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【人】 厨房担当 マシロ[ 一度は自力で起き上がろうとして、 へなへなと腰が抜け、上手く起き上がれずに 結局貴方の手を借りたし、朝ごはんを作る準備だけは 任せてしまう朝になったけれど。>>87 混ぜてしまえば目立たない精神で生まれた個体。 きっと自分も生産してしまったに違いない。 料理人の自分ならともかく、今はただ 恋人と初めて一緒に朝ごはんを作る 真白なので。 蜂蜜、バター。トッピングの甘さが喉を刺激する。 ]昨晩の彼の声や紡がれる言葉のあまさを思い出し、 ……赤くなりかけた頬は、ホットプレートの熱のせい。 そういうことにしてください。 …腰、ふらつかせてるの夜綿さんですもん ちゃんと支えてくださいね? [ 長い袖は意識しないと指先まで隠れてしまう。 つい楽しくて、余った袖をふらふら揺らしたりして。 ] (121) 2023/03/15(Wed) 21:55:36 |
【人】 厨房担当 マシロん、案外揃ってますね? 足りないのは買い足そうと思ってたんですけど それなら器具はいらないかも。 [ 一人暮らしの成人男性にしては用意が良い。>>88 それは別に他の女の影を疑っている訳ではなく、 彼が焼いたであろうお菓子の方に意識が寄った。 近いうちに「作って」とお願いしてみたい。 自宅で着替えるついでに、彼の家へ持ち込むための 他の私服や幾つかの化粧品類も纏めて鞄へ放り込んだ。 首元で銀色のチェーンを光らせながら、買い物を終え はにかみながら"ただいま"を言って。 ……ところで。ケーキを作ると言ったのに、 どうしてボウルが全部届かない上にあるんでしょうね? 「んん〜…!」と一度は頑張って背を伸ばしたけど 届かずに、貴方の計画通り甘える結果に終わる。>>89 ] (122) 2023/03/15(Wed) 21:55:41 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 洗い物くらい出来ます、と主張はしたけれど 生まれたての小鹿みたいな朝と比較すればマシなだけで 体が気怠いことに変わりはない。>>91 食洗器に放り込むくらいの作業も、甘えてしまって。 そうめんは少なめの量ならと答えて、一緒に食べる。 秘伝は店長のものですからね、ないのも当然。 ] ────わ、きれい! お湯の熱に反応して中のジャスミンが咲くんですね。 白雪公主……。 [ あのですね、最近何を見ても白を探すようになった、とか そんなことを言われると、自分の名前が浮かんで。 ……夜に砂糖菓子みたいな声音で呼ばれたことまで 思い出してしまうの、です、が。 やっぱりこれ、責任取ってもらう必要ありますよね!? ] (123) 2023/03/15(Wed) 21:55:49 |
【人】 厨房担当 マシロ[ いちごが一番好き、はまだ知らない貴方の情報。>>93 これを機に知れるのは私の特権ですね。 震えも迷いも恐れももうない瞳と声音、指先で 素直に貴方へ微笑みを返す。>>94 高校一年生の時に、誰の口にも入らなかったケーキ。 一度も、誰も知らない、私のケーキの味。 叶わないと諦めて、けれどいつかと願ったことが 実を結ぶ現実は なんだか優しい夢のよう。 ] ……はぇ、 わ、わたしもですか、? [ 少しだけ噛み締めていたら、 ケーキを撮っていたレンズがこちらへ向いていた。>>95 驚いて、ちょっぴり間抜けな声を零して、 ポニーテールを結び直し、前髪を整える。 ] (124) 2023/03/15(Wed) 21:55:57 |
