人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

「ああ、少し異能を使いすぎてね……気遣わせてしまいすまない、ありがとう。おいで」

能力を使いすぎれば当然疲労もたまる。体力・気力ともに使用しての能力行使は少なくない負担を男に与える。
この一言が、負担になるほどに能力を行使したことの証明にしかならないことすら頭から抜けている。

部屋に招き入れ、扉のロックをかけてからあなたに両腕を伸ばす。叶うのならば抱きしめようと、あなたの髪に鼻先を擦り付けようと。
(-301) 2021/10/06(Wed) 23:43:02

【秘】 知情意 アマノ → 叛逆者 ミズガネ

扉向こうから現れたあなたを見て、男はかける言葉に悩む。あなたの様子を伺いながら箱を軽く揺らし、酒瓶が小さくぶつかり合う音を作って。

「いや、……話したいことがある。立ち話する内容でもないし、これを置きもしたい。君の時間と都合が許すのならば、ではあるが、上がらせてもらえないだろうか」

問いかける。
許可なく踏み入ったあの時と違う、アマノとしてここにいるので。
(-304) 2021/10/06(Wed) 23:47:57

【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス

「……現代のもの、ですか。私の知る現代は100年近く前ですが、それより前のものとなると……学んだことがあれば、程度でしょうね」

この男にも学校に通い明日を夢見る時代が当然あった。学生の頃というのは簡単に思い出せぬほど遠く薄れた記憶となっていたが、それでも教養として触れた可能性もあるのだと考えられる程度の知識は残っていた。
遠き時代に生まれた、不完全さの際立つ娯楽。その資料は今こうして現代に生きる自分達にとってひどく稚拙なのだろう。

「それで、作業進捗はいかがですか? 何かしら貴方様の中で得心が行くような結論、あるいは仮定は見出されたでしょうか」
(-312) 2021/10/07(Thu) 0:05:01

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

あなたが伸ばし抱き締め返す腕は当然男にとって心地良いものであり、あなたが胸元に擦り寄る姿にすら
いとおしいものを感じたので
くすくす笑う。

「くすぐったくしたかったんだ。ほんの少しのいたずら心のようなものだよ、……向こうに行って話そうか」

そう、ベッドを指し示す。男の部屋は相変わらずベッド以外のほとんどの家具に使用形跡が認められないが、ベッド上は先程まで寝転んでいたので荒れている。触れれば体温すら感じることだろう。
(-315) 2021/10/07(Thu) 0:12:10

【秘】 知情意 アマノ → 叛逆者 ミズガネ

「……ありがとう。それでは」

一言だけ礼を言った男は促されるままにあなたの部屋に踏み入れる。数時間前には異なる形で訪れた部屋を見渡し、一度目を閉じる。
酒瓶の入った箱は邪魔にならないよう端に下ろしてからあなたに視線を投げかけた。

「まず、先に言わせてほしい。……すまなかった」
(-318) 2021/10/07(Thu) 0:17:04

【秘】 知情意 アマノ → 気分屋 ルヴァ

言語などという不確かな受発信に感情という不確定要素も乗っかる始末だ。不完全である、というあなたの言に異議を唱えることもない。

そうして、己とは全く異なる思考には目から鱗が落ちたような心地にもなった。きっとあなたと思考の始点が異なったからなのだろう、正反対の方向から辿ったが故に、逆の考えでありながらも合点が行ってしまう。

言葉一つで知性を失った何かの群れが滅びに向かった、あるいは滅んだ過去というのは歴史を紐解けば腐るほど出てくる。宗教のような精神や知性を蝕むものは好まないので、世間一般の彼らが抱く贖罪、あるいは償いといったものの新たな捉え方を前にして、男は『理解できない』という思考を抱いた。

「……君と話すのは発見があってとても興味深いな。なるほど、疑問を投げかければその一言で世論が動く可能性もある。メリットが多い以上は口にしない理由もない、か」

(-334) 2021/10/07(Thu) 1:26:32

【秘】 知情意 アマノ → 気分屋 ルヴァ

男は続く具体案を聞き思考する。

「では封鎖は君に任せられるな。それだけの前職があるのならば問題ないと判断する、……もう蘇生装置にも細工をしたのか? よく周囲やサダルに気取られず……いや、そこは後でいい、か。
 ともかく求められている役割は分かった、私は――
邪魔する者
を皆撃ち殺せばいいんだな?」

