人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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視点:


プロローグ

【人】 とある物語

 

  むかしむかし、とあるところにその「箱庭」はありました  


 
(0) 2022/12/10(Sat) 1:06:54









(n9) 2022/12/10(Sat) 1:28:08

到着:]]T『世界』 ヴェルト

【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

―― 西地域・「証持ち」たちの洋館 ――


  …………

  うーん……そっか


[ 今より少し前、ある洋館にて、
  教典の内容を分かりやすくしたものと、
  それから聖職者の言葉を収めた本に、
  一人の青年が目を通していた。

  青年は穏やかな表情を崩さずに、
  興味深そうに独りごちる。 ]
 
(1) 2022/12/10(Sat) 1:32:54

【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

 
[ 此処は世界の西地区、その中央に近い場所
  街から離れ、更に広い花畑を抜けた先、
  お洒落な洋館がそこにはある。

  此処は「箱庭の子ら」の生まれ変わり、
  「証持ち」が保護され、集う場所。
  不遇な立場に置かれることの多い証持ちたちは、
  此処で保護されている。
  尤も……不吉な謂れのある証持ちを
  管理するという役割もあるが。

  「証持ち」というものは、
  昔の記憶はないものの、その魂へと感情が刻まれており、
  自身は初めて会う人間にすら、魂が反応することがある。
  その感情と隣り合わせに生きながら、
  証持ちたちは共同生活を送っている。

  此処は現世の箱庭。
  けれど箱庭の子らと現世の証持ちたちは違う。
  ……違う、はずなのだ。 ]
 
(2) 2022/12/10(Sat) 1:36:03

【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

 
[ 青年は証持ちの一人である。
  乳児の頃、洋館前に捨てられていたという。
  しかしそれも証持ちとしては珍しくないこと。
  それが、証持ちたちの現実であった。

  しかし青年は、勝手な主張をする宗教に対しても、
  笑っていた。 ]
 
(3) 2022/12/10(Sat) 1:37:23

【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

 

  ねえ、君は“世界”についてどう思う?
  あ、俺のことじゃなくて、ね?


[ 当時、洋館に居た証持ちたちに、
  彼はそう問い掛けることがあったかもしれない。
  答えが何であっても、
  彼は穏やかな表情を崩さなかっただろうし、
  問い掛けの意図を聞いても、はぐらかしただろう。 ]
 
(4) 2022/12/10(Sat) 1:38:37

【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

 
[ ]]T『世界』の証持ち。
  名もなかった赤子は『ヴェルト』と名付けられ此処に居た。

  年長ということもあり、長く洋館に住んでいることもあり、
  また、性格的なものもあり、
  証持ちをまとめるリーダー的な彼。
  しかしその言動は、いまいち掴み所がないものだった。
  彼が本当は何を考えているのか、知る者はいなかった。 ]
 
(5) 2022/12/10(Sat) 1:40:33

【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

 
[ そんな彼は、今から7年前、突然姿を消した。
  近く街へ行くと言ったきり、帰ってくることはなかった。
  洋館から出る際も、ごく普通の様子だったという。

  捜索もされたが終ぞ見つかることはなく、
  職員たちも諦めざるを得なかった。 ]

 
(6) 2022/12/10(Sat) 1:41:49

【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

 

[ そして今。洋館には21人の証持ちたちが揃っていた ]


 
(7) 2022/12/10(Sat) 1:43:11


到着:0『愚者』 アリス

【見】 0『愚者』 アリス

―― 誕生日一週間前 ――


  ねえねえ! もうすぐわたしの誕生日ね!

  パーティーなんて初めて! 楽しみよ!


[ 少女が笑顔でパタパタと洋館の廊下を駆けていく。
  一週間後は少女の6歳の誕生日だ。 ]
 
(@0) 2022/12/10(Sat) 2:00:26

【見】 0『愚者』 アリス

 
[ アリス。
  0『愚者』の証持ち。
  証持ちである彼女が酷い目に遭うことを恐れた両親により、
  地下に幽閉されて育つ。
  「私たちが守ってあげるから」と
  いつも両親に言われていたが、
  その反面で寂しい思いで一人過ごしていたようだ。

  半年前、職員が保護し、北地域から洋館へとやってきた。
  外の世界の全てが新鮮であり、煌めいて見えるようだ。 ]
 
(@1) 2022/12/10(Sat) 2:03:03
到着:W『皇帝』 シール

【見】 W『皇帝』 シール

 

  こらこら、アリス
  気を付けるんだよ
  ね?


[ 「わっ!」と少女の声が上がる。
  少女がぶつかったのは少年。
  少年は少女の体を受け止めて、抱きしめた。 ]
 
(@2) 2022/12/10(Sat) 2:05:14

【見】 W『皇帝』 シール

 
[ シール・アルカ。
  W『皇帝』の証持ち。
  『皇帝』の証持ちは王の血筋に生まれやすいが、
  王として不吉である故に、生まれた時から王にはなれない。

  現王の直系であるが、そのために王位継承権などなく、
  しかし王の体裁のためなのか、
  洋館にやってきたのは2年前。
  王家の教育は施されて表向き丁重には扱われていたらしく、
  気品のある言動をする少年である。 ]
 
(@3) 2022/12/10(Sat) 2:06:12
到着:Z『戦車』 トリス

【見】 Z『戦車』 トリス

 

  パーティー?
  ここは平和で、退屈だな

  他に何か面白いことはないのか? 『愚者』、『皇帝』
  

[ ホールにいた女性が、少女と少年に投げ掛ける
  ひとつ欠伸をして、苦笑いをした ]
 
(@4) 2022/12/10(Sat) 2:09:44

【見】 Z『戦車』 トリス

 
[ トリス。
  Z『戦車』の証持ち。
  北西地区のとある村で育ったが、
  親には捨てられており、村人からも遠巻きにされていた。
  それでも独学で身に付けた技術を売って実験器具を揃え、
  挙げ句の果てに、証持ちの体についての実験を
  自らのそれで行っていた変わり者。
  技術を売る過程で足蹴にされても
  全く気にしなかったようだ。

  実験の末に自らの住んでいた小屋を爆破しており、
  それを罪として捕まえられた折に
  洋館へと送られることになった。
  4年前に洋館へと連れて来られてからは
  危険なことは禁止されており、
  常に退屈そうにしており、
  自分基準の面白いことを探している。 ]
 
(@5) 2022/12/10(Sat) 2:10:59

【見】 0『愚者』 アリス

 
[ 最近の洋館内は、どことなく
  浮足立った雰囲気に包まれている。
  一週間に行われる、
  最年少の、初めての誕生日パーティー。

  準備に協力する者もいれば、
  何かを画策する者もいるかもしれないし、
  この雰囲気に乗り切れない者もまた、いるかもしれない。

  穏やかな日常の中の、ちょっとした非日常。

  これから何が起こるかは――まだ誰も、知らない。** ]
 
(@6) 2022/12/10(Sat) 2:12:20
2022/12/10(Sat) 2:15:52

2022/12/10(Sat) 2:24:24

]]T『世界』 ヴェルトは、メモを貼った。
(a0) 2022/12/10(Sat) 2:28:24

【独】 ]]T『世界』 ヴェルト

/*
村が建ちました!!!!

P村第三弾、どうぞよろしくお願いします。
村建て発言が結構気に入っている感じにできたので満足

楽しみです。みんなどんな感じになるかなあ。わくわく……
(-0) 2022/12/10(Sat) 2:31:20
0『愚者』 アリスは、メモを貼った。
(t0) 2022/12/10(Sat) 2:34:51

W『皇帝』 シールは、メモを貼った。
(t1) 2022/12/10(Sat) 2:36:43

Z『戦車』 トリスは、メモを貼った。
(t2) 2022/12/10(Sat) 2:39:41

村の設定が変更されました。

村の設定が変更されました。

到着:IX『隠者』 アリア

【人】 IX『隠者』 アリア



      死は永遠。死は安寧。死は救済。

 
(8) 2022/12/10(Sat) 14:59:33

【人】 IX『隠者』 アリア



                
―― 死は制裁。


 
(9) 2022/12/10(Sat) 15:00:51

【人】 IX『隠者』 アリア



  何がおかしいっていうの?
  世界はとっくに壊れてるじゃない

             ── 狂ってる?
             おかしいのはそっちの方だ


    世界は既に壊れた。永久に戻ることはない。
    壊れた箱庭に縋って何になるっていうの?
    徒に生き永らえることに何の意味がある?
    生きてる意味、ないでしょう?


        ──… な い で し ょ う ?

 
(10) 2022/12/10(Sat) 15:04:33

【人】 IX『隠者』 アリア


      世の総ては等しく灰に還るべき。
      誰もやらないから、僕がやる。

      死は永遠。死は安寧。死は救済。

      祝福の先にある彼方の地で、
      みなきっと安らかに眠っている!

                ── だから、

 
(11) 2022/12/10(Sat) 15:07:05

【人】 IX『隠者』 アリア



       
──… 僕を止めないでよ。


 
(12) 2022/12/10(Sat) 15:08:19

【人】 IX『隠者』 アリア



  いいよ、好きにすればいい。
  それがきみにとっての正義なんでしょう?
  僕にそれを止められる理由なんてない。

  でも、覚えていて

  僕が死んでも毒は消えない。
  崩壊はもう、止められない。

  それはきっと…
  終末をほんの少し、先延ばしにしただけだって *


 
(13) 2022/12/10(Sat) 15:10:54

【人】 IX『隠者』 アリア


  (前略)

   このように、箱庭神話における『隠者』の存在は
  友の死によって壊れた「狂える薬師」として描かれる。
   時に毒を盛り、幻覚を見せ、薬によって狂乱を招き、
  混迷する箱庭に数々の不和を引き起こしたその凶行は、
  後に『女教皇』の手によって制裁されるまで続いた。
   直接手を下した数こそ多くはないとされるものの、
  その所業はあまりに多くの死の遠因となっており、
  『隠者』の存在が崩壊を加速させたことは明白である。

  (中略)

   『隠者』の証持ちもまた、箱庭の『隠者』と同様に
  薬師の才を持ち合わせることが多いと言われている。
  もっとも、箱庭の子の中でも忌避される向きの強い
  『隠者』の証持ちが、洋館に迎えられるまでの人生を
  無事生き延びることができていればの話なのだが……

        (K.Z.サンドスター著
         「教典から読み解く箱庭神話」より)
 
(14) 2022/12/10(Sat) 15:11:50

【人】 IX『隠者』 アリア


 
── 現世:洋館にて



  ──寝付きが悪いんですか。また。


[ 世界の西、街から離れた場所にある、>>2
 「証持ち」が保護され集う洋館にて。
 未だどこか少女めいた面影を残す年若い女は、
 誰かの要件に、仕方無さげにただ目を細めた。 ]

  どうぞ。持っていってください。


[ 淡々と。手渡す小包には、
 調合された薬の小包がさらにいくつか入っている。
 そこに大きな感情の揺らぎはおそらく窺えないが、
 満更でもない気配は見る者にも伝わるのかもしれない。 ]
 
(15) 2022/12/10(Sat) 15:14:47

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 彼女が生まれながらに背負った業。
 『隠者』の贈り物ギフトは通説同様に薬師の才であったが、
 証持ちはおよそ常人よりいくらか丈夫な作りである故、
 洋館においてそれを活かす機会はきっと多くはない。

 そう、例えば── 不眠傾向の者に頼られるとか。 ]


   ──… 大丈夫です。ちゃんと目は覚めます。


[ なんて、知識としてしか知らない罪を自嘲した。
 女なりの拙い冗談。それをどう捉えるかは相手次第。
 けれどもその表情は僅かばかり緩められているだろう。

 概ねいつも通りの、穏やかな日常のワンシーンである。 **]
 
(16) 2022/12/10(Sat) 15:19:19
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a1) 2022/12/10(Sat) 15:22:33

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
みんな誰か入るの待ってるでしょ!!??
じゃあわたしが入るよ!!!!!

こんにちはあるいははじめまして、かささぎです。
ついに!村が!はじまりますね!!
よろしく…よろしくお願いします
(-1) 2022/12/10(Sat) 15:24:09
到着:[『 力 』 フォルス

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
     
―――…くだらねえ
  
*

 
 
(17) 2022/12/10(Sat) 21:26:15

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
―――雛鳥の声達に誘われて



[ 愉快に届く三つの声。
 ふらりふわり、その背に近付けば女の肩に手を置いた ]


 ハロートリス。
 今日も面白いコトをお探しかい?

 それなら後で俺の店に来るといいさ
 何せ欠伸でなく大口開いちゃう逸品が入荷する
 薄暮whenにね♡


[ 女の肩にしなりともたれかかる素振りを見せ>>@4
 うら若き少年少女達に手を振った>>@0>>@2 ]
(18) 2022/12/10(Sat) 21:28:30

【人】 [『 力 』 フォルス

[ するりとトリスの向こうへ歩を進めれば ]


 いやあ来週が待ち遠しいな。
 なんてったってアリスの初めての誕生日会!
 欲しいものを言ってごらん?
 お兄さんがなーんでも買ってあげようねえ


[ アリスの頭をくしゃりと撫でた。シールも撫でとこう ]


 それじゃーアリスまた後で。
 今日は全部正解できたらご褒美あげちゃうよ〜

 君達も気が向いたらおいでませ♡


[ ひらりと手を振れば、足は軽やかに食堂へ ] *
(19) 2022/12/10(Sat) 21:30:23

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
(-2) 2022/12/10(Sat) 21:44:09
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a2) 2022/12/10(Sat) 21:45:07

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
アリアの教典すごいのよ。
サンドスターさん力の分も書いてもろて……
いやKZサンドスターさんが既に天才なのよ。
(-3) 2022/12/10(Sat) 21:54:00
到着:]『運命の輪』 クロ

【人】 ]『運命の輪』 クロ

Baa, baa, black sheep,
Have you any wool?
Yes, sir, yes, sir,
Three bags full...

[童謡を歌いながら、少年は色紙で輪を作り、鎖のように繋ぎ合わせている。

それは一週間後の誕生日パーティに備えて。
折角だから派手にやろう!と飾りを今から作っているのだ。

『運命の輪』の部屋から聞こえてくる声は楽しげ。**]
(20) 2022/12/10(Sat) 22:18:45
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a3) 2022/12/10(Sat) 22:40:05

到着:X『教皇』 カルクドラ

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 祈祷室 ──

[ 洋館敷地内の南西に位置する小部屋にて
 神に祈りを捧げることから、男の一日は始まる。

 元々倉庫として使われていたこの部屋は
 聖職者への未練を断ち切れないまま、
 洋館に来た少年の願いにより
 祈祷室として改造した経緯がある。

 それから七年。
 祈祷室は開放され、本来の目的以外にも
 茶や菓子を片手に、気軽に話や悩みを語らう
 談話室や休憩室として利用されるようにもなった。
 客が部屋を訪れた際には、部屋の主である男が
 穏やかな笑みと共に迎え入れていた。]
 
(21) 2022/12/10(Sat) 22:45:29

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 最近の洋館内は浮足立っている。
 『愚者』の証持ちであり、最年少である
 少女アリスの誕生日>>@0が近付いているからである。

 数か月程前だっただろうか。
 幽閉され育った幼い少女に楽しみ、喜んで欲しい、と
 盛大に祝うべく、パーティーの計画が立ち上がった。

 祈祷室でも、時には極秘の打合せを行い
 他の場所で極秘の打合せがあった際には
 気付かれぬよう、彼女を預かっていたこともある。]
 
(22) 2022/12/10(Sat) 22:48:40

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 洋館を訪れる者の中には、自らの意思で来る者だけでなく
 彼女のように幽閉されたり、虐待を受けていたり
 親に捨てられた者も存在する。

 酷い仕打ちを受けてきた者達を思えば、
 教会関係者故に、深い理解と知識を持ち
 証持ちとして生まれながらも、両親の愛を享受し
 自らの意思で洋館に行く決断を選べた男は
 恵まれていたのだろう、と心底思う。


 男が館に来て早七年。
 不安定で苛立ちを隠さなかった不安定な少年は
 落ち着き払った青年へと成長した。

 悩める者が居れば、立ち止まり話を聞き
 助けを求める者が居れば、手を差し伸べる。]
 
(23) 2022/12/10(Sat) 22:52:53

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 夢破れた聖職者ごっこ、ただの自己満足だと
 揶揄されれば否定しない。

 どうせ普通の人間として生きることは叶わぬのだから
 少しくらい自分の思うままに在っても良いだろう、と。]

 
(24) 2022/12/10(Sat) 22:54:03

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
  困ったな、茶葉が切れそうだ。

  ……間に合うかな。


[ 数分後の来客予定を控え、茶と菓子の準備をしていると
 茶葉の在庫が少なかったことに気付いた。

 以前客が訪れた時、桃をベースにハーブをブレンドした
 紅茶の味を褒められ、男自身もお気に入りであることから
 「美味しいでしょう? どうぞ」と
 上機嫌に、幾分かお裾分けしたことを思い出した。

 茶葉や菓子は、買い出し担当の職員に
 こまめに補充してもらっている。
 偶に珍しい種類の茶や菓子が運ばれることがあれば
 それは担当職員の気まぐれとレア発掘の賜物。

 ついでに菓子の補充も行うべく
 職員の居住スペースまで、駆け足で向かうことにした。]
 
(25) 2022/12/10(Sat) 22:59:20

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 

 
「 すぐに戻ります。少々お待ち下さい 」



[ 一応、早い目に到着した時のことを想定し
 不在時のお知らせを、扉に貼り付けることも忘れずに。]**
 
(26) 2022/12/10(Sat) 23:00:50
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a4) 2022/12/10(Sat) 23:12:33

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
水まんじゅうさま村建てお疲れ様です!!!
設定とか舞台とか色々好きすぎて好きですありがとうございます(???)
人数的師走的に溺れる気しかしないですが細々と生きて行きます!!!

書くことが多すぎてとりあえず入るだけになってしまったけど
明日の休みの間にできるだけ落としておきたい……
(-4) 2022/12/10(Sat) 23:15:50

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
現在:カルクドラ・ヨッド・クリフ(Carqudhra・Yodh・kurefe)
前世:デセスパール(Decethuhpal)

当初は現在の名前と前世の名前が逆でした
前世はあまりフルネーム必要ない? と逆転。

通常差分の服のシンプルさもいいけど
赤差分のおしゃれ(??)姿はどこで使うか
むしろ会議中だったり正装がこちらなのかも
(-5) 2022/12/10(Sat) 23:21:13

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
内緒話で悪い顔になるパターンなので
こちらは前世でお世話になる気が

イメソンは聖者の行進(キタニタツヤ)
https://www.uta-net.com...
https://www.youtube.com...

決してきれいな聖人君子な教皇様ではないです。
(-6) 2022/12/10(Sat) 23:24:42
到着:Y『恋人』 クリスタベル

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
愛している。愛している。

繋ぎ合う手はないけれど、見つめ合う目はないけれど。

語らうための声や耳がなくても、抱きしめ合う腕も身体さえなくても。
だってわたしたちはそういう双子ふたり、そういう宿命たましい

そういう風に作ったのでしょう、神様が完璧にかんぺきに作り上げた『恋人』とは
そういうものなのでしょう? 同じがいいよね、同じがいいよ。だって寂しくないもの。
分かれていたらいつか別れてしまうもの。生きるのも死ぬのも一緒じゃないと
だ。
   
だから “ 私 ” はいらない


 「 わたしたち はクリスタベル・コールリッジ。
      二人でひとつ の双子の兄妹だよ。よろしくね 」

生まれる前から完璧じゃなかったと知りながら生きるのは地獄だ。

欠けている。比喩ではなく欠けた半分を探している。探していた。
なぜいないの、どうしてひとりなの、などと言葉に出来ない時からずっと。
貴女が クリス と呼び嘆く半身を、貴方が 兄 と呼び惜しむ片割れを。

完璧でないといけない。だって完璧は欠けてなくてあるべき姿できっとひとりで
生きていることさえ罪で許されなくてでもだったらどうしてわたしはまだ生きて
いるのかって誰かに誰かに責められてる気がして息が出来なくて、でも、ああ。

気が付いた。全部
だ。この身の内、わたしたちは同一。決して分たれることはない。

 
(27) 2022/12/11(Sun) 0:37:45

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
[ 昔々、箱庭には『恋人』がいました。

 二人でひとり、己を「わたしたち」と呼ぶ彼/彼女は
 男性と女性のどちらでもある存在でした。

 ひとりで完璧な存在。
 ふたりきりで完成された世界。
 彼らが微笑めば、歌い 舞えば、それら全てが愛でした。
 恋人たちの逢瀬、語らい、睦み合い。
 それら全てが欠けたることなく、愛そのものなのでした。

 そうして満ち足りたが故に万人に天使の慈愛を向け、
 完璧それを脅かすものは何であろうと許さない。
 
 揺籠のように穏やかで、終わりも始まりもない幸せに
 たゆたい、都合のよい夢を見るもの。それが彼らでした。



 ── そう、いつか醒める夢を見ていたのでした。

 所詮完璧なものなど存在しないのです。
 たとえば かみさま でさえも * ]
 

 
(28) 2022/12/11(Sun) 0:40:36

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 現在:洋館/ホールに行き掛かり、 ──



[ 涼やかな歓声に耳を澄ます。

 最年少の彼女が初めての誕生会にはしゃぎ、>>@0
 半年前まで最年少だった彼に嗜められている。>>@2

 外界に解き放たれた蝶は陽光の下、きらきらと輝く。
 ひらめく姫君に優しく添う王子様。まるで絵本の世界。

 ……ああ、なんて眩しいんだろう。
眩し過ぎる程に。
 ]
 
(29) 2022/12/11(Sun) 0:42:44

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  ────ねえ、きみ。 仕事中にごめんね。
  先日手配をお願いしていた件ってどうなったかな?


[ 通りがかりのメイドを呼び止めて問えば、既に受領済
であるとのこと。

 それは件の姫君への贈り物。
 洋館で初めての誕生会なのだからと、特別上等な誂えの
深紅の艶やかなフラットパンプスを。
 素敵な靴は素敵な場所に連れて行ってくれるらしいから
と、遅まきながら少女の門出を寿ぐ贈り物も兼ねて。

 返答に満足そうに頷き返しつつ、>>@4>>18と増える
声が耳に届くので、ルートは変更だなと独り言つ。 ]
 
(30) 2022/12/11(Sun) 0:44:48

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


  
  そっか、ありがとう。贈る前に一度見てみたいな。
  後で構わないから頼めるかい?
  あとは……手が空いたらでいいから、
  いつもの場所に紅茶を持って来てもらえるかな?


[ お願いねと添えれば過不足なく笑んで受諾し、メイド
として及第点の所作で辞去していく。

 自分は来た道を方向転換し、門向こうの花畑に臨む場所
にあるガゼボに歩を進める。誰に行き先を言付けずとも、
自室以外ならそこに行き当たるだろう定位置。

 明確に避ける仕草ではあるが、人は嫌いではない。
 むしろ好きな方だ。
 ただ今は少し、この時期だけは。
 取り繕うことが難しくて、人の集いが億劫になる。 ]
  
(31) 2022/12/11(Sun) 0:46:41

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

   ────誕生日、


[ 
なんて嫌いだな 
と続く言葉を奥歯を噛み締めるように
して砕き、飲み下す。そうして肚の底に押し込んで、誰に
向けるでもなく笑む。


 それはわたしたちらしくない。
   わたしたちらしくないから許されない。
     わたしたちらしいってなんだっけ?
              何をどう感じるのが正解?



 こめかみあたりが鈍く痛み始めれば、双眸を閉ざし胸に
手を置き深呼吸。
 鼓動を確かめるように、呼吸を思い出すように。 ]
 
(32) 2022/12/11(Sun) 0:51:43

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ ──考えることが苦手だ。
 小さな頃、考えて考えて考え疲れたことがあるから。

 
どうしてわたしはここにいて、
        あの子はここにいないのだろうなんて。


 何も考えず、何も悩まずいられれば楽だ。
 そうして生きることだけに集中出来たらいいのに。 ]


   ああ、なんて 今日もいい日なんだろう


[ こんな苦しみなんて わたしたち の邪魔でしかない * ]
 
(33) 2022/12/11(Sun) 1:00:09
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a5) 2022/12/11(Sun) 1:11:52

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
投下間隔すっトロいんですよナウマンゾウですか?
                ゾウって意外と早い>

謝るとキリがないですが、
まず第一発言からやべー奴ですみません。
読み辛いのは仕様です。だってベルの知られたくない部分だし…
そして貴女と貴方のルビが抜けてますねすみません母と父です。
ま、まあこの辺現在軸と一緒に過去軸語るから多少はね?

現在軸もわたしたちらしくないことやってる部分散見されて、
おいおいそれはスルーかい?と思うけれど、
既にわたしたち破綻しかかってるからそれはそういうものです
(バグは夜更け過ぎに仕様に変わるアレ)

一人ト書き暴露大会してて恥ずかしーって思いつつ、
今からやっとかんと絶対間に合わんやつ。超スピードォ…
ということで撮って出しでしたすみません!!
(-7) 2022/12/11(Sun) 1:28:57
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a6) 2022/12/11(Sun) 1:33:16

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
――回想:売店の始まり


[ 食堂の程近くにある売店。

 洋館に居を移して一ヶ月程経った頃に始めた店は
 空き部屋の一室の扉を外した開放的な作りになっており
 手前半分に多種多様な売り物が並んでいる。

 品揃えは洋館の住人の声も反映しており
 一般的なものから物珍しいものまで一貫性は無い。
 だが"元商人志望"の男が選りすぐった業者から
 質の良いものを各地から取り寄せ
 有志の使用人に仲介を頼んで仕入れを行っている。

 奥の半分はカフェスペースのようになっており
 小洒落た小机を挟んで二人がけのソファが二つ向かい合う。
 壁に沿って一面に並ぶ本棚も、七年で随分と埋まったものだ。

 店番をしている間は、奥のソファか
 入口近くに設置した会計場に居る姿を多く見かけるだろう ]
 
(34) 2022/12/11(Sun) 1:47:14

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 幼い頃、両親の姿に憧れを抱き
 「立派な商人になる!」と夢を見た
 そんな過去を知る男に声をかけられたのが始まり。

 想像以上にやる事の無い洋館暮らし
 花畑で惰眠を貪る俺に兄のように慕っていた男が言った。

 金も学も何も要らない悠々自適の世界において
 「 そういうのを学ぶ場所があってもいいと思うんだよね 」
 だとかなんとか本音とも冗談とも取れる掴めぬ音で。

 そんな言葉にのったのは、きっと気分。

 言うだけ言って
 やらせるだけやらせて
 姿を消したヴェルトという男の残したもの。

 今日も続けている事に、結局大した理由は無い ]
 
(35) 2022/12/11(Sun) 1:49:53

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 裕福な商人の息子に生まれ
 両親の愛情を享受し、教養を礼儀を商人の業を与えられた。
 教育という点については恐らく並の人間以上に。

 学校にも通った。
 周囲の環境すらきっと恵まれた方だった。
 それはそれは証持ちとは思えぬ大層恵まれた生活の末の今。

 かつてのヴェルトの言葉は
 そういったものを与えられる事のない証持ちが居る事
 随分と人の増えた証持ちを――予見していたのか

 大層かわいいアリスをはじめ
 望む誰かには買い物を通じて文字や計算を教える
 箱庭のような世界での戯れを。

 続ける必要など無くとも
 何かと足を運んでくれる人間も居るのなら
 閉めるだけの気力も理由も無く。

 そういう、惰性の暇潰しの延長線。 ]
 
(36) 2022/12/11(Sun) 1:51:35

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 尚、当売店はお手伝いを常時募集中

 陳列や清掃、ティータイム、読書
 多岐に渡る仕事はスキルアップを目指せ
 世にも珍しいものと間近で関わる事のできる
 アットホームで多分わいわいとした職場です。

 単発から長期まで幅広く募集しています ] *

 
(37) 2022/12/11(Sun) 1:52:05

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
―― 売店:お品書き(食品) ――



『メルロン』 400エム
四つ入り。手のひらに収まるふわふわの雲みたいなお菓子
ミルキーな甘みが広がり、ふわりと溶けて消えていく
高価で希少な贅沢品。それはまさに幸せの味。

『レインボードロップ』 139エム
様々な形の小瓶に七色の飴玉が入っている。色に味の差は無い
食べる者の気分によって味の変わる不思議な飴玉
酸・苦・甘・塩・旨味が主だが辛味や渋味を感じる事も。
瓶を目当てに定期的に買い求める常連も居る。

『ホリックゼリー』 22エム
五つの小袋ゼリーが連結して一つの輪になっている
三つはおいしいサイダー味のゼリーで当たりは激辛
大当たりは無性にもう一つホリックゼリーが欲しくなる
次のホリックが君を待っている

『フォーチュンフォルス』 5エム
世話係のスミスが淹れるおいしい珈琲
(カスタムでカフェオレやミルクに変更可能)
中におみくじの入ったクッキーがついてくる
本日の運勢など、事前に気になる事を言っておくと
[[omikuji ]]をもとに店主からありがた〜い言葉がもらえる。
メイドのジャスミン御用達。

                 ――他。
(38) 2022/12/11(Sun) 1:53:25

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
―― 売店:お品書き(娯楽) ――


『しゃぼん玉』 41エム
とある島群で発祥したという娯楽物の一つ
屋根まで飛んで壊れて消える

『花火』 7エム
夜の空や夜の地面を灯す光の花
ロケット花火を始め各種花火をバラ売りで提供

『ブーブークッション』66エム
見た目は少し厚いハンカチ。持ち運んでも目立たない優れもの。
上に座ると四種類の内ランダムで音が鳴る。
「プゥ〜」「ブオオオォ」「アッー!」「あぁ〜〜ん♡」
気になるあいつを驚かせよう!

『バニッシュ・インク』600エム
乾くと消える、世界に一つだけのインク
書いた時は灰〜黒の色味をしておりきちんと読む事が出来る
対応する数字のラーン・インクと共に使う
密書などにも多く使われる。洋館での実用性は未知数。

『ラーン・インク』600エム
塗ることでバニッシュ・インクが浮かび上がる
それぞれに薄い色がついている世界に一つだけのインク。
対応する番号のバニッシュ・インクと共に使う
不純物が混じると効果が無くなる為取り扱いには注意が必要

                  ――他。
(39) 2022/12/11(Sun) 1:54:14
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a7) 2022/12/11(Sun) 2:08:43

到着:]]『審判』 チェレスタ

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[外の世界と行き来するための見張り所みたいなところをそれとなく目にして。
広い花畑をゆったり歩いて、そびえたつ門をくぐって。
そこまでしてようやく、証持ちたちが過ごす洋館の敷地内に辿り着ける。

今まさに門をくぐり終えた女性は、
立ち止まるとふうっと一息ついた。
彼女が手に提げている荷の量は多く、
とてもではないが最寄りの街までちょっと出かけてきた帰りには見えない。

実際“ちょっと出かけてきた帰り”ではないのだが。
やましいところは特にない外出なので、
一息つくと洋館の敷地内でひときわ存在感を放つ、
言わばメインである建物へと、軽やかに歩みを進めていく]
 
(40) 2022/12/11(Sun) 2:21:52

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[最寄りの街には数日前からとある旅芸人の一座が訪れている。
島群にルーツを持ち、華やかな衣装でもって様々な芸を魅せるのだ。

  2年前、彼女が証持ちのひとりらしく、
  この洋館に身を落ち着けるようになるまで。
  彼女の居場所であり、また、帰る場所でもあった。

その一座に出張お手伝いに行くために一日半ほど外出していた彼女だったが、
無事に予定を終えたため帰路についたという次第。
今の彼女の頭の中を占めているのは、
一座で披露した一曲が上手くいったという手応えが半分、
1週間後にある『愚者』の子の誕生日パーティーのことが半分といった具合だ。>>@0]
 
(41) 2022/12/11(Sun) 2:23:53

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



『 アリスの誕生日パーティーで、お祝いの歌を歌わない? 』


[そんな提案――別にナイショでもない――に乗っかってくれた者は、
果たしてどれだけいただろうか。
集まってくれた賛同者と、音楽室だとか広間の片隅だとかで練習をしてきた。
彼女が外出してる間も自主的に練習をしてくれたのかって辺りは……どうなんだろう。

ただまあ、完璧さを求めてるわけではないゆるゆるスタンスであるため、
練習じたいもスパルタってほどじゃなかった]
 
(42) 2022/12/11(Sun) 2:26:02

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



[歌う方も聴く方も、せっかくのこの日くらいは、
どうか等しく楽しめればいい。
証持ちなんてものに生まれてしまった自分たちにだって、
普通の人たちのように、音に心を託すことくらいゆるされていると思うのだから。

  たとえそれが、自分勝手でワガママな願いだとしても。
  だって、願う気持ちをなくしてしまったら、
  ただもう空っぽになってしまうだけなのだから]

 
(43) 2022/12/11(Sun) 2:27:17

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[建物の扉をいつも通り開ける。
外側と内側が混じり合った、そんな空気を吸って、
彼女――チェレスタはさらさらと流れる水のような澄んだ声を響かせる]


  みんな、ただいま!


[ここが――今の彼女の帰る場所。
かつての「箱庭の子ら」の生まれ変わりが、管理だの保護だのといった目的で集められ、
“違う自分”の感情を抱え込みながらも、共に暮らしている、

   ……現世の箱庭>>2である**]
 
(44) 2022/12/11(Sun) 2:28:32

【独】 ]]『審判』 チェレスタ

/*
13以降のナンバーが来たよ! どうも私です

(164)161n175cm
(-8) 2022/12/11(Sun) 2:30:17
到着:XIII『死神』 タナトス

【人】 XIII『死神』 タナトス





[ 枯葉が一枚、空を舞う。
  俺はそれをただ、見上げた。 ]


 
(45) 2022/12/11(Sun) 2:36:12

【人】 XIII『死神』 タナトス




[ その樹の根元には傷ついた獣。
  他の生き物に襲われてしまったのかな。
  生々しい傷跡は隠されることもなく。

  ごめんね、俺には君を救えない。]


 

 
(46) 2022/12/11(Sun) 2:37:49
]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。
(a8) 2022/12/11(Sun) 2:38:50

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 弱くか細く、その灯は今にも消えゆこうとしている。
  震えるその命のとなり。
  そっと腰を下ろす。 ]


  これしか無くて。
  ……ごめん。寒いかもしれないね。


[ お日様の匂いのするハンカチを君に。
  せめて傷が見えなければいいけれど。


  俺の贈り物ギフト
  君を救えるものじゃない。
  だからただ側に在るだけ。

  魂の在り方のせいかな。
  時折、こうして
  誰にも気づかれないままだったはずの
  小さな終焉に導かれる。]

 
(47) 2022/12/11(Sun) 2:39:22

【人】 XIII『死神』 タナトス



  痛いよね。
  わかるよ、俺も死んだことがあるから。
  苦しいかもしれないけど
  大丈夫、俺がそばにいるから。
  
  ――最期まで。

(48) 2022/12/11(Sun) 2:40:25

【人】 XIII『死神』 タナトス

 


[ 随分冷たくなった身体を
  証の潜む掌でそっと撫でてやれば
  安心したように獣は目を細め、


  ―――その命の、幕を終えた。 ]

(49) 2022/12/11(Sun) 2:41:17

【人】 XIII『死神』 タナトス



  死は終焉。
  静寂、停止、――再生。
  どうか安らかに。


  いつかその先で逢う日まで、
  少しだけ先に逝って
  待っててくれないかな。


 
(50) 2022/12/11(Sun) 2:42:18

【人】 XIII『死神』 タナトス




[ 空には温かな光。
  きっとこれなら 君もちゃんと還れるね。

  よかった。
  作った墓に手を合わせて。 ]

 
(51) 2022/12/11(Sun) 2:43:45

【人】 XIII『死神』 タナトス




[  もう誰にも届くことのない
   静かな鎮魂歌を。

   どうか君のために。 ]**



 
(52) 2022/12/11(Sun) 2:46:16
XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。
(a9) 2022/12/11(Sun) 2:58:52

到着: III『女帝』 シャルレーヌ

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

「皆に幸多からんことを。」

[ 幼い頃からずっと
 当たり前のように口にしてきた祈り。
  証持ちの私を、
「聖女」と崇めて大事にしてくれる村の人たち。
 彼らが末永く幸せであってほしい、
 と思う気持ちは本当。]
(53) 2022/12/11(Sun) 4:43:14

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ でも、洋館にいる間だけは、
 あまり考えないでいることを許してほしい。
 ううん、本当は洋館にいない時でも、きっと。]
(54) 2022/12/11(Sun) 4:43:50

【独】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ あなた>>0:17が生きてくれていれば、
それでいいの。]
(-9) 2022/12/11(Sun) 4:44:27

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

── 洋館の片隅自室にて

[ 遠くに聞こえる少女>>0:@0のはしゃぐ声で目が覚めた。いつのまに眠ってしまっていたのだろう?
 
 チェレスタ>>0:42の呼びかけに「素敵ね」と
 張り切って手を上げて賛同したものの、
 歌はあまり上手くない…ので
コソ練をしていたのだ。

 彼女が戻ってきたら指導してもらおう。
 喉をいためないように、と、
 瓶からのドロップを取り出して、口に放り込む。
 ふんわりと甘い味が広がった。
 
 自分自身、1週間後のお祝いを楽しみにしているからだろう。]
(55) 2022/12/11(Sun) 4:46:29

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ 個人的に用意した贈り物は、手作りの黒猫のぬいぐるみ。
 首輪の代わりに赤いリボンを付けている。]

 ネコ…とわかってくれるかな?

[ 最初はウサギを作ろうと思ったけれど、断念したのだ。ウサギの方がわかりやすかったかな?
 でも、あの特徴的な耳を上手に作る自信がなくて…。

 自然と漏れるため息。だめね、一人でいると、つい出ちゃう。]
(56) 2022/12/11(Sun) 4:47:29

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ もうすぐ6歳になるアリス。
 あの頃の自分が欲しかったモノ、と考えると。]

 友だち。

[ 自分を特別視せずに接してくれる、年の近い友人。
 ここにいれば、年は近くないけれど、
 同じ証持ちの…仲間がいるけれど、
 ずっと側にいてくれる友だち…、
 いや、このネコのような何かを彼女がずっと側に置いてくれるかわからないけれど。]
(57) 2022/12/11(Sun) 4:48:22

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ ありのままを受け入れてくれる、大事な、人。
 側にいると安心する、場所。

 彼女にもそんな人が現れたらいいな。
 彼女にとってここがそんな場所であったら、と。
 私がそんな人の一人になれていたらいいな。] 

 …そろそろ行こう。

[ 洋館にいる間、毎日必ず顔をだすあの場所へ。]
(58) 2022/12/11(Sun) 4:49:20

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ あなたは覚えているでしょうか?
 はじめて会った日のことを。

 自分と同じ「証持ち」がいる場所だと言われ、
 連れてこられた洋館ここ
 あなたと引き合わされた時、
 涙が後からあふれだして、止まらなくって。
 自分でもわけがわからなかったけれど、
 あなたはもっと困ったでしょうね。

 恥ずかしいから忘れていてほしい。
 私はずっと忘れないけれど。]
(59) 2022/12/11(Sun) 4:50:45

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

──売店

 フォルー。フォルー、いますか?

[ ひょいとお店の中を覗き込めば、いつものように出迎えてくれただろうか。
 もし店長が不在でも、ちゃっかりと会計場にある自分専用の椅子に腰掛けて、彼あるいはお客さんが来るのをのんびりと待つ。

 彼あるいは店番をしている誰かさんがいれば、遊びに来たの、といつものように微笑んで**]
(60) 2022/12/11(Sun) 4:51:52
III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。
(a10) 2022/12/11(Sun) 5:00:02

【独】 III『女帝』 シャルレーヌ

/*
すごい時間に!と言われてしまいそうですが、
夕方寝てるんで大丈夫です。
というかこれから寝ます。

楽しみにしてたタロット村。
ゆったり参加できそうなので嬉しいです。
よろしくお願いします!
(-10) 2022/12/11(Sun) 5:03:29

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―三年前―


うぅ……あぁ……うわぁあぁん……



[悲しいことがあったんだ。
とてもとても、悲しくて、僕は一人で泣いていたんだ。
目が痛くなっても涙は止まらなくて、森の中で一人、隠れるように。

そうして泣いている僕に、声をかけてくれたのが君だったんだ。]
(61) 2022/12/11(Sun) 5:24:55

【人】 ]『運命の輪』 クロ

僕は、クロって言います!
よろしくお願いします!
僕はね、黒い羊なんだよー。

[洋館に着く頃にはすっかり元気になった「運命の輪」は、無邪気に挨拶をしていた。証持ちという「仲間」たちと会うことに、内心ドキドキしながらも。

黒い羊とは、かなり低い確率で生まれてくる突然変異の羊である。その珍しさから、滅多に生まれぬ証持ちになぞらえて村でそう呼ばれていたのだという。農業と酪農がメインの村であるが、クロの家では羊が飼われていたから、という理由もあったらしい。

笑顔のクロであったが、ただ一人。

「節制」を目にした時、心臓が跳ねるような気がして、呆気にとられたように、表情が消えてしまったのだ。*]
(62) 2022/12/11(Sun) 5:27:41

【独】 ]『運命の輪』 クロ

/*
>>61
笑ってるみたいで我ながら違和感ばりばりだったけども。ww

泣いているから笑顔の仮面で誤魔化しているという感じデス。
(-11) 2022/12/11(Sun) 5:29:02
到着:XII『吊された男』 ユグ

【人】 XII『吊された男』 ユグ


[――少年は信じていた。]
 
(63) 2022/12/11(Sun) 5:38:22

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[その少年は、北東の果ての古い村に生を受けた。
 生まれながらにしてくっきりと、右の足首に痣を持っていた。
 古い村の民というのは、互いの仲間意識が強く、生活においても自然と協力しあう。
 そうした体制に慣れている彼らは、自身と仲間を守るため、少年を両親ごと、すっかり村の輪から追いやってしまった。
 少年は一歩歩けば忌み子だ、悪魔の子だ、神の過ちだと口々に言われ続けて育った。]
(64) 2022/12/11(Sun) 5:40:32

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[けれど、その少年は信じていた。
 洋館の仕組みさえ伝わっていないような村で、それでもひとり、いつか神様の使いが迎えに来てくれるのだとひたすらに信じていた。
 教会の教えに残ってもいないのに、証の子は神に愛されているのだと、だからいつか神様が見つけてくれるのだと言っていた。
 つらく苦しい身の上から逃げたい一心の思い込みがそうさせるのか、魂に刻まれた記憶がそう思わせるのか、少年にはわからない。
 どちらでも構わなかった。
 自身が神に愛されているのであれば。]
(65) 2022/12/11(Sun) 5:41:03

【人】 XII『吊された男』 ユグ


[
――少年は両親に捨てられた。
]
 
(66) 2022/12/11(Sun) 5:46:11

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[
少年が十を迎えてから少ししたある日、家を出た両親はそのまま戻らなかった。
 彼らはもう限界だった。
 村の人々に祝福され、出産の無事を願われ、これから人生の一番幸福な時を迎えるのだと胸膨らませていたというのに。
 その子供に証が刻まれていたが故に、仕事をしても金は満足にもらえず、口さがない言葉とともに石を投げられる。
 薄いスープで腹を誤魔化して、ぼろの毛布に身を包んで眠る。
 それを十年続けても、神の寵愛を信じて朗らかに笑い祈り信じ続ける息子が何より恐ろしかったのだ。
 子ももう十だ。自分の世話くらいは自分でできよう。村人も鬼じゃない。子供を見殺しにまではしないだろう。
 そう自分らの胸に言い聞かせ、両親は何処かへ逃げ出してしまった。
]
(67) 2022/12/11(Sun) 5:47:13

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[
少年はたったひとり家の中で立ち尽くした。
 それでも、神様が迎えにいらっしゃる日までは生き延びなくてはならない。
 幸いにして海が近かった。塩と水だけは豊富に手に入る環境だった。
 海水をすすり、木の根や実をかじり、時折誰だかが置いていった家の裏に落ちている腐りかけのパンを食べて生きつないだ。
 腹を壊し熱を出しても、涙は見せなかった。
 そこに不安も孤独もなかった。
 自身が神に愛されているのであれば。
]
(68) 2022/12/11(Sun) 5:47:51

【人】 XII『吊された男』 ユグ


[――少年はついにその日を迎えた。]
 
(69) 2022/12/11(Sun) 5:48:21

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[あれから季節が四度巡り、五度目。
 小虫のわいたあばら家に、ひとりの使者がやってきた。
 出迎える、どうにか生きつないだというだけの少年は、身体は痩せぎす、肉などほとんどこけてしまって、服はぼろぼろでひどく臭った。
 それでも洋館から来たという青年に、ああついに待ち望んでいた日が来たのだと、神様は僕を見ていてくださったのだと、心からの幸福を目に浮かべ笑った。
 ためらいなどない。何を憂う必要もない。
 自身が神に愛されているのであれば。]
(70) 2022/12/11(Sun) 5:48:38

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[少年の名はユグと言った。せめて加護ぞあれと、月桂樹から取られた名だった。
 だが呼ぶ人もいなくなって久しい。
 なにせ自身を人とも思わぬ村人たちには証持ち、悪魔の子とだけ呼ばれ、怯えながらも震えた声でその名を繰り返してくれた両親は、とうの昔に戻らなくなってしまっていたのだから。
 故に『吊された男』と証の名で呼ばれた際には、名を知られていなかったかと思い、ユグとお呼びくださいと名乗ったりもした。
 けれどはじめて証の名を知った少年は、喜んでもいた。
 
それこそが、自身が神に愛されている証なのだから!
]
(71) 2022/12/11(Sun) 5:49:08

【人】 XII『吊された男』 ユグ


[そして、その少年は今――]
 
(72) 2022/12/11(Sun) 5:49:38

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……おや、まあ。

[>>26扉に貼られた張り紙の前で、立ち往生しているのだった**]
(73) 2022/12/11(Sun) 5:49:56

【人】 ]『運命の輪』 クロ

……これは、何の絵?

[洋館に来たばかりの頃、文字がずらりと並ぶ売店のお品書きを見て、首を傾げたことがある。田舎の小さな村では文字を学ぶ機会は少ない。大抵の家の子供に求められる物は労働力である。学習は重要視されていなかった。

まして、それが「証持ち」ならばなおさら。
働く時間が減る無用なものでしかない。

しかし、発音を表せる文字というものが存在することを知ったクロは興味を持ち、フォルスの教え子の一人になった。>>36

今では、簡単な単語や自分の名前くらいなら書けるようになった。**]
(74) 2022/12/11(Sun) 5:53:57
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a11) 2022/12/11(Sun) 5:56:24

XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a12) 2022/12/11(Sun) 6:04:17

XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a13) 2022/12/11(Sun) 6:07:50

到着:XI『正義』 マドカ

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
クロかわいいねクロ
文字覚えに来てくれるエンジェルが居てお兄さん嬉しいよ♡

シャルレーヌに、今、会いに行く――――!
(-12) 2022/12/11(Sun) 10:52:48

【独】 ]]T『世界』 ヴェルト

/*
おはようございます
ぐっすり寝ていたら続々と入村されていて! ありがとうございます 素敵な世界が広がっている 拝む

今回は前回や前々回のようにがっつり感想は落とせないと思いますが、なるべく落としていきたいなと思います
(-13) 2022/12/11(Sun) 11:33:06

【独】 ]]T『世界』 ヴェルト

/*
NPCズメモ

・ヴェルトはドイツ語で「世界」
 (名前決めようとうろうろしてたらドイツ語が格好良くてそのまま名前に使えそうだったのでこれだ!と)
・ニーチは21より

・アリスも名字あるな、これ。身元がはっきりしてるし。
 NPCの設定はっきり決めてなくて捨てられた設定と迷ってたから……

・現王が即位したの8年前だから、シールの設定の時系列が色々おかしい……。まあ、直系長子にずっと譲られてる訳でもないと思ってるので、シールにも王になれる可能性は普通にあったということで。ひとつ。
・シールが手元に置かれてたのは先王の騒動があったからなのかもしれない
・先王と現王の関係は血縁である以外は謎。先王は失脚なので遠い血の人だったりするのかも

・トリスは他の証持ちのことは証の名前で呼ぶ。書き忘れたな……
(-14) 2022/12/11(Sun) 11:38:38

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
ふう 昨日限界だったのでログ書いたら力尽きてしまったね
むりむり 6時ぞ
おはようございますなめたんです
ほしねPに『年長者を渡しがちなので聡明年下枠をやってほしかった……→なぜか変人枠になっていました』と言われました
変人狂人です
(-15) 2022/12/11(Sun) 11:45:20
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a14) 2022/12/11(Sun) 11:56:37

到着:XIV『節制』 シトラ

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
節制さん!!!ヾ(:3ノシヾ)ノシ
(-16) 2022/12/11(Sun) 12:46:23
到着:XVU『星』 エト

【人】 XIV『節制』 シトラ




  ────……う……ッ あ
  みんな、やめて…………っ



[ しんと静まり返った洋館の一室に、
 絞り出すような呻き声が響く。
 窓辺からベッドを見守るように一筋
 蒼く月光が射し込んでいる。
 
 持ち主の手で大きく乱された毛布は波打ち、
 床には草臥れ薄汚れた犬のぬいぐるみが転がっている ]
 
(75) 2022/12/11(Sun) 12:58:56
到着:T『魔術師』 シン

【人】 XIV『節制』 シトラ




 
『だから言ったろ!!
  とっととこの村から追い出しちまえば良かったんだ
  この疫病神め!!!』


    
 『うぇえぇえんこわいよぉおおお』



 『シトラがやった。だってあたし、みたもん』



  
 『全部お前のせいだ!! お前さえ居なければこの村は……!!』


  
  『あいつってなんかいっつもその場しのぎだよな』



          『またあの小娘か忌々しい』


    『でさ、結局あんたって誰の味方なの?』

 

     
    『だがこの娘にはまだ利用価値が有る』

 
  
(76) 2022/12/11(Sun) 12:59:02

【人】 XIV『節制』 シトラ



 『『節制』を司る天からの贈り物、
   胸元に刻まれし正三角の痣が何よりの証。
   神は我らを戒める為 この娘を遣わされたのでしょう

      山向こうの集落に生を受けられたシャルレーヌ様のように
      我らもこの子を聖女として護り育て
      謹んで敬わねばなりませ──グアッ』




 
『貴殿の与太話などもう聞き飽きたわ!!』

        
          
 『すまない、守ってやれなくて』



  『どうしておねえちゃんがなくの?
    ころんじゃったのはぼくなのに……』


     
   『……ちょっと!! うちの子に何をしようとしたの!?』


 
  
(77) 2022/12/11(Sun) 12:59:09

【人】 XIV『節制』 シトラ




   ……めん、なさい ごめ、なさい
   わた、わたし…………っ


 
(78) 2022/12/11(Sun) 12:59:15

【人】 XIV『節制』 シトラ



  
『申し訳ありません村長様、どうか』


  
 『私らはどうなっても構いません
    ですからどうか、せめて娘が大きくなるまでは……!!』



 
(79) 2022/12/11(Sun) 12:59:19

【人】 XIV『節制』 シトラ



    うぁっ……っく……ごめ、なさ……………


[『ごめんなさい』

 重ねれば重ねるほどに
 誠実さを失って響くその言の葉
 何千回、何億回と繰り返すうちに
 呼吸より易くなってしまった
 こんな身勝手な音の紡ぎはもう意味をなさないの。

 赦しを乞うことすら赦されないと識っている
 解放を願うそれ自体が甘えだと、理解っている

 それでも、
 それでも、わたしは

 ねえ 誰か教えて。
 どうしたらわたしは、

 ……わたしは、どうして、こうなの ]
 
(80) 2022/12/11(Sun) 12:59:22

【人】 XIV『節制』 シトラ




  ごめんなさい、ごめんなさい
  ごめんなさい、ごめんなさい……!!



[ ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
 ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
 ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
 ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

 ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
 ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

 息をするだけで軋む心の臓
 とめどなく押し寄せる罪悪感

 わたしにとって、
 死は、解放

 安寧を得るための唯一の手段。


 あなたがたが殺らないのなら
 わたしに、わたしを ]
(81) 2022/12/11(Sun) 12:59:28

【人】 XIV『節制』 シトラ




   ────……!!!


(82) 2022/12/11(Sun) 12:59:32

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ ──遠く近く、何処かから誰かの声が聴こえた。
 ぱたぱたと軽やかに駆けてゆく足音>>@0
 この足音の主を、わたしは知っている。

 明るくはしゃぐ声を扉越しに聴いただけで、
 やわらかな春の陽だまりのような無邪気な笑顔が
 目に見えるよう ]
 


   ……ゆ、…………夢



[ きちんと設えられた清潔な寝床。
 窓辺から射し込むまばゆい陽の光。

 微かに鼻腔をくすぐる、甘い花の香り
 ──安眠に効果があるはずのその小さな花は
 誰かの手で掻き毟られたように枕元に落ちていた。

 草の匂いが染み付いた右手を、水桶の水で流して
 床に落とされてしまったらしいぬいぐるみを拾い上げる。

 手垢と涙ですっかりくたびれてしまった白い犬ローティカを抱きしめれば
 頬を伝った雫はふわふわの毛に吸い込まれて溶けた ]
 
(83) 2022/12/11(Sun) 12:59:36

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ごめん、ね


[ もう一度強く抱きしめてから
 ベッドを整えてローティカぬいぐるみを寝かせた。
 顔を洗い、紅く腫れた目元が落ち着くのを待ちながら
 編みかけのカーディガンの最終工程に入る。

 ぬいぐるみ……は、きっとわたしよりも
 ずっと素敵に作れるひとがいるし
 紅茶もお菓子も、わたしよりずっと
 美味しく作れるひとがいる。

 大層愛らしい彼女によく似合う
 晴れの日に相応しい靴を見繕えるひともいるし、
 わたしには目利きの腕も学もないし、
 お祝いにどんな歌を歌えば良いのか、わからないし
 どんな言葉を掛けたら喜んでもらえるのかも、わからないし


 あのひとは、
 ……あのひとは、こわい。
 
 
 不意に脳裏に蘇ったわたしを見る硬い表情に>>62
 また目の奥が熱くなって、振り払うように手を動かす ]
 
(84) 2022/12/11(Sun) 12:59:43

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 何もできないわたし、
 何ひとつうまくできないわたしがたったひとつ
 「すこしは役に立てるのかも」なんて思えるのは
 編み物くらいだったから、贈り物は自然とこれになった。
 
 サイズは勿論のこと、
 毛糸の手ざわり、色、網目の模様、ボタンに至るまで
 着る人のことを思い浮かべながら今日まで編んできた作品が
 どんな風に受け止められるか知る日まで、あと一週間 ]**
 
(85) 2022/12/11(Sun) 12:59:59
XVU『星』 エトは、メモを貼った。
(a15) 2022/12/11(Sun) 13:02:08

【人】 T『魔術師』 シン

 

[  この大きくて小さい洋館が  

     ぼくの世界の全てだ    ]


 
(86) 2022/12/11(Sun) 13:09:38

【独】 XVU『星』 エト

/*
夜中のうちに書ければ一番良かったけど
気付いたらオフトゥンの中で逝ってたあれ()

ので、仕事前にロル書き終わらないから入村だけ
よろしくお願ぇしますだ…!
(-17) 2022/12/11(Sun) 13:10:07

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 洋館の職員同士の間に生まれた子どもは、
 生まれてすぐに証持ちだと判明した。
 だからぼくは、生まれてからずっと、
 この洋館で暮らしている。

 外の世界のことはよく知らない。
 だけどここは、何不自由ない箱庭だ。
 必要な衣食住は提供され、
 欲しいものは望めば大体手に入る、
 周りの大人たちは、証持ちを担当する政府職員だから、
 証持ちに対して理解ある人も多い。
 ぼくを嫌う人もあまりいない。
 いや、そういう人も中にはいただろうけどね。

 そうやって平穏に、ぼくは育った。

 ――"証持ち"というのがどんな意味を持つのかも、
 知らないまま。]
 
(87) 2022/12/11(Sun) 13:10:28

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ でもそれは
普通
じゃないんだってこと、
  だんだんと解ってしまった。 ]
 
(88) 2022/12/11(Sun) 13:11:23

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 子どもの頃は、今の子たちの先代の証持ちが、
 何人か居たかもしれないけれど、
 気が付いたらここに居る証持ちは、
 ぼくとヴェルト兄さんだけになっていた。
 そのヴェル兄さんも、今は、もう。


 遊びに来る証持ちの子はいたけど、
 洋館に住み始めたのは、タナトスが最初だったかな。
 それからだんだんと、
 洋館には証持ちの子たちが集まってきた。

 仲間が、家族が増えるのは、とても嬉しかった。
 だけど外の世界から来た子たちは――
 大抵皆、傷付いているらしかった。
 "証持ち"はひどい扱いを受けるのが、
 この世界では普通であるのだと、知ってしまった。]
 
(89) 2022/12/11(Sun) 13:12:14

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 外の世界で一般的に信じられている宗教。
 その中の証持ちは不吉とされている。
 そうだ、ヴェル兄さんだって、
 生まれてすぐに親に捨てられてるんだ。
 知識としては知っていたけれど、
 次々と現実を目の当たりにして、ぼくは、
 ……ぼくは。 

 父さんも母さんも居て、
 悪意や恐怖に晒されずに育ったぼくは、
 とても幸せ、なんだろうな。
]
 
(90) 2022/12/11(Sun) 13:13:01

【人】 T『魔術師』 シン

 

[ ――大丈夫だよ、ここではもう、怖いことなんてないから。

 ここでは楽しく、笑って過ごして良いんだよ。]

 
(91) 2022/12/11(Sun) 13:13:31

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ こんにちは! ぼくはシン!

