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【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー「いつの世もお金とは切っても切れないのですよね……」 世知辛く現実的なお話だ。 夢を追いかけるのにもお金がかかるのだから。 「あ、そ、そんな……ああいえ、あまりへりくだってはいいけませんね。 ……それなら見てみたいところがあったのでお付き合い頂けると」 店から出る前に懐に仕舞っていた魔導書を開き、何かの呪文を唱える。 危機感知か、店を開ける際のセキュリティ用のものなのか、ソレを唱え終えると外へと出てくる。 「……その、化粧品……なんですけど」 (-16) 2024/02/05(Mon) 22:40:39 |
【人】 薄荷 アンジュ掲示板の前には既に人が集まっている。 光を宿し、授けられた者たちを知る為、あるいは知り合いの様子を見るため。 民衆でごった返す人波をかき分けながら、じっと張り出された掲示板を一読した。 そこに張り出されている名前に目を細める。 「今日は随分と景気が良い……? のでしょうか。 おめでたいことですけど、ありがたみが減らないでしょうか」 (4) 2024/02/05(Mon) 22:44:30 |
【秘】 仕立て屋 エリー → 薄荷 アンジュ「そうだね、どんな世界でもお金は必須なんじゃないかな」 世知辛い世の中だ。 まぁ、物々交換の時代よりは幾分マシだが。 「化粧品。いいんじゃない? やっぱりリップとか? 下地系もほしいよね。 睫毛は綺麗だからマスカラとかはいらないだろうし…… アンジュは可愛いし、ナチュラル系のメイクがよさそう」 なんて、少しだけテンションが上がっていた。 (-17) 2024/02/05(Mon) 22:53:04 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 薄荷 アンジュ/*お疲れ様です。もちだるまです。 無事に墓落ちしましたが、襲撃ロール等は予定されていますか? 特に無ければ処刑と同様にこちらで処理をすることも可能ですし、簡単に経緯をお聞きしてそれを踏まえてロールしていくことも可能です。 今後のロール方針を決めるのにできればどんな状況かだけ決められたらと思っているので、そちらのキャパに合わせて連絡いただけると幸いです。 (-20) 2024/02/05(Mon) 23:19:00 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 白昼夢 ファリエ/*お疲れ様です。マルマルパです。 無事、襲撃が完了できたようで安心しております。 ファリエさんが宜しければ襲撃ロールをしたいなと考えておりました。 とはいえ然程暴力的な行動で光らせるのではなく、特別なお薬を食事や飲み物に混入させるなどという形で痣を光らせる、というような行動を想定しており、そういった流れで痣を光らせる経緯を作れたらと考えております。 (-23) 2024/02/05(Mon) 23:38:01 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 薄荷 アンジュ/*なるほど!それではプロローグで聞いた話もありますし、自分の痣が変になっていないかを聞いたり予防の薬なんかを出してもらった……みたいな流れが自然かもしれません。 ファリエは一般人なので、痣について詳しいだとか、薬の専門的な話だとか言われると、一切知識がなく不安も強いため簡単に騙されるでしょう。 (-26) 2024/02/05(Mon) 23:51:53 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 白昼夢 ファリエ/* お薬の処方、とても良いですね。 特に痣の状態については興味がある、という素振りも見せていましたし、立場的にも自然な形で「ご体調はどうでしょう」「痣に変化はありませんか」という風に気にかけて近づくことも容易ではあるので、そういった面でも近づきやすいですね。 痣は自分の身体にも浮かんでいるものですし、薬を取り扱う者として「試薬を作りました」ということも容易なので、そういった形でお薬を処方して、光るまでの流れを作れたらと思います。 (-28) 2024/02/06(Tue) 0:06:05 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 薄荷 アンジュ/*具体的な部分はアドリブで合わせるので全部お任せします。 ファリエは祭り期間中は一人で街中を歩いていることもあったので昼間ならいつでも構いません。