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【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長 言わない―――。 [首筋に噛みつく彼の頭を撫でながら、じん、と痺れるその感覚に鳥肌が立つ。 知りたかったら躰に訊けと、薄く涙の膜が張った目で彼を見返して。 ああ、夜長の匂いだ。 久しぶりに感じるその熱に、陶然とした笑みを浮かべるが、彼の肩越しに見えるテーブルの上の食べ物が見えて] 軽食だけなんて足りてないだろ……っ [あっちを先に食べないと、と熱い吐息を漏らしながら、囁き返した*] (-40) 2020/12/26(Sat) 22:38:49 |
【人】 菊波 空 体温のほうはマシにはなったな。杏音はどうだ? [容赦なく体温を奪う海辺とは違いバスから旅館へと移動したのだ。 それにこの旅館は不思議と温もりがある。とても不思議。 だから手をとられて握り返して、体温と一緒に大丈夫だぞ。と返答をする。] ああ、いいぞ。 この中に遊戯室とかいうのもあったからな、そこに色々あるだろ。 [他にも何かあるのだろう。定番の卓球がないことはないだろうと危惧は抱くことない。 なお、腕前は体育だの休み時間だのにやった程度だけどな] ひとまずぶらっと旅館内歩きつつ、土産とか宅配頼めるなら先に済ませてその後温泉でもいくか? [腰を落ち着けすぎる前にという提案なんか口にするが、特にプランがあるというほどでもない行き当たりばったりであった*] (113) 2020/12/26(Sat) 22:39:41 |
【秘】 菊波 空 → 高藤 杏音 ……杏音 [少し浮ついていた。というのもある 言うべきか言わないべきか迷っていたのもあったから、少し照れながら言い辛そうに、彼女の名前を呼んで] 貸切温泉とか、行きたいっておもうか? [ああいうのって予約いるだろうしな。なんて思うと必要なら、ぶらっと歩きながら従業員へと頼むことになるのだろう。いつものからかうというのではなくどうする?と伺うように杏音へと聞いた*] (-41) 2020/12/26(Sat) 22:40:15 |
【人】 一橋 華なら、どれがいいかな… [着ていたファー付きの黒コートを脱いでニットのセーター姿になり、コートの雪を払いのけて手に持ちながら、思案する。] お部屋に用意してあるんですか?なら、行ってから考えようかな。 [なんて事を呟き、受付の準備を先に済ませることにした。 先に家族へのお土産を何にするか、考えたりもしながら*] (115) 2020/12/26(Sat) 23:05:20 |
【人】 高藤 杏音[可憐だと。告げてくれる言葉>>112に頬を染めて。 幸せそうな笑顔を向ける。 誰が何と言っても空先輩はカッコイイので。 素直に受け止めてくれる言葉にも、笑みを深めて。] お土産良いですね。 先に配送しておけば、後は心置きなく楽しめますものね。 私、温泉饅頭頼まれてるんです。 お茶請けのお菓子が名物だったりしますよねー。 映研の皆さんには、それにしようかなぁ。 弟からは木剣を頼まれました。 それは自分で修学旅行に行って買いなさいって言いました。 [くすくすと楽しそうにお土産先を語って。 繋いだ手は温もりを持っていて。ほっとする。 温泉の地熱が関係しているのだろうか? 雪が降りしきる情景からは想像出来ないほど、この宿は温かい。] (116) 2020/12/26(Sat) 23:17:03 |
【秘】 高藤 杏音 → 菊波 空[外に意識を向けていたら、珍しく言い辛そうに私の名を呼ぶ先輩の声。] えっ…………っと。あ……。 [思わず即答出来ずに言葉に詰まる。 じわりと頬が熱くなって、心臓が煩いけれど。 伺うような先輩に、正直に答えた。] あの。正直に言うと。 分かんない……です。 えと、分かんないって言うのは……。 [ああ、上手く言葉が紡げなくて、あわあわしてしまう。] (-42) 2020/12/26(Sat) 23:18:48 |
