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【念】 大守 威優[運命の番、という都市伝説がある。 「αとΩの間に限り、発情していなくても強く惹かれ合う相手がいる」 というものだ。 己は志麻と最初に会った時から目が離せなかったが、 志麻の方は一度己から離れようとした。 そしてヒートが訪れて―― 科学的には証明されていないこの事象が事実存在するとして、 たとえこの先他に惹かれ合う相手が現れたとしても、 己ならば志麻以外をもう見ないようにその相手から遠ざかるし 志麻ならば、無理矢理引き離して閉じ込める。 彼以外の運命などいらないし 彼の運命は己に向くよう全力で捻じ曲げる。 その位、愛している。] (!63) 2023/08/26(Sat) 20:35:49 |
【念】 大守 威優[出張前も準備でバタバタしていて じっくり進捗を聞けていなかった転職の為の試験勉強だが どうやら志麻の方の準備が整ったらしい。 来月ということは既に書類は会社に提出済だろう。 面接は各部署に任せているしΩの面接官だから 己が直接関わることはない。 きちんとした審査が行われるだろう。] 気合入れて勉強していたからな。 費やした時間と努力をちゃんと見てくれる社員ばかりだ、 面接が成功することを信じてるよ。 [一度取った資格はこの先志麻自身を護る盾にもなるだろう。 己との結婚を発表すれば、少なからずやっかみの視線を 受けてしまうだろうし、謂れなき中傷に晒されないとも 限らない。 そんな時、正規の手段で試験に合格し資格を得た実績があれば、 「コネ入社」や「番に媚びた」なんて声を押さえつけることが 出来る。 武器は多い方が良い。] (!64) 2023/08/26(Sat) 20:36:18 |
【念】 大守 威優[勿論、己は常に目を光らせて、志麻を傷つけるものを 全力で排除する心算だ。 愛も慾も、ただ一人の為だけにある。] ……クソ、どうにか明日の仕事無しにならないものか……。 そんなこと言われたら、今すぐタクシーに飛び乗りたくなる。 [タクシーでは朝までに着かないが 新幹線はもう動いていないし、 このホテルにはヘリポートもない。 冷静に考えたら、とんでもないことを言っている自覚はある。 それでも、志麻が寂しがっているのに、 その身体を抱き寄せてキスの雨を降らせることができないのが もどかしい。] (!65) 2023/08/26(Sat) 20:36:46 |
【念】 大守 威優[切なく歪ませた視界に、志麻が指を舐める様が映る。 とろりと零れる唾液が照明に照らされて光る。 漏れるくぐもった声が艶めかしい。 見ているだけで咥内に生唾が溜まり、 何度も嚥下した。] よく見える。 映すのが上手だな。 [はあ、と熱っぽい息を吐いた。 スマホは置かれてしまったから、 耳元に吹きかけるようにはならなかったが、 彼の痴態に興奮していることが伝われば良い。 増やされた指が己の陰茎であるような錯覚。 舐められていることを想像し、手筒で熱源を包む。] (!66) 2023/08/26(Sat) 20:37:10 |
【念】 大守 威優……乳首、出て来たな。 隠れないようにしっかり摘まんで引っ張って…… はは、涎が落ちて来た。 舐められないのが悔しいな。 [思わず舌で受け止めるような動作をしてしまう。 距離があるのだと思い知って苦笑した。] 乳首だけでイきたい? それとも、いま口を犯してる指で、 尻を穿りたい? 欲しくて濡れてるだろ?もう。 [志麻の視線を意識しながら己のスマホの位置を下げた。 ずっと顔を映していた画面に、 赤黒く膨れ上がった剛直が映る。 手淫に合わせて先端にぷくりと先走りの玉が現れた。*] (!67) 2023/08/26(Sat) 20:37:27 |
