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【人】 鍵魔法師 ジブリール[一人で住まう、アパルトメント。 齢18のボクはれっきとした大人さ! 15歳〜18歳の三年間。 キュリア家の魔女は一人立ちの旅に出る。 ボクはこのハルモアを出て、 三年間鍵魔法師として修練をしたんだ。 鍵魔法とはその名で察しが付くだろうか。 施錠と開錠を行う魔法だが、対象は扉や匣だけに非ず。 封印と解除の魔法と言えば、分かりやすいだろうか。 この魔法は主に富裕層に需要が高いからね。 信用第一の商売なんだ。 受ける仕事は施錠の仕事が殆どさ。 開錠は正当性がきちんと証明できない限りは 決して引き受けない。 そもそも鍵を開けるのと、 中を暴くのはイコールではない。 そんな痴れ者にまともな依頼をする莫迦は 居ないという話さ。] (21) 2021/12/25(Sat) 21:59:41 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[三年間、鍵魔法師として働きながら魔法修行をし、 それが終わって、年末にハルモアへ帰ってきた。 実家への挨拶はそこそこに、 ボクは部屋を借りてここで一人暮らしをすることにした。 もう一人前の魔女なのだから、ボクは一人で生きていける。 今回の年越し旅行は、魔法修行お疲れ様と、 これからの門出を祝う気持ちで行くことにしたんだ。 勿論チケットは自分で稼いだお金で買ったよ。 ボクは人にべったりするのは苦手な質でね。 旅行だって一人で行く。そんな人、きっと他にもいるだろう?] (22) 2021/12/25(Sat) 22:02:39 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[準備した荷物を纏めたトランクに、貴重品を入れたポシェット。 お気に入りの白いワンピースに、ふわふわの白いコート。 壁に掛けられたコレクションしているボンネットの中から、 ワンピースに合いそうな水色の、 フリルの沢山施されたものを取ってかぶる。 ボンネットと同色の編み上げブーツの紐をしっかりと結んで。 ボクはドアを開け一歩踏み出す。 外に出れば、ネックレスの鍵型チャームを掌で包む。] (23) 2021/12/25(Sat) 22:05:10 |
【人】 鍵魔法師 ジブリールFermer la porte. [魔法で、部屋に鍵をかけた。 アパルトメントのロビーまで 降りて外へ出ると、 びゅうと、冷たい風が通る。 これはスピードを緩めた方が 良さそうだな。 寒すぎて凍えてしまう。] (25) 2021/12/25(Sat) 22:11:38 |
【人】 鍵魔法師 ジブリールOuvrez la route. [鍵の形をしたロッドが更に大きくなり、 魔女がよく用いるブルーム程のサイズに変わる。 先にトランクをひっかけて、自分は真ん中に腰掛ける。 さぁ、出発だ! びゅんと、鍵が空に浮き空を飛ぶ。 これは鍵魔法なのか?さぁ、どうだろうね。 でも魔女と言えば、空を飛ぶのはロマンだろう? お約束という事で、 追及はしないのが粋というものだと思うんだ。 何しろ寒いので、あまり高くは飛ばないし、スピードも抑える。 駅まではそれほど遠くはない筈だが、 もう既に向かっている人の姿でも見えるだろうか。 折角の旅行だ。ボクは思いっきり楽しむぞ!*] (26) 2021/12/25(Sat) 22:16:08 |
鍵魔法師 ジブリールは、メモを貼った。 (a3) 2021/12/25(Sat) 22:39:23 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[空から見下ろすハルモアは、仄かに雪化粧の白を浮かせ、 観光地として名高いだけの事はある。 カラフルな建物が立ち並ぶ広場>>9の付近などは、 正に絵になる場所であると言えるだろう。 女性の悲鳴らしきものが聞こえた気がしたが、>>13 距離があるので何か困ったことになっているとは確信が持てず。 少なくともボクには見苦しいとは 映らなかったから安心して欲しい。 あ、ボクは鍵に横座りしているから、 ボクも見苦しいものが見えることはないからね!(念の為) 更に進めば、空飛ぶ鍵に面食らっているらしい 人の上に、>>47ボクは出没した。 ボク自身も仕事でお世話になった、 ベルジュラック商会の人間であることまでは 見て取れはしないが。 それが分かった所で目的が同じことまでは、 こちらも分かるまい。 最終的には引換所>>39>>52付近の上を飛んで、 駅へと辿り着く。] (53) 2021/12/26(Sun) 4:04:50 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[鍵魔法師の施錠の仕事は、主に富裕層に需要が高い。 