【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡髪触るの、好きなの?と聞いたことがあったような気がする。 だから、あなたがそうやって触る時。自分から髪を巻きつけたりしたものだ。 さらさらとした髪質は、そうしたってすぐ解けて広がったから。 「っん……あ、ぁっ…」 断続的な甘い声が、あなたの傍で響いている。 指の沈んだ秘部をしばらくそうしていると、包み込むような柔らかさに変化していく。 かといって緩いわけでもなく、中に入ったものを抜こうとすれば吸い付くような。 「ん……うん」 はあ、と息を吐いて。 少し呼吸を整えた後、押し付けられた性器に手を伸ばす。 自分の手できもちよくなってもらうのも、好きだから。 下着の上から、あなたのそれを指先で責めていく。 あなたがまだ、自分でも責めたいのなら。 好きなように体勢を変えてもいいと。 口付けの合間に、また囁くのだ。 (-292) 2023/09/19(Tue) 4:18:12 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ『まさか』 『幻滅なんてしないわ』 『ただ、ちょっと拗ねてるだけ』 それほど気にしているわけでもない。あなたが隠していたことについては。 『警察側の…ニーノって子。それから、カポ・レジームも』 (-293) 2023/09/19(Tue) 4:20:16 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ『ニーノは可愛い弟みたいな存在で、アレは私たちのお兄さんだったから』 『逮捕される謂れなんて、アレはともかくニーノには』 『ないはずなのに』 ずいぶん長い付き合いがあるようだ。強い思い入れがあるように感じるだろう。 『いくら?』 『これ以上、大事な人を奪われたくないの』 『ルチアーノのことも、そうよ』 『知ってることがあるなら、知りたい』 ちゃんと教えてくれるなら、機嫌を直してあげる。というのはちょっとずるいかな。 (-355) 2023/09/19(Tue) 12:11:48 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオアジトに顔を出さなかった日。 あなたにひとつのメッセージ。 『食事会、ありがとう』 『あの時はゆっくりお礼も言えなかったから』 『ラスクもパスタも、すごく美味しかった』 『ロメオさえよかったら、作り方を教えて欲しいくらい』 こんな状況下で送られた他愛もないそれは、いつもの彼女らしくもあったかもしれない。 (-371) 2023/09/19(Tue) 12:52:06 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ「……良かった…」 返信を見て、身体から力が抜ける。 保護されたのなら、あの子が理不尽な目に遭っていないのなら、それ以上のことはない。 『本当に安心した』 『悪意に晒されたわけじゃないことが分かったから、それで十分』 『アレには、自分から聞きに行ってみるわ』 自業自得、だなんて。心当たりがないわけじゃないし。 ちゃんと揃えて払うわ、と打ち込んだのち。 最後のメッセージで手が少し止まって。 『……出来るなら、ちゃんと逃げてね。私、ルチアーノがいなくなったら泣いちゃうかもしれないわ』 約束はしてくれないだろうから、見えないところで祈るだけ。 (-378) 2023/09/19(Tue) 13:30:12 |
【置】 路地の花 フィオレ「私の周りは……優しい人ばっかりね」 メッセージを返す手を一度止めて、様々な相手から送られてきた文章を読み返している。 気を遣ってくれて。甘やかしてくれて。 家族みたいに扱ってくれる。 「私は何か返せてるのかしら」 学もないから、人の助けが必要で。 前線で戦う事も出来ないから、皆が傷付いてる間留守番役で。 料理も殆ど出来ないのに。 頼ってもいいって言ってくれる人ばっかり。 だけどそれに甘えてばかりいてはだめだ。こんな状況なら特に。 「出来る事、増やさないとね」 (L4) 2023/09/19(Tue) 19:12:58 公開: 2023/09/19(Tue) 19:30:00 |
フィオレは、ソファに座って、メッセージに向き直った。 (a16) 2023/09/19(Tue) 19:13:31 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ『じゃあ、明日にでも』 『今日はいくところがあるから、アジトには戻らないと思うし』 本当にこの人も、私に甘い気がするなあ。 頼る先があるのは、本当に安心する。 『わかった、何かあったら頼る』 『ロメオも、何かあったら言って。言ってもらえる分、私も返したいから』 (-439) 2023/09/19(Tue) 20:12:56 |
【妖】 路地の花 フィオレ「今はテオの近くが一番落ち着くと思ったから。 誰かの邪魔になるのも嫌だったの。上司の前で泣くわけにもいかないしね」 少しおどけたような言い方。大分落ち着いてはいるようだった。 あなたの言葉にも、前向きな感情を込めた頷きと笑みを返す。少なからず信用があることはやはりうれしいものだ。 「お気遣いなく〜。押しかけたのは私の方だもの」 「それにあなたが帰ってくるまでの間も、じっとしてたらダメになりそうだったから。 ぐるっと街を歩いてきたんだけど……」 こんなに色々買っちゃったから、と手提げ2つ分の荷物を軽く持ち上げる。 焼いたチーズのいい香り。 翌日の妨げにならないくらいのミニサイズワインを添えて。 あなたの隣にスペースがあるのなら、ソファに腰を下ろして。 いつもの調子ならここで寄りかかってやっても良かったのだけど。流石に理性が働いたようだった。 「あんまり、家に物置いてないのね」 ($11) 2023/09/19(Tue) 20:23:58 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡「ん、ッ、んん……っ、ぁ…!」 ひく、と太ももが震える。 その手であなたの下着の中に手を入れて。