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【独】 ブチ抜く ユウィ/* なんか寝取られみたいだなこの返信順…… (実際は逆で、忠義による奉仕よりも上位の優先順位にジャコモ君への愛と信頼のそれが来たから寧ろ純愛が勝利する) (-49) 2024/04/02(Tue) 2:19:07 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ愛おしそうに頭の後ろや背を撫でる。思い遣る気持ち、それに混じった雄らしい本能を詳らかに感じ取って思わず苦笑を溢しながら、抵抗なくベッドへと押される。 込められた優しさも相まって、頭をぶつけないよう気にして倒れ込む余地ぐらいはあった。 「長いこと溜め込んできたのはわかる」 「一晩で全部味わい尽くす勢いじゃないか」 尾が尻の下からベッドの縁に沿うように伸びて、腰を少し持ち上げる。下腹部が突き出され足の付け根に力が入り、なんとも言えない姿勢だ。 芯を持ち尖った乳頭は、耳から伝わる甘い感覚も手伝ってその周囲を擽られるだけでも悩ましげに熱の籠った吐息を溢す。それだけでも決して少なくはない経験を想起させるかもしれない。 他人を抱くのみならず、きっと誰かの前で乱れる姿を晒したことがあって、けれどそれが今は全部、あなたのもの。 「ハ、オレまでっ……急かすなよ。 随分と偉くなったもんだな……」 表情だけはまだ平静を崩さない。如何あれど喜ばれるだろうが、どうせならまだ手強い獲物を装いたい。滅茶苦茶にしたい、されたいと言うように嗜虐心と被虐欲求は表裏一体だ。 「思うまま摘んだり甚振ったりしてくれよ…… みっともなくイき散らかしていいならそうするし、 “待て”って命じるようなら気が済むまで従ってやる」 「それともレディを扱うよう念入りに愛してくれるか……? 今のオレは鏡みたいなもんだ。 いつかのオマエにきっと帰ってくるぜ」 二律背反は何も一人のものだけではない。今すぐにそれが形を成すことはないが、受けたことに対しマフィアらしい報復行為に出るのは道理ですらある。 威勢よく啖呵を切ったのはいいものの、淫らな水音が耳の中で響けば呆気なく言葉を詰まらせて身を捩った。 (-90) 2024/04/02(Tue) 13:11:37 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「おいおい……恥を忍んでやってんのに」 一層勃ち上がったそこを見せつけるような身動ぎをする。いやらしさを見て取られるのはそう悪い気分でもない。あなた相手なら特に。 「……ああ。オレは結構、 上司連中とかに"使わせる"こととか、多かったぜ? オマエの耳に入れたらと幻滅させちまうと思ってな。 噂のひとつも聞かせないようにはしてたが」 こうして妬かれることも、だ。ただ怒らせたいわけでもない、からこれからは身の振り方を考えなくてはならないのやも。 内容を一つずつ教えて、過去を塗りつぶすように再現していくのも悪くはない、と考えて、それもきっと今日ではない。 「どこまで行っても正真正銘の傷物だ。 これからも……オレはジャコモの見た大きい背ばかりの人間じゃないってこと、何度も見せることになると思う」 「それでもいい、って言え──ァ、は……」 昔じゃ考えないくらい、最大限甘えたことを言う。全部見たいなら寧ろ上等だろ、と挑発の如く。 なぞられて意識させられていた胸先の感覚に刺激が走って、間もなく鋭い快楽となって、身を駆け巡った。 歯は易々と突き立って、僅かな弾性を持って舌や指を押し返し、そうやって苛め抜かれる度、男の喉は低く色っぽい声をあげる。 「今更無理とか、言わせねェよ……」 芽生えるのは執着だ。愛も欲情も嫉妬も一身に受けていたい。 (-103) 2024/04/02(Tue) 16:06:06 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → バンカー ストレルカ「オマエ……」 思わず目を剝く。こんな状況で何を。 否、こんな状況だからこそ動かなくてはならなかったのか。 「知ってるだろ。オレはこの船で……疑いを持たれている。 別に、死ぬなら死ぬでいいじゃねェか。 