【秘】 高藤 杏音 → 菊波 空[挙動不審な動きをした後、口元に手を当てて。 少し考え込んでから。 ぽつりぽつりと想いを言葉にするけれど。] あの…………。 正直な話し。どちらでも楽しいなって思うんです。 一緒にお風呂に入っても、入らなくても。 どちらでも。 でもその、先輩がどう思ってるのかが、分かんなくて。 あのね……。 先輩、前言ってたじゃ無いですか? 『大人になんなきゃいけないな』って。 私あれから、詳しい話しは尋ねてませんけど……。 私あれから、考えたんですけど。ね。 [先輩の事をじっと見上げて。] (-43) 2020/12/26(Sat) 23:20:14 |
【秘】 高藤 杏音 → 菊波 空私ね。先輩には、私の前では、無理して大人にならなくても良いんだって、思って欲しいです。 我儘とかも、言って欲しいです。 それがね。私の本当の気持ち。 [小さく微笑んで。先輩の手をぎゅって握って。] (-44) 2020/12/26(Sat) 23:21:46 |
【秘】 高藤 杏音 → 菊波 空だからね。質問に質問で返しちゃいますけど。 先輩は貸切風呂とか行ってみたいですか? 一緒にお風呂に入るだけなら、お部屋のお風呂も楽しそうですけど。 お宿に居る内に温泉制覇するなら、貸切風呂も予約しないとですね。 [握った手は温かかったから。 どこか穏やかな気持ちで、質問に質問で返したずるい後輩でした。*] (-45) 2020/12/26(Sat) 23:22:02 |
【人】 橘 幸也[ 待ち合わせのホームに着いた時には身だしなみなんて気にしてられる状態じゃあなかった。華さんの姿を見つけて、はあはあと荒い息を整えるのが精いっぱい。ともあれ、新幹線の時間には無事に間に合ったんだ。あんな経験二度としたいことじゃなかったけどね。] [ そうして、ローカル線と路線バスを乗り継いで行き着いた温泉街。ちらちらと雪が降る曇天模様も街並みの照明を引き立てるかのようで、幻想的にさえ感じられていた。] ……うん。 あ、寒いならカイロ、使いますか? バスの中で出してきたんです。 [ 傍らを歩く華さんを見て、僕はダッフルコートのポケットから使い捨てのカイロを差し出した。そう声にする息さえもすぐに白い湯気になって、冷たい外気に交じっていく。 そうしてしばらく進んでいくうちに、目的地の宿が見えてきた。 冬限郷。一泊二日の小旅行。 少し胸がどきどきする感じがする気がして、華さんをちらりと横目で見た。] (119) 2020/12/26(Sat) 23:24:50 |
一橋 華は、メモを貼った。 (a10) 2020/12/26(Sat) 23:37:02 |
【人】 橘 幸也[ 宿の玄関へ入りがけ、華さんへ>>21そう答える。 身長は160台そこそこ――できれば四捨五入して170cmくらいって言いたかった――の僕ではあるけど、運動神経にはそれなりの自信がある。視力だって両方2.0なんだ。もっとも、ゲームとかPCとかの話になると疎くなってしまうのは、親の教育方針のせいだって少し恨んでしまうこともあったけれど。] そしたら、まずは部屋で少し休んで。 そのあと宿の中を回ってみましょうか。 着いたら華さんと食べたいなって、パウンドケーキ。 用意してきてるんです。 [ そう伝えて僕は彼女の荷物を受け持とう、と手をのばす。 チェックインの書類を書くのは、福引に当たった華さんの役目になるだろうから、って。*] (121) 2020/12/26(Sat) 23:39:00 |
【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走[こういうとき 自分がもっと大人であればと思う。 力なく笑って首を振る彼を見るときのことだ。マナー違反など気にしなくていいのに。もし、自分が彼よりもずっと大人であれば彼は自分を追い詰めてくれただろうか。最もこういう彼だからこその愛おしさがあるのだけれど。 此方をまず第一にしてくれる。 そういう心根の綺麗な処にまた惚れてしまう>>111 仕事がなくなった事を残念な話だと心から思ってくれるのが嬉しくて堪らないと胸の奥が鳴った。このままパーティをはじめ、休みの予定について話すのもよかっただろう。けど、彼の隠し事が気になった身は彼を閉じ込めて。 隠してないという言葉にほうと息を吐いた] (-46) 2020/12/26(Sat) 23:42:09 |
