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【人】 時空管理人 XXX「ただ、僕たちの存在は誰にも知られてはならない。この記憶はこの後消させてもらうことになるよ」 「それまで、君たちにはもしもの世界ってやつを楽しんでもらうとしよう」 (0) 2024/04/01(Mon) 22:39:34 |
(n1) 2024/04/01(Mon) 22:52:32 |
【赤】 ずっと幸せな夢の マオ先程の謎空間から飛ばされ、草むらで丸まって寝ている。 目元には涙のあとがのこっており さっきまで起きていたことが夢ではないことを物語っていた。 (*0) 2024/04/01(Mon) 22:55:19 |
【赤】 悪者になれなかった レグナ何処ともわからない草原の上。 ここで寝ていた理由は―― なんだった、か。 少しだけ痛む頭を抑えながら、すぐ傍を見れば涙の痕を残したまま寝ているマオがいる。 何かが違い (何が違った、のだっただろう?) 。泣かせて、そのまま逃げられた、様な。……何処で? ただ、こうなる経緯の前の部分は。鮮明に覚えている。 自分は"目を覚まさなければいけない"、と。 (*1) 2024/04/02(Tue) 0:41:51 |
【赤】 ずっと幸せな夢の マオ「レグナぁ……………」 起きたマオが寝ぼけ眼のまま、あなたの上にのそのそと乗ってきた。 レグナを求めし屍(生きている)のようになっている。 「レグナはどこじゃ……?」 (*2) 2024/04/02(Tue) 10:52:11 |
【赤】 悪者になれなかった レグナこの草むらに来た事は……確か、無い筈だ。 いや、プレーンでこんな感じの大自然の上を通った事はあっただろうか? 軽く辺りを見渡して、小屋や池に目を向ける。それ以上気になる物は見当たらない。 ……とはいえ、この世界は"望むものは何でも手に入る場所"。 望めば欲しい物は、手に入れられる……筈。 ▽ (*4) 2024/04/02(Tue) 16:00:24 |
【赤】 悪者になれなかった レグナ等と考えていたら、マオがめっちゃ乗って来た。 それはもう、膝や腹の上に乗って動けなくして来る猫の如く。 「……。えーと……」 確かに自分はレグナだが、今のマオの言っているレグナとは違うのだろう。そこまでは覚えている。 が、返すにしても方法が分からない。そもそも返せるのかもわからない。 ――そもそも自分は"帰らないとならないの"だから。 ついでにこの状態、動けない。 動けないので仕方なくまた頭を撫でてお茶を濁している。 (*5) 2024/04/02(Tue) 16:00:46 |
【赤】 ずっと幸せな夢の マオマオの家がある、つまりここは仙境……高い山の上だ。 空を飛ぶ鳥──それがレグナのプレーンだったかもしれない──をよく見ていたことはあったし、いつものレグナを連れてきたことくらいはあったが、今のレグナは知らないのだろう。 ぱち、と目を開けたマオは辺りを見渡してから、上に乗っかったまま間近でレグナの顔を、はちみつ色の瞳をみつめた。 「レグナぁ……。マオ様への愛、思い出してないか?」 悲し気にまつ毛を伏せる。こうして頭を撫でてもらうと勘違いしそうになるけれど、マオもまた、目の前の彼がいつものレグナではないと把握していながらも、諦めきれないらしい。 (*6) 2024/04/02(Tue) 16:27:13 |
【赤】 悪者になれなかった レグナ普段は山に住んでいる、という話は聞いた事があっただろうか。 流石にここがその場所であるかどうかまでは見当が着いていないのだが。 若草色の瞳がこちらを見つめてくる。……まだ、涙の痕が残っているのが分かる。 「……ごめん。思い出せ、ない。 "あんたのレグナ"の返し方も、分からない」 あまりにも悲しそうな表情をしていたので少しだけ迷ったが。そんな嘘を吐き通し続けられる程自分が器用でない事は理解している。 ……それに、今ここで騙したとて。"帰る"事になった際にその嘘は露見する。そうなった際に余計に傷付けることは避けたかった。 (*7) 2024/04/02(Tue) 19:30:57 |