男は雷の異能を持っている。制御下ではあれど、主人の手伝いとして能力を行使し続けてきた人間なのだ。
多少調整が上手く行かず対象に苦しむ時間を作ってしまうこともあるかもしれないが、戦闘能力は高いほうだという自負がある。

……男は、あなたの求めるものを聞いて。あなたの求める者を聞いて。不思議とそれが歪なことであるとは思いきれずにいる。人として在るべき知性を奪われることも、暴力や殺戮の中に非力な者が置かれることも好ましくないのだし、……人間という不完全が嫌いなあなたが彼女と呼ぶ相手ならば何であるかもある程度の推察ができてしまうから。

「……君が求める彼女、アマリリスは……きっと完全に限りなく近しいモノなのだろうな。
 失敗すれば待遇悪化では済まないし、最悪の場合は永久凍土送り。二度と会えぬどころか全てが閉ざされる。
 それでも試みようというのならば、私に生じるメリットを提示したまえ。ルヴァ」
(-335) 2021/10/07(Thu) 1:26:46

【秘】 知情意 アマノ → 気分屋 ルヴァ

/*キガハ=ヤイ5世(926-989)様こんばんは、綿棒(特大)ですわ。最高のロールをいただいてアタイとっても興奮しております。
さて、これはPL視点でのお伺いなのだけれど……これ、
「イベント起こそうぜ☆」
の意図でよろしいでしょうか!?

エリア乗っ取りや蘇生装置に仕掛けをする等が
GMやレギュ的にどうなんだろう
というのがあり、めちゃくちゃ楽しそうなバトルの気配を感じながら乗り切れずにおります。とはいえ記載はないから……わからんな……(設定周りアーカイブを見ながら)
もしGMやレギュ的にオッケーであればぜひ乗らせていただきたいわ、というのも書き添えておきますがそんな相談でした。もしGMやレギュ的にダメだったらここでアマノが断って終わらせるからご安心くださいですわ!

絶対やべえ気配がする!と思っていたら案の定やばくて最高ですわルヴァ……かわいいですわ……愛を込めて♡
(-336) 2021/10/07(Thu) 1:27:43

【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス

/*眠れなくて草ですわ♡というわけでPL連絡返しに来ました。こんばんは、綿棒(特大)ですわ。
まずは言いにくいでしょうにしっかり連絡下さってありがとうございます!連絡してくださる信頼PLよ……好き……それはそれとしてトラヴィス様にそんな感情向けていただけているなんて思ってもみませんでしたわね!?

PL様の傾向的にも強引に生やすタイプではないと確信しておりますし、何度考えても至った思考ということなら理由があり辻褄もあっている感情だと思うので、こちら【片想い】【万が一の修羅場】どちらも大丈夫です! ただし、【アマノはトラヴィス様に靡かない】のでそちらが辛くなってしまうかもしれないしイベント起きる度に辛くなるかもですが覚悟しやがれですわ。

アマノ関連で連絡したほうがいいのはアマノの本命である【ナフ】と、あとペットとして欲しくなるようならばアマノのご主人様である【チャンドラ様】も含まれて来ると思います。私ことアマノPLが【本命であるナフ一筋でありトラヴィス様に靡かないから大丈夫だと言っていた】旨をお伝えいただけるとお伺い立てやすいと思いますし、こちらからも(重複することにはなりますが)二人に連絡して確認を取りたいと思います。

これは繰り返しになるのですけど、マジで言いにくかっただろうなと思う中で勇気出して言ってもらえたので本当にめちゃくちゃ嬉しいです。ありがとうございます。安心した。ビッグラブよ。ンーチュッ(キスの音)
(-365) 2021/10/07(Thu) 3:12:24