【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走…なら、何で 見せてくれないんだ? 隠していないのなら、教えてくれてもいいんじゃないか。 ……なあ、鬼走。 [少し意地悪をしている自覚はあった。 指先が唇に触れればその咥内を浅ましくも求めてしまいたい欲に襲われた。彼が自分に隠しごとをするのは後ろめたい事があるからではない。彼が隠すのは自分の事を考えてだ。そう自覚している。けど、だからこそ。 ――ほんの少し、歯がゆい。] (-47) 2020/12/26(Sat) 23:42:34 |
【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走そうか。 [彼の返答に軽く歯が立つ。 首筋には痕を残すことはしないが、このまま強く噛めば服では隠せぬ場所に歯型がつくだろう。撫でてくれる彼にその許しを得ていないのだとばかり、薄く涙をはった目を見つめて訴える。知りたかったら身体に聞けという彼は挑発的だ。 先ほどまで触れていた唇が浮かべる笑みは美しく 扇情的で温まった身体の奥で 異なる熱を生む] …いや、ああ。 そうだな、足りていないな。 [囁き返す彼の肩を撫で 片手が彼の腹部にと向かう。 棚と此方に挟まれた彼の肉体にと背後から腰を押し付けゆっくりと此方を向く唇にキスを重ねて舌で下唇を舐めれば、そのままちゅっと吸いついた。ああ、彼の香がする。彼もまた此方の香を感じているのだとは気づかず。 片手は辿るように服の上から臍の辺りをなぞり] …足りていないから俺にお前を食わせてくれ。 ここ、暖めてくれているんだろう? (-48) 2020/12/26(Sat) 23:43:19 |
【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走 ……それとも 先に身体に聞かれたいか? [もう一方の手が衣類越しに 彼の胸の飾りを探り当てて摘まむ。 ぎゅっと強くするのは、意識させるため。久しぶりとはいえ愛しい恋人の身体だ。どこがどう感じやすいかも、此処の快感が育っているのも知っている。くすっと笑う声は低さを保ち、年上の恋人へと向ける視線に上目をのせ。 どっちがいいと、誘う声は彼を求めて熱く。] 今度の休みってさ 以外と多くて ――。 泊まりの旅行ができると思うんだ。 [お前の休みはいつ。と 視線は棚にと向け、わざと聞いた*] (-49) 2020/12/26(Sat) 23:45:16 |
橘 幸也は、メモを貼った。 (a11) 2020/12/26(Sat) 23:45:21 |
【人】 一橋 華―到着まで>>118>>119― あ、来た来た。うん、大丈夫よ。後5,6分ってとこ。 ギリギリだけどセーフかな。 [時間にはそんなルーズでもないはずだし私の方がいつもは遅いくらいなのに珍しいな、と思ってホームで先に待っていたら、連絡が来て彼の間違いに気づいて連絡して。随分焦った様子の幸也君に軽く手を振った。] うっかりなんて、珍しいね。…飲む? [息を切らす彼に、買っていたホットの缶コーヒーを差し出してくすりと笑う。 去年にあんな事を言われた時には随分戸惑ったものだけれど、こういうところはやはり可愛い弟みたいだと思う。 電車と路線バスを乗り継ぐ間にも話は彼の学校の事とか私の就職の事とか、互いの家族の事とか共通の知り合いの事とか、もっと他愛のない話なんかもしながら。 冬限郷の宿に着く道も、会話は尽きなかった。] (122) 2020/12/27(Sun) 0:01:59 |
【人】 一橋 華あ、うん。ありがと。少し手は冷えるなって思ってたんだ。 [カイロを手袋で受け取り、手の中で転がして温める。白い息を吐いて空を見上げながら、ふと傍らの幸也君がこちらを見た気がして、見返す視線は不思議そうだったかもしれない] ……… [やっぱりあの事だろうか、と思うと、少しだけ言葉が途切れる。 二人だけで一泊二日の旅行。特別な時間。互いの家族がなんやかや了承してくれたのは良いけれど、少しだけ考える事もないではなかった。 私はどうなんだろう、と] (123) 2020/12/27(Sun) 0:02:44 |