まして全部忘れるなら、 それほど便利な暴力屋は他にない」 「──なんて、AIに問いても仕方がないんだろうな」 はじき出した計算の答えを捻じ曲げるのは、 人の言葉や暴力では到底無理だ。技術屋を持ってくるべきで。 単刀直入に切り出してきたところに、 あれこれ文句をつけるのも到底趣味ではなかった。 「ストレルカ。昔のまたその大昔の、御話上の狗。 ……船に乗った皆が無事に帰れるように。 そんな願いでも込められた、良い名をしている」 「そうだ」 「オレの『今』に忘れたくない相手が、一人できた。 オマエなんかじゃない。だけどそのついでに預けといてやる」 (-126) 2024/04/02(Tue) 17:03:55 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → バンカー ストレルカ「後悔すんなよ?」 「オレサマのデータはきっと、重くて厄介だ。 テメエ如きに抱え切れるか……見ものだね」 (-128) 2024/04/02(Tue) 17:04:12 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「オレはジャコモを甘やかすこと自体は好きだよ。 喜んでもらえるってんなら両想いだね……」 窮屈な姿勢には慣れている。それもこれまでの経験によるもの。 支えを借りつう腹の筋肉に力を込めれば難なく頭を起こした体勢のまま止まり、重ね合わせた口内で精一杯に舌を伸ばして蹂躙を受け入れる。 「……ん……、……ッ、!!」 乳首の先が掻かれると堪らず全身に力が入り、じわじわと近付く胸からの昂りのような感覚に心を備えていたところをさらに弾かれるなら、唾液の混じり合う口腔の奥から声にならない呻きを発し肩を震わせて、そして最低限を残し身を弛緩させた。 「……ふは、……見縊ってるつもりはないが…… 少しでも臆したらブチのめすつもりでなァ」 緩く開き、回りの鈍い舌でまだ粗暴ぶって言葉を発してのける。 息は荒く、蕩けた目にもやはり獰猛さが残っていて。 「……カッコいいじゃん」 「オレを呑める度量も……オレ好みとは、言ってやる」 もう一度、今度はこちらから口付けをした。乱暴なものではないが、啄むばかりではない舐るようなキスで行為の続きをせがむ。激情を冷ますにはまだまだ足りたものではない。 (-167) 2024/04/02(Tue) 20:37:35 |
【墓】 ブチ抜く ユウィ「ひとつだけ、確信をもって言えることがあるとしたら」 黙っているつもり、ではあったが。 思案が実を結べば一言二言は発したくもなるものだ。 「拳銃でモロに失血死するトコ撃たれて、 逆に殺し返せるほどの力で悠々と杭を打てるかって言われたら、ウチん護送団の野郎どものレベルでようやくだろ。我らがエンジニア様の印象以上に、あいつの体格じゃできないと思う」 こと戦場において己は只の素人ではない。 火事場の馬鹿力が存在しているとして、 更なる隠し種がなければあり得ないことだ。 「仲良しだからこそ、こと殺し合いに話が至っても会話の流れがまとまって。エーラが敢えて釘を打たせてから、アウレアを撃ち殺した、とか。 二人の言う通り不意打ちなどはなかったと思われる」 「あとは」 「先のロボがハチャメチャ沙汰に一番必死こいて対処してたのはアウレアだろ?あいつがそれらを含めての下手人だったとしたら大ボケが過ぎる」 冗談交じりだが本気だ。メイドマンであるならば、 もう少ししっかりしていて欲しいという願望も混ざっている。 「……まあ、憶測は憶測だがな……」 #安置室 (+8) 2024/04/02(Tue) 21:27:54 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「本当に可愛いなテメエは……」 潰さない程度に強く力を込めて抱き締め返す。可愛げに塗れて苛立ちすら感じられる言い方だ。なんなら体重をいくらかけられたって苦でないというのに。 「ペットじゃあるまいし、名前をつけるだけなら自由だ…… だからこそ悩ましいとも言えるが」 「こんだけ言を交わして肉に触れさせて、 オレも勿論愛してないわけがねェんだぜ」 今度はこちらが半目で、唇を尖らせてキスを受ける。戯れにさらに窮屈に両の膝や足で抱えて離さないポーズを示しながら。 「なァ」 「オマエ以上の男は現れないんだろうなって思ってるよ」 唇の離れてから姿勢を変える頃合いに、 胸の蟠りを一つ一つ解していくように言葉を紡ぐ。 