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

/*PCのほうまだ返信していなくてごめんなさいね、PL連絡しに来ました。こんばんは、綿棒(特大)ですわ。

前提情報として、とあるPL様から連絡をいただきまして。
【アマノへの感情が片想いに近い気がするのだけど修羅場を作るつもりはなく、ただ万が一修羅場のほうに転がったりしても大丈夫か確認させてください】という旨のことをお伝えいただきました。
当該PL様は傾向的にも強引に生やすタイプではないと確信しておりますし、何度考えても至った思考ということなので理由があり辻褄もあっている感情だと思っております。そのためこちら【アマノは本命であるナフ一筋であり当該PCに靡かないから大丈夫】と答え、当該PL様からも同内容の確認をしていただくようお伝えしました。

本題は、【該当PCからアマノへの片想い】【片思いに伴う修羅場】が発生しても大丈夫でしょうか、というお伺いです。大丈夫なのは私個人の話ですので、そちらが嫌であれば気兼ねなくNGを出していただけたらと思いますし、逆に修羅場上等であれば「やってやんよ!ハァン!」になっていただけたらと思います。どうか無理はなさらずにね!
以上、よろしくお願いいたします。愛しておりますわ。
(-368) 2021/10/07(Thu) 3:32:36

【神】 知情意 アマノ

「皆が皆、血と死を求めているわけではないということだ。
 イクリール、私、ナフがミンへ投票……までが宣言されている範囲か」

「他は……好きにしたまえ。誰を何の目的で除外するにしても所詮はゲームだ」
(G18) 2021/10/07(Thu) 13:05:34

【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス

あなたの諦念を男は完全には理解できない。ただ、あなたが常人であるのならば見出せない領域があるのだろう、と先の会話で分かってはいた。
美しさ。それ自体は素晴らしく得難いものだ。自分のような老け顔にとっては。しかし、それが世界を変えるかというと話は別であるのもまた事実だ。
……男は、断りなく椅子に腰掛けるという無礼を働きながらもあなたを見遣る。

「私の罪は私の世界を守るためでもあり、私の世界を変えるためでもありました。
 ……投獄前、私はとある国家プロジェクトに参加していました。完全を、神を作ろうと始まった計画でした。やがて知性を捨て、私のような武力ある化け物を生み出す方向に傾いたのを見て。知性が必要な研究・計画で何を言っているのだと、私は怒りを覚えました。
 その結果が……被検体・研究員を巻き込んだ研究所内テロによる84人殺人、および全研究データ破壊による国家背任です」

『背任罪及びそれに伴う殺人罪』。それが化け物の持つ罪の名称だ。男はあの時、化け物に成り果てたのだった。

「世界は未だ不完全です。解くべき謎、可能にすべき不可能に溢れている。……この船が存在する疑問も、無礼講が行われる矛盾も、未だに答えを出せないままです。ひどく歪である、と愚考いたします」
(-425) 2021/10/07(Thu) 15:06:56

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

「たまにはこういうのもいいだろう?」

あなたの後を追う。うつ伏せに寝るのは当然止めないし、自分もまたあなたの隣に寝転んだことだろう。問いかけには天井に暫し視線を投げかけてから、逸らし。

「……ああ、そうだ。ずっと寝転んでいたから体温が残っていたのかもしれない。君はよく眠れたかね?」
(-426) 2021/10/07(Thu) 15:13:05

【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス

/*あっそうだ(PL言い忘れ)
頭に壁打ちつけないで!それが感情ならば仕方ないではありませんの!
待ってくださいましアマノもナフも別方向にトラヴィス様のウィークポイントですわね!?やば……そりゃあこうもなるわ……草……失礼しました……傷がどうなるのかアタイもこれから楽しみですわ。

というわけでナフPL様からも連絡あったと思いますがあっちもあっちでめちゃくちゃ美味しい修羅場上等ということなので遠慮なさらずかかってきやがれですわ!アマノは……この通りだけど……(虚無を見ながら)
(-428) 2021/10/07(Thu) 15:16:05

