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![]() | 【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ男はずっと黙っていた。 最期の言葉を、君が産まれたことを望んだ言葉にしないといけなかったから。 死 な 、運がな いで良 け れ ば 、ま だ 。ど う して抗 ってく れな い のか、嫌 だ、ま だ。嫌 だ、嫌 君の こと が、本 当に。葉見ず花見ず。 最期の赤を、君の赤が広がる前に手に握らせた。 見ていた、ずっと見ていた。 (-98) 2022/03/06(Sun) 6:21:25 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ/* 生殺与奪含め全ての解釈や描写、返答や行動の猶予等、こちらメロンパン入れとなっておりますさんの自由にしてください。 どんな結果も受け止めお返しいたします。 (-100) 2022/03/06(Sun) 7:47:05 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「……」 あなたの体のそばまで時間をかけて降りてくる。 想像通りうまくいかなかっただとか。 それでも、綺麗に見えただとか。 都合よく消えた魚たち、水槽の中の二人。 ねぇ、ロマンチックだと思いませんか。 最後の止めが必要になるこの状況が。 ――――俺、あの人と仲良かったんですよ。 ――――――楽しかったんですよ、なのに。 ――死んでどっかにいくっていったんです。 ―――――――嫌でした、すごく嫌でした。 (-112) 2022/03/06(Sun) 13:35:24 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「掃守さん」 頭を潰してしまえば死んでしまう。 涙がこぼれて前が見えなくても、成功することがわかる。 誰にもこの命を奪わせたりなんてしない。 俺だけのものだ。 ―――――――俺のこれって怒りなんですよ。 ―――仲が良いと思っていたのは自分だけで、 ――あとから追い付いた感情は執着になって、 彼から得る感情がもっと知りたくなりました。 (-113) 2022/03/06(Sun) 13:41:11 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ『人なんて殺したことないし』 『気合いをいれないと』 『こっちが殺されるんですよ』 顔面を硬い石で叩き。 頭を完全に潰して、二度と戻らないように。 赤 が、黒のエプロンと白の服を染めて、これで。よく眠れそうだと思った。 (-114) 2022/03/06(Sun) 13:44:28 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「一緒に寝ようか、 」 やっと理解できた。 君の死にたい気持ちが。 動かなくなった身体をずらして、一緒に横になる。 抱きしめながら、笑って、髪を撫でる。 大好きなシオンと鈴の花に包まれる。 ここでは不吉な花も海藻たちとなじみそうだなんて。 寒さを感じるが、大したことは無い。 君が暖かくないことも、かまわない。 君の目が俺を映ささないことだって。 君の口が俺への愛を囁かなくたって。 この気持ちは、君だけのもの。 俺の気持ちは、君からのもの。 だから少しだけ、この夜だけはずっと一緒に。 (-115) 2022/03/06(Sun) 13:52:19 |
フカワは、 不運 だった。 (a8) 2022/03/06(Sun) 13:59:54 |
(a9) 2022/03/06(Sun) 14:00:13 |
フカワは、上葛掃守を 殺 した。 (a10) 2022/03/06(Sun) 14:00:34 |
フカワは、その夜、 の横でよく眠っていた。ずっと、ずっと。 (a11) 2022/03/06(Sun) 14:07:38 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → 演劇 アクタ合議の後、あなたの前に浮かぶメッセージウィンドウ。 『カミクズさんを殺してきました 死にたいと、寂しがって孤独に苦しんでいたあの人を 仲が良かった、それだけの理由で 死ねない恐怖から解放させてあげました』 『おかげで死にたいって気持ちが こんなにもわかるようになりました』 『あの』 『俺が無事に帰ってこなかったら 誰か救いたい人は居ますか』 『俺の唯一の心残りはエノさんです あんなこと言わせたの、俺のせいです 生きたいって言わせて、理解を拒んだ俺のせいなんです 彼をああした後悔はないのに どうしてこうも辛くなるんでしょうね』 (-144) 2022/03/06(Sun) 17:36:47 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → 演劇 アクタ『無事か、がですね、あの。