【人】 巫凪 桜花ここなら――― [できるだけ、影響の少なそうなところがいい。 以前渡された禁止事項の一節。 『動植物の区域外への持ち出しは禁止。 但し、農園区画は例外とする』 持ち出す意図はないが。農園ならば、おそらく] (130) 2023/11/21(Tue) 10:49:02 |
【人】 巫凪 桜花[まだしなやかに細く、脆い枝を見定め、足を止めた。 天窓に切り取られた陽光が降り注ぎ、その下に立つ白衣が、 淡く白光を滲ませる。 つと地に膝折れ、頭を垂れる仕草は、 旧人類が祈りを捧げる姿にも、 或いは、不朽の愛を乞う姿にも似る。 触れる仕草は、慰撫するよう] [静寂を破るざわめき。 葉擦れが、空気を震わせる。 天窓越しの空へと、一途に腕を伸ばす枝、枝。枝。 黒茶の幹肌が、絡む緑にみるみる覆われる。 膝下より低かった若木は、首を反らしてなお見上げる巨木へと育ち、果実をその腕一杯に実らせる。 がっしりとした幹には、ともに成長を遂げた蔦が巻きつき、 蛇のように搦む。 一つ捥いでみれば、赤く艶々と、掌におさまる丸い果実。 顔を寄せれば、甘くも爽やかな匂いが胸を満たす。 齧ればきっと、瑞々しいのだろう。 ―――恍惚の、息を溢した] (131) 2023/11/21(Tue) 10:57:41 |
【人】 巫凪 桜花[自分の名を呼ぶ彼女――メディウムに、距離を挟んでゆっくりと向き直る。 彼女の言うところの『あいつ』。 雷恩としばしば共に在る彼女の名は、とうに記憶に刻まれていた] … 話? [彼女は知る由もないが、桜花が固く閉ざした態度を見せることは稀だ。例えばそれが、戦場で滅びゆく旧人類相手であろうとも] 何を話すの。君と、俺で。 [彼女を見返す眸が、薄氷の色を湛える*] (133) 2023/11/21(Tue) 11:21:05 |
【人】 三ノ宮 緋雁──ッ……、 [答えの出ない問いのループに陥った感覚があった。 その上、それが終了される気配がないのにも。 ここにいちゃダメだ、逃げなきゃ。 そう思って駆け出した。 もし追われたとしても必死に逃げ切るつもりで走って、オレは病棟に借りた自分の部屋へと飛び込む] (138) 2023/11/21(Tue) 13:44:09 |
【人】 三ノ宮 緋雁[結局今は何時だろう、夜のメンテナンスの定刻には間に合わなかったんじゃないだろうか。 もし夜に直ちゃんたちが来てくれたなら何か話すだろうし、来なかったならそのままどうにか夜を過ごして、朝のメンテナンスで会うことになる、のかな。 誰かに助けてほしかった。 誰でもいいから誰かの助けがほしい気分だった]** (139) 2023/11/21(Tue) 13:44:22 |
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。 (a38) 2023/11/21(Tue) 13:46:48 |
【人】 巫凪 桜花―羅生― [一人静かに、時を過ごしていた折。 名を呼ぶ声が耳に届く前に呼ばれた気がして、顔を上げる>>48] 羅生。 [おいで、と誘うように向けられる仕草と笑顔は、彼によく似合っていると思う。 身体が成体に変貌を遂げても、この仕草を見るたび、 何をしていようと直ぐにそちらに寄っていくのは変わらない。 耳触りの良い笑い声と、額に置かれる掌>>52 直接肌に触れられると、そこから躰が温もる感覚が好きだった。 それが旧人類の営みでは、『手当て』と呼ばれるものに近いと、未だ知らない] んん。寝落ちたっていうか、 話してるうちに寝かしつけられたっていうか。 直青、聞き上手だから。 (140) 2023/11/21(Tue) 13:49:12 |
【人】 巫凪 桜花あれがあれば、気になったことも、 誰かに聞かなくてすむし、… [聞かれれば、この環境に不自由はないと答えられる。 それはそうだ。 けれど、不意に口をついて零れた言葉] ――…此処。 いつまでいるのかな。 [添えた掌に僅かに力が籠もったのは、無意識だった*] (142) 2023/11/21(Tue) 13:56:33 |