 "シン"っていうのは、東の海の方では
 『真実』とか『心』とか
 『信じる』とか『新しい』って意味があるんだって!
 すてきな名前だよね!

 だからね、ぼくは『新』しいことをどんどん提案するよ!
 イベントとかも計画しちゃうよ!
 皆に楽しく過ごしてほしいからね!
 箱庭の『魔術師』も色々考えて、
 新しいものを生み出してたんだって!
 ぼくもそんな風になれたらいいな!
 だからぼくは、いつも色々、考えてるんだ。]
 
(92) 2022/12/11(Sun) 13:14:53

【人】 T『魔術師』 シン

 

[ みんなには、笑っていてほしいな。
 だから――先ずはぼくが笑ってなくちゃね! ]

 
(93) 2022/12/11(Sun) 13:15:16

【人】 T『魔術師』 シン

 

[ ぼくがこの洋館に生まれて来たのは、
 きっとみんなを迎えるためだったんだ。
 ぼくはずっと、ここでみんなを待っていたんだね。

 ぼくはみんなと会うために、生まれてきたんだよ。 ]

 
(94) 2022/12/11(Sun) 13:15:57

【人】 T『魔術師』 シン

 

[ え? もちろん本当
『真』
気持ち
『心』
だよ? ]


 
(95) 2022/12/11(Sun) 13:16:39

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 頼もしかった、大好きなヴェル兄さん。
 その役目、ヴェル兄さんはぼくに任せてくれたのかな。
 ……そう思うことにしてるよ。*]
 
(96) 2022/12/11(Sun) 13:17:13

【人】 T『魔術師』 シン

 

  アリスの誕生日はさ! どーん!とやりたいよねー

  風船たくさん飛ばしたりしたら、アリス、喜ぶかなー?


[ 洋館暮らしで、誕生日を祝おー!ってするのは
 誰の誕生日でもそうなんだけど、
 だって半年前に来たあの子は、
 誕生日パーティーっていうのも知らないんでしょ?
 だから盛大にやりたいよね!
 って、提案したのもぼくだったかもしれない。

 職員さんに言ったらたくさん風船飛ばせないかな?
 それともフォル兄さんに言った方が確実かな?
 実現出来るかは分からない。
 ぼくが口にすることは、アイデア倒れのことも多い。
 だけど、口にしなきゃ
 出来るかどうかも考えられないからね!
 だからまずは、言ってみるよ!

 みんなも色々と好きにやりたいことを持ち込んで、
 パーティーのプログラムはどんどん膨らんでいたかな?
 浮足立つ洋館、ちょっぴりの非日常。
 きっとぼくも色々と、走り回ってる。** ]
 
(97) 2022/12/11(Sun) 13:18:20
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a16) 2022/12/11(Sun) 13:28:46

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 昔々なんて遡る程のことのない昔。
 とある屋敷で女の赤子が生まれました。

 両親は誕生の瞬間も嬉しさ半分悲しさ半分。
 だって一緒に生を寿ぐべきもう一人は、
 産声上げることなくお腹の中で消えてしまったから。

 けれど、そんな半分ずつすら消し飛ばす事実に気付きます。


    胸の中央の痣。
    魂にまで刻まれた箱庭の住人の烙印。



 赤子の親は地位も権力もあり、
 その地位ゆえに周囲には赤子の痣を隠さねばならず、
 深窓にひそり咲く花として生きねばならなくなりました。 ]

 
(98) 2022/12/11(Sun) 13:31:07

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ それからクリスタベル、
 ────クリスとベル、そう名付けられる筈の双子でした。

 ベルは生まれることのなかった片割れの分も生きて欲しいと
 祈るように二つの名を背負わされ、秘されつつも大事に大事
 に育てられます。

 ベル、と愛称としてその名を呼ばれ、花の様に笑う愛らしい
 少女に育ち、証持ちで将来を望めなくともせめて幸せであれ
 と、優しい願いを込めて育てられるのです。


   いいえ、

      ………いいえ。   その筈でした。 ]

 
(99) 2022/12/11(Sun) 13:31:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
[ ベルはとりわけよく泣く赤子でした。
 どれだけ抱いてもあやしても、泣き疲れて眠るまで、
 火がついたように泣くのでした。

 気難しい子、あるい片割れを求めて泣いているのかと、
 生まれる前に別れを経験した赤子を不憫に思いながら、

 母は「私がクリスをちゃんと産めていれば」と己を責め、
 父は「男が、兄が生まれていれば」と我が不運を嘆きます。

 
愚かにもそれが己に降りかかる呪いになるとも知らず。
 ]
 
 
(100) 2022/12/11(Sun) 13:31:49

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 1歳になる頃、ベル大きさのぬいぐるみを クリスと、
 知らぬ筈の名で辿々しく呼ぶようになりました。

 稚く手を伸ばし片時も離れまいとするベルの姿に、
 いじらしさよりも先に恐怖が芽生えるのです。


    ────死んだ赤子も『恋人』だったのか?


 
 確かめようのない もしも は人の心を巣喰います。

 証持ちを死なせた罪、痣持ちの片割れを奪った罪。
 悪魔の証明によって法で裁かれることなき罪、
 その断罪者は愛するべきだった娘になるかも知れず。
 

 それでもベルに合わせて、ぬいぐるみを
 「クリス」然と扱うのは罪悪感でしょうか。

 ……それともただ逃避だったでしょうか。 ]

 
(101) 2022/12/11(Sun) 13:33:05

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 欺瞞は刹那。決して長くは続かないのです。

 ベルは2歳頃からはぬいぐるみの「クリス」すら拒絶し、
 年頃の自己主張では説明の付かない尋常ならざる狂乱に、
 嵐が過ぎ去るのを待つように祈ることしか出来ません。 

 証持ちと知られずとも、名家の令嬢の奇行として、
 漣のように噂が広がったのもちょうどこの頃でした。 ]

 
(102) 2022/12/11(Sun) 13:33:23

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ クリス おにいちゃん ここ なんでいないの?
  
貴女がクリスと呼び、貴方が兄と呼んだ人が、
    私が探しているその人なんでしょう?



 パパやママなどよりも早く ようやく伝えられたベルの
 疑問に全てが付合し、それらは絶望を形作りました。


    片割れを求めるのは真に半身であったから。
    やはり死んだあの子も『恋人』だったのだ。
    ……この子は今狂うかいずれ狂うかするだろうか。



 ああ、それなのに後を追わせてやることすら出来ない。
  証持ちを殺すことは許されていない子を放棄することなど対面が許さないのだから。 ]

 
(103) 2022/12/11(Sun) 13:34:00

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 答えを求める僅か3歳の子供に、真実と信じるものを全て
 伝えるのでした。繰り返し繰り返し、ベルが理解するまで。

 それはベルにとって長い長い迷路の入口でした。 ]

 
(104) 2022/12/11(Sun) 13:34:19

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 夢を抱き始めさえする年の頃で、
 生まれる前から完璧ではないという事実を突きつけられる
 のは絶望の始まりでしかなくて。

 不完全なまま生きることを強いられて。せめて生きる意味
 さえあればと探しても見つからなくて。段々と死ぬことで
 しか救われないんじゃないかと思うけれど、それは生きたく
 ても生きられなかった半身に対する冒涜であったし、だからと
いって安穏と生きるのはそれはそれで責められる気がする。誰に?
わからない。考える。わからない
でもそれじゃ駄目で大事なのに必要なのに愛してるのにどうしてここにいないのいてくれないの完璧じゃなきゃいけない完璧ってかんぺきは識ってるそういう風に作られたそうやって生きたことがあるって本で読んだ同じがいいっておなじが完璧だってそうなんだね分かれてたらいつか別れてしまうから生きるのも死ぬのも一緒にしたくてじゃあひとつがいいねってだからそうじゃなきゃいけないから置いてかれてなんてない独りぼっちにもしてなくてだから ああ、 全部嘘だったんだ 

 この苦しみも“私”も嘘だったんだ  ]

 
(105) 2022/12/11(Sun) 13:34:46

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


  ────そうだね、やっとわかったよ。


       ごめんね、
ずっとここにいたんだね?生きていてもいいんだね?




[ そう、ここにいたんだよ。生きてていいよ。

 なんて返事も必要ないのでした。
 だって応えるべきも自分──いいえ、わたしたちなのだから。

 確かめようのない もしも は人の心を救います。

 片割れの胸に同じ証があったかなんてどうでもよくて、
 誰が生き方を認めてくれなくてもそれで構わなかったのです。
 わたしたち が信じることこそ真実なのですから。 ]

 
(106) 2022/12/11(Sun) 13:35:19

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ それから両親へ、
 愛称のベルではなく本名であるクリスタベルと。
 わたしたち の名で呼んで欲しいと、
 それまでが嘘の様に穏やかに告げるのでした。
 
 長い髪やリボンやドレスをやんわりと拒み、
 シャツにベストとスラックスといった衣装を好んで
 着るようになりました。
 話す言葉も所作も少年のようで、事実を知らなければ
 まるでクリスではなくベルが死んだのではと思うほどに。

 ですがそうではないのです。
 クリスもベルもここにいて、本当は二人でひとつの双子
 の兄妹だったのだと言うのです。
 妄言でも虚勢でもなく、真実と信じて語るのです。


 それでも漸く、ようやく訪れた安寧を享受すれば、
 父母は奇異でしかないそれを受け入れるしかないのでした。
 

 クリスタベルが5歳の出来事でした。 **]

 
(107) 2022/12/11(Sun) 13:35:57
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a17) 2022/12/11(Sun) 13:46:40

T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a18) 2022/12/11(Sun) 14:02:18

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ カルクドラ・ヨッド・クリフ。

 『教皇』の証持ちは聖職者の一族に宿ることが多く
 南地域スティド教会司教の息子であった少年もまた
 例に漏れない家系出身だった。

 幼い頃から立派な聖職者になるべく邁進し、
 齢十の頃から三年間、宗教総本山の在る西地域への
 留学を経て立派に成長し、聖職者への輝かしい道を
 丁重に敷き詰め、関係者やは皆、少年の成長を
 心待ちにしていた。


 
少年本人と、両親以外は。



 二十三年前、南地域にて生を享けた
 赤子の心臓付近の胸元には、見落とす位に小さい
 薄い斑点のような痣が存在していた。
 両親は、初めて痣を発見した際に
 不吉な感覚を覚えるも、必死に払い除けようとする。

 
気のせいであって欲しい、間違いであって欲しい、と。

 
 しかし、幼子の成長と共に痣の面積は増え鮮明に色付き
 五つになる頃には、両親は我が子が
 “証持ち”であることを確信する。]
 
(108) 2022/12/11(Sun) 14:15:27

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 痣は咎の証であり、世間から迫害されることも少なく無い。
 生家である教会には過去、証持ちが生まれた際の
 先祖の日記が現存していたが、記録によれば

 或る時代には
捨てられ
、消息は不明のまま
 また或る時代には、
不自然な病死
を遂げていた。  

 苦渋の決断の末、過去の事例と同様
 両親は少年を手放そうと決心した。

 ──────その時。]
  


  
  ぼく、すてられちゃうの?
  なにか、わるいこと、した?

  ……ごめん、なさい。

 

[ 気難しい表情の両親の元に、涙を浮かべた少年が訪れた。
 晩婚の末漸く授かった、跡継ぎにして最愛の一人息子が。

 両親は少年を抱き締め、子供のように大粒の涙を流し
 この時から少年と共に、苦難の道を歩むことを決意した。]
 
(109) 2022/12/11(Sun) 14:16:10

【独】 T『魔術師』 シン

/*
よろしくお願いします〜
できる限り頑張るぞー!

P業をやっていたら自分のPCのことを考える余裕があまりなく
こいつが何を考えてるかよく分かってません
何考えてるんだろう 心優しいらしいよ
そして早速呼称を間違えるというね!

力兄さんと審判ちゃんと死神くんに振りたいものがふわっとあります
女教皇ちゃんが入村したら隠者ちゃんにも振りたい……
恋人ちゃん 負縁故頑張ろうな♡ 設定めっちゃ好き……
(-18) 2022/12/11(Sun) 14:16:11

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 心臓部付近に刻まれた証は、歳月と共に成長し
 齢十の頃には、黄金色の波紋型の痣は
 一目で判別可能なまでに成長していた。

 同時に、少年が絶望に打ちひしがれ、
 荒れ始めた頃でもある。

 この頃には、少年自身も既に痣の色、柄、出自、
 教育により、自らの運命を悟っていた。*]
 
(110) 2022/12/11(Sun) 14:17:29

【独】 T『魔術師』 シン

/*
シンという名前、色々こめられる!と思ったので珍しくデフォルト名です
漢字表記は名前としてはないと思う
入村文からこんなに名前へのこだわりを見せて、速攻でほしねだとバレるんじゃないですか? それはそう はい

ガウロンは九龍です。深い意味はないよ〜。肩書が龍帝だったからロンを入れたかっただけのやつ

このチップ、にこにこしてるのがすごく好きで、使ってみたかったので欲望に忠実にPしました(
ニコニコ上機嫌だけど実は別にいつも上機嫌でもない!ヘキ!!
(-19) 2022/12/11(Sun) 14:26:42

【人】 IX『隠者』 アリア


 
── アリスの誕生日祝い



  おかえりなさい、チェレスタ。


[ 行きがかった玄関の扉が開く。>>44
 間違えようのない、澄明な声。 ]


  公演、お疲れ様です。

  …… 手伝いましょうか


[ 彼女の持つ泊まりがけの荷物の多さを見れば、>>40
 少しは分担してもいいのではないかと声を掛けるが
 はたして頷いてもらえるか否か。 ]
 
(111) 2022/12/11(Sun) 14:37:32

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 一週間後に控えるアリスの誕生日祝い。
 祝いの歌をという彼女の提案に、>>42
 私もまた肯いた一人であった。

 
もしもその場に『節制』の彼女もいたのなら、
 どうする? と様子を窺いもしただろう。
 どちらにせよ私は参加するつもりでいたし、
 彼女が迷ったとすれば誘いもしたと思うけれど。
 「でも、あなたがしたいことをするのが一番だから」
 ……それが全てだ。いつだって、どこまでも。


 不在のうちに少しも練習しないということはない程度に
 それなりには真面目な性分だった。

 寝付きが悪いとか、頭が痛いとか、云々。
 ほんの些細な困り事を解決する薬師もどきは
 暇を持て余している時間の方がきっと多い。
 そこに「歌の練習」が入った、きっとそれだけ。 ]
 
(112) 2022/12/11(Sun) 14:39:11

【人】 IX『隠者』 アリア



  また歌を見てもらってもいいですか。

  もちろん、
  まずゆっくり体を休めた後で構いませんから


[ もちろん、同じような参加者と
 改めて練習する機会は今後もあるだろう。
 何せ本番はまだ一週間先なのだから。

 けれども今は個人的に不安を解消したくて、
 その返答を待った。 *]
 
(113) 2022/12/11(Sun) 14:39:46

【独】 T『魔術師』 シン

/*
うたのうまさ? 5
(-20) 2022/12/11(Sun) 14:42:40

【人】 X『教皇』 カルクドラ

[
 
   ─ X 教皇 ─   



  人々を分け隔てなく愛し
  救いの手を差し伸べた者

  絵に描いたような聖人であり
  その人望と慈悲深き愛から 
  “ 慈愛の聖者 ”と呼ばれていた 

  しかし本人は奢ること無く
  その肩書を「重い」と好まず
  別の名デセスパールで呼ぶように、と周知していた
 


  
 
※注釈


 ( “慈愛の聖者”の記録は
    途中の一部記録が紛失している。
    一説を描かれた文書は現存するが、
    信憑性が薄く、創作論を唱える派閥も存在する。 )

 
]

 
(114) 2022/12/11(Sun) 15:05:34

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[

   箱庭崩壊時の慈愛の聖者の末路としては
   以下のように記されている




  
 『死神』を自らの手で
 
憎悪を込め

 
幾度と、念入りに殺害する


  
   その後は自らの運命を嘆き、憎み
   世界、全ての存在の
破滅を願い

   
獄中で呪詛を吐き、発狂し果てた





*]

 
(115) 2022/12/11(Sun) 15:07:17

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 職員からいつもの茶葉と
 南東土産の黄色い熱帯果樹を幾つか受け取り
 紙袋を抱え戻ると、遠目からユグの姿が見えた。>>73]


  ごめん、補充に行って遅くなったよ。
  南東地域のお土産も貰ったから、これも食べようか。


[ 紙袋から覗く珍しい黄色の果物を見せ、穏やかに微笑む。
 彼は北東部出身のはず。
 過去に訪れたことが無ければ、
 この黄色い果物も珍しく映るだろう。]
 
(116) 2022/12/11(Sun) 15:07:35

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ ユグを室内に招き入れ、いつもの紅茶>>25を入れ
 熱帯果樹を器用に切り分け、皿に盛り差し出た。

 同時に、古びた革表紙の本と
 比較的新しい、図入りの本二冊を机に置く。]


  前頼まれていた本だけど、これはどうかな?
  後、頼まれたリストには無いけれど
  学生時代に勉強した内容で、面白かったんだ。


[ ユグに頼まれていた古びた革表紙の本を一冊。
 もう一冊の図入りの本は、特に頼まれていなかったが
 異国の宗教史の本。
 時間があればどうぞ、とおまけ感覚で一緒に添えた。]
 
(117) 2022/12/11(Sun) 15:08:10

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 彼が初めて館に来たのは四年前、
 骸骨のようにひどく痩せた姿だったものだから
 「新たな生活には慣れたか、困ったことは無いか」と
 幾度か声を掛けていた。>>70 
 
 それから間もない頃、話の流れで
 男が教会、聖職者の家系出身であることを告げ
 話が弾み、話し込んだ記憶がある。]   
 

  んっ、甘……、おいし……。
  もう一つ食べないか?


[ 土産の南東土産の果物は見た目以上に甘く、
 弾けるような瑞々しさに、思わず声も漏れてしまう。
 彼がまだ口を付けていないようなら薦め、
 一方男は二切れ目三切れ目へと次々に手を伸ばす。]
 
(118) 2022/12/11(Sun) 15:08:25

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ ──さて。

 男は昔から、聖職者の真似事のようなものを行っている。
 新たに館に人が訪れれば、まず声を掛けに足を運ぶ。
 彼らが馴染めるよう、不安を振り払うべく。

 その中でも、三年前に男が迎え入れた友と
 彼──ユグは特に気に掛け、幾度か声を掛けていた。


 
ユグはあの男死神が連れてきたから。

 

 
 あの男の柔和で人の良さそうな笑みに、
 落ち着きを覚える者も居るだろう。

 警戒することなんて、本来あるはずが無いのに。
 ────それでも。
 ]  

 
(119) 2022/12/11(Sun) 15:09:00

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
[ 魂に刻まれた記憶が、心が。
 幾多の螺旋が複雑に絡み合い、縺れが解けぬまま


 気付けば自然と距離を取っていた。**]

 
 
(120) 2022/12/11(Sun) 15:09:47
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a19) 2022/12/11(Sun) 15:19:00

IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a20) 2022/12/11(Sun) 15:31:06

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
シャルレーヌさまはもしかしてあの方ですか(?)
(-21) 2022/12/11(Sun) 15:32:54

【人】 [『 力 』 フォルス

 
  
―――食堂


[ 食堂に誰かしらが居れば
 誰であろうと軽やかに挨拶を交わしながら ]


  お〜丁度良い所に。
  スミスさん、軽くつまめるものいいかな


[ ここに初めて来た時には既に居たお世話係。
 当時既に初老であった彼は今尚、綺麗な白髪を整え
 まるで豪邸の執事のような所作で珈琲を落としていた ]


  飲む飲む!
  俺スミスさんの珈琲にゾッコンだから〜
  生まれ変わったら結婚しよ♡


[ 二十年関われば、少なからず情も芽生えるというもの。
 痣有りにあたたかな眼差しを行為を向ける存在ならば、尚更 ]
 
(121) 2022/12/11(Sun) 15:33:38

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 歩み寄る先のスミス。
 彼の背を抜くことは、未だメルロン一つ分叶っていないが ]


  ――頼まれてた帳簿もう少しで終わるからさ
  仕上げたら持ってくるよ。


[ 耳元囁けばへらりと笑った ] *
 
(122) 2022/12/11(Sun) 15:34:10

【人】 [『 力 』 フォルス

 
  
―――売店


[ 珈琲の匂いが近付く事に気付くのは容易いだろう。
 こちらもまた、椅子に腰掛ける存在に気付けば>>60
 ブラッター片手に笑みを向けた。 ]


  ――おはよ、シャル。

  ここ、キレーな涎の跡だね
  良い夢見れた?


[ 自らの口許を示せば彼女の反応はどうであったか
 いずれにせよ、「 冗談だけどね♡ 」なんてけらりと笑った ]
 
(123) 2022/12/11(Sun) 15:48:17

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 示したのは奥にあるいつものスペース ]
 
 
   軽食もらって来たからさ
   一緒にどう?
 
 
[ プラッターにはスコーンにクラッカー、
 付け合わせのジャムやディップといった軽食
 味変用のミルクポットがのせられている。

 頷くなら珈琲をもう一杯頼もうか
 端末一つで届く望みの品。洋館ライフはサイコーである * ]
 
(124) 2022/12/11(Sun) 15:49:20

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
   
――回想:咲き誇る花、溢れ零る雨



 [ それはもう二十年近く前の事
   見渡す限りに咲く花々が一際綺麗な季節だった

   商売の為移動する親と別れ
   当時はまだ一度訪れただけの見慣れぬ場所
   今からは想像できないほど人の少なかった館。

   シンやヴェルトをはじめとした職員に
   東の――住まう街の郷土菓子を土産に携え
   一人、館の門をくぐった二度目の訪問。

   一週間程を過ごした、五歳の頃の事だったか>>59 ]
 
 
(125) 2022/12/11(Sun) 16:30:59

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 [ 誰かが名を呼んだから。
   振り返れば、少女は咲き誇る恵みの中にいた

   穏やかな風に揺れる見知らぬ少女の髪

   名も知らない
   どこから来たかもわからない
   声を聴いたことさえ無いはずの存在

   どくりと胸を打つ声亡き声を聞いた ]
 
(126) 2022/12/11(Sun) 16:31:24

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 [ 少女からただただ溢れ出す涙

   弾けたように生まれ落ちる感情
   幼かった俺は到底理解など出来なかった

   訳なんてわからないまま
   焦がれるように熱くなった胸と
   鼻の奥がつんとして景色がじわりとぼやけて

   気付けば少女をだきしめていた ]
 
(127) 2022/12/11(Sun) 16:31:33

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
     
ごめんな

       ごめん――――― ごめんね 
 
 
(128) 2022/12/11(Sun) 16:31:49

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 [ こうしたいと希う誰かが居た
   こうしたいと叫ぶ心が居た

   初対面の奴が急にだきつくなんて
   この子に失礼だろうと窘める心が確かに居た

   誰がそうさせたのだろう
   誰が言わせたのだろう

   この心は一体、誰のものだというのだろう ]
 
(129) 2022/12/11(Sun) 16:31:58

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 [ 少女にかける声は
   あまりにもつたなく、幼すぎて

  
  けれど彼女が涙をこぼすなら
  俺が泣いていては、だめだろう



      
この手が、行為が、心が許されるなら



              少女の雨がやむまで
              ぎゅっとだきしめていよう

  
  彼女の雨がやむまで
  そっと髪をなでていよう
 ]
 
(130) 2022/12/11(Sun) 16:32:40

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
   [ どれだけ時間が経とうとも
     失われないものがあるように
     忘れられないものは、確かにある ] *
 
 
(131) 2022/12/11(Sun) 16:32:55

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
ひょ ひょっとして
うさぎはいま もうれつに ひかれているのでは…………!
(-22) 2022/12/11(Sun) 16:36:24

【人】 XIV『節制』 シトラ

──
廊下・『隠者』の彼女の部屋の前



  ──アリアちゃん
  いつものお薬……もらっても、いい……?

  ……うまく、眠れなくて


[ 繰り返す悪夢に魘されて眠れぬ夜が続くとき
 わたしは、決まってあの子の部屋の扉をたたく。

 お薬自体の効果は勿論あるのでしょう。
 『隠者』の証を持つ彼女の作るお薬は特別なもので、
 その効力のほどは、実際常用しているわたし自身が
 身をもって噛みしめているところ。

 けれどよく眠れるのは、きっとお薬だけの力じゃない。
 あの子の顔を見ると、あの子の声を聴くと
 ひつじたちの毛に頬を埋めたときみたいにほっとするの。
 それを口にしてしまえば彼女はどう思うか、
 きっと、……悪いようには取らないと思うけれど
 言葉にはせず心の内にしまい込んだままでいる。

 もう一度、扉を叩く。返事はない。
 程なくして、玄関の方から
 よく通り明朗に弾む、澄んだ声が響く。>>111
 一日半ぶりにチェレスタさんが帰ってきたのだ。]
 
(132) 2022/12/11(Sun) 16:38:00

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ アリスさんのお誕生日パーティーで
 お祝いの歌を歌わないか、との
 彼女の提案を、わたしも部屋の隅で聴いていた。
 誕生日には祝いの歌を歌うものなのだと
 わたしが知ったのは、この洋館に来てからだった。

 皆で同じ曲を、この世に生を受けた日を祝う詞を
 同じ旋律で、或いは異なる旋律で歌い
 それらが交じり合ってひとつの調和を織り成す。
 チェレスタさんの提案はわたしにとっても
 この上なく素敵な提案に思えた。

  でも、

 わたし、歌えるの?
 わたしが参加しない方がきっといい歌になる。
 メロディーも歌詞も一から覚えないといけないわたしは
 みんなの足手纏いになっちゃうんじゃないかな。

 参加しないべき……じゃないかしら。

  ──そんな想いが
  挙げかけた掌を背中へと引っ込ませる。

 おずおずとみんなの反応を窺えば
 少なくともアリアちゃんは参加する方針のようで>>112
 迷うわたしの心を見透かすように、
 そっと寄り添うような視線を送ってくれた ]
 
(133) 2022/12/11(Sun) 16:38:24

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 『あなたがしたいことをするのが一番』
 アリアちゃんはいつだって、
 やわらかな優しい声でそう言ってくれる。

 わたしがしたいことは何なのか、
 この洋館に来るまで改めて意識したことはなかったし
 それを疑問に思ったことも、ほとんどなかった ]

 
   わ、……たし
   わたし、…………も

   歌、って、みたい
   チェレスタさん、構わない……ですか……?


[ たった一言の意志を示す為に掛かった時間は
 現実にはほんの一瞬だったのかもしれない。けれど、
 わたしにとっては、途方もない挑戦とも呼べるものだった ]
 
(134) 2022/12/11(Sun) 16:38:56

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ たった一言の意志を示す為に掛かった時間は
 現実にはほんの一瞬だったのかもしれないけれど
 わたしにとっては、途方もない挑戦とも呼べるものだった。

 あれから毎日、時間さえあれば
 お庭の花畑の隅、人気のない木陰で、或いは自室で
 こっそりと歌の練習をしている。
 みんなの前で歌うのはまだ恥ずかしくて
 ごく限られたひとにしか、聴かせられていないけれど。

 チェレスタさんに教わったところ、
 すこしは綺麗に歌えるようになったと思う。
 荷解きが終わって、身体を休めて
 落ち着いた頃合いを見計らって、また見てもらおう。

 今はまず、「おかえりなさい」のお出迎えを。
 そう思って玄関の方へと足を向ければ
 探していた彼女の姿もそこに在った ]
 
(135) 2022/12/11(Sun) 16:39:34

【人】 XIV『節制』 シトラ

──
玄関前


[ 声を掛けるタイミングを見失って
 もごもごと、言葉と視線が宙を舞う。

 わたしが口を開けたのはきっと
 チェレスタさんと、はっきりと目が合ってから ]


  お、おかえりなさい……!
  お疲れさま、です

  あっ、あの、わ……


[ 『わたしもお手伝いします』
 そう言いかけて唇を噤む。

 触れられたくない荷物が入っているかもしれないし
 長旅で疲れているだろう彼女に
 余計な気を遣わせてしまうかもしれないし、
 第一、手伝いの申し入れはアリアちゃんが既にしていて。

 けれどチェレスタさんの荷物は、
 一人で運ぶにはどう見ても大変そうで ]
 
(136) 2022/12/11(Sun) 16:40:22

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……わたし、にも 何か
  できること、ありませんか……?



[ 消え入りそうな声で紡ぐ。
 荷物持ちの手が足りそうなら
 お茶の準備をしに行こうかな。

 と言っても、わたしにできるのは
 売店でフォルスさんにお願いして
 疲れを癒すお菓子と飲み物を用意してもらう、くらい ]*
  
(137) 2022/12/11(Sun) 16:40:57
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a21) 2022/12/11(Sun) 16:43:17

XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a22) 2022/12/11(Sun) 16:46:36

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
このチップ振られるのりんとさんしかいなくない!!??
ってPに言ってたんですが
やっぱりりんとさんじゃないですか!!!???

節制さん…ご両親には愛されてたのかな…
結婚しよ…(?)
(-23) 2022/12/11(Sun) 16:47:02

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
前世隠者をしれっと節制さんと異性にして魂が恋してたから現世でもそれに近い想いを持っている(なお同性)という地獄を作ってみたいと思ってるんですけど決めきれないので一人称で可能性を留保するだけしている…
(-24) 2022/12/11(Sun) 16:52:03

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[信心深く、古くからの風習が根付いている地域。
発展していない場所であればあるほど、その傾向は強い。クロの育った小さな村は、まさにそんな田舎の村だった。

その中で咎人の印を持った証持ちの赤ん坊が生かされた理由。それはクロの持つ証が「運命の輪」を示していたからだった。


「運命の輪」。


教典によれば、幸運と不運をもたらすという贈り物を貰った者。どちらかをもたらせば、もう一つもいずれ呼び込むとされ、最期は幸運を呼び込みすぎた為に誤って殺される、という不運に見舞われた愚か者――とされている。

下手に殺せば恨みで不運を呼び込むかもしれず、逆に生かしておけば村に幸運をもたらすかもしれない。村人たちは話し合いで死なさない程度に生かすことに決めた。]
(138) 2022/12/11(Sun) 17:18:29

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[黒い羊。染めることの出来ない黒い毛は、価値がない物と考えられている。

転じて、「一族の恥さらし」「放蕩息子」それから「厄介者」などの意味がある。

両親は健在であったが、生まれた子供に「クロ」と黒羊からとった名づけをする羊飼いたちが、証持ちをどう考えているかは想像に難くないだろう。信心深く迷信深く、典型的な村人達だった。

仕事と新しく生まれた子の世話に忙しい両親に代わり、クロの世話をしていたのは専ら村はずれに住む老婆だった。彼女も身寄りのない立場の弱い人物だったから、押し付けられたといった方が正しい。

一通り自分のことが出来るようになり、老婆が亡くなった後は、しぶしぶ元の家に迎えられ、羊の世話を叩き込まれた。]
(139) 2022/12/11(Sun) 17:20:42

【人】 ]『運命の輪』 クロ

お婆さんにはね、「お前は幸運を運んでくる存在だからね、その通りにしないといけないよ」って言われてたんだよ。

今は、洋館の皆に運びたいのさっ。

暮らし自体は良かったよ?
朝と夜にご飯もらえていたし、もこもこの羊たちがいる小屋で寝かせてもらっていたから、冬でも温かかったしね。

羊たちと牧羊犬のブチと別れるのだけは寂しかったなー。

[「黒羊」と呼ばれていたかつての生活を話す機会があれば、そんな風に懐かしんだことだろう。黒い羊の悪い意味を知っているかと問われれば。]

うん、知ってるさー。
でも僕、黒い羊好きだよ。
黒い毛並み、絶対かっこいいもの。

[実際に見たことはなくとも、きっと素敵な動物だと想像していた。*]
(140) 2022/12/11(Sun) 17:22:23
到着:XIX『太陽』 ヒナギク

]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a23) 2022/12/11(Sun) 17:26:20

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


  
 
  証持ち――――、


           それが私の業であり、生き方。


 
(141) 2022/12/11(Sun) 17:27:49

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
 
 『みんな〜〜!! こーんにちはー!!
  証持ちって、どういうものか知ってる?

  むかーしむかしに、神様に作られ、
  贈り物を与えられた人の子どもたちが居てね?

  箱庭で暮らしていたんだけど、
  ちょっと悲しいことが起きちゃって、
  バラバラになっちゃったんだ。

                ……でもね。』


 
(142) 2022/12/11(Sun) 17:28:31

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク



 『神様が子供たちを気に入っちゃったみたいで、
  箱庭で暮らしていた子どもたちは、
  贈り物の証を持って生まれ変わることがあるの。

  私のこの腰元にある痣みたいな、これね!

  「証持ち」は宗教上、咎人と言われているけれど、
  法律の上では殺すことは禁じられています!

  近くで証持ちを見つけても、
  決していじめたりしないで、
  そういう時はすぐに政府相談窓口へ知らせてね!』


 
(143) 2022/12/11(Sun) 17:29:03

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


 
 『証持ち専用ダイヤルは、
 


   ▼✕○-■※※☆-◎▲◎▲

         ゴヨウハ アカシ アカシ へ!


 
         ヒナギクと守ろうね!世界の平和!』



 
(144) 2022/12/11(Sun) 17:29:34

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[TVをつければ、政府が作成したそんなCMが流れる。
 街頭の広告などにも、CMと同じ少女が笑顔で
 専用ダイヤルを案内している。

 証持ちの保護のCM以外にも、
 政府に関わる広告となっている少女は同じだ。

 政府の広告塔、―――それが、私のお仕事。アイドル
 
(145) 2022/12/11(Sun) 17:30:18

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


[証持ちの保護を謳いながら、私も普段は、
 政府が用意してくれた洋館で暮らしてる。

 政府から頼まれてお仕事という名の
 地域巡業はあるけれど、お仕事以外の時は
 中央に行く以外は滅多に許されない。

 他の証持ちの子どもたちよりは、
 お出かけすることは多いかもしれないね!

 お出かけすることも、
 この洋館で暮らすことも、

      ――――私は結構気に入ってるんだ。]
 
(146) 2022/12/11(Sun) 17:31:06

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[扉を開く音に階下を覗く。
 玄関ホールに響く声は聞き慣れたものだった。>>44

 ちょうど玄関口に居たアリアが出迎えている。>>111
 階下を望めるホールへ続く二階から、
 手すりに身を乗り出して、よく通る声を響かせる。]


  アリアさ〜ん!!

  
――チェレスタ!!

  おかえりなさい!!


[二人に手を振れば、
 慌てるように階段を駆け下りていき、
 出迎えの一人に加わっていくだろう。]
(147) 2022/12/11(Sun) 17:31:31

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[階段を駆け下りる途中で、
 シトラの姿も目に入る。>>137

 だが、駆け出した足は止まることなく、
 まっすぐに玄関へと向かっていた。]


  シトラも居たっ!

  あはっ、こんなに人手がいるなら、
  お手伝い要らないね?


                    **
(148) 2022/12/11(Sun) 17:31:59

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
はーーかわいい みんなかわいい かわいい。
(-25) 2022/12/11(Sun) 17:34:37

【人】 [『 力 』 フォルス

 
  
―――三年前:文字を見つめる君


[ ある日クロがお品書きを見ていた
 最近館に来た、一番年若い証持ちの少年。
 会計台で珈琲を飲みながら、首を傾げるクロを見守る ]


  ん?
  これはねーハイエナanimalの絵♡
  というのは冗談で、それは文字だよ。


[ 文字に興味を示した様子のクロと話すうち
 手近な紙にさらりとペンを走らせれば
 彼と己の名前を記したそれを見せてみた ]


  これがクロの名前
  でー、こっちがお兄さんの名前♡

  ――書いてみる?


[ その日、プレゼントした一冊のノートとペンは
 ここに来たばかりの君へ、歓迎の気持ちを込めて ] *
 
(149) 2022/12/11(Sun) 17:36:34
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a24) 2022/12/11(Sun) 17:39:30

到着:]Y『 塔 』 プロセラ

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ 焦がれる様に見上げる空の色。
  けれど別に、望みも悩みもどこにもない。

  なにもかも無意味な事で
  なにもかも必要が無かった。

  ただ息をする。
  そこに理由なんかない。
  そういうものだから
  ただ勝手に繰り返すだけ。

  無駄に抗うのは億劫で
  赦された強いられたのはそれだけだった。** ]
 
(150) 2022/12/11(Sun) 17:43:47
]Y『 塔 』 プロセラは、メモを貼った。
(a25) 2022/12/11(Sun) 17:44:40

到着:]X『悪魔』 ゼロ

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[ある日、『悪魔』が『愚者』を殺してしまいました>>n2

 仲間の死に、
 仲間同士が殺し殺されたことに、
 子らは衝撃を受けました


 その時、『悪魔』は───……]
 
(151) 2022/12/11(Sun) 17:56:32

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

―― 誕生日一週間前・ホールにて ――


 やぁ、『愚者』!
 誕生日パーティ楽しみだね!

[『力』>>0:19が立ち去った後に現れた自分を見て、
 笑顔だった少女の表情が変わる。>>0:@0
 反射的に近くに居た『皇帝』の後ろへと隠れた。>>0:@2

 おや釣れない。
 そんなに怯えなくったって良いじゃないか。
(152) 2022/12/11(Sun) 17:57:05

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 ── まだ何にもしてないんだし?
 
(153) 2022/12/11(Sun) 17:57:15

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[『愚者』が『悪魔』たる自分を恐れるのは当然なのかも。
 自分もまた『愚者』に対して妙な気持ちがわくのは事実。
 でも『愚者』の少女は隠れながらもこちらを見ている。半年前に会ってからずうっと。誰かの後ろへと隠れながらも。混じるのは、推測するに警戒と興味だ。]


 もしかして俺は不参加の方が君にとって穏やかかな?
 はは、なんてね。
 そんな事したら君はず〜っと気にしそうだ。

 そうだな、俺からのプレゼントは甘いお菓子にしよう!
 いつでも食べれるように、長持ちをするものが良いな。

 君は、どんなお菓子が好き?


[ただの会話だ、穏やかな。
 ただ話しかけて、世間話をしただけの。
 だから『皇帝』たちは特に気に留めもしないだろう。
 『愚者』にやさしく対応するかもしれないが。]
(154) 2022/12/11(Sun) 17:58:51

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 それじゃあ、またな!

[笑顔で会って、笑顔で別れる。
 そんな他愛もない一幕。

 ただ6歳になろう女児に向かって呼ぶ名称だけが、穏やかではなかった。*]
(155) 2022/12/11(Sun) 17:59:42

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[ある日、『悪魔』が『愚者』を殺してしまいました>>n2

 仲間の死に、
 仲間同士が殺し殺されたことに、
 子らは衝撃を受けました


 その時、『悪魔』は笑っていました
 楽しそうに……そう、とても、楽しそうに

 理由はただの"好奇心"

 やりたい事をやって何が悪いのか、
 楽しいと思う事をやって何が悪いのか

 『悪魔』はそれが解りません]
(156) 2022/12/11(Sun) 18:00:47

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 「ねえ、何をそんなに無理してるの?
  素直になってしまえばいいのに……」
 
(157) 2022/12/11(Sun) 18:01:00

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[もうすべて、壊れてしまっているんだから

 囁かれる甘言に返ったのは、
 反発か、堕落か、享受か、狂気か、絶望か、無関心か、
 それとも

 元々あった争いの火種がもう種ではなくなった時
 『悪魔』はまた笑いました*]
(158) 2022/12/11(Sun) 18:01:12
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a26) 2022/12/11(Sun) 18:14:24

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 回想:黒い森の子


[ 生まれながら背負ったのは、腕の痣と
の眼。
 朧気な記憶に残る四の青い眼を思えば、
 それはきっと遠い前世、この魂が持っていた色なのだろう。
 教典では知り得ない神話の時代。
 けれど証持ちの身には、容易く眼前に浮かび上がる一片。

 微かに残る思い出を離れれば、
 あとに残るのは暗い暗い森の中。

 目が覚めたらそこにいた。
 帰りの道などわからなかった。
 歩けど歩けど木々の広がるばかり、
 寒くて、冷たくて、終わりがなくて――

 大きな木の根元にうろを見つけて、雨宿りをして
 でも寒くて、眠くて、
 水を含んだままの落ち葉を集めては体を丸めた。

 真芯から凍りつくような寒い時期のことだった。
 食べられそうな木の実を探してもほんの僅かで。
 やがて空腹さえも忘れて、
 死んじゃうのかもしれない、とどこかで思った。 ]
 
(159) 2022/12/11(Sun) 18:15:52

【人】 IX『隠者』 アリア




       
『 …… 聞こえる? 』



  [ 冷たい陰に不意に木漏れ日が差した。
   それは私が人生で得た、数少ない幸運だった。 ]
 
(160) 2022/12/11(Sun) 18:16:42

【人】 IX『隠者』 アリア


[ その人物は『魔女』と呼ばれていた。
 暗い暗い森の奥深くに小さな家を構えて、
 助力を求めてやってくる人々へ向けた
 薬の調合と、研究をして暮らしていた。

 右も左もわからない衰弱した少女は、
 体調が回復すると家事を教えられた。
 小さな手伝いから始まって、
 最終的には一人でも生活できそうな程度まで。

 そう、薬師として育てられたわけではなかった。
 結果的には後継者にだってなれたのだろうが、
 その仕事ぶりをただ見ているうちに覚えてしまった少女に、
 魂の性質、というものを実感したのだろうか。
 彼は仕方なさそうに、そっと笑みを零していた。

 けれど、

 けれど少女のその才をもってしても、
 病床に伏した彼の代理にこそなれど、
 彼の病状を救うことは、終ぞ叶わなかった。 ]
 
(161) 2022/12/11(Sun) 18:17:27

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 彼亡き後を継いで森の『魔女』となる。
 証持ちでなければそんな未来もあったかもしれない。
 いや、そもそも捨てられることさえなかったのだから
 それは元より存在し得ない可能性の枝なのだろうか。

 独りになって程なくして、洋館からの迎えが来た。
 人好きのする笑顔が印象的な『魔術師』の青年だ。

 成長しても、少女はまだ少女だった。
 そして。自分の身ひとつ守るのも手に余るのに、
 証持ちが一人で暮らし続けるのは危険なのだと、
 正しく理解できる程度には、聡かった。

 故にその導きに従い、今は洋館で暮らしている。
 きっと珍しくもない、ほんの昔話だ。 ]
 
(162) 2022/12/11(Sun) 18:27:11

【人】 IX『隠者』 アリア



  
『 きみ、名前は何て言うんだい 』



              ―――――――― ?

 
(163) 2022/12/11(Sun) 18:27:41

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 理解できない様子の彼女を見て、
 男は大凡を理解し、溜息を吐いた。

 生みの親であった者は、
 生まれた時から既にそのつもりでいたのだろう。
 呼ぶべき名を与えられなかった白紙の少女に、
 彼は「アリア」と名付け、側に置いた。

 …… その生業に違わず、博識な人であったから
 今にして思えば、それが彼の解釈だったんだろう。

 親友の死と発狂。暴走と制裁。
 神話において『隠者』が主役となるその時、
 そこに寄り添う存在は誰もいない。
 それ以前に、自ら命を断ってしまったのだから。

       即ち―― すべて
独り舞台
なのだと。 *]
 
(164) 2022/12/11(Sun) 18:28:59

【人】 [『 力 』 フォルス

 
  
―――回想:惰眠を貪る男と不眠の薬


[ 帰省を数日後に控えた日
 廊下で会った彼女に声をかけたのは
 ふと、前回の帰省を思い出したから。 ]


  ねーアリア
  君の薬、少し分けてもらえないかな?


[ 病気がちな友人が、最近眠る事が難しいらしいのだと。
 己より余程多くの物に触れる両親でさえ
 友人の悩みを解消するには至らない症状の、一筋の光明

 惰眠も貪れる己には生憎と縁遠い薬。
 訳を尋ねられたのならば隠すことも無く告げて

 彼女の薬を手に入れる事が叶ったのは
 あっさりだったか、粘り強い交渉の末であったか ]
 
(165) 2022/12/11(Sun) 18:31:45

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ なんにせよ、薬を携えた帰省から
 それからまた暫くの時が流れた帰省の最後
 館へ戻ったその足で彼女の部屋へと向かった。

 母の友人から彼女に宛てられた手紙を携え
 郷土菓子であるカヌレを手土産に
 母からの感謝の言葉も伝えるために。

 その折、薬を商品として流通させてみないかと
 そんな提案をもちかけたのだが――

 これはまた、別の話だ ] *
 
(166) 2022/12/11(Sun) 18:35:20
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a27) 2022/12/11(Sun) 18:38:23

【独】 T『魔術師』 シン

/*
みんな素敵すぎる(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

ありがとう……ありがとう……
絡みたいところばかりが増えていく……つらい……
あとみんなの設定どこまでロルで出てるかでPの視点漏れしそうで怖い
(-26) 2022/12/11(Sun) 18:51:31

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――『教皇』の部屋――

いいえ、少し早く来たのも僕の方ですし。
お茶の気遣いをさせてしまってすみません。
お土産まで。

[>>116物心ついて向こう、干からびたパンと痛みかけの魚や端野菜を煮込んだだけのもの、ひいては木の実や海水で生きていた少年は、食べ物という食べ物に疎かった。
 なにせ知らぬもの続き。どうやって食べるのかも知らなければ、柑橘にそのまま齧りついた渋く苦い思い出もある。
 洋館暮らしで少しずつ馴染んだが、珍しい食べ物となるとまだまだ未知。
 穏やかに礼を言ってはいるものの、興味がありありと視線に浮かんでいる。]
(167) 2022/12/11(Sun) 19:00:45

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[今でこそ慣れたけれど、桃の香る紅茶だって前は本当に珍しいと思っていた。
 不思議な味わいに驚いたのはいつがはじめだったか。
 甘い香りは、カルクドラの部屋に来たのだと思わせてくれる。
 少し口をつけて、果物の剥かれるのを見。
 それから本が置かれるのに、わぁと小さく声を上げた。]

二冊も、いいんですか?
ありがとうございます。読むの、楽しみだな。

[異国の人が神様について触れた本。とても魅力的に聞こえたし、すでに面白かったとお墨付き。
 頼んだ本よりも先にぱらぱらと目を通したら、図も入っていて読みやすそうだ。]
(168) 2022/12/11(Sun) 19:01:02

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[『教皇』カルクドラは、『吊るされた男』ユグにとって、非常に落ち着いていて信頼の置ける人物に見えている。
 今までに借り受けた本や経典などから、はじめの『教皇』が何をしたのかは知っていても、それは彼のすべてではないと思っている。]

ほんとう。おいしいですね。
アリスや先生にも、持っていってあげたいな。

[もうすぐ誕生日を迎える小さな仲間。穏やかな幸福を得ることが出来た寿ぎを、かならず彼女には伝えたいと思っているのに加えて。
 長く世話になっている『先生』――つまり『死神』にも果実を分け与えたいと、こともなげに言ってのけるのだ*]
(169) 2022/12/11(Sun) 19:01:15
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a28) 2022/12/11(Sun) 19:03:49

XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a29) 2022/12/11(Sun) 19:07:44

[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a30) 2022/12/11(Sun) 19:08:46

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
すごい ロル書けば書くほどやばいやつになってく
「狂気」しか出てこないわ
(-27) 2022/12/11(Sun) 19:22:04

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
遅ればせながら一席いただきますよ。
ゆるゆるやらせていただきます。

ヒナギクチップ自分で選びそうにないチップだから自分の顔が新鮮〜〜。
(-28) 2022/12/11(Sun) 19:29:14

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[境遇を今まで、何人に語ったことがあっただろう。
 話さなくとも、四年より長くこの洋館にいるなら、知っていることかもしれない。
 洋館の存在、証持ちの申告のことすら伝わっていない辺境の村で、ただ神に愛されていることをひたに信じ耐え抜いた、栄養不足で小さくて、生きているのが不思議なほどの、『骸骨のような』少年。
 無論読み書きもおぼつかないほどだったが、魂の響き合いもあってか『死神』の教えを見る間に吸収し、今や本を好むようにまでなったユグのこれまでを。]
(170) 2022/12/11(Sun) 19:44:36

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[そして、過去を知らずともこの洋館にいるのならいずれ味わう。
 吊るされた男の
狂気的なまでの
信心を。]
(171) 2022/12/11(Sun) 19:45:02

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[魂に紐付けられた不和のざわつきが、ユグにないわけではない。
 『悪魔』の一挙手一投足には、いつでも不安が胸の奥渦巻いている。
 彼が何をするのか、どう動くのか。
 今もこの祈祷室でなく、アリスのいるホール>>152にいたなら、幼い彼女を守りながら、どこか過剰に諌めようとしていただろう。
 まだ何もしていない、などという言葉にも、将来的な加害の可能性さえ感じ取って。]
(172) 2022/12/11(Sun) 19:46:05

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[奔放であること。自らの魂に逆らわないこと。
 それは『吊るされた男』にとって酷く悲しいものに映っていた。
 自身がその思いに耐え、諍いを飲み込みさえすれば、この楽園は僕たちにあたたかく微笑んでくれるのに。
 たったそれだけで、すべては変わるのに。
 どうして僕らはそうしないのか。出来ないのか。]
(173) 2022/12/11(Sun) 19:46:38

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[ああ。そんな思いに苛まれて。

 自らの非力を悔いてあの日の『吊るされた男』は命を絶った。
 
 残したのは、ただ穏やかな笑みだけだった]
(174) 2022/12/11(Sun) 19:47:14

【人】 XII『吊された男』 ユグ



『ごめんね、僕には何も変えられなかった』


 
(175) 2022/12/11(Sun) 19:48:01

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[だからユグは、『証持ち』の不和によく介入しようとする。
 神がかつて箱庭の子を愛したように。
 彼は証持ちたちを広く愛し。
 その不和に心を痛め。
 心通わせ合えば何事も憂うことはないのだと説き続ける。

 いつか22人が揃うその日を、幸福に満ち満ちて迎えられるように*]
(176) 2022/12/11(Sun) 19:52:31

【独】 XVU『星』 エト

/*
夜飯が鍋って事でなかなかロル書きの進みは🐢だけど
今夜中に書いて上げるんだ〜〜

ところでこの差分ほんとかわいい
笑顔なんだと思うけどおねむ顔にしか見えんのも含めてかわいい(?
(-29) 2022/12/11(Sun) 19:54:04

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
ユグきゅんかわいいな〜〜〜〜

「おいしいフルーツ、愚者や死神にも持っていってあげたいね!(にこ)」アッこれは
(-30) 2022/12/11(Sun) 21:06:09

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
あのですね
今日マドパ本第二弾届いたんですが

同封カードがジョバンニとクロウリーだったんですよ
この確率!!!!! ああああ!!!!!

ワルさ黒さが漏れている感じな笑顔でした……
ウォォ……
(秘話顔の露骨な黒さではない、笑顔から漏れる黒さというかそんなかんじの 語彙力)
(-31) 2022/12/11(Sun) 21:09:00

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ──あ……っ

  
[ ヒナギクさん、とわたしが呼び掛けるより早く
 太陽より眩しいオレンジが、
 わたしを通り越して一目散に玄関へと駆けてゆく。>>148
 
 チェレスタさんの声が美しい清流のような音色なら
 ヒナギクさんの声は、軽快に弾けては咲う花のよう。

 はい、そうです。わたしも居ます。居ました ]


  そ、そう、……ですよね
  そう、ですか……?

 
(177) 2022/12/11(Sun) 21:09:30

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 彼女の『お手伝い要らないね?』に、おろおろと
 返事になりきらない独り言のような声が零れた。

 わたしは頭数に要らないかもしれないけれど
 ヒナギクさんは要るかもしれないし、
 それを決めるのは、チェレスタさんだ。

 自然と「どうですか……?」と
 答えを窺うように彼女を見てしまう ]
 
(178) 2022/12/11(Sun) 21:09:40

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 政府の広告塔として活動に励んでいる
 ヒナギクさんのお仕事の一端は、
 わたしも、洋館の広間のテレビで見たことがある。

 聴き慣れた声でくるくると表情を変えながら
 笑顔で証持ちについて語るヒナギクさんは
 薄い板越しにもやっぱり眩しくて、
 一挙手一投足がキラキラと輝いて見えた。

 ただそこに在るだけで場を暖め照らす『太陽』
 洋館でも、ヒナギクさんが居るところには
 楽しげな明るい空気が流れるように感じる。
 直接の会話を交わすことは少なくとも、居心地の良さゆえに
 そっと日常の一幕の隅に身を置こうと試みる
 そんなひとときは多々あったでしょう。

 その天真爛漫な煌々としたまばゆさに
 時折、ほんのすこし、目が眩むけれど ]*
 
(179) 2022/12/11(Sun) 21:10:03
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a31) 2022/12/11(Sun) 21:14:41

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
wikiみて縁故覚えるとかしてないから、みんなログでいっぱい教えてくれ()
(-32) 2022/12/11(Sun) 21:18:06

【独】 ]]『審判』 チェレスタ

/*
これ、おまかせにしてると聖女が振り分けられるかもしれないってことかい?(聖女希望がいなければ)

ってことでおまかせにした

聖女は1回希望したうえでやったことあるけどねー まあおまかせ希望って浪漫だし……
(-33) 2022/12/11(Sun) 21:18:59

【独】 ]]『審判』 チェレスタ

/*
このせっていだからtaktガチャとか心置きなくできるぜ〜〜〜〜foo!
ひかえめに5連にする

takt提琴taktドラムtakt団扇太鼓taktハープtakt
(-34) 2022/12/11(Sun) 21:20:43

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
日常の中に潜む悪意……
法衣の後ろにはセフィロトの樹……

ミドルネームのヨッドはセフィロトの樹コクマーからとったんだよ……なんて解釈一致……

(ちなみにクリフはクリフォトからだったりする
それぞれスペルは変えてるけど)
(-35) 2022/12/11(Sun) 21:22:16

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 回想:売店の主



  ―― 薬を?

  どうかしたんです、フォル


[ どうしてそう呼ぶのか?
 本人がそう呼んでほしそうにしているからだ。
 だから『悪魔』のことは『悪魔』と呼ぶし、
 クリスタベルの名を略そうとすることもない。

 ともかく、掛けられた声に首を傾げれば>>165
 必要なのは彼自身ではなくご家族の友人であるらしい ]


  ……


[ 証持ちにも様々な境遇がある。
 不遇な者から恵まれた者まで、本当に様々に。
 思い知らされるように思うのは内心でだけだ。
 特別声や表情として表すことはきっとない。 ]
 
(180) 2022/12/11(Sun) 21:33:36

【人】 IX『隠者』 アリア



  どうぞ。

  ひとまずは眠りに対するものだけお渡ししますが。
  他に悩ましい症状があるのでしたら、
  また詳しく聞かせてもらえるようお伝えください。


[ 助けを求める者がいれば惜しまない。
 たとえ『彼女』であったとしても、
 薬師として求められるなら私は躊躇わず応じるだろう。

 だから、それはきっと「あっさり」に分類されるはず。
 本当に。そんなこともありましたね、くらいの。

 であるから、後に丁重な返礼が来ていたく驚いた。>>166
 確かに一般的にも役に立つ力ではあろうが、
 そう肯定的な反応を返されるということは慣れてなくて ]


  丁寧にありがとうございます、と
  機会があればお伝えください。


[ 面映ゆい心地だった。
 いささか珍しい表情をしていたかもしれない。し、
 カヌレはいくつか詰めていただけていたから、
 持ち帰ってシトラと一緒に食べた…かもしれない。 ]
 
(181) 2022/12/11(Sun) 21:34:45

【人】 IX『隠者』 アリア



  量産するには限界がありますし、
  効果は確かでも、証持ちのこと、
  ゆえに商品をも受け入れられない層はあるでしょう?