【秘】 知情意 アマノ → 叛逆者 ミズガネ

「当たり前だ、……何のために君を襲撃対象に選んだと思ってるんだ……」

どこか食い気味に男が言葉を重ね、それから視線を落とした。その所作を箱から酒瓶を拾い上げるものの中に紛れさせ、あなたのもとへと少しずつ進む。

「……トラヴィス様に能力を使いすぎた結果疲労が溜まり、私自身の出力が低かった可能性がある。
 能力を用いての処刑で一撃で、と宣言したのに裏切る形になってしまったこと、本当に申し訳なく思っている」

実のところ、時系列として見るとあの看守を殺害してからのあなた襲撃にあたるのだ。能力に体力や気力を用いる以上、そのようなイレギュラーが起きてしまうのも理解はできるだろう。その苦痛に対しての納得になるかはともかくとして。
(-430) 2021/10/07(Thu) 15:26:00

【秘】 知情意 アマノ → 模範囚 メサ

「君は生まれた場所故に悪として生きてきてしまった人間だ。しかし繰り返しにはなるが、君の感性はまともであると私は思っている。生まれた場所故に悪になったのならば、君ではなくその場所が悪だっただけだと、私は思う」

ここにいる以上、何の慰めにもならないが。誰かが定義づけした悪という言葉に囚われているあなたを見ながらそう言葉を紡ぐ。

「メサ。君が贖罪の定義と手段を、もしこの宴で見つけることができたのならば……それを私にも教えてほしい。正しいかどうかは後で考えるにしても、私は、君の出した答えを聞いてみたい」
(-432) 2021/10/07(Thu) 15:31:48

【魂】 知情意 アマノ

男はその部屋にいた、ので。一度眼鏡を押し上げてあなたを探るように見てから、ほうと息を吐いた。

「……私以外にも雷の能力を持つ者がいる可能性、襲撃サポートマシンに頼った可能性……を挙げたところで意味はないか。現に君は確証を持ってそう話しているようだからな」

看守の名が挙がるだけでなく、M-701……ミズガネの名も挙がってくるのであれば。己がそういうものであるとあなたも知ってしまったのだろうと男は結論付けて話す。

「ああ、私から希望した。猟奇的な者に恐怖し殺されるくらいならばと思ってね。
 ……ミズガネ、は……一撃で殺してやれなかった。せっかく選んだのに」

訥々と語る男の視界にはきっと、苦しみ藻掻く仲間の姿が焼き付いている。

「死の過程を見世物にされる苦痛を、与えたくなかったんだ」
(_6) 2021/10/07(Thu) 15:40:44

【独】 知情意 アマノ

/*日付更新直前に置き手紙したい、と思ったけど1日しか続かなかったわね……隔日ならチャンスは今日までだけど、ここから書く気もないしね……(発熱にやられながら)
イベント起きるなら起きるで蘇生後の精神おしまい肉体げんきモードでレイドボスはかなりいいんじゃありませんの?
(-438) 2021/10/07(Thu) 16:15:19

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

「……いい、か。ならよかった、私も嬉しい」

喜びに嘘はない。あなたが悪くない、ではなく、いいを告げたことも。いつも通りに眠れたことも。あなたが自分にくっついてくれることも。全てが嬉しくてたまらない。
もっと多くを、と望んでしまう自分もいるけれど。


数日前は警戒すらしていた相手であるはずなのに、こうして触れ合いじゃれあう時間にすっかり慣れてしまっていることが、男は不思議でならなかった。こんな監獄の中で、こんなゲームの中で、こんな感覚を得られることになろうとは。
あなたに両腕を伸ばし、叶うのならばまた抱き締めようと。

「枕が変わると眠れない人種もいるらしいが、君はそうではないらしいな。よかった」
(-441) 2021/10/07(Thu) 16:28:18

【魂】 知情意 アマノ

……"セファー"の名が台無しだな……


男は今、自らのコードネームに恥じる行いをしたという自覚を持っていた。
セファー・ラジエール。大天使であるラジエルがその豊富な知識で宇宙創世に関わる全ての秘密を書き記した『ラジエルの書』。男が名乗っていたのはそんな名前だ。