「だからもっと落ち着ける時になったら、 腹を割ってゆっくりと愛を語らおう」 「まだ言葉にできてないことがあるだろ、お互いに」 船から降りたその後でなくとも、何かの機会があれば必ず、答えを出すのに惜しまない時間と労力を費やしたいと思う。これが単なる気まぐれではなく本気であることを伝えるためにも。▽ (-208) 2024/04/03(Wed) 2:18:39 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ尻を持ち上げて、臀の谷間を隠してしまうのも如何なものだろうかと尻尾を腰から横に流して下す。秘部は全て曝けて、抱き込むに際しても大した障害にはならないはず。 シーツに押し付けた横顔はもう随分と赤い。一杯程度の酒で駄目になるわけがなく、言い訳も効かない。 「クソ、さっきの乳の感覚が、残って、て…… そんな遊び方したら、直ぐ、出ちまうだろうが」 言葉とは裏腹に待ち侘びていた雄の快楽を受けて声色は歓喜に染まり、緩慢な腰の動きが生まれた。 先端を重点的に擦れば深く大胆に、擽りにはかくかくと小刻みな振りで応えて。本能に基づいて精を吐き出すところを探りでもするような、そんな性に結びついた動作を思わせる。 「ッ……あんま、見るなよ、 マジで……みっともねェから……」 ここに至ってようやく余裕の仮面は殆ど崩れて、 ただ一人の男として恥いる事ばかりしかできない。 (-209) 2024/04/03(Wed) 2:20:48 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「オレサマを正面切って可愛いって言えんのもなあ…… 趣味の問題で……横恋慕される心配はなさそうだが」 そもそもこちらに首ったけであることが丸わかりであるからして。一体どれぐらいの慕情を隠し持っていたんだか。嘆息ひとつ。 「増やすって、……ぅお、 ん、……は、本気じゃねェか」 経験と体格によるものか一本は容易く受け入れ、二本目も軽く抵抗を持ちながらも咥え込み、窄まりは指の動きに合わせて柔軟に形を変える。 侵入に応じて度々締め付けるが、それもだんだん吸い付くような働きに変わっていった。 奥まった内壁、直腸を隔てた少しばかりの膨らみを探り当てられると、息を呑む硬直が挟まっては、穿りを続けるなら断続的な喘ぎが押し出されていく。 「あァ、そうだよ……」 「オマエ、に、情けねェとこ、 こうやって見せんの……やっぱまだ、」 「……おいッ、も、出るって……!!」 同時に性器の覚束ない愛撫を受けては身体を左右に捩り、それでも快楽から逃れる場が無いことを悟り、上擦った声と反り返った腰は絶頂が近いことを具に表していて。 敢えて媚びるでも淡々と流すでもなく、けれど心から甘えてもいい相手への相応しい仕草がわからず顔を伏せては与え尽くされるものに身を任せた。 (-256) 2024/04/03(Wed) 14:37:12 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「馬鹿言え……畏れられなきゃ仕事にならん。 事実を言ってるだけだ…… 別に嫉妬させてェってわけじゃない」 「よく知ってんな、そんなこと……ぐ、」 「……っ、どうです……じゃねェ、ッ……」 それ以上は言葉にならず、拙く扱かれる性器へ意識を集中させるが、腸内の指の動きがより激しくなれば感覚に脳を掻き乱されて。熱に浮かされた善がり声で喉を鳴らしながら前立腺から押し出されるままに精を吐き出して、あなたの手を汚した。 上気した顔をベッドに埋めて。荒く胸を膨らませた息を数回。 宣言通りずっと、今も見られているのだろう。怒りに羞恥と充足感で綯い交ぜだ。 「……は、ァ、……及第点は、くれてやる…… ……つかオマエこそさ、誰か抱いたこと、あンの?」 こちらは嫉妬なんて可愛げのあることをするはずもなく、単純に興味だ。どちらにせよ違った方向から諦めがつく気がする。 「そっちの"ハジメテ"を貰えるなら一層責任を奪えるし、 そうでないなら遠慮なく塗り潰し合える……」 「とにかく。まさかこれで終わりって訳じゃないよな」 少しだけ落ち着いて挑発する余裕くらいは取り戻す。 また横顔を向けて、瞳を向けて、後孔が一度収縮して。 横にやっていた尻尾の先が、覆いかぶさる腰を撫でた。 (-304) 2024/04/03(Wed) 23:54:02 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「飾らんなオマエの言葉は…… あー頭こんがらがる、畜生め」 未だ絶頂の余韻に浸る最中であるせいか、降り掛かる発言や視線が心にまで浸透してくる。身も精神も隠してくれるものがない。本当に立場を忘れて没頭してしまいそうだ。 「まだ……満足もしてないのに、 これ以上褒めるわけにはいかねェな」 「あァそ。そんなもんか。 ……じゃ次は楽しみにしてろ。 オレは責任を何よりも重んじるぜ」 それだけはあの日飛び込んだ時からずっと変わらなかった。滅茶苦茶にされたいとも言われたからにはそのうち応えなくてはならないだろう。 「流石にそんな鬼じゃないよ、オレも」 愛嬌を込めて尻を振り、おねだりに対しておねだりを返すような仕草を見せる。 尻穴を他人の陰茎で穿たれることの快楽は指の比ではない。しっかりと性行為を働いているという心の持ちようが身を屈服させて、甘美な背徳感で頭を焼いてくる。 「ァ、は……好きに入りな、よ…… こっちはお預けしてもいいってか……」 これだけ愛を注ぎ込んでくる可愛いオスのそれなら、肛門を解されるだけでも直ぐ様幸福感が溢れ出す。奥の方が疼き、けど神経の詰まった入り口を掘削されては身悶えすることしかできない。 くぽ、と空気を孕んだ孔の音を鳴らし、それにまた恥入る唸り声が響いた。 (-310) 2024/04/04(Thu) 1:15:13 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「あ゛ッ……!?」 ほんの一瞬だけ、じんじんとした疼痛が走り、だが抉るような抽挿に激しい雌の快楽を叩き込まれる。視界が明滅して、シーツを力強く握りしめる。 「あ、が──ッ、゛♡!!」 捲れ上がるんじゃないかってぐらいの勢いに腰は砕け、同じく獣の如く息を吐くたびに唸りをあげて冷や汗が垂れた。 結腸がごりと音をたてて亀頭を受け止めるたびに頭が馬鹿になるほどの快感と幸福感が分泌されていく。 雄に対する服従の感覚が暴力的に焼き付いて、売り言葉に対する挑発や漏れ聞こえた言葉への抗議など、他のことを考えようとしてもすぐかき消されてしまう。 「ジャ、コモ──、おま、ぇ、〜〜ッ!!」 散々弄ばれた直後、もう既に限界が近い。どんな抵抗も意味を為さなくて、最奥から湧き上がる何か“まずい”と錯覚する程の昂りがすぐに身を貫こうとしていて、髪を振り乱して啼いた。 (-319) 2024/04/04(Thu) 2:49:59 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ肉を打つほどの突き入れに揺さぶられるまま、 我慢ならずに昂った声で吼える。 名前を呼ぶ声も吐息も至近距離にあって、頭から降る慕情に近い脳内物質と腸内から突き上げる多幸感、やはりそれが大切な相手によって齎されるものならば、その場だけは一人の雌に堕とされていく。 「ふ──ッ、あ゛、は、やく……ッ!」 そちらの限界も察しては慮れる余裕もなく、片手で肛を拡げて蹂躙を乞い、強い絶頂へ何度も叩かれ押しやられた。 うわ言のように絶頂を意味する言葉を幾つか口走って。身はびくびくとした痙攣を起こし、頭の中が真っ白にトばされる。 「───」 歯を強く噛み合わせて、眼球は上を向く。自分もまた性器からだらりと精を垂らし。溢れるのが勿体無いとでも感じているように、無意識のうちに何度も孔を引き締めては搾った。 「……は、……ふ、……」 「そんなに……欲しかったのかよ。点が」 (-331) 2024/04/04(Thu) 12:29:06 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「まァ……よかったよ。凄く」 文句を付けるとして、遠慮が無さすぎなんて言える筋合いはない。生ぬるく抱かれる方が腹が立っていた気がしなくもない。 「ヤなら抜け。中に出した時点で遠慮もクソもないだろ」 「……体なら大丈夫だ。骨も内臓も、 オマエの知ってる通り滅茶苦茶丈夫だし」 「いいだろ、オマエの物にしたいんだったら。 所詮義体……消したけりゃどうとでも消せるし。 オレをモノにするなら積極的なぐらいがちょうどいい」 もうすでに調子を取り戻しているのか、尊大な言い方で何もかもを許容する。