ただ漠然と』 『これが死にたいって感情なんだと思って』 『死にたくなっています、今は耐えますが』 『仲の良い人が死ぬと自分も死にたくなる 彼も俺と一緒に死ぬことを望みましたが、断りました 俺は、死なない彼を見たかった。それだけでしたから 今思ったら、アクタさんも俺にひどいこと言ってるな こんなに生きて欲しかったのに』 でも嬉しかった、自分にその命を捧げようとしてくれたことが。 一人は寂しくて、自分も相当無理をしていたんだって。 『誰かの命を票にして、"助ける"ことは もう無意味だと思っているんですよ だから奇跡を信じるしかありません』 『選ばれても、臓器提供をしなくても良い世界を願う そして、その先の未来で一緒に歩く約束をすること アクタさんは、出来ますか?』 『俺は、嘘でも冗談でも格好つけでも出来なくて あんなに苦しめてしまったんです 純粋な友達になってあげるには、もう遅いんです 一人に依存して、運命を決めて欲しくありません 一緒に"助けて"くれませんか、彼のことを』 (-152) 2022/03/06(Sun) 18:28:12 |
![]() | 【置】 不運 フカワとある時間水族館にある一つの巨大な水槽の中身はからっぽだ。 紫のシオンと淡いグラデーションのカンパニュラが、 水槽の床に広がった、赤い血の上に撒かれている。 カミクズの死体があったその場所には、 清掃員の帽子と、見慣れない血に染まった黒いエプロンだけが置いてある。 (L0) 2022/03/06(Sun) 18:35:54 公開: 2022/03/06(Sun) 18:40:00 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → 演劇 アクタ『俺のことを何か気にしてるかもしれません 名前を出しても、いいですよ 俺は彼を待たせてしまっているんです 一人で、傍に居てくれる人が居ないと 辛くて、寂しいと言っていました 彼には特別な人なんていらなかったと思っています ただ一緒に彼が生きることを望んだひとが 声をかけるだけで、彼は嬉しかったんです あんなに生きたいと言っている子を 愛でも恋でも、ましてや友情でもない依存で 不幸の道へ連れて行きたくありません エノくんのことが、俺も大事なんです こんな、こと、君にまで言ってしまってすみません だけど一緒に未来を歩けること考えられたの、全部 君のおかげだったから、一緒に教えてあげて欲しいんです』 自分の言葉と立場だけでは足りない。 それを言うには、傷をつけすぎて、 アクタへと命を捧げたい気持ちも残っている。 だから、もうすがるものは奇跡しかないのだ。 『何かあったら連絡をしてください 君の声が彼に届かないなんて、俺は思いませんけどね』 (-158) 2022/03/06(Sun) 18:58:34 |
フカワは、皆の前に姿を表さない。マップの虚無を転々としている。 (a16) 2022/03/06(Sun) 22:47:20 |
フカワは、広場に行って、誰かの真似をして穴を掘ったり。 (a17) 2022/03/06(Sun) 22:49:18 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → 普通 ナツメ昼間ごろになりようやくメッセージが来た。 『時間ができたら あのブランコとかでもどうですか』 『無事に戻ってこれました』 (-190) 2022/03/06(Sun) 22:51:10 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → 規律 ユス水族館には、誰かがいた気配は然程ないだろう。 ユメスケさん家の子供が入ったらしいが目立ったことはせず、見学していただけかもしれない。 全ての部屋に入る事も出来、想像できる範囲の水族館の景色が広がっている。 珍しい所はバックヤード見学ツアーがポスターで貼られているところだ。 水槽の上にかかる橋に向かえば紫の花びらと床に広がる赤も見受けられる。 素人目でなければ、突き落とされたあとになにか再び衝撃があり血は二度に渡って流れ、それは一人分、抵抗もなく行われていることがわかる。 マップをみて個人が調べれば、しばらくフカワのみが水族館を徘徊しており、裁判所にも向かわず外を出歩いているのもわかっただろう。 (-214) 2022/03/07(Mon) 1:25:46 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → さめざめ ユメスケ『空を飛びたいからだと思います 空は、広く、なにも遮るものがなくて どこまでも飛んでいけるから』 『俺はなりたいとは思ったことはないですが たとえはよく聞きますね、自由を表す例えです または、生まれ変わりたい等でしょうか 疲れたり、今の状況から抜けだしたいときに』 『と、おもいまし、た?』 (-215) 2022/03/07(Mon) 1:35:25 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → 普通 ナツメ「ただい、……ただいま? すみません、あんなに大事そうな合議の場にいられなくて」 「元気な姿、かは、わかりませんが。 無事ですね……また一緒に乗りますか」 (-216) 2022/03/07(Mon) 1:50:57 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズ太陽が昇っている頃、あなたの遺体を持って広場に作った温室へとやってくる。 VRが故に遺体はそのままだろうか、形だけの処理だけを男は考えている。 穴を掘りながら視線を向けずに、独り言をつぶやいて。 「花屋はしているんですが、ガーデニングはあまりしてこなかったんです。 ハナサキさんは土いじりを趣味にしていると聞いたんですが、俺は経験談は少ないんですよね……花言葉や花束の作り方を心得て居るぐらいなんです」 「カミクズさんは多分、接客が合いますね。 センスがいいのなら、リボンや……包装も頼めたら楽でしょうか。あ……」 「火葬した方が、いいのか。 埋めるだなんて……サスペンスの見過ぎですね」 (-220) 2022/03/07(Mon) 2:30:43 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズ「……何言ってるんですか? 死体なのに、一人になるとかならないとか関係ないですよ」 「現に一人にしてないじゃないですか、向こうに俺の造った温室があります。見ていなければ綺麗な花をそろえてるので見ていってください」 勢いのある声を背にあえてそちらをみずに穴を掘り進める。 君の涙にも気付かず、ただひたすらに。 「寂しさなんてわかりませんよ。 一緒に死にたい気持ちも、まだ……きっと永遠にわからないです」 「それに、置いていったのはあなたですよ、掃守さん」 (-225) 2022/03/07(Mon) 4:37:50 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズ「……どうしたの」 「勘違いしないで」 覗き込んだ顔は涙を流して、君と視線があった瞬間に近づき、触れずに二人の距離は0になった。 男は残酷なほど君を死者として向き合っているつもりだ。 そうでなければ、 埋めることも燃やすことも考えたりしない からだ。そして涙をこぼしながら穴など掘ってもいない。 「……君の寂しさがわからないといったんです。 わかりたくも、無いです味わいたくもないです」 「死んだあとなんて、続かないと思っていたのに。 こんな辛い思いをさせるなら終わらせなかったのに」 「殺されたことも、置いていかれたこともない」 「だからわからないと言ったんですよ」 「死人扱い、されたくないんですか? そんな、君の事を考えずにつれ歩けませんよ」 (-236) 2022/03/07(Mon) 11:40:18 |
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![]() | 【秘】 不運 フカワ → 普通 ナツメ「はい、なんだか……ここまで大きくなった人を押したことないので緊張します」 自然に繕おうとして、不自然に笑う。 割と以前と変わらないが表情は暗めである。 「言いたいこと、ですか。 …………。 傷つけて、しまったんです。 言葉を発する度に そんなこというなら、優しくしないで、って。 言葉と行動が噛み合ってない、って。 普通にしてよ、って」 「……できませんでした。 綺麗事も、気遣いもうまくなくて……。 だから、俺は行動で示すしかなくて。 言葉は、他の人にかけてもらえばいいかなと。 そんな気持ちになってしまうんです」 「あの、……票は誰にいれるつもりですか」 (-250) 2022/03/07(Mon) 13:44:47 |
フカワは、60の力でブランコを押した。 (a23) 2022/03/07(Mon) 13:45:50 |
