54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】
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[呆気なく達してしまった自分自身が
向けられる機嫌の良さそうな表情が
見抜いた事実を突き付けてくる甘い声が]
……ッッ
[全てが悔しいのに、身体は悦んでいる。
背筋に走るゾクゾクが止まってくれない。
……、強くなってすらいる。
この男に掌握されることが、気持ちよくて堪らない。]
ッあ、く……、
[光の輪が首と両手首に巻きつき
輪同士引き寄せ固定してしまうのは一瞬で
言い訳をする余地もなかった。
あったとして、墓穴を掘る以上のことが
出来たかはわからないものだが。]
── 夏の花火大会 ──
[空先輩とお付き合いを初めて、時々すごいなって思うのは、先輩は良く家まで迎えに来てくれることだ。
お花見も、今日の花火大会も、如月町でのデートで。
先輩の家も如月町にあるのに、わざわざ迎えに来てくれる。
往復大変じゃないのかな?と、最初は酷く申し訳なかったけど。
私の母は、そんな先輩を高く評価してくれて。
父にもとりなしてくれたりしてるようなので……
少し遠慮しながらも、先輩に甘えてしまっていた。
今日は如月川で花火大会の日。
母に頼んで、浴衣を着付けてもらってた。
水色の花は、先輩の名前の空の色。
ピンクの帯が、可愛くて。
来年は自分でも着付けられるように、なんて。
母が色々教えてくれた。
出来上がった浴衣姿を、家族皆可愛い可愛いと手放しで褒めてくれて。
先輩と一緒に見る花火が楽しみで。
私は家で、先輩が迎えに来てくれるのを、ワクワクして待っていた。*]
[躾け直すと言いながら顔が近づいてくる。
顎を掴む指の力は強く、
捩って顔を背けようとしても微動だにしない。]
っ何故だ、何故オレに拘……っ、ン……!
[唇が塞がれれば
咄嗟に口を閉じ上下の歯を噛み合わせた。
言い切ることは叶わなかったが
聴こえはしたはずだ。
後で答えを得られることはあるだろうか。]
[組織に戻れと部下を送られるたび拒否してきた。
確かに自分の能力は星ごと滅ぼされてしまう程
脅威なものかも知れない。
けれどセーマには他にも有能な駒は幾つも在るし
妹を捕らわれた不条理、負の感情を
戦闘力に換えてきた自分だけ戻されたところで
前ほど組織の役に立つとも思えない。
エロ同人的な
夜伽の相手という意味においても
かわいげのない自分などより適した者は沢山いて
彼の立場ならば選り取り見取りだろう。
首領自ら出向く程の価値が自分自身にあるとは、
到底────…。]
[閉ざした柔い肉の間を
熱く湿った舌が割り入ってくる。
妹を取り返し、従う理由はなく
拒まなければならない、と、頭で、思う。
自分には、好きな人だっているのだから。
だけど重なる唇に嫌悪は抱かず
寧ろ────心地よくすらあって]
(……口の中、荒らされたい……っ
……舌を吸って、舐って欲しい……っ)
[エナメル質の手前に控える舌が
疼いて疼いて仕方がない。
唾液が集まってきて、口の中が潤う。
この先も、欲しい。]
……ゥ、ンん……っ
[オレが自ら歯同士の隙間を開けてしまうのと
腕が引かれ首が絞まるのと
いったいどちらが早かっただろう。
どちらが先でも。同時でも。
オレを動かしたのはオレ自身の
欲望
であって
先に見える苦痛を避けるためではなかった。]
[唇の浅いところを探られているだけで
薄い浴衣の生地の下
胸の先と足の間のものが存在を主張しつつあるのは
認めたくないことだけれど。**]
凄いのは作りかたをわかりやすく解説してくれる人だ。
[箱の後ろに書いてあるものとか、ネットとかお世話になっているタイプである]
そして俺が凄いところはその通りにある程度できるとこだな。といっても夏は結構サボっちまうのだけどな。
[暑いので。とは苦笑しつつ]
ぁあ、今度の冬、一緒に作って食べようか。
[今までになかった日常に浸透していくように生活に編み込まれていく約束を交わす]
ごちそうさまでした。
[最後はおにぎりでしめました。お茶をもう一杯。]
ああ、一緒に…その時もごちそうになるな。
……ん?