【人】 厨房担当 マシロ[ ケーキを焼く時は腕まくりしていた、 淡いクリーム色のタートルネックのリブニットセーター。 袖を戻せば、指先が半分見えるくらいまで覆われる。 「少し待ってください」と言って、慌ててキッチンに戻り 置いてあったクッキーの写真を取ってきて。 ] これも一緒がいいな、って 思って。 [ 私がもう一度、一歩を踏み出したいと思えた切欠。 データがスマホに送られてきても、二枚目が現像されても この一枚目が私たちの全ての始まり。 袖から覗いた指先で写真を持ち、 咲 う。──貴方が好きでたまらないというような顔で。 ] (125) 2023/03/15(Wed) 21:56:05 |
【人】 厨房担当 マシロ[ ホールごとでもなんでも、貴方の好きに食べてください。 お伺いなんて今更でしょう? 貴方に好きに食べて貰うのが私の幸せだって、 私、いつか貴方へ言った気がするんですよ? もちろん、どっちの意味でも、ね。 ]──────……よかった。 嬉しい、…嬉しいです、ほんとうに。 夜綿さんにケーキを作れたのも、食べて貰えたのも 私、 幸 せ です……![ 特別な人。大事な人が、喜んでくれますように。 そんなささやかで重い想いを込めたケーキ。 あの日、ゴミ箱を見つめながらただ、掌を握り締めた 過去の自分が泣き止んで、消えていく。 ] (127) 2023/03/15(Wed) 21:56:19 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 別に、"責任"なんて言葉を選ばなくても 貴方になら、この肌も熱も、いくらでも。>>145 袖のじゃれ合いや他愛ない戯れで零れる笑い声。 耳に痛い静寂はもうどこにもなくて、 あるのはただ、互いの笑顔と温もりのふたつだけ。 ホールケーキが余ることはきっともう無いだろうから>>146 冷蔵庫で嵩張る心配もしなくていいですね。>>1:58 ああでも、パウンドケーキも良いな。 ナッツ類やドライフルーツを入れればきっと美味しい。 焼いてください、というおねだりは、また今度。 ボウルを上へ置かれた恨みは、 すこしだけ膨らんだ頬と文句言いたげな瞳で相殺だ。 きっと次からは手の届く位置に置いてくれるだろう。 鈍感天然同士を断った勘の良い真白さんは、 貴方のちゃっかりした計画、気付いてますからね? ] (196) 2023/03/16(Thu) 10:25:17 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 嘘ですやっぱり勘は人の色恋以外良くないのかも。>>147 でも、食器のお皿が前と違うお揃いだってことは しっかり見ていました。 白いお揃いの皿が増えたら、今度はペアも……なんて 頭の中に早咲きの桜よりも早く生まれる欲たち。 ] 知恵さんなら詳しいかもですね? よくおすすめの可愛いブランド教えて貰いますし そういうのも知ってそう……どうだろ。 今度聞いてみようかな。 [ ついでに、谷底に突き落とされた仔獅子の気持ちも 一度改めて聞いてみたいものだけれど。 そんな風に思っていれば、続け様の言葉へ うっかり反応が遅れる羽目になって。 ] (197) 2023/03/16(Thu) 10:25:22 |
【人】 厨房担当 マシロ……そんなこと言われたら むしろ私の方が、ジャスミン茶のオーダー通す時とか 思い出しちゃいそうなんですけど……。 [ そしてその時彼がもし来店していたりしたら、尚更。 人の心臓は一生で脈打つ鼓動の数が決まっている、とか そんな説はきっと大嘘に違いない。 だって、それが本当だったら 今頃私は間違いなく、しんでしまっていると思うので。 ] (198) 2023/03/16(Thu) 10:25:27 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 髪を整える自分も、袖を直す自分も これから先きっと いくらでも貴方へ見せる私の姿。 写真を撮られていたことを知ることがあれば 「あ、もう! ばか!」と、顔を赤くしてしまう気がする。 身だしなみを整える少しの時間の中でも、 隙間なく貴方のことを考えていることが よく見なくたって分かってしまう表情や目の色なのに。 写真に残されるなんて、恥ずかしい、じゃないですか。 あ、そっか。二人用の本棚も買い足さないと。>>148 未来の計画が重なれば重なるほどに お引越しも現実味を帯びてくる。 ……馴染みのお店で「お嫁さん」なんて紹介された日には 顔を真っ赤にしてしまう自信しかないですね。 ] (199) 2023/03/16(Thu) 10:25:35 |