【赤】 ずっと幸せな夢の マオ「わしのレグナじゃないのはもうわかったのじゃ……」 あなたの首元に顔を埋める。その姿も、頭の撫で方も、においも、レグナであることは変わらないのに。 「でも、でも……わしのことは知っておるのじゃろう……? それなら、わしの知ってるレグナの一部ではあるはずじゃ」 山で訪れる人間に試練と呼ばれたちょっかいを出して暮してるという話をしたことも、一緒にごはんを食べたり、遊んだことも。あなたを悪者と知って手を掛けようとしたことも……けど逆にマオはこれらの平和的な部分しか知らない。 あの集団生活がドッキリだと思っているのだから。 (*8) 2024/04/02(Tue) 20:33:23 |
【赤】 悪者になれなかった レグナ「……ああ。あんたの事は知っている。あんたにとっての俺と同じ様に、一部だけ……なんだろう、とは思うけど。 ビリヤードで物凄い実力を見せたり、仙人名乗って人間に試練を与えたり、玉ねぎや風呂が嫌いだったり。 とんでもねえ奴だけど、憎めない猫みたいな奴だってな。」 ……手を掛けられかけた事も、罰を望んだ事も、許すと言う名の罰を与えられた事も。 全て、全て、覚えている。悪者は、他でもない自分だ。自分"だった"。 「…………。 そう、だな。俺の方からも一応、確認。するが」 ▽ (*9) 2024/04/03(Wed) 0:44:15 |
【赤】 ずっと幸せな夢の マオ「……この世界が夢?」 埋めていた顔を上げて、たいそう怪訝そうに見やる。 こういう時、レグナが冗談を言うような人ではないことは知っている。だけど知っていても、やっぱりマオにとってその突拍子もない問いには首をかしげることしかできなくて── ほんの一瞬、水底に沈むような心地を覚えたけれど。 それはすぐに消えてしまった。 「あるわけなかろう」 「夢だったらよかったとは思ったことがある。 今じゃっ 」悲しいを通り越して、今度は怒りが湧いてきたらしい。 ふてくされたように頬を膨らませている。 「のう……他は?"しもべ"ならマオ様のこともっと覚えてるじゃろ。わしになにか、くれなかったか」 共にあの生活をしてきたことをそこまで知ってるなら、どうしてその後がないんだってマオは不満そうだ。負けたほうが勝った方に褒美をあげるゲームをして、マオが勝ったときにくれたものだ。 レグナにとっては些細なことでも、マオにとってはうれしくて、大きなことだった。 (*11) 2024/04/03(Wed) 3:52:23 |
【赤】 悪者になれなかった レグナ「…………。だよな」 暫く首を傾げている様子を見た後、帰ってきた言葉に一つ息を吐く。 これまでの反応からおおよそ予測は付いていた答え。 頬を膨らませている様には「そう言われてもなあ……」と。……此方は此方で夢から目を覚ましてほしいという気持ちはあるが。 「他?渡した、もの……か」 考える。……考えるものの、思い当たる物はない。 あなたと何かを賭ける勝負をして。そしてその末に"渡したもの"は。現実を忘れ、この世界を真実と認識したからこそ渡せたものだ。 "悪者"としての役目に失敗した、この時空のレグナは。共同生活の終わりの際、仮にあなたに本来の時空で"渡したもの"を強請られたとしても、断っている。 「…………。 サンドイッチ、玉ねぎ抜きのカレー、ガラス瓶入りの飛行機。」 記憶の中で思い当たる物を挙げたが。 一番重要なものは、出てこないだろう。 (*12) 2024/04/03(Wed) 11:07:04 |
【赤】 ずっと幸せな夢の マオ「むむ……むむむ……」 回答にものすごく不満そうにしながら、レグナの頬に手を添えたかと思えば、もちーっとひっぱって、ぺちんと離した。 「……もう、いいのじゃ。 ちがうところから来たレグナというのはじゅうぶんわかった」 この世界なら不思議なことはよくあるから、と無理やり自分を納得させた。かといって話してても何か変わるわけじゃないとわかったマオは、起き上がってのそのそとレグナの上から退いた。 「おまえがしもべなのは変わらん」 「それなら、マオ様のお世話をするのじゃ!」 あなたの手を、指を絡めるようにして握る。こっちに来いと引っ張って、近くの小屋に連れて行こうとしている。 マオは、大事なあの後のことがないのならば、また同じことをすればよいと考えていた。 (*13) 2024/04/03(Wed) 17:23:48 |
【赤】 悪者になれなかった レグナ「いひゃい」 もちーっと伸ばされた後、人の頬を引っ張ってはいけませんと、ほんの軽くだけ制したかも。言って聞くかどうかは別として。 とりあえずの結論は同じところに辿り着いたらしい。 その点は(一旦ではあるが)安心して、のそのそと退くのを見る。 「あ、おい。……あんたの方こそ、そういう所は全く変わってないな!?」 やっぱりしもべ認定か!!と文句は言いつつも、引っ張られるのに対し抵抗はせず、そのまま着いていくだろう。 (*14) 2024/04/03(Wed) 19:41:00 |
