【秘】 曳山 雄吾 → 双子 吹雪/雪菜―回想― [やはり呼び方の事はそういうところだったか、と推測に苦笑する。といって咎めだてる気にはならなかったが。] 「あいにく、善良なだけの大人じゃないからな。 俺は俺のしたいようにする。 吹雪も吹雪のしたいようにすれば良いさ。」 [ためらいなく言い切って、肉の最後の一切れを口へ運んだ。妖しい色香を漂わせる瞳を見つめ、ゆっくりと口を開いた。] 「だがまあ、多少の良識は持ってるつもりだぞ? 吹雪をそういう目で見たことは『今まで』無かったからな」 [じろりと移した視線の先は、彼女の首筋、そして胸元へ。 そうして見ると胸の膨らみは背丈に見合わず豊かであると知れる。食器を持つ手に目を止め、それから再び彼女の顔へ戻すのだった。]* (-35) 2020/07/11(Sat) 22:46:19 |
【人】 涼風 梨花[生涯の伴侶に選んだ男は、恋人というより親友だとか 戦友、と呼ぶ方が実際の関係に近しい。 理由は彼が愛情を抱けても性欲を伴わぬ体質だから。 他には一切不満も不自由もなく。 何より彼を愛していたからすべてを承知で結婚したが 年数が経つにつれ欲求不満は募っていく。 どうにもならない寂しさに燻る熱。 自慰で発散したとて侘しさは増すばかり。 浮気や不倫に走るほど愚かにもなれない。 何度か彼に無理を頼み、自ら圧し掛かりもしたが── どうにもならない現実に虚しくなるだけだった。 結婚生活の中で唯一の不満。 株主総会で知り合った会長夫妻は両親と歳が近く、 酒の席でつい悩みを打ち明けた結果、今に至る。] (105) 2020/07/11(Sat) 22:55:10 |
【人】 天野 時雨[ 片方の耳にかかる吹雪の声。 小さな囁き故の吐息に、ぞわりと熱が這った。 ] えっ…いやもう想像したくない… ほんとの兄弟になっちまうなんて考えたくない… 姉妹と兄弟なんて定番のAVじゃん… [ どうにかせりあがる何かに気づかないふりをして、 ふざけてがっくりと頭を落として笑う。 それなのにまた他方の耳にかけられる、別の囁き>>98。 手の甲に彼女の甲が触れれば、またぞわりと這い上がる 男の性。 バーテンダーは常に紳士であれ。 そう教えてくれたのはオーナーだったはず。 てめぇ嘘ばっかじゃねえか、と心の中で毒吐いて。 でもこんな状況で、それでもあんた紳士でいられますか? 無理ですよねぇ、と一人笑む。]* (107) 2020/07/11(Sat) 23:05:03 |
【人】 天野 時雨[ 船内アナウンスが出航の近付きを知らせる。 二人はここで自分と話をしていて良いのだろうか。 正直に話せば、このクルーズ船の状況に、 本当に乗っかってしまって良いのか(船だけに) 未だに迷いがある訳で。 このたわいもない会話に救われているのだ、と言えば、 年下の二人はどんな顔をするのだろう。 つまりは、28にもなってびびっているのだ、と。] (108) 2020/07/11(Sat) 23:08:43 |
【秘】 双子 吹雪/雪菜 → 曳山 雄吾─ 回想 ─ 『あら、私は雪菜ですけどね。 おねえは、ウブだから一緒にすると可哀想』 [したいように、と言われれば私……雪菜は微笑んだ。 それぐらいの不干渉がありがたい。] 『あら、今まで。 じゃあ今日から、明日から。 親戚の集まりの時は気をつけないと』 [雄吾の視線を擽ったそうにする。] 『高校の頃は一番、大きかったんですよ』 [鎖骨の辺りに指を当てて、それからするりと 手を下ろして胸の辺りをかすめる。 身長の話ではないのは分かるだろう。] 『雄吾さんは大きそうだからなぁ。 ……身長の話です』 [くすくすと笑って。 運ばれてきたデザートに手をつける。 杏仁豆腐が美味しいと舌鼓を打った。]* (-38) 2020/07/11(Sat) 23:10:36 |
