リアンは、共有スペースのメモのことを思い出した。 (a6) 2022/05/02(Mon) 23:36:55 |
【秘】 半分の仮面 リアン → 神経質 フィウクス「今の僕がおかしいというのなら、それで構わない。 僕の病気は……僕がそうしたいと考える限りは、僕にはどうすることも出来ない。そういうものだ。 勿論、治す方法が見つかれば治したいと思うが」 治らない事で、苦しんではいない。 治らない事を嘆きはしない。 だから他人を第一に考え、行動することが出来る。 「勘違いするなよ。僕が治すわけじゃない。 "君が治したいと思うなら、手段を見つけるための手助けをする" という話だ。それに甘えきって、何も出来なくなるような民を作るつもりはない。 僕がいなくなって、その後どうするべきか。無論、都度伝えている」 手を差し伸べたいという気持ちそれ自体を、独り善がりだと言われる事だってあるだろう。理解している。 君の言うことも尤もだ。 それでも、その後一人で立って歩けるよう 言葉も手も尽くすつもりはある。 例えばそれがただ転んで怪我をした者であったとしても。心を壊した者であったとしても。同じことを言っただろう。 「……10年が無駄だったとしても、この先の人生が無駄でないと言わせてみせる。 勝手にそうさせてもらう」 君が歩き出したのなら。 その日は、取り付けていた用事を済ませるため 一度別れることになるのだろう。 この日の夜は、ずっと部屋にいる心算だ。 (-36) 2022/05/03(Tue) 0:56:44 |
【人】 半分の仮面 リアン朝食を終えたら、一度寮に戻り。 共有スペースのデスクに筆記用具と、使い古しの参考書を並べている。 何人参加するかも分からないが、整えておくに越したことはない。 飽きた時のための用意は、夕方改めてすれば良いだろう。 (18) 2022/05/03(Tue) 1:06:49 |
【秘】 半分の仮面 リアン → 月鏡 アオツキ「……なるほど。 無理に聞こうとは思っていない。今は、それでもいい」 何か知っていることがあるということが分かれば、今はそれで。 どうせ、いつかは聞くことになるだろうから。 「………」 うーん。やっぱりこの先輩。 したいことを実行に移しているだけなんだろうか。 「あの言い争いの火種の一つだったものな。 ふむ、逆に一人だけ呼ばれたことを気にする生徒もいるだろうしな。 つまらないかどうかはともかく、良い方法だと思う。僕も参考にさせて頂こう」 一人一人に配慮した方法で何かを成すことが難しいことは、自分もよく分かっている。 なるべく気を遣ったうえで、自分の目的を達成しているようだから大したものだ。 「む、そうなのか。 知らなかった。用がなくとも、円滑なコミュニケーションのために話しかけて良いものだと思っていた。雑談もその一つだと。 ……なるほど?」 優等生、には。少し間をあけて、そうだろうか……と少し歯切れの悪い返事をした。 (-95) 2022/05/03(Tue) 17:09:32 |
【置】 半分の仮面 リアン今日の夜も、風呂は一人で。 着替えも、誰にも見せないで。 戻ってきたときには、仮面をつけたまま。 目出し部分にこびりついた、赤黒い汚れを少しだけ残してしまったのは誤算だったけれど。 自室の鏡を見ては、まだ大丈夫だと言い聞かせる。 「……僕はこれでいい。 治す術が生き方を変える事ならば、治らなくても」 (L2) 2022/05/03(Tue) 20:04:49 公開: 2022/05/03(Tue) 22:55:00 |
【秘】 半分の仮面 リアン → 神経質 フィウクス君の寝台に手紙を一つ。 いつ見ても構わないメモのようなものだ。 『部屋においておけば、物は食べられそうなのか?』 (-103) 2022/05/03(Tue) 20:06:42 |
リアンは、昼食に、ブルーベリーを食べた。 (a13) 2022/05/03(Tue) 23:45:35 |