[約束と同じように重なった手、ちらりと杏音をみると顔を軽く逸らされた。
こっちを見させるように、なんて悪戯気になんてことはしなかった。ここは人目もあるからな。だからそのまま重ねられた手をそのままに、しばらく桜散る景色をのんびりと眺めて過ごした*]
腕が痺れる前に頭降ろしてくれていいからな……
ところでさ、アザレアくん……その
………き、キスとかしても構わない……かな……?
[超小声。ウィスパーボイス。でも近いからちゃんと聴こえはするだろう。昂った感情を一方的に押し付けて君に引かれるのは何より怖いから、気乗りしないようなら断ってくれてもいい。
許可が降りたなら君の
眼鏡を指でそっとなぞって、唇を寄せてから瞼を閉じた。おやすみ、愛しい人。]**
見られるのが好き!??
なんでそうなるんだよ!
どこからそう思われているわけ!? 俺!!
[そりゃ、盛り上がって外でいたしたこととかもあるけれど、それは彼が悪いのであって自分のせいではないと思う]
………っ!??
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!
[図星を突かれてかぁっと頭に血が上った。
確かに夜長を興奮させて激しくエッチしたり、たくさんイチャイチャしたいけれど、それを望んでいると悟られるのは自分ばかりが望んでいるようでイヤなのだ。
いや、彼がそんなことで自分を嫌ったりはしないのはわかっているけれど。
でも、受け身である自分は結局は、彼が触れてくれなければ始まらないわけで。
だから、どうしても意地を張ってしまう]
したくないっ。
もうしないからな。今のはなし!!
[臍を曲げたように、子供のように、止めた止めだと踵を返そうとすれば、いつの間に近づいてきていたのか、彼が手を伸ばしてくる。
その整えられた指先は耳の裏にのばされ、それから手を掴まれる]
?
そりゃ、替えくらい持ってきてるよ。
[唐突に変わった話題。
なんだろう、夜長の方は忘れたのだろうかと一瞬ぽかんとすれば、彼の思惑通りに露天風呂まで連れていかれてしまって。
その傍で抱きしめられたから油断していたのだ。
まさか彼がそのまま湯の中に飛び込もうとしていただなんて、思いもよらなくて]
お、おい!! バカっ!!
なにしてんだ!!!
[しょせん風呂、。浅いとはいえ、一瞬頭まで湯をかぶってしまった。
慌てて顔を出すと顔を素手で拭いながら怒鳴る]
服着たまま飛び込むなんて、湯が汚れるだろうが!
