シェルタンは、洗いました。洗いました。洗いました。洗いました。身体も服も“身体の中”も。 (c2) 2021/05/28(Fri) 20:10:23 |
水面に映る 歪まぬ愛を シェルタンは、メモを貼った。 (c4) 2021/05/28(Fri) 20:13:21 |
【秘】 水面に映る 歪まぬ愛を シェルタン → 星を仰ぐ メレフ────────! 思わず身動ぎをする。 秋空の下、手首を縛られたまま放り出されていて。 ボロ布しか纏っていない自分の姿がそこにあって。 助けを求めればいいのか、息を潜めてやり過ごすべきなのか、 こんな状況で冷静な判断を下せるわけがない。 草の擦れる音が、響く。 (-10) 2021/05/28(Fri) 20:29:08 |
シェルタンは、何を間違えたんだ。 (c8) 2021/05/28(Fri) 20:30:21 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン中庭。 誰もが目を背けるなかで、 一人バイオリンを弾いている。 誰もが耳を傾けなくても構わないという風で。 バイオリンを弾いている人影がある。 周りには誰もいない。 (+3) 2021/05/28(Fri) 20:40:42 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 懐疑心 メレフ「 馬鹿ッ アンタ、何度ここに……!」胎児のように寝っ転がった姿勢から、 肘をついて、上体を起こす。 「……早く逃げろ、大人たちが近くにいるから、 見つかりでもしたら……ッ!」 自分のことは気にするな、と暗に言う。 (-18) 2021/05/28(Fri) 20:55:52 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン大人から愛されることに対する執着からは逃れられた。 歪んだ性欲を愛と感じてしまうほどに、 心に空洞が多く。それ自体が病だったから。 だから、結果的に“治療”は正しい方向に働いている。 「まだできることはあるはず。 まだ……やれることがあるはず。 こうなったら、ただ探すだけだ」 中庭に吹く風は、酷く冷たい。 冬の訪れを予感させた。 (+9) 2021/05/28(Fri) 21:13:35 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 懐疑心 メレフ冷えた身体に、手のひらの熱が伝わる。 ああ、やっぱり、 ここにきてやっと。自分の間違いが何かに気付いて。 引かれるままに立ち上がる。 「……ああ、クソ」 ─────足音が聞こえる。複数人の。 「オレを置いてった方がアンタは安全に逃げられる。 いいよ、慣れてるから、問題無いから、だからッ……」 (-24) 2021/05/28(Fri) 21:29:33 |
シェルタンは、“水面に映るような”彼の姿を、頭に浮かべている。 (c15) 2021/05/28(Fri) 21:31:42 |
シェルタンは、彼が無事である限り、“貴方達”を恨まない。 (c16) 2021/05/28(Fri) 21:32:38 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 懐疑心 メレフ「……メレフをひとりぼっちにするなって言われてるから、 それはできない。絶対に、だから、早く行ってくれよ……」 ああ、もう手遅れだと溜息を吐く。 子どもは“現実”に、“欲”に勝てるものでは無い。 自分が一番よくわかっている。 「……本当に、もう」 帰ってくる。散々自分を弄んで、休憩を挟んでいた彼らが。 下卑た笑みを浮かべて、こちらを見ている。 (-30) 2021/05/28(Fri) 21:57:54 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン>>+14 イクリール 「……ごきげんよう」 何故か、口調が妙に畏ってしまった。 話しかけられるとは露ほども思っておらず、けれど一人の彼女が臆せずにここにいるということが何を意味するのか。 無論、言うまでもない。 わずかに悲痛を滲ませた表情でいる。 「アンタもか、イクリール。 ……はァ〜ア、オレもこんな形で、 伸び伸び休めるようになるとは思わなかった」 皮肉げに笑った。 (+15) 2021/05/28(Fri) 22:08:05 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン>>+16 イクリール そうだろうか。 