【秘】 大守 威優 → 田臥 志麻[快楽で生理的な涙を流すことはあっても、 こんな風に感情が震えて泣いている姿を見ることはない。 余程先刻の事態がショックだったのだろう。 どうにかしてその衝撃を和らげたいと ただゆっくり頭を撫でて、 抱き締めて体温と鼓動を志麻に伝える。 胸元は濡れているが、それを拭うことはしない。] 感覚的には小便が出る感じだった? 俺は噴いたことがないし、実は見るのも初めてだけど 色も匂いも小便とは全然違うから 潮なんだと思うよ。 [性経験豊富に見える志麻に知識自体がないことは驚きだった。 己が思うよりも志麻は満足したセックスの経験に乏しいのかもしれない。 αはΩ、特にヒートのΩに対しては理性を無くして 無体を働く者も多くいるし、 受け容れる側を思いやれない人物と交わって 潮噴きに至ることはないだろう。] (-81) 2023/08/26(Sat) 21:02:53 |
【秘】 大守 威優 → 田臥 志麻死なれたら困る。 この先何十年も一緒にいる心算なのに。 だからその気持ち悦さにも慣れて貰わないとな。 [困る、から、止めよう、とならないのが己だ。 にこにこと微笑んで、口元の指に「ちゅ」と口接ける。 動くとまだ萎んでいない瘤が志麻の内壁をぐりぐりと 押して苦しませてしまうかもしれない。 みっちり嵌っている筈なのに、出した量が多かったからか、 隙間からとろとろと零れたものがシーツを更に汚した。*] (-82) 2023/08/26(Sat) 21:03:10 |
【念】 田臥 志麻[発情していなくとも強く惹かれ合う相手は運命の番。 その都市伝説を信じるのならば、 威優と自身は運命の番というものに 当てはまらないのかもしれない。 初めて出会ったときにはヒートを迎えていたし、 ヒートですら抑制剤にも勝てなかった。 それでも互いに威優を、自身を選び取った。 「運命の番」ではなくとも、 互いで互いを「運命にする」為に。 それは、きっと。 惹かれ合って結ばれた運命の番よりも強い。 自らの意志で相手を「欲しい」と思うのだから。 威優の仄暗いまでの独占欲には未だ気づいていない。 だけど、その手を離すつもりはない。 愛を誰とも育むつもりのなかった志麻の中に、 一人分の大切なスペースを開けるようになったこと。 ──それを、愛と呼ばずに何と呼ぼうか。] (!68) 2023/08/26(Sat) 21:56:26 |
【念】 田臥 志麻[誰かのために頑張る、なんて。 家族ぐらいにしかしたことがなかった。 正確には転職は自身のためであり、 威優にとっては副産物のようなものでしかないが。 これからの人生を彼と暮らしていくために必要なこと。 その一歩はもうすぐ傍にある。 試験にはもちろん面接も含まれている。 外面が良いことだけは自慢できるから面接は それほど苦もなくパスするだろうという自負はある。] うん……、まだ追い上げが残ってるけど。 面接で負けなしのところ、見せてあげるよ。 [少しおどけてみせる。 これからは威優の番という肩書がついて回るようになる。 彼が番として誇れる相手でありたい。 そのプレッシャーがないこともないけれど。] (!69) 2023/08/26(Sat) 21:56:44 |
【念】 田臥 志麻[ただそれよりも、] ……ところで、専務は……その、 秘書を増やすつもりは……、あったり、する? [蜜月期間中の番は、プレッシャーより 蜜月の時間を増やすことに夢中らしい。] (!70) 2023/08/26(Sat) 21:56:59 |
【念】 田臥 志麻[会える時間の捻出は、 どうしても威優の方が時間を割くことが難しい。 ただ、本人に無理をしないで欲しいとそのまま伝えても、 彼は首を縦に振らないだろう。 だったら、こちらから都合を合わせればいい。 会社の都合も、捻出する時間も。] ははっ、仕事する為に行ってるんだろ? 週末まで待っててよ。 オレが会いに行くから。 [ホテルの場所は聞いてある。 新幹線のチケットも既に準備済みだ。 直接行って驚かせようかと思っていたが、 威優なら本当にヘリを呼びかねそうだったから、 先手を打ってすれ違いを防ぐ。 たった三週間も待てなかったのはこちらも同じ。 これだけアクティブに動くのは初めてかも知れない。] (!71) 2023/08/26(Sat) 21:57:20 |