【赤】 ずっと幸せな夢の マオ叱られても文句を言われても つーん、と知らんぷりした。言ったくらいじゃきかない。 「マオ様はマオ様じゃもーん しもべはしもべじゃもーん」 手のつなぎ方は恋人のようだし。 前のマオと変わったことなんて距離くらいだろう。 小屋に入ると、何もないだだっ広い空間に天蓋つきの大きなベッド、ふかふかのソファがあるだけだった。まるで寝る為だけの空間。 「レグナっ。マオ様と遊ぶのじゃ! 隣の部屋から遊具箱を持って来い」 隣は倉庫のように色々な箱やらが詰め込まれた部屋。 どれが遊具箱なのかはあなたの勘を頼るしかない。 びっくり箱だとか、怪しげなものが入った箱もあるから気を付けよう。 自分はというとでっかいベッドに寝転がって怠けている。 (*15) 2024/04/03(Wed) 20:38:09 |
【赤】 悪者になれなかった レグナその恋人繋ぎも何処で覚えて来たのやら。 呆れながらも小屋の中に入れば、軽く辺りを見渡す……が、如何にも豪華そうなベッドがある以外は何も目立ったものは見当たらない。 先程の草原もそうだが、自分が望む場所と言われて思い浮かぶ場所ではない。となると、マオが望んだ場所なのだろうか。……或いは、この夢の中で普段暮らしている場所か。 考えていた所に声が掛かり、仕方がないので倉庫へと。 「……やれやれ。せめてどれが正解かぐらい目印でも付けておいてくれないか?」 扉は開けたままにしてある。ので、聞こえはするはず。無視してもよい。 自分の勘で取った箱は――怪しげなものが入った箱。 「……おーい、これでいいのか?」 (*16) 2024/04/04(Thu) 2:06:46 |
【独】 悪者になれなかった レグナこの村で赤差分を使う事はあるのだろうか。 殺す時……来るか……?自害はするかもしれんが…… まあこう言っておいて使う時が来ましたという例外はアホほどあるので、使うかもしれません。 今後のPLに期待。 (-0) 2024/04/04(Thu) 2:09:17 |
【赤】 ずっと幸せな夢の マオ「わしもどこに何があるとか、知らん……」 整理整頓はできないし、自分の世話は誰かに任せっきりだし。 マオの生活力のなさが浮き彫りになっている。 今のレグナもなんとなく察してはいるだろうが。 「開けてみればわかるじゃろ」 ベッドから声を投げる。箱を見てもいない。 その箱を開けると──煙が上がって、その煙を浴びると獣の耳と尻尾が生える効果が現れる。効果は数十分で切れるものだ。 怪しいと思ったら開けるべきではないだろう。 (*17) 2024/04/04(Thu) 6:49:56 |
【赤】 悪者になれなかった レグナ「よくそれで成り立ってんな」 このぐうたら猫じじい……と言いそうになったが、これ以上機嫌を損ねるのも何なのでぐっと堪えて。 普段此処に立ち入ってる者(もしかして自分か??)に聞ければ話が早いが、そういう訳にもいかない。 そしてこれは何が起きるか分からない夢の中。おまけに悪戯好きの仙人の遊び場(多分)。 ……外れてたら碌なもんじゃないぞ絶対。 が、他の箱と見比べても区別はつかない。 片っ端から開けていく場合にも結局変わらないと思い、勢いよく……開ける!! (*18) 2024/04/04(Thu) 13:03:07 |
レグナは、レグニャになった。 (a0) 2024/04/04(Thu) 13:03:18 |
【赤】 悪者になれなかった レグナ煙が上がったのみで、中には何も無い。外れだ。 が、何も無いなんて事は無いだろうと自分の身体を見る。 自分が見える範囲では、ぱっと見の変化はない様に思えるが……? 何処か違和感を覚えつつ、次の箱に向かおう……とした所で、ガラス玉か何かに映った自分の姿に生えている、 ねこみみ に気付いた。「…………。 こんの猫じじい!!!」 結局言っちゃった。 今は自分が猫だが。 (*19) 2024/04/04(Thu) 13:03:46 |
【赤】 ぐうたら猫じじい マオ「誰が猫じじいじゃ!」 むぅ、としょんぼりしながらも怒る。今は情緒が不安定。 不満そうにしながらのそのそと起き上がって 動くのもめんどくさそうにレグナのいる倉庫を覗き込む。 「……なにを怒っているのじゃ……? さわがしいやつじゃのう…………」 そして、猫耳としっぽが生えた レグニャ のすがたを目の当たりにする。「…………」 ▽ (*20) 2024/04/04(Thu) 13:37:12 |