「殺したい者はいない。殺す者を選ばなければいけない。ここにいる者の半分は、処刑で、見世物のように殺されることになる。……そうなった時に私は考えたのだよ。
処刑ではなく、
襲撃で死なせてやりたい者を選ぼう
と。死の過程を他者に共有したくない、見世物にしたくない者を選ぼうと、ね。
 私以外の者も、概ね同意してくれた。私の好きにしろとね」

自分が処刑で殺されることについては。あえて何も言わなかった。それが恐らく
今日になる
、今日じゃなかったとしてもそう遠くない話なのだとよくよく理解しているにも関わらず、男はただ瞳を閉じるのみだ。
端末が置かれる大きな音を聞いても、感情が滲むであろうターコイズをひた隠しにして。

「……席を外した方がいいかね?」
(_8) 2021/10/07(Thu) 16:39:00

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

己があなたと触れ合いたいと願うようになったきっかけは何だっただろうか。そう考えた男がたどり着いた結論は、あなたというものの内面を知ったことだった。得体のしれない怪物、いつ喉笛を掻き切ってくるかも分からない獣、そういうものだと思っていたが故に警戒をしていたあなたが、まっさらで無垢な青年であったことに安堵したからだ。
それだけではないが、今は言わなくていい。


「流石に床で寝るのはやめたまえ。せっかくの寝具があるのだから」

腕に収まるあなたにそっと甘える男が、今この時どれだけ癒され慰められていることか。

「そうか。このゲームの舞台は君にとって何かいい刺激になったということかな。頭の中と胸の中、……何を思っているのか、私にも聞かせてくれないか」
(-457) 2021/10/07(Thu) 18:12:57

【赤】 知情意 アマノ

「……セファーは叶わない夢物語に思いを馳せるのは望まない。望まない、はずだった。
 けれど今、セファーはそんな戯れを行おうと思っている」

流石に最期の発言がファミチキを求めるものではあってほしくないので。


「明日ももし生きていたら、そうだな……マフィンvilを申請してここに持ってこようか。相談中、ずっとここで食べていよう」

あ!最悪!
(*8) 2021/10/07(Thu) 18:18:18

【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス

「知性のみでは武力に勝てない。武力のみでは知性に勝てない。どちらもなければ完璧足りえない。……それだけのことすら分からなかった、ただそれだけを忘れてしまった、そんな者達に後れを取るほど弱くはなかっただけです」

直接的に殺した相手もいれば、所内の設備を利用して殺した相手もいる。半ば衝動的にでもそれだけのことを成してしまえたのが男が常軌を逸している証左なのかもしれないが。
あなたがその『そんな者達』にいくらかの理解を得ている様子を聞き語る言葉を耳を傾けると、男はかつて自分が所属していた研究所の内情を朧気ながら記憶に呼び戻していた。実際、あなたの言う通りなのだろう。ある者は強大な力を付与されたことに喜び、ある者はその力によって得られる富を夢想した。彼らに賛同した者達が己の言葉に耳を傾けることがなかったのはそういうことだ。

あなたの笑みが常のものと離れているように思えて、次の言葉を待った男は。
その言葉を聞いてただ、すっと。すっと、ターコイズの双眸を細めただけで。

「……ありがとうございます。賞品としてこの監獄での生活と凶悪犯の肩書きを賜り、こうして貴方様と言葉を交わす機会をいただいております」

と、常と変わらぬ声音で告げるだけだった。
(-461) 2021/10/07(Thu) 18:40:14

【魂】 知情意 アマノ

「私が人間を好む理由はいくつかあるが……一番は、不完全さに由来する『人間らしさ』があるからだと認識している」

あなたの問いに一度それだけをはっきり告げた男は言葉を続ける。

「『知情意』という言葉がある。人間の精神活動の根本である、三つの心の動きのことだ。

 私は、人が人として考えるがために存在する
知性
を。
 人が人であるが故に抱き揺れる不安定な
感情
を。
 人が人であるが故に願い進むために用いる
意志
を。

その全てに人間らしさを感じ、知性がなければ感情も意志も生まれないと思っているからこそ……知性というものを、好んでいるのだよ。
 ……不完全が好ましいとは、思っていないがね」