銭湯だってタオルを湯につけるの禁止だろっ
[しかも温泉のミネラル含んだ湯で服の染料が変色してないか!?金属が反応してないか!?と慌てて彼の服装をチェックをする。
自分のはそんな大した服でもないので無視であるが*]
── 夏の花火大会 ──
[このだらしない見た目に反して、律義な面もあるものである。
時間が限られていたり急用がある場合は別として、彼女の家まで迎えにいくことは律義に行われていた。
彼女の安全というのは当然あるが、言葉にして自分と一緒にいようと未来を語ってくれる杏音に対して、自分はより現在をともにし彼女を求めるように行動していこうと心掛けていたのもありこれはその一環でもあった。
さて、そんな夏であるが今日は久しぶりのお出かけとなったのだろう。
暑いからさぼったとかではなく獣医学部はこの時期に課外実習が組まれているのだ。
未だ恋人になる前でも、夏の一時期は映研部に顔を出さなかった時期がある。
それでも約束していた夏祭りには引っかからなかったので約束を交わしつつもちょっとした期間のお別れとなっていた――といっても半月ぐらいであったが、そんな事情だって大学生にも起こるものである。]
[呼び鈴を鳴らし、名前と用件を伝えた。
青地に雪花絞りの浴衣に紺色の帯と、夏の暑さがしぶとく残るこの時期に対して涼し気な姿でレンタルした浴衣を着た菊波]
俺の前にいるのが愛らしい妖精じゃないなら、この世に二つとない宝物の恋人さんのようだな。
……杏音、お待たせ。
[気障さも交えながら出てきた杏音に笑みかけて迎え、手をとると、悪戯に少しだけ引き寄せて、可愛らしくて似合ってる。と空色を纏い可愛らしく華やかな帯をした浴衣姿の杏音へと囁くように伝えた*]
…えっと一年は前かな。
……違うならいいんだ。俺の勘違いだった。
[自分のせいと言われればそうかもしれないと思うが
しかし、彼にも素質があったように思えるのだ。あの時の彼は色っぽすぎて堪らなかった。今でも色っぽいが現とは異なる美しさを纏った姿だったから、もう一度味わいたいと密かに考えつつも、問いかけたのは彼の考えについて、頭に血を登らせる姿はどうやら、指摘が正解だったと示すようで。
可愛いさにきゅんきゅんと胸が鳴った。]
[彼はきっと勘違いしている。
自分の方こそ沢山いちゃいちゃをしたくて
ついつい、彼を求めていることに気づいていない。意地を張る彼に対して、自分は踏み込んでいくものだって思っていた。けれど、時々、その踏み込みをためらってしまうことがある。それは何処か臆病な自分のせいで]
…本当にしないのか?
[踵を返そうとする彼を引き留めたのは
少しばかり不安げな声、だけどそれから、先はもうあれだった。思い立ったら吉日。いや、抱き込み事故か。替えを持ってきているのならいいか。と露天風呂のほうへ連れていけば、彼とともに温泉へダイブ。冷たい空気から暖かいぬくもりに。頭まで被った彼の怒り文句にぶるぶると頭を振り]
…うん、好きだなって思って。
[答えになっていない答えを返し
彼が服装をチェックしてくれるのを見て
こんな時でも心配するのは俺の方なんだな。と少しばかり苦笑を浮かべ。それから自らの上着を脱げば、温泉周りの岩場の傍に置いてそのまま下半身の方も脱ぎ。濡れたままの頭、滴る湯の下から、彼を見つめ]
すまなかった。
…気持ちを切り替えたかったんだ。
こうしたら、強制的にもできるかなって思ったのもあるけど。
半分は衝動的に。いちゃいちゃしたくて暴走した。
[何故温泉に飛び込むのがイチャイチャするになるのか。
自分でも説明は難しい。けれど、彼とともに温泉に入って、いちゃいちゃをしたかったのだと心根を明かせばそのまま、頭を沈ませてぷくぷくと潜っていった。反省しているのだと伝えるように。ぷくぷく…*]
[お互いどこかずれたような会話なのだろうと思う。
なんでこんなことを、と問うたのに、好きだなと思ってと言われても答えにならない。
彼は目の前で服を脱ぎ始め、それを岩場のところに置き始める]
気持ちの切り替え??
[どういうことだろうと首を傾げたら、とんでもない爆弾発言が出てきた。
えーとつまり、雪だるまにしろ雪合戦にしろ、この飛び込みにしろ、それらは彼にしてみれば単なるイチャイチャの前哨戦であり、口実であるということなのだろう。
そんなの素直に言えばいいだけの話で。
いや、自分もイチャイチャしたかったのに、素直になれなかったのだから、彼に文句は言えない。だからこそため息をついたら、目の前で彼が沈んでいた]
こ、こら。行儀悪いぞ。
怒ってないから、顔を出せって。
[潜られては自分が怒ったとしても聞こえないではないかと思い、彼を湯から引きあげようか。
そして湯で濡れて重くなった服を脱ごうとするが、彼とは違いボタンがある服だったからこそ、手間どって上手く脱げない]
夜長……脱がすの手伝ってくれないか?
