人狼物語 三日月国


181 忘却の前奏曲、消失の1ページ

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【人】 朝日元親



[ 後ろへ振り向けば、ふらふらと車線すら守らない
  乗用車が道路の中で獰猛に暴れながら
  こちらへとやってくる。

  止まることを知らない乗用車が
  ボクらの立っていた歩道へ、突っ込んできていた。]


(191) 2022/10/25(Tue) 22:15:35

【人】 朝日元親



[ でも、その矛先にいたのは

               ボクではなくて。]



(192) 2022/10/25(Tue) 22:16:30

【人】 朝日元親



     [ 考える前に、身体が動いていた。]


(193) 2022/10/25(Tue) 22:17:20

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ


       ごめん…!


(-84) 2022/10/25(Tue) 22:17:44

【人】 朝日元親



[ ボクはキミを突き飛ばした。
  もしかしたら怪我をさせてしまうかもしれないのに。

  ボクはやっぱりダメなやつだから
  こんな形でしかキミを守ることが出来なかったんだ。]


(194) 2022/10/25(Tue) 22:18:16

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



   (……ボクは、ハツナが、好きだよ。>>189)



(-85) 2022/10/25(Tue) 22:21:55

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



  [ 鈍い衝突音に消えた想いは

                  届かない。]**


(-86) 2022/10/25(Tue) 22:22:49
村の設定が変更されました。

【独】 惜別ハツナ

/*
積み上げたものが壊れる瞬間を書くのって楽しいよね……
(-87) 2022/10/25(Tue) 22:34:55

【独】 惜別ハツナ

/*
ここまで好きって言われてない気がしてたけどさあ!!!!
それはずるじゃん!!!!

どうしようこれ書き始めた瞬間に情緒もってかれる……
(-88) 2022/10/25(Tue) 22:40:38

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



[ ハツナ、って呼んでくれる度に
  私は嬉しそうに笑って、なーに?って応えて。
  君の名前を呼ぶときは君への想いも込めていたけど
  みんなの前で呼ぶときは密かにこう思ってた。


  
私だけだよ、この人の名前を呼ぶのは。
  
               
呼んでいいのは。


  滲む独占欲を隠しきれず
  私はいつも君の名前を呼んで。
  君に甘えるように、いつも君の傍にいた。 ]


 
(-89) 2022/10/25(Tue) 23:33:25

【人】 惜別ハツナ



[ ひとりぼっちの二人が寄り添う晩御飯の時間も
  そこから帰るのも、私達の日課になった。

  夜とはいえ別に一人でも大丈夫、って
  言ったことはあったけど
  私だって離れがたいから。
  強く断ることはしなかったんだ。 ]

  
(195) 2022/10/25(Tue) 23:34:02

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



   その日課が、君を危険に晒すと
   わかっていたのなら、こんな、こと……。


  
(-90) 2022/10/25(Tue) 23:34:30

【人】 惜別ハツナ



[ 静かな夜道。
  街灯と月明かりが、私達を照らしていた。
  昼よりずっと心地いい夜の時間。

  守るように車道側に立ってくれる
  君に優しさに甘えきって、
  その立ち位置が当たり前になってた。 ]


   どうしたの?


[ どこかいつもと違う気配を感じて
  私はほんの少し首をかしげて
  君の言葉の続きを待てば。 ]

  
(196) 2022/10/25(Tue) 23:35:36

【人】 惜別ハツナ




   
[ 欲しかった言葉が聞こえたんだ。 ]



  
(197) 2022/10/25(Tue) 23:36:06

【人】 惜別ハツナ



[ 嬉しかった。
  ほんとうに、嬉しい。


  
だって私……ずっとさびしかったから。


  君がずっといてくれるのなら
  私、きっとどんなことだって耐えられる。

  それくらいに、君との時間が大切で。
  何よりも君が大切だったから。   ]


  
(198) 2022/10/25(Tue) 23:36:52

【人】 惜別ハツナ



[  君の言葉を全部聞いてから
   私も同じ思いを返そうと思っていたのに。 
 
   続く言葉をすべて聞く前に>>189
   無粋な音が、私達の邪魔をする。>>190 ]


  
(199) 2022/10/25(Tue) 23:37:59

【人】 惜別ハツナ



[ つられて振り返れば、
  そこに見えたのは車。
  運転している人は酔っ払ってるのか
  その運転は明らかに普通じゃない。

  こっちへ、向かってきてる……?>>191 ]


  
(200) 2022/10/25(Tue) 23:38:37

【人】 惜別ハツナ



[ 迫ってくる白いライト。

       
ふ、と思考が止まって私は動けない。 ]


  
(201) 2022/10/25(Tue) 23:39:24

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親




   
…………え、……?



  
(-91) 2022/10/25(Tue) 23:39:46

【人】 惜別ハツナ



[ 君の行動の意味を理解したのは
  鈍い衝突音が響き渡った後。  ]


  
(202) 2022/10/25(Tue) 23:40:08

【人】 惜別ハツナ



   
あ、……
う、
そ……



[ 目の前に広がる光景に
  私は理解が追い付かない。

          
ううん、理解したくない。 ]


 
(203) 2022/10/25(Tue) 23:41:26

【人】 惜別ハツナ



[ でも、倒れてる君を見た誰かが
  悲鳴を上げたから。
  急に思考がクリアになって
  私はポケットに入れていたスマホで
  慌てて救急車を呼んだ。 ]


  
(204) 2022/10/25(Tue) 23:42:00

【独】 惜別ハツナ



[ お願い、私の朝日を連れて行かないで。

      じゃないと……ずっと夜のままだ。 ]


  
(-92) 2022/10/25(Tue) 23:43:13

【人】 惜別ハツナ



[ 私は君に付き添う事になったけど。
  この時後悔することになるんだ。

  君の家族のことを
  ちゃんと聞いておかなかったことに。 ]


  
(205) 2022/10/25(Tue) 23:43:40

【人】 惜別ハツナ



[ 私と君が運ばれた後に残された、
  突き飛ばされた衝撃で落とした鞄。
  色とりどりのペンに、
  水玉模様のシャーペン。
  陽だまりみたいな色のペンケース。
  鞄に入ってたものが
  ばらばらに地面に散らばっていた。 ]


  
(206) 2022/10/25(Tue) 23:44:36

【人】 惜別ハツナ



[ その中には、君との思い出をつづった交換日記も。
  開いたページには、こんなことが書いてあるんだ。]


  
(207) 2022/10/25(Tue) 23:45:04

【置】 惜別ハツナ



   
次のデート、いつにしようか?



[ 二人の関係が当たり前に消えないって。
  そう思っているからこその、文面。


     
まさか、消えてしまうとも知らずに。 ]


  
(L3) 2022/10/25(Tue) 23:46:14
公開: 2022/10/26(Wed) 0:00:00

【人】 惜別ハツナ




   
綴られた物語が、消えてしまうとも知らずに。



  
(208) 2022/10/25(Tue) 23:46:47