【人】 寿ホ儀 直青>>92 なるほど。フランクルさん。 あなたは、ご自身が「何故そうであるのか」に 興味を然程お持ちではないようですね。 [直青は眼前の対象の、情動の変化を観察していた。 そうするのが"癖"になっている。所属AIや自らが"産み"、見守ってきたbébéたち程に波長をアジャストさせることは叶わぬまでも、ある程度の推移は追える。 第一段階の判断を完了する。 彼の思考は表層意識の、殊に浅層にばかり留まるようだった。点と点の思考が不連続に連なっている。線ではない。網でもない。それこそAI以前のbotの仕様を想起させる挙動に、それは見えた。 しかし不思議と"人格"としての一貫性は損なわれていない。] 興味深いですね。 記憶に混濁があるとの情報がありましたが、 その影響なのでしょうか。 ああ、僕には付着していません、お気になさらず。 清拭をお手伝いしましょうか? それと、その粘液はそのように損なわれて あなたの体調に悪影響はないのでしょうか。 どなたかお呼びした方が? [螺子そのものへの興味を上回るそれを、直青は眼前の青年──フランクルと、『浮草生命研究所』へと抱き始めていた。] ** (143) 2023/11/21(Tue) 14:57:59 |
【人】 寿ホ儀 直青いや〜〜〜〜〜〜〜助かりました!!!!! ありがとうございます、感謝します。merci!! [ぎゅっぎゅ、と握手を求める。 ちょっと言いづらい方法で投与した薬剤により、直青のアンドロイド体は通常形態を取り戻していた。 念の為にと余りの薬剤を譲り受ける交渉をしてから、当然に抱かれるであろう疑問に先んじて回答を行う。] 実は僕、 猫アレルギーなんです。 この施設内に「動物」が飼育されていることは 勿論承知していたのですが……、 敵意の無い存在に出会い頭に飛び付かれると 咄嗟に対処をしかねますね。 [アレルギーという表現が正確かの是非は羅生辺りにでも委ねるとして、猫に接触されると直青の体躯が"縮んでしまう"、という現象が発生することは事実である。 流石にこれは"設計"ではなく"バグ"であると断じたいところであるが、直青はその判断を保留にしている。] リヒトーヴさんにはありませんか。 こういう、予期せぬ誤作動は。 もし発生した場合、どのように対処されていますか? * (145) 2023/11/21(Tue) 15:24:04 |
【人】 巫凪 桜花[何が綺麗で、何が醜いか。 それを分かつ判断基準は、どこから来るのか。 でも、此処に来る前から。“その”感慨自体はあった。 例えば、雷恩の瞳の色に。 羅生の触れてくれる掌に。 直青が、雷恩と己に向ける笑みに。 戦場の赤に塗れ、なお鮮やかに咲く、緋雁の赤に] 分からないけど。 綺麗なものは、すきみたい。 [それは、いつの間にか己の内に根差したもの] (147) 2023/11/21(Tue) 15:30:51 |
【人】 巫凪 桜花[そうして、別れ際にふと] 緋雁も俺には、“綺麗”だよ。 [彼が理解しなくとも、それは己にとって自明のことだったから。 こともなく直截に告げて、白い裾を翻した*] (149) 2023/11/21(Tue) 15:34:30 |
巫凪 桜花は、メモを貼った。 (a39) 2023/11/21(Tue) 15:48:48 |
【赤】 寿ホ儀 直青>>*7 [その指が必要な作業を必要なように施すのを、眺めるのが直青は"好き"だった。ただ只管に、指先に視線を追わせる。吐息が漏れただろうか。構わない。 羅生という個体は、随分と厄介な"性格"に創られていた。 わざと遠回りをするように敷かれた回路。 直青にはそのように 視える 。]どうして? [ぽつり、わざわざ空気を震わせて発声された要求を、直青は半分だけ却下する。自身で前を寛げながら、 どちらの 視線も逸らさない。何故彼はそのように創られたのか。 何故直青はそのように創られなかったのか。 保留案件のひとつだ。時折取り出しては、また仕舞い込む。] ……ゆっくり、してくれますか。 環境の差異の影響と思われますが、 本日は些か敏感になっているようです。 [手頃な立方体状の放棄物に腰を下ろし、羅生をその前に跪かせるよう促す。フードを払ったのは"作業"の邪魔になると思ったからだ。蓮色の髪に手を触れさせたのは、──理由などなかった。] * (*9) 2023/11/21(Tue) 15:49:46 |
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