こちらから探すことは無さそうなのでそちらから声をかける形で始めて頂けたらと思います! (-31) 2024/02/06(Tue) 0:53:41 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 白昼夢 ファリエ/*承知いたしました。 それではこちらからロールを投げさせていただきますので、よろしくお願いいたします! (-50) 2024/02/06(Tue) 15:58:39 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 白昼夢 ファリエ「……ひとが、おおい」 店をあけているのか、大きめの袋を持ちながら人を探していた。 昼間ということもありどこに行くにも人が行き交い、楽しそうな声が降ってくる。 ……そんな中、同じ痣の持ち主を見つけようとしていた。 人を避けていたか、紛れていたか、休んでいたか。ともあれ自分はあなたを認識するとまっすぐ訪ねに向かう。年上の人だけど、シンパシーを感じていた人だ。 「……ごきげんよう、ええっと、ファリエさん」 (-51) 2024/02/06(Tue) 16:04:57 |
【秘】 宝石集め カリナ → 薄荷 アンジュあなたに再び手紙が届いたのは、女の痣が光った知らせの後だった。 『プリシラは共鳴者 対になる仲の良い存在が居る 同じ転生者だけれど それ以上の情報はないわ』 『今回はもう一つ』 『ダーレン 彼は痣を光らせる力と関係していると思う 今度話を聞いてくることにするから 気を付けて』 『他にも居なくなる人たちは居る 痣を光らせられる人も残ってる 私はなんだか もう聖女の声が届かないらしいけど もう少し何かできないか調べてくる 大丈夫 あなたの言う通り 光っで怖いことはなかったわ また会いに行くね あなたの友達より』 (-55) 2024/02/06(Tue) 18:20:00 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 薄荷 アンジュ「私ですか?」 女は喧騒の中でもあなたの声に気づいて振り向く。 昼下がりに小休憩にでもと良さげな場所を見繕っていた時だった。 「アンジュさんでしたね。 その荷物、もしかして祭りで出店でもされているんですか?」 教会で会った痣持ちのひとり。 数日前の事で、言葉も交わした相手だから覚えていた。 (-56) 2024/02/06(Tue) 18:21:46 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 白昼夢 ファリエ「はい、メインストリートで薬と……お花のアクセを売っています。 花冠とか……」 いそいそと袋から花で編まれた冠を取り出して見せた。雪の結晶を模した花や葉が綿密に編まれている。 「必要な常備薬や緊急の薬が入り用になったら、私がすぐに駆けつけますので……。 嗚呼……いえ、宣伝はほどほどにしないと。 歩き売りをしながら見つけられれば良いなと思っていたんです。同じ痣持ちの方にご用がありまして」 (-63) 2024/02/06(Tue) 21:37:08 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー「どうあれ商人のはしくれですから、お金とは切っても切れない縁がございます。それも醍醐味というものかもです」 あなたが良ければ目的の店まで案内しながら続きを話していくだろう。 「はい、リップと……あと保湿できるものがほしくて。 あんまり派手なのは確かに好みでもないし似合う感じでもないなって思ってて……でも人前に出る仕事なら繕うくらいはできたほうが良いとは教わってて、まずは軽いもので……みたいな」 そうこうしている内に目的の店にたどり着いたらしい。 ほのかに甘く、清潔感のある香りと雰囲気が漂っている。 (-65) 2024/02/06(Tue) 21:44:21 |
【秘】 仕立て屋 エリー → 薄荷 アンジュ「ふんふん、なるほど……」 繕う程度。 化粧に興味があって進んできたというわけではないのか。 まぁ、それでも楽しんで買い物ができるならそれでいい。 なんだかんだと考えている間に、店へ辿り着いていた。 香水も売っていそうな甘い香りがする。 「保湿なら化粧水とか乳液とかは必要だね。 リップは肌と色を合わせて見たいし…… まず何から見よっか?」 (-67) 2024/02/06(Tue) 22:17:58 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー本格的に化粧も覚えたいけど、まだいいかな、という気持ちもある。 それよりも仕事に注力はしたい。ともあれとはいえ今後のためにもそれ自体は必要なわけで。なんとも難しい塩梅だ。 「じゃあまずは化粧水と乳液一式を……これと、これを」 植物、自然由来のものをチョイスしていく。 肌をトーンアップして見映えを良くしながら、目的の保湿も見込める上に値段はリーズナブルなものだ。 どうしようか見比べつつ、香りのあるものも手に取り始める。 「人と対面する時なら、私自身からは匂わない方が良いのでしょうか。 お店とかの雰囲気作りには……お店をコーデするなら香りは大切だと思いますけど……エリーさんはどう思います?」 (-69) 2024/02/06(Tue) 22:53:54 |