勿論それだけではないが。 開錠の条件をこちらが設定できるので重宝するらしく、 仕事には困ることはなかった。 例えば、重要な書類を、>>47 ある期間を過ぎる、或いは特定の条件を満たさねば、 開錠できない設定で施錠したり。 貴金属や美術品や金庫を、 特定の人間しか開錠できない設定で施錠したり。 中にはこんな仕事もある。 依頼人が死ぬ事で開錠する設定で、遺言状に封印を施したり。 まぁ勿論、施錠したボクには全て開けることが出来るが、 当然そんな真似をする筈もなく。 一時うっかり間が差した為に、一生を棒に振るなんて、 水江浦島子じゃあるまいし。] (54) 2021/12/26(Sun) 4:08:32 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[ベルジュラック商会には、 仕事の依頼があって何度もお世話になっている。 最初はあちらがお客様だったが、 今ではボクの方もあちらにとってはお客様だ。 高品質且つ、 バリエーション豊かな石鹸やキャンドルなど。>>44 勿論ボク自身も愛用させてもらっているが、 お土産や贈答品としても受けが良くてね。 支店も多いからどこででも手に入るのも有り難い。 こんな口調な所為か誤解されやすいが、 ボクだって立派な淑女だからね。 こういったものに胸がときめきやすいのは当然のこと。 鍵魔法師としての仕事が終わった後などは、 向こうのセールストークにも傾聴したものさ。] (55) 2021/12/26(Sun) 4:10:36 |
【人】 鍵魔法師 ジブリールFermez la magie. [着地して魔法を解けば、先ほどまで乗っていた鍵型ロッドは、 また小さなチャームとなって、ネックレスの先に付いた。 まだ時間としては早い。日は高く昇っている。 でもボクは知っているんだ! ここで出される食事が大変美味であるらしいと! 普通に考えて、食事の機会は精々三回。 今日、31日のランチ。そしてディナー。 そして翌日1日のモーニング。 勿論、甘いものは別腹だよ! 出発前でも料理は出して貰えると思うので、 昼食も汽車内でとるつもりで早く出てきたのさ。] (56) 2021/12/26(Sun) 4:13:19 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[ホームには既に汽車が止まっており、 車掌とペンギンたちが扉の前で待っていてくれた。>>1] やぁ、ボクはジブリール=キュリア。 Penguin Expressは今回が初めてさ。 とっても楽しみにしていたんだ! どうかよろしく頼むよ。 [笑顔で切符を差し出した。 キュッキュと鳴いている傍らのペンギンの頭を撫でる。 つるっとしているのかと思ったが、ふかふかなんだね!] (57) 2021/12/26(Sun) 4:18:28 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[案内された場所は、歓談用の車両だった。>>2 暖かくてまずはそこに人心地つく。 お土産コーナーに目を細めながら、 ストラップと中くらいのぬいぐるみを買うぞ! と目星を付ける。おみくじが用意されたので、これは楽しいな!と、 早速1つ引いてみた。半凶omikujiだった。 一通り説明を受ければ、一度個室に荷物とコートを置いてきて、 また歓談用車両に戻ってくる。 折角用意があるんだ。まずはウェルカムドリンクを貰おうか。 近くにいたペンギンに、ホットワインを注文すると、 すぐに持って来てくれたので、ソファに掛けてそれを楽しむ。 ペンギンの形のクッキーがまた可愛いな!**] (58) 2021/12/26(Sun) 4:21:04 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール ワイン自体に赤と比較して癖の無い分、 加えられたスパイスの味と香りが引き立つ気がするよ。 ジンジャーと蜂蜜が、冷えた体に染入るように温かい。] (110) 2021/12/26(Sun) 15:56:43 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[早く来過ぎたために、気を遣わせてしまっただろうか。 車掌から声がかかれば>>86、窓の外に笑みを向けた。] 実に美味しいよ。 ボクは空を飛んでここへ来たのでね。 とても体が温まった。 [素直に、称賛を。 一人でこの豪華な汽車を 独占している気持ちというのも、 実に清々しいじゃないか! まぁどんな人が来るのだろうかと、 楽しみな気持ちも同時にあるが。] ペンギンショーとは! それは是非見たいね。 [食い気味でお願いしたら、 ペンギンたちがよちよちやってきて、 ボールをお手玉のように、回した傘の上に乗せて転がした。 ボクは手を叩いて喜んで、終わったら「お疲れ様」と、 芸を披露してくれたペンギンを抱きしめた。可愛い!] (111) 2021/12/26(Sun) 16:01:57 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[その後は、本と新聞を頼み、ゆっくりとソファで寛ぐ。 一生懸命働いた、過去に思いを馳せながら、 文字や挿絵を目で追った。] (112) 2021/12/26(Sun) 16:03:02 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[あれはまだ、ボクが魔法修行へ出る前の事。 キュリア家の魔法使いは皆、鍵魔法師ではない。 だが総じて魔術を生業としており、 コンプライアンスの順守には定評のある家なので、 見習いの内から、ある程度の信頼は得ていたと思う。 師に付き添って貰いながら受けた初仕事は、 遺言状の施錠であった。>>88 ボクがその時に関わったのは依頼人のみ。 なので、現在依頼人が既に亡くなっていて、 相続人と思しき血縁者が、未だに開かずの封筒と 思い込んでいることは知る由もないが。 その後に受けた鍵の制作。 初仕事を頼んだ依頼人の元身内の依頼だとも、 ボクは知らない。 その場で魔法で解決することもあれば、 当然専用の鍵を作る依頼だって受けている。 中には相当変わった"鍵"を求めるお客様もいるから、 この仕事は実に楽しいものだよ。 その二つが同一人物の手にあり、 今こちらに向かっているなんて、>>89 中々に奇縁と言えるのではないだろうか。] (113) 2021/12/26(Sun) 16:08:09 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[タツミヤ王国での仕事もまた面白かった!>>98 錆びついて箱の鍵が開かないという依頼から始まったのだが、 魔術封印をされているとなると、 封印を施した術者の力量に比例して難易度は上がるが、 物理的な鍵を開けるのは造作もない事。 事情を聞いて、 公的な人物の立ち合いを条件にお引き受けしたんだ。 難無く開いて、中に入っていたのは手紙とプレゼント。 まぁボクは中身には関知しない主義なので、 内容まではきちんと確認しなかったが、 実にロマンのあるものだね!] (114) 2021/12/26(Sun) 16:11:59 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[その後も王国の宝物庫に入っていた箱を 開ける仕事をさせて貰った。 ボクは空は飛べるけれど、海では空と同じようにはいかない。 一応、鍵で海路を開く……という事も出来なくはないが、 (ボクが空を飛ぶのは、この理屈で一応は鍵魔法の範囲内さ) モーセの海割りさながらの大技になってしまうから、 とてもじゃないけど持続が出来ない。 だからタツミヤ王国で仕事をする際は、 海中で呼吸のできる魔法薬や、 足を尾鰭に変える魔法薬を使わせてもらった。>>96 これは実に楽しかったな!] (115) 2021/12/26(Sun) 16:20:22 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[仕事の合間に休みがあれば、 ボクも個人的にタツミヤ王国の 観光ツアーに出かけたりもしたよ。>>96 いや、仕事で出会ったオトヒメ殿の プロデュース力には感嘆したね。 オトヒメ殿がベルジュラック商会の石鹸が 今タツミヤ王国で熱いと教えてくれたので、>>101 お土産には必ず持参したものさ。 支店によって扱っているものにも違いがあるだろうからね。 転売していたり支店が出来ていたりしても、喜ばれたさ。] (116) 2021/12/26(Sun) 16:22:11 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[ゆっくりとホットワインを味わい、 ジンジャークッキーを齧る。 ピリリとした刺激と、柔らかい甘さが、 実に素晴らしいな。**] (117) 2021/12/26(Sun) 16:23:44 |
鍵魔法師 ジブリールは、メモを貼った。 (a26) 2021/12/26(Sun) 16:35:42 |
