人狼物語 三日月国


5 光と闇の幻影月蝕〜Phantom lunar eclipse〜

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【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[――ああ、でも。

相手が誰であれ、傷ついたらきっと、あの人は悲しむんだろうな]


[それに。
……わたし自身が、やっぱり嫌だなって、思うから]
(47) 2018/12/20(Thu) 22:06:23

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[だから。]

 
―――不死鳥よ!!
 このものたちを守り給え!!


[手にした金剛石を掲げて、叫ぶ。
と同時に周辺にいた避難民とメギドを庇うように
金剛石の輝きを放つ防御壁が展開し、
ミルフィーユの攻撃から彼らを庇うだろう]
(49) 2018/12/20(Thu) 22:12:11

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 早く、逃げなさい!!

[叫ぶ声は、彼らに届いただろうか。]

 『なになに!?』
『いやあああああ!!!バケモノがあああああ!!』

 …っ。

[ぐらりと視界が揺らぐような衝撃が頭蓋に響く。

…ああ。
わたしはまた少し、神の子から遠ざかった。

それでも、今は構っている暇はない。
どうにか周囲に人がいなくなったのを確認すると、
あらためてアナベルとミルフィーユのほうに視線を向けた。]
(50) 2018/12/20(Thu) 22:12:32

【独】 まつろわぬ白の神子 マシロ

/*
いろいろと、致命的に見逃した(
ミルフィーユごめん
(-11) 2018/12/20(Thu) 22:13:53

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[鉄線が伸びてきたのに気づいたのは、
彼女たちのほうに視線を向けたそのときで>>44]

 ……っ。

[間一髪、避けようとしたものの既に間に合わず。
そのまま、ぐるぐると片手を取られる]
(51) 2018/12/20(Thu) 22:17:59

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

 
 あなたは……。

[この男は何者か。
わからない。――ただ。
先程見たときにはわからなかった不穏な気配が、
此方を突きさすほど、痛いほどに感じる。

ミルフィーユの刃が此方に迫ってくれば、
片手を封じられたまま、白く輝く不死鳥の羽を散らすようにして、
それらの軌道を変えて防御してみせる。]*
(53) 2018/12/20(Thu) 22:25:28

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[巻かれた鉄線とは別にもう一筋が身体に突き刺さる>>54]

 …っ。

[だが、彼の顔を見やれば、
そこに見えたのは先程の気配とは異なるもの。

訝しむ余地はなかった。
鉄線越しに伝わる"奇跡"が、わたしに伝わると同時
先程の避難民の言葉で失われた力が再び戻るのを感じる。]

 …。

[先程、アナベルは彼を天使だと言っていたか。
ならば、奇跡――他者の運命を操ることができるのも
わからない、話ではない。]
(69) 2018/12/21(Fri) 7:23:43

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 えっと……ありがとう。

[鉄線を解く彼にお礼を言って>>62

彼の唇から、二人分の言葉が紡がれている。
…詳しいことは分からないけれど
どうやら、ミルフィーユと同じ、ような
そうではないような。

そうして、彼が淡く光る槍――夜果ての槍≪ロンギヌス≫で
ミルフィーユの爆発を防げば。]

 …っ。

[飛び立つ彼と、ミルフィーユを追うように
アナベルの導く先へ向かう。
そして、その先に在ったのは――……>>66]*
(70) 2018/12/21(Fri) 7:24:22
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。
(a10) 2018/12/21(Fri) 7:25:35

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[地下書斎の主たるアナベルが見せる光景>>77

イシに込められた、ヒトの願いや祈りと、
そして煌めきを放ち続ける偶像の幻影《ファントム・オブ・アイドル》を。

そしてもう一つ。
先程見せられた、学園内の光景>>25を脳裏に浮かべる。]

 ……。
(85) 2018/12/21(Fri) 20:29:25

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[ゆっくりと瞳を開けて]

 アナベル。
 …優しいのはやっぱりあなたのほうだと、思うよ。

[苦笑交じりに相手に返す。]
(86) 2018/12/21(Fri) 20:29:42

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

 ねぇアナベル。
 あなたには大切なひとはいる?

