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【人】 X『教皇』 カルクドラ──回想:不思議な『恋人』── [ 正直戸惑うなというのが無理な話だった。 逆に言えば、人はまず見た目から判断する証左でもある。 無礼な行動、言動だったことは事実だが 真実を探ることは無礼では無いと思っている。>>0:395] 普通……か。 何を以て普通と言うのか分からないけれど 確かに僕は、他の人達より普通に近いかもしれないね。 (33) 2022/12/14(Wed) 1:22:29 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 親は子を愛するが故に 子が“証持ち”であることを秘匿し 子は親を守る為、自ら洋館に来る道を選んだ。 その際、子は親に 「あなたの息子は死んだことにして下さい」と 告げて去った。 実際のところ、死んだら死んだで真偽はさておき 子殺しと後ろ指をさされ、 証持ちの子が生きているとしても、 嫌がらせや迫害を受けることは少なく無い。 証持ちというシステムは、やはり誰も幸せになれないと 少年は大いに悩み、苦しみ成長を遂げていった。 館に来てから、思い通りにならぬ厳しさと 一人になった現実に潰され、箍が外れ 素行が悪くなった経緯がある。] (34) 2022/12/14(Wed) 1:22:47 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ そこがあくまで聖職者“ごっこ”でしか無い。>>0:396。 この身に宿る魂が、清廉潔白な聖人君子でないことは 男自身が一番理解している。 その後、再度話をする機会があった時。 妹さんと、お兄さんと話がしたい、と言えば 話をさせて貰えただろうか。 あのまま──何も分からぬまま 終わらせたくはなかったから。*] (35) 2022/12/14(Wed) 1:23:05 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ── 回想:ユグ ── [ 南国果実はどうやらアリスの元に行くらしい。>>0:430 誕生日前の少女に向かうのは妥当だろう。 アリスのことになると穏やかな笑顔が戻るが 「先生」の名が出ると、表情が固まること数回。] ……そうだね。ついて行くだけなら。 でも、選ぶのはユグが選ぶんだよ。 彼だって、可愛い教え子が選ぶ方が喜ぶだろうから。 [ 断りたかった本心に対し、 大人げない姿を見せたくないプライドと 優しい彼の気遣いを無下にしたくない。 二つの要因が競り勝った。>>0:431 ユグの猛追は続き、勢いに負けた感じで頷く>>0:432 いざとなれば用事を思い出した、と途中で抜けても良い。 フォルがいれば助け舟を出してくれるかもしれない、と 悠長に考えていた。 フォルは同じ年に洋館に来た、言わば同期である。 (彼の方は以前から遊びに来ていたが) 略称で呼ぶ程度には仲は悪くない。 居合わすことがあれば、きっと察してくれるだろうと。] (38) 2022/12/14(Wed) 1:27:31 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 『教皇』が『死神』を殺害した現場を 『吊るされた男』は見ていない。 何せその時、既に死んでいるのだから。 『吊るされた男』の死は、『死神』だけでは無く 『教皇』自身も甚く悲しみ、涙で頬を濡らしていた。 とはいえ、この先更に泥沼化する対立を 見ることが無かったのは 『吊るされた男』にとって 幸せだったのかもしれない。*] (39) 2022/12/14(Wed) 1:28:12 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ アリスの誕生パーティーの合唱の話題が出れば 人数が多い方がアリスも喜ぶだろう、と 強制はしないものの背中を押し、何なら一緒に選ぼうか、と こちらでは協力を申し出る。>>0:433 アリスでは無く『愚者』呼びになり、 彼が不安に感じることと言えば、即座に思いつく。] ……ゼロのことか。 大丈夫だろう、さすがに。 [ 箱庭崩壊の幕を開いた 少し前まで祈祷室の常連だった『悪魔』の姿が過る。] (40) 2022/12/14(Wed) 1:28:24 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ ユグとゼロの関係はあの通りではあるが 男とゼロの仲は悪くは無い。 