【念】 田臥 志麻……だから、今日は画面越しで我慢して? [本当は会いたくて会いたくて仕方がない。 切なさを残した声でさっき呼んだばかりなのに、 今度は言い聞かせるみたいに囁いた。 指を引き抜いた口元は唾液で濡れて艶が浮かび、 近ければ今にも、手を伸ばしそうな威優が画面に映る。] ……ッ、ン……、威優も、 エロい顔してる……、 [画面越しに視線を絡ませ、吐く息が温度を上げる。 スピーカーから距離はあるのに、 低くなった声が艶めいていて腰に響いた。 一度抜いた指をまた咥え込む。 画面の向こうの威優を愛撫するみたいに、] ……ふ、…ひ、ゆっ、ぅン……ッ、ン、 [名前を呼べば、熱い彼のものが欲しくなって 下腹が切なくなる。] (!72) 2023/08/26(Sat) 21:58:05 |
【念】 田臥 志麻[画角の広い液晶が胸元の尖りを拾う。 威優に言われるままに、こくんと頷いて。 浮き出た尖りを指先で摘んで隠れないように引っ張って。] ……ぁッ、ンン、 ちくびっ、じんじん、するッ……、 ……は、ぁッ、きもち、……ッ、 [滴り落ちた涎で画面が浮き出たように映り、 舌を覗かせる動きが本当に届きそうで、 無意識に胸を逸らして画面に身体を近づけた。 言葉で嬲られる度にぞくぞくする。 乳首も弱いけれど、さっきから腰の奥が疼いて仕方ない。 画面が下に落ちていき、育った剛直が映る。 カメラでも分かる大きさにこくん、と喉を鳴らしてしまう。] (!73) 2023/08/26(Sat) 21:58:27 |
【念】 田臥 志麻……ッ、ん……欲しい、ッ…… おしり、に、……威優の、挿れたい……ッ、 [たっぷりと涎を垂らした指を引き抜いて、脚を広げる。 浴衣の裾がはだけて、太ももに手を滑らせて、 手を上げていけば既に紐パンを押し上げる程に 育った昂りが覗く。 布地の色が既に前も後ろも湿っていて。 指先でつぅ、とパンツの縁を辿れば ひくついた後孔が指にちゅうと吸い付いた。*] (!74) 2023/08/26(Sat) 21:58:44 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[背に回った手が腰を抱き寄せる。 ぴとりと胸をくっつけ合えば濡れた感触がした。 撫でる手に少しずつ涙が引いていく。 肌から伝わる温度が優しくて、 体重を預けながら、確認する声に小さく頷いた。] ……ン、 ……漏らした、と、おもった…… [大人になっての粗相は恥ずかしい。 普段人に見せるものではないという意識が先に立つ。 ましてや威優を汚してしまうかと思えば、 罪悪感がすごくて涙が止まらなかった。 潮が小便と違うのは知識にはある。 けれど、経験したこともないことに未だに狼狽え、 目が泳いでしまう。] (-85) 2023/08/26(Sat) 22:35:08 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優 威優も見たことがないものを経験させてしまったのか。 と、思えば羞恥がじわじわとまた込み上げてきて、 かぁぁと耳まで赤くして両手で顔を覆い。] はずかしい…… [感じ過ぎてしまったことも、 尿と勘違いして泣き出してしまったことも。 埋まりたくなるくらい、赤面して。] (-86) 2023/08/26(Sat) 22:36:10 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[そんな姿を晒しても呆れもせずにあやしてくれる。 死なれたら困る、なんて真面目に返されて、 ずっと先の未来も一緒にいることを匂わせる。 柔らかい唇が指に触れたら、指が動いて。 少しずつ隙間を作って微笑む威優と目が合った。] 慣れたらまた濡らしちゃうじゃん……、 ッ、んッ、ぁ……ッ、こら、ッ、ぁ [威優が居住まいを正せば、繋がったままの内壁を やわやわと刺激されて声が跳ねる。 とろりと、愛液と混ざった白濁が零れ、 肌を伝い落ちる感覚に震えて。 額を付き合わせて、ン、と唇を尖らせる。] (-87) 2023/08/26(Sat) 22:36:49 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優指じゃなくて、こっちがいい────、 [機嫌を取るのが上手い番に泣いた子供が、ようやく微笑って。 いつものようにわがままを口にした。*] (-88) 2023/08/26(Sat) 22:37:50 |