 皆大好きよ、とか、大切だ、とか、
 そういう話ではなく。

 個人として、この人が大事で、大切で、
 この人の願いを叶えたい、
 この人と一緒に過ごしたい、
 この人のためなら、世界のすべてさえ
 犠牲にしたっていいと、そう思えるような。 

 わたしは、この身体を得て短いあいだだったけど
 そう思える時間を過ごすことが出来たわ。

 このひとを大切にしたいとか、大好きだとか。
 この想いを無駄にしたくないとか。
 そういうふうに思えることが、たくさん。
(87) 2018/12/21(Fri) 20:31:05

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 ううん、いいことばかりではなくて、
 それこそ、いろんなことがあったわ。

 悲しい想いや無力な自分に悔しい想いも、
 分かり合えない歯痒さも。
 突き刺さるほどに胸が痛むことも、あった。
 大切なひとを失うかもしれないことに
 怯えることだってあった。
(89) 2018/12/21(Fri) 20:32:31

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 でも、それがきっと「生きている」ってことなのよ。

 悲しみや苦しみや辛いことがある代わりに、
 ニンゲンたちは、自分たちの限りある短い命の中に
 喜びや幸福を見出す。
 永遠を生きるわたしたちにはない、
 鮮やかな色彩《セカイ》がある。

[生きる幸福と苦しみは
きっと世界というプリズムの異なる側面。]

 あなたの差し出す世界は、
 とても素晴らしいものだと思う。
 永遠の安寧と幸福に満たされた、
 なんの苦しみもない与えられた世界。
(90) 2018/12/21(Fri) 20:38:41

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 ……でも、あなたが作り出す世界は、わたしの願いを、
 かなえてくれる世界ではないの。
(91) 2018/12/21(Fri) 20:40:09

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 わたしは、この世界で"生きて"いきたい。

 大切なひとたちと共に限りある日々を
 ひとつひとつ積み重ねていきたい。
 管理者なんて神様モドキになるつもりはないの。

 ねぇ、アナベル。
 世界の全ての願いや祈りを束ねても、
 どれだけたくさんの人たちを幸福に眠らせても
 あなた自身に手を取り合う大切なひとがいないのなら
 その世界は、とてもさびしいものだって、思うんだ。

 先代のニグラスやコーネリアス、
 そして彼の言葉を伝えてくれた子が、
 わたしに託してくれたものを無駄にしないためにも、
 わたしは、今、あなたと戦わなければならない。

[この幻影月《ファントム・ルナ》を打ち破って、
この世界を今一度、変革しなければならない。
手にした金剛石とあの人から託されたものを握りしめながら、
まっすぐに黒の不死鳥の少女を見据えた。]*
(92) 2018/12/21(Fri) 20:46:31

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[差し出されたマイクに>>100]

 ……ううん。

[その手を握りしめる。]

 わたしだけでは、だめだから。
 ミルフィーユの力も、必要なの。

[これで最後なのだから。
折角だから、我儘を言おう。
とびっきりの、我儘を。]
(105) 2018/12/21(Fri) 21:38:28

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 わたしも、頑張るから。
 …ミルフィーユの闇《ヨル》で、
 幻影月《ファントム・ルナ》を呑み込むことはできる?

[それは、月蝕を呼ぶための願い。
欠けては再び満ちる月を、元通りにするための、
そして今より少しだけ新しい世界を、
始めるための願い。]
(108) 2018/12/21(Fri) 21:47:42

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[それから、もうひとつ。]

 ――…望月《みつき》、と。
 それが、あの人がつけてくれた"わたし"の名前。

[かつて月に召し上げられる前のあの人に強請って>>0:44
そうして、あの手紙に記されていた名前。>>139

その手紙には、わたしの名前を呼んでやれなくてすまなかったと、
『世界柱を、そしてあの蒼星をどうか守ってほしい』と
そう、記されていた。]
(109) 2018/12/21(Fri) 21:49:49

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[かつて、天界にて『黒の乙女』と呼ばれた先代の黒山羊と
偽天使とのあいだに交わされた言葉を>>2:35>>2:41>>2:42
わたしは知らない。

それでも、富嶽の山の頂で彼女の亡骸が焼かれたあの日、
その遺灰から白と黒の不死鳥が生まれ出でたのは。
己が支えたこの世界を守りたいと、
あの黒山羊が、そう願った故だろうとわたしは思っている。

わたしにあの人からの手紙を送ってくれた>>2:308
名前も顔も、知らない誰か。
彼女がヒトの持つ有限の命に価値を見出したことも、
命が尽きるその刹那まで、使命を全うしようとしたことも
わたしは知らないけれど。

――でも、今、巡り巡ってその手紙は確かにここに在る。]
(116) 2018/12/21(Fri) 22:08:21

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[あの富嶽《タイランペディア》を生み出した男と、
ミルフィーユとのあいだに交わされた言葉と想いを
わたしは知らない。
あの男と繋がっていた星の数ほどのイシを
わたしは知らない。