【秘】 仕立て屋 エリー → 薄荷 アンジュ「ううん……僕としては薬の香りと喧嘩しないなら、 アンジュからはいい香りがした方がいいと思うよ。 いい香りは印象をよくするしね」 だけれど、薬草類の香りと喧嘩しない香りを探すのは簡単ではないかもしれない。 いや、店員に聞けばそういったものもあると教えてくれるだろうか。 「あ、でも匂いが強いのは逆効果だからね。 ふわりと香るくらいのものがおすすめ。 今のアンジュは……」 と言って、あなたに顔を近づける。 どのような香りがするのだろうか。 (-70) 2024/02/06(Tue) 23:23:54 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 薄荷 アンジュ「わ。綺麗……後日見に行かせてもらいますね。 あんまり予算に余裕はありませんけど……記念に」 ラインナップに目移りしながら嘆息。 見ての通りファリエはアクセサリーなどは一切身に着けていない。 祭りだというのにこの様子。 そういう物を買いそろえるのは滅多にどころか、皆無なのかもしれないと想像できるだろう。 「ああ、用って私個人じゃなくて痣だったんですね。 ちょっと納得。どうしたんですか?」 「と言っても私に答えられる事なんて殆どありませんよ……?」 (-72) 2024/02/07(Wed) 0:07:01 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー「お、おぉぉ。エリーさんもそう思いますか。 殿方からのご意見はいくらあっても困りませんから、とても参考になります」 あれとこれと、あれは違うこれが良いかも。 色々な化粧水や乳液なんかを吟味して選び、肌質に合うものをチョイスしていく。 「そうですね。私は……おぉ?」 顔が近い。己から香るのはほんのりとした薬のようなかおり。 それも少しすっきりとした、ハッカの香りを感じるかもしれない。 強いて言えばミントや柑橘系、後者はほどほどにすれば喧嘩せずにすむのかもしれない。 (-83) 2024/02/07(Wed) 9:45:58 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 白昼夢 ファリエ「薬以外に売るものを急いで作ろうとした物なので、お安いし、割引しますので」 薬に関しては品質をわざとバラけさせることで熟練から初心者まで幅広く対応するものを売っているが、こうしたアクセは加減もまだ分からないのでお試し価格で統一されている。記念品価格にするのも忍びないということもあり。 祭りに浮かれている人々と違って、きっと常通りの自然な姿なのかもしれない。それ自体は己もそう変わらないけど。跳ね上がるのは価格だけで、心構えは常通り。 「防腐処理もしているので……お部屋のインテリアにも使えるので」 苦笑しながら、そうですね……と一つ間を置いてから。 「気にさわったらごめんなさい。 えっとですね、痣が光るあとと前で変化が訪れる……一種の病気なんじゃないかというお話を耳にしまして。 そのあとのメンタルや体調のケアができればと思っていたんですが……体に作用するものなら、不活性化するものを作れば予防できるのではないかと思いまして。 自分でも飲んでみたんですが、特に活性化する様子は今のところなくて……ほかの被験者のデータがあると嬉しいな、と思いまして」 荷物からまた別の、厳重な箱に入ったそれを慎重に取り出す。 配合したてなのか、白い粉薬らしき包みをそっと、他の人たちから隠すように見せる。 「お祭りで聖女様を信仰する立場の多い中で疑る真似をしたくはありませんが……よければ手伝ってほしいのです。なにか救われるものがあるかも、しれないので」 (-84) 2024/02/07(Wed) 10:09:04 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 宝石集め カリナあなたに手紙を貰って読み込んだ後、あなたに向けてまた声が送られた。 『――なるほど、彼女もそういう……』 『ダーレン……嗚呼、あの怖い雰囲気のお方ですか』 いの一番に立ち去った姿は印象的だったから、よく覚えていた。 だから少し気にかけてもいたのだけど。少し考えるような間を空けて、再び声が続く。 『……危ないことはしないでくださいね。カリナさんも気を付けてください。 怪我とかされたら……心配、ですから』 『転生者……他の世界から来た人……。 そしてどこかへ行かなければならない人……たくさんいるんですね。 ……私の知らないことが沢山で、私以外みんなそうなのかなって思っちゃいます』 『同じ痣を抱えているのに、少し……根本的に【違う】んだなって思うと……』 『いえ、すみません。カリナさんも光ったという知らせを受けて心配でしたけど……それなら安心しました』 (-86) 2024/02/07(Wed) 13:00:53 |