【人】 卯波 慧― 船内レストラン ― [ デッキより船内へと移り、目的なく歩きだす卯波 、そこかしこで始まる談話とグラスを交わす音を聞けば自然に目的地は定められ、船内で開くレストランへと入っていく。 〕 一人でいたらナンパされないかな [ 片手にはグラスに注がれたスプリングフィーリング、春の訪れを願ってまだ見ぬお金持ちの王子様を夢見たりしているけれど、ちらりと見えた今夜のディナーのご案内にも目は移ってしまう ] …… (クー) [ オマール海老のサラダ仕立てトリュフ風味 ソースオロール リヨンのスペシャリテ ピスタチオ入りソーセージのブリオッシュ 栗かぼちゃの温かいスープ リヨン風白身魚の軽いクネル 地鶏胸肉のポッシェ モリーユ茸のクリームソース チーズ盛り合わせ クレームブリュレ と記載されたメニューにお腹の鳴き虫はついつい唸る* ] (109) 2020/07/11(Sat) 23:13:33 |
【人】 天野 時雨[ バーテンダーという職業柄、黙っていたって 声をかけられることは少なくなかったし、 実際しばらく前までは、同時にたくさんの女性と 関係を持ったりもしていた。 本気で惚れた女が出来るまでは。 よくある話だけれど、本気で惚れて、何もかもその彼女に 捧げた挙句手酷くフラれた、というだけの、よくある話。 なのに意外とダメージはデカかったようで、 それからはすっかり臆病になってしまったのだ。 この話は吹雪ちゃんにはしてないな、と頭の中で確認して、 大丈夫、と頷く。 誰に話したっけ。 あの時クダ吐きまくって、店番のくせにぐでんぐでんに 酔っ払って迷惑かけたのって 曳山さんじゃなかったか…。>>34 ]* (110) 2020/07/11(Sat) 23:14:00 |
【秘】 花守 水葉 → 曳山 雄吾ずっと船内を探検してました。 なのでお相手はこれから探すことになりますね。 出航したらまた少し動こうかなと思います。 (-40) 2020/07/11(Sat) 23:14:35 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−デッキ− [ 彼女は、ウェルカムドリンクを頼まなかった。 なので彼もそこまで深追いはしない。 手を振る彼女に、緩く手を振り返したいると、 空気を読んだかのように携帯が鳴る ] 御子柴。 『今どこにいんだ!!!』 デッキでゲスト対応してた。なんかあった? 『出航前の最終チェックあるからバックに戻ってこい』 うぃーっす。 [ 電話を切れば、やる気を出すわけでもなく 船内へと戻っていく。 すれ違うゲストには仮面の笑みを、 それを見たクルーたちには若干引かれ。 今回も参加者は数えられる程度。 そして参加者たちは、 クルーにも手を出すし、 おひねりを出す人たちもいる。 人間とは、面白いものだとつくづく思う ] (111) 2020/07/11(Sat) 23:15:22 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−船内− グラスが進んでいないようですが、 何かございましたか? [ ふと、バックに戻ろうと歩いていると、 シャンパングラスを持っているのに 表情が晴れないゲストが目に入る。>>101 折角楽しみにきたはずなのに、 こんな表情をするのはどうしてかと、 気になったので声をかけてみた ]* (112) 2020/07/11(Sat) 23:15:39 |
【人】 涼風 梨花[脳裏に過るのは、ここまで送ってくれた夫の顔。 『これで君の憂いが晴れて、一緒にいられるなら。』 『俺のことは構わず、好きに愉しんでおいで。』 それが本心だと伝わるような穏やかな笑顔。 自分では応じようのない妻からの求めや重圧、 罪悪感から解放される安堵に満ちた顔を思い出し。 くい、とシャンパンを呷る。] ……ふ──…。 [濡れた唇を行儀悪く指先で拭い、 迷いを振り切るように胸下まで伸びた長髪を揺らすと 一気にアルコールが回って、足元がふらついた。]* (113) 2020/07/11(Sat) 23:15:56 |
【秘】 曳山 雄吾 → 双子 吹雪/雪菜「……おっと。 すまんな、顔はそっくりだから良く間違う」 [まったく迂闊な間違いだと顔を撫でた。 自覚の上ではまだ青年でも、アラサーからアラフォーに足を踏み入れつつある自分である。体力的にはともかく、うっかりした間違いには気をつけなければと思うのだった。] (-41) 2020/07/11(Sat) 23:16:15 |
