29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
あなたの日記を読んで、
手を伸ばしたくなる。
どこか遠くを歩いているような、夢の話。
いつか、この現実に早足の夢が追いついて、
手が届かないほど遠くに行ってしまいそうで、怖くて。
いつからだろう。
わたしの中で、どこまでも続く冷たい白い景色や、
朽ち果てた建物の中を歩くあなたの姿は、
暗い暗い穴の外へと身を躍らせて、
宝物の写真へと手を伸ばそうとする、その姿は、
君だった。
本当に怖いのは、立ち向かっているのは君なのに、
わたしのことばかり話してしまって、ごめんなさい。
けれど、
天の穴の向こうの世界が、
いまはもう、人が住めない死に覆われた場所だとしても。
いつか、君がそこにもう一度、
足を踏み入れることがあるのだとしたら、
ひとりでなんて、行かせたくない。
『感情』がなかったという昔の君が、
得たものが、気づいたものが、
今の君を形作っているというのなら、
離さないように、離れないように、
その手を掴んでいたいと、そう思う。
わたしは、
[ 見覚えのある字には、
添書くように文字を崩し、
…それでもMの癖は消えない。]
Jさんですね、わかりました
受験勉強は正直、あまり身が入らないです
もう志望校決まったんですね!
私は成績と相談して、一番無難なところになりそうです
それ、すごくよくわかります
私も昔から仲のいい子で
近すぎて、好きだって気付いたのが遅かったっていうか
他に好きな人がいるのか聞いてみるのは
…… 怖いですよね
でも、卒業したら会えなくなるかもしれないですから
勉強も手につかない様なら、
告白もアリだと思います
そっと胸にしまいこんでおくのなら
代わりに私が お話を聞きますね
ひと に 刺されたおんなは、
みずほらしい少女のかたちをしていた。
先日のこと。
“おひめさま”との 一件。
大体の問題は、確かに解決していたのだけれど、
──石の狙いは正確だった。
男ではなく、“小間使い”を狙った、“指示どおり”の。
部屋に転がり込んだ小石だって、
“その辺で拾う”ような、そんなものじゃあない。
別段、準備していたわけじゃあ無かったろう。
おひめさまは衝動的だった。
唯、“傭われの男”は ────……
僕には見えていた筈だ。
彼女が怪我をする未来が、 あの時。
──先延ばしにして、したり顔だなんて
出来損ないにも程がある。
わたしは、君の傍にいて、
立ち向かわなければいけないものがあるなら、
苦しみがあるなら、痛むなら、
分けてほしいと、一緒に立ち向かわせてほしいと、
そう願ってる。
この手の届かないところで、苦しまないでほしい。
遠くに行かないで。
君が向けてくれる、笑顔だとか、
怖がったり、驚いたり、怒ったり、
そんなひとつひとつの表情が、
止まってしまったはずの、わたしの胸の中にあって、
いつの間にか、こんなにも、
わたしのことを動かしていた。
これに、なんていう名前を付けたらいいか、
わたしには、わからないけれど。
ううん、名前なんて、付けられない。
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