【人】 厨房担当 マシロもちろん、毎年焼きます。作らせてくださいね。 夜綿さんの誕生日、好きなものいっぱい用意しましょう。 ……ふふ。 [ 気の早いリクエストは、なんと! 私も同じことを考えていたから、お揃いです。>>149 ] 美味しく食べてくれる人は皆好きだけど、 夜綿さんは、ずっと前から、もう私の特別ですよ。 幸せプラスというか、私のね、幸せそのものなので。 [ 常連様の好みの把握は当然だけど。 つい、貴方を目で追い掛けてしまっていた片想い時代。 他の常連さんよりも早く、ほとんど無意識に 貴方の好みのブレンドを覚えたこと。 ……内緒です、これは。 ] (200) 2023/03/16(Thu) 10:25:43 |
【人】 厨房担当 マシロ──── …っっっ!! も、ばか、 やわたさんのばかっ ……〜っ。 [ 絶対! 今の! わざとですよね!? うさぎの長い耳は今日は結ばれていない代わり、 耳元でわざと甘く囁かれた声が、ケーキより甘くて 「ひゃ、」と肩を跳ねさせ、うさぎのように飛び退く。 何事もなかったようにケーキを食べ進める貴方を、 真っ赤な顔で見つめ続けるうさぎが、一羽。* ] (202) 2023/03/16(Thu) 10:25:57 |
【人】 厨房担当 マシロ ― ささやかなパーティーの前に ― [ ねえマジでけいちゃん気付いてない感じ? >>109瑞野からの露骨な問いかけで「バレる…」と思っていた真白も 至って普段通りの速崎へすっころびそうになった。 いや、これは寧ろ、チャンス。 誕生日のサプライズを悟られれば逆に声も掛け辛い。 閉店後、かつ、パーティの直前。 最終準備を整える面々へ「少し時間稼いでくるわ」と 当たり障りない──けれどきっと察される── 言葉を投げて、真白は速崎の元へ歩み寄り、手を取った ] ねえけいちゃん。 ちょっとさ、二人で話そうよ。 時間、あるでしょ。 [ パーティの準備を悟られず、二人話し合える場所。 外まで速崎を連れ出して、夜風を浴びて、 私は真っ直ぐにオレンジうさぎの目を見つめた。 ] (203) 2023/03/16(Thu) 11:34:39 |
【人】 厨房担当 マシロけいちゃん、ごめん。 あの日勝手に傷付いたのは私で、距離置いたのも私。 まずそれを謝らなきゃいけないこと、 整理するのにも随分時間かかっちゃった。 [ 四月に差し掛かる直前となれば、夜も随分暖かい。 白いリボンが風に揺れ、 一緒にクッキーを作った時のように真面目な声音で 背筋を伸ばし、私は言葉を紡ぎ続ける。 ] 栗栖くんに関しては、私から言うことはないよ。 それとこれとは前提も何もかも全く別の話。 [ 前置きもひとつ、加えて。 ] (204) 2023/03/16(Thu) 11:34:53 |
【人】 厨房担当 マシロ私さ、可哀想、に勝手に傷付いただけだよ。 栗栖くんの家の話は私も知ってる。 お金が無くても子どもの為にたくさん考えて育ててきた、 素敵な……羨ましい、家だなって、思ってた。 羨ましかったし、そんな家族が欲しかった。 ……本人を前に言わなかったけどね、聞いた時は。 別に不幸自慢したいわけじゃないもん。 [ だから、本心だけをあの道中で言葉にした。 親の想いを受け取って、境遇のせいにして腐らずに、 自分で自分を幸せにしている栗栖の強さと お金が無くても愛を届けたであろう親への尊敬と。 ] (205) 2023/03/16(Thu) 11:35:13 |