  広く流通させるのは問題があるのではないかと。

  ですが、フォルの売店に並ぶ商品のひとつとして
  汎用性のあるものをいくつか並べるくらいなら
  規模も現実的ですし、悪くないと思います。


[ そのうえ想像だにしなかった提案も出れば、
 少しばかり考えたのち、そう返しただろう。
 結局はどうなったのだっけか。
 売店にちょっとした頭痛薬などが並んだかもしれない。
 もう少し踏み込んだ症状にお悩みならどうぞ本人まで。

 なお、その売店のお手伝いについて。>>37
 どうせ暇なので他にいなければ手伝わないこともない。
 くらいのスタンス。つまり気分とタイミングである。 *]
 
(182) 2022/12/11(Sun) 21:35:25

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
かわいい……かわ……僕が守るよ……(?)

もーーー既にみなさん素敵ですね 素敵です
女教皇さんも楽しみなんですけど
こう 無理のない範囲で 待ってます
(-36) 2022/12/11(Sun) 21:38:11
到着:U『女教皇』 キュリア

【人】 U『女教皇』 キュリア

わたくしは、ほとんどなにもしらないままここに来たのです。

ここに来る前から知っていたのは、
定期的に聞こえて来た言葉の音と部屋に置かれた本の言葉。

思い出せるのは、
物心がつくほんの少し前に誰かに世話をされていたことと、

あとは、

**
(183) 2022/12/11(Sun) 22:07:08

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク





 
 [    笑わない子供 だった   ]





 
(184) 2022/12/11(Sun) 22:07:42

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


[証持ちが虐待を受けるという話は事実だ。
 それは身を持って知っている。

 生まれた時に両親に泣かれ、嘆かれ、
 この世に生まれてきたことを罪であるかのように
 蔑まされる。……血の繋がった実の両親に。

 小さな身体で両親の拳を足を、受け止めることは難しく。  
 食べた口から吐き出した。
 やがて、食べ物すら与えられずに水だけで過ごし、
 水を与えることすら惜しいと、
棄てられた。

 
(185) 2022/12/11(Sun) 22:08:32

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


[愛される子ではなかったのだ、私は。

 痛みに堪え切れず涙を流せば、
 煩いと怒鳴られて口を塞がれる。



 『ヒナギクがなくからおこるの?』



 そうして、両親の前では嫌われないようにと
 笑顔を絶やさずにいれば、、
 両親にとっては逆にそれが気味が悪かったようだ。
 殴られても、蹴られても笑う子供。
 
 そうして、結局、手放された。

 笑うことも泣くことも許されることはなかった。

 そう知れば笑うことも、泣くことすらしなくなった。]

 
(186) 2022/12/11(Sun) 22:09:44

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


[やがて、不憫に思った親切な老夫婦に
 預けられることになったが、
 子は老夫婦が話しかけてもろくに笑わず。
 観光業が有名な地を気晴らし紛れに連れて行っても、
 八つの子供は感情が既に死んでいた。

 老夫婦の家には災いが居る。
 まことしやかに噂も流れ出す。
 

 『証持ちが居るらしいぞ』


 ――――証持ち。それの何がいけないの?

 八つの子供に大人の言うことは分からない。
 ううん、同じ頃の歳の子ですら、
 証持ちは咎人だといい、当然のように蔑んでいく。]

 
(187) 2022/12/11(Sun) 22:10:53

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク







          
[ ただ、生まれてきただけなのに。 ]
(188) 2022/12/11(Sun) 22:11:37

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


[老夫婦は噂が流れても、
 子供が傷だらけで帰ってきても。
 子供が一切笑わず、泣かなくとも。
 十三の歳になるまで面倒を見てくれた。

 そうして、子供が十三の祝を迎えた日。
 老夫婦の家に、一人の男が訪れた。

 少女を、他の証持ちの子どもたちが居る場所に
 連れて行ってくれるという。]

 
(189) 2022/12/11(Sun) 22:12:23

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


[自分以外の証持ちに出逢ったことは、なかった。
 だから、訪ねてきた男に少女は問うた。]




 『証持ちの人って、ほんとうにいるの?』




[どんな人達だろう。

 同じ証持ちの人たちであるなら、
 殴ったり、蹴られたりしないで仲良くなれるだろうか。]

 
(190) 2022/12/11(Sun) 22:13:44

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク



  
[少女が訪ねた言葉に、
 迎えに来たという男はどう応えただろう。

 

           少女は、その言葉をきっかけに。
           男の手を取ったのだ。*]

 
(191) 2022/12/11(Sun) 22:14:46
U『女教皇』 キュリアは、メモを貼った。
(a32) 2022/12/11(Sun) 22:15:59

【独】 ]『運命の輪』 クロ

/*
あんまり文字が薄いとスマホから見るの大変だー
皆白い声でしゃべろーぜ

うどん色いいようどん色
(-37) 2022/12/11(Sun) 22:19:19
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a33) 2022/12/11(Sun) 22:19:46

【独】 XIV『節制』 シトラ

/*
ぴええ……ヒナギクさぁん……!!
過去が、過去が……重い……っ

シトラは村のみんなたちの諍いに心を痛めてはいたし
直に酷いこと言われたりもしてはきたけど
優しい心を持てる程度に優しく大切にも扱われていたし、
もし泣くなって言われても
だからって笑顔は作れなかっただろうので
やっぱりヒナギクさんは強く映るし、眩しいんですよね

何も知らなくてごめんなさいの罪悪感が募って
またシトラ泣いてしまう……
今は心からの笑顔でも、
いつかヒナギクさんが無理に笑おうとしたとき
その違和感と己の愚かさにシトラが気付いてしまったとき
得体の知れない恐怖と悲しみと身勝手な尊敬と理解の追いつかなさで心がぐちゃぐちゃになってしまいそう……
(-38) 2022/12/11(Sun) 22:29:07

【独】 ]『運命の輪』 クロ

/*
背景を明るくしてみるテスト


あっ、いいなこれw
(-39) 2022/12/11(Sun) 22:37:49

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
やばい。
プロの間は24h2500ptと、あるけどポイント表示されてないから計算できない……。
まあ、さすがに24hで2500ptは使い切らんだろ……。
(-40) 2022/12/11(Sun) 22:44:48
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a34) 2022/12/11(Sun) 22:47:31

【独】 XI『正義』 マドカ

/*
うわぁ既にログに押し流されてる
とりあえずソロで情報落としていこう
(-41) 2022/12/11(Sun) 22:55:01

【独】 XIV『節制』 シトラ

/*
寝つきが悪くなって薬をもらおう!
の勢いの良さすき
アリアちゃんすきだあ……置いてってごめんね……
今世ではぜったいに置いていかないから……(ふらぐ感)

ほしねPの導入文が天才すぎる話まだしてませんね??します
創世神話という名の箱庭で起こった真実の数々
読み進めるうちリアルに鳥肌が立って泣いてしまいました
ほしねP凄すぎます 創造神ほしねP……!!
いったい何を召し上がってこられたらそんな神がかった世界を生み出せるのか……っ!!

アリアちゃんの入村文の参考書籍の執筆者名もこっそりすきです
ほしねさんだぁ……!!
(-42) 2022/12/11(Sun) 23:00:03

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[歩きながら思う。
 先ほどは誰かさん>>172が居なくてよかったな、と。

 鬱陶しい、鬱陶しい。
 姿を見るだけで湧く感情がある。
 口を挟まれるとそれは加速する。
 弾かれるような燃え上がるような感情が。

 "アレ"のいう事は理解が出来ない。

 心通わせ合えば何事も憂うことはない?>>176
 本当にそれができると思っているならば、
 彼の方が『愚者』よりも、
 愚者の名に相応しいんじゃないだろうか。]
(192) 2022/12/11(Sun) 23:05:22

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[四年前、俺がここに来てから一年くらい。
 新しく来た証持ちがいると見に行った時。

 顔を見た瞬間身体が動いた。
 誰かに止められなければ、
 ── 恐らくそのまま殴っていた。

 湧きあがったのは激しくどうしようもない憎悪。]
(193) 2022/12/11(Sun) 23:05:31

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[すぐに我に返り取り繕ったが、
 あの感情が消える事はない。

 ただそれ以降表向きには極力出さないようにしている。
 心構えさえあればそれくらいはできる。

 その前科があるのだから、
 加害の可能性を心配するのは頷けるものだが、>>172
 彼の方にも湧きあがる何かがあるのかも、とも思う。
 知った事ではないのだけども。

 『愚者』の誕生日パーティは素直に楽しみだが、
 あいつも参加するだろうと思うと少し億劫になる。
 俺に構いに来るほど暇じゃない事を祈るだけだ。*]
(194) 2022/12/11(Sun) 23:05:45
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a35) 2022/12/11(Sun) 23:10:52

【人】 XI『正義』 マドカ

[それこそ、僕に与えられた罰なのだと。

 焼け落ちた家を呆然と眺め、
 ただただ座り込んでいたあの日。
 詳しいことは覚えていない。

 ただ、焼けた木材の、
 どこか甘いような酸っぱいような、
 独特な香りに包まれて。

 腕の中で冷たくなった小さな体の、
 くったりとした重さだけを、
 今日も今も覚えている。]
(195) 2022/12/11(Sun) 23:18:33

【人】 XI『正義』 マドカ

[忘れようはずもない。

 僕の背中に刻まれた、焼けた十字は

 生涯決して消えることはない。

 ちりちり、ひりひり。

 今日も、今も、いつまでも。]
(196) 2022/12/11(Sun) 23:18:45

【人】 XI『正義』 マドカ

[朝起きて、最初に鏡を見る。
 鎖骨の間に刻まれた、
Ω
の形をした『
』を、指先でなぞる。

 それから、鏡の中の、同じ場所を。]


     
“ お前は誰だ? ”



[当たり前だが、返事が返ってきたことはない。

 遠い遠い過去の、いつかの『自分
正義
』が犯した罪を、
 今日も僕は贖い続けなければならない。

 それを怠れば、早晩にしてきっと………僕は。また。]
(197) 2022/12/11(Sun) 23:19:06

【人】 XI『正義』 マドカ


     もう、何も失いたくない、


[生まれた環境に甘え、のうのうと過ごしていた過去。
 他の『証』持つ子供たちのような試練ひとつ与えられず、
 まるで『人間』の子供たちのように
 穏やかに日々を暮らした。

 結果はどうだ。
 15のある日、『不当に』与えられていた全てを、
 紅蓮の焔に奪われた。

 
身代わりみたいにして、僕の家族は、
 隣人は、あの子は、
 みんな揃って命を落とした。


 彼らにとっては理不尽に。
 僕にとっては、『分相応に』。

 不相応な生き方をすれば、
 差し出さなかった以上のものを、奪われる。]
(198) 2022/12/11(Sun) 23:19:20

【人】 XI『正義』 マドカ

[幸せになりたければ、

 その分、同じだけの不幸でなければ。

 それが、『平等
正義
』ってものでしょう?]
(199) 2022/12/11(Sun) 23:19:33

【人】 XI『正義』 マドカ

[『教義』>>n7>>n8については、当時からも知っていた。
 けれど、あまり気にしたこともなかった。

 今ではそれが、『真理』だと分かる・・・
 
誰が何と言おうとも。


 正しく『試練』を乗り越えてこそ、『証』持つ子供たちは
 『人間』並の幸せを願えるのだと。
 
そうでなければ『』持つ僕たちは、
 幸せなど願えないのだと、

 それこそが、『平等』なのだと、そう理解した。

 
どうして僕たち証持ちだけが、って、
 理不尽を呪う感情は、随分前に殺した。

 でも、あの頃……そう。
 『彼』が僕をここ洋館へと連れてきて間もない頃。
 ほんの少し、わずかに零したことがある。>>4
(200) 2022/12/11(Sun) 23:19:53

【人】 XI『正義』 マドカ

 
     この世界は、理不尽だらけだと思う。
     僕は、時々『平等』が分からなくなる。
     本当の平等って、難しいよね。

     だったら、いっそ……
 
(201) 2022/12/11(Sun) 23:20:13

【人】 XI『正義』 マドカ

 
     
こんな世界、滅びてしまった方が、
       
平等
なんじゃないかな。

 
(202) 2022/12/11(Sun) 23:20:48

【人】 XI『正義』 マドカ

[……そんな会話をした『世界』も、
 あの日からそう時を置かずして姿を消してしまった。

 ちょっと散歩に、くらいな調子で、
 出かけたのを最後にして。

 それももしかしたら、僕のせい?と、
 泣くこともできず、胸を痛める。

 
涙を見せられたのは、後にも先にも
 『世界』の証持つ彼にだけ。


 恐ろしくて恐ろしくて、
 自罰を重ねることしかできなくて。

 わかりやすく痛みを請け負うことにして僕は、
 故郷を焼いた焔で焼けただれた背中をそのままに、
 だから未だにこの背がじくじく傷むのだ。]
(203) 2022/12/11(Sun) 23:21:06

【人】 XI『正義』 マドカ

―― 3年前 ――

[洋館に招かれて以来、
 代わり映えのない毎日を過ごしていた。

 くるくると回る円環のごとく。
 
僕はいつだって、何者にも変わることができず、
 ただただ『正しい』と信じる場所に
 留まる事しかできない。



     え………

     僕が、その……お迎えに?


[洋館に集められた証持つ者が、
 別の証を持つ者を迎えに行くことがあるのは、
 知っていた。

 なんなら僕自身、『世界』の証を持つ彼に迎えられたのだ。
 けれど……僕にその役目が回ってくるとは思っていなくて。

 驚いた、のが正直な気持ちだった。]
(204) 2022/12/11(Sun) 23:21:19

【人】 XI『正義』 マドカ

[けれど、迎えに行った先で、
 君が泣いているのを見てしまったから。>>61

 僕はその姿を見た瞬間、
 居てもたってもいられなくなった。]


     泣かないで、


[泣いている子供を脅かさないように、 
 気を付けてはいたものの。

 僕は足早に君に近づいて、
 泣きじゃくる君の傍に膝をつく。
 
 そして、迷うことなく君を抱きしめたんだ。]
(205) 2022/12/11(Sun) 23:21:29

【人】 XI『正義』 マドカ

[あぁ、良かった。
 君が、深い傷を負っていてよかった。

 既に試練を乗り越えた君のことを、
 僕は手放しに慰めてあげられる。]
(206) 2022/12/11(Sun) 23:21:47

【人】 XI『正義』 マドカ

[記憶にはなくても、魂が覚えている。

 『君』は『僕』にとって、きっと大切なひと。

 君の寂しい泣き声が、僕をここまで導いた。

 君が呼んでくれたから、僕は……]


     迎えに来たよ。
『運命の輪』
。**
(207) 2022/12/11(Sun) 23:22:12

【独】 XIV『節制』 シトラ

/*
!!!
まって、待ってください 今気づきました

フォルスさんのお店に
巧妙なりんとホイホイが……っっ!!!

>>39>>39>>39>>39>>39

こ これは
おてつだいに おてつだいにいくしか
(-43) 2022/12/11(Sun) 23:23:34
到着:][『月』 エーリク

【人】 ][『月』 エーリク

 
 
 
         
 [ あの日がなければ――。 ]
(208) 2022/12/11(Sun) 23:31:30

【人】 ][『月』 エーリク

[ どうだというのだ。言えばどうにかなるのか。
 なるとしても口には出さないだろう。
 あの日と称する特別不幸でも幸運でもない過ぎ去っただけの日がなかったところで、
 
 どうせいつかはこうなっていたのだ。 ]
(209) 2022/12/11(Sun) 23:32:09

【人】 ][『月』 エーリク

[ 嫌いなものを数えることには飽きた。
 好きなものを探すことにもまた、飽きた。
 飽いてばかり、厭いてばかりの日々だ。
 昨日も一昨日も、そしてきっと、今日だって。
 明日だって、その先だって、ずっと。

 皆一度は考えるだろう、ああ僕はきっと特別な子なのだと。
 それを考えるきっかけがなんであれ――。

 ――僕の場合はどうだったかな
 家柄だったか、家族からの献身的な愛だったか

 取るに足らないことだったと思い当たってからは
 考えれば考えるだけ、己が卑しい生き物なのだと
 思い知らされるため考えないようにしているが。

 考えないようにしていれば、
 考えなくなるのであれば、世話ないのだが。]
(210) 2022/12/11(Sun) 23:32:33

【人】 ][『月』 エーリク

 すこし眩しいですね
 ああ いえいえ 羨ましいの間違いでした
 盛大にお祝いしてあげたいですからね

[ 瞬きするたび、
僕が呪わしい。
* ]
(211) 2022/12/11(Sun) 23:33:39

【独】 ][『月』 エーリク

/*
最後の一人になって慌てて入村したおばかさんがいたそうな。
Pに連絡したときには疲れ果ててるだろうとおもったけど案外そうでもなかった。宜しくお願いします。皆どこにいるんですか
とりあえずメモ貼るか。どうせもう誰だかバレているのだろうから無駄な努力はしないにかぎる。楽しみにしていました。
リベンジの機会。両隣誰ですかまだわかっていませんたすけてくれ
(-44) 2022/12/11(Sun) 23:35:26
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a36) 2022/12/11(Sun) 23:37:18

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[心にぽっかりと穴が開いてしまったのよ。


その穴は前からずっと私の中にあった。
最初は小さかったのだけれど、時間が経つにつれてどんどんと広がっていって、
ついに修復不可能なくらいにぽっかりとしたものになってしまった。
それが2年前のことだ。

だから洋館で暮らすことに決めた]
 
(212) 2022/12/11(Sun) 23:39:49

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[2年前――洋館で暮らし始めたばかりのチェレスタは、
数日ほどぬけがらのような有様であった。
時折洋館に遊びに行くたびに見せていた、
人当たりがよく、何かと周りの面倒を見がちなところ――特に年下相手だと顕著だった――は影も形もなく。
割り当てられたばかりの自室に閉じこもって膝を抱えていた。

そうやって悶々としていた彼女だったが、
数日ぶりに部屋の外に出てからは、多くの者が知ってるであろうチェレスタらしく過ごすようになった。
引きこもりを脱したばかりの彼女が最初にしたのは、
職員に「楽器が欲しい」と頼むことだった。
これまではずっと歌の練習にばかりうちこんでいたから、
ちょっとは新しいことがしたいと言って]
 
(213) 2022/12/11(Sun) 23:40:08

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



[最初にドラムセットを部屋に置いたのを皮切りに、
この2年で、チェレスタの部屋は、様々な楽器の見本市のようになりつつあった。
やがては暇を持て余した結果伸ばしに伸ばした楽器の腕を逆に一座に買われ、
出張お手伝いの際には必ず何らかの楽器演奏を披露するように気がつけばなっていた。


その代わり、乞われない限りは歌わないようになった。
まるで自分の歌を、洋館に封じ込めるかの如く。
――というのはまったくの余談である]

 
(214) 2022/12/11(Sun) 23:40:33

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― 現在/洋館入口/おかえりを言う子たちと ――


[つまり。
現在帰還したばかりのチェレスタの荷物が多いのは、
出張お手伝いのために持ちだした楽器のせいであった。主に。
昨日の演目は一座の手風琴アコーディオン弾きの子の歌に合わせて大小さまざまな太鼓を叩くこと。
最初に我が物にしたドラムセットの出番であった。

軽い荷物ではない。
無論そんなことを気にせず爽やかにただいまと告げたわけだが。
声に気付いて近付く姿>>111があればより笑みを深めた]


  ん。今回のお迎え第一号はアリア、君だね。
  手伝いは、えっと……、


[逡巡するように間を空ける。
と、上の方から明るい声が降ってくる。
アリアとチェレスタ、ふたり分の名前を呼んで手を振る少女――ヒナギクの声もこれまたよく通る。>>147
ゆったりと手を振り返した]
 
(215) 2022/12/11(Sun) 23:42:39

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[ヒナギクが降りてくるよりは、
別の子――シトラがやってくる方が早かった。>>136
何やら口をもごもごさせつつ視線を彷徨わせていたが、
ぱちっと目を合わせれば引っ込み思案のこの子もまたおかえりなさい、を口にしてくれた。
のみならず、また何かを言いかけて口ごもる。

やがて消え入りそうな声が耳に届いたことで思考が巡る。>>137
そういえば荷物運びを手伝う話が宙ぶらりんになっていた]


  アリアもシトラも、ありがとう。
  ……これくらい、ひとりでも大丈夫。


[やんわりと笑う。
とはいえ、差し伸べられる手を無碍にはできないから、
どうしても逡巡の間は空いてしまう]
 
(216) 2022/12/11(Sun) 23:45:19

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


  そうだ。代わりに。
  荷物片づけたらくつろぎたいからさ。
  お茶とか、……用意してもらえると嬉しいな。ふたりに。
  この状態で歩くのは流石に疲れたから、ね。

[弱音のような言葉をあくまで快活に放つと、
“ふたりならきっとできる”という信頼を込めた眼差しを向ける]

  ……ゆっくり休んだら、
  また歌の練習も見てあげる。

[歌のことを訊ねていたアリアにはこうも付け加える。>>113
もう1週間前と思えば、ちょっとゆっくりしていられないかな?
でも己の所見ではアリアの歌に問題はなかったように思う。
練習サボるっちゃうような不真面目な手合いでないことも知ってるつもり]
 
(217) 2022/12/11(Sun) 23:47:04

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  シトラと二人まとめてでも構わないし。


[それからシトラの方にもどこかわくわくしたようなまなざしを向ける。
実際わくわくしているのだ。
彼女が「歌ってみたい」と、
自らの意思を示したその時から。>>134
まだ知らないハーモニーが生まれるんじゃないかってね。


  誰かの前で歌ってみたいという最初の一歩。
  それを踏み出すのがどれほど大変か。
  私は知っているよ。
  ずっと昔、初めて一座の舞台に立ちたいって思った時を、
  なんだか思い出してしまうな]
 
(218) 2022/12/11(Sun) 23:51:35

【独】 ]X『悪魔』 ゼロ

/*
KZサンドスターうますぎて笑っちゃった

諸々ログを読みながら悩み中
恋人めちゃくちゃ可愛いね〜〜 絶対フルネームで呼びたいけど恋人って呼ばれる方が嬉しいんかな 事前に聞いておけばよかったな…!
(-45) 2022/12/11(Sun) 23:52:16

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[ちょうど上の階からここまで辿り着いたヒナギクに、>>148
もう一度手を振ったのはその後のこと。

笑顔が咲いている。
眩しいものを見るように目を細め]


  あはは、君が迎えに来てくれるだけで嬉しいよ私は。


[心にぽっかりと空いた穴は塞がることはない。
それでも、確かな平穏がここにある。そう感じられる*]
 
(219) 2022/12/12(Mon) 0:00:56
]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。
(a37) 2022/12/12(Mon) 0:07:18

【独】 ]]『審判』 チェレスタ

/*
ふう 正直多角をさばくのも体感久しぶりなのでなんか興奮した(おい
興奮しても筆の速度は上がらないんだがなあ!

で、全員出揃ったわね わいわい
エーリクの入村文二三度見してちょっと「まじかーーー!」ってなってる(ナカノヒトに見当がついたらしい)
(-46) 2022/12/12(Mon) 0:10:50

【独】 ][『月』 エーリク

/*
よくみたら不運を踊っちまって
みたいになってない?まぁいいか
(-47) 2022/12/12(Mon) 0:20:22

【独】 XI『正義』 マドカ

/*
縁故メモ
フォルス:初対面で顔見て吐く シャボン玉の思い出(あの子と遊んだ)
チェレスタ:旅芸人のルーツが島群ならきっと芸に覚えがあるでしょう>>42歌参加する?
シャルレ―ヌ:>>42参加するなら一緒になる
シン:オートで負縁故対象 平穏に生きてきた人は戒めないと
アリア:>>42参加するならここも一緒 女の子ばっかりかぁ
シトラ:>>42参加するならry 女の子ばっかりだな、歌はあきらめよう
ユグ:オートで慈愛の対象 過去が壮絶
(-48) 2022/12/12(Mon) 0:20:24

【人】 ][『月』 エーリク

―― 不運と友達 ――

[ 洋館での暮らしが悪いわけじゃない。
 金を必要とするでもない。

 ただ、おそらく多くの人間の理想とされる
 悠々自適な生活と、僕の相性が壊滅的に
 悪いだけ。

 気遣われるのも、腫れ物扱いも
 親友扱いも、友達扱いも願い下げ。

 かと言って自室に籠もっていれば
 何かしら考えてしまうのだから
 そうなったのは必然でもあっただろう。

 はじめのころはこそ泥のような忍び足で。
 現在ではわりと堂々と洋館を抜け出し、
 別の名を名乗り、別の人生を歩んできた振りをし
 中央の街で気が向けばなんの仕事でもした。

 本職などない。建設業者だと思っているものもいるだろう。
 あるいはウェイターか、またあるいは、
 掃除屋か。ベビーシッターか。 ]
(220) 2022/12/12(Mon) 0:22:03

【人】 ][『月』 エーリク

[ それもまた、演じるという行為の延長上
 にあるものなのであれば
 結局は逃れられないだけなのかもしれない。

 それなり地位のある家庭の一人息子。
 好きなものだらけの人生。

 中でもいっとう、好きだった場所で
 演じるはずだった喜劇は、悲劇に様変わりした。

 その悲劇はいまだ、幕を引かれることはない。
 ずっとずっとずっとずっとずっと
 続くのだ。

 愛した場所を追いやられ、
 愛してくれる場所もまた、その悲劇の濁流に
 飲まれた。 ]
(221) 2022/12/12(Mon) 0:22:19

【人】 ][『月』 エーリク

[ もう謝らなくていいと彼らは言ったが
 何に謝れば良いか分からなかったなりに
 没落していく家を、
 痩せて心が尖り、罵り嘲り合うようになった
 家族を、ただただ申し訳なく思った。

 そんな自分を迎えた手に、
 縋りたくなったときもある。

 ――実際縋るように、保護された
 ように思う。 ]
(222) 2022/12/12(Mon) 0:22:31

【人】 ][『月』 エーリク

[ ように思うとは他人事のようであるが
 なにせもう、その記憶すらも曖昧だ。
 それでも親切にしてもらえたなら感謝を、
 非礼を働いたなら詫びをしてきた。

 ただ、それができることにもまた
 彼らの教育あってのことだと考えてしまえば
 堂々巡りに狂ってしまう。

 すっかり不運にも、不幸にも
 慣れてしまったほうが
 僅かに気持ちが楽だった。 ]
(223) 2022/12/12(Mon) 0:22:54

【人】 ][『月』 エーリク

[ 働いて働いて、
 指先に出来た傷に憂いていたのは
 数日の間だけだった。

 くたくたになって眠るときだけ
 安らぎという言葉の意味を知れた。

 それ以外はいつだって、
 
を飲んでいるように、ぐらぐらしている。 ]
(224) 2022/12/12(Mon) 0:23:14

【人】 ][『月』 エーリク

[ そう、広間で誰かの気に入りだというお茶を
 啜りながら ]

 へぇ そうなの
 おいしいね

[ その誰かか、もしくはまた別の誰かと
 談笑しているときだって、いつも。* ]
(225) 2022/12/12(Mon) 0:23:22

【独】 ][『月』 エーリク

/*
誰も名乗り出てくれなかったらイマジナリーフレンド
ということで一つ。
(-49) 2022/12/12(Mon) 0:23:40
][『月』 エーリクは、メモを貼った。
(a38) 2022/12/12(Mon) 0:27:23

【独】 ][『月』 エーリク

/*
人生隙だらけですよろしくおねがいします。
癇癪持ちっぽさもありつつ。
メモに取り扱い注意(地雷だらけ♥いっぱい踏んで♥)
って書こうとしたけどただでさえ絡みづらそうなこの男を
えっじゃあやめとこってされたらつらいので諦めました
(-50) 2022/12/12(Mon) 0:29:13

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ >>107
 それからというものすっかり家族みたいになって、
 望めば何でも叶えられました。

 遅れを取り戻すような手当たり次第の教育も、
 形ある物もないものだって。
 良家の子息に相応しいものに囲まれて、
 蝶よ花よといった風情で育てられたのです。


 ただひとつ愛以外、何でも与えてくれる家庭でした。
 
 わたしたち で在れれば他はどうでもいいと言っても、
 漸く少年/少女に届くといった齢の子供です。
 近くの誰か、例えば血の繋がりに
 温かな何かを期待するのは無理からぬことです。

 けれど返ってくるのは怯えを孕んだ眼差しだけ。


 だから諦めることから練習することにしたのでした。
 きっとそれはどんな習い事よりも上手く出来るのです。 ]
 
(226) 2022/12/12(Mon) 0:36:35

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


[ 深窓の花は穏やかに健やかに育ちます。

 わたしたち は人が好きであると知ります。
 わたしたち は人との関わりを好みます。
 けれど人は わたしたち を受け入れることはありません。

 侮蔑憐憫好奇忌避恐怖。
 表層に示す人、深層に沈める人、沢山見てきました。
 健全な交流でないとしても、それら全てを気にしないこと
 にしてしまえば、人との交流は面白いものでした。

 そうして巡る安寧のいつどきかに、洋館への誘いがあった
 としても、きっと首を縦には振らなかったでしょう。
 外でも奇異の目を向けられるのは疲れるからね、と。

 
どのみち外に出ることは世間体とやらが許さなかったでしょう。
 ]
 
(227) 2022/12/12(Mon) 0:37:40

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 


[ 宿命が誕生の日を指すなら、
 運命はおそらくその日だったのでしょう。


 それは14歳のある日、
 夜色をした迷い猫に名前を付けた日のことでした。 * ]

 
 
(228) 2022/12/12(Mon) 0:38:51

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:洋館/薬師の君 ──



   きみが薬を調合してくれると聞いたんだけれど、
   それはわたしたちにもお願い出来るかな?


[ 薬師の私室を訪い、
 誰何の後に拒まれなければそう切り出しただろうか。
 報酬は当然用意するよ、なんて添えながら。 

 幼少期で考え事に飽いた頭が、多少の労働で頭痛を訴える
 ものだから鎮痛剤が手放せない。
 これまでは家に任せきりだったが、自分で都合出来るなら
 幸いとばかりに、洋館に来て間もなくの今に至る。

 交流の一貫、というのもある。
 
 凪いだ水面のような人だと思った。
 わたしたち がこうであることを、彼女は認めるでも許す
 でもなく、ただそういうものなのだと瞳に映すような。

 ────そんな予感を抱いて。* ] 
 
(229) 2022/12/12(Mon) 0:40:55

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
──回想:洋館/聖職の君──



[ 聖職者というものにとんと縁がない。

 いるにはいたが、それは間違った私>>105であった頃。
 神様はどうして私を完璧につくってはくださらなかったの
 と嘆きをぶつけた。──あの時彼はどう答えただろうか?


 慣れない環境への不安を拭う気遣い>>119があれば、
 個を指して わたしたち は双子の兄妹と名乗るだろう。

 その時年若い聖職の君はどんな顔をするだろうか?
 と答え合わせに僅かばかりの興味を抱いたのは秘密。

 神は全てを許すと説く、と聞き齧りの知識で、
 ならばきみもこれを許すのだろうか、なんて謎かけ * ]
 
(230) 2022/12/12(Mon) 0:42:29

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  
―――回想:薬に見る夢の欠片



[ 彼女は思慮深い人間だ。

 いつかの日、薬をねだった己に対して
 仔細を話さずとも己の"環境"を察しただろう事

 ならば同じ証持ちであるが故に
 思う事はそれぞれ、大なり小なりある筈だとも
 それを表に出す事をしなかったように>>180

 たとえば今日、誰のどんな秘密を吐露してみた所で
 軽率に喧伝するような事はしないように思うし

 たとえば自分がどんな境遇にあっても
 他を慮るだけの、聡明と、強さとを抱く人間なのだろうと

 少なくとも俺は当時から、
 アリアをそういう存在だと思っている ]
 
 
(231) 2022/12/12(Mon) 0:45:47

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ だから、かはわからない
 けれど彼女に滲んだ表情に>>181
 己もまた滲むものを引き出された気がした

 「 必ず伝えるよ 」と
 大した理由も無く責任の伴う言葉を持ち出し

 あまつさえ
 聞く者によっては荒唐無稽な戯言を

 切り捨てるでなく
 頭ごなしに否定するでなく
 避けては通れない問題をまっすぐに示し
 その上で代替案を提示するような言葉に>>182

 とうに諦め、
 捨てたはずの其れに
 少しばかりの執着を見せたのかもしれない ]
 
(232) 2022/12/12(Mon) 0:46:40
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a39) 2022/12/12(Mon) 0:47:06

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a40) 2022/12/12(Mon) 0:47:38

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
 アリアの言う通り、問題は無いわけじゃないし――
 証持ちの名がちらつくだけで
 どんなに価値があろうと屑扱いされるのも そう。


[ かつて通った道故に実感は根が深く。
 笑みも居住まいもいつも通りに彼女を見た ]


 俺の両親、商人でさ。
 世界中を巡って、良い商品を仕入れながら
 移動中に商いをしたりなんかもしてるんだけど

 ……、
 証持ちが作った事は当面伏せる事になるし
 ご友人に渡す時も、出所は伏せてもらった。

 ――それでも、アリアの薬には価値があると思う
 アリアの薬のおかげで笑顔になれた人も居た
 
 
(233) 2022/12/12(Mon) 0:49:38

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 視線を落とせば、烙印。
 右の手の甲に刻まれる世界の瑕疵 ]


  証持ちだから、そうではないから。

  そういうのをどうにかしたいって
  思ってた事があるんだよね

  簡単に変わる筈も無いけど
  一つずつ積み重ねる事で、いつか
  全てを受け入れ合う事はなくても
 
  "アリアのおかげで楽になった ありがとう"

  そういう事の言える環境になれば
  少しは何かが変わるんじゃないかって
  今もたまに思う事がある。


[ 彼女と初めて会った時
 俺はとうにへらへら笑って適当ぶっこく阿呆だった。
 この部屋に入るまでも崩した事は無い

 だから、らしくなく真面目な音で紡ぐ声は――
 どんな反応をされても仕方ない今だろう ]
 
(234) 2022/12/12(Mon) 0:50:26

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ ロマンチストの夢物語と蔑むか
 現実の見えない愚物の蛮勇と嗤うか
 それはそれで当然の範囲だろう

 だが、
 数十年、数百年、或いは数千年
 俺も 彼女も、アリアも、今館に居る誰もが死んで
 それでも脈々と受け継がれていく思想

 今に至るまで止まる事の無かっただろう時間
 これから生まれて来るであろう痣ありの
 いつかの証持ち達の時代

 たとえば、二十二人が集まっても世界が続くような
 教典が、思想が、王道とされるようになるかもしれない

 そんな途方もない戯言を願う人間が居たのも事実で
 彼女の薬に一欠片の可能性を感じた事も、また。 ]
 
(235) 2022/12/12(Mon) 0:52:20

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 彼女の部屋を後にする時に告げたのは
 売店での提案を話す傍ら、考えていた事 ]


 たとえば――こういうのはどうかな

 アリアの気が向いた時に薬を作る。
 俺が帰省する時、出来た分だけ薬をもらっていく。
 で、俺の親が薬を売る。

 気の向いた時に、小遣い稼ぎみたいな
 それくらいの気軽さでさ

 やってもいいかなって気になったら
 声かけて。


[ そう言って笑えば
 「 それじゃまたね♡ 」と扉をしめた ]
 
(236) 2022/12/12(Mon) 0:53:29

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ いつの頃からか
 売店の会計台の引き出しには、
 アリアお手製の薬が納められている

 売店に置いてあるほとんどの商品が
 計算の練習がてらの値段設定だとしても

 本人から(多分)無償で渡される薬を
 「 4メルです♡ 」などと宣う悪徳商人になるのは
 いくら阿呆でも流石に気が引けるため。

 アリアの気分が乗らない時(?)などに使える
 フリードラッグコーナー(引き出し)の設置で
 売店はめでたくアリアと薬剤提携を行う事になった ]
 
(237) 2022/12/12(Mon) 0:56:06

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 余談ではあるが、俺は
 裏手の花畑で惰眠を貪るのが好きだ。
 昼となく夜となくそこで惰眠を貪れる程度には。

 故にお手伝いはいつでも大歓迎である。
 いっそみんなで運営検討を過ぎらせたまではある。

 アリアが初めて手伝いに来てくれた時は
 ホリックゼリーで嬉しさと感謝を表したんだっけか ] *
 
(238) 2022/12/12(Mon) 1:00:25

【独】 ][『月』 エーリク

/*
>>0:36このひととても読みやすい文章を書く。
すきです。

>>0:37あ〜〜〜〜っっ
いきたい!とてもいきたいけど
僕外で働いてるんだ……ぐぬ〜〜っ
(-51) 2022/12/12(Mon) 1:02:32

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
俺はこのドキッ☆クセアリだらけの証持ちの中で
の生涯まとも枠である事を誓せん

何はともあれ花に埋もれて惰眠を貪る( ˘ω˘ )
(-52) 2022/12/12(Mon) 1:03:23

【独】 ][『月』 エーリク

/*
痣の位置……

くるぶし
(-53) 2022/12/12(Mon) 1:05:04

【独】 ][『月』 エーリク

/*
ここのラ神とは仲良くやれそうだ
(-54) 2022/12/12(Mon) 1:05:27
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a41) 2022/12/12(Mon) 1:11:37

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――カルクドラは、アリスの誕生日には何をなさるご予定ですか?
はじめてですから、楽しんでもらいたいですよね。

……変な邪魔が入らないのが、一番なんですけれど。

[変な邪魔、の言葉に思うのは『悪魔』の顔だ。
 直接出会わなくとも、やはりこうして思ってしまう。加えて相手が『愚者』だから、余計に。]
(239) 2022/12/12(Mon) 1:19:07

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[洋館に来てすぐのことだ>>193

 夢にも見なかったような穏やかな暮らしの気配を瞳いっぱいに映していたはずが、彼の顔を見た瞬間に心の奥が昏く淀んだ。
 ぞくりと不安や怯えに似た感情が身体を蝕んだが、その理屈が理解できずに、振りかぶられる拳を避けも出来ず。
 あれは誰が止めてくれたのだったか、それ自体は遠い記憶。

 あの瞬間に思ったのは。]
(240) 2022/12/12(Mon) 1:19:33

【人】 XII『吊された男』 ユグ



[ああ、僕はこの人を救いたいのだと、そんな予感運命。]


 
(241) 2022/12/12(Mon) 1:20:31

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[その記憶があるからか、壊れた箱庭のはじまりの事件のせいか。
 ゼロとアリスのやり取りには気を配っていたし、此度の誕生会では構ってくれるなという彼の期待>>194にはまったく応える予定がない。

 それでも、極力自制しているのだろうというのは感じているので、そうしていてくれる限りには行動に目を光らせている程度で、特別何をしようというつもりもないのだが。
 皆が自制さえすればなべて事もなし、と語りながら注視してしまうこれが、魂の記憶というものなのだろう**]
(242) 2022/12/12(Mon) 1:21:16

【人】 XIII『死神』 タナトス




[ まるで骸のようだった。
  それでも、彼は 笑った。>>70 ]


(243) 2022/12/12(Mon) 1:23:44

【人】 XIII『死神』 タナトス




 よく生きたね
 偉い偉い。
 



[ 四年前のあの日。
  ――そうだね、思い返すのならば。

  俺は酷く安堵を覚えたんだ。 ]

 
(244) 2022/12/12(Mon) 1:25:36

【人】 XIII『死神』 タナトス




[ 君が生きている今に。
  生きる事を決して忘れようとしない君に。
  確かな温もりを持つ君に。
  
  
  

  自ら命を絶たなかった 君に。  
  魂が、きっと。 ]
(245) 2022/12/12(Mon) 1:26:52

【人】 XIII『死神』 タナトス




[ 君の目線に合わせるように膝を折って
  俺が纏っていた白のローブを君に降らせよう。
  北に近いこの土地は、少し冷えるからね。


  それからすっかり絡まった髪に触れ
  その頭をそっと撫でたんだ。 
  怖がらせないように。


  俺の表情には憐憫なんてない。
  心から、君の再生を祝福していた。


  その笑みに君が覚えるものを、
  俺は知りはしないけれど。 ]


 
(246) 2022/12/12(Mon) 1:27:58

【人】 XIII『死神』 タナトス





  やあ、『吊られた男』
  俺は『死神』。


  この地の君の生に、終焉を告げにきた。
  

  どうか手を取ってくれるかな。
  俺は君の望む『神』ではないけれど。



  
(247) 2022/12/12(Mon) 1:29:06

【人】 XIII『死神』 タナトス





  来てくれるかな?
  俺達の "箱庭"に。



 
(248) 2022/12/12(Mon) 1:29:54
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a42) 2022/12/12(Mon) 1:30:12

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 洋館へ、ではなく。
  敢えてその言葉を用いた。

  ここよりは良いだろうしね。
  君がその気になるならなんだってよかった。
  君が生を全うできるのならば、なんだって。

  ――俺が思っていたよりも
  君はもっと、神に魅入られた人だったから
  必要のない配慮であったかもしれないね。 ]

 
(249) 2022/12/12(Mon) 1:31:03

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
たいみんぐ! 返してからオフりましょうね
(-55) 2022/12/12(Mon) 1:31:20
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a43) 2022/12/12(Mon) 1:40:48

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 彼の名はユグと言った。
  加護を受けたその名を、俺は好んで呼んでいる。
  吊られた男は長いしね。うん。


  とりあえず人前に出せるように洗うのを手伝った。
  ローブは君にあげるよ。
  どうせ彼ら政府に貰ったやつだ。
  着る物もまともに無いなら――無いよりマシだ。


  身体は弱ってはいるかもしれない。
  せめてふらつかない程度になるまでは
  歩く事も手伝うこともあったかもしれないね。


  そんな時かな、
  君達が遭遇し合ったのは。>>193>>240 ]

 
(250) 2022/12/12(Mon) 1:41:09
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a44) 2022/12/12(Mon) 1:45:31

【独】 ][『月』 エーリク

/*
吊るされた男と死神がクロスカウンターロルえいっ
をしているのを眺めつつ就寝**
(-56) 2022/12/12(Mon) 1:55:24

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 彼の拳がユグを狙うものだから
  条件反射。
  利き手左手で庇う事が出来たなら
  運が良かったかもしれない。
  悪ければそのまま彼の拳は俺の顔に突っ込んでく。 ]
(251) 2022/12/12(Mon) 1:56:07

【人】 XIII『死神』 タナトス



  挨拶の仕方を忘れてしまったのかい?
  ゼロ。

  小さい子も見てるよ。
  元気なのは程々で。



[ 怒るでもなく、微笑んで。
  血気盛んとも言える年頃のそう変わらない
  青年の頭を撫でた。
  落ち着くんだよ、よしよし。


  俺の名前は洋館へ来てからは空白になった。
  だから、
  ゼロが何と呼んでたって気にはしない。 ]

 
 
(252) 2022/12/12(Mon) 1:57:34

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 回想:初対面、あるいは再会


[ 私が『魔術師』ことシンに迎えられたように、
 未だ洋館に保護されていない証持ちを、
 同じ証持ちが迎えに行くということは度々ある。
 とはいえ原典からしてあの有様。
 隠者にはまず縁がないことだろう…
 と、どこか他人事に思っていたのだけれど。 ]


  …… 『節制』の子、が


[ わざわざ私へ指令が下った時、

 その名に触れた、それだけで
 それは私でなければならないと燃える何かがあった。 ]
 
(253) 2022/12/12(Mon) 1:57:36

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 怖かった。      
(あの子は僕よりも死を選んだ)

 会いたかった。  
(それでも僕はあの子が大切だった)


 もしかしたら、幸せに暮らしているかもしれない。
 迎えなど余計なお世話だと拒まれるかもしれない。

    
(また選ばれなかったらと思うと、耐えられない)


 …… それでも結局はただ肯いていた。

 何が待っていたとしても。
 それは自分がやるのだ、他の何かになどあげないのだと、
 きっと魂が叫んでいるって、ああいう状態のことだった ]
 
(254) 2022/12/12(Mon) 1:57:47

【人】 IX『隠者』 アリア


[ どこから情報が伝わったのかは私には知れない。
 ただ、あの子が――『節制』の子がいるという
 その村は南西地域の高山地帯にあるのだという。

 もしそう遠くない地域の出だと私が知っていれば、
 高山地帯を往く上での心構えみたいなものについて
 シャル――『女帝』の彼女に教えを請うたかもしれない。


 その時季節が何色をしていたとしても、
 右上腕の痣は衣服か外套で隠して。
 貸し出してもらった政府職員然とした服に身を包んで。 ]


  ―― 失礼。

  私は「洋館」…… 政府より参りました。

  こちらの村に『証持ち』がいると伺ったのですが、
  間違いありませんか?


[ 目についた村人に声を掛ける。
 たった一言、それだけで、瞬く間に大事になっていって
 ―― 少なくとも余計なお世話と恐れるのは杞憂だった
 それをすぐに理解することになる。たぶん、悪い意味で。 ]
 
(255) 2022/12/12(Mon) 1:58:18

【人】 IX『隠者』 アリア


  [ 文字で知る顛末。暴走と制裁。
   それらはどこを、何を源泉としたのだろう?

   私は一目で全てを理解した。
   この魂が、一瞬で燃やした感情の焔。

               それを集約するならば、 ]

 
(256) 2022/12/12(Mon) 1:59:13

【人】 IX『隠者』 アリア



      
[ この子は僕の世界のすべてなのだ。 ]


 
(257) 2022/12/12(Mon) 1:59:38

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 酷い有様だなと思ったのは彼女そのものに対してというより
 取り巻く環境を含めた全てに対してであった。
 わざわざ詳細は語らないし、あくまで私の感想に過ぎない。

 証持ちを引き取る洋館の存在は、
 村そのものに伝わっていなかったのか、あるいは。
 怯えた様子の少女は初耳という顔をしたのだから、
 その時点でこの訪問は私にとっては正解になった。 ]


  …… 僭越ですが。

  一言でも、
  当人の意見に耳を傾けることはできないんですか。

  決めるのは彼女であってあなたがたではありません。
  率直に申し上げると――
邪魔です。



[ 不機嫌を隠さない表情がひどく珍しいことを、
 その場にいる誰も知るわけがない。

 けれど彼女を怯えさせたいわけでは無論ないから、
 丁寧にしまって、改めて向き直る。 ]
 
(258) 2022/12/12(Mon) 2:00:26

【人】 XIII『死神』 タナトス

 

[ ああそうそう、頭を撫でられるの
  嫌がる子も居るけどね。
  癖なんだよ、ついついね。


  だからこの時のゼロも俺の撫で撫での餌食だ。
  
  
  ここには、俺に頭を撫でられたことのない者なんて
  居なかったよ。証持ちもメイドやなんたらも関係ない。


  ……ああ、露骨に嫌な顔する奴も居るけどね。
  嫌われてようが関係ない。

  癖ってそういうものなんだ ]*

 
(259) 2022/12/12(Mon) 2:01:13

【人】 IX『隠者』 アリア



  結論を急かしてしまってごめんなさい。

  いまお話したように、
  この国にはあなたのような「証持ち」が
  暮らすために用意されている場所があります。

  
…… お気付きかもしれませんが、私もそのひとりです。


  あなたが望むなら、
  今後そこで暮らしていくことができる。
  たとえ今すぐは難しいと思ったとしても
  いつでも、洋館に来ることは、できる。

  これはあなたに与えられた選択肢。
  あなたが、決めていいことなんです。


[ 私には雑音にすら聞こえる外野の声を
 この子はすべて気にして、
 自分自身を見失ってしまうんじゃないか。なんて、
 それこそ「余計なお世話」なのかもしれなかった。 *]
 
(260) 2022/12/12(Mon) 2:01:35

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 洋館に来てからも、シトラは度々悪夢に魘される。>>132
 そこに添えられる力があってよかったと心底思う。

 一緒に過ごしている時間は短くはない、だろう。
 やっぱり誰と過ごすよりも心は安らかであるし、
 何に代えても優先するべきものと、私は思っているから。 ]


  できなくてもいい。
  失敗したっていい。

  大丈夫。
  少なくとも、私はそう思ってる。

  シトラがやってみたいと思うこと。
  シトラがしたいことをするのが、一番だから


[ 迷える時も、どんな時も、
 時に涙落ちる時あっても、私はその涙ごと抱きしめよう。

 辛いことも楽しいことも、
 できるならその全てを共にしたい。
 必要以上に躊躇ってしまう時、
 ほんの少し勇気をあげられるような存在でありたい。 ]
 
(261) 2022/12/12(Mon) 2:02:16

【人】 IX『隠者』 アリア



      [ 私は――、
       
今度こそ、
この子を守るのだ。 **]

 
(262) 2022/12/12(Mon) 2:02:51

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―三年前:来たばかりの頃―

ハイエナ?

[それは、クロの暮らしていた地域にはいなかった動物。小さな世界で生きてきたクロにとって、洋館は未知の物だらけだった。>>149

さらりとフォルスが書いた「クロ」と「フォルス」の名前の文字。ぐにゃっとした模様が自分たちを示すらしい、というのが何だか面白かった。]


名前っ!書いてみる!


[紙とペンを借りて一生懸命真似をしてみても、最初からうまく書けないのは当たり前。なんか違う?と思いながらペンを押し付けるようにぐりぐりっと書いた。

初めてもらったノートとペン。
一枚目と二枚目には、びっしりとクロとフォルスの名前が書かれていた。今ではノートも何冊になったか、それら全部、クロの部屋に大事にしまわれている。*]
(263) 2022/12/12(Mon) 2:04:55
XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。
(a45) 2022/12/12(Mon) 2:06:19

IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a46) 2022/12/12(Mon) 2:07:29

【独】 ]X『悪魔』 ゼロ

/*
撫でられ確定面白すぎて笑っちゃった
ありがとう〜〜〜死神が来るのいいですねえ

ユグの救いたい欲ほんと面白すぎる
ニコォ 解る そんな感じある お前の事が嫌いだムーブします!!
(-57) 2022/12/12(Mon) 2:13:22

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
あの子はいないのにどうして皆のうのうと生きているのか
箱庭隠者はそういうやつなので、
チップがグリーンアイなのが奇跡ですね(今日気付いた)
緑の目の怪物……

どうして1日は24hしかなくて
わたしは明日から6連勤なんだ???(絶望顔)
(-58) 2022/12/12(Mon) 2:15:44

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―三年前:お迎え―

[その時の子供の姿は、正しく試練を受けていた、といえたかもしれない。>>205

やせっぽちで薄汚れた、平均よりも低い背丈の子供。
誰かに殴られたとみられる頬は腫れており、口の端は切っていたし、手足に青あざが作られて膝の所が破けて証が覗いていた。

村のすぐ側の森の中、ただ一人で大声で泣いていて、慰める者など当然のごとくいなかった。]

………?

[けれど、誰かに声をかけられたような気がして、声を張り上げるのはやめた。まだしゃくりあげてはいたけれど。]
(264) 2022/12/12(Mon) 2:41:58

【人】 ]『運命の輪』 クロ

う……?

[姿に気づいた時には、その人はすぐ傍に来ていて。
何をされるのかとぼんやり見ていると、抱きしめられた。

誰かに抱きしめられるなんて、生まれて初めての経験だった。目を瞬かせて、少し戸惑っていたけれど。>>205


あ……うぅ、会いたかったの、僕きっと、
会いたかったのぉ……


[君に。

まだ涙は完全に止まらなかったけれど。
この人は味方だ、と自分の内側から声がする。
何故かはわからないけど、懐かしく感じるのだ。

抱きしめ返すことを知らない子供は、棒立ちで抱きしめられたまま、ふぇふぇ泣いていたのだった。**]
(265) 2022/12/12(Mon) 2:45:11
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a47) 2022/12/12(Mon) 2:47:56

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



 [物心ついた頃から、すでに、
 旅から旅へ、という身の上だった]

 
(266) 2022/12/12(Mon) 2:52:09

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



 [自分は一座の皆とは違うことを、
 チェレスタは小さな頃から知っていた。
 なぜって自分の右腕には痣があるから]

 
(267) 2022/12/12(Mon) 2:53:26

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[この痣はチェレスタが『証持ち』であることを表していて、
『証持ち』は普通は嫌われたり疎まれたりするから、
外に出る時は痣を隠すようにと教わっていた。
勝手に外に遊びに行くのもダメって言われていたっけ。

痣は、一座の者が客を呼び込む時に吹くラッパとおんなじ形。
だから楽器の中ではラッパが一番好きだった。昔は。


『証持ち』というイレギュラーを受け入れてくれた彼らは、
チェレスタにとっては家族同然であった。
『証持ち』のいる一座ということが立ち寄った村の者にバレて、
「あの一座は災いを連れてきたのだ」と疎まれたり、
なんにも悪いことをしてないのに石を投げられたりしても、
なんにも変わらずにチェレスタを色んな所に連れて行ってくれた]
 
(268) 2022/12/12(Mon) 2:55:26

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[これはだいぶ大きくなってからリーダーから聞いた話だが。
チェレスタの親は子どもが痣持ちだとバレないように、
各地を転々としながら暮らしていたが、
逃げ回るような暮らしにとうとう耐えられなくなって、
たまたま同じ町にいた一座のテントの傍にチェレスタを置いていったのだそうだ。
なんでそんな事情を把握しているかというと、
置いてかれたチェレスタの服のポケットに入っていた手紙に、すべて書いてあったからだ。
「チェレスタ」という名前も、彼女が生まれた日がいつかまでも。

それを思えば一座の皆はほんとうにすごいことをしたと思っているし、
彼らに拾われたことの――なんと幸運なことか]
 
(269) 2022/12/12(Mon) 2:58:28

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[チェレスタのせいでどんなつらい目に遭おうとも、
「大丈夫」だって皆は言っていた。
幼い頃の彼女にとっては、その「大丈夫」が痛かった。
石を投げつけられることなんかに比べたら、はるかに。

痛みから逃れる術をチェレスタは多くは知らなかった。
泣くか、泣き疲れて眠るか、そのどちらか。


そんなありさまだったが。
リーダーから『歌』を教えてもらった時、
彼女の世界はがらりと変わった。


   教わったままに紡いだ『歌』は確かに、
   チェレスタの中の痛みを和らげたからだ]
 
(270) 2022/12/12(Mon) 3:00:27

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
返してから寝よと思ったけど眠い! 寝よ!!
(-59) 2022/12/12(Mon) 3:26:35

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[かつてのチェレスタは、
旅芸人の一座にお世話になってこそいたが、表舞台に出ることはなかった。
裏方を手伝いつつ、大きな秘密を抱えながら世界を巡り、
何かの弾みで奇異の視線にさらされたり、
あるいは、かつての痛みがぶり返したりするたびに、
歌を歌って痛みを和らげた。

歌を歌うのは好きだ。
だが、歌で身を立てずとも生きていけるわけで。
かつてのチェレスタの中にはわざわざそうするだけの理由はなかった。

  何より、表舞台に立つのは――――怖い。


だから、そんな風に、おおむね安穏と生きてきた。
それを変えようと思ったのは、8年前のことだった**]
 
(271) 2022/12/12(Mon) 3:31:46
]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。
(a48) 2022/12/12(Mon) 3:38:13

【独】 ]]『審判』 チェレスタ

/*
うおおおおおさっそくやらかすんじゃないよ!

