人狼物語 三日月国


216 【半突発R-18】Magic school『Camelot』【飛び入り募集】

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「ん、んん…。」


けれど、腰を落とそうとしても中々上手くいきません。
予想通り、指先よりもこちらの方がだいぶ太いようです。
もぞ、もぞ、と何とか腰を落とそうとして、リリスは丸みを帯びたスノウの先端に手を添えながら、同じ指先で自身の入り口をくぱぁ…と開いてみました。
ぐぐ、と先端の丸みがリリスの入り口を更にこじ開けていきます。
ふー…、と細く長く息を吐きながら、リリスは少し強めに腰を落としてみました。
その途端、くぷっ、と一番太いだろう丸みを帯びた部分が入り口を拡げながら通過しました。
ですが、強めに腰を下ろしたのがいけなかったのでしょう。
リリス自身の重みもあり、一番太いところを通過したために予想以上にずぷん!と奥まで入ってしまったのです。

「いぁっ!?ーーーーーーーーっ!!!」


途中、スノウの指先が届かなかったあたりに、薄く膜が張られていました。
本来なら魔力で染めていくはずの膜が、物理的に体の奥で引きちぎられたのだと、リリスは気づくこともできません。
ただ、身体の奥底で何かあった。それが流石に痛くて声にならない声になってしまったのでした。
ごちゅん、と最後、スノウの熱を根元まで飲み込んだからでしょう。
内臓を押し上げるような、スノウのものが最奥にあたった感覚があって、やっと腰が止まりました。
ぎゅ、とスノウにしがみつきながら、流石に内側の痛みにポロポロと涙がこぼれてしまいます。
辺りにそれが転がって行っても、今は拾うことも出来ませんでした。


「ん、んぅ、スノウ…平気?
 ごめん、もっと入らないと…思っ…。」


それでも、今は自分だけのことではありません。
勢いで入れてしまって、スノウが大丈夫なのかリリスはしがみつきながら耳元で尋ねました。
リリスの咥え込んだそれが無事なら、熱い内壁に包まれて、締め付けられ、吸いつかれているはずです。*

3回生 スノウは、メモを貼った。
(a12) 2023/06/25(Sun) 17:50:46

──1日目・泉のそばの木陰で──

  うん。
  リリス、イッて大丈夫だよ。

[こちらにしがみついて来るリリスを見て
多分、絶頂してしまいそうなのかな、と思う。
初めからリリスは敏感だったし
可愛い反応を返してくれていたから。

一際高い声と共にリリスが身体を震わせる。
今まで漏れていた蜜以上に、勢いよく体液が溢れた。
手のひらも濡れたし、足の方も少しかかる。

限界を迎えてもリリスの中は絡みつくのをやめてない。
肩で息をしている彼女は少し疲れていそうだったけど
今が下準備で、これからが本番。
ちょっとだけ心配だったけど、最後まですると決めたから。]

 ……分かった。君を僕の色にするね。
  リリス、ね、好き。好きだよ。

[彼女からも頬を寄せてきて
それが愛おしいと思うと、好き、という言葉が溢れて来る。
魔力で染めるのが、どういう事かは分からないけど
リリスのことを自分で染めたいという気持ちはある。

彼女が腰を上げてくれて、秘所に僕の熱を当てがう。
先端の傘がくっつくと水音が僅かに聞こえてきた。
しとどに濡れているけれど、ただそれでも
小柄な彼女で、初めての彼女には、狭いのだろう。]


  リリス、落ち着いて。ゆっくり、ね。
  
[実際のところ、性器の太さは
指が3本、4本ぐらいはあるかもしれない。
それに、先端の傘の部分が一番広いから
一番初めに入れるのがきっと大変なのだ。

彼女が自分から挿れようとしているから
リリスの腰のあたりに手を当てて、簡単なサポートをする。
指で広げて、なんとか入れようとする姿は
勿論官能的な所もあるけど、どちらかと言えば緊張する。

あ。
と思った時には、一番狭いところを抜ける感覚があって
ただ思ったよりも勢いが良くて、ずぷん!とリリスの奥まで
一気に入り込んでしまった。]


  わ、ぁあっ……!?