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![]() | 【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズ「君と同じ場所にいきたいと思うために、 俺は、君を殺さなくちゃいけなかった」 「……一緒にいきたいと言えなかったことが」 「ずっと、辛いんです」 「ごめん、なさい。未来を信じられなくて。 奇跡なんて起きないと、諦めて。 それでも、まだ、生きていてすみません」 (-260) 2022/03/07(Mon) 14:07:06 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → さめざめ ユメスケ『別に他の鳥さんかもしれませんし、 彼女が鳥になったと思いませんから』 その答えは想像していた、だから 『「忘れて」』 『そして、俺がいうのは「それでも、同じ空のもとで飛ぶ俺も、同じ空のしたで止まり木になる俺もいます」』 『「覚えていなくても、そこにいます」』 『ユメスケさんは、鳥のようになりたいんですか?』 (-262) 2022/03/07(Mon) 14:17:28 |
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![]() | 【秘】 不運 フカワ → 規律 ユス『要らなさそうですが返しに来ますか? 途中で落としそうなので置いていったんです』 『なんだか、すみません。こちらの不始末を』 『水族館はどうでしたか、再現はうまくできていたと思います』 (-278) 2022/03/07(Mon) 16:53:23 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → さめざめ ユメスケ『鳥になれたんですか』 『不自由な自由をまた知るんですね』 『幸福であればいいのですが、忘れないのならきっと良いことなんでしょう』 「……」 『いい 暇潰しになりました。 有難うございます、忘れないと思います。 俺は面白い話が、思い付かなくて。 ほとほと困っていました。 知識は、面白い話になりますか? 過去ではなく、停滞する話でもなく、 未来の話は、面白い話になりますか。 ここで、そうであった人は、あまりいませんでした』 (-279) 2022/03/07(Mon) 17:01:29 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → 規律 ユス『そうでしたか。 俺も一度きりですが深く思い出に残っていてそれを再現しました』 『そして、遺品については。 普段はないと思います』 『異例ですので、参考にしないでください』 (-283) 2022/03/07(Mon) 17:33:28 |
フカワは、『本当に参考にしないでくださいね』と繰り返した。 (a29) 2022/03/07(Mon) 17:34:21 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → 普通 ナツメ「じゃあ、ちょっと強めに。 ……これぐらいか?」 ほどよく押されたブランコは、 あなたが力をいれずとも宙に揺れて。 「……ハナサキさんには、ほぼ初日に」 「彼らは、そのあとに」 つまり、不特定多数にだ。 「きっと、悪人のままで記憶に残りたくなかった。 そんな、馬鹿な自分がいることがわかりました」 「だからでしょうか、ちょっと。 今悪いことたくさんして。法も犯して。 堂々と悪人になれた気がして、すっきりしてます。」 「そうですか、自分にいれているのは、少し寂しかったですけど。 なんだか不思議な感じでしたね。 俺たちが勝てた気分になって不謹慎に嬉しくて。そして――よかったって思ったんです」 「今日の投票、俺、誰になっても良いんです。 ……ただ、少し名残惜しいのが。 二回目の人……誰かまだわかっていなくて、話が聞けていないことです……」 (-284) 2022/03/07(Mon) 17:47:36 |
![]() | 【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズ「言葉が通じるから、言ってしまうんです。 許されたいわけじゃないのに、許しを請うのは。 一体どうしてなんでしょうね」 何も、罪を犯していない。 君がそう定めてしまったら、俺は。 「怒らない、ですよ。 諦めていたから叶えたつもりになったんです」 「……生きて欲しいって、言えなくて」 何だったのだろう、君にだけ感じていた殺したいという感情は。 「他の人には簡単に言えたのに」 言うだけで、人を変えることが出来なかった。 だから、行動で見せることにした。 それなら俺の君にした行動は。 「……」 何も出来なくて良かった、何もないを続けさせたくないから終わらせた。 「俺は、……君に」 誰かがいう、ハッピーエンドを、渡せなかった。 ああ、これもまたきれい事だ、他人事のように思って。 (-297) 2022/03/07(Mon) 18:51:25 |
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