【人】 厨房担当 マシロ私が心から素敵だな、羨ましいなって思った栗栖くんが けいちゃんから見てかわいそうなら。 母親にさ、……作ったケーキ捨てられて 一度も一緒にご飯食べたことない私の、ことも。 別の意味でかわいそうに見えるのかなって、思うと。 途端に怖くなって、傷付いちゃった。 でもこれは、過去のことを話さなかった私が悪いよ。 なーんも言わずにお菓子作りから逃げてたもん。 過去を知ってて栗栖くんを傷付けること言ったのと、 過去を知らずに踏んだ地雷ってさ、違うじゃん。 [ 待っててくれてありがとね、と微笑めば その時速崎は、どんな顔をしていただろう。 ] (206) 2023/03/16(Thu) 11:35:27 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 長話をするつもりは元々無かった。 自分はなんで、と改めて責めたい気持ちは欠片もなくて ただ 速崎にも笑っていて欲しいだけ。 笑い合うための最終手順。 ] 私、けいちゃんを信じてるよ。 言い切るだけじゃなくて、ちゃんと話し合うことを選んだ けいちゃんのこと。 それにね、今はもう、自分の昔を不幸とか思ってない。 ケーキ捨てられて、料理も食べて貰えなかったけど、 そんな道が無ければ今の"私"はここにいないし 幸せになるための傷だったか〜くらいに思えてるよ。 [ ポケットの中、常に入れてある写真を上からなぞる。 首が隠れる襟に変えた白シャツの中、 約束の銀色は銀色に輝いている。 ] (207) 2023/03/16(Thu) 11:35:35 |
【人】 厨房担当 マシロ私、母親と縁切ったんだよね。ついこの前。 でもやっぱりあの人には感謝してる。 あの人が私の母親じゃなければ、 得られなかった幸せも、気付きも、料理の道もなくて。 だから、あの時私も傷付きましたって話じゃなくて ……もっかいさ、一緒にクッキー、作んない? って、言いたかったんだよ、わたし。 (208) 2023/03/16(Thu) 11:35:47 |
【人】 厨房担当 マシロまた黒板に、大咲&速崎連名でメニュー書こうよ。 ……もしけいちゃんが罪悪感とか持ってるなら スターゲイジーパイの美味しい秘伝レシピ教えて。 何せ、六年も先輩だからね、けいちゃん。 美味しい作り方いっぱい知ってんでしょ〜? [ そう言って、 咲 った。* ] (209) 2023/03/16(Thu) 11:36:40 |
【人】 厨房担当 マシロ ― 新制服と白うさぎと、 ― 神田さん、いらっしゃいませ! カウンターまだ空いてますよ。 今日はコーヒー、食前で良いんですか〜? いつも食後に頼まれるのに。 [ その日はムール貝でやたらテンションの高いうさぎが一羽。 おやおや元気だ、と思いつつ 好物の調理なら張り切るものだろうというのは理解出来る。 すっかり手慣れた一人前のアリスブルーを見守りながら 来店した彼を、白うさぎとして出迎えよう。>>228 お好きな席へ、という挨拶は 恋人になって暫く後。カウンターへの誘導に変わり。 先にオーダーされたコーヒーを淹れながら、 珍しいですね?と首を傾いで。 白いコーヒーカップに神田ブレンドを注ぐ手付きが、 危うく狂う羽目になりかけた。 ] (253) 2023/03/16(Thu) 16:29:31 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 何とか動揺を押し隠し、コーヒーカップを彼の元へ。 先程彼が彼自身の首元をとんとん叩いていたのを思い出し ふ と無意識に、自分も己の首へ指先で触れて。 首元が隠れる長さの襟は、今日も無事役目を果たしている。 間違っても赤い方の印が見えてしまわないようにと わざわざ白いリボンタイまで買ったのだ。 それを知っているくせに、意地が悪い。 ] ……"おかげさまで"、気分を変えようかと思いまして? 似合ってるなら良かった。 神田さんこそ、今日はいつもと雰囲気違いますね。 [ 「いじわる」と返すのはあまりにも露骨だから、 暗に"貴方が首まで印をつけるからだ"と示して。 あくまで店員の態度は崩さず、恋人同士の内密を。 ] (254) 2023/03/16(Thu) 16:29:45 |