[リリスの声に僕は驚いて声を漏らした。
それぐらい勢いよく入ってしまったのだ。

少し遡って感じると、リリスの中に入っていく途中で
何かを引き裂いた感覚があった。
それが多分とても痛かったのだろう。
痛みが強くて彼女が泣いてしまって
涙の魔石が落ちてしまってる。]

印の効果は想像以上で、半ば絶叫にも近い声が彼女から響く。
彼女から得られる精気も、これ以上なく充溢していて恍惚感すら覚えるほど。
もっと欲しい、もっと彼女が乱れる姿を見たい。
普段であれば不浄として意識の外へと追い出すような、歪んだ思考。
僕も、彼女に乱されているのだろうか。

彼女が絶頂から降りて来た頃を見計らって、声を掛ける。
精液は、古来から魔力の塊として重用されている。
暫くは印は静まっているはずだから、会話もできるだろうと。

「ねぇ、もっとすごい事しない?
それに、君も僕もグランドを楽しめてないでしょう?

もし嫌だって言ったら、印を無理やり起動させるけど。」

立派な脅し、普段の僕からは想像もつかないような言葉。
やっぱり、彼女以上に僕が彼女に酔っているのだと思う。
セレモニーが始まって、すぐに二人そろって保健室へと訪れた。
せっかくの初めての初めてのグランドなのに、これではもったいない。
彼女の手を引いて、保健室を後にしよう。
抵抗するなら、宣言通り印を活性化させて前後不覚の内に連れ出してしまおう。*


  う、うん。僕は大丈夫だから。

  ……リリス、ちょっと口を開けて。

[自分のものは幸いにも痛みを覚えることはなかった。
勿論、ぎゅうと締め付けられていてキツいのはあるけど
意外と、というか。
初めてのリリスの身体は気持ちよくて
ちょっと気を抜くと危なくなりそうな。

それもあるのと、リリスが痛みで泣いていたから
僕は彼女と少し上体を離すと、彼女に口を開けてと言う。
言うとおりにしてくれたら、左手の指を伸ばして
リリスの舌の上に置く。]


  
…… カンタレ ラ


[短い呪文を唱えると、指先から僅かな毒が滲み出る。
本来の魔法では身体の感覚を奪う毒。
それを最小限に弱めたものは、彼女が抵抗しなければ
身体に染み渡り、今感じてる痛みを多少和らげるだろう。

治癒の魔法ではないので、夕方には効果が切れて
痛みが戻ってきてしまうだろうけど
今泣いている彼女に何かしてあげたかった。]

 
  ……少し落ち着いた?

[彼女の溢れた涙の後を指で拭いてあげる。
毒が効きすぎてないかを確認しながらリリスの体調を気にして。
僕の方も少し落ち着いて、暴発するのは防げたみたい。

まだ痛いかもしれないから
彼女へ唇を何度か落として、静まるのを待とう。]*

−現在1日目・泉のそばの木陰で−

スノウは落ち着いて、ゆっくり、と言ってくれていたのに中々入らない事に焦れてしまったのが勢い付いた原因といえば原因でしょう。
入ったという意味では結果オーライですが、今でも何かが千切れたあたりがずくずくと痛みます。
それでも、お臍の下辺りまでスノウがいる気がして、それはそれで嬉しかったりもしたのですが。
アレが何だったのか、やっぱりリリスには分かりません。厳密に言えば人間の処女膜とも違うそれは宝石人特有のものでしたが、それを教えてくれる人も居ないのですから。
あんまり勢いよかったですし、スノウも叫んでいましたから心配しましたが大丈夫なようです。
口を開けて、と言われたので大人しく口を開きます。

これは何の魔法だったでしょうか。
多分属性が違うか、習ってない魔法です。
抵抗する気はありませんから、その魔法は体に染み渡り、ずくずくとした痛みを少し和らげてくれました。
まだ重苦しい感覚は残りますが、痛みがだいぶ楽に感じます。

驚いて、ひっくとリリスはしゃっくりをしました。
涙を拭いてもらい、キスしてもらいながら落ち着いたとこくんと頷きます。
治癒の魔法とは違うものでした。
光の魔法とも違うようです。