寧ろ素行の悪い男と生真面目委員長気取りの 組み合わせにしては、上手く嵌っているとも言える。 程度の差はあるとはいえ、この洋館に居る者全て 魂が過去に縛られていると言えよう。、 何せ魂の縁だけで一つ屋根の下に集まっているのだから。 ユグの背中をぽんと軽く叩き、もう一度 「大丈夫」と呟き、祈祷室を後にした。 その後、結論としては 売店に同行したものの、フォルの接客にうまく乗り ホリックゼリーを推し>>0:539 ユグが微妙そうな反応を見せれば>>0:565 角の立たないラベンダーとブルーローズの ハーブセットをお勧めしたのだった。**] (42) 2022/12/14(Wed) 1:30:35 |
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。 (a5) 2022/12/14(Wed) 1:36:40 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ アリスの誕生日パーティーは恙無く終了した。 有志による祝いの合唱は、アリスの歓喜を受け オルガンの演奏も間違えること無く無事終了。 ほっと胸を撫で下ろした。 多くの者から祝福を受けたアリスの嬉しそうな表情は あまりにも純粋で眩しく、心から喜んで貰えたのだろうと 思えた。 来年には更に成長した姿を見られるのだろうと、 まるで親のような思いを抱きつつも 次の瞬間には、明日から平穏な日々に戻り 寂しくもある、など考えている間に 末っ子の楽しい記念日は終了した。*] (177) 2022/12/14(Wed) 20:39:55 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ── 『世界』の帰還 ── [ パーティ―の翌日。 日課である神への祈りを捧げてから 余韻が残ったまま中央へと向かう。 通り掛かる人達に挨拶を交わし 昨日の話に花を咲かせていた。 平穏な日常が始まる──はずだった。 ヴェルトの帰還は、まさに青天の霹靂。 信じられない思いと、待ちに待った時がついに訪れた 喜びと感動が交互に沸き起こる。 数年前にはどこかで死んだ扱いになっていたものの>>2 信じることも出来ず、いつの日か戻ってくると信じていた。 七年も経てば変わって見えただろうか。 少なくとも当時少年だった男からすれば 憧れの恩人は当時の記憶のままに見えた>>4。 今すぐ会いたい。話したい。 この期間、ヴェルトさんは何をしていたの? 僕は大人になったんだ。 ヴェルトさんの知っている生意気な子じゃなくなったよ。 話したいことが山ほどあるんだ。 立派になったと褒めてもらえるだろうか。 淡い期待と希望を抱え、駆け付けようとしたものの、 生憎すぐに彼は姿を消してしまった。] (178) 2022/12/14(Wed) 20:41:22 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ やがて洋館の玄関ホールに召集が掛かり 証持ち達が一堂に会することになった。 改めてヴェルトの姿を見るが、遠くから見た時とは何か── いや、先程からそうだったのかもしれない。 恩人への盲目で気付けなかっただけで、 七年も経てば大人になるのは当然だ、と 自らに言い聞かせていると、恩人が口を開いた。>>5 同時に。 魂が鈍器で殴りつけられたような 脳に直接染み込むような 通常の理解と違う感情が入り込む。 (179) 2022/12/14(Wed) 20:42:17 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 同時に、瞬時に悟ってしまう。 恩人の姿をした『箱庭の神』が降臨したことを>>6>>7 毎日祈りを捧げていた神。 神が降臨したとあらば、畏れ多く平伏し 感涙し言葉を失うものだと信じていた。 しかし、いざ神を眼前にしてみると そのような感情は欠片も湧かずにいた。 ヴェルトの外見だからなのか。 あまりにも急すぎて脳の処理が追いつかないのか。 しかし神について思案する時間も無く 、 神の本心から嬉しそうな様子も>>8 全て真実であると理解出来てしまう。 心臓近くの ]黄金の波紋 が、熱を帯びた気がした。 (181) 2022/12/14(Wed) 20:43:37 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 唐突な神による二択の提言が出ると>>9>>10 言葉を失ってしまう。 