鍵魔法師 ジブリールは、メモを貼った。 (a27) 2021/12/26(Sun) 16:42:36 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[歓談車両で寛いでいたら、 遂に待望の他のお客様が来たようだ!>>128] 初めまして。こんにちは。 [少々余所行きの声で、無難に挨拶すると、 隣には見知った顔が。>>145] これはこれは、 ご無沙汰しておりましたわね。 ……ベルジュラック殿。 こちらこそ、お世話になっておりますわ。 どうぞ今後とも、変わらぬご愛顧を。 [こちらもにこりと微笑みかけ、深々と礼を返す。 多重人格を疑われるレベルだって? まぁ、ビジネスシーンで人格が変わるのは ある種のビジネスマナーさ。(開き直り) ボクも職業魔術師の家を背負っているからね! お客様相手に、そうそう横柄な態度も取れない。 ただでさえ若輩の身だ。その位の自覚はあるさ。] (170) 2021/12/26(Sun) 21:49:27 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[隣におられる男性の紹介をされると>>147、 ハッと記憶が蘇る。] まぁ。『ジュエリー・タカマガハラ』の。 わたくし、ご依頼を受けまして、 鍵をお作りしたことがありました。>>113 ご紹介に与りました。 ジブリール=キュリアと申します。 もし、ファーストネームでお呼びするのでしたら…… わたくしのことはどうぞ"リル"と気安くお呼び下さいませ。 [ワンピースの裾をつまみ、カーテシーを。 よもや、ここで仕事関係の付き合いが発生するとは。 どう考えてもファーストネームで 呼んできそうな相手ではないが、 それでも念の為、"ジブリール"とは呼ぶなと念押しする。 これは誰にでも必ず言う、いわば通過儀礼。 流石に車掌相手には言わないけどね。困るだけだろうし。>>57 実際、過去にベルジュラック殿にも言った。] (171) 2021/12/26(Sun) 21:54:16 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[積もる話もないではないが、>>148 相手は入ってきたばかりで荷物も持っている。 一先ず、荷物を置いてきた方が良いだろうと思い。] お二人とも、まずは荷物を置かれてはいかがでしょうか? ウェルカムドリンクを楽しむこともできますが、 それも人心地ついてからの方がよろしいのでは? わたくしは、食事を楽しみにしてきましたので、 これから食堂車へ向かおうと思います。 確か、「ここのパエリアが美味しい」と、 仰っていましたわね? [何かの折に耳にした、 年越し汽車のグルメ情報を確認する。>>80 一人でいる時にメニューと睨めっこをして、 ビーフシチューとの死闘を繰り広げ、パエリアが勝利した。 一旦この場が解散となるようなら、 近くのペンギンに「ご馳走様でした」とカップを返却し、 食堂車へと向かうつもりだ。**] (172) 2021/12/26(Sun) 22:10:36 |
鍵魔法師 ジブリールは、メモを貼った。 (a38) 2021/12/26(Sun) 22:33:46 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[我が家で言うなら、ボクの他には父が鍵魔法師だった。 ボクはこれでも優秀な方でね。 期待もされていたし、しっかりと躾けられてもいた。 だから、秘密を尊重することは当然の事さ。 でも、本当の理由はそうではないのかもしれない……。] (197) 2021/12/27(Mon) 0:51:17 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[父と言えば、変わった仕事の話をしてくれたことがあった。 もしもの時に備えて、探偵が遺書をしたためた。 それを封印する仕事だという事なのだが。>>160 なんと依頼主は犯人と思しき人物に殺されてしまったらしく、 そこで当然遺書は開示されたものの、 それはリビングデッドとして現世に在り続けた本人の 目の前であったらしい。 笑っていい所では……ないな。どう考えても。(失礼した) 姿までは知らなくとも、名前を聞けばピンとくる。 そうそう忘れられるようなエピソードではないのでね。] (200) 2021/12/27(Mon) 0:58:10 |
【人】 鍵魔法師 ジブリール[タカノ殿に鞄の鍵を見せられると。>>195] いえいえ、お気になさらず。 内容が内容ですので、 他の方は何も知らないなんてことはざらですわ。 まぁ、確かにその鍵はわたくしが作ったものです。 [手を叩いて、営業スマイルをお返しする。 この様に、別の人間に鍵が引き継がれているのを知るのは、 とても嬉しいものだな。 今まであまりなかった経験なので、殊更にそう感じた。] (201) 2021/12/27(Mon) 1:00:47 |
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