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【人】 corposant ロメオ>>7 フィオレ 『ciao,fiore! 見たぜ〜』 ピピ、と耳元の電子音。続く男の声は貴女の協力者。 なんとも楽しそうな声は明らかな上機嫌。 『なんとも善き日、なんとも都合の良い日だ。 良い花火が上がったな』 『あんたも良い顔してるけど大丈夫そ?』 (21) 2023/09/26(Tue) 22:37:02 |
【人】 corposant ロメオ>>23 フィオレ 『おう、撃ててんだろ。 ならいい、あんたは種を埋め込んだ訳だ』 『車ならもう用意してる。マップ送るからそこに行きな。 お疲れさん。あんたは経験をした。 冷たい水用意して待ってんぜ〜』 通信の切れる音、その直後に貴方の端末に通知が入る。 そこにあったマップ情報に、これが用意した車があるのだろう。 「アーハハ。そらキツイわ」 別の路地の影、ポニーテールにキャップ姿。 自分も行くか、と歩き出した。 あなたが車に着くころには、 運転席に足を組んで座っている事だろう。 (27) 2023/09/26(Tue) 23:14:35 |
【人】 corposant ロメオ>>31 フィオレ 「おかえり〜。休みな〜」 人通りも少なく建物の影、表の賑わいは少し遠い。 ひっそりと停車している黒い乗用車は新しいものだった。 後部座席にはこれまた新品の白いクッションが置いてあるから、使うのだって自由だろう。 「慣れない事をするのは疲れるよな。色々」 はい、とペットボトルを渡す。 「で」 「どうだった?」 (32) 2023/09/26(Tue) 23:59:40 |
【人】 corposant ロメオ>>33 フィオレ 「そんなもんだよ。殺しって晴れ晴れしたもんじゃない」 横に積んだ小さなクーラーバックから紙パックのジュースを取り出し、ストローを差す。 端末で部下に次の指示を出しつつ片手間に飲むための物だ。 オレンジの爽やかな酸味はこの場に不釣り合いだった。 「……マジ? 笑ったの? なんで?」 「そらすっきりしねえわ。最後まで嫌だねえ……」 こっちは復讐に来たってのになあ。 珊瑚色の爪がこめかみをカリカリと掻く。 「でもあんたは撃ったよ。それで何か変わればいい」 (38) 2023/09/27(Wed) 18:36:09 |
【人】 corposant ロメオ>>50 フィオレ ちらとバックミラー越しに目を合わせた。 滅入った顔にかつての焔火の面影はない。 片眉を上げる。どうしたものか。 「フィーオレ……引き金は引かれたんだ」 「ケジメ付けに来たんだろ。 あんまり落ち込んでちゃ撃った相手に失礼だぞ」 呼ばれた名前に振り返り、ああ、と意図に気付いて。 ドアを開けて後部座席に回れば、 「ほい」と優しく抱き締めようとした。 「泣きたきゃ泣きな〜」 「落ち着くまでこーしてていいから」 ぽんぽん、と背を穏やかに叩いては擦って、 安心させるために、いつもよりも落ち着いた声のトーンで。 自分が焚き付けたものだから、ちとばつが悪いのだ。 (51) 2023/09/28(Thu) 10:31:31 |
【人】 corposant ロメオ>>55 フィオレ 「そ? ならいいや。 美人が泣くのは絵になるが心が痛む……」 またぽろぽろ泣き始めてしまうのかと思いきや、 どうやらそうではないらしかった。 ちゃんとマフィアらしいトコあるな、と再認識をする。 内心ほっとしたと同時に、── 全てに報いあれ と願った。この因果の先がどうなっていくのか、きっと自分の目にはすべて映るわけじゃあ無いんだろうけれど。 「いくらでもいるさ。なんでもするって言ったろ」 そういう約束なのだし、そういう役目だ。 頭に軽いキスを落として、また背中を擦る。 「落ち着いたら帰るか? 今他の皆はどうなってんだろ」 (56) 2023/09/28(Thu) 20:44:47 |
【人】 corposant ロメオ>>77 フィオレ 「……ハハ。それでいい。女の涙は宝石と同じだからな」 下を向けば貴女と自然に目が合う。 口の端を吊り上げて、悪戯小僧みたいな笑い方をした。 「Ottimo lavoro!」 「美味しいもの? いーよ、何買う? つかなんでも買うか……せっかくなんだし奢ってやるよ」 運転席に戻れば、そろそろずらかるかとエンジンボタンを押す。端末には見張りの部下達の『問題無し』との報告が入っていた。そちらにも『お疲れさん』と返して、後部座席を振り返る。 「じゃあ行きますかぁ。問題無い?」 (78) 2023/09/29(Fri) 18:46:00 |
ロメオは、ひとのかたちをしている。 (a20) 2023/09/29(Fri) 23:35:07 |
【人】 corposant ロメオ>>84 フィオレ 「アハ、それもいい。 余ったら家に持って帰って食えばいいしな〜」 すっかり機嫌が直った様子にこっちも気を良くして、 今から何を買ってやろうか計画立てて。 自分もキャップを被り直せば、 バックミラーの位置を調節してハンドルを握った。 「OK〜。んじゃ、行くか」 そうして車は走り出し、きっとどこかの店にでも そのまま向かうのだろう。 自分のカローンとしての役目も これで果たされた。 一つの銃声の犯人を連れて、リボン舞う青空からは遠ざかる。 仕事はきっと、これで終わりだ。 (85) 2023/09/30(Sat) 0:00:19 |
ロメオは、「オレの事拾ってくれて、ありがと」 (a40) 2023/10/01(Sun) 11:45:18 |
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