【赤】 ぐうたら猫じじい マオ「ぷっ」 「く、くくく……レグナが……」 「レグナが……レグニャになっておる〜〜〜!!!!」 マオはあなたを指さして大笑いしはじめた。 悪戯するつもりは全くなかったが、思わぬトラブルに にっこにこになった。 「猫はどっちなんじゃ? お〜ネコチャンネコチャン〜〜マタタビいるかのう〜?」 レグニャの傍にぬるっと接近して、ふわふわの尻尾を掴み する〜〜っと根元から先っぽまで撫でた。 (*21) 2024/04/04(Thu) 13:38:12 |
【赤】 ねこみみしっぽの レグナ「だーーっ!!誰がレグニャだ!!!」 「誰のせいでこうなったと思ってるんだ!!」 尻尾をぷくぷく膨らませてご立腹。 別に仕掛けたのはあなたではないかもしれないが、レグナの方は概ねあなただろうと思っている。 「いらねえよ馬鹿!!!からかう暇があるならちょっとは手伝…… み"ゃッ!? 」撫でられればびくっと身体を跳ねさせて、その後あなたの方に振り返り威嚇している。 威嚇姿も何だか猫っぽくなっているかもしれない。フーッ!! (*22) 2024/04/04(Thu) 16:04:48 |
【赤】 ぐうたら猫じじい マオ「…………言っておくがわしのせいじゃないぞ? どこに何があるなど知らんと言うたじゃろう だいたいは人間からの贈り物じゃ」 悪戯する余裕なんて、そもそも今のマオにはなかった。 猫は(同族嫌悪的ななにかがあって)好かないが あなたが猫になっているのは悪くない。 威嚇しているさまが、本当に猫のようで愛らしい。 猫じじいは威嚇されるのにも構わずレグニャの頭に手を伸ばして、そのふわふわの耳ごと優しく撫でようとしている。 「しょうがないのう。わしも探してやる」 ひとつため息を吐いて、面倒そうに箱を手当たり次第に開け始めた。 なお、探しものは下手くそなため手伝うどころか余計に散らかることになる── 怪しげな箱を開けたあなたならば、同じような箱があることには気付けるだろう。それは全部何かしら変化を及ぼすものというのを、マオも知らないようだ。うっかり開けてしまうかもしれない。 それを仕返しとしてもよいし、止めてもよい。 (*23) 2024/04/04(Thu) 17:19:12 |
【赤】 ねこみみしっぽの レグナ「………………。 そりゃ悪かったよ」 言いながらふいっと横を向く。素直に謝るのも癪だが、偏見で疑ったのは此方の落ち度と思い、結果の小さめの声量。 恐らくその状態のまま撫でられる事だろう。あなたの手が触れればふわふわの耳がひょこりと揺れた。 ……人を撫でる事はあったものの、撫でられるのはあまり慣れない。 「こら、ぽいぽいその辺に置くなってば」 散らかしたものを横から片付けている為、一人でやる以上に効率としてはかなり落ちている。……が、手伝う気が出ただけマシかと、そこはあまり気にしていない模様。 ちなみに怪しげな箱に関しては、 「他にも変な箱があるかもしれないから、気を付けろよ」 と言う程度に留めた。 それでも開けるならば止めないぞ。 (*24) 2024/04/04(Thu) 20:28:02 |
【赤】 ぐうたら猫じじい マオ「 にゃあ…… マオ様がはたらくだけありがたいことなのじゃぞ……褒めろ……わしは可愛がられないと頑張れないのじゃ」 今日のマオはいつもよりも甘やかされ不足でへなへなだった。 思わず不満げなねこのようなうめき声を上げながら、たくさんの箱の中から怪しげな箱を引っ張り出した。 (*25) 2024/04/04(Thu) 23:22:07 |
マオは、怪しげな箱を開け、マタタビの詰め合わせを発見した。 (a1) 2024/04/04(Thu) 23:28:34 |
【赤】 ぐうたら猫じじい マオ「この箱は別に大丈夫じゃぞ。 ただの葉っぱじゃ。ほれ……」 マタタビの葉を一枚、レグニャに渡した。 猫にとって多幸感や興奮をもたらす合法の葉っぱだ。 もちろんあなたも例外ではないだろう。 (*26) 2024/04/04(Thu) 23:37:01 |
【赤】 ねこみみしっぽの レグナ「はいはい、見つけたら撫でるなり遊ぶなりするから」 と、散らかっていた箱や雑貨を整理しつつ。 そちらに振り返り、差し出されたものを見れば―― 「葉っぱ?それも人間からの贈り物って奴か……、 !!」 バッと飛びかかってマタタビを奪ったかと思うと。 酒にでも酔ったかの様な表情になっては、 ごろごろすりすり 、匂いを嗅いだり舐めたり……挙句の果てには 地面に猫の様に転がって マタタビを堪能し始めた。完全に、猫である。レグニャである。 (*27) 2024/04/05(Fri) 1:57:21 |