【独】 薄荷 アンジュ「――でも……どうせなら、私の手でそうしてあげたかったなぁ。 友達を『助ける』のは当然のことなんですから。 襲った人も『助けて』あげないと……」 ゴリ、ゴリ、と『薬』をすり潰していく。 (-88) 2024/02/07(Wed) 13:39:33 |
アンジュは、とても機嫌が良い。 (a4) 2024/02/07(Wed) 17:10:01 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 薄荷 アンジュ「ふふっ。なんだか盛りだくさんですね。 じゃあ子供達が喜びそうだったら買いますよ。 それだったら私のポケットマネーじゃなくて孤児院のお金も使えるから、色々手が届くようになるかもしれません」 さすが店を構えるだけあって謳い文句はひと揃い。 そこまで言われたら前向きに検討をし始める。そういう性格。 どこかしら女も祭りの空気にあてられて気が緩んでいるのも一押ししていた。 「はあ……」 世間話はさておき。 説明を聞いて、受け取った粉をてのひらに包んで、それから首を傾げた。 正直きちんと理解できた気がしない。 「……この痣が病気かもしれないって話は本当だったんですか? これがその病気に効く、かもしれない薬?」 整理するように聞き返す。 今のところ確かに大きな不安はあったものの、特別変わったことは自覚していない。 そのための薬、と言われてもピンとこないのは仕方なく。 しかしこれが 祝福の証 ではないという説にはどこか信じたくなる気持ちがあるのも事実だった。「協力するのは構いませんが、まだ試験段階ということでしたら……その副作用とか。 その辺りは大丈夫なのでしょうか?」 薬なんて滅多に買うことがない女は分からないことそのものが懸念らしい。 (-97) 2024/02/07(Wed) 20:49:13 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 白昼夢 ファリエ「ふへへ。子供のさじ加減となると難しいですが……女の子がいれば気に入って頂けるかと。 こういうのを大事にしてくれそうな子であれば、せっせと編んで作った甲斐もありますから」 利点を見出し、付け入る隙を見つけて、妥協点を提示する。 商売人になってからこういう話をする機会はぐっと増えた。話しやすい相手、というのもあるけれど。 「本当かどうかはまだ分かりません。ですが一種の予防効果は期待できるものとして踏んでいます。 痣が光る要因が祝福という名の病、ないしある種の呪いのようなものと仮定した場合、それらを阻害する方法で乗り切ることが出来ると考えています。 対呪、対魔に効く効能の薬と、それに体に活力を与える数種の薬草を混ぜた上で調整しています。 本来であれば光った後の予後処理さえ行えば手間はかからないのですが……こうして事前に予防策を練れば、皆さんが余計に辛い思いをしなくて済みますから」 そうして副作用とか、と口にされると。 「少し体温が上がったり、疲労感は出てくるかと。ただ一晩寝れば副作用は感じなくなるかと。 ……お代はいりませんし、よければこの花冠も差し上げますので……。 皆さんを救う手助けをしてくださいませんか」 あなたに花冠を差し出しながら、勢いよく頭を下げる。 (-98) 2024/02/07(Wed) 21:10:33 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 薄荷 アンジュ「どうでしょう。やんちゃな子が多いから壊さないようにちゃんと言っておかないとですね」 当然商人とのやり取りなんて不慣れもいいところ。 それはもちろんこの薬についても同じで。 「ええと……うーん……」 花冠まで差し出されて頭まで下げられている。 どうしたらいいのか分からない。 何かを自分で選べることは数えるほどしか無かった。 だから選ぶのは苦手だ。 選べないことはある意味で身を任せるだけで済むという楽さがあるのを感じずにはいられない。 「あの、頭をあげてください。そこまでしてもらうような人間じゃありませんよ。 でも……こんな私でもみんなの救いの手助けができるなら」 質問の回答を聞いてもやっぱり分からないままな部分の方が多いけれど。 