「うん、スノウの魔法で落ち着いた…ありがとう。
 スノウの魔法、お薬みたい。」


ふにゃりと笑みを浮かべて、リリスからもスノウに唇を寄せました。
言葉通り、スノウの魔法のおかげで体の痛みがだいぶ楽になっています。
でも、これでスノウのセイキを入れました。
あとはスノウの精気を取り出す…ではなくて、中で出してもらうのが正解なのでしょうか。
正直、どうしたら良いか分かりません。
だから、ギュッとスノウに抱きついて頬を擦り寄せました。
リリスの脚の合間ではずっぷりと、完全にスノウを捉えています。入口が目一杯広がって、内側ではヒクヒクと肉襞が震えてスノウを誘います。

「大丈夫だから…このまま、シテ?
 ちゃんと、スノウの形、覚えた。んう…っ。」


少しだけ腰を浮かして下ろしてみます。リリスがやるには重労働でしたが、くちゅ、と少しだけ湿った音がしました。
少し動いただけでもお腹の中でスノウが擦れて悩ましい吐息がこぼれます。


「続き…して欲しい。」*

 ……ん、ふ、ぁ?

[たどたどしいキスは、触れるだけのもの。
物語の挿絵で見たことがあるそれである。
舌を絡める深いものは知らないままの初心なそれが
驚いた際の吐息とともに、中断される。

お尻いま、撫でた?
と。問おうとしていたのに。
私が感じたのは顎に添えられた太い指の感触と。君の唇の。
1度目、にどめ。段々と長くなるそれは少しだけくすぐったい。

どうやって息したら良いのだろうか。
考えがまとまる前に囁き1つ。
教えられるがまま、先程の冷気で赤く染まった唇を開けば
呼気とともに侵入した肉厚な舌が、甘く。こまやかに私のなかを愛撫する。

その動きは滑らかでいながらも丁寧で。段々中が君の熱に染まっていくようだ。
エナメルの歯をかすめるだけではなく、
頬肉や私の舌にも触れていき。
口蓋の裏や、舌の付け根の部分を擦られると、
口の端から零れた鼻にかかったような甘い声が
君の鼓膜に届くだろうか。]

 ん、 ぁ。――  ふ、ぅっ。

[こくり。と嚥下したのは流し込まされたもの。
舌の熱に比べればぬるま湯のようで。なのに
どうしてかそれを飲み干してから。何かが飢えているように思える。
体が熱を帯び、欲しているような。

その疼きを強まらせたのは、唇だけではなく尻への刺激もで。
ぴくり、と肩を震わせ。女は初めての感覚に戸惑いながらも
腕を伸ばして逞しい背に縋りついた。

撫でまわされるたびに、下の腹の中が疼く。
舌で嬲られるたびに、もっとほしくなる。


 どうしよう、フォボス。私、へんなの。
 おなかや、触れられてるとこがじんじんする。



キスの合間。息を整える時があったなら。
潤んだ瞳に君を映しながら
少し舌足らずになってしまいつつそう、囁くことでしょう。*]

──1日目・泉のそばの木陰で──

[リリスがしゃっくりをしたのを見て
少し微笑んでしまう。
毒の魔法が強すぎることは無く、狙い通りに行ったようだ。]

  ……良かった。
  毒も、薬みたいなものだからね。

[治癒の魔法と比べると
自分の中では見劣りすることが多い使い方だったけど。
リリスにありがとう、と言われると
そんな自分の今の魔法が良いものだと思えた。

リリスが頬を寄せて来るのが可愛い。
喋ってないのに、甘えてきてるのが分かる様。
だから僕も応えるように少し頬を寄せた。

実際、深くまで入る前は
彼女の身体も小柄だから、入らないかも?と僕も少し思った。
けれど今は根元まで咥え込まれている。
指で触って分かってはいたけど、リリスの体内は熱い。
キツいのはあるけど、動かなくても気持ちが良くて
動いてしまうとどうなるのか心配がある。]