【赤】 ぐうたら猫じじい マオ「あ〜〜〜レグニャが本格的に猫になってしもうたのじゃ……」 大の大人がここまでになっていると実に愉快である。 今のうちに探すかあ、と箱を物色し始めると意外にも簡単に見つかった。ただこのトランプを探すためだけにひとりのレグナが犠牲になってしまったのだった。 さて、レグニャが戻るのはあとまだ少し時間がありそうな気がする。 マオはほんの悪戯心でマタタビを没収してみる。そして懐に仕舞う。 マオからマタタビの香りがめっちゃすることになった。 「ほれ〜レグニャ〜マタタビはこっちじゃぞ〜」 完全に遊んでいる。 (*28) 2024/04/05(Fri) 11:22:59 |
【赤】 ねこみみしっぽの レグナ大分絵面が凄い事になっている。 そんな状態なものだから、いつの間にかあなたが当初の目的のものを見つけた事も露知らず。 暫しそのまま夢中になっていたが、没収されればまたバッと飛びかかって……暫くあなたの周りをぐるぐるした後。 今度はあなたに対して匂いをすんすん嗅いだり、ごろごろ音を立てながらすりすりし始めた。 やっぱり絵面が凄いぞ。 (*29) 2024/04/05(Fri) 12:27:11 |
【赤】 ぐうたら猫じじい マオ「ほ〜れ、ネコチャンネコチャン───」 「いだっ」 調子に乗っていたら罰が当たったらしい。 大の男に飛びかかられ、ごろごろすりすりの重みにも 耐えられずマオはひっくり返ってしまった。 たぶんそんなのもお構いなく、すりすりごろごろしてるのだろう。 マタタビを太腿の服下にしまい込んだ為 おそらくそのへんを重点的に。 こんなになるとは思わず、マオも珍しくレグニャのペースに乱されていた。 「んっ……」 「レグナ……そこはくすぐったいのじゃぁ……」 レグナにこんなにすりすりされて嬉しいような…… でもあくまでも自分ではなくマタタビの香りに魅了されている だけなので複雑な気持ちがないまぜになっている。 「そんなに好きかの、マタタビ……」 しばしレグナのやわらかな髪とふわふわの耳を撫でて時間を潰す。 もとに戻るまでこうしている他ない。 (*30) 2024/04/05(Fri) 13:36:50 |
【赤】 ねこみみしっぽの レグナひっくり返ったのにもくすぐったそうにするのにもお構いなしに、よりによって下半身にごろごろすりすり。 マタタビによって興奮状態にあるのか。は、と、少し熱くなっている吐息が服越しにかかる、かもしれない。 先程は複雑そうにしていた癖に、ふわふわ撫でられるのにもうっとりだ。 目を細め、あなたの方を見つめ。そして―― (*31) 2024/04/05(Fri) 16:22:25 |
【赤】 人間に戻った レグナぽん、 と軽い音がして、猫耳と尻尾が消えた。それから暫く固まった後、うっとりしていた目を白黒させ。 さーっと青ざめる様な、同時に赤くなる様な。照れと混乱とその他諸々が一気に来た様な表情になった後、バッとあなたの上から退いた。 「待っ、これは、その、」 言い訳をしようにも何も言い訳が出来ない。 そのまま口をパクパクさせている。 (*32) 2024/04/05(Fri) 16:24:52 |
【赤】 ぐうたら猫じじい マオそんなうっとりとした瞳で見つめられると 目の前にいるレグナがいつものレグナじゃなくても 身体が、胸の奥がぎゅぅと締め付けられるような気分になる。 「……レグニャのえっち」 腿の辺りを集中的にすりすりしてくるし 熱い吐息はかけてくるし。 これはマオ様への挑戦状ととってもいいだろう。 ▽ (*33) 2024/04/05(Fri) 18:53:01 |
【赤】 ぐうたら猫じじい マオ「レグナがあんなに、我を忘れてマオ様に狼藉するとは思わなかったのじゃ……ひどいのじゃ……」 魚のようにパクパクしているレグナに這い寄り 顎を指先でくい、と掴むと顔を近づけて間近で見つめる。 マオにも原因はあるのだが、この状況に付け込んでいる。 「のう、レグナ……マオ様はうずうずする。 さっきおまえがずーっとすりすりしてたせいじゃ」 レグナの手を掴み、自分の下腹部……腿の間に持っていく。 ほんのりと膨らみに触れるだろう。 「レグナぁ……なんとかしてくりゃれ……」 媚びたようにわざとらしく甘えた声を出した。 あなたならなんとかしてくれるだろうと、頷かせようとしている。 よからぬことを企んでいるに違いない。 (*34) 2024/04/05(Fri) 18:54:14 |