頭が寝てるせいで〆は頭が悪い感じに若干なってるし
でも夜更かしできる時にはしないとじゃん(カレンダー通りに休みがない)
(-60) 2022/12/12(Mon) 3:39:58

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:コールリッジ邸/夜色の君 ──



[ 屋敷に出入りする人間は全て覚えている。
 だから知らないこの子は関係者じゃない。

 少なくとも新人使用人です! といった風情でもなく、
 見たところそう歳の変わらない少年、のように見える。
 わたしたち のこともあり、清濁併せ呑む壮年層のみを
 雇用方針にしていた、筈だ。

 ならこの子は誰だろう? と思い巡らせてみると、
 迷い込んだのだと彼は言う。 ]


  へえ、そうなんだね。
  このお屋敷に迷い込むのは猫くらいだと思ってたよ。

  ────ああ、自己紹介がまだだったね。

  わたしたちはクリスタベル・コールリッジ。
  二人でひとつの双子の兄妹だよ。
 

[ 不法侵入を咎めることなく、ただあるのは人への興味。
 それと、理由もなく 大丈夫だ、と思える何かを感じる。
 
絶対的に揺るがない何か、永遠を信じられる何か。

 
そんなお綺麗なものではなかったかもしれない何か、を
 ]
 
(272) 2022/12/12(Mon) 3:44:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 二人でひとつ。
 本当は別々に生まれてくるつもりだったんだけど、
 やっぱり同じがいいねって。

 だからこの身体はクリスとベル──クリスタベルなんだ。
 ……ああ、多重人格とかじゃあないからね。
 二人が溶け合ってひとつ。それがわたしたち なんだよ。


 なんて語れば、
  生まれた時から一人だったから羨ましい と。
 今まで見たことのない感情を向けられる。

 
 その眼差しに怯えも憐みも蔑みもないことを知ると、
 素直に嬉しかった。
 わたしたち の言葉に欠片の不信を抱かぬその受容が
 堪らなく嬉しかった。


 ──そう、きっと生まれて初めて 嬉しい と感じられた ]
 
(273) 2022/12/12(Mon) 3:45:05

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


 
[ 揺籠の世界には 嬉しい を感じる余分がありません。
 閉じた幸福は予定調和で、喜びも悲しみもないのでした。

 だから誰に歪だと形容されようと、『悪魔』が抱く愛は
 確かに『恋人』に喜びを齎すものでした。

 愛とは許しで、愛とは受容で、完璧ありのままさえ肯定してくれる。

 愛を尊ぶ『恋人』であるからこそ嬉しいのでした。
 真に『悪魔』の意図するところが何であったとしても *]
 

(274) 2022/12/12(Mon) 3:46:04

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ いいこ、と夜色の髪を撫でる。
 人に触れようと思ったのもこれが初めてで、
 それが喜びを伝える方法だというのは記憶ではなく知識
 だったけれど。
 拙くも、彼に温かな気持ちを分けられればいいと思った。


 
   彼のことをどれだけ聞けただろうか。
   知って貰うことが出来ただろうか。
   全て分かち合うには、きっと一日あったって
   足りやしないけれど。




 そうして幾許かのやりとりの後。
 
 良い子のナハト、また上手に迷い込んでおいで? と、

 彼が名乗ろうが名乗るまいが、構わずナハトと呼ぶ。

 その意味を聞かれたなら、
 「きみは綺麗な夜色の毛並みをしているからね」
 と、猫扱いのついでにもうひと撫でして笑うだろうか * ]
 
(275) 2022/12/12(Mon) 3:46:54
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a49) 2022/12/12(Mon) 4:28:52

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a50) 2022/12/12(Mon) 4:34:21

【独】 XIV『節制』 シトラ

/*
あああああアリアちゃああん……!!!(´°̥̥ω°̥̥`)(五体投地)
(-61) 2022/12/12(Mon) 7:06:53

【独】 ]X『悪魔』 ゼロ

/*
は〜!恋人が可愛い〜!
お返事書きます!! 全然齟齬ないありがた〜い!!

タイミング的にダブルなでなでなので
対比的な事をしたいですね!

ところでよく読みなおしたら死神殴っていいの!?
殴っちゃおっかな〜!てなってる今
(-62) 2022/12/12(Mon) 9:32:27

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―あなたたちと僕―

[運命の輪が洋館に保護された頃。

クロが思っていたよりも証持ちと呼ばれる人たちは既に集められていて、仲間がいることに密かに喜んでいた。]

……?
うん、よろしくなのさ。

……それで、もう一人の人はどこにいるのかな?
お兄さん……お姉さん?
一人に見えるよ?

[しかしながら、証持ちの中でも独特な自己紹介に、クロは首を傾げた。「わたしたち」と彼?彼女?はいうが、どう見ても二人いるように見えなくて。

無邪気すぎる子供ゆえに、直球で尋ねたのだ。*]
(276) 2022/12/12(Mon) 10:16:55
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a51) 2022/12/12(Mon) 10:22:28

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―現在:自室―

[色紙の飾りを作っていた手をふと止めた。
気が付けば、大蛇のように長い紙の鎖が出来ている。]

長すぎるかな、それともまだ要るかな。

[とりあえずは一旦休憩しようと、飾りを置いて立ち上がった。最初は、ここではお菓子が食べられることに驚いて、遠慮してしばらく食べられなかったけれど。今では食べることが出来るようになった。

お茶を飲みに行こうかな、と自室を出て廊下をぱたぱた歩く。**]
(277) 2022/12/12(Mon) 10:31:50

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
くろかわε=ε=ε=(*ノノ)
(-63) 2022/12/12(Mon) 11:54:46

【独】 XVU『星』 エト

/*
寝落ちかましてしまった(真顔
がんばらねば〜〜

そしてちょいとこれ確認
まぐろ

まぐろ

まぐろ

まぐろ
(-64) 2022/12/12(Mon) 12:00:48

【独】 XVU『星』 エト

/*
はい()
んだら一旦短めのやつでも書いて置きたいね
(-65) 2022/12/12(Mon) 12:02:15

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 回想:掃溜めの悪魔 ──


[物心ついた時にはすでに一人だった。

 中央のスラム街、後ろ暗さの掃溜め。
 最初の記憶は腐ったような世界で見上げる雨空と、
 "輝く道の向こう"にある地獄だ。

 後から知った事だけど、
 『証持ち』はそれ以外と比べ丈夫らしい。
 俺はきっと、『証持ち』じゃなければ誰に知られる事もなく路地裏で野垂れ死んでただろう。『証持ち』じゃなければ、棄てられる事がなかったのかもしれないが。

 ………解らない。
 裕福な家に棄てられたのか、
 スラムの人間が産み棄てたのかすら、
 俺には解らない。

 解るのは、俺が一人だったという事だけ。
 俺はきっと、怪獣になりたかった。]
(278) 2022/12/12(Mon) 12:20:26

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[誕生日は解らない。
 自分が何歳なのかも。

 ただたまった雨水や廃棄された有機物が
 自分に必要な事だけは本能で解った。

 なんでも口にした。
 なんにも口にできなかった。

 幼少期の記憶なんてそれくらいだ。
 身体が人より丈夫だったことを
 感謝したらいいのか恨めばいいのか解らないくらい
 横目で動かぬ有機物になった人間を見てきた。

 だから俺は『証持ち』じゃなくても
 苦しむ人間が文字通り腐る程存在する事を知っている。

 同情の念などそこにはない。
 向こうからも、こちらからも。]
 
(279) 2022/12/12(Mon) 12:20:44

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[言葉が理解できなかった。
 思考もただ本能だけがあり、
 単純で漠然としていた。
 周りが発する音を少しずつ聞き分けて、
 ようやくそれに意味がある事を知る。

 石壁にくっついて寝転んでいる時、
 ふと覗き込まれた。
 ひとり?こんなにちいさいのに。
 億劫さを感じ壁の方を向く。
 雑に伸びた髪が零れ落ち、 悲鳴が上がる。

 次の瞬間衝撃を感じる。
 攻撃されたのだと飛び起きて、
 意味の解らない音を激しくこちらに向けて発してくるそいつから逃げ出した。

 この時に言葉が解っていたならば、
 自分が『証持ち』だと気付けていたのだろう。
 思い返しても詮無い事だけど。

 これ以降、他人に背を向ける事を避け、
 少年期になって漸く言葉を覚え、隠すべきなのは首の後ろだと理解した。
 どうせ髪を切る機会なんてない。丁度良かった。]
 
(280) 2022/12/12(Mon) 12:21:45

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[幼年期の間にスラムから出なかったのは、
 輝く道の向こうにある地獄を見ていたからだ。

 この後ろ暗い場所から一歩出たら、
 きれいな世界がある事を知っている。

 けれど出たら一瞬で多くの悪意を受け、
 まるで動物のようにつままれて暗い場所へと投げ捨てられる。

 地獄なんだと理解した。
 きらきら光る眩しい地獄。
 自分には相応しくない場所。]
 
(281) 2022/12/12(Mon) 12:22:05

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[ああ、でも、でも……
    自分を見た時にきらきらした大勢が、
      一瞬で混乱に塗れ騒ぎ立てたあの様子……]



[もう行かない方が良いと思うと同時に、
 どうしようもなく息の詰まるような感情がある。]
(282) 2022/12/12(Mon) 12:22:24

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[いつも二人でいる浮浪者が居た。
 二人だという事は羨ましいように感じた。
 できる事の幅が広がるから。

 そいつらを見ていたら、自分も相棒を探した方が生きるための効率が良いのかとも思っていたけれど。
 ある日片方が、もう片方の寝込みを襲うのを目撃した。

 なるほど、と思った。
 相棒を探した方が効率は確かに良さそうだけど、
 襲われる側にだけはならないようにしないといけない。
 感じた羨ましさは、きっと気のせいだった。


 そうしてどんどん他者から生きる術を学ぶ。
 信用という言葉は口だけだ。深く思考を探れ。
 読めない人間には関わるな。逃げ道は常に用意しろ。
 廃棄された有機物を待つよりも他者から盗んだ方が効率的だ。

 懐には常に保険を隠せ。自分を侮るやつ程御しやすい。
 こんな場所出身だからこそ、やれる仕事がある。]
 
(283) 2022/12/12(Mon) 12:22:42

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[お金を稼ぐという発想は同じスラムの子供の真似だ。
 大人にやらされていたようだが、
 様子を見ていると確かに子供の方が関心を引ける事が解る。
 つまり今の自分でもできるのだ。

 すてられた中からマシな服を探し、
 こそこそと"きちんとした"人間の様子を見て学ぶ。

 上手く真似られたと思っていた。
 物乞いや靴磨き、大道芸、できそうな事はなんでもやった。

 だけど現実は無情だ。
 お金の事が解らないから貰う側としても買う側としても誤魔化され、騙され、騙されないようにと学んでも、考えても、所詮は子供の浅知恵。思慮深く冷静に在ろうとしても限界はある。

 そうして"輝く道の向こう"に住んでいる、綺麗な格好をして、肉付きがよく、言葉を流暢に喋る子供に。先ほどまで綺麗で立派なお店で買い物をしていたような子供に。有り金を全部奪われた時、ここで初めて、自分の中の何かが切れた気がした。]
 
(284) 2022/12/12(Mon) 12:23:12

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ



[なんでだ。 必要はないだろう。
 俺が生きるために集めたものを、
 生きるために使わないお前らが奪っていくのか。

 それもこんなに、簡単に。

 薄暗い場所に住んでいて、小汚い格好をして、骨と皮ばかりで、拙くしか喋れない、そんな自分から。]

 
(285) 2022/12/12(Mon) 12:23:33

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[ようやく理解する。

 俺はどうしたって、
 向こう側にはいけない。

 行けないと気付き、
 行きたかったのだと解る。
 あの眩しい地獄へと。
 そうしてこちらを嘲る側になりたかったのだ。
 そのくそみたいなヤツらになりたかったのだ。
 どうしてだか自分もなれると思っていたのだ。
 俺は怪獣になりたかった。

 どうして。
 どうして、 どうして、 どうして、

 どうしてこうなんだ、
 すてられてなければむこうにいたのか?
 俺が悪いのか? 俺を産んだやつが悪いのか?
 こんな場所があるから悪いのか?
 じゃあ国が悪いのか。それとも、もっと、大きな。

 解らない、だけど、すべて。ぜんぶ。
 この世界とやらへの悪意が、絶望が、

 世の中を理解できる頭を持った時に
 その差をはっきりと見せつけられて、
 ふつふつと、 呪いのように、]
 
(286) 2022/12/12(Mon) 12:24:34

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[悔しい、ただひたすらに悔しい。
 戦えずに負けるのだと突き付けられたようで。
 くやしい。

 今まで生きてきたのは本能だ。
 それすらも馬鹿らしくなってきた。

 どうして生きなくちゃいけない?
 この最低で最悪な掃溜めで、
 どうやって生きていけばいい。

 ── たった一人で。]
 
(287) 2022/12/12(Mon) 12:25:30

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 ………、…。

[暫くしてむくりと起き上がる。
 ここにはすでに自分一人だった。

 それでも起き上がる自分が滑稽だ。
 致命傷を受けない自分の身体も、
 まるで生きたがっているみたいじゃないか。

 生きた先に何かがあるなんて夢はみない。
 だけどここで諦めるなんて、
 あんまりにも悔しいだろう。]
(288) 2022/12/12(Mon) 12:25:50

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[呪いは原動力だ。
 差があるならば埋めればいい。
 努力がきっと足りなかった。

 騙されるな、情を疑え。
 自己犠牲なんてそれこそ死への近道だ。
 涙なんてただの弱みにしかならない。
 けれどこの場所には海のように広がっていた。

 怪獣にはなれない。
 それでもこの腐った海で海獣程度にはなれたらいい。*]
 
(289) 2022/12/12(Mon) 12:26:15

【独】 ]X『悪魔』 ゼロ

/*
←海獣 かわいいね(チップが)
(-66) 2022/12/12(Mon) 12:29:18

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――四年前――

……?

[>>244"偉い"という言葉を、あまりにも長い間聞いていなくて。
 その意味をしばらく、忘れていた。

 けれど感じ取ったのは、心があたたかくなるような、そんな優しい気持ち。
 迎えが来たのだと、それに対する喜びと安堵なのだと、その日は思った。
 
今日までを生きたこと、相手もまた安堵しているとは知らず。
]
(290) 2022/12/12(Mon) 12:52:40

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[>>246人の手が伸びてくるのを、ほんの僅かに警戒した。
 ユグ少年にとって、それは暴力と蔑みしか齎さないものだったからだ。

 けれどそれも、一瞬。
 手が触れるより前に、魂が彼に心開いていた。
 あたたかい、体温のある手に。
 獣の子がするように、すり、と甘え。
 この人が神様でなければ何であろう、と少年は感じていた。]
(291) 2022/12/12(Mon) 12:52:59

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[>>247実際は、望む神ではないと言われてしまったのだけれど。
 こちらを『吊られた男』と呼び『死神』と名乗る彼が証持ちであることは自明で、であればそこに死の一文字があったとて、彼はユグ少年にとって神に連なるひとりに思えていた。
 魂の慕う感覚も、そのひとに"箱庭"に呼ばれたことも、少年の心を魅了していく。
 来てくれるかな>>248、の問いには。]

はい。もちろん。

[断るはずもなく、手を取った。
 配慮は無駄になってしまったかもしれないが、結果として互いの望む形に着地する。]
(292) 2022/12/12(Mon) 12:53:12

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[>>250白いローブに包まれて、細い身体を支えられて。
 湯浴みに、歩行の補助にと、まるでまともな生活すらままならなかった孤児は、死神に迷惑をずいぶんかけた。
 ただしく栄養のある食事を生まれて初めて摂り、回復してからはここでの生き方を教わり、知識を授かり。

 夢のような生活だと思った。
 ここなら本当に、神様の望み通り、箱庭の子は幸福に過ごせるのだと思った。]
(293) 2022/12/12(Mon) 12:54:04

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[悪魔の拳が死神によって止められた時>>251>>252
 それまで大人しく従順だった少年が『やめて』『だめ』『いけない』と強く反発したのには、いつかの諍いを思わせて、その場にいた人間には一抹の不安を抱かせたかもしれないけれど。
 死神が悪魔を穏やかに諌めたからか、悪魔自身の自制からかその場はそれきり、以降も今のところは殴り合いなどには至っていない。

 
――今のところは。
]
(294) 2022/12/12(Mon) 12:54:40

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[少年が洋館に馴染み、望みのものは用意できると聞いてはじめに願ったものは、白いローブだった。
 小柄な自分に合う大きさの、きれいな白い上着。
 それから丁寧に、丁寧にあの日に着せられたローブを洗い。使用人にも手伝いを依頼して。
 真新しいものを身に纏いながら洗ったそれを返しに行ったのは、もしかすると死神にとっては意外なことだったかもしれない。

 返却は了承されたか、断られたか。
 どちらにせよ、ユグは今も白いローブを好んで身に着けている*]
(295) 2022/12/12(Mon) 12:54:54
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a52) 2022/12/12(Mon) 13:05:06

【人】 XVU『星』 エト


 世界はまだまだ知らない事に満ちています
 ですが、そこには希望があるとエトは思います

 星が輝きを失わない限り
 星の輝きが導いてくれる限り
 世界には希望が存在しているはずです

 だって、今日も星は輝いているのだもの
 
(296) 2022/12/12(Mon) 13:08:05

【人】 XVU『星』 エト


[もう7〜8年は昔の話
『世界』その人からの問い掛けがありました>>4
それを問われた意図は分からず
意図を確認する事もしませんでした。

そうしてエトの考えを伝えた『世界』は
その後、洋館から姿を消してしまいました。]
 
(297) 2022/12/12(Mon) 13:08:33

【人】 XVU『星』 エト


[星が彼の居処を伝えてくれる事も
今に至るまで、全くありません。

以前に星は『塔』の君の居処を伝えてくれました。
知らないはずのその人がそこに在ると分かり
胸がいっぱい…そんな心になったのを覚えています。
訳が分からなかったそれも
エトがどういった存在なのか分かってからは、そう思う関係が嘗ての『塔』の君とあったのだと
今ではそう受け入れ、想いとして馴染みました。
星の導きも、『塔』は探すべきとの意向だったのでしょう。

であれば、『世界』の居処の導きがないのはつまり
探すべきではないと、きっとそういう事なのです。

なのでエトは、その時が来るまで待つと決めたのでした。]
 
(298) 2022/12/12(Mon) 13:10:54

【人】 XVU『星』 エト

 ー 洋館:自室前 ー

 
ん〜〜


[現在のエト
気の抜ける鳴き声を発して棒立ちしています。
寝ていそうな表情をしていますが寝ていません。
寝ている時もあるけど、今は寝ていません。

これは考え事をしているのです、癖です。

『愚者』の子への贈り物が決まりません。
決まらないというか
故郷にて探そうにも贈れるような代物はない気がするのです。
それ故のお悩みタイム、でした。]
 
(299) 2022/12/12(Mon) 13:11:44

【人】 XVU『星』 エト


[エトの持つ貝殻
これなら贈り物には沿うかもしれません。
ですが、これはあげられないのです。

ここへ送り出される際
星詠み様から渡されたものですから。]**
 
(300) 2022/12/12(Mon) 13:12:18
XVU『星』 エトは、メモを貼った。
(a53) 2022/12/12(Mon) 13:27:12

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ


きっと、
誰より早く
誰より正しく
終わりの兆候を理解していた。

過不足なく満たされたから、崩れただけだ。

なにかが間違いだったからでもなく
何処かが狂ってしまったからでもなく

完成したから、終わっただけ。
ただそれだけのことだった。
 
(301) 2022/12/12(Mon) 13:56:53

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ


つまり、これがあなたとわたしの完成。
これっぽっちも望まないかたち
それがわたしとあなたにとっての過不足の無い関係だった。

あとは崩れ落ちるだけ
ならば
せめて望むかたちで散りたいと願ったわたしを

あなたは、如何思っただろう ――――
 
(302) 2022/12/12(Mon) 13:58:35

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ


喜びでも
信頼でも
恐れでも
驚きでも
悲しみでも
嫌悪でも
怒りでも
期待でも

なんだってよかった

罪悪感でも
好奇心でも
絶望でも
憤慨でも
悲憤でも
皮肉でも
自尊心でも

運命でなくても

あなたにとってのいちばんになれるのなら

なんだって。
 
(303) 2022/12/12(Mon) 13:59:38

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ


不安も
感動も
感傷も
恥辱も
憎悪も
悲観も
優越も
不健全も

すべてあなただけから与えられたかった

楽観でも
服従でも
畏怖でも
失望でも
後悔でも
軽蔑でも

死さえも

あなたが与えてくれるならなんだって
望んで呑み干してみせるから

あなたが決してわたしをわすれられないように
とびっきりの微笑みを湛えて
 
(304) 2022/12/12(Mon) 14:00:23

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ


どうか
その魂に刻みつけて
あなたの平穏な終わりを幸福な終焉を
祈れなかった醜いわたしを
どうか、決して赦さないで

わたしだけを愛してと
最期まで素直に縋れなかった
臆病で身勝手なわたしを。

たったそれだけの為に何もかもを
滅茶苦茶にした愚かなわたしを

どうか どうか、
わすれないでいて

あなただけはおぼえていて
わたしがこの咎をわすれてしまっても
 
(305) 2022/12/12(Mon) 14:06:56

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ


なんて。

ねぇ神様
願ったって、祈ったって
どうせ叶えてはくれないのでしょう?

ほんとうはちゃんとわかっていた。

破綻でしかないわたしから解放されることは
あなたの愛し子にとって救済でしかないのでしょうから。

或いは
等しくあなたの愛し子であるわたしにとっても
これは救済なのでしょうか?

だとしたら、ほしくなかった救済なんてそんなもの
祈ったって、願ったって、何が在ろうと

ねぇ神様、
どうせ叶えてはくれないのでしょう
 
(306) 2022/12/12(Mon) 14:08:02

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ




『暗転』  


 
(307) 2022/12/12(Mon) 14:10:43

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ


[ この世に生れ落ちたせいで随分人が死んだのだと思う。
  少しくらい申し訳なく思った方が良いのかもしれないけれど
 
申し訳無い
けれど、未だに何も感じない。

  どうだっていい。 ]
 
(308) 2022/12/12(Mon) 14:12:13

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

―― 洋館・中庭 ――

[ 空を見上げるのが好きだと思われて
  天気の良い日はよく外に連れ出された。
  なにをするわけでもない。
  木陰にその為に設置された椅子に座り込んで
  ぼんやり空を見上げるだけ。

  時々飲食を促されて
  排泄に連れて行かれて
  風が冷たくなる前に戻される。
  死なないように管理されている。
  それがこの国の決まりだから。

  物心ついたころからずっと眺めていた
  煤けた嵌め殺し窓の向こうの
  うすぼんやりとした空の色は
  ぼくの世界のただひとつの光だったから

  明るいものに引き寄せられる羽虫みたいに
  視線を奪われて

  あの頃よりもずっと澄んだ視界
  遮るものの無くなった空を
  こうして変わらず眺めているのも
  その頃の習慣が残っているだけだ。

  好きか嫌いかなんてわからない。
  けれどぼくは空を見るのがすきなんだと周りは言う。
  それならそれでべつにいい。なんでもいい。 ]
(309) 2022/12/12(Mon) 14:20:28

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ


[ 風の運ぶ草の匂い、肌を擽る温度
  何処かで鳴る葉擦れの音と虫か鳥か何かの声
  話し声、ひとの気配、笑い声

  日陰の向こう側に広がる視界いっぱいの明るい空

  ここはいつでも随分と騒がしい。

  好きか嫌いかなんてわからない。
  これを『騒がしい』だと認識するだけだ。 ]
 
(310) 2022/12/12(Mon) 14:21:22

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ


[ 先王の王弟の第二妃の元に生まれた第一子
  それが、最初に与えられ一瞬で剥奪された身分だった。

  痣持ちが生まれた事実を隠蔽したいだけならば
  そのまま殺せばよかった
  出産の際に命を落とす赤子なんか珍しくもない。
  死産だったことにして。
  簡単なことだ
  産声を上げたその口を、少し塞ぐだけで良い

  殺さずとも何処かへ捨てたって良かった。
  それがもし女児だったのなら。

  けれど生まれた赤子は男児だった。
  証持ちだと言う事実さえ隠蔽出来たのなら

  或いは王座にすら手の届く身分たり得る、王子だった。 ]
 
(311) 2022/12/12(Mon) 14:35:36

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ


[ 産声を聞いた人間は皆口を封じられたのだろう。
  だからなかなか発覚しなかった。
  身代わりに用意されたそれらしい特徴の赤子は
  それこそ口を塞がれたか。
  殆ど同じ時期に死産した赤子の中
  似た特徴を持つ子を見つけ出す奇跡を起こすより易い。

  王座に近い身分の王子は、
  その身に宿る呪わしい咎の痕の為に
  王子とは認められず、存在を隠された侭

  それでも、 政治の為にと生かされた。 ]
 
(312) 2022/12/12(Mon) 14:39:55

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ


[ 存在してはならない誰も名を呼ぶことを赦されない
  王にすらなり得るが今は王子ではない子供は
  名前すら持たないまま、閉じ込められた。

  王子にはなり得ない子供を王子にするための
  実験と治療は定期的に行われた。
  寝台の上に抑え付けられて
  何度も何度も繰り返し、死なない程度に丁寧に
  皮膚を剥ぎ焼鏝を押し付け熱湯を浴びせ薬品で焼け爛れさせ
  痣を消すか或いは、消せずとも
  傷痕で隠す為の試行錯誤は繰り返された。

  身体の端なら切り落とせば済んだのに
  背中一面の痣ではそうはいかない。

  それでも、それなりに丁重に飼育された。


  第二妃が崩御の間際、
  王弟に真実を告白するまでは。 ]
 
(313) 2022/12/12(Mon) 14:41:40

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ



[ 切り離す事の出来ない魂に刻まれた咎を持つ子供は
  その時漸く父である王弟にその存在を知られ

  そして、そのままもう一度、
  死産だったことにされた王子は死産だった王子のまま
  痣しか持たない子供は何者でも無いまま
  なにもかもをすべて隠匿されて、
  再び幽閉されることになった。

  『皇帝』の痣ならばそこからは改めて
  王子として育てられることもあっただろう。
  『皇帝』ならば、王の血筋に生まれたとて、
  その不幸を嘆かれこそすれど
  王家への不信が高まることも無い。

  けれどそうではなかったから。

  世間ではもう死んだことになっている子供だ
  ただ隠蔽する為だけなら
 今度こそ殺したってよかった筈だ。
  それでも生かされた理由なんかきっと
  最初と同じ、まだ使い道があったからだろう。

  赤子から、少し育った幼子は
  先王が受け継ぎ、先王弟は受け継げなかった
  王族の中でも尊ばれる
  インペリアルレッド皇帝の赤の瞳をしていたから。 ]
 
(314) 2022/12/12(Mon) 14:48:03

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

[ なんて。

  そんなことぼくはしらない。
  ほんとうでもうそでも
  当事者であっても
  なんせまるできょうみがない。

  世間はなんとなくそんな話を信じがちだった。

  それだけ。 ]
(315) 2022/12/12(Mon) 14:48:37

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

[ ここにくるまでは
  高い塔の上、薄暗い部屋のなか
  嵌め込みの小さな窓の向こうの空の色を
  ぼんやり眺めて、息をするだけ

  それが生活のすべてだった。
  それだけでよかった。

  餓えることがないだけの食事を与えられ
  凍えることもない住処を与えられて
  いつ居場所を追われかもしれない恐怖もなく
  暴言を浴びせられる事も
  暴力を振るわれる事もなく
  迫害を受ける程関わる人間は存在しなかった。

  平和で、平穏だった。

  痣を消そうと試みることはぼくを生かすために
  必要で安全な命の保証された医療行為で
  息さえしていればそれ以外は皆、無関心で
  これといって虐げられる事もなく
  とても恵まれた環境で生きて来たと思う。

  充分過ぎる程。

  ここにはもっとずっと酷い目に遭った子供なんか
  幾らでも居る筈なのに。 ]
(316) 2022/12/12(Mon) 15:01:03

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

[ それなのに何故だか不思議と
  辛い境遇に置かれていたと思い込まれ
  あの頃からの変化を未だ大袈裟に持て囃される。

  多分そうするのが好きなんだろうとすきにさせている。
  どうでもいいから。

  洋館に迎え入れられた当初は
  痩せ細り足腰は衰え、立ち上がることは愚か
  支えなしに座っている事すら儘ならない
  なにひとつ声を上げず、他人の声にも反応しない、
  生きているのが不思議なくらいに生気の抜けた
  虚ろな目をした少年だったと何度も聞かされたけれど。

  傍目にそう見えたとて実際は
  割と恵まれてるし別にどうでもいいとしか思って居なかった。

  幸も不幸も他と比べるものではなく
  心の持ち様だと説くその口で
  ぼくを不幸に当て嵌め憐れむ矛盾はそこかしこに存在して
  歪な場所だと思うけれど。

  言葉を理解させてくれたことと 
  前より適切な飼育管理が気に入っているから

  今日も『騒がしい』を感じながら空を見ている。 ]
(317) 2022/12/12(Mon) 15:11:37

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

[ 出迎えの言葉は一応聞こえていたけれど覚えていない
  あの頃はそもそも言葉を知らなかったから。
  意思疎通も、その概念ごと。

  ねぇ君はなんて言ったんだっけ?
  思い出せない事だけは少しだけ惜しく憶う。* ]
(318) 2022/12/12(Mon) 15:11:59

【独】 ]Y『 塔 』 プロセラ

/*
いつの間にか要介護のおじいちゃんになってるのなんで?
(-67) 2022/12/12(Mon) 15:20:50

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
アッ…アッ…

ねえ待って、待たなくていいから待って(?)
物凄いのをお出しされたんだが?????


そして子供が可哀想な展開なのは承知してたけど、上質な地獄をこうも丁寧に見せられるとさ…クソデカ感情を抱いちゃうよね…幸せにしたくなっちまうだろ…でもベルちゃんが母性を向けるのは絶対に違うんだ…あ〜心がふたつある〜

美味しいもの食べられて綺麗な服を着られて騙されることも奪われることもなくなって一人じゃなくなってよかったね…ううっ…
ゼロに誕生日……あげたいよね……

しんどい(好き)
(-68) 2022/12/12(Mon) 15:39:06
2022/12/12(Mon) 17:28:59

【独】 ]]T『世界』 ヴェルト

/*
村建てロルができてないし、村建てPCを聖女希望にするの忘れていたし。
全然感想も落とせていませんが!!!みなさんありがとう好きです!!!
これが俺の見たかったもの………………
(-69) 2022/12/12(Mon) 17:30:22

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  
―――回想:初めての友達



[ 初めて洋館に訪れた時、
 ここに居た証持ちはシンとヴェルトだった
 少しお兄さんのヴェルトと、年の近いシン。
 
 近所に子供が居なかった訳でもないけれど
 両親と一緒に行動する事が多かったから
 友達と遊ぶという概念は薄かった。

 だから、初めてここに来た時
 シンやヴェルトと話したり、何かをしたり、食事をしたり

 そうか、これが誰かと遊ぶって事なんだって
 なんだかとても珍しい経験をしてる気分で
 とても楽しかったのを覚えている ]
 
 
(319) 2022/12/12(Mon) 17:39:36

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ ヴェルトも話しやすかったし
 なんだかんだと兄貴分のように感じていたけど

 シンとは年が近い事もあって
 何かと距離の近さを感じていたような気がする。

 シンと何して遊んだんだ、とか
 シンがこんな事言っててさーとか
 両親との帰り道に土産話とするのは、
 ヴェルトよりも少し、シンの方が多かったのだろう

 「 シン君とどんな事して遊んだの? 」
 両親の方から名指しで尋ねられる事もあったから。 ]
 
(320) 2022/12/12(Mon) 17:40:37

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 小さい頃から交友のある証持ちは何人か居るけれど

 少なくとも俺にとってシンは
 洋館に行けばいつだって会える、年の近い子供で

 初めての友達、というのをあげるなら
 きっと俺はシンの名を出すのだろう

 親しい友の事を、親友と言うのなら
 俺にとってのシンは「 シンユウ 」とか

 まあそんな親父じみた事を思うのは
 心の中で思う分には花畑に埋まらずに済むだろう ]
 
(321) 2022/12/12(Mon) 17:43:30

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ シンはたくさんの楽しそうを口に出す。
 まるで魔法の箱のように、次から次へと。

 子供の時分、それは大層輝いてみえて
 出たアイデアの実現なんかを考えたり
 時にはやりながら考えたりもしたっけ。

 出来るか出来ないかはどうでもよかった
 単純に、ただひたすらに楽しかった ]
 
(322) 2022/12/12(Mon) 17:43:47

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ " シンのアイデアを形にしたい "

 そんな思いで苦節云年
 製品化された一つがブーブークッションであり
 今尚売店の片隅で細々と陳列されている

 二人のノリと友情と努力の結晶だと
 俺は信じている。


 " アリスの誕生日会を盛大にしたい "

 シンの言葉に、ついと昔の俺が顔を出す
 多分誰より肯定の音は早かったと思う>>97

 「 いいねー♡ 」
 乗り込んだ船の着港は、来週に迫っている ] *
 
(323) 2022/12/12(Mon) 17:45:04
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a54) 2022/12/12(Mon) 17:53:36

【独】 T『魔術師』 シン

/*
フォル兄さん〜〜〜〜
ありがとうありがとう……
現在地を確定しないせいで絡んでもらえないというのが発生しててね!! だからありがとう……
ベルちゃんフリーっぽいからベルちゃんのとこ行きたいけどシンはわざわざ行かない(ぎり)
(-70) 2022/12/12(Mon) 18:30:45
T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a55) 2022/12/12(Mon) 18:32:34

【独】 XVU『星』 エト

/*
プロセラの壁でウワァ( ᐛ )と見上げてしまった貧弱民
というか周り見ても強者しかいない
エト節でがんばらねば
うちだけ設定的にゆるくなりそうな感触が見渡してる限りではあるけど気のせいと思っておこう()

この先生きのこれるか???
無理したら死ぬので抑える大事(戒め
(-71) 2022/12/12(Mon) 18:38:52

【独】 XI『正義』 マドカ

/*
今日も今日とてログに溺れる…ぶくぶく
(-72) 2022/12/12(Mon) 18:52:31

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
(備忘録)

随分と身勝手な神様だと思った。

少し昔のことを思い出した。
珍しく真剣な眼差し。明かされた夢の一欠片。

『22人が揃っても世界は滅びなかった』

多くの人は見たいものを見て、そこに救いを求める。
されど──もし、それが事実として存在したら。
それは少なくない人を説得し得る のかもしれない。

(独り言)

たいへん今更になってしまいましたが、
軽い気持ちで話しかけたら出来上がった超多角地帯を
きれいにまとめていただきまして
チェレスタさんのナイスパスに頭が上がりません
本当に本当にありがとうございます

あと、ついに揃ったな…ということで
シャルレーヌさまは崇められるの本当は嫌そうだけど、
わたしは推しに聖女の概念ぶん投げたほしねPを崇めます
なるほど なるほどなーーー!!!
(-73) 2022/12/12(Mon) 19:00:22

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 祈祷室・ユグと ──


  いいよ、気にしないで。
  これ、職員さんの所に補充に行った時
  新しい紅茶の葉があると聞いて貰ってきたんだ。
  味見して、今度感想聞かせてね。


[ 南東地域の黄色い果実の追加を出し、
 柑橘系味の紅茶の茶葉が入った小袋を横に置く。

 柑橘と言えば、彼が洋館に来て間もない頃
 皮ごと齧ったのを見て、慌てて引き離した記憶がある>>167
 皮を剥いて見せ、中の薄い皮はそのまま食べると教え
 彼の様子をじっと見守っていた。

 その後、「一度僕の部屋においでよ」と誘った>>168
 食べ難い柑橘とは違う、そのまま食べられる
 クッキーや焼菓子を渡した。
 焼けた小麦の香り、甘いバターや砂糖の味らを
 彼はどう感じただろうか。

 「世の中には美味しいものが溢れているんだよ」と
 新作や珍しいものがあれば、彼に頼むことが増えていった。]
 
(324) 2022/12/12(Mon) 19:23:05

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  本の返却は急がなくてもいいからね。
  時間がある時にでもゆっくり読んで。


[ 彼が初めて洋館に来た頃は、
 生きていくだけで精一杯だっただろう。
 だからこそ、様々なことを知って貰いたく
 
どうせこの生活から抜け出すことは出来ないから

 楽しさを感じる時間を、少しでも多く持って欲しかった。]
 
(325) 2022/12/12(Mon) 19:23:33

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 彼の様子を笑顔で眺めていた時
 唐突に上がる名>>169に数秒、動きが止まる。]


  ……そうだね。きっと、喜んでくれると思うよ。


[ 反応したのは『先生』という単語。
 彼が先生と呼ぶのは──死神タナトス
 タナトスがユグ迎えに行き、様々なことを教え、
 名実共に先生であることは当然知っている。
 読み書きさえろくに出来ずにいたユグが>>170
 今や喜んで本を読むようになったのも、彼の力が大きい。]

  
  じゃあ、これをどうぞ。
  残り一つしかないから、どちらかに渡すか
  それとも、半分こにして二人に渡す?
  二人に渡すなら、今の間に切っておくよ。


[ 紙袋の中の残り一つの果物を、彼の正面に置く。
 男とタナトスの関係はこの場では関係ない。
 ユグの優しい心を尊重したいのが事実だ。]
 
(326) 2022/12/12(Mon) 19:25:57

【人】 X『教皇』 カルクドラ


[ 過去『死神』と『教皇』が対立しがちだったことは
 経典に記されている事実であり
 ユグ──『吊された男』も
 二人の関係を知らない訳では無いだろう。]



  ( 今世──今を生きる僕たちには
    何の関係もない。

    経典の『教皇』デセスパールカルクドラは別人だ。
  


  
だのに

 
 
心を振り回される現実が
 


     
      、、 )


*


 
(327) 2022/12/12(Mon) 19:28:27

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 持たせた果実は、皮が残ったままの一つか。
 皮が剥かれた二つに切り分けられた状態か。
 ユグからアリスの誕生パーティーの話題が出ると>>239]


  チェレスタ達が歌を歌うらしいから、
  僕はオルガンを弾く予定だよ。


[ >>42チェレスタからの提案には
「伴奏が必要ならば」と、名乗り出ていた。
 幼い頃から教会のオルガンと共に過ごしていたので
 歌より役に立てる気だろう、と。

 洋館に来てからは、気が向いたら音楽室に立ち寄り
 鍵盤楽器に触れる程度だが、未だ指は動くようなので
 複雑な曲でなければ大丈夫、と。
 今回歌以外の募集がなければ
 別途、独奏で演奏するつもりでもいる。]
 
(328) 2022/12/12(Mon) 19:34:54

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 

  邪魔……?


[ もう一つの疑問、正しくは不安が漏れれば
 再び笑顔は消え、ユグの目を見る。]

 
   まさかそんな……大丈夫だよ。

  ……もしかして、何か心当たりでも?


[ 一応、確認を問い掛ける。

 パーティー前の楽しい空気の中、
 人の良い彼が、不安を煽るためだけに態々言うと思えない。
 何か良くない出来事があったのだろうか。**]
 
(329) 2022/12/12(Mon) 19:36:11

【独】 X『教皇』 カルクドラ

 
 箱庭時代『愚者』が『悪魔』に殺されたことが
 全ての始まりではあった。

悪魔ゼロ』が自然と過ったが

 ───まさか。 *

 

/*
ここまで書かなくてもいいかなーとカット供養。
(-74) 2022/12/12(Mon) 19:36:48

【人】 XI『正義』 マドカ

── 3年前 ──

[抱きしめた子供は、
 『会いたかった』とまた泣いた。>>205


     うん。……うん。
     僕も、僕も君に逢いたかった。


[腕の中に収まった身体は、暖かい。
 
傷を負っていても、暖かかった。


 返されぬ抱擁が、君のこれまでを物語る。
 縋り付くことさえできぬその指先は、
 きっと誰の袖を掴むことすら、
 許されなかったのだろう。

 『人間』の子供なら、
 幼い時分に必ず親から学ぶようなことなのに。]
(330) 2022/12/12(Mon) 19:51:02

【人】 XI『正義』 マドカ

[寒い夜、温もりを求めて手を伸ばせば、
 掬い上げるように抱き上げられたことも。

 暗い夜道で心細さに指を伸ばしたら、
 その小さな手を包むように握られたことも。

 きっと、暖かい布団に包まって、
 優しい子守唄で微睡
まどろみ
に誘われたことも。

 ひとつとして、経験がないのだ。

 求めれば与えられる、無償の愛など、
 思いつきもしないのだ。
 

 嗚呼本当に。
   君はどこまでも可哀想で、
           可愛い子だった。]
(331) 2022/12/12(Mon) 19:51:18

【人】 XI『正義』 マドカ

     一緒に帰ろう。
     君と僕の、いるべきところに。


[僕は、小柄な君を抱き上げた。
 君くらいの歳の子なら、
 子供扱いを嫌がられるのが普通だ。

 けれど僕は、どうしても君に、
 そうしてあげたかった。

 僕がかつて家族から受け取っていたものを、
 君にもあげたかった。

 だって、僕だけが享受するなんてそんなの、
 平等
正義
じゃないでしょう?]
(332) 2022/12/12(Mon) 19:51:42

【人】 XI『正義』 マドカ

     暖かいお家があるよ。
     お布団もあるよ。
     おいしいご飯もあるよ。
     誰も君を殴ったりしないよ。
     怪我の治療をしよう。
     一人じゃないよ。

     僕たちは……
     証を持つ僕たちは。

     みんなでひと所
箱庭
に集うべきなんだ。


[僕の言葉に君は、どんな顔をしたろうか。
 君の表情が一つでも変わったならば、
 
『正義』
はそれを嬉しく思ったことだろう。

 そして洋館へとたどり着いた後、
 止まることなくくるくると変化する君を、
 僕はきっと愛してやまない。*]
(333) 2022/12/12(Mon) 19:51:59

【人】 XI『正義』 マドカ

── 現在 ──

[廊下から、楽しげな声がする。

 あの子の誕生日まで、あと1週間。

 あの子
アリス
も、可哀想な過去を持つ子だった。]


     ならば、お誕生日くらい、
     楽しんでもいいでしょう?


[何事にも、バランスが重要だ。
 不幸を積み重ねてきたならば、
 同じだけの幸せを。

 幸せだけではいけない。
 でも、不幸だけでもいけない。]
(334) 2022/12/12(Mon) 19:52:29

【人】 XI『正義』 マドカ

 

     あの子は、喜んでくれるだろうか?


[机の上に置かれた、彩色前の張子を眺める。

 故郷では、子供のおもちゃといえば、
 こういった張子のものが多く、
 年下の子供達のために、
 しばしばこの手で作ってやったものだった。

 作業自体は、慣れて仕舞えばそう難しくない。
 けれど手製の張子には、
 お守りのような意味があるらしい。

 そうでなくても、子供というのは
 小さくて鮮やかなものが好きだ…たぶん。]
(335) 2022/12/12(Mon) 19:52:57

【人】 XI『正義』 マドカ

 

     はぁ……行かなきゃなぁ……


[まだ真っ白な張子の人形を眺めて、
 深い深いため息ひとつ。

 どういった流通経路を持っているのか。
 あの人
『力』
は、頼めば大体のものを入手してくれる。
 例えば、島郡の伝統的な塗料とかも。
 
しゃぼん玉があるんだ、きっとそう


 頼んでおいた癖、僕は彼の売店へ
 受け取りに行くのに、どうにも気が進まない。]
(336) 2022/12/12(Mon) 19:53:26

【人】 XI『正義』 マドカ

── 7年前 ──

[結論から言うと、僕は
『力』
の姿を見て最初に、
 盛大に嘔吐した。

 失礼極まりない。

 今思うと本当に申し訳なさしかないのだけれど、
 とにかく顔を合わせる度に、
 具合が悪くなった。
 
吐いたのは、初対面の時だけだ。
念のため。
(337) 2022/12/12(Mon) 19:53:51

【人】 XI『正義』 マドカ

[初めに起こったのは、激情。
 ほとんど殺意に近いものだった。
 次に起こったのは悔恨。
 まるで心臓が凍りつくかのようなそれ。
 ほとんど同時に怨嗟。
 心臓の半分が、灼熱の炎に包まれた。
 それから…それから。

 それら全てが最終的に、自己嫌悪に終着する。

 その間わずか0.2秒。]



     
う……ぇ、



[瞬間的に湧き上がった感情が、
 まるで滝壺に叩き落とされたような衝撃を伴って
 一挙に襲いかかったのだ。
 いくら証持つ僕らが『人間』より
 多少丈夫とはいえ、ひとたまりもない。]
(338) 2022/12/12(Mon) 19:54:11

【人】 XI『正義』 マドカ

── 現在 ──

[それから7年、
 どのような付き合いをしてきたか。

 避け続けるわけにも行かない。
 ここには僕らだけではない。

 あらゆる感情をひとつひとつ殺して、
 そうして理性で縛って己の足を叱咤して、
 3年前にクロを連れてきてから特にそう、
 クロが彼に懐いていることもあり、
 少しずつ、少しずつ、
 己の身体を劇物に慣らすような心持ちで、
 近づく己の姿は一体、
 
 彼の目にどんなふうに映ってるんだろうか?]
(339) 2022/12/12(Mon) 19:54:26

【人】 XI『正義』 マドカ

[彼に用があるのなら、とりあえずは売店へ。

 ここで暮らしていれば常識みたいなものだった。

 だから、僕が向かったのは売店。

 果たしてそこに彼はいただろうか?
 あるいは別のところで出会うかもしれない。

 不意打ちだけはやめてほしい。
 心の準備をさせてくれ。**]
(340) 2022/12/12(Mon) 19:54:39

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:クリスタベル ──

[ 彼女、彼──クリスタベルが館に来たのは五年前。
 男が館に来て二年が経過した頃だった。
 予想だにしなかった自己紹介には>>27困惑を隠せずにいた。
 その時は失礼ながら全身をくまなく見させて貰い
 線の細さ、体つきは女性のものと思われたが。]


  二人で一つ……? う、うん、とりあえずよろしくね。


[ 一つの体に二つの魂が入っているのだろうか。
 それとも、一つの魂が分裂しているのか、不安定なのか。
 瞬時に判断するにはあまりにも難しく
 この時は定型文の挨拶しか返せずにいたが
 後日、「お茶での飲みながらお話しない?」と
 
まるでナンパのような流れで

 改めて詳細を聞くことにした>>230]
 
(341) 2022/12/12(Mon) 19:56:03

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ もし、神が何故完璧につくってくれなかったのかと
 彼彼女の問いを聞くことができたならば。]


 「完璧になるための道を与えられたのかもしれないね。
  人生は長いから、簡単にゴールまでたどり着けない。
  平坦な道が続いた結果いずれ飽き、
  興味本位で横に反れ、戻れなくなってしまうかもだから
  目標を定められたのでは。」
 

[ と答えていただろう。
 もし厳しい、と感じているならば
「神は乗り越えられる試練しか用意しない」と付け加えて。]

 
(342) 2022/12/12(Mon) 19:56:18

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 神は全てを許すのだろうか、との問いがあらば]


「もちろん。許すも許さないも無いよ。
 君が許されると思えたなら、その段階で許されている。
 許されないと思っているなら、いつか許されると信じて。」


[ 回答があまりにも的外れで綺麗事で
 所詮“聖職者ごっこ”でしかない、と
 一蹴されるかもしれない。

 聖職者ごっこなのは紛れも無い事実である。
 それでも、君のことを理解をしたかった。
 悩める君に寄り添いたかったのが一番、という
 思いが伝われば良いのだが。**]

 
(343) 2022/12/12(Mon) 19:56:29
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a56) 2022/12/12(Mon) 19:56:48

X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a57) 2022/12/12(Mon) 20:01:30

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
>>337ひえっ

書かないといけないのがいっぱいあるううう
でもいろんな人と絡みたいいいいいい
体5個くらい1日が50時間くらいに増えないかなーーー

とりあえず今週の休みは流れました☆彡キャピ!
(-75) 2022/12/12(Mon) 20:04:21

【独】 XVU『星』 エト

/*
さむい…
(-76) 2022/12/12(Mon) 20:29:37

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 回想:コールリッジ邸/完璧な君>>272〜 ──


[あれは少年期から青年期に差し掛かる頃。
 その頃には、人の騙し方や外面の作り方、
 仕事の貰い方、他人の喜ばせ方、
 どうしたら自分と関わる事で相手に利があると思ってもらえるか、等。他者とのコミュニケーションをメインに学び、ある程度の自活が出来るようになっていた。

 けれど金がない事に変わりはない。
 だから定期的に盗みを働いていた。

 その日、目標を定めたのはたまたま噂を聞いたから>>102
 ほんとかどうかも解らない大昔のその噂をたまたま自分が耳にしたのは、それこそ運命というやつだったのかもしれない>>228。]
 
(344) 2022/12/12(Mon) 20:43:11

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[運命、というやつだったのだろう。]
 
(345) 2022/12/12(Mon) 20:43:25

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[屋敷にするりと忍び込む。

 盗むものは何でもいい。
 貴金属のものじゃなくても、
 ただ庭にあるハサミだっていい。
 それだって俺にしてみれば上等なものだ。

 ただ今日は、
 噂の令嬢とやらも見てやりたかった。
 小さい頃に厄介だったのなら、
 今は化け物みたいになっているかもしれない。
 あんな事>>0:284があっても、
 俺のなりたいクソ野郎>>0:286を見るのは割と好きだ。

 だけど、

 ああ、だけど、]
(346) 2022/12/12(Mon) 20:43:37

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[出会った瞬間、息が止まった>>272
 それなのに動悸ばかりが激しくなって、
 顔に熱が集まるのが解る。

 はじめてだ、こんな、
 緊張してる? そうだけど、
 それだけじゃなくって、

 呼吸がうまくできないと、
 言葉を発することもうまくできない。

 もうとっくに上手く喋れるように
 なっているはずなのに。

 でも沈黙は、だめだ。
 こちらを見られている、し、
 たぶん侵入者だと気付かれている。

 ほんとなら、盗みに入ったと暴露して、
 罵って、笑って逃げようと思っていたはずなのに。]
 
(347) 2022/12/12(Mon) 20:43:54

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 あの

 俺、

 まよい、こんで、
 
(348) 2022/12/12(Mon) 20:44:30

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[たどたどしい嘘しか紡げない。
 無様で恥ずかしくて俯きたいのに、逃げたいのに、
 目の前の人から目を離せない。

 絶対おかしいと解っているはずなのに指摘しない。
 何を考えているんだろう、この人は。

 そう思いながら自己紹介を聞いた時、]


 二人で、ひとつ?


[思わず聞き返してしまった。
 返ってくる説明に>>273
 自然と、それが当然のように言葉が零れ落ちた。]
(349) 2022/12/12(Mon) 20:44:45

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 うらやましい。

 あ、いや。
 俺は生まれた時から一人だったから。
 羨ましい、生まれた時から二人だなんて。


[あの時気のせいだと思っていた感情>>0:283
 あれが素直にかたちとなった気がしている。]
(350) 2022/12/12(Mon) 20:45:01

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[嬉しそうな表情に心臓が跳ねた>>275
 手を伸ばされても動けない。
 殴られるかもしれないなんて、思えなくて。

 ただ撫でられた時に少しだけ目を伏せた。
 そっと耳を伏せる猫のように。

 どうしよう、
 どうしよう、
 どうしたらいい、
 こんな、
 こんな気持ちになるなんて、

 バレないうちに逃げなければという気持ちと、
 彼/彼女の傍を離れたくないという気持ち。
 どうしたらいいか解らない気持ち、
 自分の事を伝えると嫌われないかという不安。

 結局この日は自分の事をあまり伝えられなかった。
 ちょっと嘘も吐いた。
 ただの庶民だと言ったり、
 近くで働いていると言ったり、]
(351) 2022/12/12(Mon) 20:45:12

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 君たちは、すごく、
 ……きれいだな。

[慣れない本心からの誉め言葉を伝えたり。
 ずっとこの時間を続けたかったけど、
 ずっとここにいるわけにはいかないから。

 上手に、と言われるとやはり忍び込んだのが
 バレていると少し苦笑して、
 夜と呼ばれると理由を訊ねる。]
(352) 2022/12/12(Mon) 20:45:38

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 暗い掃溜めに溶け込むこの髪が、
 君たちには夜に見えるのか。

 君たちのおかげで、
 俺はいま、少しだけきれいになれた気がする。

[綺麗と形容されたその夜を否定する理由などない。]


 クリスタベル、
 絶対にまた来るよ。


 上手に迷い込んで、ね。

[そう笑って。撫でる手を受け入れ、
 屋敷を出た後は夜より深い暗がりへと消えていく。*]
(353) 2022/12/12(Mon) 20:46:08

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 回想:コールリッジ邸/束の間の夜 ──



[会ったばかりなのに、
 またすぐに会いたくなる。
 たぶんこれは病気だ。]


 
(354) 2022/12/12(Mon) 20:53:24

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[クリスタベルの所へは一週間に一度くらいの頻度で会いに行く。いつバレてもおかしくない気はしていたけれど、会えなくなったらそのまま死にたいとさえ思っていた。

 行くたびに会話を重ねる。
 本当はスラムに住んでいる事や、
 親がいない事、年齢も解らない事、
 最初の時には盗みを行うつもりだった事やそれについての謝罪。

 君たちがあまりに素敵だったから、
 他の事なんてどうでもよくなった事。
 名前はそのまま夜と呼んでもらえると嬉しい事。

 色々な事を話したし、
 彼/彼女からもその境遇を教えてもらった。

 花が音楽が好きなことや、
 屋敷から出ない生活を送っていること、
 家庭教師がいる事や、
 親がクリスタベルを怖がっている事……

 それを聞いた時はさすがに憤り、]
(355) 2022/12/12(Mon) 20:53:39

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 君たちを怖がる方がおかしいんだよ。
 ああ、でも、完璧なものはこわいって聞いたことがあるな。
 それなのかも。

[俺の中で彼/彼女は完璧だったから。
 何も疑わずにそう伝えた。]
(356) 2022/12/12(Mon) 20:53:51

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[そして幾度目だったか、忍び込んだ時には
 彼/彼女へのプレゼントを用意してみた。

 花が好きだと言ったから、
 街中を歩き回って見つけた綺麗な花を。
 ベルにだけへのプレゼントは不公平だから、
 クリスには考えて考えて考えて、
 見つけたちょっとカッコイイ虫を持参した。
 金持ちが虫なんて食べるはずないけど、
 見るだけでも嬉しいかもしれない…。

 何となく汚い手段で稼いだお金を使いたくなかった。
 盗んだものをあげたくもなかった。

 きれいな人たちには、
 きれいなものを贈りたかった。

 相手の利益になるもの、ではなく、
 喜んでくれるといいな、と考えて贈り物を選ぶのははじめてだ。
 喜んでくれただろうか。]
(357) 2022/12/12(Mon) 20:54:02

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[独学で学んだ知識には限界があったから、
 家庭教師に興味を示すと、
 クリスタベルが勉強を教えてくれた。

 知っていた事、知らなかった事、
 間違って覚えていた事、
 それらを知識として吸収できる機会なんて
 もう二度と来ないだろうと思い感謝した。

 経典の話も教えてもらった。
 自分が『証持ち』である可能性は考えてなかったから特に反応はしなかったけど、彼/彼女が『そう』だと教えてもらえたらきっと興味を持つだろう。]
(358) 2022/12/12(Mon) 20:54:12

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[あれは、通い始めてどれくらいで、
 何度目の事だろうか。

 とうとう屋敷の人間に見つかり、
 逃げようとした所を捕まった。

 床に押し付けられ、
 観念するか迷い目を伏せたところ、
 自分を捕まえている使用人から小さな悲鳴が聞こえた。

 ここではじめて、
 自分が『証持ち』だと知る。

 そうして自分の洋館行きが決まる。
 断る理由があるならクリスタベルだけだ。

 彼/彼女に会えなくなるのは嫌だった。
 だから、]
(359) 2022/12/12(Mon) 20:54:34

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 クリスタベル、
 もしよかったら一緒に行かないか?

 そこなら自由に外にも出れるんじゃないかな。
 花が咲く庭もあるかも。
 もっと好きに暮らせるかもしれないよ。
 それに…… いや、違うな。

 俺が君たちから離れたくないだけなんだ。
 だから、もしよかったらで良い。

 おれといっしょに、きてほしい。


[そんな誘惑の言葉を囁いた。*]
(360) 2022/12/12(Mon) 20:54:49

【独】 XVU『星』 エト

悪魔の君かわいくないかい???
(-77) 2022/12/12(Mon) 20:54:58

【独】 XVU『星』 エト

/*
終わってないの見えてなくて挟まったかと思った(((
まったく今回のP村も素敵な奴らが勢揃いだぜ!