もとはといえばお前のせいなんだからな。
[俺の服脱がすのお手のものだろ、と言いながら、服を引っ張って。
責任取れよな、と囁いた*]
── 花火大会 ──
[会えない時間が半月とは言え続くと、無性な寂しさを覚えた。
こういう時、メールや電話を頻繁にするわけじゃない自分を恨めしく思ったり。
逆にメールや電話で先輩を煩わせずに済んだことに、ほっとしたり。
今日は久しぶりに先輩に会える日で。
だからこそ、余計にワクワクとした気持ちを抑える事が出来なかった。
呼び鈴が鳴って、すぐに玄関から顔を出して。
浴衣姿の先輩に見惚れながら、気障な台詞を聞いて笑う。]
先輩に触れられない妖精よりも、恋人の方がずっと良いです。
……手を繋げるでしょう?
[繋いでくれた手と、お待たせって言葉に。
不意に泣きたくなったけど。
ここは家の前だし、抱き着くわけにもいかないし。
一瞬言葉に詰まって。]
[先輩にだけ聞こえるくらい小さな声で。]
会いたかった。先輩。
[自分の心の内を言葉にするのは、やっぱり少し苦手。
だけどお待たせって言ってくれる先輩なら、厭うたりはしないだろうと。
先輩を見上げて、万感の思いを込めて微笑んだ。]
[電車の中でも繋いでいた手は、温かくて。
夏の日には熱いくらいで。
電車を降りた夏の街では汗をかいてしまうけど。
……離したくないなって思ったから、離さなかった。]
わ。すごい人。
[まだ日は落ちて居ないのに普段とは比べ物にならないくらいの人が居て。
皆の目的地は、自分達と同じようだった。
色とりどりの浴衣を着た人達が歩いてる。
周りを見回して、はぐれないように手を繋いで。
背伸びして……]
先輩。浴衣とっても似合ってます。
世界で一番かっこいい。
[今更ながらに、浴衣姿を誉めたなら。
楽しそうに破顔して、如月川に足を向けた。*]
── 花火大会 ──
確かにな、触れれない妖精の杏音よりも一緒に手を繋いで抱きしめられる恋人のほうがいいな。
[なんかの映画のようなお化けに恋をした。だとかじゃないわけだしな。
そんな同意を口にして手を握りしめ、言葉が詰まった様子
に、首を傾げたが]
……俺もだ。
[平気な振りをせずに、弱さをみせるようなことを口にする杏音を愛しく思えて]
楽しみにしていたんだ。いこう。
[似合わない恋人限定の笑顔は柔らかさと愛しさをこめる。
握った手で、いつもより少しだけ強く多く密接しあえるように引き寄せて、駅までの向かう。
電車の中、手に汗がにじんだけれども、今日だけは気にしないことにした。じゃないと座席に座りながら肩に手を回して引き寄せるようにしてしまいそうだったからだ]
この時期だからな。なんていって俺はこれ初めてなんだよな。
[祭りをやっていたのは知っていたが課外実習に伴い、だいたいそれどころじゃなかった菊波はこれだけ人がいたのか。と少々驚きながら、彩りの多い浴衣姿で作られた賑わいを珍しげに見渡しつつ]
おぅ、そりゃよかった。
杏音も誰よりも素敵だな。清らかな乙女って感じでとても魅力的だ。
[この形で着物とかにしたら胡散臭い牢人風だろ?なんて同輩ぐらいにはいっていただろうが、杏音からの言葉は素直に受け取って、先ほど気障な言葉に混じるのではない感想を口にしつつ]
なんなら腕も組むか?
[電車にのってやってきたのだ、春に訪れた如月川よりも混んでいるのを予想なんてしつつ、はぐれないようにそんな提案をしながら人の流れに合わせて如月川へと歩いていった**]
眠い時は休む。
睡魔には抗わない。
抗うか抗わないか以前に
睡魔には抗えないわたしとの約束だ。
そうしてくれないともれなくわたしが罪悪感でしぬ。
ところで▽を見ると[吊]に脳内変換されるよ。なぜだろう?
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