【秘】 半分の仮面 リアン → 神経質 フィウクス君がリアンを見つけた時、先日と同じように一人で歩いている。 先日と違うのは、寮の部屋にいる時と同じように仮面を付けていることくらいだ。 「そうか。それならばいいんだ。 食べられていないのでは、と思っていた」 そして、その返答にも柔らかな表情を見せる。 ようやっと君の事を知ることが出来た気がする。 5年ほど、ずっと。ほとんど何も知らなかったも同然だから。 「覚えておこう。 そうであるなら、無理に治そうと考えるのはやめるのが良さそうだな。 ―――だがもし、治す治さないに関わらず。君が良い方向に向かいたいと思ったなら。 その時は、改めて手を貸そう」 一度、手を引こう。 君がそう言うのなら、無理に手を伸ばし続ける事もない。 もし万が一があるのであれば―――その時は。 (-153) 2022/05/04(Wed) 0:47:43 |
リアンは、勉強会で、少しでも元気が戻るといいと思う。 (a14) 2022/05/04(Wed) 1:40:18 |
リアンは、分からないと声の上がった子の勉強を見て回っている。 (a26) 2022/05/04(Wed) 17:13:22 |
【秘】 半分の仮面 リアン → 神経質 フィウクス「それは僕にだって分からない。君の病気が治ることなのか、緩和することなのか、維持を続けることなのか。 それ以外の方法かもしれないし、それは君が決めることだ」 君がどうしたいのか、考えることができるようになったら。そういう話だ。 だから、君が分からない以上は誰にも分からない話で。 不透明な未来の話だ。 「……君なら分かるだろう。 僕が部屋から荷物を持って、不在にしたことが一度だってあったか? 長期休暇に閑散とした部屋を一人で過ごしたことがあるか? 僕にだって帰る場所はない。 正確には、居場所から蹴り出されたというべきだろうな」 変なところで、似たもの同士だ。 そう話しながらも、態度は淡々と。過去のことだ、と割り切ったような話し方。 (-207) 2022/05/04(Wed) 18:07:07 |
半分の仮面 リアンは、メモを貼った。 (a31) 2022/05/04(Wed) 18:26:10 |
【秘】 半分の仮面 リアン → 神経質 フィウクス「……ここで生きていくことが出来るなら、楽なんだろうな。 生きていくことの出来ない子供を保護する事も出来るようになる。 ただ、そうするには―――僕たちは、知らないことが多すぎる」 そうだ。 ここで生きていくことが出来るなら、世間の目だって気にならないだろう。 だが、自分達は 行われている治療の仔細 を知らない。今起こっている"神隠し"の真実だって。 「解消できるのなら、僕だってそうしたい。 ただでさえ不要物扱いの身。外では、家からの噂も流れて居場所はないんだろう。 フィウクス。…君は、どうするつもりでいるんだ」 手を汚す。 君がそうまで言葉にするのを、初めて見た気がする。 だから、声を低めて目を見て尋ねた。 琥珀色の左目 と、仮面の奥で黒く濁った瞳 が君を見つめている。 (-231) 2022/05/04(Wed) 20:29:33 |
【人】 半分の仮面 リアン「分からないところはもうないのか? 分からないまま放置すると、どんどん理解が遅れていく。 どんなことでも良い。遠慮せず聞け」 少し詰まっている子にも、進んでしまった課程の基礎が分からないという子にも対応して。 理解度が高いのか、噛み砕いて説明しながら勉強会を進めている。 進行度が重なっている、その学年のメインとなる箇所は、ラピスにも任せてしまっているだろうが。 (52) 2022/05/04(Wed) 20:33:21 |
リアンは、教える事は嫌いじゃない。 (a40) 2022/05/04(Wed) 20:46:17 |
【独】 半分の仮面 リアン/* バラニと真逆の人生で泣いちゃった 病気と性質によって跡取りから放り出されて、病気を治すことを求められなかった王族……… (-236) 2022/05/04(Wed) 20:57:24 |
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