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【独】 中隊長 アーサー/* 雑談村と文字幅ちがうかな? 1234567890123456789012345678 123456789012345678901234567890123456789012345678 (-8) 2021/04/14(Wed) 21:59:14 |
【人】 中隊長 アーサー[アラベスク文様の施された石造りの壁に囲まれた一室。 大理石の机の上でコツ、コツと不規則な音が響く。 間を置いて一度響けばすぐにまた音が鳴り また暫くの間を置いては二度、音が鳴る。 やがて音が鳴り止むと 代わりにと男の呻る声が上がった。] ………っ…ああクソッ! 俺の、…負けだ… [そう観念した男の声が響く。 次いで、ふ、と短く笑う声。] (39) 2021/04/14(Wed) 22:02:58 |
【人】 中隊長 アーサー流石 国の要所たる関所を衛る将兵殿。 今まで指した名手に引けを取らない打ち筋でした。 慣れていない≠フでしょうに 俺に合わせてチェスで戦って下さるなんて。 気の遣い方まで誠意に溢れておいでで。 [何の含みも無い、とでも言いたそうな軽薄な声で 一寸前に笑いを零した男はそう目の前の人物へ告げる。 笑顔を浮かべながら相手の懐へと手を伸ばし、 兵と僧侶とに守られていた『それ』を 音も無く取り上げる。 相手側の国王たる白い駒を。] (40) 2021/04/14(Wed) 22:03:18 |
【人】 中隊長 アーサーでは、約束の通り。 第■皇子が奮起された際にはご助力を。 ええ、親衛隊を抑えるだけで良いんです。 決して殺せだなんて言う訳が無く。 同じ国士なのですから。 ―― 唯々、第□皇子が動かれる間にだけ。 [元親衛隊務めの貴殿が率いる隊なら、と 手元の駒を指先で弄びながら 目の前の人物を見遣って。 赤い眼光で射貫けばごくり、と喉が鳴る音がして。] (41) 2021/04/14(Wed) 22:03:40 |
【人】 中隊長 アーサー[―― 短く応じる声を聞き終われば席を立った。 十の刻前に着いてから1時間も経って居らず 昼餉にはまだ早く。一つ思案してからそういえばと 王宮書庫での用事を一つ思い出した。 上官に挨拶をするのも悪く無いか。 夫人に逢うには手土産が足らないか。 そう あれこれと思案を重ねながら部屋を後にするのであった。 ―― 負けた相手の頭を掻き毟る仕草を 目の端で捉えながらも、気に留めずに。] (42) 2021/04/14(Wed) 22:04:01 |
中隊長 アーサーは、メモを貼った。 (a7) 2021/04/14(Wed) 22:13:57 |
【独】 中隊長 アーサー/* アーサー・ルイスくんです。 よろしくお願いいたします。 チェスの時点で自分なのだけど、ルイスまで出したら ドンピシャん名刺っぽ、なので名前だけ。 嘘。苗字は親を捨てた時に捨てました。 (-11) 2021/04/14(Wed) 22:33:36 |
【人】 中隊長 アーサー[白地に青のアラベスクの走る石廊を歩く。 朝と昼との合間、日差しを避けた道はまだ ひやりとした風が吹いていた。 外気温は高いが、陽さえ凌げば心地良い風が吹く。 十年近く暮らして得た知識。 流浪の頃には何度肌と喉とを焼かれただろうか。 喉奥でく、と笑って回想を追いやる。 こんな事を思い耽ってしまうのは、 あの頃とは違う剣呑とした空気が この国に充満しているからだろう。 何度もすれ違う警備兵は挨拶すら碌にしてこない。 ピリピリとした視線を一度此方に向けては、 足早に廊下の奥へと消えていく。] (57) 2021/04/15(Thu) 6:16:57 |
【人】 中隊長 アーサー[受付の司書官に何時もの様に挨拶をして。 頼んでいた本の貸し出しを願い入れる。 何冊もの棋譜。 雑学書。 王宮内の情勢を知らせる封書。 東の国の詩集。 受け取れば踵を返しその場を離れる。 ………ああ、そういえば あいつは本も読むのだったか。 ふ、と気付いて立ち去ろうとした書庫の内部へ立ち戻る。 一つ思案し、ある棚の影にと姿を消して。]* (60) 2021/04/15(Thu) 6:19:28 |
【独】 中隊長 アーサー/* ごめんごめん、 触れて貰えるだけでにこにこしてしまう。 帝王学では良い部下を持て、と提唱されているんだ。 ………なあ? (-56) 2021/04/15(Thu) 22:23:13 |
【人】 中隊長 アーサー[棋譜 雑学書 東の国の詩集 戦術書 歴史書 □□□ 随分な荷物を得てしまったものだ、と 内心何処か苦笑しつつも気分は晴れやかであった。 何分良い手土産を見繕えたのだから道理ではある。 手渡した時にどんな顔をするだろうか。 想像するだけで楽しく。] (100) 2021/04/15(Thu) 23:18:17 |
