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【人】 ミア[ 何時になく"汚れて"戻ってきた"小間使い"は、 何時かとおんなじよに、 庭で潰れていたところを犬に引き摺られており、 最初に拾い上げた執事が 医師を呼んだ というのは、おんな自身も知らない話で。 "何"を"視た"のか、 数日、高熱で寝込んでいたというのは、 朧気な ここ最近の、過去の話。 ]* (256) mayam 2020/05/23(Sat) 22:17:30 |
【人】 ミア[ ゆる と、瞼を持ち上げた。 何処、と気付くまで数分、日付もよく分からない。 窓から射す淡い光があれど、 月の欠けたよな、夜であったのは確かだ。 重たい身体を起こして、声の元を辿る。 ……なんで、寝ていたのだったか、 覚えてるような、覚えていないよな、 窓の外だと分かれば、すこぅし爪先を引っかけつつも、 音も無く庭へと降り立った。 草の感触がくすぐったい。] (261) mayam 2020/05/23(Sat) 22:20:24 |
【人】 ミア[ 何時か噛んだ牙は、 今度は甘く、部屋着の裾を引っ張るよで。 ─── 多分、ずっと 寝てたんだけどな。 掠れた声を落として、それでも、 四つ足についていくから、……慣れたのだなあ、と思う。 犬だけでは無くって、多分、自分自身も、で。 ] (262) mayam 2020/05/23(Sat) 22:20:55 |
【人】 ミア[ ひとつ、月の欠けた夜に、 足元で 犬がちぃさく また、吠えた。 獸と呼ぶには やはり、僅かに甘く。或る窓の前。 ] (263) mayam 2020/05/23(Sat) 22:21:47 |
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