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【人】 鳴海 海音[ 俺の耳に当たり前のように響いて 血のように身体を巡って 心臓を揺さぶって 煮えたぎるんだ血潮が 綺麗な音、自然の音 寂しい音 ………全部全部君の音 ……好きだった 今はもう聞こえない。 ] (27) 2022/08/15(Mon) 11:10:07 |
【人】 鳴海 海音 俺の***ごと波に攫われたらいいのに [ ぼーっと眺めていた。 この波の音をこの村に帰ってきたことをまず実感する。 カモメが鳴いて 波が慰めて 俺も少し感傷的になって……。 海に浮かぶ鳥居が どことなく明るく見えるのは きっと祭りが近いから、なのだろうな。 そうなのだろう。きっと。 ] (29) 2022/08/15(Mon) 11:10:38 |
【人】 鳴海 海音会いたいなー…… 全然会えてないのは 俺の意気地がないだけなんだけど 愛と、勇気と、希望が欲しいよ [ いい歳した大人が海で黄昏れている。 十代の子供かよ……。なんて自笑してしまう。 ] あんぱん食べよ [ 国民的ヒーローであるパンに勇気をもらおうと そのパンを食べるのはどうなのだろう。 恨まれないか? それでも勇気100倍にはなりたいもので。 お腹も減ったし。 ] (30) 2022/08/15(Mon) 11:18:24 |
【人】 鳴海 海音[ 波に持っていかれそうになる意識を 呼び戻したのは 俺のスマホ。 振動するソレは断続的に続き それが一度ではないことを伝える。 急ぎの用事か? なんて苦い顔をしてスマホを見れば 目を見開くことになったのは いうまでもなく。 ] (32) 2022/08/15(Mon) 11:20:04 |
【人】 鳴海 海音[ なんで今? とか どうして急に? とか そんなこと思わないよ きっと送りにくくしたのは俺だから 親友を手放したのは俺だから 欲しかったんだ。 欲張ってしまった。 俺の浅はかな欲のために。 深く深く二人の過去を沈めてしまった。 君はそれを今引き上げようとしてくれている。 ] (34) 2022/08/15(Mon) 11:40:39 |
【人】 鳴海 海音 『 俺さ、海鳴村に今里帰り中。 もしかして宵稚もいないかな〜……なんて。 宵稚もこの村に居る気がしてさ 勘違いだったら恥ずかしいけど 連絡くれたってことは なにかあった? 俺、さっきまで海見ててさ 宵稚に会いたいなって思ってたんだ。 そしたら連絡がきて……嬉しくなったよ。』 (38) 2022/08/15(Mon) 11:42:06 |
【人】 鳴海 海音[ 我ながら突然過ぎたかと 送ってから反省して。 ] 『 会いに行ってもいいかな。 宵稚に。 場所によっては時間がかかるかもだけど。 行く。行きたい。 急にごめんね。でも俺の気持ちは 変わらないから。変わってないから。 』 ( ずっと─────ずっと。) (40) 2022/08/15(Mon) 11:42:19 |
【人】 鳴海 海音[ 送信。して しばらくその画面を見続けたあと。 返事にしては……引かれるレベルかも、と 真っ青に顔色が変わって。 頭を抱えて項垂れた。 ( 今日は飲むぞ!!あとあんぱん!! ) 飲んで羞恥を忘れようとする狡い大人です。 あとあんぱんがなくても 勇気100倍出せたので 宵稚は凄い男だと思います。 お陰様で今の俺はドキンちゃんだ。 ] (41) 2022/08/15(Mon) 11:42:55 |
鳴海 海音は、メモを貼った。 (a1) 2022/08/15(Mon) 11:48:53 |
【人】 鳴海 海音[ 忘れることのない記憶 忘れるなんてこともない君との想い出。 ”想い出は淋しさの別の名前” 会い焦がれる程に求めていても 俺はもう手を伸ばすこともできなくて。 俺はこの想い出の捨て場所を探している。 ] (56) 2022/08/15(Mon) 20:01:16 |
【人】 鳴海 海音[ 早く、もっと早く割り切れれば 一緒に居ることが出来たんだ。 そもそも俺が欲を出しさえしなければ。 宵稚を一人にすることなんてなかったのに。 ……いや、一人じゃなかったのかもしれないな。 もう、彼の隣には誰かいるかもしれない。 俺は0か1かで手放した。 一緒にいるか、居られなくなるか。 ] (57) 2022/08/15(Mon) 20:02:30 |
【人】 鳴海 海音[ 深く沈んだ過去、俺たちの過去。 ] うん! 歌おう おれも、そのうた好き! よいくんと一緒に歌いたい! [ 声だけは大きい自信はあって 大声を出すと気分が良かった。 そんな大きな俺の声を綺麗に包むような 宵稚はそんな声をしていた。 ] (59) 2022/08/15(Mon) 20:02:46 |
【人】 鳴海 海音よいくん、か…… [ 呼ばなくなったのはいつだっけ。 小学生までは呼んでて…… 一緒に手を繋いで幼稚園まで通ってた。 小学生、中学生 宵稚は俺についてきてくれた。 俺はそれが嬉しくて君にとって 頼りになれる人間になろうと思ったんだ。 ] (60) 2022/08/15(Mon) 20:02:51 |
【人】 鳴海 海音うん、俺もよいくんと一緒がいいと 思ってたんだ 二人で一緒に決めよう? まず最初に俺がやりたいのを ピックアップするから…… [ 水泳、テニス、バスケ。 水泳なら一緒に泳いで水を感じらえる。 テニスなら二人でダブルスしようぜ。 バスケなら俺らはツートップだ! 調子のいいことばかり言って決めた部活は 中学までは一緒に続けられたはず。 いつも一緒だから、それが当たり前で 宵稚が俺以外の誰かと一緒にいることに 胸がチクッとしたのはこの頃から。 自我が弱いなんて思ってないよ>>20 それが宵稚なんだなって。 俺は丸ごと君を受け入れたよ。 だからその度に一緒に決めよう? と提案して。 ] (61) 2022/08/15(Mon) 20:02:56 |
【人】 鳴海 海音一人なら怖くても 二人で決めれば、俺が一緒だろ? 何かあったら俺がなんとかしてやる! [ なんて胸を叩いて自信有り気に粋がってた頃。 君にはどう見えてたかな。 俺は楽しかったよ。ずっと一緒で。 もしかしたら君は 言い出せなかっただけかもしれない。 なんてことを今なら思ってしまうけれど。 ] (62) 2022/08/15(Mon) 20:03:00 |
【人】 鳴海 海音[ 俺、パソコンや機械関係には強かったから 壊れやすいアンプの修理をよくやっていたな。 部ですらなければ部費も出ないから。 あるものでやるしかないしな。 努力に即効性なんてない。 一つずつの積み重ねが大事なんだ。 そしていつしか俺も宵稚の熱意に影響を受けて 何日も付き合ったこともあったな。 楽しかったよ、二人で時間を忘れて過ごすこと。 いつの間にか朝になって、二人で朝日見てさ。 ] (65) 2022/08/15(Mon) 20:07:44 |
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