尾で相変わらず背から腰を撫でつつ、今更な発言へと苦笑を零した。 その下でわざと尻を押し付けていたりはする。身体が丈夫なら、体力もまた人並ではない。 「……本当に。この先のことはしっかり考える必要があるな。 ソルジャーやメイドマンが愛人をとることは珍しくないが、 オマエの向上心によっちゃ、それじゃ足りないかもしれん」 「楽しみだな。オレたちがこの先どうなっちまうのか」 (-341) 2024/04/04(Thu) 17:00:01 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「いやまあ……大概はオレが赦したことだし。 怒ってほしいならそうしてやるが」 一度は揶揄ったものの、引き抜くなら好きにさせる。自分まで今がっつき過ぎたって仕方ない。組み伏せられてなければ基本的にはいつでも優位をとれるのだ。 「……ハ、聞きたいか?思い浮かんでることはひとつある」 こんな尻を上げた姿勢では恰好がつかないから身を起こして、 とりあえず胡坐をかく。汚さないよう尻の下に尻尾を通しつつ。 「本当にロクでもない話だが…… まア、オレがまだ血の掟を交わしてないのは幸いだったな。 取れる選択肢は幾許か多く残されていた」 「いつかオマエを攫うよ。ノッテファミリーから」 やはり今も、あなたは此処にいるべきではないと思っている。 それでも──傍にはいるべきで、それを承諾して、 ならば己が様々なものを支払ってやりたいのだ。 「護送団の連中も……派閥が割れるだろうが。 ついてきてくれる奴を引き連れて、星を発つ。 そうしたら。ジャコモと今より対等に向き合えるだろう」 「……あるいは、オマエに止められるならそれもいいね。 ファミリーを愛してるなら、こんな話突っぱねるべきだ」 緩く笑う。ここまで来たらどうであれ望むところなのだ。 (-346) 2024/04/04(Thu) 20:38:08 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 通信士 カテリーナ/* お疲れ様です、ぎんがにおもいをです。 個人的な回答としましては、2寄りの"3"です。 なんならユウィも作戦に対して心ここにあらずの状態になりつつあり……ここで済んでも全然畳める位置に来ております。無理に続けるよりかはよっぽど良い結果になるだろうとも。 とはいえ何か思いつきや心変わりがあった時には好きにしてほしいとおもう為、本当に自由に動いてもらって大丈夫です! しんどい立ち位置を任せてしまって本当にすみません……手伝えることがあればいつでも仰ってください。ご連絡ありがとうございました。 (-353) 2024/04/04(Thu) 22:21:33 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「なんだ。……勘づくのが早いじゃん」 裸体のまま、纏うガワは既に破られており。 それでも獰猛な瞳が動揺を捉えて、結論を見透かす。 そうだ。あなたの目を逸らし続けてきた違和感は、 ずっとそこに在って。今決壊を始める。 「なァ」 「だからさ。オレは後悔したんだよ。 オマエがこんな世界に足を踏み入れたことだけじゃない。 ましてオレ無しでは生きられなくなったことでもない。 ───オマエを助けたその日は、 やがてオマエを裏切ることも確約させてしまったんだ」 「責任もって……この手で殺そうと考えてたよ、ずっと」 今も殺せと命じられたら一切構うことなく殺せる。 だけどそう、殺すだけだ。それだけなら、 己がさせたバックアップにより死ぬことはない。 それだけを唯一の頼りに、今まで責任を負い続けていた。 「今は……殺す、なんてやり方はいけない。 "もっと穏便なやり方"があると教えてきたのは俺だ……」 「だからこの手で攫う。分かるだろ?」▽ (-357) 2024/04/04(Thu) 22:39:57 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「それに──オレは何度もお前に言ってたな。 覚悟を。心構えを。あるいはもう手遅れだということを。 ……心変わりしたとき、ぶん殴られる準備を」 「まだ言いたいことはいくつかあるんだが」 「──聞かせろよ。