  ……分かった。
  もっと僕の形、覚えていってね。

  リリスはまだ動かなくて大丈夫だよ。

[僕よりもリリスの負担が大きい筈だから
落ち着くまでは、動かなくて大丈夫だよ、と。
……落ち着く、ことがあるかはわからないけど。

自分の両手を彼女のお尻近くに持っていく。
そのまま掴むと、初めは揺らすようにして
リリスの中に収まってるも雄芯を動かしていく。
上下に揺らしていることがないから
まだキスは落ち着いて出来ると思って
彼女の腰を揺らしながらも、唇を何度も交わす。]



   ……気持ち、いい。リリス。

[激しく動いている訳ではないのに
下腹に迫り上がるものを感じる。

前後に揺らしていただけの腰の動きを
彼女のお尻を手で軽く持ち上げて
自分の腰を少し浮かすように足に力を入れれば
上下の動きも徐々に加わっていくだろう。

外気の暖かさもあるけど、繋がった場所はもっと熱く
吐息が燃えているように錯覚するほど
身体全体が凄く熱い。]*

−現在1日目・泉のそばの木陰で−

嗚呼。と、リリスはやっとわかった気がしました。

スノウが、性質が反転して杖が使えなくなってしまった後、得た属性。
確かに、光や治癒に沿ったあの杖と、今スノウが言った"毒"とでは、相反するものだったかもしれません。
でも、そんな毒が今のリリスの状態を緩和してくれました。
薬も過ぎれば毒となるように、毒も使い方を調整すれば薬となるのです。
それでも、あの杖を持っていたように、その魔法を極めるためにこの学院に来たのだとしたら、相反する属性になってしまったのは悲しかったでしょう。
どうしてそうなったのかは、まだリリスには分かりません。
それでも、どうあっても、スノウのことが大好きな事には変わりません。


「うん、スノウの魔法があって良かった。」


頬を擦り合わせます。
スノウの左手をとって、そっと手のひらにキスをしました。
さっき魔法をかけてくれたのはこちらの手でしたからね。

動かなくても良いと言われますが、キスはリリスからも積極的にしていました。
リップ音の合間に吐息が混じり、お尻を掴まれるとちょっと恥ずかしいですがプリンとした張りの良い質感をスノウの手のひらに返します。
お尻を揺らされているのか、中の熱を揺らされているのか分かりませんが、角度が変わると内側をかき混ぜられているようで心地よいのです。


「んっ、は…ぁっ、ん…。」


吐息が熱い。頬が熱い。そしてつながった箇所もその奥も、全身が燃えるようでした。
痛みよりも心地よさが優っていきます。上下の動きが加わるとその動きに合わせてリリスも腰を上げようとしました。力を込める分中のスノウを締め付けて、腰をゆらめかせれば前面の宝珠が左脳の体に擦れて新たな刺激が生まれます。

「あっ、ンッ、私も、気持ちいい…っ。」


素直に言葉が生まれました。未知と思っていた感覚を知り、素直に受け止めればそういう事だったのです。
スノウに抱きしめられキスされて、気持ちが満たされているからもあるでしょう。
リリスの腰が上がるたびに埋められた熱がぬらりと見えて、リリスの蜜を纏って濡れ光っていました。*

 タリィが零す声が可愛い。
くぐもった声がフォボスの欲を刺激し膝の上に座っているタリィを下から持ち上げる膨らみができていく。

 キスの合間の息の仕方を教えるように合間、合間で唇を離して熱い吐息を緩やかに零す。
口内を丹念に熱で染め上げた舌を引き抜いて触れている場所のよさを囁きまた唇を重ねて深く交わった。
タリィの口内では互いの唾液が絡み合い内側からその音が耳に届いているだろう。
フォボスの耳にはタリィ甘い声色が聞こえて鼓膜を震わせ脳を幸せにしてくれる。