【人】 一橋 華[身長は私の方がちょっぴりだけまだ高い。私も運動神経は悪くないし、彼ぐらいの頃は、成績は学年ではトップクラスだった。自慢じゃないけど、大学のミスコンで優勝した事も実はある。それは余談] そうね。少し休んでから見て回ってもいいかも。 へえ…パウンドケーキ?そんなの持ってきてくれたんだ。ありがとう。 私はごめん、暇な時用のトランプとか、そういうのぐらい。 …じゃ、荷物はお願いするね。 [荷物は彼に預けて、私はチェックインを済ませる。 その後は、案内される部屋に一緒に向かうことにした。 部屋が一緒なのに家族の許可が出たのは…やっぱりそれだけの幼馴染だからって事なんだろうか。 小さい頃にはオムツを替えた事もあるぐらいだし。 彼がその事を知ってるかどうかは分からないけど*] (125) 2020/12/27(Sun) 0:03:24 |
一橋 華は、メモを貼った。 (a12) 2020/12/27(Sun) 0:06:54 |
【人】 菊波 空 ああ、短い時間だからやっとかなきゃならないことは済ませちまわないとな。 温泉饅頭は、うちも両親にだなぁ。あとは部のやつらには…ジャーキーとかでも買っていくか。 [酒飲みが多いし地方特産のものとかあるだろうしな。] 弟君にはそれだな、自分で買うから楽しいものさ。 [そしていらなくなるまでが通過儀礼っていうやつではある。 何かに守られたような過ごしやすさを感じながら、杏音>>116の手をそっと包むように握り] …後で庭も見てみるか。 [そこから出られるようになっているしな。でもそれも後でのこと。 賛同も得られたことだから杏音を連れて土産売り場を目指しがてら、貴重品をもって温泉旅館内を探索である] (126) 2020/12/27(Sun) 0:10:13 |
【秘】 菊波 空 → 高藤 杏音[そして気まずさもありながらも聞いてみて、わからない。といわれて、不満とかではなく。純粋に疑問をいだくように首を傾ぐが、言い直そうと慌てているのに、自分だけが緊張するようなものでないのにほっとはするが] ああ、そうだな。 [どちらでも楽しい。と否定的ではないニュアンスにほっとしつつ同意する。 断られても、崩れるような関係でもなければ、受け入れたら冬の海のような寒さで強引に理性が保つ場所ではないだろうから少々大変かもしれないが―などとあるが、話の続きを遮ることもなく聞いて] …そういえばそんなこといったな。 [忘れていたという態で] ……そんな、悩ませてたか。 [悩んでくれていたのか。といえばいいのに時々強がりたがる自分がいる。 性格で性分だといえばそこまでだが、本当の気持ち。といって、ぎゅっと手を握り微笑む彼女を見つめ返す] (-51) 2020/12/27(Sun) 0:11:57 |
【秘】 菊波 空 → 高藤 杏音 ハードボイルドは我慢だ、なんていうだろ? まぁそんな世界しょってるわけでもないけどな、ただこれでも一応な、杏音の前で素直になってきている、と思うぞ。 [もしかしたらそんな素直さが杏音を困らせる>>94要素なのかもしれないが当人に自覚はない。そうしながらかけられた言葉を咀嚼するように少しだけ悩んだ後] そのほうが杏音も甘えやすいか? [少し悩みながら一つだけ気になることを聞いてみたが、でもまずは自分からがいいか。ずるい後輩に、惑わされるのだって先輩だ] 俺に委ねてくれるなら……予約しようか。 [今回はと自分の意見を優先してくれる?ようなので希望を口にする] 折角杏音が引き当てた旅行だしな。温泉全部入りたいし、可愛い恋人とお風呂に入りたい。 [ド直球な欲望である。部屋にある。といってもね、それなら二回できるじゃないか。] でも、俺の理性が溶けない程度の可愛さで頼む。 [追加で我儘で妙な要望をいうのであった*] (-52) 2020/12/27(Sun) 0:14:42 |
【人】 菊波 空[そんなわけで、浴衣姿の二人は手を繋ぎながら、一度受付に貸切露天風呂の件なんかを聞いて予約が必要なら予約を頼んだだろう。そして早々に見つかった土産売り場] おーし、杏音後輩。ここでの仕事を片付けにかかるぞー。 [ノリよくいっているが、単なる買い物である**] (127) 2020/12/27(Sun) 0:15:35 |
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