ジャコモは、どんな答えを考えていたか」 今度はそちらの番だろう、と笑みを深めた。 (-358) 2024/04/04(Thu) 22:40:35 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ決意と覚悟、その証左を見届ける。 信念を押し通して。決定的な選択を示してくれた。 本当に最後まで見誤っていたのかもしれない。 己があの日助けた男はどうしようもないほど愚かで、 けれど強くて、マフィアに似つかわしくない真っすぐな心の。 「──なんて」 「本当は……悪役ぶるつもりだったんだけどさァ」 豪快に笑って。ひりつくような獰猛さを解いて、 理知的な、柔らかい声色に戻っては眼を細めた。 「やめた」 「オレは"逃げる"んだ。ソーレからもノッテからも」 聞き落としはなかった。なかったが、 聞き逃していたことは存在した。 見定める為この男が敢えて言わなかっただけの話だったが。 ▽ (-373) 2024/04/05(Fri) 1:17:51 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「オレは、そのうちノッテにはいられなくなる。 かといって……ソーレに居場所があるかは怪しくなる。 作戦の成功失敗はまあなんでもいい。オレ一人なら頭を下げればどうとでも飼ってもらえるだろう、けどオマエを連れていけば、ノッテのモンであったことは付いて回る。 ロクなことにならないのは、考えなくてもわかるだろ?」 「オレもオレで……敵ファミリーが潜入していたとなれば、 是が非でも首を取ろうと躍起になられるかもしれないが。 ただ離反しただけの不届き者であるなら、 血の掟を交わしていない以上は本気で殺されることはない」 「仲の良い奴らだったらコッソリ会ってくれるかもしれないな」 あなたの涙を前に、優しく声を掛ける。 両手を広げて身を寄せ、拒まれないのなら抱き寄せる。 熱を持った身体で、もう一度温かさをこの場に取り戻したくて。 「有り体に言えば──」 「ただ、駆け落ちしたいんだよ、ジャコモと」 「オレが今望んだのは誰かの不幸じゃねェ。 二人の幸福だ。それ以外はいらん」 思いついた悪戯を語る様に。 これからの未来を望む男は実に無邪気な顔で。 ──あるいは、恋に恋した青年のように純粋だった。▽ (-374) 2024/04/05(Fri) 1:19:55 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「……オレは太陽の威光を前に、 ノッテの不幸を願うことはできるよ。 でも……ノッテに注いだ気持ちは全て本物だった」 それと忠義を切り分けて全てを壊すことはできる。 ただ、切り分けた感情を取り戻して振り返った時。 不手際を責に己の指を差し出せるかと問われれば、それは。 「オレは全部が終わった時、いちど全部を放り捨てる。 ノッテへの愛着も、ソーレへの忠義も」 「それから欲しい物をできる限り多く持っていく。 夢はもっと大きく見よう。宙はこんなにも広いんだから」 お返しの如く唇を重ねた。 今度は長く触れ合うだけの、愛情が籠ったもの。 「──じゃあ、もう一度聞かせてくれ」 「俺を選べ」 「俺とどこまでもついてこい」 「……心変わりは、してないよな?」 (-376) 2024/04/05(Fri) 1:24:38 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「もとよりロクでなしどもの相手してたんだ! マフィアが二つ連なったところで大して変わんねえ」 「出会ってから何を考えるにしても、 オマエへの不義理だけは働きたくなかったしな」 絢爛華美な肩書きも、悠々自適な暮らしも、こんな仕事に就いてた時点で望むようなものじゃない。 マフィアは誰もが等しく屑の世界だ。ぶつかり合って食い合って求める結果を目指すだけ。 義も愛も同じ天秤に乗せてしまえばいつだって単純な答えが返ってくる。 負い目はいつしか溢れんばかりの欲望に変わっていたのだ。頭が上がらないわけだ。 「そっちこそ。まだ幻滅もしてないなんて。 最初から馬鹿しかいねェよここには」 抱きしめては目一杯体温と鼓動を伝えた。 生の証で、少し消えたとしても容易く途絶えることはない灯火としていつまでも燃え続ける。 