私も寒さに勝って動かねば…
(-78) 2022/12/12(Mon) 20:57:59
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a58) 2022/12/12(Mon) 21:00:55

【独】 ]]『審判』 チェレスタ

/*
壁陣営がたくさんいる……はわわ……
(-79) 2022/12/12(Mon) 21:04:41

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
悪魔さんとクリスタベルさんの関係が好きすぎます
ほしねP ほしねPとPLのおふたり
こんなに素敵なものをこの世に生み出してくださり
誠にありがとうございます 洋館の片隅から拝みます

この世にはすごいRPをされる方がこんなにたくさん……
すごいや…
(-80) 2022/12/12(Mon) 21:06:45

【独】 ]X『悪魔』 ゼロ

/*
今日書いたロルぶっこんでみたら857ptらしい
たぶん発言分けもあるからだいたい1000ptかな?

え?2500 目安として多くない?
めちゃくちゃ助かります…… ログ長男のため……
(-81) 2022/12/12(Mon) 21:14:25

【独】 ]]『審判』 チェレスタ

/*
★館に来た時期〜〜〜〜(wikiより引用)

29年前 世界
24年前 魔術師
13年前 死神
8年前 星、塔   
チェレスタが初めて遊びに来たのはここ

7年前 力、正義、教皇 (世界がいなくなる)
5年前 隠者、太陽、恋人&悪魔
4年前 吊るされた男、節制、(戦車)
3年前 女教皇、運命の輪、月
2年前 審判、(皇帝)
半年前 愚者

女帝→今も故郷と行き来
(-82) 2022/12/12(Mon) 21:16:14

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
死ぬんだが?(だが?)


う、うわー衝動のまま神父様へのお返事書いてたら
どえらいのが来てた(まだ直視出来てない)


カルクドラはありがとう。丁寧に拾ってくれるね。
水面を掬うだけのやりとりでも良かったのに。いい人だ。
あれはどうしても語ることが出来ない、語るとしても、ナハトが最初って決めてるから。だから懺悔室のお話はこれでお終い。
でも出来たらお茶はしたいな!不毛なやりとりしようよ!



ナハト見た。死にました。
中身を最初に落としにかかるとは卑怯なり…
かんわいいなああああすきだああああああ
(-83) 2022/12/12(Mon) 21:20:46

【人】 XIII『死神』 タナトス



 



 おしえてください かみさま
 あなたが わたしに つけたなまえ


 『 死 』 は


 いったい どんな ものなのですか?



(361) 2022/12/12(Mon) 21:38:08

【人】 XIII『死神』 タナトス




 わたしたちが その ひとみにうつす こうけい


 それが この せかい箱庭 のすべて




 へいわで へいおんな  ゆりかごのなか




 『 死 』は とおき はての 
  たどりつくことのない ものの はずでした



  それいじょうも それいかも
  そのことばには なんの いみもない


  とおき  遠き  果て

  識ることの ないはず の
 
(362) 2022/12/12(Mon) 21:39:47

【人】 XIII『死神』 タナトス






 わたしたちは しってしまいました


 わたしたちの おわりは


 わたしたちのなかから はじまってしまった



 
(363) 2022/12/12(Mon) 21:40:45

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
あーマドカ

SU☆KI
(-84) 2022/12/12(Mon) 21:44:11

【人】 T『魔術師』 シン

―― 回想・"親友"について ――


[ フォル兄さん――フォルスと出会ったのは、
 ぼくがほんとにまだ幼い頃の話だ。
 同じ証持ち、というのは、
 その時にはもうヴェル兄さんだけで、
 初めて会ったその子も証持ちだと言われれば、
 わあ、と目を輝かせたことだろう。

 ヴェル兄さんについて回って、
 その手を繋いでもらっていることが多かった。
 それをヴェル兄さんにねだっていた、けど、
 ヴェル兄さんの手を離して、彼の前へと行った。]


  はじめまして!
  あえてうれしい!


[ 大きくて、小さな世界。
 知らない大人ばかりに囲まれたその場所で。
 歳の近い、自分と同じもの。
 その仲間が増えることは、とても嬉しかったんだよ。]
 
(364) 2022/12/12(Mon) 21:48:58

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ぼくが話せることはきっと多くなかった。
 だけど、洋館の案内として、
 こんなものがあるんだよ!とか、
 本で読んだ遊び、
 ふたりじゃできないけどさんにんなら!とか、
 フォルの手を取って、ぐいぐい引いて。
 フォルも色々なこと、話してくれてたかな、
 笑ってくれてたかな?
 きみの初めての滞在は、ぼくにとっても新鮮で、
 珍しくて、楽しいものだったよ。]
 
(365) 2022/12/12(Mon) 21:49:55

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ だけどね、フォルはここに住まないんだって、
 おうちに帰るんだって。
 同じ証持ちなのに、なんでなんだろう?
 幼かったぼくには分からなくて、
 最初と同じようにヴェル兄さんの手を握って、
 フォルのことを見送って、

 ……その夜は、ヴェル兄さんのベッドに潜り込んで
 ぐすぐす泣いていた。
 それだけ楽しくて、寂しかった。]

 
(366) 2022/12/12(Mon) 21:50:50

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ だけど、またフォルが来たら、
 ぼくは笑顔で迎えただろうね。
 帰るとき、行かないで、とはずーっと言えなくて、
 一番最初のおわかれ、帰ると言われて呆けたままの表情は、
 いつしか、笑顔で見送ることも、上手くなってしまったね。

 フォルには帰るおうちがある>>320
 洋館に住まないのはそういうこと。
 知ったのはいつのことだったかな。
 でもその時のぼくもまだ、
 それは一握りの証持ちしか許されていないことだって、
 気付いてなかったから。
 フォルの境遇に対して、何を思うこともなかった。
 ぼくにだって、父さんと母さんはいたからね。
 ずっと一緒、ってことはなかったけど、
 一緒に過ごすことはできていた。]
 
(367) 2022/12/12(Mon) 21:51:30

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ フォルの方が年上だったから、
 フォル兄さん、って呼ぶこともあったし、
 ぼくにとってのフォル兄さんは、最初は兄だった。
 ぼくは"ともだち"を知らなかったから。

 ともだち、を教えてもらったのは、
 フォル兄さんにだったかな。
 それとも、ヴェル兄さんだったかも。
 彼を"ともだち"だと認識してしまえば、
 証持ちの仲間意識とも違う、初めての感覚に、
 とても嬉しくなった。
 だからぼくにとっても、初めての友達はフォルだったよ。

 シンに『親しい』って意味があるのを知ったのは
 いつだったかな。
 ぼくにとってもフォルは『親友』だよ!
 だってシンぼくのトモダチだからね!
]
 
(368) 2022/12/12(Mon) 21:52:21

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 昔から色々考える子供だった。
 それは『魔術師』である故、だったのかもしれない。

 口に出したらヴェル兄さんは楽しそうにしてくれる。
 そこにフォルも加わってアイデアは膨らんで、
 時にすてきに形になった>>322

 先のアリスちゃんの誕生日パーティーの提案。
 大人になったフォル兄さんが、
 少し昔のフォルに戻ったような気がして、
 すこし目を瞬いた>>323。]


  でしょー!
  協力よろしくねーフォル兄さん!


[ 乗り気なフォル兄さんを巻き込んで。船に乗せる。
 泥舟ー? いやいや、
 フォル兄さんがいたらそうはならないでしょー?
 ぼくが何でも口に出すのは、
 フォルが昔から乗ってくれたから、っていうのも
 あるんだろうな。]
 
(369) 2022/12/12(Mon) 21:53:02

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
俺の前世はマドカに何をしたのか

泣かれて吐かれて、
俺の前世が罪深いコトはわっかる〜♡

ゼロもカワイーねえ
(-85) 2022/12/12(Mon) 21:53:40

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ フォルも、7年前、洋館に住むことになった。
 商人を夢見る姿は、たぶん知ってたと思うけど、
 ここに来た理由を、聞くことはあったかな。
 聞いてなかったとしても、
 子どもの頃とどこか変わってしまったフォルに、
 何かが起こったとは察することは出来るはず。
 フォルが家族になったのは、嬉しかったけど。
 フォルには、笑っててほしかった、のに。]


  ばい、てーん?


[ ヴェル兄さんとの会話は知らない。
 だけどフォルがやりたいっていうなら、
 ぼくは全力で協力しただろうね!
 外の世界はよく知らない。
 でも街に出たことがあるから、お店というものは分かる。
 それがここに必要なのかは……分からないけど。
 だけどフォルがやるっていうなら、
 それはいいこと、なんだろう。]
 
(370) 2022/12/12(Mon) 21:53:59

【人】 T『魔術師』 シン

 

  わー、すごーい


[ 並べられる見たこともない商品たち。
 ここでは望むものは何でも手に入るけど、
 存在を知らなければ欲しいもの、の中には入ることはない。
 外の世界には知らないものが色々あるんだなあと、
 目を輝かせて並ぶのを見ていた。]


  ところでフォル兄さーん
  お金はどうするのー?


[ ふわふわのお菓子をじーっと眺めながら。
 もらえば良いのかなーっていう考えは、
 透けてしまっていたかもしれない。
 お金を払って商品を買う。
 お金は労働の対価である。
 それは知識としては知っているけど、
 ぼくはそういうシステムの中に
 生まれてからずっといたことないし、
 これからもいることはないからね。
 分からないんだ、そういうの。]
 
(371) 2022/12/12(Mon) 21:54:45

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 玄関口 ――


[チェレスタが手を振り返してくれるのを見れば>>215
 より一層笑みが深まり、ピョコンとその場で跳ねた。

 玄関ホールへと続く階段は螺旋状になっている。
 手すりに片手を滑らせて、
 足と踏み鳴らす様はまるでステップを踏むように。

 一気に駆け下りたならそのままスピードを
 緩めることなく三人の元へ。]


  ……っとと。

[急ブレーキに勢い余った分は、
 両手をぐるぐると回してバランスを取った。

 集まってきた面々は気遣いの出来る人たちだから。
 手伝いが必要なさそうというのは、
 アリアやシトラを見ていればわかる。]
(372) 2022/12/12(Mon) 21:54:56

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[だから、シトラの問いかけには
 言葉にしない代わりに笑顔で応えた。>>177

 きっと私が名乗りを上げなくても、
 既にアリアが、次いでシトラが手を差し伸べるから。
 それでもまだ足りないならもちろん私も。

 でも旅慣れたチェレスタにとっては、
 平気なのかもしれないけれど。

 そう考えていれば、チェレスタが笑う。>>216
 ほら、大丈夫だって。

 
人に頼ることをしない彼女はいつもそう言うのだ。
(373) 2022/12/12(Mon) 21:55:25

【人】 T『魔術師』 シン

 
[
それなりに恵まれているから、

 文字を書いたり計算したり、そういうのは分かるけど、
 ぼくにはどうしたって得られない感覚はある。
 だからぼくに出来ることって、職員さんに何か相談をかける、
 って、それぐらいだったと思うけど。
 ぼくは、フォル兄さんの売店のお手伝い、出来てたかな?

 少なくとも、商品のアイデアはたくさん出したかも!
 洋館暮らしにだって驚きは必要だからね!>>323
 思ったよりヘンな音がするけど、
 それもアイデア形にする時の愛嬌じゃない? 違う?
 苦情はフォル兄さんまでよろしくね!
 (流れるような裏切り!)
]
 
(374) 2022/12/12(Mon) 21:55:28

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[代替え案として出されたお茶の席は、
 旅から帰ってきた彼女にはちょうどいい羽根休めになる。
 と、同時に二人の申し出を断らない
 上手い理由だな、と小さく感嘆をついた。]


  あ、いいなぁ。プチお茶会?
  私も混ざって良い?


[二人の返事をチェレスタと一緒に待ちながら、
 続いて聞こえた練習という言葉に>>218
 もう一度、あっ、と思わず横から口を挟んだ。]


  歌の練習ってアリスのお誕生日に向けて?

  アリアも歌うの?
  …………
シトラも!?



[アリアはともかく、シトラが人前で歌うというのは、
 さすがに予想がつかずに、二度見してしまった。]
(375) 2022/12/12(Mon) 21:56:01

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 昔々、フォルと会って間もない頃。
 涙を流す、初めて見る女の子と、抱きしめるフォルを、
 見ていた。

 証持ち同士の強い感情を見たのは、あの時が初めてだった。
 分からない。
 ぼくは証持ちと会うと、嬉しく思うけど、
 それとは全然違うのかな。

 すこしだけ、うらやましかった。

 ……でもそれはうらやむものだったのかと、
 今はすこしだけ、思う。**]

 
(376) 2022/12/12(Mon) 21:56:07

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク



  うわ〜〜〜!!シトラが……!
  そっか、そっか〜〜〜〜。

  うんうん、楽しそうだね!
  箱庭合唱団が作れちゃうねっ!

  エーリクやプロセラも歌ってくれるかなぁ?
  もしかしてユグやゼロも?
  歌えるなら全員で歌いたいなぁ、私は!


[アリスを前に21人が並んで歌う姿は壮観だ。
 何より、21人がちゃんと揃うことなんて、
 今の今まで殆どと言っていいほどなかった。

 最年少の愛されている末っ子が
 目を輝かせる様を見たいと思うのは、
 きっと誰もが思っているはず。]
(377) 2022/12/12(Mon) 21:57:16

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク



 
  
楽しみだね、お誕生日会っ!



 
 
(378) 2022/12/12(Mon) 21:58:24

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[一週間後の未来を見据えて、くふふと笑う。
 そうして、もう一度チェレスタを見つめた。

 迎えに来てくれるだけでも嬉しいというその言葉に>>219
 表情が緩まないはずはない。
 喜んでくれるなら毎日チェレスタを出迎えるのになぁ。]

 
  さて、アリアたちがお茶を入れるなら、
  荷物を運ぶのは私の役目ねっ。

  一人より二人のほうが早いよ!
  お茶が冷めるまでにちゃちゃっと運んじゃおう!

  それから、今回の演目の話、
  たくさん聞かせてね、チェレスタっ。


[旅先の話のおねだりはいつもの如く。
 バラされているドラムセットのいくつかを両手に抱え持つ。
 駆け下りてきた階段を、今度は登らないとね!*]
(379) 2022/12/12(Mon) 21:59:01

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*

>>378 フラグを建てておきました。

 
(-86) 2022/12/12(Mon) 22:00:44

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
しんさま……[おがみうさぎ]

しんさんのぱんをあむあむできる
しあわせのおあじは やみのおあじ……(*ノノ)

あむあむ…
(-87) 2022/12/12(Mon) 22:01:21

【人】 XIII『死神』 タナトス



 どうして どうして どうして


 わたしの いのりは とどかないのですか
 きのうまで 癒えたはずの きずぐちから
 ちをとめることは できないのですか



 どうして あなたは わらっているのですか?
 どうして あなたは しんでしまうのですか?

 どうして あなたは 
 わたしにいたみを おしえるのですか?
 

 わたしに いみなんか いりません
 わたしに こたえなど いりません



 それでもわたしは
 『 死 』を 見届けねば ならないのですか?

 かみさま かみさま


(380) 2022/12/12(Mon) 22:02:25

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
おわ。やば。
(-88) 2022/12/12(Mon) 22:04:45

【人】 XIII『死神』 タナトス








  ねえ   教皇
  きみは 何をしていたの


 [ はこにわで

   いつか 交わされた ことばは―――] *





    
(381) 2022/12/12(Mon) 22:05:43

【独】 ]]『審判』 チェレスタ

/*
わはは ありがとう
この礼は必ず(じゃあくなものいい)>>373
(-89) 2022/12/12(Mon) 22:17:11

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

───売店

[ 一人でぼんやりとしていたのはほんの少し。
 珈琲の芳しい香りで、主の帰還を知る。]

 お帰りなさい、───フォルー!?

[ 戻った途端に、茶目っ気たっぷりな表情で
 涎の跡を指摘されて、慌てて口元に手をやるが、その形跡を確認する前に、冗談だと笑われれば。]

 …もう、意地悪ね。

[ 眉をしかめたものの、その声音は常と同じ穏やかで。
 成長するにつれ軽口を叩くようになった古馴染みを見つめる瞳は、晴れた空を映した湖のように澄んでいる。]
(382) 2022/12/12(Mon) 22:18:32

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

 そうね。
 アリスの誕生会が楽しみで、夢見はいいのよ。
 
悪い夢は
最近は
みていないわ。


[
時折みる悪い夢。内容は覚えていないけれど、息苦しくて目が覚める。その息苦しさは、彼のことを思う時と似て…
 

 悪夢が続いた時は、誰かに相談した。
一番頼りたい人は心配させたくないから、と、きっと他の人に。

 「楽しい夢を見るにはどうしたらいいかしら?」と回りくどくきいたかもしれない。

 アリア>>15に薬を乞うたこともあっただろう。
 だから、彼女>>255に相談された時は、借りが返せると張り切って、心構えとすこし外れた助言をしてしまっただろう。もちろん有益な情報もあったはず…。]
(383) 2022/12/12(Mon) 22:21:44

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

 ええ、喜んで。

[ 軽食の誘いに頷いて、
>>124が珈琲の追加を頼む様子を横目に
 ソファへと移動する。]

 誕生会、楽しみね。
 
 …フォルは、何を用意したの?

[ スコーンにジャムを塗りながら、
 口にするのはやはり誕生会の話。

 プレゼントは内緒にされても
 気に入ってもらえるといいわね、と笑顔で。

 自分も、個人的な贈り物>>56については、
 内緒のつもり。
作り方の本や材料などを取り寄せる時点でバレバレかもしれないけれど、

 口にするのは、合唱の練習を頑張ってる、ってそっちの話。]

 そろそろ、チェレスタも戻ってくる頃よね?

[ 売店まで玄関の賑やかな声が届くのなら、
 流石に気がついていただろうけれど*]
(384) 2022/12/12(Mon) 22:22:52

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 回想:二人で一人、一人で二人


[ 「薬師」のアリアを求めるのであれば、
 余程のことがない限り、それを拒むことはない。
 この魂がそういう性質なのだろう、
 頼られることは、素直に嬉しいと感じる。
 それがあの子ならもっと嬉しい、というだけ。

 故、そのひとが私室を訪れた時も>>229
 当たり前のように耳を傾けたことだろう。 ]


  もちろん。

  むしろ、私が出来ることなど
  それくらいしかありませんですから。

  あなたがたがどのような症状でお困りか、
  まずは詳しくお聞きしてもいいですか。


[ 「二人でひとつの双子の兄妹」>>27
 その自己紹介は私も違いなく耳にしたものである。

 確かに、人によって反応は様々なのだろう。
 私も後から来た住人のそれを多少なり目にしたはずだ。
 けれども私自身がどうだったかといえば――
 きっと、その予感に違わないものだった。 ]
 
(385) 2022/12/12(Mon) 22:25:52

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
ほしねさんw
ちょっとわらっちゃったのです
(-90) 2022/12/12(Mon) 22:26:33

【人】 IX『隠者』 アリア



  鎮痛剤は――いえ、
  鎮痛剤に限らず全般に言える話ですが

  常用していると身体が耐性を得て、
  効きが悪くなっていく傾向にあります。
  そうなった時は処方を変えるので、
  気が付いた時に教えてくださいね。

  勝手に量を増やすとかはだめですよ?
  それは底なし沼の入り口なので


[ 実のところ無償労働でも文句は言わないのだが、
 報酬を用意されるならそれはありがたく頂こう。

 手放せないのなら、それだけ交流は続くだろう。
 そのうちに、薬師とその常連、の範疇から
 少し近付くことも、ともすればあったのかもしれない。
 ……というのは、クリスタベル次第。 *]
 
(386) 2022/12/12(Mon) 22:27:28
III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。
(a59) 2022/12/12(Mon) 22:31:22

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 回想:四年前>>240>>241>>242 ──


[振り上げた拳を前にそいつは避けもしなかった>>240
 ただただ憎悪を込め、振りぬこうとし、

 それは『死神』に止められる……>>251
 そこでハっと我に返った。

 運よく利き手で止められたが、鍛えた男の全力だ。
 手がしびれるくらいはあったかもしれない。

 そこに動かなかった男の静止が入る。>>294
 『やめて』『だめ』『いけない』
 その言葉にさらに頭の裏側が熱くなりそうだ。
 こちらに手を伸ばしていたなら大きく振り払っただろう。]
 
(387) 2022/12/12(Mon) 23:00:11

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 はーっ…、はー……、…… …

[大きく息を吐き止めた相手を見上げて睨む。
 返ってきたのは穏やかな笑みと言葉だ>>252

 撫でられた。
 一拍置いて、ぺしっとその手を払った。
 俺を軽率に撫でていいのはクリスタベルだけだ。
 だが邪険にしてもまたどうせ撫でてくるんだろう。

 深呼吸をする、心を無理やり落ち着けた。
 改めて『吊された男』へと視線を向ける。

 ローブに隠されていたが細いように見える。
 殴っていたら死んでいたかも。
 ……『証持ち』だから、それはないか。]
(388) 2022/12/12(Mon) 23:00:31

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 ……… 育ちが良くないんでね?
 挨拶の仕方なんて知らないんだ。

[フンと鼻を鳴らして小さく笑った。]
(389) 2022/12/12(Mon) 23:00:46

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 軽率だったことは謝るよ、
 特に『死神』には。

 でもお前は俺に関わらない方がいい。
 今度こそ殴ってしまうかもしれないからね!

[そう『吊された男』には釘を刺していたのだが……、まったく意に介していない様子に辟易する。外面は保っているし、慣れた気もしているが、…いや嘘だ。アレの言動に慣れなどはしない。俺なんかに構うのは本当に暇人だと思って気を紛らわしている。

 けれど半年前に『愚者』がここへ来てしまった。
 以来、更にピリっとした空気があるように感じる。

 大丈夫、まだ殴る程ではない。
 …………… まだ。*]
(390) 2022/12/12(Mon) 23:01:01

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
書かねばと玄関組を読み書きしていますが
シトラちゃんがかわいくて死にます。助けて。
あまり軽率に灰生やさない方がいいの知ってるけど許して。

この魂わりとフットワーク軽くあちこち行きそうなんですが
PLのスペックの方が追いついてねえんだどうして。
>>224 指先に傷? 薬押し付けたろか!!??(?)
(-91) 2022/12/12(Mon) 23:08:10

【人】 XIII『死神』 タナトス

 ― 現在/温室にて―


[ 洋館の3階の一画にそれは存在する。
  花畑のど真ん中にある洋館ではあるけれど、
  なんだかんだと頼んで作らせてもらったそこで
  花や野菜を育てている。

  洋館ではそこそこの古顔になったからね。

  新たにやってくる子達の中には
  心身共に疲れ果てたような子もいれば、
  勉学に触れることのなかった子もいる。

  そんな子達に読み書きを教えることもあれば
  こうして共に野菜を育てたりもするよ。
  先生、そう呼ぶ子たちも居たかもしれないね。
  

  もうすぐアリスの誕生日。
  彼女が一生懸命に水をあげて実ったトマトも
  誕生日を迎える頃には食べ頃かな。 ]

 
(391) 2022/12/12(Mon) 23:10:44
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a60) 2022/12/12(Mon) 23:12:53

【独】 T『魔術師』 シン

/*
フォル兄さんはやはり天才………………と思いつつ

はあみんな好き
(-92) 2022/12/12(Mon) 23:18:14

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:洋館/未知との遭遇 ──



[ 彼が未知に触れる時、
  我々も未知に遭遇しているのだ。


 ただでさえ子供といういきものに無縁だったので、
 この当時最年少の小さくか細い佇まいでさえ、
 どうしたらよいものかと扱いに困ってしまう。

 それでもお決まりの挨拶をしてみれば、まんまるな目
 に不思議と浮かべて覗き込んでくるのだ。

 好奇の眼差しは割と浴びてきたけれど、
 値踏みするような大人のそれとは違い、
 なぞなぞの答えを探すような稚い姿に不快感はなく。 ]


  お兄さんとお姉さんは離れるのが寂しいから、
  ふたりで一緒に生まれてきたんだよ。
  だから、ここに二人いるんだ。……わかるかな?
 
(392) 2022/12/12(Mon) 23:28:41

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 食事は基本的に、彼ら政府が用意してくれるけれど
  時折、こうして採れたての野菜を持ちこんで
  料理をする事もあるよ。
  生業としている者と並べる、とまではゆかずとも
  そこそこ好評は頂いている


  ……と、思う。


  今日は北の方面のメニューを試してみよう。
  シチューって言うんだってね。
 
  
  アリスが前に眺めていたから。
  誕生日までに腕を上げておかなくては。


  ……さて、出来栄えは。



 79点くらい あればいいな ]*

 
(393) 2022/12/12(Mon) 23:28:42

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 屈み込んで視線を合わせる。
 わからないと答えるなら、いつかわかるよ、と
 言葉を続けて ]


  もし変わったものが怖いなら、無理することはないよ。
  きみには好きなものや嫌いなものを選ぶ自由があるから。

  だから、きみが仲良くするのを選んでくれるなら、
  わたしたちは嬉しいかな。


[ お近付きの印、と
フォルスの売店で取り寄せてもらった

 ギザギザ星形のカラフルな砂糖菓子を差し出した。 * ]
 
(394) 2022/12/12(Mon) 23:29:03

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:洋館/あり得ざる懺悔 ──



[ 14年ものの箱入りとはいえ、
 これでも結構な人間を見、また見られてきた。
 とはいえ屋敷に出入りする人間で、雇用主の子息/息女
 に初対面で御無礼かましたる者はそういまい。
 
 だからデカデカと戸惑ってますなんて顔に書いて、
 無遠慮に探る視線をまともに受けたら、なんだか。 ]


  ふふ、

    ────ああいや、ごめんね。
  
  きみが意外と普通だったから驚いたんだ。
  証持ちだからってみんながみんな、
  変わってるわけじゃないんだなあって。
 
(395) 2022/12/12(Mon) 23:29:54

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 形ばかりの謝罪に悪びれる様子もなく続ける。
 一周回って新鮮だった。
 こういうお堅い職業、人に説く生業に就く人種なら
 神妙な理解者面で頷いてみせるものだと思っていた。 ]


 うん、じゃあ “とりあえず” よろしく。


[ とりあえず眼前のいきものへの判断を保留にした彼は
 どんな答えを出すのだろうか。
 真面目そうだから色々考え込むんだろうなあ、なんて
 他人事のように片付けたけれど。

 直接来るかあ。>>341、らしいといえばらしいかな。
 きみが聞きたそうなことは何ひとつ語る気はないけれど、
 わたしたちが話したいことなら話してもいいよ?
 だってきみは困惑こそすれ否定はしなかったからね。 * ]
 
(396) 2022/12/12(Mon) 23:30:33

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 


[ >>342

 いいえ、
  ────いいえ。神父様。
 
 何もかもが遅いのです。
 だってその問いは間違いだった彼女のもの。
 生きる理由が欲しかっただけの少女の嘆き。
 救われかったその子はもうどこにも居ないのです。
 
 ただひとつ言えることは。 
 >>343であるならば、彼女は許されないのでしょう。


 彼女は決して自分自身を許さないのだから。


 
 誰も知らないあり得ざる懺悔はこれでお終い。  * ]
 



 
(397) 2022/12/12(Mon) 23:31:32
XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。
(a61) 2022/12/12(Mon) 23:31:53

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:洋館/はじめてのおかいもの ──



[ 彼。
 ──フォルスに抱く期待は、アリアへのそれと似ている。

 彼女が凪いだ水面であるならば、
 彼は何を投じても同じ波を立てるのだろうという、
 ある種の不変。
 然るべき相手であればまた別なのかもしれないけれど。

 
これはまだ預かり知らぬ話だが、
 魔術師と縁深い>>320らしい彼であるから、
 それを理由に嫌悪されるのだとしたら
 それはそれで仕方がないのだろうけれど。


 ……まあ、全ては彼の心ひとつであるからして。 ]
 
(398) 2022/12/12(Mon) 23:33:13

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  やあ、儲かってるかい?

  時間を忘れて楽しめるような素敵な出会いを
  探しているんだけれど、おすすめはあるかな?


[ お品書きを見渡せばはじめて見るようなものばかりで、
 というより財布を持つというのもはじめての経験。

 曰くおすすめを指し示されたら、それが何であっても
 人生初のお買い上げになっただろう。 * ]
 
(399) 2022/12/12(Mon) 23:33:27

【人】 U『女教皇』 キュリア

パーティーがあると知ったのは、おんなのこの声が弾んでいるように聞こえたことからでございました。
>>0

声に形はないのに、なぜかまるでボールがはずむように聞こえたのです。

思えば、3年前にここに移り住んでから、
それまでただ聞いていた音に、ただ見ていた活字や景色に
厚さ薄さ、あたたかさ冷たさ、いわゆる形容詞がくっつくことを体感いたしました。
それはとても不思議でなぜか懐かしい感覚でございました。

遠い遠い記憶、もしかしたらわたくしがわたくしになる前の記憶で
わたくしも誰かと一緒に言葉を弾ませていたような気がするのでございます。

そうだと思いたいだけかもしれませんが。
(400) 2022/12/12(Mon) 23:52:05

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[8年前。
チェレスタを拾い上げ、居場所を与え、『歌』を教えてくれたリーダーが、
自分は引退をすると宣言した。

一座に少なくない衝撃がはしったのは言うまでもない。
ほどなくして次のリーダーを決める動きが起こり、
どちらのリーダー候補についていくかでひそやかに争いが起こりもした。

チェレスタも巻き込まれざるを得なかったこの争いについて、語ることは多くない。
無事に次のリーダーが決まって一座は再びまとまった。
そのくらいだ。
かつての箱庭のように、死者が出たことがきっかけで、
すべてが崩れ去ったわけでもない]
 
(401) 2022/12/12(Mon) 23:53:45

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



[それでもこの出来事は、
チェレスタの中に様々な実感を植え付けた。

己は一座を完璧な居場所のように思っていたが、
これもまただれかがつくったものに過ぎずいつかは壊れるのだということ。
完璧ではない居場所が壊れてしまったら、
チェレスタは大丈夫ではいられないこと]

 
(402) 2022/12/12(Mon) 23:54:20

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



[だって、チェレスタはなんにも持っていないのだ。
この身に刻み付けられた『証』以外には、なんにも]


 
(403) 2022/12/12(Mon) 23:54:58

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



[…………。
ならばどうする?
答えはやがて出た。
なんにもないならば、自分の手でつくればいい。

私は『歌』を知っている。
もっともっと、歌えるようになれば、それはやがて、私の持ち物になる。
すべてが崩れてたったひとりになっても、生きていくための大事な持ち物に]

 
(404) 2022/12/12(Mon) 23:56:06

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



[鏡の前に立つ。
己の現身の目を見て、小さく呟いた]


  チェレスタ。
  
ひとりでも大丈夫になる
んだよ。


[何の力もない言葉を、おまじないめいて彼女自身に向けて。
それからゆっくりと微笑んだ。
歌う時にはいつもどんな顔をするか、
今から練習しておこうと思ってのこと]

 
(405) 2022/12/12(Mon) 23:57:55

【人】 U『女教皇』 キュリア

パーティーのために歌を歌いましょうという声かけは、直接だったか、それとも誰かを経由したものだったか。>>42
いずれにせよ「誘っていただけた」というよりは、
物語で子供達が遊ぶ時の描写のような「希望者はこの指止まれ」という形での声かけでございました。

「歌」は、わたくしにはよくわかりません。
なんでみなさんは声を高くしたり低くしたり、
声をいろいろと味わい深い調子に変えられるのでしょうか。

ただ、ここにきてわかったことのひとつに、
わたくしが育てていただいた……
そうですね、わたくしに言葉を覚えさせた”音”は

無機質

というタイプの音声であったということ。

その事実を知ってからまだ3年しか経過していないわたくしには
祝うための歌
という贈り物は難易度が高すぎるのでございました。

**
(406) 2022/12/12(Mon) 23:58:03
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a62) 2022/12/12(Mon) 23:58:27

【独】 ]]『審判』 チェレスタ

/*
キュリア〜〜〜〜〜

いいなこれ 歌を知らないやつのリアクション たぎるぞ
(-93) 2022/12/13(Tue) 0:00:35

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
クリスタベル!
なんて優しいんだ……?

悪魔と一緒に刹那の幸せを味わってほしいよね〜
名付けに90時間かけたメルロンに日の目を当てたい!
(-94) 2022/12/13(Tue) 0:00:36

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― おかえりを言う人たちと ――


[差し伸べられた手をやんわりと別の方向に向けようとする時、
チェレスタはいつも「大丈夫」という言葉を口にする。
8年前、洋館に足を運び始める少し前。
この身に降りかかった出来事>>401に端を発する口癖のようなものだ。

洋館に集う証持ちたちがこれに気付いているかどうか、
チェレスタはすべてを知っているわけではない。
あの子はきっと……という思いはあれど、こういうのは人それぞれだし。>>373

女の子たちがさんにん集まって文字通りかしましいお茶会になるかどうか、>>375
結果がどうなるかはそばでのんびりと聞いていただろう]
 
(407) 2022/12/13(Tue) 0:04:36

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  (わっ、なんという鮮やかな……、
   シトラへの二度見!)


[彼女も歌う、と聞けばヒナギクのみならず色んな人がこういう反応をするだろう、とは、>>375
なんとなく予想がついていた。シトラには悪いけれど]
 
(408) 2022/12/13(Tue) 0:06:32

【人】 XIV『節制』 シトラ

──
回想・生まれ故郷の村


[ どんな些細な物事であっても
 村民みんなで話し合いをして決める。
 それが、わたしの故郷に古くから伝わる慣習だった。

 今年の放牧はいつからどこで行うか
 どんな毛織物をどれくらい、いつまでに、誰が作るか
 誰かの罠に偶然掛かった獲物を、どうするか
 祭祀を執り行う日取り、段取り、捧げ物の内容

 村に新たに生を受けた子の名前、
 死にゆく誰かの魂を鎮める葬送の儀

 そういう文化を持つ村だったから、
 『証持ち』のわたしの誕生以来
 その処遇を巡る話し合いは連日執り行われていたようで
 記憶にある限り、いつも揉めていた。]
 
(409) 2022/12/13(Tue) 0:08:35

【人】 XIV『節制』 シトラ



 『この娘は災いだ。一刻も早く村から追い出すべきだ』

   『ですが、一説には『節制』の証を持つ者には
    不老不死の妙薬を生み出す力があると……』

 『神より遣わされし聖女を私利私欲の為に利用するなど』

      『子は宝じゃ。たとえ証を持とうと、なかろうと
       大切に守り育ててゆかねばならん』



[ まだ幼かった頃は、会話の内容はよくわからなかった。

 それでも、
 時として罵声や怒号が飛び交う『話し合い』が
 他ならぬ自分のせいで行われているのだということだけは
 向けられるまなざしや表情で、幼心に理解していた。]
 
(410) 2022/12/13(Tue) 0:08:41

【人】 XIV『節制』 シトラ

 
[ お母さんもお父さんも、物心ついた頃から
 いつだって腰を深く折っては誰かに謝っていた。
 『話し合い』に連れ出される度に胸が苦しくなった。
 
 わたしと同じくらいの歳の子を連れたおじさんが、
 眉を吊り上げて声を荒げるのを見た。
 あのひとは、わたしの顔を見るまでは
 穏やかで優しそうな顔をしていたのに。

 顔にも手にも深い皺の刻まれた小柄なおばあさんが
 可哀想じゃないか、と顔を強張らせるのを見た。
 あのひとも、話し合いが始まるまでは
 わたしに微笑みかけてくれていたのに。

 わたしの、せいなの。

 村のみんなの表情が、声色が
 それまでとは比べ物にならないくらい一変するのが
 怖くて、怖くて、ただひたすらに怖ろしくて
 幼いわたしは抑えきれない感情のままに泣き叫んだ。
 すると話し合いは中断せざるを得なくなって、
 翌日に持ち越される。

 そんな日が、何日も何日も続いた。]
 
(411) 2022/12/13(Tue) 0:08:54

【人】 XIV『節制』 シトラ

 
[ ごめんなさい。ごめんなさい。
 おこらないで。なかないで……

 最初は、両親を真似るように。
 心身に刻み込まれた罪悪感は涙になって
 いつからか、とめどなく溢れ出るようになった。
 
 わたしが歳を重ねて成長するにつれて
 お母さんの泣き顔を見る回数も
 お父さんの身体の傷痕も、増えていった。]


  おかあさん、どうしてないてるの?

     ──ごめんなさい
     大丈夫よシトラ。必ず貴女を護ってみせるからね

  

  おとうさん、どうしていつもけがをしているの?

 
    ──ごめんな
     シトラ、お前は何も気にしなくていいんだ。
     俺がもっとしっかりしていれば……!

 
  
(412) 2022/12/13(Tue) 0:09:22

【人】 XIV『節制』 シトラ

 
[ ……そう言ってわたしの頭を優しく撫でてくれた両親も
 わたしを寝かしつけた真夜中、扉の向こうで二人
 何事か激しく言い争っているのを、一度ならず耳にした。

 『シトラ。貴女はあまりお外に出ない方が良いわ。
  母さんと一緒に、お家で編み物をしましょうね』

 それはきっとわたしを守るために
 両親が話し合って導き出した最善の道。

 わたしはただ、泣き腫らしたまま小さく頷いた。
 幼い我儘で両親をこれ以上困らせるより、
 聞き分けの良い子になるべきなのだと、そう思った。]
 
(413) 2022/12/13(Tue) 0:09:33

【人】 XIV『節制』 シトラ

 
[ そうしてわたしは、進んで部屋に籠もるようになった。
 朝から晩までアルパカや羊の毛を紡いで、
 紡いだ糸で無心に何かを編んでいる間は
 何も考えずに安らいでいられたの。

 証持ちわたしが編んだことを伏せて
 野菜や果物と交換された毛織物を、
 どこか遠くの誰かが着てくれている。
 それだけで、心が温かくなる気がしたの。

 もう随分と長く、青空を見ていないことに気付いても
 センパスチルの花に太陽を懐かしんでも
 幼い頃両親がよく遊びに連れていってくれた、
 山間に流れる小川への行き方を忘れてしまっても。

 危ないからと、台所に入らせてもらえなくても
 読もうと手に取った本を、取り上げられても
 紛糾する話し合いだけが村のみんなとの繋がりでも
 友達がぬいぐるみローティカしかいなくても。

 わたしが、わたしを、我慢することで
 みんなが、笑顔でいられるなら
 わたしはそれでいいの。]
 
(414) 2022/12/13(Tue) 0:10:06

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 本当は1日でも早く村を出て行くべきだとわかっていた。
 わたしさえ居なければきっと村の人たちも
 両親も、あんなにも苦しまずに済んだ。
 
 けれどこの村で生まれて育って
 外の世界を何ひとつ知らなかったわたしには、
 村から出る伝手も、知識も、勇気もなかった。



   彼女が──アリアちゃんが、
   4年前、わたしを迎えに来てくれるまでは。]*
 
(415) 2022/12/13(Tue) 0:10:53

【人】 XIV『節制』 シトラ

 
[ ──4年前のあの日のことは、
 昨日のことのように鮮明に憶えている。
 奇しくも彼女の瞳と同じ、
 
の毛糸を編んでいた。

 昼夜問わず締め切られたカーテン越しにも
 窓の外の異様な空気は伝わってきた。
 言いつけを破って、ほんの少し窓を開けて
 村の様子を窺おうとした、そのときだった ]


  …………っ

 
(416) 2022/12/13(Tue) 0:11:14

【人】 XIV『節制』 シトラ

 


    う、ぁ…………っ
      あああ、ああ


     ああああああああああ………………!!!


   
(417) 2022/12/13(Tue) 0:11:21

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  んー……。
  今あげてくれた子たちはお祝い合唱団の中には、
  まだ、いないけど。

  シャルレーヌも歌ってくれるし、
  あと、カルクドラがオルガンで伴奏してくれるって!


[ヒナギクのあげた子らの、
連れてくる難易度が高そう度合に苦笑しつつ。>>377
(ユグならぱぱっと賛成してくれそうだがさて他はという印象)
今のところメンバーとして確定的な面々の名前>>55>>328を堂々あげていく。

伴奏があることについては素直にありがたいと喜びを示していた。
純粋に声だけ届けるのにも力は宿るけれど。
伴奏があった方がもっときらきらすると思うので]
 
(418) 2022/12/13(Tue) 0:11:56

【人】 XIV『節制』 シトラ

 

 逢いたかった。
 ずっと、ずっと逢いたかった。


             ……これは、


 ごめんなさい。ごめん、ごめんね
 心優しいあなたをわたしが変えてしまった。

 大切なあなたを置き去りにしてしまったわたしに
 あなたよりも死を選んでしまったわたしに、

 それでも、あなたはこうして
 逢いに来てくれたのね。



                    誰の、感情?
 
 
(419) 2022/12/13(Tue) 0:12:04

【人】 XIV『節制』 シトラ

 

 [  もう二度と、苦しませたくない  ]


  
(420) 2022/12/13(Tue) 0:12:14

【人】 XIV『節制』 シトラ

 

  よう、かん…… せいふ
  な……なんの、こと……です、か…………っ


[ 昂る誰かの感情を抑えつけて、嗚咽交じりに
 初めて耳にした単語について問い返す事しかできなかった。

 彼女の緑色をただ見つめているだけで
 己の感情とは無関係に滾々と溢れ出す涙。
 たしかに初めて出会ったはずなのに、
 遥か遠い昔からよく知っているような不思議な安心感。

 見えない糸に導かれるように
 玄関から飛び出したわたしの周りで、
 村の人たちや両親が口々にそれぞれの主張を叫ぶ。

 そのひとつひとつを聴いて呑み込もうとしたわたしの喉が
 息苦しさに詰まって圧し潰されてしまう前に、
 感情の濁流を割るような凛とした声が響いた。>>0:258]
 
(421) 2022/12/13(Tue) 0:12:57

【人】 XIV『節制』 シトラ



  そ……んな、場所が…………
  

[ わたし以外の「証持ち」が居る場所が。
 「証持ち」が暮らすために用意された場所が。
 そんな場所があるなんて、それまで知らなかった。

 知らされていない可能性にすら
 思い至らないほどに、無知だった。 ]


  わ……たし、が
  決めて、いい …………こと


[ その頃には、着るものも、食べるものも
 手仕事も、一日の過ごし方も
 ほとんど全てを誰かに決められて
 決められた通りの日々を送っていた。

 わたしの選択はいつだって「正しくはない」から
 わたしは何も決めない方が良い。
 自分でも心の底からそう思ってしまうほどに。

 だから突然与えられた自由は、
 わたしを戸惑わせ、悩ませ、混乱させるには十分すぎた ]
 
(422) 2022/12/13(Tue) 0:13:34

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 道を敷かれ 手を引かれてばかりだったわたしが
 自分の足で一歩を踏み出すのには
 それこそ崖から飛び降りるくらいの、覚悟と勇気が必要で ]


  わ、わた、し


[ けれど彼女はただじっと、わたしの
 わたし自身の導き出す答えを待ってくれていた。


 目元の涙を袖で拭って、深く息を吸い込んだ。
 高原のつめたい空気と、
 枯草と花と獣のにおいが肺を満たした。

 おずおずと、首を伸ばして
 天を仰げばどこまでも高い青空。
 雄大な山麓の頂上をかすかに覆う雪。
 流れ落ちる滝と清流、点々と建てられた家々。
 草を食むひつじたちの群れ。

 わたしの、生まれた小さな村は
 たとえ悲しい想い出の方が多くても
 言葉には言い表せないくらいに、美しくて ]
 
(423) 2022/12/13(Tue) 0:14:37

【人】 XIV『節制』 シトラ



  …………わたし、


[ 黙り込んでしまった村の人たちの表情を一人一人、見つめる。
 このひとたちは、こんなに小さかったかな。

 ……違う。わたしの方が大きくなったのね?

 辛く当たってくるひと、なにかに怯えているひと
 けれどまるで実の娘か孫か、妹のように
 慈しんでくれるひともいた。

 太陽の下、あらためて両親の顔を見る。
 ふたりとも、焦燥と疲労と安堵の混じったような
 複雑な表情をしていて
 実際の歳よりもひどく老けて見えた。

 きっとこれが、わたしにできる最後の親孝行 ]
 
(424) 2022/12/13(Tue) 0:14:54

【人】 XIV『節制』 シトラ

 

  ──おねがい

   わたしを、……洋館に
     連れて、行って **

 
(425) 2022/12/13(Tue) 0:15:22

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 現在:玄関前


[ 笑みを浮かべる彼女の、逡巡するように空く間>>215

 もしかすれば初めてではなかったのかもしれない。>>373
 であれば、それでもつい言い出してしまうこの性分は、
 チェレスタを何度か困らせてきたのかもしれない。
 同族との関わりが増えれば、想起する感情も増え。
 私はこの魂の性質に薄々勘付いてきているけれど、
 つまるところいささか過保護な節がある。ごめんね。
]


  ―― シトラ?


[ その間に二階から降ってくるヒナギクの声。>>147
 政府の広告塔も務める華やかさが降りてくるより先、
 現れたその姿に思わず意識が向く。>>135

 彼女が元は私を探していたと知れば>>132
 謝り倒すところだけれど、それはきっとこの後のこと。
 彼女が紡ごうとする言葉を聞き届けるように、>>136>>137
 今は少しばかり、見守る表情をして。

 ヒナギクも降りてくれば、そう、確かに、
 ちょっと人手がありすぎるくらいになっていた。>>148 ]
 
(426) 2022/12/13(Tue) 0:17:12

【人】 IX『隠者』 アリア


[ そもそも、一人で持って行けているのだから
 本質的には一人で持ち帰れる範疇なのだ。
 よほど帰りに手土産が増えているとかでなければ。 ]


  そうですか。

  それはそれで大任ですね。
  場所は食堂で良いですか?


[ であるから、要らないと断られたところで>>216
 私はそこまで気にしない。
 代わりに任ぜられたミッションもあることだし>>217
 そもそも私の本命であった歌の練習については
 より好ましい方向へ話が転がってくれていたし。 ]


  もちろん。
  ついでに、一緒に歌も見てもらえると心強いです。


[ 混ざっても良い?というヒナギクの問いには>>375
 頷きつつ、ちゃっかり彼女にも教授を仰いだ。 ]
 
(427) 2022/12/13(Tue) 0:17:48

【人】 IX『隠者』 アリア



  では、私たちは先に行ってます。

  準備もすぐに終わるわけではないですし、
  チェレスタも、ゆっくり来てくださいね。


[ わざわざ急ぐことはない、
 自分のペースで構わない、そんな意図だけれど
 果たしてチェレスタには伝わったか否か。

 何にせよそのあたりで、
 食堂か他のどこかかに向かうこととするだろう *]
 
(428) 2022/12/13(Tue) 0:18:24

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――祈祷室――

[いつぞやのように果実にまるまま齧りついたりは、もうしない。
 けれど、切られ剥かれて食べやすくなった甘い果実はするすると口に入ってしまって。]

のこりひとつ。

[>>326カルクドラの言葉をきょとんと復唱する。
 ああ、少し食べすぎてしまったな。残念だ。
 >>324クッキーも焼き菓子もおいしいと思う。けれど口が慣れているのか、果実の味のほうが馴染んでいて、好きだった。
 新しくもらった紅茶の葉からも果実の香りがする。楽しみだ。]
(429) 2022/12/13(Tue) 0:23:14

【人】 XII『吊された男』 ユグ

ううん、それなら、アリスに渡しましょう。
誕生日が近いのは彼女だし、アリスのほうがきっと、甘い果物を喜びます。

先生には、何か別のものを。
ファウラーに聞いてみましょう。

[ねえ、だから。]
(430) 2022/12/13(Tue) 0:23:30

【人】 XII『吊された男』 ユグ

カルクドラも、一緒に行きません?
先生への贈り物選び。

[動きが止まったのを見ていた。魂の感じる忌避感。現実にある距離。
 それを、そのままにしておくユグではない。そのままにしていていいと思っていない。
 亀裂は塞いだほうがいい。
 
無理に閉じた傷が新たな亀裂を生むとも、思っていない。
]
(431) 2022/12/13(Tue) 0:23:56

【人】 XII『吊された男』 ユグ

それで、この新しい紅茶も一緒にいただきましょう。
どうですか?

[ね、と問いかけてはみるものの、返答はどうだったろう。
 断られるなら、無理強いまではしない。
 悲しげな顔をして、そっとこの話題をしまう。]
(432) 2022/12/13(Tue) 0:24:18

【人】 XII『吊された男』 ユグ

オルガン、すてきですね。
楽しみだな。

歌、僕も名乗り出てみればよかったでしょうか。
でも、女性同士のほうが美しい歌になるのかな……

[>>328このままでは、アリスに捧ぐものが果実ひとつ、しかも今日になってしまいそうだ。
 どうしようか、と紅茶で唇を示すものの、特に案はなく。
 それよりも先に脳裏に浮かんだのは、『悪魔』のほう。]
(433) 2022/12/13(Tue) 0:24:51

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……いえ、別に。
けれどアリスは、『愚者』ですから。

少し心配しているだけです。

[>>329表情に疑念を浮かべながらそう語るような相手は、少ない。
 それでも過去の、箱庭で起きた崩壊の発端を知るものなら、『愚者』と『吊るされた男』と――もうひとり『悪魔』のことを想像するのは、容易いだろう。]
(434) 2022/12/13(Tue) 0:25:03

【人】 XII『吊された男』 ユグ

紅茶、ごちそうさまでした。
今日もおいしかったです。

[空いたカップを置き、代わりに二冊の本を抱え。
 カルクドラも出るなら連れ立つが、そうでないならひとりで、祈祷室をあとにする*]
(435) 2022/12/13(Tue) 0:25:15
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a63) 2022/12/13(Tue) 0:26:03

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
 [ 『力』と『正義』は
  殺し合いの末、相討ちとなった。

  一進一退の攻防
  互いに満身創痍、そうして果ての、最期
  最期の一撃と共に『力』は『正義』を抱きしめた。

  ――教典に描かれた二人の最期。

  ほんの少し先に致命傷を負った『力』
  致命傷を避けられなかったのか
  致命傷を厭わなかったのか

  『力』の最期の一撃と行動は
  今尚、様々な解釈と共に推測が為されている

  ――――…。
  解釈に触れる度、顔を合せる度
  そのどれもが正しくて、間違っているような

  もう、どうでもいいはずなのに
  彼は『正義』ではない、
  俺は『力』ではない。そう解っているのに

  答えの無い解を今も求めている気がする ] *
 
 
(436) 2022/12/13(Tue) 0:29:36

【人】 T『魔術師』 シン

―― 回想・迎えたきみと ――


  ……アリアちゃん、かー


[ 5年前、職員の人に渡された資料。
 それから、証持ちを迎えに行って欲しいのだという、
 司令じみたもの。
 ヴェル兄さんが『正義』のあの子を迎えに行った
 みたいなことをする、って、
 当時はそう認識していた。
 どうしてぼくだったのか、は、知らないけど、
 ヴェル兄さんが居なくなって、
 洋館暮らしが一番長いぼくだから、っていうのは
 あったのかな。

 もしも連絡を入れたその人が名乗っていたのなら、
 育ての親という人からの連絡だということは
 分かっていただろう。
 アリア、という名前は、その人が教えたか、
 それとも職員の事前調査の物か。
 ……その名前に込められた意味、までは
 察することが出来ないけど、]
 
(437) 2022/12/13(Tue) 0:29:48

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 

  [ 例えば、俺がここに住む前だったなら
   例えば、もう少し時間が経っていたなら

   俺はあの時、もっと違う言葉を
   行為を向けられたのだろうか ]

 
 
(438) 2022/12/13(Tue) 0:30:24

【人】 T『魔術師』 シン

 

  
独り
、は哀しいね?


[ "誰か"がそう呟いた、気がした。
 『魔術師誰か』は、『隠者誰か』の何かにはなれなかったのに。


 ……それにどこか、薄ら寒さを覚えたんだ。]
 
(439) 2022/12/13(Tue) 0:30:41

【人】 T『魔術師』 シン

 

  こんにちは!
  初めまして! アリアちゃん
  迎えに来たよ!