昨日はヘイズを無視していた自分が、 今日、すぐに変われるなんてことがあるのだろうか。 変われている筈ではあるのだが。 返す言葉に迷ううちに、ルヘナに声をかけられる。 (>>+17) 「よう、その様子だと……いや、流石に多いな。 一日のうちにこの数が大人のところに行ってるとか」 自分だけだと思っていたから、酷く意外そうにして。 問いに対しては、合間に食べようと思ってたパンなら、と、それを取り出して見せた。 (+18) 2021/05/28(Fri) 22:31:15 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 困憊 メレフ空論だ。机から正に現実に飛び出して、 淡く打ち壊される、幻想だ。 今から誰かを呼んで帰ってきたところでどうにもならない。 複数人の大人に対して、子どもは酷く無力だ。 「……、ぁ……」 咄嗟の行動で、 目掛けた男を刺すことくらいは容易いだろうか。 だが、それを見てからの大人たちの行動は早い。 一人がシェルタンの身柄を押さえ、 殺気を放つ貴方にたじろぐ事すらなく、 冷静に、取り押さえようと動く。 暴力によるものかもしれない。 或いは、敢えて傷つけないように拘束するかもしれない。 (-38) 2021/05/28(Fri) 22:41:22 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン>>+19 >>+21 ─── 「いつも全然食べないのに、久しぶり、か」 淡々と指摘する。 別に、責めるとか、そんな意図ではないのだが。 千切られたパンを、一口頬張る。 「……休めるのはいいが、 考えることが多くて困るな。 後悔しないように、いきたいもんだけど」 横目でイクリールの表情をみる。 彼女がの態度にも、検討がつかないこともない。 他ならぬ自分が、それを警戒していたのだから。 “大人の愛を望んでいた”自分。 ……イクリールとシェルタンに違うところがあるとすれば、 それはきっと、“知った上でそれを望んでいる”ことだ。 「難しいよ、本当に」 (+22) 2021/05/28(Fri) 23:11:16 |
シェルタンは、茫然と、友人が人を刺すのを見つめていた。 (c21) 2021/05/28(Fri) 23:11:56 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 空回る思い メレフ「……だから、言ってるじゃんか! オレは……メレフを、置いていけないって……!」 涙が滲む。全てが無駄だ。 何をしても無駄だという気持ちが、 身体に染み付いてしまっている。 笑われる。周りの大人たちが笑う。 悲劇を指差して、嘲笑する奴らがいる。 やはりそうだ 「……オレだけでよかったのにッ!」 自分を掴んでいる大人が、 身に纏う僅かな布さえ奪おうと、手をかけた。 (-48) 2021/05/28(Fri) 23:28:19 |
シェルタンは、身を守る僅かな盾すら奪われる。隠すものはもう何もない。 (c22) 2021/05/28(Fri) 23:30:07 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン>>+23 >>+24 ─── この立場になっても、まだ秘密がいくつもある。 隠しているつもりでなくとも。仕方がないことだ。 「オレは暫くは演奏してるつもり。 無視されるんならいっそ、うんと騒がしてやるよ。 石の一つでも投げられたら儲けもんだ」 自分から顔を合わせづらい相手だっていることだし。 「病気、な……それが良くなったら、 このギムナジウムから出るってことになるんかな。 ……今すぐ出るって運びになったら困るけど」 (+25) 2021/05/28(Fri) 23:41:40 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン>>+27 >>+28 ─── 「おいおい、押し付けるのは無しだからな」 そう。こんな感じで、 冗談を言い合うような関係でずっといられたら。 なのに自分に残された時間はあまりにも少ない。 「はあ、気付けばここに4〜5年は居るのな。 シトゥラみたいにさ、 出た後もここに帰りたいなって思うの、分かるなあ……」 風で乱れたストールを巻き直す。 秋空の下、今日もいつもと変わらず、肌の露出は酷く少ない。 (+29) 2021/05/29(Sat) 5:26:03 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 空回る思い メレフ従順にしていれば、痛いことも、酷いこともされない。分かっている。だけど、彼の見ている前で。彼が踏み躙られるのを見ていることしかできない状況で。 居ても立ってもいられず、自分を拘束する大人を思い切り、振り払う。予想外の抵抗で、暫しの自由を取り戻すが、それだけ。 力で劣る相手に対して、 衣服すら取り払われた子どもに何ができるというのか? それだけだ。 「ぐっ、な、にをッ……!? ……! あ、嫌だ、メレフッ──」 他の大人が呆気なくそれを捕らえて。 取り落とされたナイフは拾われ、メレフに対する見せしめのように、首筋に当てられる。 僅かに紅い筋が走り、琥珀色の瞳が恐怖に震えて。 ───次はないぞ 、と、二人に伝えるように。同じように手首を縛られ、立たされる金髪の彼の背後から、大人の一人が膝立ちで股下に潜り込んで。 「い、あ、ァあッ……! ……ッ……〜〜〜ッ!」 粘ついた水音。 その度に青年の身体は何かから逃れる様に揺らぐ。 何が行われているのか。性に疎い者でも、想像に難くはない。 (-74) 2021/05/29(Sat) 6:08:13 |
水面に映る愛を シェルタンは、メモを貼った。 (c33) 2021/05/29(Sat) 8:57:16 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 空回る思い メレフ 思えば大人からの─を、 拒んだのは最初の一回目だけだ。 嫌がっても、身体を揺らしても我関せずに、 舌は窄まりを割り開いて、思わずに腰を前に引けば、 淫猥な手つきが敏感な所を責め立て続ける。 変わらない。 思えば最初に気付くべきだった。 あの時点で、自分は酷く歪まされたのだ。 「は、ァッ嫌だ、嫌だって、……ッ!」 苦しい。 快楽では打ち 消せない苦しみ が、涙になって、頬を伝う。 彼が“自分と同じ目に遭う”今、胸を強く締めるのは、 決して大人の─が自分だけに注がれないからではない。 ああ、他ならぬ、メレフ、 ───オレはアンタを、守りたかったんだ! 「“治療”を受けるのはオレだけだろ、 メレフ、メレフはァッ、離せぇッ……!」 人を刺した者に対して、どんなに言葉を尽くしても、 ただ打ち砕かれるための余興にしかなり得なくて。 嬌声と嗚咽の入り混じる声を漏らす。 (-126) 2021/05/29(Sat) 13:37:32 |
水面に映る愛を シェルタンは、メモを貼った。 (c39) 2021/05/29(Sat) 13:43:18 |
水面に映る愛を シェルタン(匿名)は、メモを貼った。 2021/05/29(Sat) 13:48:56 |
シェルタンは、皆の未来を、ただ願った。 (c43) 2021/05/29(Sat) 15:33:08 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 空回る思い メレフ『勿論、彼にも治療は必要だ』 と、手首を掴み、己の身体を吊り下げる男は言う。 『だけどこれは君の為なんだ、シェルタン』 と、続けて、男は笑いながらほざく。 欺瞞だ。結果的に歪みが正されているだけ。 彼らは己の 欲望 を、都合よくぶつけているに過ぎない。 「う、ぁ、ッぐず、嫌───……!」 ほぐれた後孔に、熱をもったソレが、押し当てられて、 思わずメレフの視線を意識してしまい、 顔を必死に逸らす。 最初から誰でもよかった。 華奢だった自分も、今の自分も等しく同じだ。 都合のいい玩具だった。 愛じゃない。 愛なんかじゃない。 こんなもの愛なんかじゃない! ▼ (-176) 2021/05/29(Sat) 16:34:20 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 空回る思い メレフ「うッ、ぅう、ああ゛ッ───!!」 肛を押し開かれる鈍い痛み に、纏わりつく快楽。 抵抗をする体力も気力も全部削がれて、 少年でも持ち上げるみたいに、膝下から抱えあげられる。 意識とは真逆に、反応してしまう自身の股座も、 わざとゆっくりと、深いストロークで抽挿を受けるところも、 全部が衆目に。メレフに、晒されて。 「き、た゛ッ、〜〜ッ!メレぇ、っふ、 見な、ッえぅッ ♡ 、嫌だぁ゛……!」何かを懇願するように頭を横に振る。 涙と唾液が混ざった、透明な糸が顎から引いている。 正常な反応だ。 もう、愛を求める彼の姿は何処にもない。 (-187) 2021/05/29(Sat) 17:15:00 |