「いいよ、だんだん、へんになるから。それで、いいよ。
 じんじんをね、ゆっくり感じて。
 少しずつ、きもちよーくなるからね」


 体液を交わらせ、呼吸を重ね、瞳を見つめあい微笑む。
身体を重ねればその身は次第にフォボスの女として芽吹いていく。
心を通わせればそれは加速していくだろう。

 口づけを交わし続けながらじんじんすると言うお腹やお尻に触れ続けていく。
撫でるだけの指先は次第に肌を捉えて柔肉に刺激が入っていく。

 フォボスが触れる部位はまた少しずつ増えていく。
顎に添えていた指先が首筋を伝い下りると制服の上からたわわな実りの指先で触れて柔らかさを確かめるように触れていく。
そこが感じやすいことを知っているから制服の上からでも軽く突起の付近に触れれば声があがるだろうか。


「やーらかいよ……スライムみたいだ。
 上、脱いで、オレに、見せて」


 フォボスが触れていけば制服に皺が増えていく。
下はスカートをたくしあげればいいが上はそうもいかない。
耳元でそっと囁きかけて熱い吐息を耳朶に吹きかけた*

──1日目・泉のそばの木陰で──

[僕の魔法が使えなくなってから
道具袋の中で眠っていた白い樫の杖。
重たくない筈なのに、どんより重たい気がしていたものを
リリスが使ってくれたこと。
彼女が杖を振る姿に僕が救われたことは
……いつかきっと伝えようと思う。]


  ……やだなぁ。
  そんな嬉しいこと、しちゃだめだよ。

[リリスが魔法を肯定してくれたことや
左手に口付けをしてくれた姿を見て
不覚にも涙が一筋溢れてしまった。
悲しい涙じゃないと、嬉しい涙だよ、と伝え。]


[初めてキスをしたのはつい先程の泉だったけど
今は何度も口付けを交わしている。
可愛いな、ってそんなリリスのことを思いながら]

 
  ……んっ。

[腰を上下に揺らす時にリリスが力を入れてくれたのか
動きやすくて、気持ちよさを僕も感じる。
それにキツさも少し和らいできた筈なのに
度々気持ちよく締め付けてくるのもあって
困ったように声が漏れてしまう。]


  それは、良かった。
  リリスの中、凄く熱い。

[上下の動きも小さいものから
もっと大きく動くようにする。
座ったままだからそこまで激しいものではないけど
最初と比べればリリスの身体を浮かしているような感覚。

繋がってる部分がよく濡れて
肌と肌がぶつかる音が聞こえて来る]

 
  は、ぁ……ふっ……ふぅ……


[僕の方もあまり余裕はない。
リリスを出来るだけリードしたいけど
彼女の絡みつく肉襞が、本当に気持ちがいいから。
ぐつぐつと、下腹に沸るものがあって
もう少しで爆発するのを伝えるように、少し肉棒が大きくなる。]*

はぁっ……はぁっ……はぁっ……

[ようやく少し快感の波が収まって、
思考が少し冷静になる。

気怠く顔だけをヨシツネへと向け、
彼が続けた言葉に耳を傾けて。]

す、ごい、事、って……? 
なっ……!?!?

[グランドを楽しむこと自体は構わないけれど、
しれっと脅しめいた文言を付け加えられて絶句した。

先程まであんなに自分を気遣ってくれていた
初々しい姿からは想像できないような言い様に
じとっと彼を睨む。]


……精気なら、もう十分溜まったんじゃないの?
何でこんなことするの。

[何だか善意を利用された気持ちだ。
不服そうに言い募りながらも
自分に拒否権などないわけで。

渋々乱れた服を整え、
手を引かれて彼に着いていくことだろう。**]

−現在1日目・泉のそばの木陰で−

スノウの涙は初めて見ましたからびっくりしてしまいました。
何かいけないことをしてしまったかと思いましたが、嬉し涙だと言うではありませんか。
目をまん丸に見開いた後、ふんわりと微笑んで目元にキスをします。
人間の涙は海の味がすると聞きました。
リリスの涙は口にはできないものですが、涙はキスで吸い取ってしまいましょう。


「嬉しいことなら、して良いよね?」


しちゃダメなんて言わないで欲しい。
ヨシヨシと頭を撫でて、またキスを。
自分がこんなにキスが好きだなんてリリスは知りませんでした。
それだけたくさん、スノウと触れ合っていたいからなのでしょう。

 




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