女にとっては一つの結論を下せたようだ。 「分かりました。もしかしたらその為に選ばれたのかもしれませんし」 その為なら耐えられるものだと、判断した。 どうして一般人の取柄もない人間が祝福など受けようか。 あなたから与えられた分かりやすい餌はとても魅力的に映ったに違いない。 「使い方はこれを飲むだけで良いんですか?」 (-99) 2024/02/07(Wed) 21:47:45 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 白昼夢 ファリエ「あ、ありがとうございます……! これで皆さんを救うことができます!」 ぱっと顔を上げると、泣きそうな程の勢いで眼を潤ませていた。 ――選択を迫る際、泣き落としや懇願、脅迫も含めて、事実上の選択肢を一つに絞らせる手法は数多くある。 「いいえ」と言われたらそれまでではあるものの、あなたは真摯に話を聞いてくれて、一笑したりはぐらかしもせず受け止めてくれた。 ……なればこそ、あなた以外に適任はいない。 「いいえ、あなたはとても立派な人です。私を笑わず受け止めて下さったんですから。 これもまたお導きなのでしょうか。本当にありがとうございます!」 同じくただの一般の人間で、こんな幼い自分がなぜ選ばれたのか。 こうして猛進し、薬を作るためだったのだと再認識する。それが認められたことが嬉しくて、縋るようにまた頭を垂れた。 「はい、この薬を飲むと効果が表れます。最初は熱っぽい感覚が来ると思いますけど……すぐに良くなりますから。お祭りの参加に支障は出ませんので」 (-100) 2024/02/07(Wed) 22:44:51 |
【秘】 仕立て屋 エリー → 薄荷 アンジュ「第一印象って大事でしょ? 見た目以外に声、香りもそれに入るからさ。 特に客商売なんて中身見せること殆どないんだし」 ぼろきれを着た何者かが売る商品と、見目麗しい女性が売る前者より少し高い同じ商品であれば後者の方が売れるはずだ、などと講釈を垂れて。 化粧水の成分は恐らく薬師のあなたの方が詳しいだろう。 特に口は出さず見ていた。 「薄荷……柑橘系……うん、今の香りなら喧嘩しないと思うし、 もう少し強くても問題ないかも。 いい香りだと思うよ、アンジュ」 (-103) 2024/02/07(Wed) 23:43:14 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー「声……そっか。あんまり意識してなかった……」 身なりに気を遣い始めたのも最近のことだが、己から発せられる情報、商人としてのある種のステータス。 店の並び、品数のラインナップとそういうものばかりを重視しているけれど、そうした外面で得られる情報の意識をそれほど感じたことはない。 目からうろこを落としたようにぱちぱちと瞬いて、無意識に自分の喉元に指を当てた。 こうした少女らしい風貌でいる内はともかく、いずれ必要になることのはずで。 見目麗しい後者側の女性になるためには、早期に理解しなければならない事柄だ。 ひたすら化粧品を吟味して、肌質にあいそうなものを選びつつ、リップもチョイス。 「……それなら、これにしてみます。ちょっとだけ、オトナっぽい感じに……なれそうですし」 そう言いながら、ベルガモットとローズ系をチョイスしてみることにした。 てきぱきと選び抜いて、購入のために店員に声をかける。 (-107) 2024/02/08(Thu) 1:00:03 |
【秘】 仕立て屋 エリー → 薄荷 アンジュ「例えばそうだなぁ……んんっ、あー、 あー…… 」男性の中では高めなハスキーボイスが、更に高くなっていく。 「 もしもこういう風な声なら喧騒の中でもある程度通るし…… あ、あー…… 」次はどんどん低くなり、声が太くなる。 「 こんな声なら女性が入る服飾店では怖がられそうだよね。 こほん、だから声も重要な情報だよ。店員を目当てに来る客だっているんだから」 なんて言ってから、あなたの化粧品選びを眺めている。 時折、この色なんてどう? と提案をしつつ。 ……こうして化粧品を眺めて選ぶのはいつ振りだろう。 「はは、無理して大人っぽい感じにならなくてもいいんだよ。 でも何事も経験だし、いいと思う。 一番大事なのは、自分に似合うものを選ぶことだからね。 あとは自分の気分を上げるようなのとか。 お洒落って、自分のテンション上げるためにするようなところもあるしさ」 店員はすぐにやってくるだろう。 購入の時は当然のように財布を出して、改めて支払いはこちらが持つと言った。 これも経費に入れられる。簡単だ。 (-109) 2024/02/08(Thu) 2:47:48 |
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