[ 南地域に行くのは初めてだった。
 珍しい光景を、新鮮に思うことはあれど、
 特に煌めいて見えることもなく。


 いつも通り、人好きのする笑顔で>>162
 既に独りになっていたきみに、明るく呼び掛けた。
 きみは、どんな顔をしていたかな。]
 
(440) 2022/12/13(Tue) 0:31:06

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ きみと初めて会った時、
 心の奥、どこかちりちりと、焼けるような心地を覚えた。
 だけど気の所為だと、知らない振りを出来るくらいの
 ものだったんだ。

 ……ある時、までは。]

 
(441) 2022/12/13(Tue) 0:32:07

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ それから、洋館で薬師をし始めたアリアちゃん。
 しばらくの間は、彼女の元へ特に用もなく通っていた。
 迎えに行った縁もあるし、
 彼女にはここで笑って過ごして欲しかったからね。
 何かと構いに行ってたのも、あるかな。
 困ったことがあったら言ってね!とか、
 洋館に慣れた者という目線で、言ったこともあるかな。
 兄、あるいは、先輩のような素振りで。

 アリアちゃんの反応が薄くても、別に気にしなかった。
 『節制』の子を迎えに行ったアリアちゃんが、
 彼女を気にするようになったのは、
 ……少し複雑、だったかもしれないけど、

 それでもアリアちゃんとシトラちゃん、
 まとめて構いに行ったこともあったかな。]
 
(442) 2022/12/13(Tue) 0:32:21

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ でも、ぼくは
思い出して
しまった。
 この心の、ひりつくような違和感の正体を。

 ――3年前、『あの子』がやってきて、から。]
 
(443) 2022/12/13(Tue) 0:33:00
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a64) 2022/12/13(Tue) 0:33:36

【人】 T『魔術師』 シン

 

[
 ぼくの大切な
女教皇あの子』が、
 きみを見て苦しそうにしているように見える、から、 ]

 
(444) 2022/12/13(Tue) 0:34:05

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ――――
 箱庭での『魔術師』は、
『女教皇』と親しい仲であった『隠者』に心を痛め、
 止めようとしていたようだ。
 しかしそれは叶わずに、
 『女教皇』は『隠者』を制裁することとなってしまった。
 そうなってしまったことを『魔術師』は哀しんだ。
 しかし仕方のないことだとも思っていた。
 『隠者』の凶行も、制裁されなければならなかったことも。

 でも、『女教皇』は―――― ]

 
(445) 2022/12/13(Tue) 0:34:56

【人】 T『魔術師』 シン

 

[ 憎らしいな『隠者』ちゃん
 君があんなことをしなければ、
 『女教皇』は、気兼ねなく僕の隣に居てくれただろうに。]


 
(446) 2022/12/13(Tue) 0:35:30

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ちがう、
 これは"ぼく"じゃない

 違う、ちがうんだよ ]

 
(447) 2022/12/13(Tue) 0:35:55
][『月』 エーリクは、メモを貼った。
(a65) 2022/12/13(Tue) 0:36:09

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 教典には書かれていない。
 けれど『魔術師』は、
 変わってしまった『女教皇』の態度から、

 『隠者』を疎む気持ちもあったらしい。
 『恋人』に抱くような、
強い思いではなかったのだろう
 だけどそれに気付いてしまってからは、
 見て見ぬ振りが、難しくなってしまった。

 アリアちゃんのところに通うことも、
 だんだんしなくなって、
 どこか、ぎこちなくなって、]
 
(448) 2022/12/13(Tue) 0:36:36

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ねえ、ぼくたち、
 どうしてこうなっちゃったかな、アリアちゃん ]


[ それこそ証持ちであるということなのだと、
 突き付けられて、
また、苦しくなった
。* ]
 
(449) 2022/12/13(Tue) 0:37:08

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
   
―――七年前:『 正義 』



[ 出くわしたのは売店だった

 珈琲を取りに店を出た時
 歩いて来るソイツと目が合った>>337

 名も知らない
 どこかの島から来た事は察すれど
 声を聞いた事さえ無いはずの存在

 何を抱くより早く汚物が飛び散るのを眺めた ]
 
 
(450) 2022/12/13(Tue) 0:38:39

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
 [  何が

   何が


  声亡き声その呪縛を
  俺は過去にも味わった事がある
  あの日とはあまりにも異にしすぎる対
  己では無い何かが暴れ出す抗い難い情動


      冷めていく
      覚めていく
      醒めていく


  向こうで本能に跪く愚かな様をただ眺めた ]
 
 
(451) 2022/12/13(Tue) 0:38:51

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
          
餓鬼

 
 
(452) 2022/12/13(Tue) 0:39:01

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 色も温度も無い二つの音は己の頭蓋にも確かに響いた


 嗚呼
 この音を俺は覚えている
 近く遠く出したばかりのその音
 これは確かに 俺の声だ


 ソイツの口から何も出なくなった頃脇を通り過ぎた


 止まるつもりは無かった
 声をかけるつもりは無かった
 相手にする気は無かった
 そんな力が無い事誰より己が一番わかっていた ]
 
(453) 2022/12/13(Tue) 0:39:24

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 数歩通り過ぎて
 足が止まった訳など解りようがない
 背に感じる気配が動く様子は無い ]


     ――――…



[ 薄ら滲む鉄の味 ]
 
(454) 2022/12/13(Tue) 0:40:01

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 名も知らぬ男と並ぶように膝を折る ]


   ……二つ先の扉。
   口ゆすぐ所あるから行ってきな


[ 指し示す手を見たかは知らない
 立って歩ける状況でなかったとして
 俺に抱えられそうになれば一人で行くだろう
 どこまで介入したかは、どうだったか ]
 
(455) 2022/12/13(Tue) 0:40:23

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ スミスが来るまで一先ずの処理をしていた時
 その場を通りがかったのは誰だったか。

 誰でも、どうでも良かった。
 ただ気配に気付けばへらりと笑って
 挨拶だって、この阿呆には息をするように簡単だ ]


  あ、そーだ
  実は気分の優れない子が居てさ。
  今そこで口ゆすがせてるんだけど――

  ちょっと頼まれてよ〜♡


[ 売店の陳列棚から、小瓶を持ち出して渡した。
 フルーツの味がするだけの ただのドロップ達 ]
 
(456) 2022/12/13(Tue) 0:41:56

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
   これ、君からって。

   すすいだ後に舐めさせたげて
   おーねがい♡


[ 『正義』がそこから顔を出す前に、俺は消えようね ] *
 
(457) 2022/12/13(Tue) 0:43:18

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 俺がマドカに敵意を向けたのは一度きり

 そもそも腐っても商人志望だった
 簡単に腹の底を見せるなど愚の骨頂

 ――それだけが理由ではなくとも
 顔を合せる度顔色の悪くなる男に
 告げる事もきっと無いだろうけれど

 マドカがこの館に来て程なく
 街に出かけて仕入れたかわいらしい犬の着ぐるみは
 顔でも隠せば吐く事も無くなるだろうか
 そんな思案の末、移動中に着用する為のもの。

 一時、廊下を歩く超大型二足歩行犬が出現した
 そんな時代を知る者は、多分少ない ] *

 
(458) 2022/12/13(Tue) 0:44:41

【独】 XIV『節制』 シトラ

/*
そう……
初めて出逢ったはずなのに
遥か遠い昔から知っていたかのような安心感

アリアちゃんはまさか か……(ここで文章は途切れている)


アリアちゃん大人気でさすがアリアちゃんだなって思ってるの
わたしが自殺してもぜんぜんひとりじゃないのよ
アリアちゃんを大切に想う人は他にもいるのよ
しかもイケメンなのよ

というわけで死にたい気持ちがゆらゆら揺れるわ……(?)
フォルスさんもさすが ゆ……(ここで文章は途切れている)
(-95) 2022/12/13(Tue) 0:45:38

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  うん。
  きっと楽しい誕生日会になるよ。


[希望の芽を摘み取ることなくチェレスタはうなずいた。>>378
やがてもう一度視線がかち合う。>>379
己の言葉にヒナギクの表情が緩むところまでを余すところなく見届けた。
ああ、よかった、君が今日も笑ってくれて。


ちなみに、もしもヒナギクの心が読めていれば、
「毎日は流石に出張しないよ」と呟きつつまんざらでもない顔をしただろう]
 
(459) 2022/12/13(Tue) 0:46:47

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  うん、……じゃあまたあとで、食堂でね。


[大任>>427を任せたアリアとシトラとは、
いったん別れる形になる。>>428
「ゆっくり来てくださいね」という言葉>>429に、「大丈夫」ということはせず、
決まりの悪そうな苦笑を返す。
この人の前では若干自分を保てないという事例はいくばくかあって、
アリアを前にすると時たま「もう相変わらず過保護なんだからー」って思いと共に苦笑が浮かぶことがある。>>426
魂がそういう反応したくなっちゃうのかな。


そうして見送りを終えて一息ついて、
荷物を持ちあげようとしたらなんということでしょう、
荷物を掴んだという感触がない!]
 
(460) 2022/12/13(Tue) 0:49:04
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a66) 2022/12/13(Tue) 0:56:40

【人】 T『魔術師』 シン

―― 現在・玄関を見下ろして ――


[ 玄関の方から聞こえる、澄んでよく通る、涼やかな声。
 あ、チェレスタちゃん、帰ってきたんだな、って、
 螺旋階段の向こう側、見下ろして、
 ……そこで、立ち止まっていた。
 チェレスタちゃんと、シトラちゃんと、
 ヒナギクちゃんと、……アリアちゃんと。
 ……チェレスタちゃんのお迎えはあとにしよう、と、
 角の方へ消える。

 ほら、たくさんお迎えの人がいるからね、なんて、
 言い訳……じゃないよ?
 大丈夫、ぼくはぼく、だから。]
 
(461) 2022/12/13(Tue) 1:02:13

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ あ、アリスちゃんの誕生日を祝う歌>>42
 それにはもちろんぼくも乗っかろうとしたよ!
 でもぼくは歌が
すっっっっごく下手
だからね! 
 チェレスタちゃんも、知ってると思うけどさ!
 だからチェレスタちゃんを困らせたかもねー?

 旅芸人の子だったチェレスタちゃん。
 チェレスタちゃんがここを「ただいま」って
 言ってくれること、それは、とても嬉しいけど。
 ……この洋館に住むようになった時、を思い出すと>>213
 出張お手伝いに行くチェレスタちゃんは、
 楽しそうに見える、から。
 ……うん、楽しいって思えるのが、一番だよね!

 チェレスタちゃんがこの館に来始めた頃は、
 チェレスタちゃんの知ってる外の世界のこと、
 聞かせて、ってねだることもあったかもしれないけど。
 今はただ、帰って来たときには
 「楽しかった?」って聞くだけに、なっていた。*]
 
(462) 2022/12/13(Tue) 1:03:05

【人】 T『魔術師』 シン

―― 廊下 ――


[ 玄関がある方の棟から、みんなの自室がある方の棟へと。
 その繋ぐ廊下だったか、それとも自室の方の廊下だったか。
 黄色い小さな影を見つければ、
 わー!と両手を広げた>>277
 特に深い意味はない。]


  クロくーん!


[ ぼくとは逆側に行くらしい彼に声を掛ける。
 彼に近付いて、顔も近付けて、囁いた。]


  準備は順調ー?


[ アリスちゃんの誕生日、派手にやろー!と思ってるのは
 ぼくも同じで、
 たぶんクロくんが輪っかを作ってるのも知ってたかな>>20
 内緒話の形にしてることに意味はないけど、
 その方が楽しいから、って理由。]
 
(463) 2022/12/13(Tue) 1:04:45

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ クロくんが、ここに来たときに口にしていた
 「黒い羊」という言葉。
 実のところそれが何なのか分かっていなくて、
 後で誰かに教えてもらったんだったか。
 あまり良い意味ではないそれを笑顔で口にした彼が、
 外の世界でどんな扱いであったか、
 なんとなく察してしまう。

 それは証持ちとしては普通なのかな?
 だけどここでは普通ではないね?

 彼の笑顔の理由は知らないけれど、
 パーティーの準備をすることで、
 クロくんも楽しんでくれるなら、
 それはとってもいいことだね!
 だからクロくんにパーティー準備の他の役割を、
 大切な役目だよー?なんて言って、
 任せることも、あったかもしれない。*]
 
(464) 2022/12/13(Tue) 1:05:21

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[それもそのはず、ヒナギクがドラムセットのいくつかを持ちあげているのだから。>>379
どうやらこの状態で、ついさっき駆けおりた階段をのぼる気満々らしい。
確かに一人よりも二人の方が早いけど。
そもそも君、私がアリアやシトラに大丈夫って言ってたの聞いてたのでは?

いつもの如くのおねだりをまずは叶えてあげたい――
という欲求がまずは浮かんでくるのはどうしようもないとして]

  ま、待って、ヒナギク、
  それはわりと重いやつだから、
  せめて軽いこっちとこっちを……、

[そう言いつつ結局全部の荷物を抱え込もうと試みはするけれど、
試みがバレちゃったら、よくあるパターンみたいに、
どうあがいてもヒナギクには押し負かされてしまうかな]
 
(465) 2022/12/13(Tue) 1:09:14

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ ぼくに関する噂話>>311
  洋館に持ち込んだのは誰だったか。

  ある程度理解出来る様になった頃に聞いて
  前の方がよかったなと、少しだけ思ってしまった。

  ぼくはもう世界中の誰にとっても
  もう必要が無くなってしまったから
  此処にいるのだと理解出来たから。

  誰かに必要とされたかった訳でもないけれど
  必要と「されなくなった」事実は
  落胆……そう、ぼくの心を幾らか『落胆』させた。 ]

 
(466) 2022/12/13(Tue) 1:15:55

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ 『太陽』を迎えに行くことが決まったのはそんな頃だった。
  本当は別の誰かが迎えに行く筈だったと思う。

  なんせ当時のぼくは誰にとっても、
  耳は聞こえているが口が利けない
  辛うじて歩く事がやっとの
  まるっきり世間知らずという認識だった筈だ。
  まともな神経なら洋館の外に出そうとは思うまい。

  だから勝手に行った。

  何故だったかはわからない。
  そうしなければいけない気がして。

  洋館の敷地内ですらろくに、
  自主的な移動をすることすらなかったぼくが、
  はじめて洋館を抜け出して
  ぼくの管理が仕事のひとたちは
  少しくらいは探したのかもしれない。 ]

 
(467) 2022/12/13(Tue) 1:16:53

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ


[ 無論自力で辿りつけるはずもなく
  わりとすぐに保護されて、連れ戻された。

  気紛れに散歩をする気になった事を喜ばれて
  これといって閉じ込められなかったから
  その日の夜に、もう一度。
  翌日の昼には付添いつきで散歩の時間が設けられたので
  その時間にも、もう一度。

  今迄一度だって拒んだことのない
  そろそろ帰ると促す声を無視してみたけれど
  結局連れ戻されて、また明日もう一度、そう思っていた。

  元より何を話し掛けられてもあまり反応をしなかったから
  ぼくに声を掛けているようでいて
  頭の上を通り抜けて行く世話役のひとりの話し声が
  何処へ行こうとしてるんでしょうね、と微笑ましく笑って
  もう一人が冗談みたいな声で
  『太陽』を迎えに行こうとしているのかしらと
  正解を言い当てたから
  その声に振返って、頷いて見せて。

  それで漸くひとの手を借りて迎えに行くことが出来た。 ]

 
(468) 2022/12/13(Tue) 1:17:06

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ 辿り着いた知らない場所に、しらないにんげんが、確か三人。
  もしかしたら見物はもう少しいたかもしれない
  興味が無かったのでおぼえていない。

  何を聞かされずとも彼女だと判ったから
  何の説明も無しに少女の手首を掴んで引いて
  そのまま連れ去ろうとした。

  はっきりいって不審者でしかなかっただろう。
  けれど見送るふたりのにんげんは引き留めなかったし
  きっと付添いの誰かがきちんと話をしたことだろう。

  振返りもせず強引に引っ張るぼくに
  >>190少女の声が問いかける。 ]

 
(469) 2022/12/13(Tue) 1:17:20

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[  少しだけ、そう、ぼくにとってはすこしだけのつもりで
  考えてみたけれどなにがほんとうか
  彼女の望む真実か、ぼくにはわからなかったから ]


  『どっちがいい?』



[ 足を止め拘束を解いて、少しだけかんがえてみたつもりで、
  けれどきっと彼女が返答を諦めてしまうだけの間を開けて
  付添いのにんげんが追い付いてきたころに。

  長年声を出さな過ぎたせいか酷くざらついたおとで
  それでも辛うじて聞き取れただろう言葉で、
  いたほうが良いか、否か、短く訊ね返した。

  『喋った!?』と、そりゃあもう大いに騒がれた。
  そりゃあ必要ならば喋るさ。
  けどいままで、誰も、だれひとり、
  べつに必要無かっただろう? ]

 
(470) 2022/12/13(Tue) 1:18:00

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ 彼女にはぼく迎えが必要だっただろうか。
  必要でなかったとしても
  何故だか、ぼくには必要だった気がしたから

  きみが望んでも、望まなくても、これしか選べなくても
  きみの意思に関係なく
  『太陽きみ』を人々から攫う”procella”になろうと
  『プロセラ』を名乗ったのは、その頃から。

  発音に若干の難があったらしく
  多分誰にも意味は通じていないけど
  きみにとって『塔』ではない者になろうと決めた
  ぼくの誓いは、ぼくにだけ判って居れば、それでいい。* ]

 
(471) 2022/12/13(Tue) 1:18:24

【独】 ]Y『 塔 』 プロセラ

/*
アッぺんぐぃんで話すつもりで間違えた!!
って一発言目でなったけど
しゃーないのでそのままゆきます。ぴえん。
(-96) 2022/12/13(Tue) 1:19:32
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a67) 2022/12/13(Tue) 1:20:07

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[両手の荷を軽くすることが叶うにしろそうでないにしろ。
ほんとに軽くしたいのは心の荷だから問題ない、なんて、
心の中だけでつぶやいて、
階段の方へと歩き出す]


  いいよ。たっくさん聞かせてあげる。


[さっきのアリアの言葉にちょっと甘える形になるけど、
急ぎもせず急かしもせず、
歩くような早さで進む合間に、なるべくたくさんの話をしようと思うのだ**]
 
 
(472) 2022/12/13(Tue) 1:20:50

【独】 ]Y『 塔 』 プロセラ

/*
要介護おじいちゃん徘徊の巻
(-97) 2022/12/13(Tue) 1:21:01

【独】 ]Y『 塔 』 プロセラ

/*
なんかもっと良い感じの灰を残したい気持ちだけ空回っている。

ここまでで灰何発言目?
(-96)くらい?
(-98) 2022/12/13(Tue) 1:22:54

【独】 ]]『審判』 チェレスタ

/*
嵐……なるほどな……
(-99) 2022/12/13(Tue) 1:23:45

【独】 ]Y『 塔 』 プロセラ

/*
みんないっぱいしゃべっているなぁ。
ふつうにありえそう。
(-100) 2022/12/13(Tue) 1:24:01
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a68) 2022/12/13(Tue) 1:25:35

【独】 ]Y『 塔 』 プロセラ

/*
『星』はほしねさんで
『太陽』はりんとさんだと
設定配られた時から思っている。

ちがうのかな…
(-101) 2022/12/13(Tue) 1:25:50

【人】 T『魔術師』 シン

―― 回想・いつか、誰かの死の前で ――



  ターナートース!
  ここにいたー


[ それはいつかの過去の話。
 きみを見つけることが出来たなら、
 背後からわー!って声を掛けただろうね。
 特に意味もなく、両手を上げて。

 タナトスの近くには小さなお墓。
 それに気付いたらぼくも手を合わせて、
 しばらく風の音だけが聞こえる。

 目を開けたら、「行こー」って言って、
 きみの手を引こうとするんだ。]
 
(473) 2022/12/13(Tue) 1:27:57

【人】 T『魔術師』 シン

 

  初めまして! ぼくはシン!
  きみのなまえは?


[ 13年前、洋館へとやってきたきみ。
 きみはフォル兄さんやシャル姉さんと違って
 一緒に暮らしてくれるんだって聞いたから、
 子どもだったぼくは、とてもわくわくしていた。
 嬉しそうな笑みを浮かべて手を伸ばす。

 でもきみは……なまえを教えてはくれなかったかな。
 いつか知る機会もなかったかな。
 いつからかぼくは、きみをタナトスと呼んでいる。

 きみが来た日には、ヴェル兄さんも誘って、
 きみの部屋に乗り込んでいった。
 追い返されちゃったかな?
 でも追い返されなかったなら、
 ちょっぴり夜遅くまできみと話し込んでいたかも!

 近い歳の子がヴェル兄さんしかいない館暮らしには、
 きみの存在は鮮やかで、
 何かときみに、付きまっとっていたかもしれないね!

 もしもきみが嫌でなかったのなら、
 今日まで気のおけない仲であるのかもしれないね。*]
 
(474) 2022/12/13(Tue) 1:28:17

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――売店へ――

[祈祷室から廊下を通って、食堂の方へ向かう。
 途中アリスに会えれば、甘い果実のお裾分けをするつもりだったけれど、生憎このタイミングでは叶わず。
 本と紅茶とフルーツを持って、それでもなお売店を覗こうとする、荷の多い状態になってしまった。

 途中、シンとクロのやり取り>>463を見かけたけれど、仲が良いのはいいことだと、すれ違う。]
(475) 2022/12/13(Tue) 1:30:47

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
ほ……ほしねP……???
いやいや気のせいかもしれな……ほしねP……?????

ってなってます(魔術師さんの話)
わりと真面目に考えると間接縁故の迎えを
こうもしっかりと組み込んで持ってくるというのは
元からそういう算段を組んでいたPみがわりと高い。
これでPじゃなかったらすみません。
どっちにしてもすげーもの飛んできたーー!! って
わたしは今とても謎テンションになってます。
ありがとうございます。

そうなんですよね、
ここの迎えは直接縁故じゃないんだよなって
そうは思っていたんですよね……
いうて女教皇さんが迎えに来るのは適切ではないし
自然といえば自然いや自然じゃねえよ他人でもいいじゃん(?)
(-102) 2022/12/13(Tue) 1:35:46
]Y『 塔 』 プロセラは、メモを貼った。
(a69) 2022/12/13(Tue) 1:37:06

【独】 XVU『星』 エト

/*
ちょっとリアルにも絡む別要因による心の乱れで半死してるけど生きる…

※悪い意味の乱れではないです
(-103) 2022/12/13(Tue) 1:38:39
]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。
(a70) 2022/12/13(Tue) 1:40:30

【独】 ]Y『 塔 』 プロセラ

/*
なんか別なとこにほしねさんの気配を感じているので
『星』はちがうかなってなっている。む〜ん?
(-104) 2022/12/13(Tue) 1:44:35

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  
――現在:売店でシャルと



[ 慌てた様子に小さく笑って種明かし>>382 ]


  ごめんごめん、ホントに寝てたのか
  歌の猛特訓でもしてた?


[ 軽口ばかり叩くようになった
 彼女の前でも軽口は多くなったかもしれない

 それでもここには――君の傍らにはいつだって
 幼い頃から変わらぬ一筋の安らぎが、幸福がある ]
 
 
(476) 2022/12/13(Tue) 1:52:22

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 寝ていた事実自体その反応から知ったとて>>383 ]


   へえー、最近は?


[ ささやかすぎる言葉をそっと掬い上げてみれば
 少しばかり、澄んだ瞳を覗き込んで見つめようか
 口を噤むようならば言葉はするりと沈めて ]


   もしもまた見るようになったら言ってよ
   イイ対処療法、紹介するからさ。


[ 朗らかに、そんな言葉も添えたかな ]
 
(477) 2022/12/13(Tue) 1:53:08

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
箱庭隠者はもともとは面倒見良すぎるくらいで
弱ってる存在とかいれば手を伸ばすようなやつで
その中で節制さんのことは特別大切にしていた

たぶん女教皇さんには正負入り乱れた感情がある
キュリアに対してはなんというか
彼女のために近寄らない方が良いとアリアが判断してる。
隠者は自分を理解してくれなかったことを恨んでるけど
その決断の正当性は理解していたりする。
僕は僕の君は君のなすべきことをした。それだけだよ。

頼られれば嬉しい、無償労働でも文句は言わない、
ちょっとお節介な一面があるとかは前世由来。
狂ってなければ善性の存在。
狂ってても善意の凶行…ではない。あれは無理心中です。
たぶんエーリクの指先の傷を見つけたら
薬押し付ける強引さを見せるけどそれも前世の性質。
結構な理論武装すると思うけどそっちはアリアの性格。
わたしはタイミングを見計らっています(お大事に…)

アリア自身の性質はわりと凪。たまに無情。
(何事も「そういうもんだよね」と思ってるふしがある)
凪いだ水面というクリスタベルさんのお言葉が
最高に褒め言葉でございますありがとうございます。

寝なさい。
(-105) 2022/12/13(Tue) 1:53:18

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ ソファでくつろぐひととき>>384 ]


  考え中なんだよなー
  明日辺り街に見に行こうかと思ってるけど
  あ、一緒に行く?


[ 今までにも誘った事はあったろうけど
 さて、一緒に街に出かけた事はあったのだったか
 アボカドのディップをクラッカーに塗りながら ]


   シャルはもう何か決めた?


[ 内緒にされたなら「いけずー」なんて笑って ]
 
(478) 2022/12/13(Tue) 1:53:59

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  みんなで歌を贈るの
  アリスとっても喜びそうだよね。

 
[ ちょっと聴きたいな?
 ちらりと見てみればおねだりは成功しただろうか ]


  そういやカルクドラが伴奏担当するんだって?

  チェレスタに頼んだら
  カスタネット隊として雇ってもらえるかなー


[ そんな事を話したりもしながら。

 玄関が少し賑やかになった頃合い
 彼女が様子を見に行くのならば見送ろう

 いつだって慕われている
 今尚次々に賑やかになっていく大人気な彼女への挨拶は
 大変な賑やかが落ち着いた頃合いでも遅くは無い>>461 * ]
 
(479) 2022/12/13(Tue) 1:54:47

【独】 T『魔術師』 シン

/*
正縁故先の負縁故って、なんか疎ましい感情が湧くのでは〜〜〜???と思ってアリアちゃんにはこんな形になった
美味しく食べてもらえて感謝……

負縁故先の正縁故先はそうでもないのにねー?
でもゼロくんには嫌われてそうだな(それはそれで美味しい!)
(-106) 2022/12/13(Tue) 2:02:44
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a71) 2022/12/13(Tue) 2:03:20

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
きづいてしまったのですけど
もう ぷろろぐ おわるのでは:;(∩´﹏`∩);:
(-107) 2022/12/13(Tue) 2:07:17

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――売店――

[>>479シャルレーヌが売店を後にするなら、その直後。
 入れ替わるようにして、売店を訪ねる。]

フォルス。こんにちは。
何かいいものはありますか?

[生まれてこの方労働をしたことはない身。一般的な通貨をほとんど持ち合わせてはいないけれど、それでも時折、こうしてフォルスの売店に顔を出している。
 並ぶものを見るだけでも興味を惹かれたし、フォルス自身と話をすることも好ましかった。
 場合によっては職員に、近いものがほしいと頼むときの参考になったかもしれない。]
(480) 2022/12/13(Tue) 2:26:40

【人】 XII『吊された男』 ユグ

具体的には一週間後の誕生日プレゼントと、それから先生のお口に合いそうなものを。

[アリスに渡す方は、いま果物があるぶん、雑貨がいいだろうか。
 視線は自然とそちらに向かった**]
(481) 2022/12/13(Tue) 2:26:48

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ いつかの過去、ぼくらの覚えてなんかいない話
 けれど魂は覚えている
 幾度廻りを繰り返しても、刻まれたものは消えはしない。
 ぼくらと誰かたちは同じ魂を持っているのだと、
 嫌でも突きつけられてしまう。

 箱庭で起こったことが書かれた物語。
 それは本当なのだと、ぼくらが証によって明かしてしまう。]
 
(482) 2022/12/13(Tue) 2:32:18

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ だけど、いつかの彼らとぼくらは違う。
 そう、違うんだよ。
 ぼくらは今に生きるただのぼくらなんだよ。
 過去に飲み込まれて、ひとつになるなんて、しなくていい。
 それは、よくないことだと、ぼくは思う。

 魂の感情に振り回されて対立する子たちを見るのは哀しいよ。
 自分たちの意思に反して、普通でいられないのは心が痛いよ。

 ……ぼく自身、そんな感情に苛まれている。
 アリアちゃんや、……ベルちゃん。それから、



――それが、とっても、怖い
  


 箱庭の仲間に平穏であってほしいと思うこと、
 それすら、もしかしたら、
 ぼくの感情ではないのかもしれない。

 だけどひとつであることに抗うことは、
 ぼくの感情であると思いたいよ。
 だからこそ、それが好ましいという感情であったとしても、
 ぼくは素直に、その子を祝福することができない。
]
 
(483) 2022/12/13(Tue) 2:33:07

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 笑っていよう、不安でなくなるように
 考えないようにしていれば、
 なくなってくれるかもしれないから。

 誰にも気付かれないようにしよう。
 観測されなければ、ないものと同じじゃないかな?

 だから、いつも、ぼくは、――――* ]
 
(484) 2022/12/13(Tue) 2:33:30

【人】 T『魔術師』 シン

―― 回想・3年前・"君との再会" ――


[ ――『その子』が洋館にやってきたのは、
 3年前のことだった>>400
 『恋人』とは既に会っていたけれど、

 ぼくの証持ちとしての在り方が
 相当に揺さぶられてしまったのは、
 彼女に出会ってから、だった。
 それまでのここでの日々は余程平穏であったのだと、
 その時、思い知ってしまった。]
 
(485) 2022/12/13(Tue) 2:34:07

【人】 T『魔術師』 シン

 
[
 あいたかった、そばにいたかった、

 きみのそばにいたかった、ただそれだけだった、
 そばにいることを、ゆるされたかった
 どうしてきみはいってしまおうとするの、いかないで、
 ――でも、もういちどきみをだきしめることは、
 ゆるされなかった


―――――暗転
 ]

 
(486) 2022/12/13(Tue) 2:35:50

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 湧き上がる暴力的なまでの感情に、頭を抱えて蹲る。
 頭が痛い、心が痛い、
 分かたれてしまったことが痛く哀しい。
 これは誰のものだろう。
 ぼくのものではない、のに。]


  ……きみの、なまえ、は、?


[ 彼女を見上げて、泣きそうな笑顔で、
 震える声で問い掛ける。
 初めましてと言うのすら、なぜか苦しい。
 だけど違う、ちがうんだよ、
 彼女は『魔術師』の『女教皇』じゃない。
 だから名前を聞けば、きみを違う人間だと、
 認識できると思ったんだ。
 もしかして、彼女もそれどころじゃ、
 なかったかもしれないけど。]
 
(487) 2022/12/13(Tue) 2:36:35

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ぼくはここにいるみんなのこと、大切にしてるつもりだよ。
 嫌われていたとしても、大切にしたいと思ってるよ。

 だけど、周りにはバレバレなのかもしれない。
 ぼくがキュリアちゃんを、特別気にかけてること。

 物静かなキュリアちゃん。
 洋館暮らしに……元いた場所と違うここに
 慣れていなさそうな彼女を探して、
 彼女が笑ってくれるように、居心地がよくなるようにと、
 何でもしただろうね。
 キュリアちゃんが音に敏感みたいだと知ったら、
 キュリアちゃん、って、わざと多く呼んだかな。

 歌を歌おう、っていうの、
 キュリアちゃんも誘ったけど>>406
 歌うことは難しかったかな。
 でも、きっと聞くだけでも楽しいよ!って、
 彼女の笑顔が見られるように、
 大袈裟に楽しそうに振る舞っている。

 嫌われたくない、心安らげる場所になりたい、
 彼女にだけは、特別、そう思う。*]
 
(488) 2022/12/13(Tue) 2:37:29

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 怖い、怖いよ、自分のものでない感情に飲まれるのは怖い
 全てを塗り替えるような溢れる

 頭がガンガンと鳴っていく。

 ぼくの意思に反して、僕は彼女を特別にしたいと願う。
 ……
は、ぼくにとっては、
殺意
より余程恐ろしかった。**]

 
(489) 2022/12/13(Tue) 2:38:39
T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a72) 2022/12/13(Tue) 2:48:30

【独】 T『魔術師』 シン

/*
すいみんだいじ!!!

1d開始したら過去盛れるかな?どうかな?(盛れない気がする)と思ったので色々振ってみる……
クリスタベルちゃんとは窓があったほうが良いような気がして……なやましい
マドカくんにドロップ。タナトスが拾わなさそうなら拾うということで……!島群系だから仲良くしたい気持ちはあります。
(-108) 2022/12/13(Tue) 2:51:15

【独】 T『魔術師』 シン

/*
待って入村文と色々矛盾してるなー?
ロル書きながらキャラ固めてるからこんなことに!

怖いというのは誰にも言ってないからわざとおどけて魔術師なんだよー!って言ってるのかもしれない……
(-109) 2022/12/13(Tue) 2:58:15

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:彼 ──



[ 彼については、
 そうなるべくしてなった、と。
 そう断じざるを得ないだろう。

 彼のような人物を一目見て、
 不愉快と思う人間の方が稀だというのは
 知識として承知しているけれど。

 まるで自分は喜と楽だけで構成されています、
 と言わんばかりの笑顔がいけ好かない。
 そういう人間が一番、腹の底では何を抱えているか
 わかったものではないのだ。

 そうして彼が洋館の職員同士の子なのだと聞き、
 当て水量の嫌悪感が恐怖を呼ぶのだから始末が悪い。 ]
 
(490) 2022/12/13(Tue) 4:00:12

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 



[   ────彼はわたしたち のどこまでを知っている? ]


 

 
(491) 2022/12/13(Tue) 4:00:46

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 錯乱の末狂った可哀想な女の子、
 だなどと胸裡で嘲りながら笑っているのだろうか?

 ……なんて最早妄想の粋であったけれど、
 現に疑心暗鬼の末に精神不安に陥っていた
 というのだから仕方ないと、これも諦めるしかない。

 いつかきっと、
 張り付いた笑顔で わたしたち にも普通を装って、
 そのくせ わたしたち を否定してくるに違いない、
 なんて。 ]
 
(492) 2022/12/13(Tue) 4:01:39

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ これは 怯え、というものなのだろう。
 
 わたしたち に対し、父母がそうであったように。

 未知への恐怖、確実でないものへの不安。
 明日平穏が掻き消えるかもしれない不信。

 そういったものを わたしたち も抱えているのだろうか?
 
 であれば、深く知れば変わるのではないか? ]
 
(493) 2022/12/13(Tue) 4:01:59

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 



[   有り得ない   ]




 
(494) 2022/12/13(Tue) 4:03:01

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 言葉を交わせば一層歪み合い憎しみ合う。
 前世の因果とはきっとそういうものだ。

 だから近寄らないように、見ないように。
 触れないように、聞かないように。
 存在を認めなければ、いないのも同じ。
 わたしたち を欺瞞と否定されるくらいなら
 その欺瞞に満ちた振る舞いを否定してやる。


 ──わたしたちはそういうふうに作られている * ]

 
(495) 2022/12/13(Tue) 4:03:50

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:私邸/夜を待ちて ──



[ 夜の化身が夜に遠ざかる。>>353
 夢のように消えた背中をそれでも暫し見送りながら、
 まだ手に残る人の温もりをそっと握り締める。

 上手に諦めていた筈のものをくれたのが彼でよかった。

 綺麗>>352、なんて
 上澄みだけを薄っぺらく讃えるだけで、
 わたしたち にちっとも相応しくないと思っていたけれど。

 彼がそう言うなら、その目──わたしたち とお揃いの緑
 には、わたしたちのありのままがそのように映ったのだと
 信じられるのだ。
 
 

 絶対にまた来る と、
 言葉だけの短い約束事。
 守られることを微塵も疑っていないけれど、
 それでも、ああ。


 きっときみが考えるよりもずっと、
 待つしか出来ない「また」を楽しみにしているんだよ 
]
 
(496) 2022/12/13(Tue) 4:05:33

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
  


[ わたしたち になるより前に出逢えていたなら、なんて
 都合のよいおうじさまを存在しない少女が見たかも知れません ]



 
(497) 2022/12/13(Tue) 4:06:01

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:私邸/夜を迎えて ──



[ 約束が守られるたび、互いを知っていく。
 時を惜しむように語らい、分かち合う。>>355
 同じ街の近くて遠い場所、たった独り生きていたことを
 知れば 大変だね、頑張ったねと労わるように撫でて。
 
 盗み目的の訪いだったと告げられても、
 そのおかげで出逢えたんだから別にいいよ、と他人事。
 
 素敵、なんてそれは嘘でも言われたことがなくて
 面映くてつい、
 「きみの毛並みもあまりに素敵だったから、泥棒猫
  だなんて疑う余地もなかったよ」と意趣返し。

 夜と呼んでもらえると嬉しい、と言われたなら
 初めての贈り物だったから、受け取って貰えて嬉しい
 と微笑んでみせただろう。 ] 
 
(498) 2022/12/13(Tue) 4:06:25

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
[ 屋敷の外を知らないわたしたちの話は単調だったけれど
 わたしたち の代わりに憤ってくれたことは嬉しくて。
 でも 完璧だ、と淀みなく告げられた時は、流石に。

 わたしたち は それでなくてはいけないけれど、
 それは自分の中にある絶対評価の話で相対評価で それ と
 断言されると なんというか酷く、 ]


  ………嘘やお世辞じゃないってわかるから、照れる……



[ 呻めきを漏らすようにそっと独り言。 ]
 
(499) 2022/12/13(Tue) 4:07:08

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 訪いも時を重ねて、
 いつしか その日 がわかるようになって。

 ある日 わたしたちそれぞれへプレゼント、
 と差し出されたそれらに唯々目を丸くする。

 ────綺麗な花と、虫一匹。 ]


 っふ、ふふふ……

 ナハトったらおかしい、本当に猫みたいなプレゼント…!


[ きっと図鑑で見ただけのきらきら光沢のあるそれは、
 どんな高価なものよりずっと素晴らしい贈り物だ。
 
 
今でも大事に標本にして、私室の机に飾ってある。
 同じ日に栞にした花は、今日も小難しい本を彩るのだ。
 ]
 
(500) 2022/12/13(Tue) 4:07:42

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
  ……これ、頑張って捕まえてきたんだ?
  きみは虫捕り上手だねえ。 えらい、えらい。


[ 獲物を主人に献上した猫を褒めるみたいに、
 可愛い贈り主を何度も撫でてやる。 ]


  ああ、嬉しいなあ。
  こんなに嬉しい贈り物ははじめてだ。
 
  …………ううん、でも 困ったな。
  この屋敷には何でもあるけれど、
  わたしたちの持ち物はこの身ひとつで、
  あげられるものはなにも──


[ 言いかけて、思案。

 そうだ、最初にきみが語って聞かせてくれた話。
 あれを聞いて、ずっと何かしたいって思っていたんだ ]
 
(501) 2022/12/13(Tue) 4:09:18

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
  …………ねえ、こんなのはどうかな?

  わたしたち はね、きみに誕生日をあげたいんだ。

  わたしたち のナハトになったあの日をさ。

  ね。遅くなちゃったけど、
  最初の誕生日をお祝いしようよ。


[ なんて提案に、彼はどんな顔をしただろう。

 もしも頷いてくれたなら、
 わたしたちときみの内緒の誕生会を開こうか。

 焼き菓子と温くなった紅茶だけのささやかなそれを、
 きみは喜んでくれるだろうか。 ]
 
(502) 2022/12/13(Tue) 4:10:54

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 重ねる逢瀬。
 夜とならなんだって分かち合えた。
 学ぶことに興味を示せば、持てる限りの知識を。
 経典の話だって語って聞かせただろう。

 胸に刻まれた『恋人』の証のことだって。

 双子で恋人なんてと思うかも知れないけれど、
 曰く、男女の双子は来世を誓い心中した恋人との
 俗説は証の『恋人』に起因しているのだとか。

 だから何ら不思議ではないと締め括った。
 箱庭の『恋人』たちだって
 言葉や逢瀬や身体を重ねるそれではなく、
 ひとつであることこそ愛の体現だったのだから。 ]
 
(503) 2022/12/13(Tue) 4:11:39

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ けれど、ああ。ただひとつだけ。

 彼が耳にした噂の真偽を問われれば、
 「噂は噂だよ」などと不誠実にかわしただろう。

 だってあれはちっとも完璧じゃなかった。
 ずっと間違えていた過去は彼に見せたくない。

 完璧だと信じてくれればくれるほど、
 わたしたち は存在を肯定されて、
 『恋人』として完璧でいられるのだから。

 
だからいつかもし、彼が離れていく日が来るなら、
 それはわたしたち が完璧ではなくなる時なのだろう。

 そんな風に思う位にはもう、きみに依存していた
 ]
  
(504) 2022/12/13(Tue) 4:14:24

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[  だから、夜の逢瀬が遂に暴かれて、>>359
 彼が『恋人』に縁深い証持ちだと知った時は
 驚きよりも納得したといった方が正しい。

 わたしたち に喜びを齎してくれるのは
 『悪魔』だったからで、
 わたしたち が依存するのも
 また『悪魔』だったからなのだろうと。

 彼の真心さえ疑うつもりはなかったけれど、
 結局彼もわたしたちもそういう風に作られたから
 そういう風に動くもの、なのだろうと。
 

 だから ──── だからどうだと言うのだろう。
 
 証がなくても繋がる縁がいい、なんて言わない。
 証で繋がるからこそ それ がいい。
 だから、わたしたち は ────……  ** ]
 
(505) 2022/12/13(Tue) 4:30:19
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a73) 2022/12/13(Tue) 4:43:46

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a74) 2022/12/13(Tue) 4:51:32

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
24h2500pt目安って知って安堵する日が来るとは思わなかった。
べそすは許されたのだ…

もっと淡白でわたしたち であることに執心してて、
証持ちだと知らない序盤は可愛いネコチャン扱いになる
そんな想定だったこともありました。
全てはナハトが可愛いのが悪いいいぞもっとやって!!!

ちなみにナハトは第二候補でした。
第一候補はまさかのクロ。被るとは思わんかった。
でもずっと呼び続けること考えたら、クロでも第三候補のヌイでもなくてナハトが一番良かったなと、きゃわわなクロちゃんを拝むなどする

あとお誕生日あげるお話が出来て僕満足。 寝ろ。
(-110) 2022/12/13(Tue) 5:06:21

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
クリスタベルさんと悪魔さんの関係本当に素敵すぎる
幸せに…なってほしい………(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
(-111) 2022/12/13(Tue) 5:42:22

【独】 ]X『悪魔』 ゼロ

/*
う、うわ!!
言われなくても出会った日を誕生日にしようと
おもっていたので うわ〜!うれしい〜!

出会った日か洋館に来た日かまよって、
やっぱ会った日だよなあて思ってました
えっうれしいね ありがとう

そこにだけはお返事したさだ〜!
そしてめっちゃ可愛い おうじさまになれたらよかったね
てれるのもかわいいですね
証持ちだからってのあまり知りたくなかったのもかわいいね…

今日中に他の人たちに縁故ぺぺっと投げれるといいな〜〜
(-112) 2022/12/13(Tue) 8:34:06

【独】 T『魔術師』 シン

/*
いちゃもんおいしい!!!
そしてたぶんいちゃもんではない!!!(

シンの気持ちが自分でもわけわからんくて色々矛盾してるなと思うんですが、
突発でソロルとかやったらだめだねーと思っている……(

ところでシンの名前を絡めるロルはどうなったんですか?
きみのようなかんのいいがきは(
こういうのを突き通せる人こそロルが上手いんだろうな……
(-113) 2022/12/13(Tue) 8:37:41
村の設定が変更されました。

【独】 ]]T『世界』 ヴェルト

/*
ほんとは#Pの部屋 とかやって感想落としたかったんだけど、
色々と余裕が……

朝活ならできるかな!?(ロル落とす余裕はないけど感想落とす余裕なら!?)
(-114) 2022/12/13(Tue) 8:55:20

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 回想:洋館での日常 ──


アレ吊るされた男にさえ会わなければ穏やかなものだ。
 別に誰にも彼にも喧嘩を売るような事はしない。]

 
(506) 2022/12/13(Tue) 9:03:14

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[『悪魔』は結構頻繁に街へ外出している。
 支給されるお金を貰ったり、貰わなかったり。

 ……けれどなぜか。
 帰ってくる時には所持金が増えている。
 別に働いている訳でもないのに。

 街で『悪魔』を見かけたなら、
 彼はそれこそ外面を完璧に取り繕った好青年にうつるだろう。


 付き合っている人間の柄は、
 …まあ少し悪いかもしれないけれど。


 誰に何を聞かれようとも、
「ああ。あの人?良い人だよ、意外と。」
 なんて返事をするくらい。]
 
(507) 2022/12/13(Tue) 9:03:32

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[何をしても洋館から追い出されないと
 『悪魔』が知った事は、
 政府にとっては不幸だったのかもしれない。


 ギャンブルイカサマは訴えられないとしても、
 手癖の悪さ軽い趣味は揉み消しが必要だろうから。]
 
(508) 2022/12/13(Tue) 9:03:51

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[花畑の入り口で政府職員に笑いかけ、]

 今日は大通りの露店が賑わっていたよ。
 特に食器のお店かな。可愛くて、

 ああ、これ。
 おみやげ・・・・

[そうして可愛い木製の食器をひとつ渡し、
 返すも貰うも自由にさせる。
 まあ返さないわけにはいかないのだろうけど。]
(509) 2022/12/13(Tue) 9:04:05

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[そんな事を繰り返しているから、
 政府職員には殊更嫌われているだろう。

 その話を他の『証持ち』が知っているかは知らないけれど。

 自分で稼いだ金の方は持ち帰り、
 今『悪魔』の懐にある金額が幾らなのか。
 把握している人間がいるかは不明である。*]
 
(510) 2022/12/13(Tue) 9:04:26

【独】 ]]T『世界』 ヴェルト

/*
みんな健やかに生きろ……と思いつつ
やはり12月開催はあれかもしれないね……
何月がみんな来られるのかなあって思いながらひと月ずつ開催をずらしてるのだけど
次は11月かな?(?)

村建てだけ見えるプルダウンで肩書揃ってるみんなが見られて感無量だよ
もうこれだけでありがたいね……

村建てロル、ぼんやり考えてたのがなんか設定と矛盾してる気がして
どうしようかな?と思っている
ふかくかんがえちゃだめだよって丸投げするか……
(-115) 2022/12/13(Tue) 9:04:38

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 回想:売店野郎 ──


[そんな風に手癖が悪いものだから、
 洋館の中に売店があり、
 それを『証持ち』が経営していると知った時、
 思わず目を丸くした。]


 ふーん、ここが売店?

[『証持ち』にもそういう人間がいるのかと。
 真面目に商売をするなんて楽天家だ。
 ※個人の感想です。]


 結構面白い品揃えじゃないか。

[お品書きを確認し、
 興味を示したのは食品よりも娯楽>>39の方だ。
 初回来訪時はまだ所持金が少なかったから、
 買い物をする事はなかったけども。]
(511) 2022/12/13(Tue) 9:28:40

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 やあ『力』!
 今日はコレを売ってもらいたいんだけど。

[いつの間にか、お得意様面である。
 窃盗癖>>509が知られており、
 それのせいで売ってもらえないのならば、
 毎回売ってくれるか確認しに行く懲りないクソ客だ。


 特に『バニッシュ・インク』、『ラーン・インク』は
 定期的に購入を希望しに行っている。
 ……何に使うか? さあ。内緒。

 因みに店番も店主も居ない時、
 店主の姿が花畑>>238にあればそこまで行って、]


 商品もらってってもいい?
 金はちゃんと置いとくから。

[と、休んでる時にまで働かせる悪魔である。
 これをやる頻度はそう多くはないと思いたい。*]
(512) 2022/12/13(Tue) 9:30:04
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a75) 2022/12/13(Tue) 9:40:59

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 回想:もう助けは必要なく ──



[聖職者>>0:23

 悩める者が居れば、立ち止まり話を聞き
 助けを求める者が居れば、手を差し伸べる。


 その職業を知った時、
 胸の奥に灯った気持ちは単純な嫌悪である。]
 
(513) 2022/12/13(Tue) 9:56:28

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[クリスタベルと共に来た時、
 恐らくはそれも気づかいのうちの一つなのだろうが、
 彼が個別に声を掛けてくれてよかった。>>119
 何となくだけど。]


 『教皇』…、

[確認するように名称を呼ぶ。
 何かを言おうとするが、少しの間言葉にならない時間が続き、
 漸く声を出したと思えば、]
 
(514) 2022/12/13(Tue) 9:56:48

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 偉いんだな、
 助ける相手を選べるなんて。


[嫌味みたいな一言を笑みで吐いた。
 解っている、これは八つ当たりだ。

 『教皇』自身に嫌悪感はない。
 寧ろどこか興味を引く人間だとも感じる。
 過去の自分は恐らく彼>>0:115を大層面白がったのだから。
(515) 2022/12/13(Tue) 9:57:14

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 あ〜 八つ当たりだ、
 気にしないで。

[だからそう取り繕った。]


 悩みなんてないし、
 神様はどうでもいいけど、
 今度お茶でもしに行くよ。

[その言葉通りに、特に意味なく祈祷室に行っては、適当にお茶を飲んで帰ったりしていたのだが、……『吊るされた男』が洋館に来てからは、その足は遠のいている。*]
(516) 2022/12/13(Tue) 9:57:35
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a76) 2022/12/13(Tue) 10:07:54

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
ところで、forceは力ですがfalseは間違いや偽物ですよね
彼はどこまで織り込み済みなのでしょうね(じっ)

カルクの紅茶を好んで飲む話と>>25
タナトスの温室の隅っこ借りてる話>>391
自分でやるとなんか薬っぽくなる。不本意ながら。
(-116) 2022/12/13(Tue) 10:29:59

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
ミラクル大多角地帯のおかげで
なんかなんとなく人といっぱい絡めた気がしてる…
アリアはほとんど会話してないわよ……(我に返る)

もっともっと投げっぱなしジャーマンしていきたい
(-117) 2022/12/13(Tue) 10:39:19

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 回想:本物の楽天家? ──


[出会った頃の明るい様子>>0:92
 その勢いに最初はちょっと面食らった。

 だがすぐに笑みながら話を聞く事にする。
 名前の自慢をする彼にそうなんだ、と]


 それは良い名前だな?

[と笑みのまま返す。
 自分には名前なんてないと言えば
 彼はどう思うのだろうとも思ったが、
 別に不幸自慢がしたい訳でもない。]

 俺は『悪魔』でいいよ。

[その呼称を推奨したが名を問われるなら
 ゼロと呼ばれていた事を伝えるだろう。

 ゼロ。零。なにもない。
 なにもないのに、そこにある数字。

 それが愚者の番号だと知ったのは自分が証持ちだと知ってから。だから特に意味はないはずなのに妙な因縁を感じたりもする。]
(517) 2022/12/13(Tue) 10:49:18

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 楽しく過ごせるのは良いね!
 期待してるよ、『魔術師』さん。

[笑顔には笑顔で返す。
 けれど笑顔程胡散臭いものはない。

 彼がどちらかは解らないが、
 お互い笑顔で接する事ができるのなら
 そこに何の問題もないだろう。]
(518) 2022/12/13(Tue) 10:49:31

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[まあ彼が提案するイベントに関しては、
 ほどほどに…ほどほどに…。
 とりあえず笑顔で賛同したくせに不参加、みたいな事をやっている。
 気まぐれに本当に参加する事もあったが、
 その時は楽しそうにしていただろう。]
 
(519) 2022/12/13(Tue) 10:49:41

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[ただ一つ気になるのは、
 クリスタベルが彼を避けているような気がしている事。
 特に指摘はしないしどうにかしようとも思わないけれど。

 たまたま遭遇しそうになったら、
 そんなにあからさまではないが、
 会わないようにフォローを入れたりもしただろう。*]
(520) 2022/12/13(Tue) 10:50:10
XVU『星』 エトは、メモを貼った。
(a77) 2022/12/13(Tue) 11:36:13

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ わたしたち はこのままでも構わなかった。
 愛だけがない鳥籠でこのまま朽ちたとしても。


   或いは、成人すれば洋館の訪問は義務になる。

   父母は周囲には嫁に行ったなどと嘯いて、
   洋館に押しつけ家の対面を守るだろうか。
 
   それとも今回の小さな騒動で噂が立って、
   一刻も早い厄介払いをと考えるだろうか。



 わからない。どうだっていい。
 あの人たちのことは二番目に諦めた。
 考えるのは嫌いだ。諦めたものについてまで
 頭を痛めたくない。誰も何も好きにすればいい。

 ただ わたしたち でさえ在れればそれで構わなかった。 ]
 
(521) 2022/12/13(Tue) 12:17:46

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ だから彼の誘い文句>>360も、
 特段魅力的には響かなかった。
 
 きみと歩く外、きみと見る花、きみと暮らす生活は
 それはそれで興味が湧いたけれど、
 ないならそれだって構わない。



 ────仮に、わたしたち が留まるとして。

 彼が時折顔を出してくれる約束してくれたとして。

 指折り数えた一週間よりも待つ時間は長くて、
 洋館の暮らしに満足していつしか足が遠のくことだって
 あるんじゃないか。

 新しい生活、衣食住が満たされ、友人も出来て、それは
 きっと素敵なことだろう。そしてそんな幸せなくらしの
 中でいつか わたしたち を忘れたとして。 


 (……それは それでもいい じゃないなあ) 
]
 
(522) 2022/12/13(Tue) 12:18:21

【独】 ]]T『世界』 ヴェルト

/*
みんな神様なのかもしれないな…………………………
(-118) 2022/12/13(Tue) 12:22:08

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

  

  …………うん。じゃあ、そうしようかな。
      ナハトがいないとつまらないからね。


[ 少しの沈黙の後にいつもの口調で答えて、
 お誘いありがとう、なんていつもの仕草で頭を撫でた。* ]
 
(523) 2022/12/13(Tue) 12:22:09

【独】 ]X『悪魔』 ゼロ

/*
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
好きですねえ!!! 良い葛藤 かわいい〜〜〜

毎日会いに行くか実際迷ってるけど、
毎日会いに行っているんじゃないかな???

忘れなんてしませんし……………
(-119) 2022/12/13(Tue) 12:25:19
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a78) 2022/12/13(Tue) 12:34:56

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a79) 2022/12/13(Tue) 12:37:32

【独】 T『魔術師』 シン

/*
ゼロくんめっちゃいいこじゃん(そうかな?)
喧嘩売ろうとしてた……へへ……
ベルちゃんへの当たりもうちょっと柔らかくするか……
(-120) 2022/12/13(Tue) 12:40:50

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―回想:続・あなたたちと僕―

[説明を聞いてみたのだが、その時はまだわからなかった。動物だけではなく、人間も一度に複数生まれる場合があるとはまだ知らず。>>392

ひょっとすると後ろに誰か隠れているかな?とクリスタベルの後ろを覗いてはみたものの、誰もいなかった。]

うんん……わからない。

[でもいつかわかるというのなら、それでいいかなと子供は思った。視線を合わせにきてくれたその人に、こちらも見つめ返して。>>394
(524) 2022/12/13(Tue) 12:54:17

【人】 ]『運命の輪』 クロ

変わったものは……怖くない。
嫌いじゃないよ。

[自分自身も「変わったもの」だ。
証持ちというものが普通とは違うらしい存在であることは理解していた。

まして仲良くするのが嬉しいと言ってくれるなら、嫌いになる理由はない。

差し出された花のようにカラフルなそれは、どうやら貰ってもいいらしく。恐る恐る受け取れば、食べ物だと教えてもらって。一粒食べて、砂糖の塊という甘味の化身に、だいぶ衝撃を受けた。]

あぅ……

[言語能力を失い、しばし固まってしまったが。
その後、クロはクリスタベルと仲良くする道を喜んで選んだ。*]
(525) 2022/12/13(Tue) 12:55:08

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
ヒッ 好き(今メモ見た)

ナハトがベルちゃん以外に治安がどちゃくそ悪いのいいな…?
RPつよつよ過ぎません?温度差にも恋に落ちます落ちました。

生き方を変えてあげられないんだろうな〜というのは寂しいけど、PC的には彼さえいれば何でもいい(それこそ前世の箱庭で『悪魔』が多くの死に関わっても、変わらず慈愛を向けた『恋人』みたいに)だろうし、それこそクリスタベルの前では隠すだろうから、誰かが陳情してきたら考えよう。
「え、ナハトを信じるけど?」となりそう。モンスター飼い主ェ…

あと拾い損ねたけど嬉し過ぎたメモ履歴をここに…!
・可愛すぎて困りますね ありがとうございます
 →右に同じで〜〜〜す!!可愛くて何度息を忘れたか…
  ここが沼か墓かは判断に迷うな…?(ズブズブ)

・クリスタベル>大好き ありがとう
 →こちらこそ大好きだよありがとう。
  面倒臭いPCで大切の一言も口に出せなくてごめんね

さ〜て、次回の予定は〜?
 ・ガゼボなんてなかった(現在軸ソロりたい)
 ・まだ回想かよ!(17歳の誕生日ソロりたい)
 ・お返事ありがとうの何かをしたい
 (直近クロちゃんきゃわわなんよ)
 ・17、18日の予定が死んだんだが大丈夫か?
の4本です。
(-121) 2022/12/13(Tue) 13:09:33

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ >>523きみがいないのは嫌だ。
 こんな気持ちはきみに伝わらなければいい ]
 
(-122) 2022/12/13(Tue) 13:13:13

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―廊下―

[走ってぶつかったら危ないと、ぱたぱた早歩き。
わー!と両手を広げているお兄さんを見かければ、おー!と小走りで近づいていく。楽しそうに見えたので、楽しくなった。>>463


シンさんはーいー!
じゃない、隊長?
準備は順調でありますよっ。
多分?長すぎなければ?


[調子を合わせ、顔を突き合わせてひそひそと。
別に隠していることではないけど、内緒話は楽しいから。
準備の役割を割り振られた際、パーティー準備部隊の隊長に勝手に認定して、シンのことを隊長と呼んでみたりも。>>464
(526) 2022/12/13(Tue) 13:13:30

【人】 ]『運命の輪』 クロ

紙の鎖だけで寂しくないかな?
他にも飾れるものあるかな?
僕はお兄さんなので、たくさん頑張るのであります!


[自分より年下の子はここでは少ない。
しかも結構歳が離れている。来たばかりの頃は最年少の末っ子扱いだったのもあり、頼れるお兄さんになろうと張り切っているのだ。
やや空回り気味ではあるが。
楽しげである*]
(527) 2022/12/13(Tue) 13:14:38

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
直前まで、頭を撫でた後>>523に入れようと色々書いてたけども、どれもこれもしっくりこないからやめてしまった。

[ 何かを大切に想えば、
 別の大切な何かがなかったことになるわけじゃない。

 でもそうしたら、本当に大切にしなきゃいけない何かが
 損なわれる気がして。それは許されることじゃなくて ]

とか

[ 「可愛い」や「いい子」はいくらでも口に出来ても、
 「大切」とか「必要」だとか伝えるのは わたしたち
 らしくない。
 だって失えないものが外にあるだなんて完璧じゃない。
 
 心の中はどうあれ、彼には、彼だけには完璧な『恋人』
 であると信じていて欲しかった。 ]

とか考えてたけども、うーんどれもしっくりこない。
だからいっそ無音にしたんだけど伝わらなければ意味がないやつ。
まああれだけ言外に好きだって言ってるんだから伝わる…といいな
(-123) 2022/12/13(Tue) 13:26:23

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―誕生日プレゼントのこと―

[ちなみに、アリスに渡すプレゼントは「羊のぬいぐるみ」に決まっている。

運命の輪は洋館に来て、誰かの誕生日を祝う時にはプレゼントをする、という決まりを知った。欲しいものを頼めば届けてもらえるというシステムを知り、初めての誰かの誕生日の時に職員に持ってきてもらえるようお願いしたものは。]


あのね!ひつじ!
ひつじがいい!


