人狼物語 三日月国


84 【R18G】神狼に捧ぐ祀【身内】

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視点:


【独】 学徒 蝶間

「はは……」

学徒は静かに笑っているだけ。

「いやはや、小生を
"選んでいただき感謝している"

 仕込みとしては、十二分であったが故にね」

「────明日が楽しみだよ」

綺麗な花が、咲き乱れるだろう。
(-1) 2021/07/24(Sat) 21:06:41

【秘】 学徒 蝶間 → 右方舞 戸隠

「おや……」

或いはそれは、気にもかけないだけだったのか。
視界が揺らげば、胸元に立てられた印。
其れの意味が何たるかを、学徒は知っている。
そして、学徒が浮かべたるはまさに
"悦"
である。

「おや……よもや貴方が身中の虫とは……驚いた。
 余りにも予想通り過ぎた、と言う意味だがね」

「とはいえ、選んで頂き感謝する。嗚呼……火をつけたのは貴方だ。
 如何なる目的かは存ぜぬが、明日はきっと楽しい事になるとも。約束しよう」
(-7) 2021/07/24(Sat) 21:32:05

【墓】 学徒 蝶間

はてさて、仄暗い中でも学徒は何時も通り変わらない。
一枚、一枚と紙を捲る。

「しかし、しかし。成る程。本を読むにはいい場所ですね」

其の様子は、何一つ代わり映えしない。
何時も通りであった。
(+2) 2021/07/24(Sat) 21:34:48

【秘】 学徒 蝶間 → 右方舞 戸隠

「思い違いをして頂いては困る。生憎、小生は犬死は御免被る。
 其れに、"偶像"に興味は無い。結局、殺すのは貴方みたいな目の前にいる事象のみだ」

即ち是天命に非ず。殺生也。
故に、無慚等勘弁だ、と。

「然れど、小生は
"呼び水"
だ。
 何であれ、大きく物語は胎動する。小生は、其れに感謝している」

はらり、一枚、一枚と本を捲った。

「……まぁ、結末は小生にもわかりかねるがね」

「────まぁ、悪事を働く者は必ず天誅を受ける。努々忘れぬ無かれ、とは言っておきましょう」
(-88) 2021/07/27(Tue) 20:17:09

【秘】 学徒 蝶間 → 忘れ屋 沙華

はらり、はらり。堕落の声が耳朶を擽る。
それはもう、学徒は肩を払うかのように鼻で笑ってしまうだろう。

「是は是は。百鬼夜行の有象無象とは、小生もお初にお目に掛かり、嬉しい限りだよ」

膝にうだれるような感触にさえ、気にも留めはしない。
至って学徒は、忘れ屋の行動には今は一切の抵抗も示さない。

「そう捨てたものでは無いよ。確かに、本とは所詮空想。
 然れど、此処に綴るは確かに"生"で在る、と」

一つ筆をとれば其れは誰が為の物語。
因果通ずれば沙汰の限りに非ず。
薄紙一枚が、即ち現である、と。

「……さて、小生に何を望むかは存ぜぬが、アナタが思うような人間では無いよ」

「其れに、肉詰めなら間に合っているのではないのかな?
 ほら、小生の膝元にこんなにも
"無駄"
の詰まった肉袋がいる。可哀想に」

「いっそ、小生が書き上げても構わないよ。
 題名は……そうさな。『思い上がりの忘れ屋』と言うのは如何かな?」
(-92) 2021/07/27(Tue) 20:40:29

【墓】 学徒 蝶間

はらり、はらり、一枚、一枚と紙を捲る。
残った項目も、後わずか。

「さて、いよいよ大詰めだ。仕込みは重畳」

はらり、はらり、一枚、一枚と紙を捲る。

学徒は静かに、天を仰いだ。
何とも侘しき、土天上。

「さて、最後に笑うのは如何なるものか……嗚呼、小生は犬死こそ御免だが、盛り上げるには充分な事は起きるとも」

「しっぺ返しを受けるか、悪が笑うか、或いは漁夫の利を得たものがいるか……」

はらり。最後の項目で、指が止まる。
(+6) 2021/07/27(Tue) 20:45:55

【墓】 学徒 蝶間

「正鵠を射る者は、必ず現れる。さて、汝は如何なる事象なりや────?」

学徒は、問いかけた。
うすら笑いを浮かべたまま、有終を待つ。
……嗚呼、其れにしても、だ。

「可惜夜とは、良くぞ言ったものだ……─────。」

学徒は静かに、本を閉じた。
(+7) 2021/07/27(Tue) 20:50:09