【赤】 人間に戻った レグナ「ろっ……そもそも、 あんたが、」 ちなみに、しっかりすりすりしていた記憶はある。ので、反論しようにもまともな反論が出来ていない。 なんとなく弱みに付け込まれている気もしてはいるが、それはそうとしてやらかした事はやらかした事だ。 捕まれた手が腿の間に触れる。熱を持っている。 自らの心臓の音が、夢の中だと理解しているのにやたらと頭に響いている感覚がする。 ……甘い声が、耳に届いた。 (*35) 2024/04/05(Fri) 20:56:05 |
【赤】 人間に戻った レグナ「…………、もし、」 暫くの沈黙の後、口を開く。 「あんたの知っている俺がする様な事を、期待してるのなら、それは。……今の俺には、出来ない、けど」 「……その。抜く、だけなら」 (*36) 2024/04/05(Fri) 20:58:04 |
【赤】 ぐうたら猫じじい マオ「それでもいいのじゃ……。 そもそも、今のおまえにそんなの期待などしておらん」 無理やりキスをして引きはがされた時から。 完全に諦めたと言ったら、そうではないのだけれど。 今こいびとのような扱いをしてくれるとは、思ってはいない。 「ん」 背中に手を回して、甘えるようにくっついた。 あなたの身体にマオの熱が触れる。 「ここはほこりくさいから、やじゃ ベッドのほうまで運んでくりゃれ」 すり、と胸元に頬をすり寄せた。今度はこちらが猫の真似事。 ベッドまで辿り着いたら、下だけ脱がせてくりゃれとおねだりして、全部やってもらうつもりだった。 (*38) 2024/04/05(Fri) 21:48:15 |
【赤】 人間に戻った レグナ……今の自分に、あなたとこういう事をした記憶はない。 にも拘わらず、こんなにも心臓の音が煩い。胸元に擦り寄られれば、あなたにもおのずと伝わってしまう。 何故だろう。単純にこういった事に慣れていないからか。 それとも。 「……、はいはい」 そのまま抱えるようにしてベッドへと運んで、寝かせる。 おねだりされれば「……こんな事態になったの、あんたも割と悪いって自覚あるか??」と文句は言いつつ。 あなたのズボンと下履きを脱がせ、自らもベッドの上に乗る。 ……服越しじゃない、あなたの熱を、見る。 (*39) 2024/04/06(Sat) 1:34:11 |
【赤】 ぐうたら猫じじい マオ「わしも悪かったのじゃ……でも、レグニャが あんなになるとは思ってなかったのじゃ」 子供の言い訳のようだが、案外素直に認める。 ふかふかのベッドに座り、脱がせてもらうこの時すら少しもどかしい。 下着は履いておらず、チャイナ服の裾が垂れ下がるのをめくると、あなたの手には小さく、だけどしなやかな身体には相応の熱が露わになる。白くて細い脚を開いて見せつけた。 「なんじゃ、男相手に抜くだけなのに緊張しておるのか? それともマオ様がせくしーじゃから興奮してきたか?」 耳元で甘く囁きながら、あなたの手袋を外させて直接触れさせようと誘導する。 「ほしくなったら、おねだりしても良いのじゃぞ? レグナはお気に入りのしもべじゃからな」 今のあなたに合わせ、昔言っていたような言い回しを選ぶ。 マオは、こういった行為は当然慣れている。 人間は番でなくても快楽のためにすることを知っているし マオだって神仙様の加護がどうとか、そういったものでたくさんの人間に可愛がられてきている。 (*40) 2024/04/06(Sat) 6:12:48 |
【赤】 人間に戻った レグナ「俺だって思ってなかったよ……ってちょっと待て、なんで下着履いてないんだ!?」 脱がせてすぐに布ではなく白い素肌が出て来たので驚いた反応を見せる。恐らく、初めて風呂に入れた時にも同じ反応と言葉をしていただろう。 一瞬だけ視線を逸らしてから、もう一度あなたの方に向き直る。マタタビの影響はとっくに抜けている筈なのに、頬がほんのり赤く染まっている。 ▽ (*41) 2024/04/06(Sat) 13:22:00 |
【赤】 人間に戻った レグナ「し、かたないだろ。慣れてないんだよ」 手袋が外され、直接触れれば。 体温と共に少し汗が滲んでいるのが分かるだろうか。 「……、だから、そこまではしないって言ってるだろ」 一方で此方は経験がないのと、現実の件が引っ掛かってるせいで硬い。 ただ、それでも年頃の男であるのは確か。故に甘やかな言葉と誘いは毒だ。 一言「動かすぞ」と声を掛け。始めはゆっくり、それから少しずつ速度を上げて。少しだけ湿った、しっかりとした手が、上下に絡んでいく。 (*42) 2024/04/06(Sat) 13:22:15 |