[一頭まるまる、正真正銘の羊が欲しいと運命の輪は願った。可愛くて温かくて、優しい動物なのできっと喜んでもらえるだろうと。出来れば全員にあげたいと。

相談を持ちかけられた職員は、運命の輪の願いを叶えると、洋館が羊だらけになる恐れがあると危惧した。

そこで、やんわりと「羊はもらった人が困るかも……」と説得し、ぬいぐるみの存在を教え、納得させたのであった。]
(528) 2022/12/13(Tue) 13:36:26

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[当時の運命の輪は「その人の欲しがりそうな物を選ぶ」という段階まで達していなかったので、来てから一年、誰かの誕生日が来ると必ず羊のぬいぐるみをプレゼントに選んだ。


二年目には二頭目の羊のぬいぐるみを用意しようとしたが、一回目とは違う物の方が楽しいんじゃないかな?と誰かに指摘されて、本人に望まれない限り、二回目もあげるのはやめることにした。

なお、誕生日がわからない者がいても、それはそれで何とかしてあげようとしたはずである。**]
(529) 2022/12/13(Tue) 13:38:11

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
くろかわっ(*ノノ)
かわかわなのです ぺんらふりふりざむらいなのです

#くろかわ
(-124) 2022/12/13(Tue) 13:39:47

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[おまけ:羊のぬいぐるみの特徴]

・丸い
・白い
・片手いっぱいに乗るサイズ
・可愛くデフォルメされている
・丸っこい
(530) 2022/12/13(Tue) 13:41:24

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 回想:元旅芸人の ──


[洋館に来て過ごしはじめ、
 ここには住んでいないけれども
 時折寄る『証持ち』がいる事を知った。

 旅芸人、自分も幼い頃には大道芸を齧るくらいはしたが>>0:284、所詮子どもの真似事程度で稼げるレベルのものにはならなかった。貰えたとしても憐みや自己満足で、勿論こちらはそれでも良かったのだけど。
 だから素直にそれを生業としている人間は凄いと思える。

 クリスタベルも音楽が好きだと言っていた事と相俟って、
 『審判』への印象は悪くなかった。]

 歌が上手いの?

[たぶん最初に話しかけたのはそんな一言。
 ふうん、と笑って。]
(531) 2022/12/13(Tue) 13:44:51
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a80) 2022/12/13(Tue) 13:45:06

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 今度聞かせて、暇な時にでも。

[言った通りに相手が暇な時を待つ姿勢だ。
 特に洋館に住んでいなければ暇もないだろう。
 以降強請ったりもしなかった。

 ただ彼女が洋館に住むことになった時には、]

 そうなんだ?
 暇ができるの期待してるよ。

[というようなことを言った。
 すでに歌を一度でも聞かせてもらっていたら、
 「また暇が」と付け加えられてもいただろう。]
(532) 2022/12/13(Tue) 13:45:11

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[なのでまあ。誕生会までのどこかで
 まだ聞いてなかったその話を聞いた時>>42、]

 あー。

[合唱をする。
 そのこと自体は特筆して何かを思うわけではないし、
 『愚者』へのお祝いとして楽しいんじゃないかとも思うけど。

 ならアレ吊るされた男も参加するんじゃないか?と思う。
 『審判』と同じ印象を感じていた>>418

 軽く辟易した表情が浮かびかけ、
 『審判』へと視線を無理やり戻し、笑んだ。]


 俺はパスしとこっかな?
 まあ頑張って。

[結局そういう結論で、
 『太陽』の期待>>377には添えない事になる。
 いや実際の所は吊るされた男が参加しなくても、自分が参加するかは不明なのだけど。だからこそ参加しているかは訊ねないまま。

 時々言い訳に使えるのは便利だな、と思う。*]
(533) 2022/12/13(Tue) 13:47:57

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
 
――回想:クリスタベルのお買い上げ



[ クリスタベルと初めて挨拶を交わした時
 いつもの居住まい、笑顔を崩す事は無くとも
 (8)1d10秒程考えるように見つめた事があった。


 「 ふんふんつまり――――
   二人で一つ……てコト!? 」

 「 俺はフォルスだよ。『力』の証持ち
   強く在れるようにって名付けてくれたらしい
   親しみをこめてフォルって呼んでくれていーよ♡
   よろしくどーぞクリスタベル! 」

 「 食堂の近くで売店やってるからさ
   顔出してくれると嬉しーな♡ 」


 そんな事を言ったのを覚えている]
 
 
(534) 2022/12/13(Tue) 13:57:08

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ ある日、クリスタベルが店に顔を出した。
 当然歓迎した>>398 ]


  ん〜〜ぼちぼち♡ さては君有識者だな?
  それはそれとして――改めて
  ハロークリスタベル、来てくれて嬉しいよ


[ し、手伝い候補としてカウントさえした>>399 ]


  時間を忘れて……
  おっ! ならとてもいいモノがある

  ほら、ココ
      ――売店の売り子♡

  珍しい商品、気ままにに訪れる客
  たくさんの素敵な出会いが約束された "地"世界遺産


[ どう? イイ笑顔で席を示すご愛嬌 ]
 
(535) 2022/12/13(Tue) 13:59:10

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ それはそれとして。
 初めてのお買い上げにオススメしたのは
 店内でも片手に入る高額商品、『メルロン』 ]


  持っててもとけないのに
  口に入れるととける雪みたいな、雲みたいなお菓子でさ

  一つ食べたら、どんな赤ん坊や狂犬も
  ふわっと笑顔がこぼれて蕩けるような
  優しい甘さと後味が特徴だよ♡


[ 時間を忘れられたとして、
 メルロンの性質上、ほんの刹那だろうけれど ]


  悪魔がどんな顔になったか感想待ってるね〜


[ 毎度ありーと見送った ]
 
(536) 2022/12/13(Tue) 13:59:50

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 余談。

 俺もかなりの時間
 それはへらへら笑っている奴だし
 なんなら適当な冗談ばかり言うが

 悪魔はとりあえず置くとして
 シンとは違うものが見えているのだろうか
 それとも、魂が叫ぶが故なのか

 クリスタベルがシンに向ける眼差し
 その想いの一端にもしも触れていたのなら
 何かの手慰みに考えた事もあったかもしれない ] *
 
(537) 2022/12/13(Tue) 14:00:47

【独】 T『魔術師』 シン

/*
・ユグくんとクロくん
・マドカくん?
・ベルちゃんとゼロくん

って感じかなーいまのところ

そういえば色々イベントやってる設定なのに何もイベントお出しできてないね???? 諸々の取っ掛かりとして何か出しとくべきだったのでは!?
こういうアイデアマンRPめちゃめちゃ苦手なんだよ〜ほしねP〜〜〜〜!むずかしいよほしねP〜〜〜〜!
(茶番)

確かにほしねは色々企画とかするけども
つまりほしねがやることをシンにやらせればいい(?)

でもこういうタイプの陽キャ(?)ってもしかして村であんまりやったことないかもしれない
機会をありがとうほしねP
(茶番)
(-125) 2022/12/13(Tue) 14:15:36

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  
―――売店でユグと



[ シャルを見送るために表に出た時だったか
 両手いっぱいに恵みを持つ男に気付けば
 朗らかな笑みと共に片手をあげた>>480 ]


  おーユグいらっしゃい!
  いっぱいだね♡


[ カルクドラも傍に居たなら声をかけて。
 お品書きの他に、こんなものもあるよと
 店内のいくつかの商品も紹介しようか ]


  後は――人が中に入れるしゃぼん玉とか
  ここにはないけど当日までには間に合うよ。

  誕生日プレゼント向けだとこの辺りかな
  

[ ユグのお眼鏡に叶うものはあったかどうか ]
 
 
(538) 2022/12/13(Tue) 14:30:44

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 先生への贈り物選びについては>>481
 アリスへのプレゼント同様、
 それらしいものをいくつか挙げて見守る姿勢だが

 カルクドラが居たなら、
 「君は何がイイと思う?」などと尋ねたり

 再度オススメを訊かれれば
 ホリックゼリーを薦めてみようか * ]
 
(539) 2022/12/13(Tue) 14:31:06

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 回想:くろいひつじ ──


[第一印象は能天気な子供。
 自己紹介>>0:62で言われた言葉には、
 ちょっとだけ目を見張った。

 あまりいい意味ではなさそうだ、と
 あたりだけつけ初対面では「よろしく」とだけ挨拶して流す。

 直接聞かずとも別途調べればいい。
 調べた後に意味を知っているかと訊ねると>>0:140
 返ってくるのはポジティブな反応だ。]
 
(540) 2022/12/13(Tue) 14:37:44

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 ふ〜ん?
 確かに黒い毛並みはカッコイイな。
 俺も見てみたいもんだ。

[趣味や情緒が幼いために>>0:357かなり本心で同意する。
 そこから生い立ちが聞けただろうか。]

 ああ、動物には縁がなかったけど、
 もこもこは凍えなくて良さそう!

[そんな風に笑ったけど、
 自分の生い立ちを聞かれる事があれば
 少し悩むそぶりを見せて、]

 そーだなー。
 『運命の輪』くらいの頃には、
 もう働いてたかな?
 
(541) 2022/12/13(Tue) 14:38:56

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[『運命の輪』が『力』に勉強を教わっているのを見かけた事がある>>0:263。 自分もクリスタベルに勉強を教わった事を思い出し、なんだか微笑ましくなってしまった。
 それでも生い立ちについてそれ以上話す事はなく、
 なにしてたか知りたい?と話を逸らす。
 大道芸を齧ったり靴磨きをしてみたり。
 そういう小さな事をふわっと脚色して話すだろう。]
 
(542) 2022/12/13(Tue) 14:39:05

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[『運命の輪』についての印象は、
 能天気な子供のままあまり変わっていない。
 構いに行くわけでもないし、
 邪険にするわけでもない。

 でも彼が俺と同じ環境に生まれていたなら、
 どうなっていたんだろうと思いを馳せる事はある。]
 
(543) 2022/12/13(Tue) 14:39:17

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[因みに誕生日の話。
 自分の本当の誕生日は解らないが、
 俺の生まれた日はクリスタベルと出会った日のため>>502
 聞かれるとそう答えるようにしていた。

 白いまん丸な羊を貰うときょとんとして>>529>>530、]


 かっこいいのは黒い羊じゃなかったのか?

[と笑って突っ返した事だろう。*]
 
(544) 2022/12/13(Tue) 14:39:33
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a81) 2022/12/13(Tue) 14:47:10

【独】 T『魔術師』 シン

/*
ゼロくんつよすぎてあのほんと……ありがとうございます……おがむ……

ところでむらたては誕生日=プレゼント!という発想がなくて()みんなすごい。ちゃんとプレゼント考えてる
シンは何あげるの……??(のーぷらん)
(-126) 2022/12/13(Tue) 14:48:08

【独】 III『女帝』 シャルレーヌ

/*
羊のぬいぐるみというだけで
ツナさんか?と思ってしまうがいかがでしょうか?
たくさんほしい、と思ってしまうのは前世のせい?

久々の発言が、中予想です。
これから連投、します。ます。
(-127) 2022/12/13(Tue) 15:38:41

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 『悪魔』について ──


[中央スラム街育ちの孤児>>278
 だけどこれはクリスタベルにしか言っていない。

 よく街に行って>>0:507遊んでいる>>0:508
 見張り番から情報が漏れたりしてるかも。

 クリスタベルを愛していて、
 洋館内では一緒にいる事も多い。
 周知の事実だろう。

 『吊るされた男』あいつの事が大嫌いで、
 会うとそこそこ喧嘩腰。笑顔で嫌味を言う。
 これも恐らく周知されている。

 でもそれ以外には結構真っ当だ。
 誰に対しても当たり障りはない。(※個人差はあります)

 基本的に笑顔で、元気もいい方。
 時々嫌味は言うけど悪意は乗せていない。

 小器用だけど専門的な事はできない。
 ギャンブルに強い。
 カードゲームが好きで誘われたらだいたい乗る。
 ただし『吊るされた男』誰かさんが居たら回れ右だ。

 かっこいい虫とか好き。食べ物は焼き菓子が好き。
 割と普通の人間である。]
(545) 2022/12/13(Tue) 15:41:40

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[俺はクリスタベルを愛しているけど、
 彼/彼女には自由でいてほしい。

 そう思っている。
 ただ、この洋館に居る事前提でだ。

 ここにいたら遠くへ行く事は許されない。
 つまり知らぬ間に離れていたなんて事がない。
 それだけで俺には十分に思える。]
 
(546) 2022/12/13(Tue) 15:41:51

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[けれどそれはそれとして、
 毎日彼/彼女の顔は見に行きたいし、
 週に一度は一緒に庭で花を見たいし、
 食事も一緒にとりたいし。

 洋館に来た当初は、
 どこまで一緒に居ていいんだろう、
 どこまでそれを許してくれるんだろうと
 探り探りしていただろう。

 俺はクリスタベルを愛しているけど、
 この感情が性欲を伴うものかと訊ねられると、
 恐らく答えはNOだった。

 だってクリスタベルは、
 彼/彼女であり、
 ひとりだけれどふたりなのだから。

 純粋に、完璧なふたりひとりを愛している。
 その在り方が羨ましくて、とてもきれいで、
 そう、まさに 俺の理想だ。]
 
(547) 2022/12/13(Tue) 15:42:11

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[彼/彼女のためならなんでもしてあげたいし、
 憂う理由はすべて取り除いてあげたい。

 嫌なことはなにひとつしたくないし、
 嫌われたくもない。


 なあ、誕生日をくれたんだ。
 ないと言った些細な話を覚えていくれて。
 出会って名前をくれて、撫でてくれて、
 許してくれて、微笑んでくれて、
 贈り物を喜んでくれて! 褒めてくれて…、
 俺の手すらとってくれた。>>523
 本当にたくさんのものをあの短期間で貰ったんだ。

 内緒の誕生日は>>0:502
 泣きそうなくらい嬉しかったけど、
 嬉しい時に涙をこぼすのは勿体なくって。

 あの時食べた焼き菓子が、
 世界で一番美味しかった。


 大好きだ、愛してる。
 君たちを心から。]
(548) 2022/12/13(Tue) 15:42:41

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[だから洋館に来て名を名乗るとき、
 ナハトと名乗るかは迷った。

 でも、大事な名前だ。
 クリスタベルにだけそう呼んでほしかったから。
 今まで生きて来た通称であるゼロを名乗っている。]
 
(549) 2022/12/13(Tue) 15:42:55

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

──「聖女」のこと

[ 彼女が生まれ育った集落は、独自の文化があり、証持ちとして生まれた私を「聖女」として神聖視した。
 
 物心ついた時から両親は側にいなかった。
 身の回りの世話をする者、「聖女」として立ち居振る舞い、集落に伝わる歴史、などを教える者はいたが、
「証持ち」が痣持ちだ、咎人だと迫害されている
、ということを彼女に教える者は誰もいなかった。

 集落の者は皆、彼女を「聖女」様と呼び、
 彼女の名がシャルレーヌであることを彼女が知るのは、洋館にはじめていく直前のことだった。
>>0:77見知らぬ集落の者ですら知っていたのに。


 だから、彼女の名を彼女に教えたのは
 集落まで迎えにきた職員かもしれないが、
 はじめてその名を呼んだのは『世界』だったかもしれない。

 だからというわけではないが、
 彼女にとって洋館は世界の扉で、
 その世界を見渡す双眼鏡が、
 フォルであった。]
(550) 2022/12/13(Tue) 15:43:21

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[『悪魔』は『恋人』を愛していました
 完璧なひとりふたりが愛しくて仕方ありません

 愛しい、愛しい、ひとりふたりきり

 その気の毒なまでな完璧不完全さを、
 『悪魔』は心から愛していて……だからこそ


 『恋人』が死んだ時、
 少しだけ残念に思いました*]

 
(551) 2022/12/13(Tue) 15:44:10

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ 洋館にいる間は、誰も私を聖女様と呼ばない。
 それがとても心地がいいことも私は知らなかった。

 名前で呼ばれるのは好きだ。
 姉さんと呼ばれるのはくすぐったかったけれど、懐っこく笑いかけてくれるシンは可愛い弟分になったかな?

 でも、たぶんきっと彼の方が「世界」を知っていると、そう思いこんでいる。]
(552) 2022/12/13(Tue) 15:44:41

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ 当たり前のことを教えられずに生きてきた。
 そのことは洋館に来ることで知り、
 それからは、積極的に学ぶようになった。
 
 村での教育は口伝ばかりだったから、
 読み書きも幼いフォルに教えを請うていたかもしれない。]
(553) 2022/12/13(Tue) 15:45:14

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

――回想:花盛りの頃

[ どの季節に来ても、四季折々の花が出迎えてくれる洋館が好きだ。

 はじめて来た日も見渡す限りに咲き誇る花々に、幼心に感動したものだ。
 年相応の無邪気な歓声が途絶えたのは、彼>>0:126がいたから。

会いたかった。生きててくれた。会いたかった。
生きて…
]
(554) 2022/12/13(Tue) 15:48:11

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ 自分でもわけがわからないまま、
 その場に立ち尽くして泣き出した私を、
 彼は抱きしめてくれた。

 村の人は皆優しい。
 だから、人前で泣くことなんてなかった。
 だからというわけではないけれど、
 こうして抱きしめてくれる人はいなかった。
 私は「聖女」で、特別だから。


 初対面でいきなりする行為ではない、
 ということは、知らなかったけれど、
 全然嫌ではなくて、
 むしろひどく安心するのが不思議だった。
 髪を撫でられることもおんなじで。

 あの頃は、胸の奥に灯りが灯るような
 張りつめた糸が緩むような、この気持ちが、
 “安心”ということも知らなかった。]
(555) 2022/12/13(Tue) 15:51:52

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ たどたどしく、何度も囁かれる謝罪の言葉に

 ううん、違うの。謝らないで。
 私は、私は、今とても………


 この感情はなんと表現すればよかったのだろう?
 それは今でもわからないままで。]

う…うぅ…。

[ 謝ってほしくなかった。
 でも、口から出るのは嗚咽ばかりで、
 彼にただ縋りつくように泣きじゃくっていた。

 雨はいつかあがる。

 彼が確かに生きている、と、
 心の底から実感できたから。

 そう実感したのは泣き疲れた幼子でなく。]

 ご、ごめんなさい。服を汚してしまって…。
 あの、私の名は…。
(556) 2022/12/13(Tue) 15:55:16

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ


[ あんなに泣いたのはあれきりで、
 気恥ずかしくて思い出話もしないけれど。
 あの頃は背丈も手の大きさもあまりかわらない…
 もしかしたら彼の方が小さかったかもしれなくて、
 でも、あの頃からずっと彼は…
 変わったけど、変わらない、大事な、人。]
(557) 2022/12/13(Tue) 15:56:09

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

──現在:売店にて

[ フォルの問いかけにコクリコクリと頷いて。
 掬い上げられた言葉>>0:477
 うっかり口を滑らせたことに気がついて、
 慌てて口を覆うが、一度発した言の葉は戻らない。

 叱られてしまうだろうか?
 覗き込むように見つめる瞳を黙って見つめ返せば、
 軽快な、でも、あたたかい言葉が返ってきて、ホッとする。]

  ええ…、そうなの。でも、アリアにお薬をもらったこともあるから。

[ 大丈夫、次はちゃんと報告します、と、目を伏せた。もちろん次がないことを祈っているけれど。]
(558) 2022/12/13(Tue) 15:57:26

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ アリスへの誕生日プレゼント。
 フォル>>0:478はまだ考え中ときいて
目を瞬かせた。]

 そうなのね。
 でも、フォルが選んだものなら
なんだって喜んでくれるわ。

[ 私がそうだもの、と、穏やかな笑みで添えて。]
(559) 2022/12/13(Tue) 15:58:43

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ ちなみに「聖女」は、村で生誕祭があるため、
 長らく洋館に通いながらも、自分の誕生日の前後に、洋館で過ごしたことは1度もなかった。

 それでも、誕生日のその後の来訪で、お祝いの言葉をかけてくれる者もおり、それだけでも十分嬉しかったのだけど。
クロからの贈り物>>529も、もちろん大切に自室に飾ってある。


 だから、今回のように証持ちがほぼ全員そろった中で祝われるアリスが愛おしくもあり、羨ましくもあるのだ。

 それでも、誕生日が近づけば、村に帰るよう準備する自分がいる。

 だって、毎年心を込めて祝ってくれるのだもの。
 まるで置物のように座らされ、御簾越しに祭りの様子を見守るだけだとしても。]
(560) 2022/12/13(Tue) 16:00:09

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ 個人的な贈り物は内緒ってごまかしてしまったから、歌のおねだりには、僭越ながらと咳払いして、サビの部分を、ほんのすこしだけ披露した。
 ちょっと緊張して、声が裏返ったのはご愛嬌。
 どうかしら?と、恐る恐る彼の表情を伺う。それから。]

 そう、そうなの。
 カルクドラがオルガンを演奏してくれるのよ。

[ 伴奏の話がでれば、手を合わせて、何度目かの楽しみね、を口にする。]

 フォルも参加する!?
 まだ一週間あるもの、カスタネットではなく、
 男声パートの参加も喜ぶのではないかしら?

[ 彼がどこまで本気だったかはわからないけれど、彼も一緒なら絶対楽しい、と瞳を輝かせた。]

 チェレスタには私からも推薦しておくわね。

[ 珈琲のおかわりを飲み干せば、ごちそうさま、と言って売店を後にしただろう*]
(561) 2022/12/13(Tue) 16:03:27

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

 おかえりなさい、チェレスタ。
 お疲れ様。あのね、───。

[ そう声をかけたのは、きっとそう遅くない時間**]
(562) 2022/12/13(Tue) 16:05:21

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――売店――

本を1冊借りるだけのはずだったんですけどね。

[>>538いっぱい、と指摘されれば改めて荷の多さを思う。
 1冊のはずが2冊になり、加えて果実と紅茶の葉を持っている。
 苦く笑いながら、並べられている商品を見た。]

人が中に入れるしゃぼん玉――
アリスには面白い体験になりそうですが、ひとりでも遊べるものと、どちらが喜ばれるでしょうか。
その場限りになってしまっては、寂しいですからね。

[もちろん、アリスに中に入りたいから遊んでほしいと請われれば、いつでも喜んでと手を差し伸べるつもりでいるが。
 自由に遊びたいこともあるかもしれないし、そのほうが彼女には似合う気もする。
 しかし、買おうと思えば売店、ないし使用人経由で自由に手に入るものを渡すというのも――
 む、と小さく眉間に皺寄せて、考え込んでいる。]
(563) 2022/12/13(Tue) 16:06:28

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[それでも、しゃぼん玉自体はとても魅力的な贈り物で。
 小さな証持ちは喜んでくれるような気がした。]

もう少し、何か変わったしゃぼん玉はありませんか?
大きすぎない、アリスがひとりで遊べるほうがいいんですが。

[例えば、色がついているとか、小さなしゃぼん玉がたくさん出来るとか。
 裏の花畑にきらきらと映えるようなものがいい、と考えて、提案する。
 難しいようなら、誕生日を彩るイベントのひとつとして大きなしゃぼん玉を予約しようか。]
(564) 2022/12/13(Tue) 16:06:59

【人】 XII『吊された男』 ユグ

先生とはこの紅茶を一緒にいただけたらなと思うので、紅茶に合いそうなものがいいですね。
柑橘の香りがするものなので、それに合わせたら……
何がいいんでしょう。

[>>539ホリックゼリーも悪くないけれど、穏やかなお茶会には少し刺激的かもしれない。勧められたら、やや困ったような顔になった。
 前に一度"当たった"ことがあって、それからユグがホリックゼリーに及び腰なのもある。
 スミスのカフェオレ(いつもコーヒーではなくカスタムしている)もおいしいけれど、今日は紅茶が決まっているので。

 で、あれば――と、別のおすすめが出ればそれも良し。
 まとまらないようなら、この場はひとまずしゃぼん玉の予約で終えて、食堂にでも聞いてみるつもり。]
(565) 2022/12/13(Tue) 16:08:18

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[売店を離れる前、ふと。]

……そういえば、アリアの薬は、どうですか?

[無償提供のものとはいえ、薬の売上がいいというのは喜ばしいことではない。
 医者でもないし薬のことも何もわからないけれど、誰か体調を崩している人はいやしないかというのは心配だ。
 身体の不調も洋館の輪の乱れ、不和に繋がりかねないと思っている面もあり、自然と気にかけるようになっていた*]
(566) 2022/12/13(Tue) 16:08:30

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―回想:悪魔さん―

[クロにとってのゼロ。
職員たちの噂話をちらっと聞いたところによれば、実はちょっと悪いお兄さん……らしい。>>507>>508

けれど、どう悪いのか、いまいちピンとこない。
クロが見るゼロは、大体いつも笑っていて、積極的に遊ぶことはあまりないけど、嫌そうに自分を避けたりはしないので。実は悪くないお兄さんなのではないか、と思っている。]

僕もたくさん羊を見たけどね、黒いのは生まれたとこも見かけたこともないさー。

[育ての老婆がいなくなった後は両親の元へと戻り、羊小屋で暮らしていた。そんな簡単な生い立ちを話したら、羊への感触は良かった。>>541
(567) 2022/12/13(Tue) 16:10:56

【人】 ]『運命の輪』 クロ

大人みたいに働いていたの?
うん、知りたい!

[子供が大人の手伝いをするのとはまた違った働き方なのかな、という印象を受け。>>541>>542

気になって、何をしていたのか聞いたら、色々やっていたらしい。おお、街ではそういうお仕事もあるのかと感心した。]

ねえ、悪魔さんは僕のこと、どうして運命の輪って呼ぶの?
今まで呼ばれたことなかったから、時々僕のことだってわかんなくて、返事しそびれちゃったりするのさ。

[証持ち同士は肩書きで呼び合うものなのかとも思ったが、他の人とも話す限り、そういうわけでもなさそうだ。

返答は如何に。]
(568) 2022/12/13(Tue) 16:11:54

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―回想:悪魔さんのお誕生日―

[羊への感触が良かったから、羊のぬいぐるみも凍えなさそうだと受け取ってもらえるかと思っていたのだが。>>544

かっこいいのがいい、と返された。]

うーん……

[黒い羊のぬいぐるみ。
そもそもあまり一般的ではないようなのと、黒羊=自分だと紹介した手前、自分をあげるみたいで何だか何故か恥ずかしい。しかし、悪魔は黒い方が好きなようだ。

しばらく考えた後、クロは羊を連れ帰った。

その後、黒いインクを集め、洗面器にどばどば入れた。丸っこいぬいぐるみを黒い水に漬けて、ころころ転がし。ぎゅーっと絞って顔まで真っ黒な羊が出来たか。]

ぬあー

[お顔まで染めるつもりはなかったのだが。]
(569) 2022/12/13(Tue) 16:13:20

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[インクをぽたぽた垂らす黒羊のぬいぐるみを抱え、廊下を歩いている汚れている子供を見て、多分助け船を出してくれる大人はいたと思う。]


……インクが止まらなーい。


[子供は困っていた。
それからアドバイスをもらい、洗濯を教えられながらやってみて、乾かして。染めが甘くて、もう一度染め直して。

日数が経って、色むらのある黒羊の完成。
そしてもう一度、誕生日は過ぎてしまったが、悪魔へぬいぐるみを届けに行ったのだった。**]
(570) 2022/12/13(Tue) 16:14:31
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a82) 2022/12/13(Tue) 16:17:45

III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。
(a83) 2022/12/13(Tue) 16:31:31

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
背後が溺れて海にとけた

とりあえず悪魔にお返事しようね
方々に拝んどこか

しゃるれーぬさんの ももがおのかわいすぎ
うさぎ めるてぃ
(-128) 2022/12/13(Tue) 16:32:46

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――誕生日の話――

[ユグは、自分の誕生日が何日なのかを、洋館に来てから知った。
 かつての生活からすると幸福なことに、祝われたことがないわけではない。が、ほんの幼いうちのこと。
 どれほど蔑まれ貶められても私たちだけはあなたを愛している、と両親が思えていた頃まで。

 日付の概念を覚える頃には親は疲弊しきっていて、結局誕生日というものが何を意味するものなのかわからないままにひとりになり、そしてこの洋館に来た。

 それでも十まで親がいて、出生の記録もあったことから、正確な日付が政府の方で確認できていたのだろう。
 冬の終わりが近づくころ、母親が酷く泣き崩れる日があった意味が、ようやくわかった。]
(571) 2022/12/13(Tue) 16:36:42

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[洋館に来てはじめての誕生日を祝われたときは、本当に嬉しかった記憶がある。
 これが箱庭の子の穏やかな暮らしなのだ、と感じた。

 かつていた村は信心深く、箱庭の子は世界を滅ぼし証持ちは災いを呼ぶと常に信じていた。
 けれどやはり、箱庭に幸福な時間はあったのだと、この関係をずっと維持できれば憂いはないのだと実感できたのだ。

 もちろん、二度目以降も嬉しいものだったし、人が増えるほどに理想の箱庭の夢を見ているような心地になる。
 神学の本に、綺麗な石。ふわふわのメルロンに、それにそっくりな羊のぬいぐるみ。
 贈り物もそれぞれ喜ばしくて、ユグにとっては洋館にいる喜びを実感する日のひとつになっている。]
(572) 2022/12/13(Tue) 16:37:02

【人】 XII『吊された男』 ユグ


[けれど。
 はじめの日から一度も、悪魔ゼロがその場に出てきたことはない。]

 
(573) 2022/12/13(Tue) 16:37:51
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a84) 2022/12/13(Tue) 16:46:05

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
誕生日は2/26の想定で書いています

誕生花
フクジュソウ 「永久の幸福」「悲しき思い出」
誕生石
イーグル・ストーン 「世界を見る眼」

悲しき思い出をなぞらないように永久の幸福を求めるけど視点がマクロすぎてミクロの思考がねえ みたいななんちゃら
そしてうお座
(-129) 2022/12/13(Tue) 16:51:00

【独】 ]X『悪魔』 ゼロ

/*
めちゃめちゃ笑ってるけど
マジ大正解だよwww

ほんとすき
(-130) 2022/12/13(Tue) 17:29:29

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  
―――回想:ある日 街の中 悪魔さんと 出会った !



[ 己も街に出る類ではあるが
 " 彼 "は己よりもその頻度が高いように思う

 職員がぴりついている時は
 大抵" 彼 "が洋館に居ない時が多く
 その日、声をかけたジャスミンがぴりついていれば
 街で見かける可能性は決してゼロではない
 くらいには思っていた。


 悪魔が店に入っていけば
 程なく後を追って店に入る事にした ]
 
 
(574) 2022/12/13(Tue) 17:39:41

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ "そういう事"ばかりをする訳じゃないだろう
 けれど予感めいたものもあった

 それが元商人志望のカンか
 失礼千万のカン違いかは
 ――悪魔のみぞ知る所だが

 動きかけた男の手を掴んで
 いつものようにへらりと笑った ]
 
(575) 2022/12/13(Tue) 17:41:40

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  ハローあっくん♡

  こんなトコで会うなんて奇遇だねえ
  もしかして彼女へのプレゼント探してた?

  それならさっき向こうの店でイイのがあったよ!
  絶対気に入ると思うから〜
  行こ行こ♡


[ 手は振り払われたか、どうだったか
 "外"に出る時は常に白い手袋を嵌めている事もある
 振り払おうと思えば容易だったろう ]
 
(576) 2022/12/13(Tue) 17:42:53

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 往来を颯爽と進む好青年二人

 手を引いてか肩に腕を回してかは
 まあ、大した差では無かったか

 文句を言われた所で「まーまーすぐそこだから」
 とかなんとか言ってすいすい連れてって
 なし崩し的に射的に付き合わせた記憶はある ]
 
(577) 2022/12/13(Tue) 17:43:36

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 悪魔の一流の外面職人の見せ所の一幕(確定)


  「 ホラ、アレ
    クリスタベル好きそうじゃない? 」

  「 その下のはシャルが好きそーだよね
    どう思う? 」

  「 次来た時に渡せるかなー 」

  「 お兄さーん、
    俺とあっくんの分一回ずつよろしく〜♡ 」

  「 もしかして自信ない? 」


[ 受け取るのを渋りたい年頃なら
 ほいほいその手に持たせるので問題ない。

 ちなみにシャルへの贈り物
 白いうさぎのキーホルダーは五発中発目で成功した ] 
 
(578) 2022/12/13(Tue) 17:45:03

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ そんなこんなで俺はその日
 なんと街で悪魔君とデートをした。

 あのインクまた仕入れるからさあ
 一杯付き合って♡ って好青年らしくねだって
 射的の後ももう少し続いたデート(確定)


「 楽しい? 」
 主語の無い悪魔への問い

 彼への初めての質問らしい質問は
 その日のどこでのものだったか ] *
 
(579) 2022/12/13(Tue) 17:47:04

【人】 [『 力 』 フォルス

 
  
――回想:売店の上客


[ 性質上赤字以外あり得ない売店は
 実はそこまで赤字でも無い。

 バニッシュ・インクとラーン・インクは
 店において利益の出る数少ない商品であり
 定期的に売れる事で赤字をそれなり補っている ]


  ハロー悪魔いらっしゃい!
  好きなだけ見て行って♡


[ ここは誰であろうと拒む事は無い
 俺を厭う人間であっても、同様に>>512 ]
 
(580) 2022/12/13(Tue) 17:55:42

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 彼はよくインクを買って行く ]


    ―――楽しい?


[ 何度目のリピートの事だったか
 いつかの日と同じように尋ねた事がある。

 答えがどうであれ、返らずとも
 「 まいどどーも♡ 」って

 商品を渡して上客を見送った ]
 
(581) 2022/12/13(Tue) 17:56:08

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 花達を撫でて行く気持ちの良い風
 近付いてくる足音に目を開けた ]


  ?
  んー まいどどーも


[ ひらり手を振って
 背を見送ればまた目を瞑った

 薄ら香る花に 風の音に揺蕩いながら
 律儀な奴ってくすり、笑いがこぼれた ] *
 
(582) 2022/12/13(Tue) 17:57:09
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a85) 2022/12/13(Tue) 18:00:21

[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a86) 2022/12/13(Tue) 18:05:57

III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。
(a87) 2022/12/13(Tue) 18:06:33

【独】 III『女帝』 シャルレーヌ

/*
>>578
嬉しいなぁ、ありがとう!

ってのほほんとしていたら、自分のうっかりに
気が付きましたね!
書きたいことが多すぎて…つい…

フォルとのお出かけなんて嬉しいに決まってるじゃないですか!ああぁ
(-131) 2022/12/13(Tue) 18:13:15

【独】 III『女帝』 シャルレーヌ

/*
やっぱり事前にもっと質問とばしたかったなぁ。
フォルにもエトにも。
リアル余裕なくてできなかったんだけど。

フォルにはさりげなく伝えたい言葉があるけど、
言うタイミングができるかな?

あとこっそり描写したいこともあるけど略
(-132) 2022/12/13(Tue) 18:19:16

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ アリアちゃんに連れられて洋館へと向かう道中
 わたしはずっと、肩を丸めてきょろきょろしていた。
 目に映り耳にするほとんどすべてのものが、
 わたしにとっては初めて経験するものだった。
 
 山を下った先にも、
 ずっとどこまでも道は続いていて
 故郷の村の家々と似た作りの家も
 まったく違う作りの家も並んでいた。
 故郷が遠ざかれば遠ざかるほどに道は整い幅は広がって、
 立ち並ぶ家々の数も、すれ違う人の数も増えていく。
 
 軒先ではしゃぐ子どもたちの笑い声。
 庭に干された、知らない色の洗濯物。
 長い椅子に座って外で食事を楽しむ人たち、
 記憶にある小川とは比べ物にならないほど大きな川。
 空の色も、村のものとは心なしか違う。
 
 これまで自分の生きてきた世界が、いかに小さかったか
 カーテンの向こうに広がる世界が、いかに大きかったか

 そう長くはなかったはずの旅路の間に
 こんなにも未知の世界が広がっているなら、
 もっと北や東の彼方には一体何があるんだろう ]
 
(583) 2022/12/13(Tue) 18:38:32

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 初めて口にした我儘を叶えてくれた彼女に
 わたしは、できるだけ迷惑を掛けまいと思っていた。
 けれどいざ洋館に辿り着いてみれば
 どう過ごして良いのか、それすらもわからなかった。

 結果、無意識のうちに、あるいは意識的に
 気付けばいつもアリアちゃんの後を追っていた。
 このひとの傍に居れば何も怖いものはない、
 このひとの傍から離れてはいけない、って
 魂が訴えかけているみたいだった。

 洋館で暮らし始めた最初の頃は、特に
 完全にひっつき虫状態だった。
 アリアちゃんの隣で過ごせる時間が
 一番、ほっとしていられた。 ]


  できなくても、いい……


[ メイドさんにお世話になってしまう度
 先住のみんなに世話を焼かせてしまう度に
 心の底から感謝しながらも
 申し訳なさでいっぱいになってしまうわたしに、

 自分の無力さを思い知って泣いていたわたしに
 アリアちゃんは、そう言ってくれて>>261 ]
 
(584) 2022/12/13(Tue) 18:39:53

【人】 XIV『節制』 シトラ



  失敗しても、いいの…… ?


[ 仕損じれば間違いなく誰かを
 困らせたり怒らせたりしてしまうから、と
 何かをする前から立ち竦んでしまうわたしの、
 背中をそっと押そうとしてくれて ]


  わたしが、やってみたい、ことを
  するのが、一番…………


[ そんなこと、
 そんな風に言ってくれるひとは
 今まで、身近には誰もいなかったよ。

 与えられる惜しみない優しさに返せるものを、
 わたしは何も持ってはいないのに。

 それどころか、
 わたしは、あなたを置いて死へ逃げたのに。
]
 
(585) 2022/12/13(Tue) 18:40:07

【人】 XIV『節制』 シトラ



 [ あなたが、そう言ってくれるなら── ]

 
(586) 2022/12/13(Tue) 18:41:03

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ それから一歩ずつ、毎日すこしずつ
 わたしはわたしの心に耳を傾けて
 やってみたいことをしてみるようになった。

 文字をきちんと学んで、書けるようになりたい。
 お菓子を作れるようになって、お礼に渡したい。
 お金の使い方が、わかるようになりたい。
 洋館に書庫があるなら、本を読んでみたい。

 アリアちゃんにばかり頼るのは申し訳なくて
 教えてくれそうなひとを見つければ>>36
 希望が叶うか否かは別として
 すれ違うたびにじっと見つめてしまったり

 故郷の近いらしいシャルレーヌさんには
 どこか懐かしい空気と親近感を勝手に覚えて、
 実際に会話が成り立つかどうかは別として
 お話してみたい、と思うようになるのも早かった。

 植物の知識は、アリアちゃんから教わろうとした。
 お薬の調合はさすがにできなくても
 素材集めならもしかしたらわたしにも
 役立てるんじゃないかって、そう思ったから。]
 
(587) 2022/12/13(Tue) 18:41:19

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ そうした小さな挑戦と失敗、
 失敗を重ねた先の成功が積み重なって
 ほんの少し自信が持てた今があるからこそ
 「歌ってみたい」なんて言い出せたのだ。

 かつてのわたしなら、とてもじゃないけれど
 そんな大それたことは言えなかったと思う ]


  ひぇ……っ
  そ、そう……です、けど

  ま、まだ、ぜんぜん 練習中……で
  でもあの、が……
がんばる、ので…………

  

[ 心底驚いた様子なヒナギクさんの声に>>375
 反射的に身体がびくりと強張った。
 こちらを二度見する視線から逃げるように
 アリアちゃんの方へと一歩、後退る。

 そ、そんなに……意外だった? 二度見するほど??
 
 とはいえ改めて日頃の己を振り返れば
 当然ではある。何せ、
 表舞台と称されそうな場には
 とことん出たがらない自覚は一応あるもので ]
 
(588) 2022/12/13(Tue) 18:42:19

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ けれど何やら感慨深そうな様子の彼女は>>377
 わたしが参加しようとしているのを
 喜ばしく感じてくれているよう、で。 ]


  あの、えっと、えと……


[ エーリクさんやプロセラさんや
 ユグさんやゼロさんが歌ってくれる姿を
 一瞬思い浮かべてみてからはっと我に返った。

 勝手に想像しちゃうなんて、申し訳ない。
 おねがいしたら歌ってくれないかな
 なんて思うのは、心の内だけに留めて ]
 
(589) 2022/12/13(Tue) 18:42:59

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……そ、です ね
  歌えるなら、全員で……歌えたら

  ──素敵、です


[ ほんとうに素敵だと思った。案そのものも、
 そういう発想が自然と生まれて
 それを実際に言葉として発することのできる彼女も。

 わたしが出逢う前 彼女にも
 笑わなかった時期があったなんて
 目に見えるものしか視えないわたしは、想像もしない
]
 
(590) 2022/12/13(Tue) 18:43:46

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ チェレスタさんが荷物持ちの申し出をやんわり断って
 代わりにお茶の準備を頼んでくれたのが>>216
 彼女の思慮深さゆえだったとも、気付けない。
 わたしより早くすらすらと必要事項を
 全部言ってくれるアリアちゃんの言葉に>>427
 隣でこくこく頷くのが精一杯だ。

 『一緒に歌も見てもらえると心強い』の一言には
 特に大きく首を縦に振ってみせた ]


  まっ、また、あとで……っ


[ チェレスタさんにぺこりとお辞儀をして
 食堂か売店か、
 何処かへと向かうアリアちゃんの後を追う。>>428
 
 振り向きざま、
 既に荷物を奪わんとしているヒナギクさんの姿が>>379
 ちらりと視界の端に映り込んだ。

 ……まったく大丈夫ではなかったのに
 『大丈夫』が口癖になっていた母さんの声を、
 不意に思い出したのは
 チェレスタさんたちからすっかり離れてからだった。]*
 
(591) 2022/12/13(Tue) 18:45:29
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a88) 2022/12/13(Tue) 19:10:03

【人】 XI『正義』 マドカ

── 僕の知らない彼らについて ──

[『正義』と『力』は
 殺し合いの末、相討ちとなった。

 『正義』にとって『力』とは、
 尊敬に値する人物であり、
 同時に最高の好敵手
ライバル
だった。

 間違っても、敵ではなかった。

 交わす刃が互いを切り裂き、
 振り切った刃の先から鮮血が散る、
 それまで何度も交わしてきた、
 刃のない刀の記憶が、
 互いに太刀筋を覚えさせた。
 けれど刃の狭間に見えるのは……
 
 覚えのない、殺意。]
(592) 2022/12/13(Tue) 20:08:26

【人】 XI『正義』 マドカ

[彼らが最期、何を想ったのか。
 それは経典のどこにも明言されていない。

 それはそうだ、語る口は既に閉ざされていた。

 綴られる言葉があったとして、
 それら総ては赤の他人の憶測に過ぎぬ。


 彼らの想いは、彼らの胸の内にのみあって、
 彼らと共に終えたもの。

 誰にだって、分かるはずが、ないのだ。


         
────勿論、僕にだって。
(593) 2022/12/13(Tue) 20:08:44

【人】 XI『正義』 マドカ

── 7年前『力』 ──

[売店がある、と僕に教えたのは、
 多分『世界』だった。
 もしかしたら違うかも。
 そうだとしても、誰かから聞いた。

 その頃僕はまだ、洋館に招かれたばかりだった。

 例えば、僕が故郷を失う前だったなら、 
 例えば、もう少し時間が経っていたなら。

 僕はあの時、
 もう少し違う反応ができたのだろうか。

 魂が覚えている感情というものを知っていたなら、
 もう少し……もう少し。

 自らの手で何かを買う、と言う発想が、
 元々あまりない僕だったけれど、
 教えられたからには一眼見ておこうと。

 思ってしまったのが、
 そもそもの間違いだったかもしれない。]
(594) 2022/12/13(Tue) 20:09:28

【人】 XI『正義』 マドカ

[えずきながら廊下にうずくまった僕の頭に、
 氷よりも冷たい二音が突き刺さる。

 心臓を、
 鋭い刃が貫いたような痛みが走り抜けた。
 
何故だかその痛みに、安堵する。



     
か……は、



[息が止まりそうな錯覚を覚えて、
 喉奥に溜まりかけた、
 苦味を帯びた酸味を吐き出す。

 頭がクラクラする。

 通り過ぎて行く気配に身を強張らせ、
 けれど何も言われないのに、ほっとして
寂しさを覚えて


 なのに彼は、その青年は、
 何を思ったか、
 踵を返して隣にしゃがみ込むものだから。]
(595) 2022/12/13(Tue) 20:09:54

【人】 XI『正義』 マドカ

 

     ぁ……ぅ、


[ありがとうとか、なんとか言えんのかと。
 自分で自分を殴りたい気分だ。

 それでも僕の口からは、
 ありがとう、も、
ごめん、も

 こぼれ落ちることなく。

 
言いたかった、伝えたかった。
 なのにどうしても、言葉が喉から出てこない。
 汚物は垂れ流すくせして、
 本当に必要な言葉ひとつ、生み出せない。


 僕は結局何も言わず、
 ただ、示された扉を見やり、
 ふらりと立ち上がった。]
(596) 2022/12/13(Tue) 20:10:23

【人】 XI『正義』 マドカ

[ちらりと振り返った先、
 彼は僕の吐き出した汚物を片付けているようで、


 初対面の相手に
また
、後始末をさせることを、


 ひどく申し訳なく思ったものだった。*]
(597) 2022/12/13(Tue) 20:10:39

【人】 XI『正義』 マドカ

── 面白くもない過去の話 ──

[今世の僕は、大陸よりも東の海の上、
 浮かぶ島の一つに生まれ落ちた。

 幸か不幸か、会場に並ぶ島々の中でも
 さらに小さな島に生まれたものだから、
 『証』を持って生まれた僕に対しても、
 普通の『人間』の子供のように、
 両親はもちろん、島民も接した。

 そもそも、大陸で信じられている件の『宗教』
 そのものに興味があまりなかったのかもしれない。

 僕は、『証』を持っていたくせに、
 『証』がない者のように扱われた。

 それが非常に稀有なことであったと、
 幼い頃僕は知らずに呑気に笑っていたのだ。]
(598) 2022/12/13(Tue) 20:10:53

【人】 XI『正義』 マドカ

[僕が平和な日常を過ごしていた時、

 『証』を持つ誰かはその存在を否定され、
 あるいは石を投げられて、
 親にすらその生を否定され、
 けれど殺すこともできない、
 ……と腫物のように扱われ、
 もしかしたら厄介払いされ。

 書物でそのことを知った、8つの頃、
 僕は両親に尋ねたことがある。

 僕は、ここにいて良いの?と。

 両親は驚き、それから悲しみ、僕を叱った。
 
 たった一つの痣があったからと言って、
 そんなものは、何の理由にもならない。
 持って生まれた痣でなくとも、
 生涯消えることのない印など、いくらでもあるのだと。

 僕はその時…………

             妙な心持がした。]
(599) 2022/12/13(Tue) 20:11:09

【人】 XI『正義』 マドカ

[両親の言葉は、世の中一般の親としてみれば、
 どこまでも善良で、親として正しい反応だ。

 けれど、僕の胸の内はざわめいた。

 だってこれは、『平等』じゃない。
 他の『証』を持つ子供たちが苦しんでいる傍らで、
 僕だけが、そうじゃない。

 不安が心を占めるのに、そう時間はかからなかった。

 それでも時間だけは、平穏に過ぎていく。
 僕の生まれた家は、これまた幸運
不幸
なことに、
 はっきり言って裕福な方で、生活上の心配は
 まるで存在しなかった。

 衣食住に困ることはなかったし、
 多分欲しいといえば大概のものは
 手に入っただろう。

 僕が両親に何かを強請ったのは、
 幼い時分だけだったけど。]
(600) 2022/12/13(Tue) 20:11:23

【人】 XI『正義』 マドカ

[15の夜、目が覚めると、
 辺りは紅蓮に包まれていた。

 島ひとつを燃やし尽くした炎は、
 僕以外の全ての命を奪った。

 僕と違ってただの『人間』だった、
 幼い弟の命をも、容赦無く奪い去った。
 僕はきちんと教育を受けていたけれど、
 自身が『人間』より丈夫なことを知らなかったから、
 炎からさえ守れば、
 自身より低い位置に庇った子供は
 助かると思い込んでいた。

 彼は僕より少しの煙を吸い込んで、
 そのまま息を止めた。

 血の繋がりのない子供達も、
 親を含む親戚も、隣人も、
 ずっと僕にもよくしてくれた使用人の彼らも、
 小さな島だ、
 顔を知らぬものなど一人もいなかった。

 皆みんな、死んでしまった。]
(601) 2022/12/13(Tue) 20:11:37

【人】 XI『正義』 マドカ

[手の中からこぼれ落ちていったものを、
 惜しんで泣いた。

 それが僕に与えられた罰だと知って・・・
 
こうべ
を垂れた。

 僕は悲しかった。
 けれど、同時に安堵した。

 嗚呼、これで漸く……
 漸く僕も、他の『証』持つ者たちと、

 並ぶことができる。]
(602) 2022/12/13(Tue) 20:11:49

【人】 XI『正義』 マドカ

 

   [これで多少は、


       
『平等』
に近づけただろうか?*]

 
(603) 2022/12/13(Tue) 20:12:16

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

───回想:明日の約束>>559の続き

 いいの?なら、私も行きたいわ!

[ さり気ないお誘いに目を輝かせて頷いた。
 今までも出かけることはあったけれど、
 タイミングが合わずにお留守番が多いから、
 ついつい前のめりになってしまって、
 驚かせてしまったかもしれない*]
(604) 2022/12/13(Tue) 20:12:38

【人】 XI『正義』 マドカ

── いつか、故郷の唄を ──

彼女
チェレスタ
が、僕の故郷の唄を歌えるらしいことに
 気づいたのはいつだったろうか。

 きっと、僕か彼女が口ずさんでいたのを、
 どちらかが気づいたのに違いない。

 年下の子供たちに、
 子守唄を歌っていたのかもしれない。
 僕の故郷の唄は、
 どこか独特の節を持っていた。

 もしかして、僕たちの故郷は近いのか、と、
 期待したのも束の間。
 僕の淡い期待が砕けるまで、
 そう間は置かなかったろう。

 僕は彼女に笑って問うた。]


     ねぇ。
     君の故郷はどこ?
     君はどこからきたの?

     良かったら、教えてよ。**


 
(605) 2022/12/13(Tue) 20:12:51

【独】 III『女帝』 シャルレーヌ

/*
力と正義の因縁もドキドキしますね。

キーホルダーにも触れたかったけど
盛りすぎかな、と引っ込めました。
どこかでさり気なく触れられるといいな。
(-133) 2022/12/13(Tue) 20:13:34
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a89) 2022/12/13(Tue) 20:15:05

【独】 III『女帝』 シャルレーヌ

/*
どうしよう、シャルレーヌ。

優しい虐待しか受けてないから
全然不公平、なんだよな…。
>>603
だからといって本人が幸せかというと…
集落にいたままでは…
(-134) 2022/12/13(Tue) 20:16:43
III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。
(a90) 2022/12/13(Tue) 20:17:11

【独】 III『女帝』 シャルレーヌ

/*
はっ、シトラがチラ見してくれてる。
ありがとう、ありがとう。

って、メモで触れよう。
ってか、灰小刻みにしてすみません、次からはまとめます。
(-135) 2022/12/13(Tue) 20:19:10
III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。
(a91) 2022/12/13(Tue) 20:24:40

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―クロのむかし―

「ふん……厄介なモンを押し付けられちまった」


[「運命の輪」の証を持った赤子を押し付けられた老婆は悪態をついた。夫には先立たれ、嫁いびりをした為に一人息子にも出ていかれ、そのせいで余計に性格が荒れ、村人から距離を置かれて暮らしていた人物である。

それでも赤子を見捨てなかったのは、彼女も寂しさを感じていたのだろうか。子守歌を歌うような、甲斐甲斐しい世話をしたわけではなかったが、赤子は死なずに幼児まで育った。

「僕にはお父さんとお母さんはいないの?」と幼子が聞けば「捨てたんだよ、お前のことは」と面倒くさそうに答えてくれた。だからクロは、自分のことを捨て子だと思っていた。

質問すれば一応、気が向けば答えてくれるので、クロは自分が証持ちという存在であることを何となく理解はしていた。]
(606) 2022/12/13(Tue) 20:31:10

【人】 ]『運命の輪』 クロ

「膝の痣、咎の証ではあるがそれは幸運をもたらすと言われているものさ」
「お前は村に幸運を運んでくる存在だからね、その通りにしないといけないよ」
「でなきゃ、今度は追い出される。このしけた村に、役立たずを養うほどの余裕はないさ……フン」


[そういった言葉を聞かされて育った幼子は、いつしか「村の皆に幸運を運ぶのが自分の役目だ」と思うようになった。

他の子供たちと遊ぶことは許されなくとも。
大人たちが自分を見たら避けるように通り過ぎても。
挨拶して、返ってくる声はなくとも。
自分より小さな、泣いている子供を撫でようとしたら、ひったくるように引き離され、急ぎ足で去られても。

それだけが自分の存在理由らしいから。

やがて幼児が少年と呼べる程にはなった頃、老婆が亡くなり、いないと思っていた両親の元へと引き取られた。だが、いきなり親と言われても実感がなかった。共に暮らしもしていなければそんなものだ。

今まで自分を無視してきた他の大人たち……いや、望まぬ子供を授かった分だけ、周囲よりも嫌悪感を持っているように思われた。]
(607) 2022/12/13(Tue) 20:33:04

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[父という肩書きの大人から、羊の世話を教えられる。必要最低限の会話はされる。少しでも労働力として使えるようにする為だ。死なないように、残り物の食事も与えられていた。

大声で注意されることはあったが、本気で殴られたりはしなかった。なるべく触りたくなかったらしい。それは他の村人も一緒で、直接的な暴力を振るわれたことは実はなかったのだ。]


ひつじ♪ひつじ♪


[しかし、家に閉じこもりがちだった老婆との暮らしとは違う、ふわふわで穏やかな羊の世話は楽しく、牧羊犬とも友達になれた。四つ足の動物たちは抱きしめ返してはくれないけれど、自分を厭わない。

それが嬉しくて、野山を羊や犬と一緒に駆けるのは楽しくて。よく笑うようになった。一生懸命仕事をしつつ、「僕、村に幸運を運ぶからね!」と自分を避ける人間に笑顔で呼びかけたりした。]
(608) 2022/12/13(Tue) 20:35:06

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[そんな無邪気な姿に、絆される一部の村人もいたようだ。

絶対に他人に見られないように気を付けながら、「余ったからやる」と食べ物を少し寄越されたり。

放牧していた羊が一匹見当たらなくて、困ってきょろきょろしていたら、「おい黒羊、向こうで羊見かけたぞ」と一言声をかけてくれたり。

「証さえなければ良い子なのに……」と
声はかけられずとも、同情のこもった瞳で見られたり。

表立たない所では、小さな親切を受けることも時々はあったのだ。だから人間を信じられた。両親は相変わらずだったけれど、笑顔でいられた。


……事件が起きたのは、そんな頃だっただろうか。**]
(609) 2022/12/13(Tue) 20:36:32
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a92) 2022/12/13(Tue) 20:40:33

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
ひょっとせずとも えらいいきおいで
たなとすさんに とけざなのです……

それはそれとして しとらさんも ほんとにありがとうございます
ちらちらのおかえしを したいっ(*ノノ)
(-136) 2022/12/13(Tue) 20:43:51

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
情報量が濁流のように流れてきて無理です!!!!
(-137) 2022/12/13(Tue) 20:57:41

【独】 ]『運命の輪』 クロ

/*
頂いた設定

『15歳 男性
北の出身。農業と酪農の村で育つ。証持ちということで距離を取られつつも、直接的な危害はあまりなく、村で生きてきた。』


直接的な危害=罵声や暴力など と解釈しての過去になったけど、こんな感じでどうかなーほしねさーん
(-138) 2022/12/13(Tue) 21:00:41

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:『月』に至る ──

[ 今から三年前。
 担当職員より、とある証持ちについての資料を渡された。

 資料を渡された段階で察していた。
 この証持ちを迎えに行け、ということだろう。
 資料を捲ってみると、彼の境遇が細かく記されていた。
 
心が締め付けられるようなことも。
]


  お邪魔します。
  私は政府の使いであるクリフと申します。
  御子息殿をお迎えに参りました。

  エーリク殿、ご家族殿に面会をご希望いたします。
 

[ 交渉に必須の柔らかな笑顔に穏やかな語り口で、
 単刀直入に用件を伝える。
 不在ならば、笑顔のまま何時間でも待つことにしよう。]
 
(610) 2022/12/13(Tue) 21:15:31

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[『月』の証持ち・エーリクは
 『教皇』の魂を持つ男と対峙した際
 どのような表情を浮かべただろうか。
 男には、魂が潤うような懐かしさと
 月光が降り注いだような、安らぎが降り注いだ。



 
 ──君の居る場所はここでは無い、僕達の居る場所だ。



 すぐに口を突いて溢れ出そうな言葉も
 手を引き、連れ出したくなる感情も抑え取り繕う。
 
 やがて、縋るように歩み寄って来た少年の手を握り
 改めて感じたことは
 
今にも崩れ落ちそうな、硝子のような儚さと繊細さ。


 
 ── この壊れそうな少年を、守らなければいけない。

 

 かつては身なりも良かったであろう彼の家族と
 どのような会話を交わしただろうか。
 我が子を頼むと泣かれたか、政府の犬と疎まれたか、
 それとも食い扶持が減ると歓喜されたか。
 
 どのような対応であれ、少年を今まで育ててくれたことに
 感謝を告げ、「御子息は我々が守ります」と
 真摯な表情で告げたことには変わらない。]
 
(611) 2022/12/13(Tue) 21:16:27

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 陽が落ち始めた橙の空の下、共に洋館へと向かう最中。
 同行の職員と別れ、二人きりになってから声を掛ける。]

 
  改めまして宜しく、エーリク。
  僕はカルクドラ。 君の味方で、仲間で、友人だ。

  辛いこと、苦しいこと……たくさんあったと思う。
  最初の間は慣れなくて戸惑うかもだけど、
  何でも頼って欲しい。


  君には幸せになって欲しいから。
   

[ 負の感情程、心に刻まれやすいとは言うが、
 正の感情も、同等に刻まれて欲しいもの。
 少しでも思いが届いてくれれば良いのだが。]
 
(612) 2022/12/13(Tue) 21:16:45

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ しかし、男の期待とは裏腹に
 洋館で暮らし始めた彼は自室からあまり出て来ず、
 出てきたとしても陰のある表情のことが多く
 時には抜け出すこともあった>>220

 戻って来れば、どこに行ってたのかと優しく問い掛け
 楽しかったか、と様子を聞く。 
 肯定が返って来れば良かったと微笑み
 微妙な返事があれば、残念だったねと相打ちを打つ。

 抜け出した時にも、「良く戻ってきたね」と
 咎めることは決してしなかった。]
 
(613) 2022/12/13(Tue) 21:17:03

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 男自身も洋館に来た当初は、素行が悪く
 何度も抜け出し、悪さもしていたので
 その行為を咎める資格すら無かった。
 男の場合、その度にヴェルトに叱られていたのだが。

 『世界』ヴェルト── 
 七年前、少年が洋館に来た際、リーダー格だった男。

 普段から優しい態度を崩さないヴェルトは
 少年が悪さをする度に優しくも厳しく叱り、
 真摯に向き合っていた。

 一方、少年はどこ吹く風で話を聞き流し
 言葉ばかりの反省の言葉を誂えていた。]

 
(614) 2022/12/13(Tue) 21:17:16

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ しかし、数か月が経過した頃
 ヴェルトは突如姿を消してしまう。

 少年はこの出来事に酷く驚いた。
 真偽はともあれ、少年自身ががあまりにも我儘なせいで、
 愛想を尽かし出て行ったのだろうか、とすら考える程に。

 同時に、彼に構って欲しかったことに。
 彼に構って貰えたことが嬉しかったことに、
 居なくなってから気付く。
 
 数日経っても、数週間経っても、
 ヴェルトは戻って来ることは無かった。


 この頃から、少年は別人のように
 真面目に、品行方正な態度となっていく。

 流石に自分が原因で出て行った、とは思わなくなったものの
 彼が戻って来た時に、迷惑を掛けないように。
 消えてしまわないように。
 構って欲しくて叱られるのではなく、彼の力になりたい。
 なれるように立派になりたい、と思うように。

 リーダーの突然の失踪は、少年の心も変質させていた。]

  
(615) 2022/12/13(Tue) 21:18:31

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 余談。ヴェルトと最後に交わした会話の回答は>>4]



 
「世界? 見せかけの幸せが溢れてて
   実際は、不平等で不幸だらけなところですよね。」




[ と、擦れた子供は答えていた。**]

 
(616) 2022/12/13(Tue) 21:19:56
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a93) 2022/12/13(Tue) 21:28:41

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
プロの間にエーリクきゅんお迎えとヴェルト様とは会っておきたかったんだ……遅筆すぎて泣く つか体調に泣く

つかひつじのぬいぐるみ可愛すぎかよ🐑
(-139) 2022/12/13(Tue) 21:37:17

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  
―――回想:いつか、皆で食べたメルロン



[ 正直に言えば。
 この箱庭に売店が必要には見えなかった

 ヴェルトが言ったから――
 そんなものをいくら免罪符にした所で
 あの時頷いたのは結局の所、未練でしかない

 誰からも相手にされず
 誰にも見向きもされず
 俺が居る事で価値は消え
 汚物の如く唾棄される
 彼らを冒涜しているのは他でもない俺だった

 それはあまりにも、致命的だった ]
 
 
(617) 2022/12/13(Tue) 21:46:16

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ だというのに。

 目の前ちらつかされた糸に
 なんとも女々しくぶら下がった

 売店の品揃えは職員向けのもの
 慰め程度の嗜好品と、各地のささやかな娯楽

 必要も無いだろうに「 買いに行くよ 」などと
 それはあまりに残酷な優しさを孕んでいた ]
 
(618) 2022/12/13(Tue) 21:46:37

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 笑っていたつもりだった
 笑えていたつもりだった
 実際笑っていた

 恵まれた人生だ
 元々笑顔で居る事は多かった
 でもシンが笑っていたからもっと笑っていた
 作り笑いなんてする暇も無いほど楽しいが溢れていた

 シンが居て、ヴェルトが居て、タナトスが居て
 シャルが居た。

 笑顔が浮かばない理由も浮かべない訳も無かった ]
 
(619) 2022/12/13(Tue) 21:48:12

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ けれど親友の目は、
 誤魔化せなかったのかもしれない
 俺でさえわかっていなかったかもしれない違いを
 きっとシンは見抜いていた>>369>>370

 だから。
 ほんの少しこぼしていたのかもしれない
 この館に住む事にした訳

 途方も無い夢を見ていた
 現実を見ているつもりで見ないフリをした
 ただの愚物が夢破れるに至った決定打を。

 でも、最後には二人笑ったのを覚えている
 シンが笑ってくれていたからだ。 ]
 
(620) 2022/12/13(Tue) 21:50:47

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 職員に取り寄せてもらった品物達を
 棚にテーブルにせっせと並べるひととき
 かけられた声に、手を止めれば>>371

 シンの視線の先にはメルロン
 ――隣りのわたあめだった可能性には蓋をする ]


  これ小さい頃に初めて食べてさ

  ホント、ほんの数秒なんだけど
  世界にはこんなに幸せになれるお菓子があるのか!
  って感銘を受けたんだ。
  だからコレは絶対に置こうって決めてた。

  ……食う?