【念】 大守 威優[αは番に対し極端に過保護になる性質がある。 己にもその性質があることを日々痛感しているだけに、 それが単なる自己満足の手段にならないように 特に気を付けて行かなければならないと思っている。 志麻は己が一から十まで護らなければ生きられない程 弱くはない。 むしろ強いところに惹かれたのだから、その強さを 鈍らせることはしたくない。] 筆記パスしたらもう後は楽勝だろうな。 [クスクスと笑い声を返す。 初対面から彼はビジネススマイルが完璧だった。] (!75) 2023/08/26(Sat) 23:33:10 |
【念】 大守 威優[そんな、転職活動に真剣に取り組む姿勢を見せて来た 真面目な会社員が、おずおずと言い出した言葉には目を細める。] 秘書室に定員は設けていないよ。 人員を増やせば一人ひとりの負担が減るし 働きやすくなるから歓迎されるんじゃないかな。 [そんな会社目線の答えと] 仕事中、秘書室に顔を出したら志麻に逢えるなんて 俺としては最高の展開だな。 [私情たっぷりの答えを。] (!76) 2023/08/26(Sat) 23:33:25 |
【念】 大守 威優[会話をしながらヘリ移動の所要時間を計算していたから、 志麻が来てくれるという話に途端に背筋が伸びる。] 本当に? 移動だけで半日かかるだろうに…… ああ週末が待ち遠しいな。 日中は休みじゃないから逢えても少しの時間だけど。 ……嬉しい。 [そわそわと口調が浮つく。 明かしてくれて良かった。 彼の予想通り、8割ぐらいの本気度で 明日の夜ヘリを飛ばすところだった。] (!77) 2023/08/26(Sat) 23:34:08 |
【念】 大守 威優[調教上手な番が逸る気持ちを宥めてくれたおかげで 離れていないと愉しめないシチュエーションに 意識を持って行くことができた。] うん。 [指が入っていれば喋りにくいだろうに、 己の名前を呼ぶ。 嬉しくて何度も返事をして、呼び返す。 「志麻が好きだよ」 「可愛い」 「もっと見せて」 声をかける度に、興奮した志麻の口端からどんどん唾液が 零れて来て、巡り巡って己を興奮させた。 生唾を飲む音がやけに大きいと思ったら、 己の剥き出しの性器を見た彼の喉の音だった。 志麻もきっと想像したのだろう。 彼の口腔を奥まで犯して―― 尻に入る感触を。] (!78) 2023/08/26(Sat) 23:34:33 |
【念】 大守 威優ああ、期待して下着がすごいことになってるな。 脱いで、尻の孔拡げて映して。 ぐちゃぐちゃになってる志麻の尻の孔が見たい。 [次に要求したのは、恥ずかしいところを映せというもの。 普段何度も己が舐めたり弄ったりするそこを 自分で弄ってカメラに映せと。*] (!79) 2023/08/26(Sat) 23:35:18 |
【秘】 大守 威優 → 田臥 志麻ちょっと想像したけど、 出たのが潮じゃなくて小便でもイケたな俺は。 [そうじゃなくて良かった、と安心するのではなく、 そうであっても構わないのだ、と安心してほしい。 そういう気持ちで言った言葉ではあるが 思いの外、変態くさく響いてしまった。 響きだけではなく、これまでの己の常識に照らし合わせて 紛うことなき変態の考えなのだが。 恥じらいに顔を赤らめる志麻を見ていると どんどん己が変態になっていく実感が湧く。] (-90) 2023/08/26(Sat) 23:52:12 |
【秘】 大守 威優 → 田臥 志麻だからまた漏らしても良い、 というか見たいから噴かせたい。 こうやって胎の奥までいれて ずっとぐりぐりするのが良かったのかな。 [ちょっと動いただけでもすぐ声を跳ねさせる志麻に またムラムラとしてくる。 彼はどうしていちいちこんなに色っぽいのだろう。] (-91) 2023/08/26(Sat) 23:52:33 |
【秘】 大守 威優 → 田臥 志麻[色っぽくて――そして可愛い。 おねだり上手選手権で殿堂入りする可愛さだ。 示された唇に唇を同じ形で合わせる。 突き出された唇は、普段の自然な形に比べて 力が入っている分、固さを感じる。 その感触を楽しみながら、きつつきのように つけて離してを繰り返す。 意図せずして腰が揺れることになった。*] (-92) 2023/08/26(Sat) 23:52:48 |
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