【赤】 ぐうたら猫じじい マオ「レグナはレグナじゃのう……同じ反応を前もされたぞ。 ……下着は窮屈だから履かない主義なのじゃ」 これくらいでなにを赤くなっているのじゃと 赤みが差した頬に手を触れて、愛おしげに撫でた。 きっぱりしないと斬り捨てられても、さほど気にした様子もなく、のらりくらり。 「ん……レグナ、汗びっしょりじゃぞ。 でもおまえの手、あったかいのじゃ……」 吐息交じりの甘い声が、刺激を与えられるだけ浅くなる生温い吐息が、半開きの小さな唇から漏れて、あなたの耳を撫ぜた。 汗ばんだ手から、緊張と不慣れさが伝わってくる。 上下に擦られているうちに、ぬるりとした無色透明の液が、あなたの汗と混じっていく。 「もっと、やさしくがいいのじゃ……」 速度があがっていく途中でぴくりと、ほんの少し腰が跳ねる。 行き場のない手が、もどかしそうにあなたの腿をするりと撫ぜた。 (*43) 2024/04/06(Sat) 16:06:00 |
【赤】 人間に戻った レグナ「どういう意味だよそれ」 からかいが混じっている様な気がして、む、と少しだけ唇を尖らせる。 頬を撫でられる感触に、少しだけ先程の口づけの感覚が過った。……少しだけ。 「……、……なんだよ。慣れてない奴は嫌か?」 記憶は違えど自分とそういった関係になるぐらいなのだから、多分そんな事はないのだろうな、と思いながらも。少しだけ意地悪のつもりでそう返した。 甘くなっていく声に、浅く熱い吐息に。ゆっくりとこの状況に飲まれて行きそうになるのを、理性で抑え込みつつ。 透明な体液が混じるのが見えればそれをも使い、あなたの反応も見ながら。より快楽を得られる場所を探る。 ――静かな室内にくちゅ、ぐちゅりと、水温が響いている。 「ん、こうか? ……ッ、」 言われて少し緩めようとした所で柔らかく撫でられ、ぞくりとした感触が走る。 思わず開いているもう片方の手で、その手を握ったかもしれない。 (*44) 2024/04/06(Sat) 19:33:23 |
【赤】 ぐうたら猫じじい マオ「そのままの意味じゃぞ。会う時が違っても、おまえはおまえのままじゃ」 面倒見がよくて押しに弱い、うぶなところが愛おしいレグナだ。 「だから……そんな言い方をしないでおくれ」 「わしは、レグナがだいすきじゃ。ずっといっしょにいたい……」 頬を撫ぜていた手は服の端をつまんで、思わず縋るような声が出てしまった。だって、今ここにいるレグナはあなたしかいないのだから。 「 ……ふ……っ、 ……んっ……は、…… 」おしゃべりな口は、だんだんと言葉を無くしていく。 あなたの手の中の熱も質量を増していく。 淫猥な水音と快感を孕んだ息遣いだけが耳に届いている。 熱を帯びたマオの若草色が、レグナの瞳をじいと見つめた。 「……どうした?」 口元はいたずらっぽく、ほんのり弧を描いている。 握られた手を捕らえるように、するりと指を絡めた。 (*45) 2024/04/06(Sat) 23:36:40 |
【赤】 人間に戻った レグナ「そうか。……そう、なのか。 ごめん、悪かったよ」 ――縋る声、には。少し胸の奥がちくりと刺される感覚を覚える。 自分は、現実へと帰らなくてはならない。……目を覚まさなければならない。 そうなった時「ずっといっしょにいたい」の願いは叶えられなくなるのだ。 誤魔化す様に、手の動きが再度早くなる。それだけでなく、強弱をつけるようにし、鈴口をくりくりと捏ねる様にしてみたり。 少しずつ、着実に、あなたを追い立てていく。 ふと上を見れば若草色に熱が籠っており、じいと見つめられた後……再び目を逸らした。 「……足さわられんの、くすぐったいんだって」 そう言った言葉は、少し焦りが滲んでいただろう。 あなたの指の絡んだ、自らの手にも。やはり、汗が滲んでいる。 (*46) 2024/04/07(Sun) 2:59:12 |
【赤】 ぐうたら猫じじい マオ「………………」 ──どうして、そんな他人事みたいに言うのだろう。 たしかに、いつものレグナではないかもしれないけれど もしいつものレグナが戻らなかったら、一緒にいることになるのは目の前のレグナになるだろうに。 なんだかレグナがマオの知らない別の世界を見ていて 自分を置いてどこか遠くに行ってしまうんじゃないかと そんな予感がして、不安でたまらない。 余計な気持ちを打ち消すように、あなたの手が追い打ちをかけてくる。達してしまいそうになるのを押さえて、マオはあなたの手を掴んだ。露骨に目を逸らされ、不満そうに目を細めている。 ▽ (*47) 2024/04/07(Sun) 6:09:51 |