シェルタンは、『正常』になった。 (c45) 2021/05/29(Sat) 17:15:19 |
シェルタンは、愛を求めていた自分が、消えていくのを感じる。 (c46) 2021/05/29(Sat) 17:16:11 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 徒然 シトゥラ「……よう。そんなことだろうと思ってたよ」 憑き物がとれたような顔をして。 僅かに嘆息をしながら、向き合っている。 「嬉しくない。役立たず。ばか。 ……でもシトゥラ、謝らなくていいよ。 オレは分かってる。全部に“意味”があることを」 ちゃんと考えて。色々なことを知って。 自分が与えられた役割は、きっとそれだ。 「 羨ましい? ならちょうどよかった。……本当の愛のことはまだわからないけどさ。 少なくとも、もう大人の愛は要らなくなった。 大人の愛が欲しいならやるよ。 オレと遊びたいならそれでもいい。 シトゥラ。オレはアンタのこと嫌いじゃないから」 (-193) 2021/05/29(Sat) 17:33:19 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン >>中庭の片隅 横目で、二人を見ている。 『いなくなった』ものと、まだいるもの。 何が違うのだろう、と見ている。 見てわかるところに差がある訳がなくて。 『いなくなった』ものは確かに変わったが、 そうでなくとも変わりはするから。 声は出ない。考える時間が欲しかった。 だから、今は、考えてるだけ。 (+33) 2021/05/29(Sat) 17:40:36 |
シェルタンは、彼は、揶揄する子らを睨む。そこにあるのはお節介などではなく、“決意”だ。 (c50) 2021/05/29(Sat) 18:11:38 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 徒然 シトゥラ「アンタはオレにべたべた触って来るだろ」 そういう意味ではないと理解しつつも、皮肉をひとつ。 「何のつもり、だって? シトゥラこそ何のつもりだ? オレが“選んでもらうため”に、 どれだけ、 哀れな 努力をしたと思ってるんだ。開けられた ピアス穴の手入れは欠かさなかった。成長する身体に合わせて相応しい装いを学んだ。 踊りや歌、楽器も。全部大人に─されるためだ。 無駄だったんだよ。 全部……全部ッ!! それを!? そんな軽い風に言われてたまるもんか!! ……オレは…… オレは。治療されたんじゃない。 自分の意思で。考えを直したんだ」 激昂する。目を見開く。 心は脆くなり、ともすれば泣きだしそうなくらいに。 (-203) 2021/05/29(Sat) 18:26:50 |
シェルタンは、スピカを見ている。一人で全てを背負う、なんて、絵空事だと知っているから。 (c57) 2021/05/29(Sat) 18:36:32 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタンまた、バイオリンの弦を弾いた。 皆が心に自分たちを置いてくれることを信じて。 彼に、手が届くことを信じて。 まだ、遠いな。 (+35) 2021/05/29(Sat) 18:42:14 |
シェルタンは、自分だって、スピカの力になれるなら、と思った。任せっきりにしてしまっていたのは自分でもあるから。 (c67) 2021/05/29(Sat) 20:58:05 |
シェルタンは、中庭の隅で、ひたすら音色を奏でる。 (c68) 2021/05/29(Sat) 22:06:52 |
シェルタンは、石を投げられた。自分はまだここにいる。 (c69) 2021/05/29(Sat) 22:07:14 |
シェルタンは、ヘイズの姿をちゃんと、認識した。 (c70) 2021/05/29(Sat) 22:12:22 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン「………皆が皆、 ギムナジウムの悪い風習に囚われてるわけじゃない」 投石でこさえた、軽い擦り傷を撫でて。 見てみぬ振りをしてしまった彼女のことを想う。 謝らないと。心から、心の底から。 無視することに心を痛める生徒の姿を想う。 変えていける筈だ。自分だけじゃない何かを。 大人たちを、頭に思い浮かべる。 ……本当に皆が皆。“悪い”ものなのか? 知るべきだ。この場所のことを。 オレは、余りにも、自分だけを見過ぎていた。 (+38) 2021/05/29(Sat) 22:16:31 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン自分が変わったのなら。 自分以外を変えられない道理はない。 昨日に今日、変わらなければ、 明日変えたらいい。それを何度も続けるだけだ。 ぱん、と頬を叩く。 傍らでただ寄り添う少女に笑いかけ、 そこらを歩き回る少年に緩く手を振り。 ────観てくれるアンタ(>>a60 >>54)に、 恥じないようにするためにも。 「思ってなかったよ。だから、“思わせる”んだ。 オレ達は被害者なんかじゃない、てね。 暗い顔してるから下に見られる。哀れまれる。 でも、少なくともオレは…… 昔よりずっと、良いものになれた から。それは、胸に張りたいんだ」 (+39) 2021/05/29(Sat) 22:28:14 |
【秘】 水底はやがて煌めく シェルタン → 徒然 シトゥラ「ッ! ────……………」 言葉に詰まる。 数年の間、見てきた彼の努力。 それを知らないはずがないから。 「……なんだ」 自分の努力は、他ならぬ生徒に認められて。 報われた。今、報われている。 目の前の彼は、───── 「シトゥラも。 愛されたかった、だけなんだな」 ▼ (-251) 2021/05/29(Sat) 22:40:38 |
【墓】 水底はやがて煌めく シェルタン >>中庭の片隅 「ようスピカ。 アンタくらいなら、オレが食堂に居なかった時点で気付──いや、スピカも行かなかったんだよな、すまん」 揃踏みだな、と皮肉げに笑う。 「これ以上、『いなくなる』子たちが増えるんだったら。 そうでない子との比率が縮まるなら。 きっと、段々と、無視できなくなっていくはず…… そう。声は聞こえる。姿は見える。 何も幽霊になったワケじゃないからな? だから───」 すぅ、と息を吸う。吐いて、もう一度吸って。 「───“いつも通り以上”の オレ達 で。時間は……短くても一年。長けりゃ数倍。 出来ない話じゃないって、信じてる」 (+42) 2021/05/29(Sat) 22:53:26 |
【墓】 水底はやがて煌めく シェルタン >>中庭の片隅 「心無い言葉だって。石だって。 それは、“オレ達を認識する”って前提がある。 オレたちは、ここにいる。生きている。 ───爪弾き者にされる理由なんて、ないじゃないか」 そう、言い放った。 (+43) 2021/05/29(Sat) 22:55:56 |
【秘】 水底はやがて煌めく シェルタン → 徒然 シトゥラ ▼ 「……オモチャみたいに犯された。 愛なんて、そこにはなかった。 オレの見た大人たちは───誰でも、よかったんだよ」 彼らは、シェルタンを見ていなかった。 都合のいいものに付け入って、 ただ、己の欲求を満たす道具を作ることしか、 考えていなかったのだ。 「でも。 何が正しいか、間違いかは、まだわからない。 なあ。オレにもう少しだけ時間をくれないか? 出来る気がするんだ。 自分たちの望む何かを、手に入れられるような場所。 それを作るための、何かが」 真剣な表情で紡ぐ言葉は。 のちに、中庭での宣言に繋がる、決意。 (-257) 2021/05/29(Sat) 23:00:03 |
水底はやがて煌めく シェルタンは、メモを貼った。 (c75) 2021/05/29(Sat) 23:20:01 |
水底はやがて煌めく シェルタン(匿名)は、メモを貼った。 2021/05/29(Sat) 23:20:34 |
【墓】 水底はやがて煌めく シェルタン「こうして隅っこで慎ましくしてるのも、 そういう、”一つの理由”なんだよな」 逃げるように食堂から離れて。 当てもなく、ただふらふらと動いている。 身体まで亡霊になったつもりはない。だから。 「……それでも。 オレは。シェルタンはここにいる。 それを知るのは、ブラキウム、アンタだけじゃない。 それぞれに絆があって。 んで、それは簡単に掻き消えるようなもんじゃない」 「幾らでも聞かせてやるよ。 楽しい談笑の声か?歌声の方がいいか。 楽器の音色も、とっておきがたくさんある。 踊りも。大体の雰囲気は伝わるかな? それを観る、まだ『いる』アンタたちが。 他ならない、『いなくなった』オレたちが、でも、『そこにある』証明になる」 今もそうだ。と、辺りを見渡した。 (+48) 2021/05/29(Sat) 23:40:54 |
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