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【秘】 菊波 空 → 高藤 杏音 安心しろ。 髭面のシンデレラってのはこの世に存在しないからな、どこにもいかねーよ。 [冗談めかして低く笑った後答える。] まぁいつものことだしな。それにその辺りはもういいんだよ。 [男の子のいいたいことといって、もう何度目かになることだものな。って苦笑を浮かべつつも気に留めることも減っていった。 そりゃたまに小洒落にそういった言葉を吐いて、らしい言葉を連ねていくのだって好きなのは変わらないけれども] 杏音がいってくれる言葉だから響くし、俺は俺の言葉を吐く。 そうしてるほうが自然だ。ってな。 [二人で過ごしていって、落ち着かない気持ちと落ち着ける関係を探っての変化を口にしつつ、引き寄せて杏音のよい香りが鼻腔を擽り、身を委ねてくれる杏音をより大事に想うように肩に回した手はそのまま撫でるように首筋を擽り、髪まで伸ばして優しく眠りに誘うが如くゆったりと撫でる*] (-109) S.K 2020/12/28(Mon) 1:00:43 |
【秘】 高藤 杏音 → 菊波 空[首筋を擽るように撫でる手に、身を捩って、先輩を見上げて。 もう。とばかりに、ジト目で見ちゃうけど。 優しく髪を撫でてくれる手に、そっと目を閉じた。 首筋が、くすぐったいのにじんわり熱を持って、不思議な感じ。 この人は、何処にも行かないんだって。 言葉で聞いたら嬉しくて、唇に笑みが浮かんだ。] …………信じてますから。 だから大丈夫なんですけど……。 言葉にしてもらって聞くと。 やっぱり嬉しいものですね。 [何時もみたいに、抱き着きたいって思うのに。 狭いかまくらの中ではそれも出来なくて、なんだかもどかしい。 目を開ければ、外は雪が降っていて。 寒そうなのに、招かれてるように思えた。] (-112) Lao 2020/12/28(Mon) 8:19:06 |
【人】 高藤 杏音[2人なら、沈黙も楽しくて。 でも少し、もどかしくて。 そんな自分を察したのか、戻ろうと声をかけてくれる先輩に。 腰をあげてかまくらから外に出る。 眩しくて目がチカチカする雪景色の中。 空先輩がかまくらから出てくるのを待ったら…… 出てきて、伸びをする先輩に、ぎゅって抱き着いた。] へへ…… [広い胸の中をぎゅーって堪能して。 先輩を見上げると嬉しそうに笑って。 それから寒さに小さく震えると、頭に積もる雪を払った。] (184) Lao 2020/12/28(Mon) 8:19:31 |
【人】 高藤 杏音冷えましたね。お風呂入ってきましょうか。 私、髪洗って乾かしたりするから、先にお部屋に帰っててもらって大丈夫ですからね。 ……先輩も。風邪ひかないように、髪はドライヤーで乾かした方が良いと思いますよ? [余計な一言を添えてしまうのは、濡れた髪が凍ってしまいそうに寒いから。 これが夏なら自然乾燥でも口は出さないんだけどね。 手を繋いで大浴場に向かえば、温泉の入り口で別れただろう。] (185) Lao 2020/12/28(Mon) 8:20:03 |
【人】 高藤 杏音── 大浴場:女湯 ── [先輩と別れて女湯の暖簾をくぐれば。 体が冷えたからだけじゃなく、温もりが恋しい。 浴衣を脱いで、脱衣籠に丁寧に畳むと、浴場へ。 湯船に浸かる前に、髪も身体も丁寧に洗って。 ピカピカに磨き上げたら、熱いお湯に浸かろう。 せっかくだから、露天風呂に入りたくて。 雪の降る冷たい外気と、熱いお湯で、何時までも浸かっていたくなるような。そんなお風呂に、身を沈めた。 もしだれかが入って来たら。] こんにちは。 [と、声をかけただろう。 一人なら、体が温まれば早々に上がって。 丁寧に、髪を乾かしたことでしょう。**] (186) Lao 2020/12/28(Mon) 8:20:11 |
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