている。

俺が傷つかないように。
俺が、迷わないように。

ルヴァが、ルヴァでいられるように。
(*6) 2021/06/02(Wed) 22:59:56

【赤】 一人の少年 ルヴァ

二人を、見た。
小さく、笑った、
誰にも見せたことがない種類の少年の、困った笑い顔だった。

「俺は、誰かに、守られてばっかりだな。
 ……シトゥラ、レヴァティ。君たちにも、だ。

 ……そしてこれは君たちにしか、伝えられない。
 できれば、他の誰にも、伝えずに生きていきたい。
 いつか来る、終わりに怯えながら。

 それが……俺が、
 共犯者だったキミたちに伝える、『願い』だよ」

真っすぐに、二人にだけ、伝えた。
この願いが、叶えばいいなという、祈りを込めて。
(*7) 2021/06/02(Wed) 23:02:29

【見】 カストル と ポルクス

>>7
なんか怒られた

  
謂れのない罵りを受けた……


お茶の入れ方だけ凄く巧みだ。人生の400%がルヘナで出来ていたのでその際身に着けた特技でもある。


茶葉を選んで……

『結構癖があるね』
「あるな、こっちのがいいとおもう」

〜テキトーウルトラミックスブレンドハーブと不思議の物語〜


「スピカなにがい〜い?」

『ミルクはお好みで、さとうも、クッキーもある』

「ゼリーは賞味期限ギリだから、
な?


そうして、椅子が無かったので
カストルの膝の上にポルクスが座った。

当然の用に彼女が持たされそうになっているのは
おっきいうさぎさんぬいぐるみだ。


……にわかには信じがたいだろうが、これでも心配して様子をみにきたのである。
たぶん。
(@10) 2021/06/02(Wed) 23:18:21

【赤】 徒然 シトゥラ

「大人みたいにかしこまりたくないし、
 仲良くったって……この治療までの道を
 辛いものにするかはあなたたちだったでしょ。
 裏切者いい子だもん」

 人の情や、愛。存在していることは知っている。
 何かはできないのだろうかと少しだけ期待はしていたり。

「ん〜正解。
 知りきってると思っていた世界があってさ
 同時に見なくていいよ〜って言葉を鵜呑みにしすぎていた。

 ちなみに俺はやっぱり"まだ"ここでは
 年上ぶるの嫌だなぁって気持ち
 卒業したくないなぁ、大人になりたいけど」

 いいよ聞かせてぇと笑う。
 そんな姿は知ってしまったあと変わらなかった頃には戻れない
 幸せの時間は消えて待つのは先の見えない未来だ

 うなずきながらルヴァの『願い』を聞けば、
 レヴァティの方を一度見やった。
 
でも手帳持ってるとあんまり視線合わせてくれないんだよな
(*8) 2021/06/02(Wed) 23:18:33