そうしてあなたを絶えず焦し続けるのだろう。▽ (-384) 2024/04/05(Fri) 3:41:54 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「なんだ」 「まだしてなかったのか」 目を丸くする。ほんのちょっとした本音の外には、 相変わらずの尊大な態度が乗っていて、 容易く奥を覗くことはできないのだが。 「……今更オレの許可が必要かい、アモーレ」 「一緒になろう、ジャコモ。 誰にも見せられねえ景色を捧げてやる」 力強く応える。どのみちあれが最後で、 もう心変わりを問うことはない。▽ (-385) 2024/04/05(Fri) 3:42:58 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「オレは一人で迎えの車でも用意するつもりだったが、 やっぱり支度も二人でやりたいか?」 何も言わなければ一人で自害でもするつもりはあった。 こんな場所に居てはいつ身柄を拘束されるか知れない。 「いいよ」 「出発は早い程いい。 遠い旅行に出かけるなら尚更そうだ」 朝食は何にしようか。将来の話をするのは縁起が悪いらしいが、 やはりフラグすらも薙ぎ倒してこその旅路だろう。 妨げるものは何一つ目の前に残してやるつもりはない。 「……オマエは随分大胆になっていくな。 オレの影響か、ハハハ」 (-386) 2024/04/05(Fri) 3:46:07 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「オマエにはオレ以外いないだろ?」 「こんなデカブツ相手、不敬を承知の上で、 正面切って見返り持っていこうとするぐらいがいいぜ」 そんな蛮勇を抱ける人間なんか限られているだろうが、 護送の長であるからにはそれぐらいの気概があってもいい。 思って収めなかった時点で一定の大物ではあるとも思っている。 「奴らとの仲はまあまあよかったさ。 頼まれたら性処理をしてやったぐらいにはな。 あいつらが順調に事を運べたら…… この船に居る奴らとやりあうのぐらいはまだ頭に入れてるよ」 余計な一言を足す。やはり嫉妬されたいんではなかろうか。 「殺される相手を選ぶこと自体はそう難しくない。 オレは終いにゃオマエに殺される覚悟もしてはいたんだが…… はン、その辺りは好きにしたらいい。 こうまでなるなら失っても何だって巡り合うとは思ってるが、 何年先とかになったらちょっと笑えねェ」 「……ストレルカ、か。全く、AIの考えることは分からん。 オマエがバックアップを取りに行くなら、 帳尻合わせのために向こうからオレにも話がくるだろうな」 (-433) 2024/04/05(Fri) 15:59:25 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「あははは。じゃあ猶更ソーレにはいられねェな。 我儘を言われるのは好きだが、出来る限り叶えてやらなきゃ」 誰としていたかを知らせたら様々な方面タダでは済まなさそう。 義体の中に積んだ武装ごと押しやられそうな勢いである。 「何なら夜伽の相手を探してるってことにして、 別のアソシエーテを抱いちまったし」 さらに油を注ぐ。絶対に楽しんでいる。 「でもオマエがそれだけ想ってくれてるんだったら、 やっぱりもっと早く持ちかけてもよかったな〜?」 上体が斜め後ろに倒されながら上機嫌に言う。 やっぱり想われるというのは悪くない。通じ合いもしたし。 「……結果論、乗ってもらってよかったよ。 ジャコモを巻き込まないために口利きすることぐらい、 オレの立場だったら難しくなかったし。 でもそれは──責任を負った者としては下の行動だ」 「相手の何かが気に入らなかったらいつでも喧嘩しよう。 目を逸らしては、この関係には至れなかっただろうから」 (-486) 2024/04/05(Fri) 18:14:06 |
ユウィは、オマエばかりじゃないんだけどなあ。 (c5) 2024/04/05(Fri) 19:11:57 |
ユウィは、未だ残った多幸感と共に抱きしめて、今度こそ上体を倒した。 (c6) 2024/04/05(Fri) 19:12:21 |
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