クルー 御子柴 詠斗は、メモを貼った。 (a33) 2020/07/11(Sat) 23:19:22 |
クルー 御子柴 詠斗は、メモを貼った。 (a34) 2020/07/11(Sat) 23:20:59 |
【秘】 曳山 雄吾 → 双子 吹雪/雪菜―回想― 「今日から、むしろ今からだな。 だがそれじゃ大変だったろ。 男子を目もだが、同性からもな」 [雪菜が胸の辺りに手をやる様子。 口元を好色げに歪めて眺める。 自分の事に話が移ればくく、と笑いを洩らした] 「どこでも目立って、困ったものだ。 おかげで逆に図太くなったよ」 [雄吾が頼んだデザートは季節のフルーツのパフェであった。巨体には似つかぬ手つきで、溢すこともなく丁寧に一匙ずつ掬っていく。残り僅かになったところで、思い出したように雪菜へ尋ねた。] (-44) 2020/07/11(Sat) 23:24:09 |
【秘】 曳山 雄吾 → 双子 吹雪/雪菜「それで、どうする? 口止め料の件。」 [問いを投げて、スマホに一瞥を向け。] 「雪菜の予定がないなら、今日のあと半日、 買い取らせて貰おうか」 [と、そんな言い方で値段を提示した。]* (-45) 2020/07/11(Sat) 23:27:52 |
【人】 涼風 梨花[けれどもし、そのまま。 足を止めて話を聞いてくれるなら。] 例えば──…その、相手を見つける時、って。 みんなどうしている の? [そう、気づいてしまったのだ。 こんな場で知り合いに会うなぞ避けたいところだが 見ず知らずの、しかも初対面の男性を誘うのに。 人妻、というのは。 相手側から観てハードルが高いのでは、と。 けれど、指環を外すのはまるで不貞を働くようで。 迷うように左手の薬指を擦る。]** (115) 2020/07/11(Sat) 23:30:10 |
【秘】 曳山 雄吾 → 花守 水葉探検してたか。 面白そうな場所も多いようだしな。 [残念そうでもなくごく自然に、雄吾は声を返した。] まあ、なるべく多くの人と話してみると良いんだろう。 困ったら……そうだな、俺の連絡先。 [スマホを出して、メッセージツールを起動させる] (-46) 2020/07/11(Sat) 23:31:27 |
涼風 梨花は、メモを貼った。 (a35) 2020/07/11(Sat) 23:31:52 |
【人】 曳山 雄吾―船内某所― 花守さんは、このアプリ入れてるか。 [スマホを見せて、連絡先の交換を持ちかける。 彼女が首を振るなら、特に強いることでもないが] 無いとは思うがもし暇なら、連絡してくれるといい。 話し相手でも飲み相手でも務めるさ。 [と、水葉へ提案した]* (117) 2020/07/11(Sat) 23:34:10 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−船内− [ グラスは空だった。>>114 正しくいうと、声をかけた瞬間に彼女は一気に飲んだ。 彼女を支えそびれそうになった。>>113 アルコールを一気に摂取することは、 推奨されない。 故に空になったグラスを交換する形で、 ノンアルコールのマティーニを作るように声をかけた] あぁ……楽しみたいのにその方法がわからないと。 [ 彼女の左薬指に光る指輪。 既婚者が来ること自体は珍しいことではない。 しかし、こういうどうしていいのか分からないタイプは 彼が働いてる限りではあまり出会ったことがない ] 男性の誘い方、ねぇ。 こういう感じにお酒を飲みながら、 自然とっていうのが殆どかと。 指輪は外さないほうがいい。 その指輪に惹かれる人間はいますから。 [ ふっと笑って、少し不安そうに指輪を撫でる 彼女の右手にボーイから 受け取ったマティーニを渡し、 その左手を彼の両手で包み込もうか 」* (118) 2020/07/11(Sat) 23:53:20 |
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