[ メルロンの入ったケースを取って。
 頷いたなら。頷いたな。オーケー頷いた。
 「 よーし今から一緒に稼ぐぞー! 」って部屋を出た ]
 
(621) 2022/12/13(Tue) 21:52:31

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 玄関口で ――


  そうなんだ、シャルレーヌも!
  なら、きっと綺麗なハーモニーになるねっ。

  カルクドラの伴奏もついてるなら、
  アリスもいっぱい喜んでくれるだろうなぁ!


[名前を挙げた人たちはまだ参加意思が見えないらしい。>>418
 それでも、他の名前が挙がればはしゃいでしまう。

 シャルレーヌの細い清らかな声は、
 きっと音楽に乗ればより澄み渡るだろう。

 カルクドラは音楽室で何度か姿を見かけたことがある。
 楽器を奏でられない私からすれば、
 チェレスタもカルクドラも雲の上の人だ。
 
 一緒に演奏できない代わりに、
 私は彼らの隣で足でステップを踏み、手を叩く。
 まるで自身の身体が、楽器であるかのように。]
(622) 2022/12/13(Tue) 21:52:46

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 四つ入りのメルロン400エム、さしあたって一人100エム ]


  貰った金で食うのもいいけど
  働いた金で食うご褒美は格別なんだよ
  

[ 準備の様子を入り口で見守っていたヴェルトが
 声をかける前に穏やかに笑って消えたから

 シャルとタナトスも巻き込んで
 掃除をしたり、並べたり、扉を外したり
 そうして買ったメルロンをみんなで分けて食べた

 ――ヴェルト?
 終わった頃にまた穏やかな笑顔で現れた。野郎。

 仕方ないから俺のを半分分けといたさ ] *
 
(623) 2022/12/13(Tue) 21:53:19

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[誕生会、というものをすると知ったのは、
 この洋館に来てからだった。

 私を棄てた実の両親は
 私が生まれたことを祝うはずもなく。
 
 代わりに養ってくれた老夫婦の家での暮らしは、
 裕福と言える暮らしではなかった。

 それ以前に誕生日というものを私は知らなかったから。


 老夫婦にそのことを聞かれた時は、
 何も知らずに首だけを傾げたものだ。

 
だから誕生日がない私は、誕生日を祝ったことはない。


 代わりに老夫婦は神様の誕生日である日を、
 ささやかなお祝いにしてくれた。

 その時も、笑えない私は。
 うまく、喜ぶことすら出来なかったのだけれど。
(624) 2022/12/13(Tue) 21:53:54

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[洋館に訪れてから、自身の誕生日がないことを
 誰かに話したことはあるかもしれない。

 そうして、私は祝われる誰かを見て。



 
『……いいなぁ』



 と、心の底から羨む声を、出したかもしれない。]  

 
(625) 2022/12/13(Tue) 21:55:47

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[二度見までしてしまった私の反応で、
 アリアの後ろに隠れてしまったシトラに>>588
 あはは、と笑いながら謝罪を向ける。]


  ごめん、ごめんっ。
  ちょっと意外だったから。


[アリアの後ろに隠れてしまう辺り、
 やっぱりシトラには引っ込み思案の印象があるけれど。
 そんな彼女が人前で歌を歌うこと。
 練習をすると、がんばると、
 呟く様を見れば目を細めてしまう。]


  ……うん、素敵だね。
  アリスもきっと喜ぶよ!


[素敵の裏には称賛の意味を込めた。
 そんな彼女も全員で歌うことに賛同してくれる。>>590
 本当に、全員で歌えたら、きっと"素敵"だろうな。]
(626) 2022/12/13(Tue) 21:56:10

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク



[そんな仄かな期待が潰えることは>>533
 今はまだ知らないまま、くふくふと笑う。

 きっと、ゼロの顔を見たら、
 
『どうしてぇ〜〜〜〜!!??』
と、
 地団駄を踏んで、諦めない心意気で彼を揺さぶるだろう。]
 
  
(627) 2022/12/13(Tue) 21:56:56

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[隠れてしまったシトラの代わりに、
 食堂を指定するアリアに二つ返事で頷いて。>>427

 チェレスタだけではなく、
 私にも歌の指導をというアリアに『まる』っと
 親指と人差指をくっつけて合意の意をを表す。]


  おっけー、任せて!!
  じゃあ、後でね〜〜!


[……と、言っても。
 私も歌を教えてもらったのはチェレスタにだから、
 彼女と同じことを沿うだけになるかもしれないけれど。

 広告塔アイドルという職業柄、
 人前で歌うことには慣れているから、
 技法はともかく、緊張しない方法や、
 うっかり歌詞を忘れちゃった時にどうするか、
 なんていう抜け道みたいなことは教えられるかも。

 実際にどうするのかって?

 ぺろって舌を出して笑っちゃえば、
 大抵のことは許してもらえるよ!!
(628) 2022/12/13(Tue) 21:57:59

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[二人と分かれて、両手に抱えたドラムセット。
 腕力はと尋ねられたら、100点満点中38点ってところ。

 チェレスタが大丈夫って言ってもね。
 
私が手伝いたいからね!!


 思っていたよりずしっと手にくるけれど、
 心配するチェレスタの声には、]


  んっと……!
  チェレスタも一人で持ってきたんでしょ?
  だったら私でも行けるはずぅ……、

  って、あっ!
  そうやってまた重い方持とうとする!!

  だめだよ!チェレスタはおつかれなんだからっ、
  人の好意には甘えるのっ!


[慌てているチェレスタの顔は可愛いけれど、
 それはお天道様が許しません!と、
 いやいやをするように荷物は渡さなかった。]
(629) 2022/12/13(Tue) 21:58:30

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


[荷物はやっぱりちょっぴり、重かったから、
 階段を登っていく足が少しよろめいたりもしたけれど。
 心配するチェレスタをよそに、ふんっ!と、
 力を振り絞ってゆっくりと登っていく。

 こうして荷物を持つ度に、彼女の『大丈夫』も、
 少しずつ減っていけばいいのにな。
 
 それは、単なるお節介かもしれないけれど。
 私が叶えたいことの一つでもある。

 彼女の口から聞く世界の話は好きだ。>>472
 だから私も世界をどんどん好きになっていく。

 広告塔の仕事をするようになったことも、
 思えば、まだその時は洋館に住んでいなかった彼女が、
 洋館に遊びに来る度に、外での話をしてくれたから。]


  ……うんっ!


[だから、いつも私は彼女の声に耳を傾ける。
 彼女の声が、音が、私と世界を結びつけるのだ。*]
(630) 2022/12/13(Tue) 22:05:39

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――売店を離れて――

[さて、死神先生とささやかな茶会の席を設ける前に、アリスに果実を渡してしまいたい。
 茶会に手土産でもない甘味を持ち込むのは、少しばかりナンセンスだ。
 ゆるく廊下を行きながら、幼い笑い声を探して歩く。

 ホールに行こうか、庭園を覗こうか。
 売店に行く前、入り口のほうが賑やかだったから、そちらにいるかもしれない。]


――あの。アリスを見ませんでした?


[誰かとすれ違えば、そんなふうに声をかけたりして*]
(631) 2022/12/13(Tue) 22:11:36
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a94) 2022/12/13(Tue) 22:14:01

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 現在:食堂


[ チェレスタとヒナギクに一時の別れを告げ、
 シトラと共に先に食堂へ向かう。

 そこに先客はいただろうか?
 いたのであれば挨拶を交わしつつ、
 勝手知ったるその場で目的のものを探した。 ]


  ―― あった。カルクのスペシャルブレンド


[ 共用のものが置いてある場所か、
 あるいは私が個人的に使っている置き場か。
 (あると思うんだよね、それぞれになんかそういうの)
 取り出したそれはふわりと微かに良い香りを漂わせた ]
 
(632) 2022/12/13(Tue) 22:16:11

【人】 IX『隠者』 アリア


[ カルク――『教皇』の彼は、
 新顔の証持ちにはまず一度声を掛けているらしい>>119
 無論、私も例に漏れず。


    「どう、ですか? ええと…

     ここは賑やかですね。
     あまり慣れてないものですから、
     正直なところ少し戸惑っていますが

     …… 居心地は悪くありません」


 新しい環境に気遣われた時は、たしかそう答えた。
 森とは違ってここには人が多い。
 それは私には新鮮で、けれど悪い気はしなかった。

 心配は要らないとすぐに伝わっただろうけど、
 最初の一年は祈祷室にもよく足を運んだ。
 特別用事があったわけではなく、
 単に、彼の用意する紅茶の数々が私は好きだった。>>25

 シトラとユグが来て、祈祷室で過ごす数こそ減ったけれど
 こうして、彼のブレンドした茶葉はたびたび頂いている。
 自分でできないこともないのだけれど、
 自分でやると… 不本意ながら、どこか薬っぽくなるので… ]
 
(633) 2022/12/13(Tue) 22:16:30

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 閑話休題。
 目当ての茶葉を見つけた私は、それを手にシトラを見る。

 この四年の間に彼女が挑戦してみようと思ったことに
 「紅茶を淹れる」があったなら、
 私は今だってこれをシトラに任せようと思うだろう。 ]


  お茶を淹れるならお菓子も必要だよね

  シトラ、ちょうどお菓子を作った残りが…とか
  あったりしない?


[ って、ほんの少し冗談めいた笑みを浮かべ。

 もしかしたら彼女が作った焼き菓子とか>>587
 ちょうどよく残っていたりするのかもしれない。
 そう思ったのは事実だけど、ダメ元というやつだ。
 なければないで、
 「じゃあ売店に何かないか見てみよっか」となるだけ。

 さて、実際のところはどうだろう? *]
 
(634) 2022/12/13(Tue) 22:16:48
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a95) 2022/12/13(Tue) 22:22:25

【人】 XIV『節制』 シトラ

 ──回想・三年前の誕生日


[ 誕生日を祝う歌は、わたしの村にはなかった。
 贈り物をする風習は、一応はあった。

 毎年じゃなくて、5歳の誕生日にだけ
 その歳まで生きられたことを祝って
 親から子へと、ぬいぐるみをひとつ贈る風習。
 洋館まで持ってきた数少ない手荷物の中
 鞄のほとんどを埋めていた白い犬ローティカ
 5歳のわたしが両親から受け取ったもの。
 
 わたしの村では誕生日は、幸運の訪れる日で
 その人個人の持つ力が
 一年で最も増幅される一日だと信じられていた。
 新しく始めたい物事、
 どうしても成功させたい挑戦は特に
 誕生日に行うのが最良とされていた。

 だから、だったのでしょう。
 わたしにとって誕生日は一年で一番
 村のみんなを不必要に警戒させてしまう日で、
 そうと判っていたからこそ
 特別なことは一切せずに、
 普段と変わらず過ごそうと努める日だった。]
 
(635) 2022/12/13(Tue) 22:23:21

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ だから、洋館に来て驚いたの。
 誕生日が毎年当たり前に祝われていたことに。

 一年目は、一方的に受け取るばかりで
 二年目になって職員さんを頼れるようになり
 三年目になって初めて
 唯一の特技を生かせるようになった。

 事前に欲しいものが尋ねられていたならそれを、
 尋ねられていなかったなら
 消耗品やお菓子を小さな箱に詰めて。

 拒絶されたり、遠慮されたりしない限りは
 誰にでもおずおずと。
 誕生日のわからないひとには、年の初めに贈ろうとした。

  ──けれど、
  あのひとの誕生日だけは
  あのひとが来た一年目は、お祝いできなかった。

 前日まで悩んで、悩んで、悩み続けて
 肝心の誕生日当日に、わたしは
 ひどい高熱を出して寝込んでしまったのだ。]
 
(636) 2022/12/13(Tue) 22:24:21

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 紙製の品を贈れば
   肌を傷つけてしまうかもしれない


 筆記具を贈れば
   滑り落ちたそれが目を突くかもしれない


 毛糸を紡いだ品を贈れば
   絡まって首を絞めてしまうかもしれない


 ぬいぐるみを縫って贈れば
   内から針が出てきてしまうかもしれない


 お茶やお菓子を手作りして贈れば
   混入した毒に気付けないかもしれない


 植物や動物を贈り物とすれば
   それが原因で病気に罹ってしまうかもしれない


 ガラス、陶器? もってのほか。]

 
(637) 2022/12/13(Tue) 22:24:46

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 何を選んでも、わたしが彼に贈ろうとするものを
 わたし自身が誰より信用できなくて、

 すっかり熱が引いた頃には
 渡す機会を完全に見失ってしまった。


 初めて彼の姿を見たとき、
 わたしを見るその表情に心臓が跳ねた。

 わたしが少しでも彼に近付いてしまえば
 取り返しのつかない災いが起こる、
 そんな怖ろしい予感がした。

 
         ごめんなさい。ごめんなさい。
         どれほど謝っても償えるものではない。

         たとえ故意ではなく
         混乱の中で起こした過失だとしても、

           わたしがあなたを
           この手で殺めたのは
           紛うことなき事実なのだから!



 わたしを見て笑顔を失った彼と時を同じくして
 わたしも、すっと血の気が引いてゆくのを感じた。]
 
(638) 2022/12/13(Tue) 22:25:12

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 自己紹介もそこそこにその場から走り去って
 得体の知れない恐怖と寒気に襲われること一週間、
 漸く落ち着いて部屋を出られるようになったとき
 わたしの方から彼に近付く勇気はもうなかった。

 姿が見えれば、自然と距離を取った。
 わたしたち、きっと、離れて暮らした方がいい。

 彼が──クロさんがどう思っているかはさておき
 わたしの方はそう思っていたものだから、
 他のみんなに贈られるのと同様
 わたしの元へとやってきた羊のぬいぐるみに>>529
 わたしは驚きを隠せなかった。

 まるくて、白くて、
 可愛らしく掌に乗るもふもふのひつじ。

 ただただ愛らしさを振りまくそれは純粋に贈り物で、
 『誕生日祝い』以上も以下もないのでしょう。
 ひょっとすると、
 わたしにだけ贈らないわけにもいかなくて
 やむを得ず贈ってくれたのかもしれない。]
 
(639) 2022/12/13(Tue) 22:25:47

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ けれど、どんな気持ちで彼が贈ってくれたのかも
 直に訊くのは怖くて尋ねられなかった。]


  ぅ、あ……っ、あり、がと……ござい、ます
  大切に…………しま……す、ね


[ 歓喜と恐怖、驚嘆と自戒
 相反する二つの感情が押し寄せて勝手に声が震えた。

 やっとのことでお礼を述べて受け取ったその子は
 部屋の隅、チェストの上で
 今日に至るまでずっと、わたしを見張っている。]
 
(640) 2022/12/13(Tue) 22:27:46

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 彼が洋館にやってきて二年目の誕生日
 わたしは、贈り物に一冊のノートを選んだ。
 考え抜いた末、それが一番実用的で
 かつ安全なように思えたの。

 ただ、わたしの手で直接渡すのは
 やっぱり怖くて、こわくて。

 彼の師でもあるフォルスさんに、
 わたしの代わりに手渡してもらえるよう
 お願いさせてもらったのだった。

 接客もお茶の用意も、わたしには難しいけれど
 棚出しや陳列やお掃除ならきっと、できます ]**
 
(641) 2022/12/13(Tue) 22:28:18
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a96) 2022/12/13(Tue) 22:34:14

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

── 回想:洋館での一幕・壱 ──



[ 洋館に来てすぐにゼロと名乗った彼>>549
 なんとなくナハトは秘密なのだと察したつもりで
 その後ゼロと呼びかけたならどんな顔をしたでしょうか?


 それからは誰にも聞こえない時にだけ、
 大事に大事にその名を呼ぶのです。
 わたしたちだけのナハト、なんて内緒話をするように。


 屋敷を離れてすぐの生活には難儀しました。
 世話役の執事やメイドがいるとはいっても、
 一人の世話に何人もといったものではなく、
 自分で判断して行動しなければいけないことも多くて。

 でも何が当たり前でそうでないのか、生活全てをお膳立て
 され過ごした生粋の箱入りにはちょっとした試練でした。
 
 その点、生きる為に磨かれたであろうナハトの順応性には
 目を見張るものがありました。
 きっと彼に教わることも多かったでしょう。 ]
 
(642) 2022/12/13(Tue) 22:37:48

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
[ 困ったことがあればいつでも手を差し伸べてくれたし、
 とはいえ年中一緒じゃなくて、心地よく過ごせる距離を
 手探りしてくれているようでもありました。>>547

 目に見える気配りだけではなく、きっと知らずに配慮して
 くれていたことも沢山あったのでしょう。

 ナハトの誘いを受けた時は、外なんて煩わしくて、
 自由なんてどうでもいいと思ったけれど、
 彼の親愛をより深く感じられる今は、くすぐったくなる
 くらいあたたかなものでした。
 
 だから、優しさを貰ってばかりじゃいけないからと、
 生活に慣れ彼の背中をちまちま追いかけることもなくなる
 頃、ふと日頃の御礼をしようと思い立ちます。
 
 ささやかに誕生日を祝った焼き菓子をとても美味しそうに
 食べてくれたから、きっとあれをわたしたちだけで作って
 あげたら喜んでくれるんじゃないかと思いました。
 紅茶も淹れたこともない身としては高いハードルでしたが
 それからナハトにも秘密の挑戦が始まるのでした。 ]
 
(643) 2022/12/13(Tue) 22:38:12

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 夜な夜な厨房で廃棄物を錬成していたのを、
 見兼ねた誰かが手助けしてくれたかもしれませんが、
 どうにかこうにか人に食べて貰える出来映えのものが
 完成します。
 
 時間は明け方。
 夜通し付き合わせた誰か(コックさんか、或いは証持ちの
 誰かだったかも知れません)に感謝を告げて部屋に見送る
 と、貝殻型で焼き上げたマドレーヌをお皿に乗せて
 迷惑にも部屋の前でそわそわと待ってみたりするのです。

 いっそそっと部屋の中に置いたら、甘い香りで目覚める
 というのも素敵かもしれない、なんて企みをしたり。 


 こんな風変わりで楽しい経験も、彼がくれたものでした。

 有り体に言えば、幸せな時間でした。 * ]
 
(644) 2022/12/13(Tue) 22:38:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

── 回想:洋館での一幕・弐 ──


[ ある日、外出しようとするナハトに行き合います。
 一目があるのでつつ、と近寄り袖をくいと引いて、 ]


  また外にお出かけかい?
  そんなに楽しいのかな?


[ 毎日顔は合わせているし、週に一度の庭でのお花見も、
 外出時以外は食事だって一緒>>547で。

 でも最近足取り軽く出掛けることが多いようなだとか、
 構ってもらえなくて面白くない、だとかそんなことは
 思ってないけど、思ってないけど。ちょっとこんな風に
 足を止めてみたくなったのでした。 ]


  ────ねえ。今度、
   わたしたちも外に連れて行ってくれないかい?
   きみの行きつけの場所を案内して欲しいな。


[ なんて強請ってみたりして。 * ]
 
(645) 2022/12/13(Tue) 22:39:05

【独】 T『魔術師』 シン

/*
シンのお返事待ってね!しつつ、
日替わりの準備をします(ガバガバスケジュールやめろ〜〜〜!)
(進捗だめです)
(-140) 2022/12/13(Tue) 22:39:32

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

── 回想:洋館での一幕・参 ──



[ 誰かにナハトのことを聞かれたら、 ]
 
  あの子はとてもいい子だよ。
  優しくて、可愛くて、わたしたちの大事な子なんだ。


[ 誰かにナハトの素行を咎められたら、 ]

  彼はそんなことを?
  きっとなにか理由があるんじゃないかなあ。
  意味なくそういったことをする子じゃないよ。


[ 誰かにナハトの悪行を示唆されたなら、 ]

  うん? おかしなことを言うなあ。
  わたしたちは見ていないもの。きみの言うことと彼なら
  彼を信じるに決まっているだろう?


[ 愛とは許しで、愛とは受容で、存在ありのままを肯定するものです。
 盲信と思いたければそれでもいい、と思いました。
 わたしたちくらいそうあってもいいじゃないか、とも。 * ]
 
(646) 2022/12/13(Tue) 22:39:55
III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。
(a97) 2022/12/13(Tue) 22:41:23

【独】 ]]『審判』 チェレスタ

/*
べっしょべしょだー
(-141) 2022/12/13(Tue) 22:43:21

【独】 ]X『悪魔』 ゼロ

/*
恋人かわいすぎないか………?????
クリスタベルにメッてされたら即止めるんだぞ俺は(?)

生活の手伝いはそうですね!
やりますね! は〜〜 なんてかわいい どうして
まだ開示してないくそ情報がある(前世)
(-142) 2022/12/13(Tue) 22:46:07

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 回想:くろいひつじ ──

[『運命の輪』から警戒などは感じない。>>567
 いい印象を与えることに成功しているのか、
 単純に警戒心が薄いのかまではわからないけれど。]

 牧羊をしていた人間がいうなら、
 それはよっぽど珍しいんだろうな。

[凍えなくてすむのがいいと思ったのは、
 幼少期、屋根も壁も床も、敷物すらなにもない路地裏で凍えていた事を思い出したからだ。あの頃に羊毛があればずいぶんと心地は違ったのだろうか。

 仕事について話をすると>>568
 そもそも身近にあった仕事自体が違うのだと解る。地域差についてはあまり考えたことがなかったため、それはこちらもなるほどだった。]
(647) 2022/12/13(Tue) 22:47:55

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[呼び名について問われる。
 疑問に思いながらも彼は俺の事を悪魔と呼んでくれている。そうだな、とひとつ頷いて。]


 ここにいる理由がそれだから。
 といえば解るかな。う〜ん。

 この洋館に住んでる人間は、
 みんなそういった”名前”を持ってる。
 ここにいるみんなだけだ。

 そういった特別な名前で呼びあえるのは、ちょっと楽しいと思わないか?

[そう笑いかけた。
 はたしてそれで納得してくれるかどうか。

 『仲間意識』『特別性』……
 耳触りの良い言葉だ。
 本当はただ単純に、”他人の名前を親しみを込めて呼ぶ”という行為が、なんとなく好きではないだけだった。*]
(648) 2022/12/13(Tue) 22:48:16
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a98) 2022/12/13(Tue) 22:49:12

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
>>648
悪魔の思想がほんとうにユグと違っておもしろ〜い
ユグは自分たちを過去の箱庭の子と同一視したくない・する必要がないので前世に紐づく名前で呼びたくないよ
(-143) 2022/12/13(Tue) 22:56:52

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 回想:くろひつじからの贈り物 ──


[俺は単純に>>570
 要らないと言ったつもりだったんだけどな?]

 
(649) 2022/12/13(Tue) 22:59:37

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[当日に比べかなり色の変わった、
 ちょっと無惨な元白い羊のぬいぐるみ。
 言葉が足りなかったか。
 明らかに手作業で染めた様子が見てとれる。]

 ………

[笑顔のまま受け取って、
 少しそのまま思案する。

 『運命の輪』を見た。
 羊を見た。そうして見比べた。

 まあ、いいか。
 心のうちだけで嘆息する。]
(650) 2022/12/13(Tue) 23:00:43

【独】 XVU『星』 エト

/*
みんなすごいなー( ᐛ )

というモードに入っていて大変よろしくないので生きねばならない()
さむいから布団入る⇔眠くなる
という悪ループがな…寒さに勝てない…
(-144) 2022/12/13(Tue) 23:01:07

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 すごくかっこよくなったな!
 これは君が?

 手間だったろうに。

 白い羊より、
 断然かっこいい。
 まるで君みたいだ。

 ありがとう、『運命の輪』。

[お礼をいって、受け取って、
 彼の誕生日には街で適当に買ってきた謎のかっこよさげな置物(本当になに?と思うような、恐らく動物…?みたいな…)をプレゼントしただろう。*]
(651) 2022/12/13(Tue) 23:01:09
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a99) 2022/12/13(Tue) 23:07:20

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
――売店:ユグと



 カルクドラはサービスが凄いよね〜
 とりあえずここ置いとく? 見るのも大変だろーし


[ 台の上に置いたトレーを示しておく。
 いずれにせよ話題はプレゼントの品へ>>563>>564 ]
 
 
 んー、一人用か〜
 ……あ、それなら七色シャボン玉とかどう?

 吹き方や液の量で色が変わるから
 うまく行けばしゃぼん玉で虹ができるかも♡


[ 夜なら花火も映えるけれど
 それについては、当日の流れによって
 店に置いてあるものを使えばいいだろうから。
 七色のシャボン玉、お眼鏡に叶うようなら予約を承ろう ]
 
(652) 2022/12/13(Tue) 23:08:06

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 菓子については ]


 マカロンとか……ビスケットもイイかな?
 時間があるなら作ってもらうのが美味いけど
 出来合いでよければ、ここのもまあまあ

 手軽につまめるって職員さん達に好まれてるよ♡


[ ユグの天秤はどう触れたか>>565 ]
 
(653) 2022/12/13(Tue) 23:08:22

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ トレーごと持って行けば?と薦めた後、
 薬を気にする素振りをみせるのは>>566
 いつものやりとりになりつつあっただろうか? ]


  ユグ君やっさし〜♡

  最近の一番人気は胃薬かなー
  たまーにもらいに来る職員が居るけど
  アリアに追加を頼むにはまだまだって所。

  まあ皆、概ね健やかに過ごしてるんじゃない?


[ そう言って笑えば ]


  それじゃ、まいどあり〜
  注文品は仕入れたら声かけに行くよ


[ 手をひらひら見送った ] *
 
(654) 2022/12/13(Tue) 23:08:58

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
ぜろさんさいてい(ほめことば)
ぷろろぐはやはりきょうでおわる
いろいろにまにあわないがすぎ とけざ

きょうのさざえさん さんぽんだてです
(-145) 2022/12/13(Tue) 23:12:43

【人】 U『女教皇』 キュリア

(3年前のこと)

[ わたくしに親という存在があったことも、
  その親に捨てられたという事実も
 
 生まれる前の記憶がなぜか頭の中に住み着いたことも

      すべて3年前のことでございました。]
(655) 2022/12/13(Tue) 23:18:37

【人】 U『女教皇』 キュリア

[ 親という存在があること、子がいるという事実があることを知っていたのは書籍の中でだけでございました。
なぜ自分には親がいないのかは気になっておりましたが、
問い掛けようにもわたくしの行動範囲には誰もいなかったのでございました。

ここに来る前のお部屋は、
時間になったら廊下との境にあるチャイムが鳴って食事とお茶の入ったポットが到着しておりました。
また、時間になったら浴室の前にあるチャイムが鳴って湯浴みの準備が整えられていました。
いつどうやって誰に教えていただいたのかはわからないので、
おそらくは物心がつく前に教え込まれたのでございましょう。]

[答を手に入れたのは、奇しくもここに移動する当日のことでございました。

定期的に到着していた書籍や洋服などを一緒に移動させるためでしょう、初めて自分のいた部屋に大人が入ってまいりました。

そのひとたちの会話を聞き取ったところ、どうやらわたくしにも親という存在がいたということなのです。
書籍を読む限りでは親がいなければ生き物は生まれないので、まあそうだろうなといったところしょうけれども。]

……ああ、

[心がとてもざわざわいたしました。
衣食住を整えられず苦しい思いをしているひとびとがたくさんいることも書籍で読みました。
学がないところから果てしない苦労をしてようやく学のあるひとたちの中に飛び込んでいった勇者がいたことも書籍で読みました。
わたくしにはありがたいことに一日三食の食事もありました。一日二回のおやつも与えられており、喉が乾いた時にはポットからお茶をいただくことができました。
服もあり、生活する施設も整っておりました。]

せけんてい。

[わたくしの親という存在は、世間体のためにわたくしに衣食住を整えていたようです。
世間体という言葉は書籍で読みました。]
(656) 2022/12/13(Tue) 23:20:28

【人】 U『女教皇』 キュリア

[そう、書籍。
無機質な説明の音とあたたかみのない書籍がわたくしの中身を作り上げてきたのでございました。

野垂れ死させられずに済んだ。
学を得ることはできた。

世間体を守るために、子に愛情をかけているかのように物を与えた。

世間体とは愛なのでしょうか。
書籍という物品、読書という学は優れた育成なのでしょうか。]
(657) 2022/12/13(Tue) 23:22:32

【人】 U『女教皇』 キュリア

[そしてわたくしが己の手の甲にある痣こそが
”書籍で読んだ”
”証持ちの印”
に該当することも知り、

心中複雑という言葉を思い出しながら洋館へ移動したのでございました。]
(658) 2022/12/13(Tue) 23:23:12

【人】 U『女教皇』 キュリア

(そして3年前、洋館に到着したあの日)

はじめまして。
キュリアと申します。

[思い返せば、わたくしが己の名を知ったのは移動する直前でしたし、名乗ったのは洋館についてその場にいた人びとに会ってからが初めてでございました。

その時に幾人のひとたちとは挨拶を交わすことができましたが。]

…………?

[それまでわたくしには友達もおりませんでした。家族ですら、顔は存じません。
なのに、ひとりの女の子の後ろ姿に激しい懐かしさとほんの少しの不安を感じたのでございました。

そして、わたくしの顔にも不安が色濃く出てしまったのでしょう。
相手のかたとはお話しすることができないまま、しばらくの時が経過しておりました。]**
(659) 2022/12/13(Tue) 23:24:17

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[ところで。
誰かの誕生日をお祝いするために『一緒に歌おう』とまわりに提案するのは、
今回が初めてである。

誕生日を知る機会があった誰かに、
ごくごく個人的に、お祝いの歌を歌うことはあっただろう。
歌はもふもふではないし、お腹がふくれることもないが、
形の残らない歌に思いをこめるのが、チェレスタの一番の特技であるからして]
 
(660) 2022/12/13(Tue) 23:26:57

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[今回どうして他の者を巻き込んで歌うという『特別』をやるに至ったかというと、
「アリスの誕生日はどーん!とやりたい」と言っていた、>>97
『魔術師』の子――シンの提案に乗っかったからにすぎない。

「どーん!」を盛大という意味にとらえた結果、
私一人よりもみんな一緒に歌う方が「どーん!」だよね、そうだよ!
――と考えついたわけだが、
さりとてみんなを巻き込むつもりはなかったし、
そもそもみんな一緒に歌うっていうのは難しいよね、と、
どこか達観した風に考えてもいた]


   [みんながみんな仲良しこよしってわけにいかないことを、
   チェレスタ自身がよくわかっている]

 
(661) 2022/12/13(Tue) 23:28:15

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[とはいえチェレスタの思いつきが着実に、想定していた「どーん!」に近付いていくのを、
日々見守っていくのはわくわくするし、
なかなか感慨深いものである。

本番まではあと1週間ある。
その間に参加希望者が増えればできる範囲で面倒は見るだろう。
もしもカスタネット希望者が目の前にあらわれたなら、
いっそ君も歌ってみない? と提案はすれど、あくまでカスタネットがいいというなら反対はしない。
手拍子よりもかわいい音が出るし……*]
 
(662) 2022/12/13(Tue) 23:28:52

【人】 XIII『死神』 タナトス

回想




[ むかしむかし。
  俺がまだ、生きていた頃の話。 


  いや、きちんと言うならば
  俺が殺される前の話かな。

  

  ――訂正しようか。
  俺は死んでもいない。
  生き返ったわけでもない。



  死ななかった。
  死ねなかった。




 『 死神 』の証は、死を否定する。
  ほんとうの、寿命がくる、
  その日まで。     ]
(663) 2022/12/13(Tue) 23:32:33

【人】 XIII『死神』 タナトス

 
[ 産まれた場所はそれなりに裕福でした。
  東の街の中心の方。

  僕は彼女
母親
にとって、
  大事な大事な、人形でした。 


  僕が父親に会ったのは、たった一度。
  父親にあたる人は、
  …………。


 

  母親の家柄は由緒あるものだけれど、
  もっと優れた家柄の夫は
  彼女をなにひとつ認めませんでした。

  彼女はそれが許せなかったのです。
  知識も、自分自身の美も、
  家柄を守ろうとする名誉も。
  何より夫を愛する心さえも否定されたのですから。 ]

(664) 2022/12/13(Tue) 23:34:51

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
今気づいた!!!!

貰った設定見てたら「陰がある儚さがある」んですって!!!

あれ???ないね???? どこに落としてきたのかな???

(生意気な子供時代、は本来もうちょっと早めに卒業らしかったですが、ここはあえてちょっと延長させてしまいました)
(-146) 2022/12/13(Tue) 23:37:12

【人】 XIII『死神』 タナトス




 



[  いつからか彼女は壊れてしまいました。
   

  母親が呼ぶ僕の名前。
  レナトゥス。


  本当は僕の名前ではありませんでした。
  これは父親の名です。


  
  レナトゥス・ウィン・レグルスト。
  ―――どこかの言葉で
  復活を祝福する、その名前は。


 
(665) 2022/12/13(Tue) 23:37:58

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ ――所謂悪女と呼ばれる人なのでしょうか。
 彼女は夫を、部屋の奥へと幽閉してしまいました。

 男児彼の後継を産むまで、
 彼女は子供を産み、女なら殺しました。
 そう、噂されました。

 ……そんな狂った事が許されるわけはありません。
 それが真実であるかは彼女にしかわからない。
 証拠の存在しないものを証明することは出来ません。


 ただ、彼女は
 そんな噂をされてしまうような 
 壊れた人には違いありませんでした。


 ―――そして彼女は漸く
 願いを叶える事ができました。


 数多の死を喰らったとされる彼女が産んだ子供は
 比較的、産まれにくいとされるはずの
 『証持ち死神 』でした。



 
(666) 2022/12/13(Tue) 23:40:07

【人】 XIII『死神』 タナトス


[ ――証持ちの子供。
  それでも彼女には関係はありませんでした。


  漸く彼女を認めてくれる、
  夫を、
  レナトゥスを作ることができたのだから。



  こどもは正しくレナトゥスになれるよう。
  幼い頃から知識を沢山身につけました。
  
  

  
  それでも、……それでも。
  いつか子供も 気がつきます。
  彼女がみているものが、何かに。


(667) 2022/12/13(Tue) 23:42:55

【人】 XIII『死神』 タナトス




[ 気がついて、けれど
  それが幸せならば。




  こどもは母親の頭を撫でます。
  良い子、――良い子。
  壊れた母親は、幸せそうに笑います。
  

 

  
  ―――そんな狂った幸せは
 いつまでも、続くものでは ありません。



 こどもは、そう、
 ―――僕は、
 僕は、



 
(668) 2022/12/13(Tue) 23:46:56

【人】 XIII『死神』 タナトス




 『 僕は 父親では ありません


  母様


  本当の 彼は あなたが―― 』
  
 
(669) 2022/12/13(Tue) 23:47:49
U『女教皇』 キュリアは、メモを貼った。
(a100) 2022/12/13(Tue) 23:47:52

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


―― 邂逅 ――

[観光客で賑わう南東の地域の外れ町に、
 政府の人間が現れたことで、辺りは少し騒がしかった。

 老夫婦と引き取られた証持ちが、
 町の外れで暮らしているということは、
 その頃には町では有名な話になっていて。
 
 政府が現れたと聞けば、証持ちの一件のことだろうと、
 すぐに巷でまことしやかに囁かれていた。

 数人の政府の使いである洋館の人間を連れて、
 『塔』が老夫婦の家に訪れたのは、
 南東らしい穏やかな気候で晴れ渡る空が、
 太陽によって鮮やかな赤に染まり、
 海に半身を沈めていく頃だった。]

 
(670) 2022/12/13(Tue) 23:48:56

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[老夫婦の家に客人が複数人で訪れることは殆どなく、
 政府の使いとその大人を引き連れた青年が訪れたとき。

 少女は沈みゆく太陽を窓辺で黙って眺めていた。
 燃えるような赤い陽が海に溶けていく。

 まるで、世界の終わりを告げるように。

 不意に耳に届いた物音。足音。
 振り返って見れば、
 太陽にも負けない
皇帝の赤
が其処に在った。>>469

 目が合ったのは一瞬か、数秒か。

 たったそれだけでも分かる。
 この人が『特別』であるということ。

 そうして、ぐい、と腕を引かれた。]

 
(671) 2022/12/13(Tue) 23:49:37

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[老夫婦と政府の人間の間を、
 ぐいぐいと腕を引かれるまま引っ張られていく。]


  ……? ……、……?


[どこへ連れて行かれるのだろう。
 この人は何なのだろう。
 出逢ったことはないはず。
 でも、どこか知っているかのような、不思議な感覚。

 傍らでは青年と共に訪れた人が、老夫婦と話していた。]


  『証持ちを見つけた場合は政府が保護を……』

  『中央の近くに洋館があり、そこでは……』

  『あなた方も我々に協力を……』


[何か私について話していることは伝わるけれど
 内容までは入ってこない。
 証持ちが他に居るということだけは、耳端に伝わった。
 だから、青年に問いかけた。>>190
 
(672) 2022/12/13(Tue) 23:50:40

【独】 XVU『星』 エト

/*
更新前に間に合いそうにないねぇ()
まぁ今夜中にせめて設定面周りの過去ロル出しておきたいあれ

誰とも絡めんかったのは仕方ない、動けにゃそら出来ない
(-147) 2022/12/13(Tue) 23:50:54

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[いきなり止まった彼の動きに勢い余って、
 どん、と彼の腕に身体がぶつかる。

 見下ろす瞳とまた視線がぶつかる。
 答えが返ってくるのを期待して、じっと待った。

 待って、待って。
 やっぱり、ないのだろうか。
 と、おもった時にようやく彼の唇が開いた。

 水分を長らく取っていなかったかのような掠れた声。
 だけど、確かに耳に響く。
 燃えるような色の瞳とは裏腹の静かな音。
 
 彼から返ってきたものは、
 どちらともつかぬものだった。>>470
 どっちがいいって、選べるものでもないだろうに。

 返事を求めた私よりも、青年と一緒に訪れた
 政府の人間たちのほうがそれは大層驚いていた。]

 
(673) 2022/12/13(Tue) 23:51:36

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[少し逡巡して、視線を落とした。

 老夫婦のところで暮らす生活は、
 時折、町の人間に石を投げつけられることはあっても、
 両親と一緒に居た頃よりは格段にいい生活だったから。

 見知らぬ場所に行くのは少し怖かった。
 また、あの頃と同じような暮らしをすることになれば、
 夕焼けを見ることすら叶わなくなる。

 でも、このまま私が此処に居れば、
 今は良くしてくれる老夫婦もいつか。
 両親と同じようになってしまうのではないか?

 そんな不安も少し、あった。

 それは、私を庇護することで疲れ果ててしまう姿を、
 彼らと暮らす間、ずっと目にしてきたから――。]

 
(674) 2022/12/13(Tue) 23:51:59

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

  
[実際に、彼に引きずられていく私を
 彼らは引き止めることはなかった。


 ――だから。


 一度、離された彼の手を
 今度は私からきゅ、と握った。]




  
『いっしょにいく』




[赤の瞳を見上げて、彼の共に居ることを望んだ。]

 
(675) 2022/12/13(Tue) 23:53:23

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 現在・中庭 ――


[彼はよく中庭に居る姿を目撃される。
 だから、彼を探す時は大体中庭から探すのが恒例だ。

 チェレスタたちとお茶会をした後、
 お茶会で用意されたメルロンを大事に残しておいて、
 中庭に向かえば、いつものように
 ぼんやりと空を見上げている塔の姿があった。>>309


  プロセラー!
  やっぱりここに居たんだね。

  私も一緒していい?


[駆け寄り、彼の返事が返ってくるよりも先に、
 隣の席をキープしてちょこんと座る。]
(676) 2022/12/13(Tue) 23:53:39

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 

  さっきね、チェレスタが帰ってきたんだよ。
  旅行の話いっぱい話してくれてね。

  それでね、アリアとシトラとお茶会をして……、
  フォルスのところで売ってるメルロンを
  買ってきてくれててー……、


[と、プロセラが相槌を打つ隙間も与えず、
 つらつらと話しかけていく。

 彼が物静かであることは出逢った頃より変わらない。
 もしかしたら騒がしいのも苦手なのかもしれない。

 でも、私は一方的に彼に話しかけている。
 たまに相槌を返してくれることもあるから。
 彼は話を聞いていないわけじゃないのだ。]
(677) 2022/12/13(Tue) 23:53:53

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[初めて彼の名前を問うたときも、
 初めて彼に問いかけた時のように、
 返事を待つまでそれはそれは時間がかかった。


 
『プロセラ』



 あまり馴染みのない言葉の意味は知らない。
 でも、彼にとっても似合っていると思う。]
(678) 2022/12/13(Tue) 23:54:25

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[私が彼に洋館に連れてこられた後も、
 手を引かれた影響で、彼の傍にいることが多かった。

 自発的に話すことはない彼。

 洋館に来たばかりの私も、
 笑いも泣きもしない子供だったから。

 中庭にずっと佇むだけの彼と、
 その傍らで同じように言葉を発さないで
 共にいる少女は不思議な光景だっただろう。

 それでも私は彼と過ごすそんな時間が嫌いじゃなかった。]

 
(679) 2022/12/13(Tue) 23:55:05

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 誕生日の話 ──


[自分の誕生日はなかったし、
 クリスタベルにもらってはじめて祝われたけど、

 誕生日というものが存在することや、
 それは祝われるものだという事は知っていた。

 なぜなら街で働いていた時、
 そういう会話をよく耳にしたからだ。]

「誕生日プレゼントにあれがほしい!」
「あなたが生まれた日だものね」
「誕生日くらい休みたいもんだ」
「今度の誕生日に結婚するの!」
「今度の誕生日パーティさあ、…」


[きっと幸せで特別な日なんだろう。
 俺にはきっと、ずっと縁はないけれど。
 そう思っていた。]
(680) 2022/12/13(Tue) 23:55:09

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


[そんな私たちの姿を見かけた世話役のひとりが、
 私に教えてくれたことがある。

 『太陽』の子を迎えに行こうと何度も、
 洋館を出ていっていたこと。
 彼が自主的に行動することで少し騒ぎが起きたこと。
 
 繰り返し繰り返し行われた行為が、
 彼を少しだけ知った今なら想像ができる。]

 
(681) 2022/12/13(Tue) 23:55:26

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[だけど縁ができて祝ってもらって。
 本当はクリスタベルに祝ってもらえたらそれだけで良かったんだけど、
 他の『証持ち』も妙に祝おうとしてくるやつが多かった。妙な心地だ。

 だけどそのうち、
 ここではそれが当たり前なのだろうと思うようになったから、自分も気が向いたら祝うことにした。
 贈り物は基本的に、
 ”街で買った適当なもの”だ。
 好みは考慮するが熟考まではせず。
 お菓子などの消えものが多いが、『運命の輪』のように謎の必要なさそうなものを押し付けらえることもあったろう。

 ただクリスタベルにだけは違う。
 彼/彼女にだけは、
 特別なものを贈りたいと常に思っているからだ。
 ギャンブルで巻き上げた金がきれいかどうかは審議が必要だったが、自分が働いたようなものだからセーフだと思おう。

 男女兼用デザインのアクセサリーを手作りしてみたり、次の年もそのリベンジをしてみたり、枯れない造花で花束を作ってみたり、虫の彫刻をしてみたり、
 どれも拙く様々だ。

 ある年の誕生日、
 彼女の様子がおかしければきっと気づいただろうけど。
(682) 2022/12/13(Tue) 23:55:32

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[そしてもう一人、
 特別の特別の特別扱いの人間がいる>>573。]
 
(683) 2022/12/13(Tue) 23:55:54

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[普段から彼の事を避け気味だが、
 その日はさらに顔を会わせたくなかった。嬉しそうな様子を見たくない。

 向こうもそうだろう、
 そんな日に喧嘩なんて売られたくないに決まっている。

 だから決まってその日は街に出掛けていた。
 朝から夜まで。クリスタベルには寂しい思いをさせたかもしれない。

 街で別に何をするわけでもなく。
 アレに想いを馳せるわけでもなく、ただ遊んでいる。

 だけど、ふとした瞬間に思い出す事はまあどうしてもあるわけで。
 盗んだものを贈りつけたとき、どんな顔をするだろうな、なんて。やらないけど。ちょっとだけそういう事を考えながら、結局何事もなく何もせず。顔すら出さずにその日を通り越すのであった。*]
(684) 2022/12/13(Tue) 23:56:07

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[どうして彼が私をそこまでして
 迎えに来ようとしてくれたのかは分からない。

 もしかしたら、教典に書かれていたように
 『塔』として『太陽』のことが気になったのかもしれない。

 でも、それはあくまで教典での話だし、
 私と彼とではまた違うだろう。

 それでも。

 出逢ったこともない人間に、
 そこまで気にかけてもらえたことが、
         
          
――私の心を少しだけ温かくした。

 
(685) 2022/12/13(Tue) 23:56:09

【人】 XIII『死神』 タナトス

― ・・・―


[ 13年前に屋敷に送り込まれたこどもは
  誰が見たって『化け物』だった。


  血に塗れて、■が■■て、■■で、■■な。
  なにをどうしたらこうなるのか、
  誰も問わない。問いかけられるわけがない。
  同じ目にあいたくないからね。

  
  ただ、その『化け物』はちゃんと息をしていた。
  心臓を動かして、いきていた。


  生きているなら、咎はなし。



  死神をつれたきたのは、誰だったか。
  その後、彼らがどうなったか。


  記録は、ない。

  
  死が呼ぶものは  ――破滅だから。 * ]
(686) 2022/12/13(Tue) 23:56:24

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
 
  はい、これプロセラの分のメルロン。


[だから、洋館に訪れてからずっと。
 彼とのこの中庭での時間を大事にしている。

 彼の手を取って、その掌にふわふわの雲を乗せて。]


  ねえ、アリスの誕生日には歌を歌うんだよ。
  プロセラも歌ってくれる?


[たとえ返事が返ってこなくとも、
 話しかけることは尽きなかった。**]
(687) 2022/12/13(Tue) 23:56:43
XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。
(a101) 2022/12/13(Tue) 23:57:15

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――売店――

七色シャボン。

[>>652液の量や吹き具合で色が変わって、それがこの洋館の庭園に舞う姿。
 風に吹かれてぱちんと壊れてしまうとしても、いろいろな色がいくつも生まれるなら、儚さを悲しむよりも、次は次はと飽きずに楽しめそうだと思う。
 贈る相手の喜ぶ顔を、脳裏に浮かべながら。]

それにします。
当日までに用意していただけるようなら、それで充分ですから。

[無事、予約と相成った。

 色とりどりの花火も考えたけれど、暗い夜に火を扱うのはまだアリスには早いのではないかと思っていたから、ちょうどいい。
 当日もし遊ぼうとなったら、その時いくらか出してもらえばいいだろう。]
(688) 2022/12/13(Tue) 23:57:32

【人】 XII『吊された男』 ユグ

職員さんがたのお墨付きですか。
紅茶に香りがあるから、マカロンのほうが――

[>>653シンプルなストレートの紅茶なら、ビスケットを選んだ気もするが。
 果実の香りに甘いマカロンを合わせるのはよさそうだった。
 問題はこのままだとまた荷物が増えてしまうこと。
 トレーを借りていくのは気が引けた。]

……アリスに先に渡したいものもありますから、その間に用意してもらったほうがいいかもしれませんね。

[なにせ目の前は食堂でもあるし。
 職員に声をかければ、簡単な茶菓子は用意してもらえるだろう。]
(689) 2022/12/13(Tue) 23:57:44

【人】 XII『吊された男』 ユグ

胃薬が人気、ですか。
……わかる気は、します。

[この洋館において、暴飲暴食に疲弊してという理由は薄そうだ。
 別の理由があるとすれば――自身の知識の範囲では、心身の過負荷であるとか。

 かくいうユグも、胃を痛めるとまではならずとも、ちらほらと見える証持ちの不和に心は痛める立場。
 喜ばしくはないが、人気があるのはわかってしまう。]

それでも、概ね健やかであるならひとまず、よかった。
ありがとうございました。

[そう言って、売店でのやり取りを終える。
 食堂の職員にひと声、茶菓子を注文だけして、離れていった*]
(690) 2022/12/13(Tue) 23:57:56

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
――回想:アリアが連れてきた君


[ ○月×日
 ふと視線を感じた>>587
 見ればシトラだった
 「ハローシトラ♡」って挨拶をした

 ○月×日
 ふと視線を感じた>>587
 見ればシトラだった
 「今日もかわいーね♡」って感想を言った

 ○月×日
 ふと視線を感じた>>587
 見ればシトラだった
 「アリアが君を探してたよ〜」 立ち去る背を見送った

 ○月×日>>587
 ふと視線を感じた
 見ればシトラだった
 「編み物得意なんだって?すごいなー今度見せて〜♡」
 おねだりしてみた ]
 
(691) 2022/12/13(Tue) 23:58:31

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ ある日、ふと視線を感じた>>587
 見ればシトラが居た

 「珈琲淹れてもらった所なんだけど、一緒にどう?」
 そう誘ってみれば、中に入ってきてくれたのだったか
 何はともあれ奥のスペースでお茶をする事が叶った。

 そこまで重ねた言葉は多くなかったけれど
 カフェオレもいいな〜とか、のんびりと会話を楽しんで

 その折、彼女から頼まれる事があったなら
 俺は朗らかに快諾したし
 記念にノートとペンをプレゼントもしたろう。
 アリアとシトラの名前を、最初の一頁に記して。
 
 そうそうタナトスって字が超綺麗なんだよ〜♡って
 どこかの折、そんな事も言ったっけ ] *
 
(692) 2022/12/13(Tue) 23:58:35

【独】 ]]T『世界』 ヴェルト

/*
間に合いはしたが整形とか何も間に合ってない

システムが上手くいってるかどきどきしながら……
(-148) 2022/12/13(Tue) 23:58:53
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a102) 2022/12/13(Tue) 23:59:15

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
プロに間に合った……!
諸々はこれから読みます(ログに溺れながら)

プロセラとの出会い好きだなぁ〜……。
チェレスタも仲良くしてくれるし、縁故に感謝!
(-149) 2022/12/13(Tue) 23:59:29