でも、彼らが自分たちの存在を賭して戦ったことを
わたしも、ミルフィーユも忘れない。

あの綺羅星の姫とは、最後まで分かり合えなかった。
己の存在と誇りを全力でぶつけてきた彼女に、
きちんと向き合えた気がしない。
後悔は尽きない。

……今も、思い出すと胸が痛むけれど。
でも、それで膝をつくわけにはいかないから。
彼女が最後まで精いっぱい戦ったのならば、
わたしだって、負けるわけにはいかない。
それが、後悔が尽きないなりにわたしができる、精一杯。]
(117) 2018/12/21(Fri) 22:09:25

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

 
 わたしも、負けるつもりはないの。

[>>114だから、全力でいく。
己の存在、全てを賭けて。]
(118) 2018/12/21(Fri) 22:12:04

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[アナベルに従うイシたちが奏でる音楽。
その演奏に、次第に別の音が混じる。

細やかな雑音《ノイズ》のようだったそれは、
次第に明確な音となってイシたちの演奏と重なり、
一つの音楽としてカタチを変えていった。

それは、命の唄。
この地上に数多在るイノチ――…草花や樹木、
鳥や獣、虫や魚たち。
かつて富嶽で燃やされたニグラスの遺灰は、
白と黒の不死鳥を産み落とした後、
灰となって空へと舞い上がり、
やがて雲と混じりあい雨となって地上に降り注ぎ――そうして、
長い年月をかけて万物へと宿ったもの。
その命が共鳴し合い、音を奏でている。]
(119) 2018/12/21(Fri) 22:13:19

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[普段、ヒトとして生きていれば
恐らく生涯聞くことのない、
誰に顧みられることのない、
だがたとえようもなく尊い、地上の命の唄。

それが、地上を覆い尽くさんばかりに鳴り響いている。
この異界に届けとばかりに、
ミルフィーユの夜を、
夜明け前よりなお暗い夜闇《ヨル》を支えんばかりに
わたしの"活性化"と混じりあい彼女の力を倍化させていく。

彼ら《イノチ》は、知っている。
命とは闇より生まれ出て、そして光と闇とを
受け入れながら生きていくものだと。
片翼の鳥が一羽だけでは飛べないように、
片方ばかりでは、理は成り立たない。]
(120) 2018/12/21(Fri) 22:17:53

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[マイクを握りしめる、その指先が
アナベルの力>>115に当てられて
ぴしり、ぴしりと罅割れて欠けていく。

それでも、マイクを握る手を離しはしないし、歌声は止まない。
止めたりなんて、しない。]
(123) 2018/12/21(Fri) 22:37:40

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[>>113なんのために生まれたのか
 答えなどない孤独の中巡りあえた命
 繋ぐ手のぬくもり、君の笑顔を
 守りたくて、偽りにしたくなくて
 だから運命《さだめ》に抗うと決めた]

[だから今 Phantom lunar eclipse
 月を殺して《あいして》
 終わらせるんじゃない、変えていくんだ
 共に生きていくために]
(124) 2018/12/21(Fri) 22:38:57

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[千と一の夜を越えてきた君に差し伸べられた温もりが
 凍った心を溶かしてくれたんだ
 闇のなか過ごした一万と二千の孤独より
 あなたがいてくれる今を選ぶよ

もう少し今 Phantom lunar eclipse
 月を殺して《みらいへ》
 大切な誰かと共に生きる未来がほしい
 色彩《ねがい》をくれたのは君だから]
(135) 2018/12/21(Fri) 22:54:50

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[ボクにこの瞳があるのは
 君と同じ景色《セカイ》を見るため

ボクの口が減らず口を叩くのは
 君と日々を語り合うため、喜びを分かち合うため

ボクが君に手を差し伸べるのは
 君と手と手をつなぐため、君を抱き締めるため

ボクに二本の足があるのは
 君と同じ歩幅で世界を歩くため

特別なことなんかじゃない
 君と同じ世界を生きる、ただそれだけの日常を
 守るためにボクは戦う

 特別なチカラなんていらない
 ただ君が笑っていてくれるなら
 それだけでいい それだけでいいんだ]
(136) 2018/12/21(Fri) 22:55:16

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[ボクらは変わらなければならない
 一秒一秒と景色を変えるセカイで生きていく

この胸の痛みを
 悲しみを なかったことにはできない
 痛みを抱えて そして変わっていかなければ]
(137) 2018/12/21(Fri) 22:56:17

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[ぴしり、ぴしりと罅割れは徐々に大きくなっていく。

――ああ、もう少しだけ。
もう少しだけ、歌わせてほしい。]

[刹那聞こえた、スピカの声>>

なんだろう、なんだか酷く温かい気持ちになって、
気がつけば笑みを浮かべている自分に気づいた。]
(139) 2018/12/21(Fri) 22:59:04

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[届いてよ―――Phantom lunar eclipse!!]*
(140) 2018/12/21(Fri) 22:59:56