【赤】 ぐうたら猫じじい マオ「やさしく、と言ったじゃろう……わからんのか? わしがお手本を見せてやろうかの」 絡めていた指を解くと、するりとあなたの腿の内側の下腹部へ滑らせる。服の上から、こうするんじゃと。指先でくすぐるように、まるで小動物でもを可愛がるかのようにやさしく撫ぜた。 服の上から触れるだけで、それ以上のことはしない。 刺激を与えるだけ与えて、放置する気でいる。 だからこれはいたずらと、さっきやらかしたレグニャのおしおきだ。 (*48) 2024/04/07(Sun) 6:10:48 |
【赤】 人間に戻った レグナ相変わらず、あなたの目をじっと見ようとはしない。 過度に情を移しては、互いに別れが余計に辛くなる。……こうまでしている以上、既に手遅れかもしれないけれど。 そのまま止めを刺そうとした所で――手が掴まれて。もう一度あなたの方を見れば、不満そうな表情が目に入った。 「……どうした、痛かったか?」 等とその心中も知らずに尋ねた所で。 ▽ (*49) 2024/04/07(Sun) 14:32:18 |
【赤】 人間に戻った レグナ「待っ、馬鹿、ちょっと待て、俺はいいっての!!」 返された言葉に、焦った様な言葉が飛び出す。 服の上から手が触れられれば。そこは微かに熱を持っているのが分かるだろう。 擽る様に優しく撫ぜられ、少しだけ肩が跳ねる。 ……が、それ以上はなく、おあずけをされて。 なんとなく煽られている様な気持ちになり、ちょっとだけ眉をしかめた。 「……ふーん?? いいけど、それだとイけなくて余計辛いんじゃないのか?」 もう一度指に蜜を絡めて、けれど先程の様に掌で包んで動かすのではなく。 人差し指でつう、とゆっくり、触れるだけの様にして、下から上になぞる。 (*50) 2024/04/07(Sun) 14:33:35 |
【赤】 ぐうたら猫じじい マオ「……なんじゃ?マオ様のあられもない姿を見て おまえも勃ってるではないか……」 その事実にちょっとにんまりして、服の上から悪戯程度に 熱に触れて、すりすりと撫ぜることを続けてやった。 自身のものを仕返しでもされるように、指先だけで弄ばれている。 レグナの指に自分の愛液が絡むのを見て、胸を高鳴らせた。 「……ぅ………… レグナ……ゃ、……ん……… 」びく、とすっかり大きくなった自身が脈を打つ。 顔を逸らして、胸を上下させながら乱れた吐息を漏らす。 「……は、………っん、……でも、さっきより すき、……… もっと、やさしく……かわいがってほしいのじゃ……」 甘えるように、潤んだ瞳があなたを見つめる。 乱れた髪が、汗ばんでほんのり赤く染まった頬に張り付いている。 やさしくが良いと頼むくらいだ。マオはじっくりゆっくりするのが好きだった。こうして焦らされるような触れ方はもどかしくなりながらも、嫌ではない。 「……おまえも……、抜いてやろうか………? 一緒に気持ちよくなるのは、良いじゃろう?」 真似するように、しなやかな指先で下腹部から熱を持つ膨らみをなぞるのを繰り返す。顔を近づけてくす、と笑い声を漏らした。 ほれ、おねだりしてみろと言わんばかりに。 (*51) 2024/04/07(Sun) 15:54:48 |
【赤】 人間に戻った レグナ「仕方ない、だろ。こんな状況なんだから、 ……っ、……ふ、」 誤魔化す様に告げるも、最早ただの強がりにしか聞こえないかもしれない。 撫ぜられればその熱もぴく、と反応するのがきっと伝わる事だろう。 頭の中がぐるぐると回る。心臓の音が酷く煩い。 今度は指を二本にして、けれどもやはりなぞる様に触れるだけ。それをゆっくり、ゆっくりと繰り返す。 視線を上げれば、汗ばみ潤んだ眼を此方に向ける、酷く劣情的なあなたの姿が映る。……自身の視線もまた、揺らいでいるのだろうかと過った。 「…………、だから、俺はいいって……」 甘言に、誘惑に。溶かされつつある理性が何とかそう紡ぎ出す。 ……無視するならば、それは自由だ。 (*52) 2024/04/07(Sun) 19:23:45 |
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