この世界はあまりにも不平等で不幸>>0:616 証持ちが誕生するだけで 自分自身も周囲も不幸になる現実>>34 なら、一度この世界を壊す提言も、納得出来なくはない。 同時に、自分達の選択で世界を滅亡させることは あまりにも重過ぎる。 男のことを思い、泥を被った両親も。 様々な土地で今を生きる、何の罪も無い普通の人間も。 人間だけではない、動物達まで 自分達以外全ての命が、大地が、刈り取られて行く。 破壊されたものは何であれ 簡単に戻すことは出来ない。 戻すことが出来たとしても 同じものをもう一度 完全に作り直すことは出来ない。] (182) 2022/12/14(Wed) 20:44:31 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ (183) 2022/12/14(Wed) 20:44:46 |
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。 (a27) 2022/12/14(Wed) 20:51:35 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ── 回想:ゼロという名の ── [『悪魔』が洋館に来たのは五年前。 男が洋館に来て二年後のこと。 『恋人』─クリスタベルと同時に来たのだから 当時のことはよく覚えている。 クリスタベルと上手く会話出来なかったことを 引き摺っていた頃、同時に来た彼ならば 何か知っているだろうかと聞こうとした矢先、 先に彼が呟いた。] 僕の名はカルクドラ。名前で呼んでくれていいよ。 [ 洋館に来て早二年、たったの二年。 『教皇』と呼ばれる>>0:514ことは 未だ違和感が拭えずにいた。 勿論、呼び方の強制まではしないが。 少しの間続いた沈黙に首を傾げていると>>0:515] (256) 2022/12/15(Thu) 0:18:44 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ…………は? [ 彼の言葉の、笑顔の意味が理解出来なかった。 少なくとも自ら選んでいる気は無い上に 何か嫌味な雰囲気を感じ、言い返そうと思った時] 八つ当たり? 何の? ……よく分からないけど、うん。 [ この場では相手のペースに乗せられたままで 終わったのだが、実際彼は再び祈祷室に訪れた。 特に追い返す理由も無いので、普通に茶をして 与太話をして、時には荷物持ちが欲しいから、と 買い出しにつき合わせたりもした。 最後は、彼がすんなり納得したかは不明。 ちなみにお駄賃は幾らか渡していた。 男もまた、彼に嫌悪感は特に感じなかった。 噂に聞く行動や評判に、過去の自分自身を 思い出すこともあり、何か近いものを 感じたのかもしれない。] (257) 2022/12/15(Thu) 0:19:52 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ だからこそ、目に見えて祈祷室に立ち寄らなくなると 偶然洋館内で見つけた時には、チャンスとばかりに 肩を掴んで引き留めて] 最近来ないけど忙しいの? そろそろ来ないと用意しておいた君の好物が腐るよ? [ と、冗談を含ませた笑みを浮かべ問うたこともあった。 彼が来ない理由を聞き出せても聞き出せなくとも 「そろそろ僕が寂しくて寂しくて仕方がないのでは? 久々においで」と、冗談交じりに誘っていたことだろう。*] (258) 2022/12/15(Thu) 0:20:33 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ── 『悪魔』という名の ── [ 経典によると『教皇』は『悪魔』のことを 快く思っていなかったとされている。 『愚者』を殺し>>0:156 『吊るされた男』と対立した者。 時に言い争っている様子が記されてもいた。 . . . . しかし経典後半部分(箱庭混沌時)の記録によれば 彼らが共に行動する姿が、幾度と見られたとか>>0:515。 理由までは、未だ解明されておらず。**] (259) 2022/12/15(Thu) 0:20:49 |
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。 (a40) 2022/12/15(Thu) 0:27:13 |
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