昂ったそれを撫で上げ、湿った先を指の腹で擦る。 奥を刺激されていくにつれて、その手も時折動きを止めて。 ぎゅうと身体をあなたに押し付ける。空いていた片腕で強くしがみついたから、指の痕が残ってしまったかも。 「は、っ、……アレ……」 口付けと口付けの間には、息継ぎをするのが精一杯。 きっと、あなたを絶頂までは持っていけなかった。それでも、ぐちゅと水音が立つくらいには性器も掌も濡れそぼっていて。 自分を組み敷くあなたを見上げて、熱い息混じりに名前を呼んだ。 呼んで。 また、首に腕を回して。いつでも来て、と蕩けたような顔がそう告げていたのに。 「……今…?」 何で先に確認しなかったの、と。じとりとあなたを見て、額をぶつけた。ごつん。 (-463) 2023/09/19(Tue) 21:24:26 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡あまり要領がよくないものだから、時間はかかってしまったけれど。 昼頃の時間。あなたの元に面会に来る姿があっただろう。 立場を誤魔化せるよう眼鏡をかけて、髪を緩く後ろにまとめている。 「……アレ?」 あなたの姿が見えたのなら、そっと声を掛けるのだろう。 殆ど情報を仕入れていないから、今どんな姿なのかもわからず不安そうな顔。 (-469) 2023/09/19(Tue) 21:55:51 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ『なるべく一市民としていられるようにしておく』 『変装の腕ばっかり上がっちゃうかも』 Grazieと書かれた猫のスタンプを送った。 警察の人間と懇意にしていることもあって、嫌味には気が付かなかったかもしれない。 『うん、私たちはファミリーだもの』 『いつだって、助け合いましょうね。頼りにしてるわ、ロメオ』 元々、ノッテファミリーの人間を家族のように思っていた。ずっと長い付き合いのある弟みたいな子や、兄のような人とはまた別に。 だから甘えられたし、上下の関係を気にしたこともなくて。 それがあなたと同じ重さであったかは、分からないけれど。 「……本当に、このままじゃ」 「際限なくなっちゃうわよ、私」 ぽつりと、呟くのだ。 (-481) 2023/09/19(Tue) 22:44:30 |
【妖】 路地の花 フィオレ「あとは置くなら私くらい?」 当然、冗談。話しながら、ローテーブルにチーズとろけるパニーニやサラダ。ローストポークにチーズや生ハムの切り落とし。デザートにはカットフルーツのパックを並べている。 それぞれ、食べきれるよう量は抑えられているようで。ワインも多くて1人2杯くらいといったところ。 ワイングラス、ある?なんて聞きながら。 「まあ、私の部屋も同じくらいね。殆ど使ってないし…… あとは貰ったものが置かれてるくらいで」 視線を追って、秋の花が目に入ると。ふふ、と小さく笑う。 家でも育ててるんだなあ。 「……兄弟同然で育ったひとがね、捕まったんですって」 「弟の方はあなたも知ってる顔かもしれないわ、警察の子だから」 だから、どうしてもね。と、一つだけ小さな紙袋をソファにのこして。 眉を下げて笑う。 ($13) 2023/09/19(Tue) 23:53:58 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ『もっといい女になってみせるわ』 『道端に咲く花は、強かに生きるものだからね』 手を振る猫のスタンプを送って。 ここでこちらも返事を止めた。 「……いなくならないでね」 「みんな、私を置いていくなんて……本当に、嫌だから」 祈りを捧げる。女には、そのくらいしか出来なかった。 自分を支えてくれる人達に、理不尽が襲い掛かりませんように。 (-509) 2023/09/19(Tue) 23:57:45 |
路地の花 フィオレは、メモを貼った。 (a19) 2023/09/20(Wed) 0:16:29 |
【秘】 路地の花 フィオレ → オネエ ヴィットーレ落ち着いた頃。あなたに面会に来た女が1人。 赤縁の細フレームメガネに、髪を緩く後ろで結んで。 立場を悟られないような姿で。 あなたの現状を知らないから、ただ不安そうな顔であなたの姿を見ている。 「ヴィー…?」 (-518) 2023/09/20(Wed) 1:31:59 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡汗ばんだ肌に、上がっている息。 ここまで来たのに、と恨みがましい目を向けつつ。 あなたが避妊具なしで抱いてくれないのは知っていたから、今日はここまでかなと思っていると。 腕から体が抜かれたので、起き上がろうかと肘をついたのだが。 そのままずるっと滑るように、背中が再びベッドについた。 抱え込まれたような恰好は、秘部を高い位置へと曝け出す形になる。 「あ、え……っ、んん…!」 それほど回数をこなしたことがあるわけでもない。まして、身内にはこういったコトをさせることの方が少なかっただろう。 止める間もなく、舌先がそこをなぞる。ぞくぞくとまた、背筋を快楽が駆けのぼって。 とろりと、奥から込み上げた体液が舌の上に流れるほど溢れた。 流し込み切らなかった分は横へ流れて、いやらしくシーツを濡らす。 口元にあてた手の甲の隙間から、高い声が漏れて。濡れた瞳があなたの方を見ていた。 (-540) 2023/09/20(Wed) 3:00:53 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡寝ているだけなのがわかったのなら、不安そうだった顔は少しばかり和らいで。 しゃがみこんでその寝顔を眺める。 その顔の傷は気になるが、むしろ昔を思い出すようで懐かしさすら覚えて。 「自業自得だって聞いてたけど、……らしい顔してるわ」 「アレ、可愛い妹が来たのに起きてくれないのかしら?」 気付かないかもな、と思いつつ。冗談めかして声を投げている。 (-541) 2023/09/20(Wed) 3:03:20 |
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