仮面纏う看守に知性の犯罪者と呼ばれた男は、最後にそう付け足した。
(_10) 2021/10/07(Thu) 18:52:57

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

あなたが木兎をレンタルしていたことを知らない男は急に出てきたそのもふもふの名に怪訝そうな顔をしていたが、――それも、すぐに意識から抜けて行ったことだろう。己を見下ろし、しっかりと捉える柘榴色を見て、獣の内に何かを見出すよりも先に引き込まれたようでもあった。
それから、あなたの告げる言葉のひとつひとつを聞いて、ぞくぞくとしたものが背筋を駆け抜けていく。

ああ、これだけ欲されていることがこんなにも嬉しい。

「……きっとそれは、私から教えないほうがいいものだ。君が君自身で見つけたほうがいいものなのだろう、と私は思う。
 
私が教える言葉はきっと、私の願望になってしまうからね


小声であなたの頬に手を伸ばす男は微笑んで続ける。

「だから。その答えが見つかったその時は……
 ナフ、君から私に教えてほしい」
(-464) 2021/10/07(Thu) 19:13:29
アマノは、目玉ゼリーvilを貰って来たらしい。どうしたものか。
(a123) 2021/10/07(Thu) 19:31:55

【人】 知情意 アマノ

←これはどうしたものか……の顔。
(125) 2021/10/07(Thu) 19:32:41

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

自分の願望はきっと一言でまとめて伝えられる言葉だ。ただ、自分もこれを伝えることが難しい。そんな一言をそういう意味で口にすることが妙に躊躇われてしまう。
監獄の外に求めていた安らぎと異なる幸福を抱いている意味なんて、この感情が摩耗した男にとて分かってしまうのだ。

「……ああ、約束だ。ありがとうナフ」

甘噛みされたとて喜んでしまうのだから困りもの。ターコイズは優しく細められて。

「困ったな。君とこう過ごしているだけで満たされてしまう」
(-476) 2021/10/07(Thu) 19:56:48

【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス

「ええ、存じております。……仰る通り、私はあらゆる欲望に晒されてきました。この場にしても、世間一般の願いが生み出した監獄、それ故に為されている無礼講であると認識しております。……ある者は、罪とは我等を監獄へ送るためのレッテルであると言っていましたね」

男は自らの身体を見下ろすように目を伏せる。欲望とは世間一般の抱く願いだけではない。暴力や死、あるいは性の捌け口として、男は実に多岐にわたって用いられてきた。男が男でなくなるほどに。

「人には人の全てを見ることは叶いません。それは常人だろうと罪人だろうと同じことです。
 ……貴方様の仰る財を得られなかったというのは少々残念に思いますが。トラヴィス様、貴方様が繰り返そうとしたのは……繰り返してでも、私という者から財を得たいと願ったからなのではありませんか」

あなたの言う財が何であるかは、分からないが。
(-485) 2021/10/07(Thu) 20:31:31

【赤】 知情意 アマノ

「輸血パックは……セファーも嫌だな……」

嫌だな……になっている。
(*10) 2021/10/07(Thu) 20:34:31

【秘】 知情意 アマノ → 叛逆者 ミズガネ

「……それならば、言いに来てよかった。正直なところ君に合わせる顔がないと思っていたのでね……門前払いを食らうことも考えていたのだよ」

席に着き、二人分のグラスに酒を注ぐ。男は酒には詳しくないためよく分かってはいないがある看守から押し付けられたものなのだ、品質はそれなりだろう。

「ああ、トラヴィス様の件か。あれはトラヴィス様自身がそう望まれて私に命じたことだ。……私を殺せ、恐怖を与えろとな」

あなたがどのような影響を受けたのかは分からない。分からないから男は端的に、普段通りに言葉を紡ぐ。
それでも殺害については話を逸らそうと。


「……蘇生してから、チャンドラ様に会われたか?」
(-493) 2021/10/07(Thu) 20:52:14
アマノは、目玉ゼリーを食べていた。ご馳走様でした。
(a133) 2021/10/07(Thu) 20:57:23