【人】 厨房担当 マシロそちらこそ、お似合いですよ。 彼女にコーディネートでもしてもらいました? [ 寝る前や休憩中に「メンズって難しいな…?」と思いながら 色々調べに調べ、見立てた彼の私服。 もうすっかり暖かい季節になったからと やわらかなキャメル色の、薄手のニットセーター。 ──茶色に白を混ぜた後みたいな色。 襟元や袖先が濃いブラウンのリブ素材でメリハリがある。 黒革のシルバーバックルベルト、 紺のデニムパンツを合わせてもらった。 自分の服を選ぶより悩んだ自信があるけれど、 その甲斐あって、カウンターへ座る彼は見立て通り 恋人の贔屓目を抜きにしても、よく似合っている。 ] (255) 2023/03/16(Thu) 16:30:03 |
【人】 厨房担当 マシロ[ ペスカトーレのオーダーは、 折角なのでそのまま美澄へ渡してみよう。 新人うさぎの味も好きになってもらいたいのもあるし、 料理人は、料理人本人の好物を調理するのが上手なのだ ] 美澄くん、ムール貝にずっとテンション高くて…… なんだか弟みたいなんですよね。 いや、弟いたことないんですけど…。 あ。今日のフルーツ、キウイなんですよ。 良かったら食後になにか一品作りましょうか、 ……デザート。 [ ゆるく首を傾げ、そんな問いかけも、ひとつ。* ] (256) 2023/03/16(Thu) 16:30:10 |
【人】 厨房担当 マシロ……気分が変わった、というか 変えられたというほうが近いというか…。 [ 動揺しても、少し手元が揺れても コーヒーを淹れる手順は狂わない。 その代わり、いつもの明快な言葉遣いがやや萎んで 白々しいやり取りへ微かに視線を彷徨わせた。 微かな声もわずかに赤らんだ頬もきっと、 カウンター越しに対面する彼にしか届かない。>>270 私服は彼好みにと思っても、制服のシャツなんて 本来こころが変わっても新調することは無い筈なのだ。 首が見えないよう配慮した、襟元の長いシャツ。 何気なく指摘される度 この下に隠れる印ふたつを思い出してしまうのに。 ──ああもう、ほんとうに、ずるい。 ] (289) 2023/03/16(Thu) 21:19:27 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 最初の痕は数日で消えた。 あからさまな所有印めいた赤い花。 思えば、見えるところにつけちゃだめです、と "待て"を掛けても良かったのだろう。 寂しいのはお互い様で、これもお揃い。 結局自分もそれを望んでしまっているのだから 恋は病、というやつだ。 ] (290) 2023/03/16(Thu) 21:19:32 |
【人】 厨房担当 マシロ────そうですねぇ。 神田さんのことが好きで真剣に選んだんだなぁって 伝わる感じ、しますね? [ 美味しい食べ物が多いから、というのもあるけれど。 彼といるとこころがいつも暖かくて それでいて、穏やかな気持ちになれるから。 春のような人だと思って、薄桃を想起したことも一度だけ。 けれど店で見かけた服の色が。 彼に──貴方に笑ってほしくて覚えたコーヒーの色へ 私の白、ミルクを混ぜた後みたいだったから。 そんな秘めやかな思い出を混ぜた、独占欲のいろ。 ] ……お揃いですね。 カフェオレの色と、神田さんの服の色。 [ だから、貴方が初めてミルクを求めたのを聞いて>>271 ふふ と笑いながら、そんなことを。 ] (291) 2023/03/16(Thu) 21:19:40 |
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