【人】 中隊長 アーサー[紐で結わえた本束を提げ王宮書庫を発つ。 気付けば陽はすっかり頂点へと辿り着き 庇の無いがら空きの外苑を照らし尽くしていた。 木陰を歩けばまだ直射は避けられそうだが 景観を整える為淑やかに切り揃えられた木々の 細やかな枝垂れは短く、薄く。 色素の薄い目にはどうにも酷な道に映った。] 市場の方に行くには 此処を抜けた方が早い、が [肩を竦ませ踵を返す。 仕方が無い、と遠回りの道を選び、] (101) 2021/04/15(Thu) 23:19:23 |
【人】 中隊長 アーサー[ついでに大隊長殿にでも いいや、旅団長殿にでも挨拶に行っておこうか。 手土産が無いな。ならば、 参謀室の方にでも……… と、 思い出して、 先程受け取った封書を取り出した。 周囲に人が居ない事など把握済みで、 人目も憚らず三つ折りの紙を 取り出し広げる。] (102) 2021/04/15(Thu) 23:20:07 |
【人】 中隊長 アーサー[概ね予想通りの文面が認められた それにふ、と一笑すれば、 悩ませていた歩先を定め、 王宮の或る一区画へと向かい始めた。 ―――― 数刻の用事を済ませたならば 昼餉を求め、気に入りの店の方面へと]* (103) 2021/04/15(Thu) 23:20:42 |
【秘】 中隊長 アーサー → 傭兵団長 ダイゴ―――― 剣ばかり揮う様な奴だろう、と 思っていたが。 お前も本を読むんだな。 [それはいつかの昼下がり。 酷暑の過ぎた頃、些か昼間でも 外で過ごしやすくなってきた頃の噺。 大河の裾、川縁に揺れる緑葉樹の下、 普段は敵に向けるであろう真剣な眼差しを その手に収まる程の小さな本に注ぐ青年に向けて。 赤眼の青年は不意打ち気味に 背後の方から声を掛けていた。]* (-59) 2021/04/16(Fri) 0:00:25 |
【秘】 中隊長 アーサー → 傭兵団長 ダイゴ[そこまで驚かせるつもりも無かったが 想定よりも跳ねる肩に目を開いて。 けれど次にはいつもの笑みを湛えて 遅ればせながらの挨拶を青年へと向けた。 思わぬ来訪に返すぎこちない挨拶と 続く気心の知り切れていない硬さの残る口調には 楽しそうに口許を緩ませて。 その不遜を隠さずながらもしかし、 青年の話を深く聞き入り遂げた。 かの洞窟での一件で 一切緊張を緩めなかった青年が ふ、と表情を蕩かす様は仄か面白く。 また人間としての奥深さを感じられるな、 等と外れた事を過らせながらも 問われた言葉に記憶を 巡らせて。 左に目線だけ泳がせ口許に親指を添え、 そうだな、と] (-90) 2021/04/16(Fri) 23:07:10 |
【秘】 中隊長 アーサー → 傭兵団長 ダイゴ Life’s but a walking shadow, a poor player that struts and frets his hour upon the stage, and then is heard no more. It is a tale told by an idiot, full of sound and fury, signifying nothing. (-91) 2021/04/16(Fri) 23:08:41 |
【秘】 中隊長 アーサー → 傭兵団長 ダイゴこういう歌謳う様な物語が存在しているかな。 他にも流麗な叙情詩や子が口遊み楽しむ様な 物語だけでなく、韻すらも楽しむ 物語が残されている。 他にも戦記物や冒険譚等もあるが、 何処か皮肉交じりの結末が多い特徴がある。 幸福を纏っていた筈の像が 最後には丸裸になり 哀れに朽ちていく物語や やっとの思いで最終盤まで 辿り着き女王になった少女が、 実は誰かの夢の中だけの 存在であった、などと (-92) 2021/04/16(Fri) 23:09:53 |
【秘】 中隊長 アーサー → 傭兵団長 ダイゴ楽しめるかは読み人次第だろうが 入り込めばそれなりに面白い物語が多かったな。 [ある物語の一節を一つ暗唱し、 続けて覚えている限りの国の本の内容を 頭の中で並べ特徴を一纏めに捉えてはそう伝えた。 並べられた内容は些か童謡ばかりだったが 幼年期を過ぎた後に読まされた本は専ら 物語等と柔らかい著作では無かった為で 聞き慣れないだろう言語の音に驚いただろうか。 説いた言葉の何かの単語に反応しただろうか。 興味を惹かれた素振りの一つでも 見留めれば円やかに笑み、] 何か持って来てやろうか? [なんて提案したかもしれない。]* (-93) 2021/04/16(Fri) 23:11:54 |
【人】 中隊長 アーサー[陽によって煌めく大河。 数多くの星が手も届きそうな間近で犇めき動いている。 そんな事を誰かが言っていたかもしれないな、と 時折跳ねるその潺を眺め歩いていた。] (183) 2021/04/17(Sat) 5:57:18 |
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